JP3412032B2 - 軟質の異形押出成形品の巻取装置 - Google Patents

軟質の異形押出成形品の巻取装置

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JP3412032B2 JP26653292A JP26653292A JP3412032B2 JP 3412032 B2 JP3412032 B2 JP 3412032B2 JP 26653292 A JP26653292 A JP 26653292A JP 26653292 A JP26653292 A JP 26653292A JP 3412032 B2 JP3412032 B2 JP 3412032B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/56Winding of hanks or skeins
    • B65H54/58Swifts or reels adapted solely for the formation of hanks or skeins
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/39Other types of filamentary materials or special applications
    • B65H2701/3913Extruded profiled strands

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  • Winding Filamentary Materials (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】熱可塑性樹脂やゴムを線条体の形態に押
出成形する場合、押出機から押し出した押出成形品(以
下、単に成形品という)は、冷却水槽で冷却した後、ド
ラムないしボビン上に巻き取る。そしてボビンのまま保
管するか、あるいはループ状に束ねて保管する。そのよ
うな巻き取りに用いる装置としては、たとえば特開平2
−209372号に示す線条の定量巻取装置が知られて
いる。このものは押出成形品に限らず、線条一般を巻き
取り結縛するものであって、本体上に水平軸まわりに旋
回するようにメインアーム(旋回枠)を設け、そのメイ
ンアームにパラソル付きの巻取ボビン(以下、ボビンと
いう)を2個設けた構成を備えている。そして本体に設
けた1個の巻取用モータにより、巻取位置にセットした
ボビンをクラッチを介して回転駆動し、満杯状態になれ
ばクラッチを外してメインアームを旋回させ、つぎの空
のボビンと交替させるようにしている。さらにこの巻取
装置は、巻取ボビンの上流側に一対のローラからなる導
入部を設け、成形品に張りを与えながら巻取ボビンに巻
き取り、あるいはボビン交替のときに線条を切断し、さ
らにつぎのボビンにクランプさせるようにしている。一
方、従来より、スタンド上に1個のボビンを回転自在に
設け、ハンドルレバーで手廻しにより巻取ボビンを回転
駆動するものも用いられている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の巻取装置
は、線条にテンションを与えながらボビンに巻き取るの
で、比較的しっかりした環状の束に巻取ることができ
る。そのため、とくにコードやホースのような強度があ
る線条を巻き取るのに適している。しかしたとえば窓枠
のシール材のような中空で軟質の異形押出成形品を巻き
取る場合は、巻きつけることにより成形品が押圧されて
変形し、その変形が元に戻らなくなるという問題があ
る。また巻き取るときに捻じれたまま巻き取られること
があり、このことも変形の原因となる。
【0003】さらに前記従来の巻取装置は、ボビン交替
のときにも線条を緊張させた状態でつぎの空ボビンに当
接させ、切断およびクランプを行なっているが、軟質の
異形押出成型の場合はこのような張力を与えながらボビ
ンを交替させると成形品が引き伸ばされたり、変形した
りする。そのため前記従来の巻取装置を使用することが
できない。このように軟質の異形押出成形品に対して
は、前記巻取装置を使用することができないので、たと
えば手で異形押出成形品の向きを揃えながら手廻しのボ
