JP3412307B2 - 腐食疲労特性に優れた極細鋼線 - Google Patents

腐食疲労特性に優れた極細鋼線

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JP3412307B2 JP01018595A JP1018595A JP3412307B2 JP 3412307 B2 JP3412307 B2 JP 3412307B2 JP 01018595 A JP01018595 A JP 01018595A JP 1018595 A JP1018595 A JP 1018595A JP 3412307 B2 JP3412307 B2 JP 3412307B2
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  • Wire Processing (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤコードやベルト
コード等のゴム補強用線材、またはミニチュアロープ等
の撚り線加工製品を得るための素線として有用な腐食疲
労特性に優れた極細鋼線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スチールコード用線材としてはJ
IS SWRS 72AやSWRS82A等の如き炭素鋼
が使用されており、ゴム補強用のスチールコードを製造
するに当たっては、通常以下の手順で製造されている。
即ち、所定の化学成分を含有する鋼を熱間圧延した後、
必要に応じて制御冷却することによって得られた線材を
一次伸線加工、パテンティング処理、二次伸線加工、再
度のパテンティング処理およびめっき処理等を順次施
し、最終的に湿式伸線加工を行って極細鋼線としてか
ら、該鋼線をタイヤの種類に応じて複数本撚り合わせる
ことによりスチールコードとしている。
【0003】上記スチールコードをタイヤ用補強材とし
て使用した場合、タイヤゴム中に含まれる水分もしくは
タイヤゴムの亀裂部から侵入する水分、またはその他の
環境物質によりスチールコードが腐食損傷を受けるた
め、耐久性が低下するという問題がある。
【0004】この様なスチールコードの腐食損傷を低減
することを目的として、種々の開発が行われている。例
えば特開平2−53981号および特公平3−2367
4号公報には、超高強度における靭性保持および耐食性
向上を目的として、耐食性向上元素であるNiと、Cu
および/またはVを添加したタイヤ用スチールコードが
開示されている。また、特開平3−193983号公報
には、素線間にゴムを確実に侵入させることを目的とし
て撚りピッチおよび平均形付率等を特定することにより
耐食性を向上させたゴム製品補強用スチールコードが開
示されている。更に、特公平3−44923号公報に
は、スチールコードに窒化処理を行うことにより腐食疲
労特性を向上させる方法が開示されている。
【0005】上記スチールコードを使用することにより
該スチールコードの腐食損傷はある程度低減されるが、
安全性確保の観点から言えば未だ十分とは言えず、更に
優れた耐食性・耐久性を有するスチールコードの開発が
求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
着目してなされたものであり、その目的は、タイヤコー
ドやベルトコード等のゴム補強用線材、またはミニチュ
アロープ等の撚り線加工製品を得るための素線として有
用な腐食疲労特性に優れた極細鋼線を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得た本
発明の極細鋼線は、めっき処理が施されたものであり、
該めっき層中の単位面積(mm2 )当たりのピンホール
の個数(以下、単にnと略記する場合がある)および/
またはピンホールの平均直径(μm、以下、単にdと略
記する場合がある)が以下の要件を満足することに要旨
を有するものである。
【0008】100(個/mm2 )≦n≦1000
(個/mm2 )(本発明の第1鋼線と呼ぶことがある) 0.5μm≦d≦30μm(本発明の第2鋼線と呼ぶ
ことがある) 100(個/mm2 )≦n≦1000(個/mm
2 )、且つ0.5μm≦d≦30μm(本発明の第3鋼
線と呼ぶことがある) 上記またはにおいて、dが5〜10μmであるもの
は本発明の好ましい実施態様である(本発明の第4鋼線
と呼ぶことがある)。
【0009】更に、上記の各鋼線において、nとdが下
記式(1)を満足するものは本発明のより好ましい実施
