JP3411435B2 - 線材又は帯板のコイル整形装置 - Google Patents

線材又は帯板のコイル整形装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線材コイルの角張り修
正装置、あるいは線材又は帯板の巻戻し機構にも利用で
きるコイル整形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に熱間圧延機で成形される線材はス
テルモア装置を経てコイル状に成形され、この線材コイ
ルをCフックキャリヤに懸けて搬送し、結束装置に移行
して結束される。この線材コイルの主要品質項目の一つ
としてコイルの巻き姿があり、特にコイルの内側にて数
リングの角張りが発生すると、結束時やCフッククレー
ン搬送時に疵が発生する。また、その後の二次加工にお
ける伸線時に、線材コイルのもつれにより断線が発生す
る等の要因となる。
【0003】そのため、従来は結束前に作業員がバット
状の棒で角張りを叩いて修正していたが、作業員の労働
負荷が大きく、その修正作業が容易でないため、品質向
上に十分な改善効果が得られなかった。
【0004】上記問題点を解決するため、本出願人は、
特開平5ー185142号で線材コイルの角張りを自動
的に修正する装置を提供した。すなわち、この線材コイ
ルの角張り修正装置は、Cフックキャリヤに懸けた線材
コイルの定位置停止により、コイル側にレールに沿って
進行するよう進退自在な走行台車と、その台車上に軸受
台及びブラケットにより摺動自在に支持され、前部側か
ら線材コイル内に向って挿入及び抜脱する水平な摺動軸
と、この摺動軸の周囲に平行に配置した数本のアーム
と、このアームと摺動軸とを同方向に傾斜した状態で連
結する連結リンクと、各アームを摺動軸の軸方向と直交
する方向に平行移動させる案内機構とを備え、摺動軸の
後部端をエアシリンダにより進退することにより、各ア
ームを線材コイル内において数回拡縮させ、コイルの角
張りを自動的に修正後、アームを閉じて走行台車を原位
置に後退停止させるものである。
【0005】また、摺動軸とその周囲の数本の整形アー
ムとを連結リンクで連結し、摺動軸の摺動動作でアーム
を拡縮動作させ、線材コイルの内径を修正する装置とし
て、実開昭60ー151614号公報及び特公昭47ー
2165号公報記載のものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本出願人
が、先に提示した角張り修正装置、及び上記公報記載の
装置においては、各アームが連結リンクにより摺動軸に
連結されているため、摺動軸の軸方向への移動により、
各アームが同距離拡縮する動作を行う構成となってい
た。
【0007】そのため、線材のコイルの内径が真円でな
く楕円形状の場合、各アームが同径で拡縮することにな
り、コイル内径部においてアームと接触する部分とそう
でない部分とが必然的に発生することになる。このよう
な楕円形状のコイルを修正して真円形状にすること自
体、無理があり、角張りの修正にも限界があった。
【0008】また、たとえ真円のコイルにおいて角張り
等を修正する場合においても、摺動軸にコイルを挿入す
る際、摺動軸の軸心とコイルの中心とが必ずしも一致す
るものではなく、多少のずれが発生するものである。か
かる軸心がずれた状態で、コイル径の修正を行えば、上
記と同様に、数本のアームのうち、一部のアームが先に
コイル内径部の線材を押圧し、他のアームが未だ接触し
ていない状態となり、所望の修正動作を行うことができ
ないといった難点があった。
【0009】これらの難点は、線材コイルの角張り修正
装置においてのみ起こり得るものではなく、コイル線材
や帯状のコイル巻戻し装置においても起こり得る問題点
である。
【0010】本発明は、上記の点に鑑み、線材又は帯状
のコイルの内径部における乱れた線材又は帯板を自動的
に修正し、かつコイルの形状が真円でなくとも自動的に
修正し得るコイルの整形装置を提供しようとするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者らは、先に提示した特開平5ー18514
2号で線材コイルの角張り修正装置に改良を加え、線材
又は帯板からの加圧力の相違によって、各アームの拡縮
動作(特に拡径動作)を異なるように構成し、コイルの
中心と摺動軸の軸心とのズレがあっても、また、コイル
の形状が楕円形状であっても、線材又は帯板のコイルの
整形ができるようにしたものである。
【0012】図1は本発明のコイル整形装置の概略を示