ビン等で巻き取るようにしている。しかしそのような手
作業による巻取作業はきわめて効率が低い。本発明は前
記従来の巻取装置の問題点に鑑み、軟質の異形押出成形
品、とくに窓枠用シール材等を、変形したり捻じれたり
しないように、しかも効率よく巻き取ることができる巻
取装置を提供することを技術課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の軟質の異形押
出成形品の巻取装置は、(a)フレームに対し水平軸ま
わりに回転自在に設けられると共に、回転駆動されるボ
ビンと、(b)該ボビンの前方に揺動中心を備え、その
先端がボビンの近傍まで延び、かつ軟質の異形押出成形
品の重量を支持するべく上向きに付勢されているガイド
アームと、(c)軟質の異形押出成形品の輪郭に対応す
る外面形状を備え、前記ガイドアームの先端に回転自在
に設けられた一対のガイドローラと、(d)前記ボビン
の前方で、ガイドアームの揺動中心に回転自在に設けら
れ、かつボビンの巻取力を減少させるべく軟質の異形押
出成形品をボビンに向かって送り込むようにモータで
転駆動される、上下一対の送り込みローラとからなるこ
とを構成上の特徴としている。このような軟質の異形押
出成形品の巻取装置においては、前記ガイドアームの基
が送り込みローラと共に支持ブラケットに揺動自在に
支持されており、該支持ブラケットがボビンの幅方向に
移動自在に設けられると共に、ボビンの巻き取り動作に
合わせて往復駆動されるものが好ましい。
【0005】請求項3の軟質の異形押出成形品の巻取装
置は、軟質の異形押出成形品からなる、自由端に重ね合
わせ部を有する断面U字状の窓枠のシール材を巻取るた
めの巻取装置であって、(a)フレームに対し回転自在
に設けられると共に、回転駆動されるボビンと、(b)
該ボビンの前方に揺動中心を備え、その先端がボビンの
近傍まで延びているガイドアームと、(c)前記シール
材の上下の側壁に対応する外面形状を備え、前記ガイド
アームの先端に回転自在に配置されると共に、前記シー
ル材が捻れないようにその向きを規制するための上下一
対のガイドローラと、(d)前記ボビンの前方に回転自
在に設けられ、かつ前記シール材をボビンに向かって送
り込むように回転駆動される、一対の送り込みローラと
から構成されている。
【0006】さらに、前記ガイドローラの上流側、前
記一対の重ね合わせ部の間に挿入され、重ね合わせが逆
にならないようにするためのガイドバーを備えたものが
好ましい。
【0007】
【0008】
【作用】請求項1の巻取装置においては、ガイドアーム
軟質の異形押出成形品をボビンの直近で支持している
ので、軟質の異形押出成形品の向きを揃えて、すなわち
捻じれないように巻き取ることができる。しかもガイド
ローラボビンの近傍で軟質の異形押出成形品を支持し
ており、そのガイドローラを支持するガイドアームがボ
ビンの前方(上流側)を中心として揺動し、かつ上向き
に付勢されているので、軟質の異形押出成形品の重量が
ボビンの巻取力に加算されず、巻取力が少なくて済む。
また送り込みローラがガイドアームの揺動中心に設けら
れるため、巻取力の変動が少ない。さらにガイドローラ
より上流側では、軟質の異形押出成形品のテンションの
変動がガイドアームで吸収されるので、ボビンの巻取力
は低いレベルで安定する。さらにモータ駆動される送り
込みローラが流れている軟質の異形押出成形品を送り出
しているので、一層ボビンの巻取力が少なくて済み、ま
たその変動が抑制される。
【0009】前記巻取装置において、前記ガイドアーム
の基端が送り込みローラと共に支持ブラケットによって
揺動自在に支持されており、該支持ブラケットがボビン
の幅方向に移動自在に設けられると共に、ボビンの巻取
り動作に合わせて往復駆動されるものでは、ボビン上に
軟質の異形押出成形品を均一に並ぶように整列して巻き
取ることができる。そのため、軟質の異形押出成形品に
部分的に押圧力や捻れ力が加わらないので、軟質の異形
押出成形品であっても巻き取り時の変形を一層防止しう
る利点がある。
【0010】請求項3の巻取装置においては、ガイドア
ームの先端にシール材の上下の側壁に対応する外面形状
を備え、回転自在に配置され、前記シール材が捻れない
ようにその向きを規制するための上下一対のガイドロー
ラを設けているため、ボビン上にシール材を捻じれない