態様である(本発明の第5鋼線と呼ぶことがある)。 (d−5.9)2 ×n≧1680 …(1) 本発明の極細鋼線におけるめっき部分は、鉄より貴な金
属を含むものであることが好ましく、銅合金めっきがよ
り好ましい。また本発明の極細鋼線は、ゴム補強用線材
として用いられる。
【0010】
【作用】ゴム等の補強用線材として用いられるスチール
フィラメント(極細鋼線)は、通常、鋼線表面にめっき
処理を施すことにより、ゴム等との接着性を高めてい
る。この様な極細鋼線において上述した腐食疲労破壊が
起こる原因としては、ガルバニック腐食によって生じた
孔食状の腐食ピット部に応力が集中する結果、その部分
が起点となって腐食疲労破壊が起こり、ピンホールが発
生することが考えられる。
【0011】そこで、この様な腐食疲労破壊を防止する
ためにガルバニック腐食を低減する方法について検討し
た結果、めっき層中のピンホールの数と大きさを適切に
調整することにより、ゴム等との接着性を劣化させるこ
となく腐食疲労特性が大幅に向上することを見出し、本
発明を完成したのである。
【0012】以下の記載では、ゴム等との接着性の観点
からめっき膜として汎用されているブラス(真鍮)めっ
き処理が施された極細鋼線の腐食疲労について、その作
用機構を述べる。
【0013】ブラスめっきとは、鋼(鉄)に対して貴な
電位を有する銅−亜鉛合金が施されたものであるから、
鉄側がアノード、ブラス側がカソードとなってガルバニ
ック腐食を生じる。この場合のガルバニック腐食はカソ
ード反応支配(酸素の還元反応)を受けるので、該カソ
ード反応を抑制するためにはカソード面積(即ちブラス
上の面積)を減少させることが有効である。本発明で
は、ブラス上の有効面積を減少させる方法としてピンホ
ールに着目し、その数(以下、再びnで代表する)およ
び/または大きさ(平均直径、以下、再びdで代表す
る)を調整することが有効であることを見出したのであ
る。以下、このnとdの限定理由について述べる。
【0014】(i)nについて:通常のめっき処理が施
されたスチールコードには、その表面に約10〜100
個/mm2 未満のピンホールが生じているが、上述した
カソード反応の抑制作用を有効に発揮させるためには、
100個/mm2 以上とすることが必要である。下限値
として好ましいのは200個/mm2 、より好ましいの
は300個/mm 2 である。しかしながら、nが過剰に
なるとめっき面積が小さくなり過ぎてゴム等との接着性
が低下するのでその上限を1000個/mm2 とする。
上限値として好ましいのは900個/mm2 、より好ま
しいのは800個/mm2 である。本発明の第1鋼線
は、この様にnのみを調整するものである。
【0015】(ii)dについて:dを大きくすればカソ
ード面積が減少するのでカソード反応を抑制できること
はnと同様であるが、dの場合には、更に幾何学的形状
の制御という観点から、応力の集中緩和による腐食疲労
特性の向上も考えられる。図1は、dの増加に伴う応力
の集中緩和を説明したものである。図から明らかな様
に、従来の鋼線ではdが小さい(約0〜0.1μm)た
めに腐食ピット底部の曲率半径が小さくなり、その部分
に応力が集中して腐食疲労特性が向上するのに対して、
本発明の場合には、dを大きくしたので該曲率半径が大
きくなり、応力の集中が緩和されるのである。この様な
作用を有効に発揮させるには、0.5μm以上とするこ
とが必要である。下限値として好ましいのは1μm、よ
り好ましいのは5μmである。しかしながら、dが大き
くなるとゴム等との接着性が低下してしまうのでその上
限を30μmとする。上限値として好ましいのは20μ
m、より好ましいのは10μmである。本発明の第2鋼
線は、この様にdのみを調整するものである。
【0016】本発明では、上述した様にnまたはdのど
ちらか一方を調整することによって腐食疲労特性の向上
が得られるが、更にnとdの両方を規定することによ
り、上述したnによるカソード反応抑制作用と、dによ
る応力集中緩和作用が相乗的に作用する結果、腐食疲労
特性を著しく高めることができる。この様な作用を有効
に発揮させるには、100(個/mm2 )≦n≦100
0(個/mm2 )且つ0.5μm≦d≦30μmの要件
を満たすことが必要である。好ましくは200(個/m
2 )≦n≦900(個/mm2 )且つ1μm≦d≦2
0μmであり、より好ましくは300(個/mm2 )≦
n≦800(個/mm2 )且つ5μm≦d≦10μmで
ある。本発明の第3鋼線は、この様に上記nとdを調整
するものである。
【0017】また、本発明の第4鋼線は上記の各鋼線に
おいてdが5〜10μmのものである。更に、上記の各
鋼線においてnとdが下記式(1)を満足するものは本
