JP3413042B2 - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JP3413042B2 JP02870297A JP2870297A JP3413042B2 JP 3413042 B2 JP3413042 B2 JP 3413042B2 JP 02870297 A JP02870297 A JP 02870297A JP 2870297 A JP2870297 A JP 2870297A JP 3413042 B2 JP3413042 B2 JP 3413042B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを人の
感性に近似したデータに変換することによって、人の鑑
賞にとって好ましい画像を再現し得る画像出力装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、異なるデバイス間、例えば、CR
T等の表示装置と、プリンタ等の印刷装置間における色
合わせ(以下、カラーマッチという)を保証するため
に、表示装置の色信号(例えば、R.G.B信号)を、
印刷装置の色信号(例えば、C.M.Y信号)に変換す
るいわゆる色変換が行われている。この色変換の具体的
な手法は、特公昭55−30221号公報等に記載され
ており、広く一般的に知られている手法であり、カラー
マッチは、これらの手法を使用することにより、容易に
実現されている。
【0003】また、この色変換の色再現精度を向上させ
るための手法も種々提案されている。例えば、色変換後
のデータ(以下、色変換データという)を、人間の視覚
特性に近似した表色系に変換する手法は、人間の感性に
とって好ましい特性をもたらす手法として知られてい
る。
【0004】ここで、「人間の視覚特性に近似した表色
系」とは、例えば、国際照明委員会(CIE)が推奨す
るCIE1931XYZ(以下、XYZという)を変換
して作成するCIE1976Lab(以下、Labとい
う)をいう。
【0005】従って、上記手法は、具体的には、表示装
置、印刷装置等の各種機器で使用する色信号をXYZに
変換し、更に、Labに変換するものである。
【0006】この色信号をXYZに変換する具体的な手
段は、例えば、「Principles of colo
r Reproduction」の10章におけるNe
ugebauer方程式として知られており、XYZを
Labに変換する具体的な手段は、JISZ8726に
記載されている。
【0007】上記手法によれば、色信号が、人間の視覚
特性に近似したLabに変換されるので、人間の視覚に
対して色再現のむらを感じさせることが少なくなった。
例えば、赤の再現は良好であるが、青の再現は良好でな
いということが少なくなった。これは、人間の視覚と表
色系の値に均等性をもたせ、この均等性を有する表色系
上で色変換誤差の自乗和が最少になるように、色変換デ
ータを設計することにより達成できるようになったもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人間の
視覚は、非常に複雑で高度な認識システムを有している
と考えられており、前述のように人の視覚に近似させた
表色系を利用するだけでは所望の画像を得ることができ
ないことが多々ある。
【0009】以下に、その具体的な事例をあげて説明す
る。
【0010】まず、図4は、従来の画像データの構成を
示す図であり、「色彩の基礎 −芸術と化学−」美術出
版社 川添泰宏著の55頁において、スピルマンの錯視
として紹介されている図を参照に作成したものである。
図4において、記載されている数値は、%濃度を表わ
し、100は黒100%、0は黒0%、すなわち、白を
表す。この画像データは、まず、正方形の領域を対角線
で2等分し、その2等分された領域をそれぞれ濃度10
0%の黒と、濃度0%の白に塗分ける。そして、その上
に、各々異なる濃度の線を縦横に上書きして構成された
ものである。
【0011】なお、縦横の線は、まず、横方向の線を上
書きし、その後、縦方向の線を上書きする。すなわち、
縦方向の線は、横方向の線を分断している。
【0012】このように構成された画像データの印字結
果を図5に改めて示す。ここで、この図をぼんやり眺め
ると、縦方向の線の濃度が、縦横の線の交点で変化して
いるように見える。すなわち、縦方向の線は、図4に示
したように、均一濃度として設定してあるので、縦方向
の線の反射光強度は、同一線内では均一のはずである
が、前述のように濃度むらがあると認識されるのであ
る。
【0013】このように、画像データと認識する画像と