ように巻取ることができる。また前記シール材が、自由
端に一対の重ね合わせ部を有する断面U字状の窓枠用シ
ール材であって、一対の重ね合わせ部の間にガイドバー
が挿入されているものでは、重ね合わせの順番が常時ガ
イドバーで強制される。そのため巻き取り途中で重なり
順序が逆になってシール材を傷めたり、弾力性を損なっ
たりするおそれがない。
【0011】
【0012】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明の異形押出
成形品の巻取装置の実施例を説明する。図1は本発明の
巻取装置の一実施例を示す正面図、図2は図1の装置の
平面図、図3は図1の装置の斜視図、図4および図5は
それぞれ図1の装置のボビンの開および閉の状態を示す
側面図、図6は本発明にかかわる整列ローラの一実施例
を示す側面図、図7は図6の整列ローラの側面図、図8
は本発明の巻取装置で巻き取る成形品の一例を示す断面
図である。まず図1および図2を参照して巻取装置の全
体を説明する。巻取装置Aは、型鋼等で組み立てたベー
スフレーム1上に、巻取部2と、導入部3と、制御盤4
とを設置したものである。巻取部2は軟質の異形押出成
形品(以下、成形品という)Bをボビン5、6に巻き取
る部分であり、導入部3はその巻取部2が成形品Bをス
ムーズに巻き取れるように案内し、整列させる部分であ
る。
【0013】前記巻取部2は二段になった棚状のフレー
ム7と、その上段に固定される一対の軸受け8によって
支持されるメインシャフト9と、そのメインシャフト9
の前端に取りつけられるメインアーム10とを備えてい
る。メインシャフト9は成形品Bの流れ方向に直角に、
かつ水平方向に延びており、そのためメインアーム10
は垂直面内で旋回する。前記フレーム7の下段にはブレ
ーキおよび減速機付きの旋回モータM1 が設置されてい
る。旋回モータM1 の出力軸と前記メインシャフト9と
は、たとえば歯付きプーリ11、12および歯付きベル
ト13で連結されている。
【0014】前記メインアーム10の両端には軸受け1
4、14が取りつけられており、それらの軸受け14、
14はそれぞれメインアーム10を前後に貫通する巻取
シャフト15を回転自在に支持している。巻取シャフト
15の先端には開閉自在のパラソル16を備えたボビン
5、6が固定されている。パラソル16はボビン5、6
に巻き取った成形品Bの束をボビンから外せるようにす
るためのものである。巻取シャフト15の後端にはパラ
ソル16を開閉させるエアシリンダ用のロータリジョイ
ント(図示されていない)およびボビン5、6の回転角
度を検出するセンサプレート(図示されていない)が取
りつけられ、さらに歯付きプーリ19が固着されてい
る。メインアーム10の上下両面には、前記メインシャ
フト9を中心とする回転対称の位置に、一対の減速機付
きの巻取モータM2 が取りつけられており、この巻取モ
ータM2の歯付きプーリ20は歯付きベルト21を介して
前記巻取シャフト15の歯付きプーリ19と連結されて
いる。すなわち各ボビン5、6につき1個の専用の巻取
モータM2 が設けられている。
【0015】図4に示すように、パラソル16は中心パ
イプ26上を前後に摺動するボス部材26aと、そのボ
ス部材26aにピンジョイントされた4〜6枚の可動羽
根27とを有している。前記ボス部材26aは、たとえ
ば120°間隔で中心パイプ26のまわりに配置される
3本のエアシリンダ26bによって前後に駆動される。
さらに複数枚の板状のドラム部材26cの後端が固定プ
レート25にピンジョイントされ、前端は可動羽根27
の基部の近辺にピンジョイントされている。またドラム
部材26cにはカッター28がピンジョイントされ、カ
ッター28の根元とボス部材26aの間には引っ張りバ
ネ28aが張られており、常時カッター28を起こすよ
うに付勢している。
【0016】このように構成されるパラソル16は、図
5に示すようにエアシリンダ26bが縮んでボス部材2
6aが後退すると、ドラム部材26cの先端側がすぼま
り、可動羽根27が矢印P方向に閉じる。それにより巻
き取った成形品Bの束を矢印Q方向に抜き取ることがで
きる。なおこのときカッター28は想像線のように回動
するので成形品Bの抜き取りの邪魔にならず、抜き取り
後は引っ張りバネ28aの作用でもとの起立状態に戻
る。