発明のより好ましい実施態様である(本発明の第5鋼
線)。 (d−5.9)2 ×n≧1680 …(1)
【0018】本発明では、上述した様にnおよび/また
はdを夫々の観点から調整するものであるが、nとdの
関係から、本発明による作用を有効に発揮させるべく検
討して(n,d)の下限値の組合わせを決定した式が上
記式(1)である。従って、nとdが上記式(1)を満
足するものは、nとdによる両作用を極めて有効に発揮
させることができるのである。下限値として好ましいの
は1880であり、より好ましくは2080である。本
発明において最も好ましいのは、nおよびdが本発明の
要件を満足すると共に、上記式(1)も満足するもので
ある。
【0019】以上の通り、本発明による作用機構につい
てブラスめっきを例に挙げて説明したが、その他に、ス
チールコード等の分野で繁用されているめっき[銅合金
めっき(例えばCu−Sn、Cu−Ni、Cu−Zn,
Cu−Co,Cu−Zn−Co,Cu−Zn−Ni,C
u−Zn−Fe系合金等)、ニッケル合金めっき(例え
ばNi−P、Ni−Co系合金等)、亜鉛合金めっき
(例えばCo−Zn系合金、Zn−Ni,Fe−Zn系
合金等)等を施すことができる。上述したカソード反応
抑制作用を有効に発揮させるには、鉄より貴な金属を含
むめっき方法が好ましく、より好ましいのは銅合金めっ
きが施されたものである。
【0020】なお、nとdを本発明の範囲内に調整する
方法としては特に限定されず、例えばnについては、め
っきの膜厚を小さくする、成膜速度を大きくする、被め
っき材の表面粗さを粗くする、めっき後の最終伸線の加
工度を大きくする等の方法によって調整することが可能
である。一方dについては、めっきの膜厚を小さくす
る、成膜速度を大きくする、被めっき材の表面粗さを粗
くする、めっき後の最終伸線の加工度を大きくする、最
終伸線後にNaOH水溶液に浸漬する等の方法によって
調整することができる。
【0021】本発明の極細鋼線は、上述した様に腐食疲
労特性に優れているので、タイヤコードやベルトコード
等のゴム補強用線材として特に有用であるが、その他に
もミニチュアロープ等の撚り線加工製品を得るための素
線として有用である。
【0022】次に本発明の実施例を示すが、本発明はも
とより下記実施例によって制限を受けるものではなく、
前後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実
施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明
の技術的範囲に含まれる。
【0023】
【実施例】C:0.82%(重量%、以下同じ),S
i:0.21%,Mn:0.55%,P:0.005
%,S:0.006%を含有する鋼を熱間圧延した後、
得られた線材を一次伸線加工、パテンティング処理、二
次伸線加工、再度のパテンティング処理、および表1に
記載のめっき処理を順次施し、最終的に湿式伸線加工を
行うことにより、線径:0.20mmの極細鋼線を作製
した。
【0024】この様にして作製された鋼線は、めっき層
が非常に薄いため、その表面には通常10〜100個/
mm2 のピンホールが生じている。このピンホールの数
(n)を調整するに当たっては、めっき処理時にめっき
量を制御することにより行い、またピンホールの平均直
径(d)を調整するに当たっては、最終伸線後に1mo
l/LのNaOH水溶液に0〜1時間浸漬することによ
って調節した。n値とd値の評価は、走査電子顕微鏡写
真を用いて行った。各鋼線中のnとdを夫々表1に併記
する。
【0025】
【表1】
【0026】次に、各鋼線を5本撚り合わせてタイヤ用
ゴムの中に埋め込んだ後、腐食疲労特性と接着強度をそ
れぞれ測定した。このうち腐食疲労特性は、5%NaC
l水溶液中での腐食疲労試験による破断寿命(サイクル
数)を測定し、以下の基準に従って評価した。 ◎◎:>1000kcycle ◎ :500〜1000kcycle ○ :100〜500kcycle △ :50〜100kcycle × :<50kcycle − :接着強度が著しく不良であるため実施せず
【0027】また接着強度は、上記タイヤ用ゴムを5%
NaCl水溶液中に1週間浸漬した後、該ゴム片から極
細鋼線を引き抜いたときの剥離状態を、以下の基準に従
って評価した。 ○ :ゴムの凝集破壊が起こったもの(凝集破壊) × :ゴム/コード界面から剥離したもの(界面剥離) ××:凝集破壊と界面剥離の両方が生じたもの 得られた結果を表2に併記する。
【0028】
【表2】
【0029】図2に、各鋼線中のピンホールの数と平均