の間に一致が見られないということは、画像データを作
成した作成者の意図しないものが画像の観察者に認識さ
れてしまう可能性があるということであり、作成者と観
察者間のコミュニケーションを不調にさせるという問題
を生ずる。
【0014】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、人の視覚或いは認識に合致した
画像を再現するための画像出力装置を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の画像出力装置は、画像デ
ータを入力する入力手段と、その入力手段により入力さ
れた画像データのうち、人が認識する領域である局所領
域の範囲を解像度と観察条件とに基づいて算出すること
により、視覚の数理モデルを変更する数理モデル変更手
段と、その数理モデル変更手段により変更された数理モ
デルに基づいて、前記画像データを人の認識状態をあら
わす認識画像データに変換する画像データ変換手段と、
その画像データ変換手段によって変換された認識画像デ
ータに基づいて画像を出力する出力手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0016】上記の構成を有する請求項1に記載の画像
出力装置において、入力手段は、画像データを入力し、
数理モデル変更手段は、入力手段により入力された画像
データのうち、人が認識する領域である局所領域の範囲
を解像度と観察条件とに基づいて算出することにより、
視覚の数理モデルを変更すし、画像データ変換手段は、
数理モデル変更手段により変更された数理モデルに基づ
いて、前記画像データを人の認識状態をあらわす認識画
像データに変換する。そして、出力手段は、その画像デ
ータ変換手段によって変換された認識画像データに基づ
いて画像を出力する。
【0017】また、請求項2に記載の画像出力装置は、
前記画像データ変換手段によって変換された認識画像デ
ータに基づいて、前記入力手段で入力された画像データ
を修正する画像修正手段を備え、その画像修正手段によ
って修正された修正画像データを前記出力手段によって
出力するように構成したことを特徴としている。
【0018】上記の構成を有する請求項2に記載の画像
出力装置において、画像修正手段は、画像データ変換手
段によって変換された認識画像データに基づいて、入力
手段で入力された画像データを修正し、出力手段は、そ
の画像修正手段によって修正された修正画像データを出
力する。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】更に、請求項に記載の画像出力装置にお
いて、前記観察条件は、前記入力手段により入力される
画像データの特性に基づいて設定されることを特徴とし
ている。
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明の実施の形態の構成を示す
ブロック図である。図1において、画像出力装置1は、
図示しない外部装置から送られてくる画像データを受け
取る入力手段である入力部12と、画像出力装置1の操
作者が所望の操作を指示するキーボード14と、画像出
力装置1の各種動作を制御するCPU10と、記録紙な
どの記録媒体に画像を記録する図示しないプリンタヘッ
ドを駆動する出力手段であるプリンタヘッド駆動部16
と、CPU10の制御に用いられる各種情報を記憶保存
するRAM20と、予め設定されたデータやプログラム
等を記憶保存するROM22とを有しており、これら
は、バス2を介して相互に接続されている。
【0027】CPU10は、ROM22内の図示しない
領域に記憶されるプログラムに従って、画像出力装置1
の各種動作を制御する。
【0028】RAM20は、入力部12が受け取る画像
データを入力画像データとして記憶する入力画メモリ3
0と、CPU10が入力画像データを変換した画像デー
タを認識画像データとして記憶する認識画メモリ32
と、同じくCPU10が認識画像データを修正した画像
データを修正画像データとして記憶する修正画メモリ3
4とを有している。
【0029】また、ROM22は、プリンタヘッドが記
録する画像の色再現特性に応じて予め設定される色補正
データ28を有している。
【0030】次に、図2を参照して、本実施の形態の動
作について説明する。
【0031】図2は、本実施の形態の動作を説明するフ
ローチャートである。図2において、まず、CPU10
は、入力部12が図示しない外部装置から受け取る画像
データを読み取り(ステップ1、以下、ステップをSと
記す)、この画像データを入力画像データとして入力画