【0017】この状態でつぎの新しい成形品Bがカッタ
ー28と可動羽根27の間を通る。そしてエアシリンダ
26bが伸びてボス部材26aが前進すると、図4に示
すように可動羽根27が矢印R方向に開く。そのとき可
動羽根27は成形品Bをカッター28に押しつけて切断
し、さらにドラム部材26cの端部等に成形品Bを押し
つけてクランプすることになる。すなわちエアシリンダ
26b、カッター28、ボス部材26a、可動羽根27
およびドラム部材26bが切断手段および挟み込み手段
を構成している。なおこのようなパラソル16は通常の
ホース用の巻き取り装置に用いられているもの(たとえ
ば(有)村林製作所製のパラソル)を転用することがで
きるが、軟質の異形押出成形品をきれいに切れるよう
に、かつクランプするときに押しつぶされないように適
宜改良するのが好ましい。
【0018】つぎに図1〜2を参照して、叙上のごとく
構成される巻取部2の作用を説明する。通常の巻取状態
のときはメインアーム10が想像線の位置にある。そし
て一方のボビン5に成形品Bを巻き取り終る少し前から
メインアーム10が巻き取り方向と同じ方向(図1の時
計方向)にゆっくりと回転を始め、180°回転して停
止する。停止位置およびその少し前のブレーキをかける
位置は光電センサ等で検出するようにするのが好まし
い。それにより前記一方のボビン5が空になっている他
方のボビン6と交替する。メインアーム10がその位置
で停止したとき、前記他方のボビン(図の符号5の位置
にきている)のパラソル16が開き(図5の矢印R)、
それと連動してカッター28が成形品Bを切断してその
切断端をボビン6上に固定し、そのボビン6が巻き取り
を始める。そのとき満杯になっている元のボビン5(ボ
ビン6の位置にある)が停止し、パラソル16が閉じる
(図5の矢印P)。それにより作業者はボビン上の成形
品Bのループ状の束をひも等で束ね、ボビンから取り外
す(図5の矢印Q)。上記メインアーム10およびボビ
ン5、6の回転、停止の制御は、各センサからの検出値
に基づいて、制御盤4によりコントロールされる。
【0019】以上のように図1の巻取部2は、メインア
ーム10に各ボビン5、6専用の巻取モータM2 を備え
ているので、メインアーム10の旋回中にも巻き取り動
作を継続することができる。そのため巻き取りが中断さ
れる時間が短い。従来は押出成型機から出てくる成形品
Bを一旦途中でアキュムレータ等にためておき、巻き取
り再開時に急速に巻き取るようにしていたので、ボビン
上に成形品を整列させることが困難で、しかも巻取時の
テンションにムラがあったのであるが、図1の装置の巻
取部2は巻取速度の変動が少ないため、整列状態で巻き
取ることができる。
【0020】つぎに導入部3の構成を説明する。図1に
示すようにベースフレーム1の右方には二段になった三
角柱状のフレーム(以下、三角フレームという)31が
設けられ、その下段に成形品Bのテンションを調節する
ためのテンション調節機構32が設けられている。また
上段には成形品の向きおよびピッチを揃えながらボビン
5、6上に巻き取らせるための整列ガイド機構33が設
けられている。テンション調節機構32は、軸受け34
で三角フレーム31の取付板35の下面に回転自在に取
り付けられる軸36と、この軸36に角度調節自在に固
着されるブロック37と、このブロック37の孔に挿入
されて保持されるL字状のテンションアーム38とを備
えている。テンションアーム38の先端にはローラ39
が回転自在に設けられている。なおブロック37を貫通
したテンションアーム38の基端には、バランス用のウ
エイト40が位置調節自在に固定される。
【0021】さらに取付板35の下面にはポテンション
メータ等のテンションアームの角度を検出する検出器が
設けられており、ポテンションメータと前記軸36とは
ギヤないし歯付きベルトを介して連結されている。この
テンション調節機構32においては、成形品Bのたるみ
が大きくなればテンションアーム38が下がり、たるみ
が小さくなればテンションアーム38が上がる。それに
よりポテンションメータがテンションアーム38の角度
を検出し、その検出値を制御盤4内に送る。制御盤4で
はこの検出値に応じて、テンションが大きくなれば(テ
ンションアームが上がれば)、前記巻取部2のボビン
5、6を回転駆動する巻取モータM2 の回転数を減少さ