直径をグラフ上にプロットして表す。No.9〜31は本
発明の要件を満足する実施例である。このうち、No.9
〜11(図中、◇)はnが本発明の要件を満たす第1鋼
線、No.12〜16(図中、△)はdが本発明の要件を
満たす第2鋼線、No.17〜20(図中、□)はnとd
が本発明の要件を満たす第3鋼線、No.21〜27(図
中、○)はdが本発明のより好ましい要件を満たす第4
鋼線、No.28〜31(図中、◎)はnおよびdが本発
明の要件を満たすと共に、本発明で規定する上記式
(1)を満足する第5鋼線である。
【0030】表2から明らかな様に、本発明の要件を満
たす上記鋼線は、いずれもゴムとの接着強度が優れてお
り、且つ腐食疲労特性もこの順序で向上することが分か
った。
【0031】これに対してNo.1〜8はnおよび/また
はdが本発明の要件を満足しない比較例であり、nとd
が本発明の下限を超えるNo.1および2(図中、×)は
実施例に比べて接着強度の低下はないものの、腐食疲労
特性が低下した。また、nが本発明の上限を超えdが本
発明の下限を超えるNo.3(図中、++)、およびnと
dが本発明の上限を超えるNo.4〜8(図中、+)は、
いずれも接着強度および腐食疲労特性の両方が著しく低
下した。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、め
っき層中のピンホールの数と平均直径を適切に調整する
ことにより、ゴム等との接着強度を低下することなく優
れた腐食疲労特性を発揮し得る極細鋼線が得られた。本
発明の極細鋼線を使用すれば、タイヤなどの補強材入り
ゴム製品の耐久寿命特性を向上させることができると共
に、この様なゴム製品を効率よく製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による応力の集中緩和を示す説明図であ
る。
【図2】実施例におけるピンホールの数と平均直径の関
係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 武典 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所 神戸総合技術研 究所内 (72)発明者 茨木 信彦 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2番地 株式 会社神戸製鋼所神戸製鉄所内 (72)発明者 落合 憲二 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2番地 株式 会社神戸製鋼所神戸製鉄所内 (56)参考文献 特開 平5−278147(JP,A) 特開 平7−11594(JP,A) 特開 平3−281794(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25D 7/06 D07B 1/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき処理が施された極細鋼線であっ
    て、該めっき層中のピンホールの数が100〜1000
    個/mm2 であることを特徴とする極細鋼線。
  2. 【請求項2】 めっき処理が施された極細鋼線であっ
    て、該めっき層中のピンホールの平均直径が0.5〜3
    0μmであることを特徴とする極細鋼線。
  3. 【請求項3】 めっき処理が施された極細鋼線であっ
    て、該めっき層中のピンホールの数が100〜1000
    個/mm2 であると共に、該ピンホールの平均直径が
    0.5〜30μmであることを特徴とする極細鋼線。
  4. 【請求項4】 前記ピンホールの平均直径が5〜10μ
    mである請求項2または3に記載の極細鋼線。
  5. 【請求項5】 前記ピンホールの数とピンホールの平均
    直径が下記式(1)を満足するものである請求項1〜4
    のいずれかに記載の極細鋼線。 (d−5.9)2 ×n≧1680 …(1) 式中、nはピンホールの数(個/mm2 )、 dはピンホールの平均直径(μm)をそれぞれ表す。
  6. 【請求項6】 前記めっき部分が鉄より貴な金属を含む
    ものである請求項1〜5のいずれかに記載の極細鋼線。
  7. 【請求項7】 銅合金めっきが施されたものである請求
    項6に記載の極細鋼線。
  8. 【請求項8】 ゴム補強用線材として用いられる請求項
    1〜7のいずれかに記載の極細鋼線。
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