メモリ30に記憶保存する(S2)。
【0032】また、CPU10は、外部装置から受け取
る画像データの中から、その画像データの特性である解
像度を示す解像度データを識別し、その解像度データを
RAM20内の図示しない領域に記憶保存する(S
3)。
【0033】そして、CPU10は、図示しないCRT
等の表示装置にメッセージを表示し、この画像出力装置
の操作者に印刷モードの設定を促す。なお、「印刷モー
ド」とは、印刷結果をどのような状態で見るのかを設定
するモードのことであり、具体的には、印字結果を近く
で見るのか、遠くで見るのかを設定するモードを意味す
る。本実施の形態では、便宜上、印刷結果を近くでみる
場合のモードを、手元で文書等をみるという意味で文書
モード、遠くでみる場合のモードを、比較的大きなポス
ター等の掲示物をみるという意味で掲示物モードとす
る。
【0034】これら両モードは、画像を眺める状態(以
下、観察条件という)が異なっており、印刷物を眺める
ときの視野角、観察距離がそれぞれ異なっていると考え
られる。本実施の形態では、文書等を眺めるときは比較
的狭い領域を見るので、その視野角を2°とし、ポスタ
ー等を眺めるときは比較的広い領域を見るので、その視
野角を10°とする。
【0035】なお、この視野角2゜及び視野角10゜は
あくまでも例示であり、必ずしもこれらの角度に限定さ
れるものではなく、任意の視野角が設定可能であること
は当然のことである。
【0036】また、観察距離も視野角が2°の場合は短
く300mmとし、視野角が10°の場合は、長く15
00mmとする。
【0037】なお、この観察距離300mm、1500
mmも、あくまでも例示であり、必ずしもこれらの観察
距離に限定されるものではなく、任意の観察距離が設定
可能であることは当然である。
【0038】画像出力装置の操作者が印刷モードのう
ち、文書モード若しくは掲示物モードを設定すると、C
PU10は、キーボード14から入力される操作者が設
定したモードを識別し、文書モードの場合は、視野角2
°及び観察距離300mm、掲示物モードの場合は、視
野角10°、観察距離1500mmをRAM20の図示
しない領域に記憶保存する(S4)。
【0039】そして、CPU10は、入力画像データの
うち、人が認識する領域である局所領域の範囲を、上記
S3、S4で識別、設定した解像度、視野角、観察距離
を用いて算出する(S5)。なお、局所領域の範囲は、
以下の式に基づいて算出される。
【0040】Size=tan(angle) × le
ngth × dpi/25.4ここで、Sizeは、局
所領域の範囲をあらわす値であり、angleは、上記
S4で設定した視野角であり、lengthは、観察距
離であり、dpiは、S3で識別した画像データの解像
度である。
【0041】なお、S5が数理モデル変更手段に該当す
る。
【0042】次に、視覚の数理モデルに基づいて、S1
で入力した入力画像データを人の画像に対する視覚的な
認識状態をあらわす認識画像データに変換する(S
6)。
【0043】なお、このS6が画像データ変換手段に該
当する。
【0044】また、この「視覚の数理モデル」には、従
来から提案されているモデル、例えば、電子技術総合研
究所における坂本らの研究によって明らかにされている
視覚系の側抑制機構のモデル式(信学技報1996−0
9、39頁から46頁の「視覚における側抑制の数理モ
デル−逆S字型変換によるモデル化−」)を応用するこ
とができる。この研究によると、人の認識する画像は、
以下のモデル式によって良好に記述できるといわれてい
る。
【0045】K(ν)=Log(ν−νl+δpos
i)/(νu−ν+δnega)ここで、K(ν)は、
画像データ内の所望の位置における人の認識する知覚レ
ベルを示す値であり、νは、その画像データ内の所望位
置における入力画像データの光刺激であり、νuは、最
大光刺激を示す定数であり、νlは、最小光刺激を示す
定数であり、δposi、δnegaは、下記式によっ
て求められる変数である。
【0046】なお、以下、知覚レベルが求められる所望
の位置を注目画素という。
【0047】δposi = αposi × (νmin
− νl) + βposiδnega= αnega ×
(νu − νmax) + βnegaここで、αpos
i、αnegaは、コントラストの補正の強さを決める
係数であり、 βposi、βnegaは、任意の係数
であり、この4つの係数は予め設定されてROM22内
の図示しない領域に記憶されている。また、νmin、
νmaxは、それぞれ、注目画素の近傍範囲内の最小光