せ、テンションが小さくなれば(テンションアームが下
がれば)増大させる。このようなフィードバック制御は
比例による連続制御で行なうのが好ましい。さらに実験
を通じて、テンションアーム38の角度と巻取モータM
2 の回転数あるいはトルクとの間にどのような関係を与
えれば成形品の巻き取りにもっともよい結果をもたらす
かを調べ、そのような関係をたとえばマイコン制御によ
り実行するようにしてもよい。
【0022】また前記比例制御における比例常数は、成
形品の種類、押し出し速度等によってもっとも適切なも
のを制御盤4の操作ペンダント4aによって設定しうる
ようにするのが好ましい。前記整列ガイド機構33は、
図3に示すように、三角フレーム31の上段に取りつけ
られた横移動ユニット41と、この横移動ユニット41
上に設けられるガイドアーム42および送り込みロー
43とから構成される。
【0023】横移動ユニット41は成形品の送り方向に
対して直角方向に配列された横ガイド44と、その横ガ
イド44内に摺動自在に設けられるスライダ45とを備
えている。さらに横ガイド44内にはスライダ45を駆
動するためのネジ軸46が縦方向に延びるように配置さ
れており、その両端が横ガイド44によって回転自在に
かつ軸方向に移動しないように支持されている。ネジ軸
46はスライダ45に形成したメネジと螺合しており、
そのためネジ軸46の回転に応じて、左右方向(矢印
L、R方向)に移動する。ネジ軸46の一端はカップリ
ングを介してサーボモータに連結されている。
【0024】前記スライダ45上にはコ字状の支持ブラ
ケット48が固定されており、この支持ブラケット48
の側板の間に、揺動ブラケット49が軸50により揺動
自在に設けられている。また軸50には一対の送り込み
ローラ43の一方43aが回転自在に設けられており、
その送り込みローラ43aは前記支持ブラケット48に
取りつけられた定トルクモータによってトルク一定とな
るように回転駆動される。
【0025】さらに揺動ブラケット49の側壁にはガイ
ドアーム42を上方へ付勢するためのバランスウエイト
を兼ねたプレート50が取りつけられており、このプ
レート50に送り込みローラ43の他方のローラ43
bの支持軸が上下ないし斜め方向に移動自在に設けられ
ている。なお本実施例では他方のローラ43bは支持軸
に対し回転自在に設けられている。またプレート50
の上流側には、アイドルローラ52が回転自在に設けら
れている。
【0026】前記送り込みローラ43は、ボビン5、6
が成形品Bの重量をできるだけ支持しなくてもよいよう
に、成形品Bをボビン5、6側に送り込むためのもので
ある。したがって定トルクモータの設定トルクは成形品
の長さ当りの重量に合わせられるように調節可能にして
いる。前述の揺動ブラケット49には、さらにガイドア
ーム42の基端部が長さ調節可能に固定されている。そ
れにより図1に示すように、ガイドアーム42は成形品
の下流側に向かって延び、その先端がボビン5、6の表
面近くに達する。ガイドアーム42の先端は上方に立ち
上げられ、その上端に図6および図7に示す上下一対ず
つの整列ローラ54a、54bが回転自在に設けられて
いる。前記整列ローラ54a、54bは成形品Bの向き
を正確に保持すると共に、巻き取り位置にあるボビン5
の直近で、そのボビンのどの位置に成形品を巻き付ける
かを規制するものである。
【0027】したがって整列ローラ54a、54bはで
きるだけボビンに近づけるように、その厚さ(図
W)を成形品Bの幅に近づけるようにしている。また図
6〜7の実施例では、下側の一対の整列ローラ54bは
ガイドアーム42に軸支されているが、上側の一対の整
列ローラ54aは、ガイドアーム42に対してミニチュ
アスライドベアリング55で上下スライド自在に設けた
可動プレート56の上端に軸支している。そして可動プ
レート56は上下のローラ間を閉じる方向にバネ57で
付勢されており、ストッパ58で下降端が規制されてい
る。なお図7では可動プレート56等の構成を明瞭に示
すため、ガイドアーム42の裏側を示しており、そのた
め成形品Bが左から右へ移動する。整列ローラ54a、
54bは請求項1、3および4のガイドローラを構成し
ている。整列ローラ54a、54bの表面はたとえば図
6に示すように、成形品Bの輪郭と対応しており、成形
品Bが捻れないように支持している。
【0028】叙上のごとく構成される整列ガイド機構3
3は以下のように作用する。テンションアーム38のロ
ーラ39から流れてくる成形品Bはアイドルローラ52
に掛けられた後、送り込みローラ43内を通り、整列ロ
ーラ54a、54bの間に通される。この状態でサーボ
モータを回転させながら、すなわちスライダ45を右か
ら左へ、あるいは左から右へ横移動させながらボビン5
上に成形品を巻き取っていく。そのとき前記整列ローラ
54a、54bは成形品Bを捻れないように向きを維持
しているので、ボビン5上には成形品が常に同じ向きで
順序よく巻き取られる。なおサーボモータの回転数は常
時巻取シャフト15の回転数と同期させており、ボビン
5の1回転ごとにスライダ45が成形品Bの1本の幅の
分だけ移動するようにしている。そのため成形品Bは図
4に示すようにボビン5、6上にほぼ隙間なく隣接しな
がら巻き取られる。
【0029】ボビン5上に一層目N1 が巻き取られたと
き、サーボモータは逆方向に回転し、スライダ45が逆
方向に進行しながら成形品Bを巻き取る。それにより二
層目N2 も整列して巻き取られる。なお二層目N2 の周
長は一層目N1 よりいくらか長いので、ライン速度に対
するボビン回転数の比例係数を一層目N1 より落とし、
回転を遅くするようにプログラムしておく。以下、2〜
3層またはそれ以降も同様である。このように各層ごと
に往復しながら巻き取っていくことにより、ボビン5上
には成形品Bが整然と、しかも方向が揃った層状に巻き
取られることになる。前記ボビン5とスライダ45の同
期は、たとえば巻取シャフト15に設けた位置センサや
減速センサでセンサプレートの回転角度等を検出し、こ
れに基づいて制御盤内のマイコン等で計算処理し、サー
ボモータの回転角度等を定めるようにすればよい。1個
のボビン5での成形品の巻き取り終りは長さカウンター
等で検出し、前述のようにメインアーム10を旋回させ
て、ボビン5、6の交換を行なう。
【0030】以上の巻取装置は軟質の異形押出成形品を
巻き取るとき、成形品を捻じったり、乱雑に重ねたりし
ないので、成形品に折れ曲がり等の変形や損傷を生じな
いという利点がある。図8に示す成形品Bは窓枠のシー
ル材であり、断面U字状で、自由端にたがいに重なる部
分(重ね合わせ部)を有する。このものは図8aのよう
な開口状に押し出し成形される。このような窓枠のシー
ル材は、サッシとして組み立てたとき、リップ部62が
ガラス板に弾力的に当接する必要がある。そのため弾力
性を損なわないように図8bに示すように、平坦部61
a、61b同士が互いに重なる状態で、保管することが
望ましい。
【0031】しかしこれをボビン上に巻き取るとき、あ
るいはボビン交換のためにテンションアーム近辺で一時
的に滞留させるときに、前記平坦部61a、61b同士
が部分的に当接したり、あるいは重なりが部分的に逆に
なる場合がある。図6および図7に示すガイドバー63
は、そのような場合でも強制的に重なりの順序を修正す
るものである。このガイドバー63はガイドアーム42
の先端からいくらか基端側の位置に固定されたばね状の
線材で構成したものであり、成形品Bを整列ローラ54
a、54bで整列させる直前に平坦部61a、61bを
ずらせて折り込み、たがいに重なるようにする。そして
このように平坦部61a、61bを重ならせ、全体とし
て図8bのように矩形断面にした後、整列ローラ54
a、54bで規制しながらボビン5に巻き取らせるので
ある。これにより窓枠のシール材は、内方への弾力性を
維持しつつ、変形も可及的に少ない状態でボビンに巻き
取ることができる。なお前記ガイドバー63の先端は、
ガイドバー63が成形品Bから抜けないように曲げてお
くのが好ましい。
【0032】
【発明の効果】請求項1の巻取装置は、ボビンに巻き取
る前に送り込みローラで軟質の異形押出成形品を送り込
むので、ボビンの巻取力を低減し、その変動幅を少なく
する。また上向きに付勢しているガイドアームによっ
て、成形品の重量を低減させているので、一層ボビンの
巻取力の変動(したがってテンション変動)が少ない。
さらにその状態で、ガイド部材により、ボビンの巻取位
置の直近で成形品の角度および位置を規制しながら、ボ
ビンに巻き取らせることができる。そのため巻き取ると