刺激、最大光刺激を示すものである。ここで「近傍範
囲」とは、例えば、注目画素を中心とする円形領域若し
くは、S5で算出されるSizeである。但し、この場
合のSizeは、画素数を示すこととなる。
【0048】また、S1の入力画像データが前記XYZ
のY値で記述されている場合は、上記νの各値は、以下
の関係を有することとなる。
【0049】ν = Yνu = 100νl = 0次に、C
PU10は、S6で変換された知覚レベルK(ν)によ
って構成される認識画像データを、認識画メモリ32へ
記憶保存し(S7)、入力画メモリ30に記憶される入
力画像データと、認識画メモリ32に記憶される認識画
像データを1画素ずつ比較し、各画素における入力画像
データと認識画像データの差分を算出する(S8)。具
体的には、以下の式に基づいて算出する。
【0050】ΔExy=(入力画像データの画素デー
タ)xy−(認識画像データの画素データ)xyここ
で、ΔExyが各画素における差分を示し、xyは入力
画像データ及び認識画像データ内に2次元的に配置され
る各画素のそれぞれの位置を示す変数であり、例えば、
xは行、yは列を示す。
【0051】次に、CPU10は、S8で算出した差分
に基づいて、入力画メモリ30に記憶されている入力画
像データを修正画像データに修正する(S9)。
【0052】具体的には、下記の式に基づいて行われ
る。
【0053】(修正画像データの画素データ)xy=
(入力画像データの画素データ)xy+ ΔExyな
お、S8及びS9が画像修正手段に該当する。
【0054】そして、CPU10は、この修正画像デー
タを修正画メモリ34に記憶保存する(S10)。
【0055】更に、CPU10は、ROM22内に記憶
される色補正データ28に基づいて、修正画メモリ34
に記憶される修正画像の画像データを補正する(S1
1)。なお、この補正の具体的な手法は、既に種々利用
されている従来技術を利用することができる。例えば、
従来技術の説明の中でも例示した特公昭55−3022
1号公報の技術を利用することができる。
【0056】そして、S11で補正された画像データに
従って、CPU10は、プリンタヘッド駆動部16を制
御し、所望の画像を記録紙等の記録媒体に記録形成する
(S12)。
【0057】なお、本実施の形態では、S11の色補正
の手段を説明したが、この手段は必ずしも必要ではな
く、S10により修正画メモリ34に記憶されている修
正画像データを直接出力することとしてもよい。
【0058】更に、S8及びS9も必ずしも必要ではな
く、S7により認識画メモリ32に記憶されている認識
画像データを直接出力することとしてもよい。
【0059】このように変換された画像データの出力結
果の一例を図3に示す。図3(a)は、上記S3からS
10を割愛し、入力画像データそのものを出力した画像
であり、従来技術における出力例を示すものである。図
3(b)は、本発明の実施の形態に沿って作成された画
像である。図3(a)の中心を注視した場合には、淡い
線の交点が若干濃く見えるが、図3(b)の中心を注視
した場合には、交点の濃度差は殆どない。これは、画像
データ変換手段(S6)が、図3(a)の画像のうち、
人が淡い線の交点を濃く認識するという視覚の数理モデ
ルに基づいて、入力画像データを認識画像データに変換
するからである。
【0060】以上の実施の形態からも明らかなように、
本発明によれば、人の視覚を考慮した画像を再生するこ
とができ、従来錯覚と呼んでいた予期しない画質悪化を
未然に防止することができる。
【0061】なお、本発明は、その要旨を逸脱しない範
囲で種々の変更を加えることができる。
【0062】例えば、本実施の形態では、angleの
値が、モードを識別することにより設定されるが、入力
部で入力される入力画像データの印刷サイズの識別によ
り設定されるようにしてもよい。例えば、A4サイズ未
満ならば、自動的にangleを2°に設定し、A0を
超える印刷サイズならば、自動的に10°に設定し、A
4以上A0以下ならば、自動的に2゜〜10°の間の値
を設定するようにしてもよい。
【0063】また、本実施の形態で用いたモデル式等の
数式は、すべて例示であり、必ずしもこれらの式に限定
されるものではなく、本発明を具体化する任意の式が設
定可能である。
【0064】さらに、本実施の形態では、認識画像デー
タを出力する出力手段と、修正画像データを出力する出
力手段とを同一の出力手段として説明したが、この出力
手段を、各々別個に設けてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1に記載の画像出力装置は、数理モデル変