きに軟質の異形押出成形品に生ずる捻れや変形を大幅に
低減し、製品歩留まりを向上させうる。
【0033】請求項の巻取装置は、前記ガイドアーム
をボビンの幅方向に往復移動させながらボビン上に成形
品を巻取るので、ボビン上に軟質の異形押出成形品を均
一に並ぶように整列して巻き取ることができる。そのた
め捻じれや変形が少ない利点がある。請求項3の巻取装
置は、断面U字状の窓枠のシール材の上下の側壁を前記
ガイドアームの先端に回転自在に配置される上下一対の
ガイドローラでガイドする。そのため窓枠シール材の捻
れや変形が少ない利点がある。請求項4の巻取装置は、
重ね合わせ部を有する窓枠のシール材を、重ね合わせの
順序を一定に維持しながら巻き取ることができるので、
弾力性を損なわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取装置の一実施例を示す正面図。
【図2】図1の装置の平面図。
【図3】図1の装置の斜視図。
【図4】図1の装置のボビンを示す側面図。
【図5】図1の装置のボビンの閉じた状態を示す側面
図。
【図6】本発明にかかわる整列ローラの一実施例を示す
正面図。
【図7】図6の整列ローラの側面図。
【図8】本発明の巻取装置で巻き取る成形品の一例を示
す断面図。
【符号の説明】
A 巻取装置 B 成形品 2 巻取部 3 導入部 5 ボビン 6 ボビン 10 メインアーム 43 送り込みローラ50 軸 50a プレート 54a、54b ガイドローラ(整列ローラ) 63 ガイドバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 54/02 B29C 47/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)フレームに対し水平軸まわりに
    転自在に設けられると共に、回転駆動されるボビンと、 (b)該ボビンの前方に揺動中心を備え、その先端がボ
    ビンの近傍まで延び、かつ軟質の異形押出成形品の重量
    を支持するべく上向きに付勢されているガイドアーム
    と、 (c)軟質の異形押出成形品の輪郭に対応する外面形状
    を備え、前記ガイドアームの先端に回転自在に設けられ
    一対のガイドローラと、 (d)前記ボビンの前方で、ガイドアームの揺動中心
    回転自在に設けられ、かつボビンの巻取力を減少させる
    べく軟質の異形押出成形品をボビンに向かって送り込む
    ようにモータで回転駆動される、上下一対の送り込みロ
    ーラとからなる軟質の異形押出成形品の巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドアームの基端が送り込みロー
    ラと共に支持ブラケットに揺動自在に支持されており、
    該支持ブラケットがボビンの幅方向に移動自在に設けら
    れると共に、ボビンの巻き取り動作に合わせて往復駆動
    される請求項記載の巻取装置。
  3. 【請求項3】 軟質の異形押出成形品からなる、自由端
    に重ね合わせ部を有する断面U字状の窓枠のシール材を
    巻取るための巻取装置であって、 (a)フレームに対し回転自在に設けられると共に、回
    転駆動されるボビンと、 (b)該ボビンの前方に揺動中心を備え、その先端がボ
    ビンの近傍まで延びているガイドアームと、 (c)前記シール材の上下の側壁に対応する外面形状を
    備え、前記ガイドアームの先端に回転自在に配置される
    と共に、前記シール材が捻れないようにその向きを規制
    するための上下一対のガイドローラと、 (d)前記ボビンの前方に回転自在に設けられ、かつ
    記シール材をボビンに向かって送り込むように回転駆動
    される、上下一対の送り込みローラとからなる軟質の
    形押出成形品の巻取装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドローラの上流側に、前記一対
    の重ね合わせ部の間に挿入され、重ね合わせが逆になら
    ないようにするためのガイドバー備えた 求項3記載
    の軟質の異形押出成形品の巻取装置。
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