更手段が、入力手段により入力された画像データのう
ち、人が認識する領域である局所領域の範囲を解像度と
観察条件とに基づいて算出することにより、視覚の数理
モデルを変更し、画像データ変換手段が、入力手段によ
り入力された画像データを、変更された視覚の数理モデ
ルに基づいて、人の認識状態をあらわす認識画像データ
に変換し、出力手段が、その画像データ変換手段によっ
て変換された認識画像データに基づいて画像を出力する
ので、入力された画像データを観察条件に従って人の認
識する画像に近似させることができるとともに、人にと
って錯覚のない好ましい画像を安定して再現することが
できる。
【0066】また、請求項2に記載の画像出力装置は、
画像修正手段が、画像データ変換手段によって変換され
た認識画像データに基づいて、入力手段で入力された画
像データを修正し、出力手段が、その画像修正手段によ
って修正された修正画像データを出力するので、人の認
識状態に応じた修正を入力された画像データに施すこと
ができ、入力された画像データをより人の認識する画像
に近似させることができるとともに、人にとってより錯
覚のない好ましい画像を安定して再現することができ
る。
【0067】
【0068】
【0069】更に、請求項に記載の画像出力装置は、
前記観察条件は、前記入力手段により入力される画像デ
ータの特性に基づいて設定されるので、入力手段によっ
て入力された画像データの特性が変わっても、それに応
じて数理モデルを変更することができ、常に適切な人の
認識状態を予測することができるようになる。従って、
人にとってより錯覚のない好ましい画像を安定して再現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本実施の形態の動作を説明するフローチャート
である。
【図3】本実施の形態の効果を説明する説明図である。
【図4】従来の画像データの構成を示す図である。
【図5】従来の画像データの出力結果を示す図である。
【符号の説明】
10 CPU 12 入力部 16 プリントヘッド駆動部 20 RAM
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−170428(JP,A) 特開 平7−37084(JP,A) 加藤俊一、外2名,視覚における側抑 制の数理モデル−逆S字型変換によるモ デル化−,電子情報通信学会技術研究報 告(PRMU),日本,電子情報通信学 会,1996年 9月13日,第96巻,第247 号,p.39−46 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 5/00 - 5/50 B41J 3/00 G06F 3/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、その入力手段により入力された画像データのうち、人が
    認識する領域である局所領域の範囲を解像度と観察条件
    とに基づいて算出することにより、視覚の数理モデルを
    変更する数理モデル変更手段と、 その数理モデル変更手段により変更された数理モデルに
    基づいて、前記画像データを 人の認識状態をあらわす認
    識画像データに変換する画像データ変換手段と、 その画像データ変換手段によって変換された認識画像デ
    ータに基づいて画像を出力する出力手段とを備えたこと
    を特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データ変換手段によって変換さ
    れた認識画像データに基づいて、前記入力手段で入力さ
    れた画像データを修正する画像修正手段を備え、その画
    像修正手段によって修正された修正画像データを前記出
    力手段によって出力するように構成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像出力装置。
  3. 【請求項3】 前記観察条件は、前記入力手段により入
    力される画像データの特性に基づいて設定されることを
    特徴とする請求項1または2に記載の画像出力装置。
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加藤俊一、外2名,視覚における側抑制の数理モデル−逆S字型変換によるモデル化−,電子情報通信学会技術研究報告(PRMU),日本,電子情報通信学会,1996年 9月13日,第96巻,第247号,p.39−46

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