す模式図、図2は楕円形状のコイルを整形する場合の模
式図である。この図に基づいて本発明を説明する。すな
わち、本発明に係るコイルの整形装置1においては、線
材又は帯板のコイルS内に挿脱自在に摺動する摺動軸3
と、この摺動軸3の周囲に平行に配置された数本の各ア
ーム4と、各々同方向に傾斜した状態で各アーム4と摺
動軸3とを連結する連結リンク5と、各アーム4を摺動
軸3と直交する方向へ案内するアーム案内機構6とを備
え、摺動軸3の軸方向への移動によりコイルS内で各ア
ーム4を拡縮してコイル内の乱れた線材又は乱れた帯板
を修正するものであって、アーム案内機構6が、摺動軸
3の軸方向両側に配された一対のガイド7、8と、この
ガイド7、8間に介在され各アーム4の拡縮動作に追随
して摺動軸3と直交する方向に移動する案内子9と、こ
の案内子9とアーム4との間に介在されアーム4に所定
以上の負荷が加わったときに摺動軸3の軸方向へのアー
ム4の移動を許容するスプリング10とを備えた構成を
採用したものである。
【0013】かかるアーム4の作用は、2つの特徴的動
作を行うことである。その一つは、各アーム4を摺動軸
3の軸方向Aと直交する方向Bのみに拡縮する点であ
る。アーム4の拡縮動作は、摺動軸3の移動により連結
リンク5を介して行うことになるが、連結リンク5が回
転運動を行うため、何らアーム4を規制しなければ、ア
ーム4は摺動軸3の軸方向と直交する方向のみならず、
摺動軸3の軸方向Aへも移動することになる。アーム4
が摺動軸3の軸方向に移動することになると、アーム4
とコイル線材などとの接触点で摩擦による擦れが発生
し、線材等に傷がつくことになり、線材の品質低下の原
因にもなる。
【0014】そこで、摺動軸3の軸方向へのアーム4の
移動を規制すべく、アーム4に連結された案内子9を摺
動軸の軸方向両側の一対のガイド7、8で規制案内する
構成を採用したものである。このように、摺動軸3の軸
方向へのアーム4の移動を規制する手段については、先
に開示した特開平5ー185142号公報記載の技術と
同様である。
【0015】さらに、アーム4のもう一つの特徴的動作
は、アーム4と案内子9との間に介在したスプリング1
0の動作で摺動軸3の軸方向Aへのアーム4の移動を調
整する点である。すなわち、図2のごとく、線材コイル
2の内径が楕円形状の場合やCフックキャリヤの軸心の
ズレがあった場合、数本のアーム4のうち一部がこれら
の線材等と接触したとき、そのアーム4には摺動軸3の
軸方向と直交する方向Cの反力が生じる(図1参照)。
通常、アーム4にスプリング10を介して連結された案
内子9はスプリング荷重と釣り合いつつ、アーム4の拡
縮動作でガイドに沿って摺動軸と直交する方向Bへ移動
するが、線材からの反力Cの度合いがスプリング荷重を
越えた場合、連結リンク5が摺動軸3の支持点で偶力と
なり、アーム4を摺動軸3の軸方向Aへ移動させること
になる。すなわち、摺動軸3の移動方向Aと同方向にア
ーム4を移動させることになり、そのアームの拡径動作
が他のアームよりも小さくなることになる。
【0016】この動作は、線材等のコイルの内径にアー
ムが接触した時からの摺動軸の軸方向動作であり、ま
た、摺動軸3と直交する方向への移動と摺動軸3の軸方
向移動とが同時運動となるので、連結リンク5による完
全な旋回運動ではなく、線材内径面に傷が発生する原因
にはならない。
【0017】ここで、案内子9としては、一対のガイド
7、8に沿って転動するローラのみならず、摺動部材で
あっても上記動作を達成することが可能である。また、
スプリングとしては、圧縮スプリングのみならず引張ス
プリングであってもよい。さらに、アームと案内子とは
スプリングのみによって連結されたものであってもよい
が、スプリングを補強し、両者の連結を強固にするため
には、アーム4と案内子9との間に硬質のウレタンチュ
ーブ等の伸縮材を介在させ、この外周にコイルスプリン
グを巻く構成を採用してもよい。
【0018】以上の原理を利用すれば、線材コイルの角
張り修正装置に利用できるばかりでなく、線材又は帯状
のコイルの巻戻し装置にも利用できることは勿論であ
る。
【0019】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基い
て説明する。図3は線材コイルの角張り修正装置に本発
明を適用した例を示す全体側面図、図4は同じく正面
図、図5は同じく案内台の正面図である。線材コイルの
角張り装置11は、CフックキャリヤのCフック12に
懸けた線材コイルSの定位置の停止に合わせて、線材コ
イルの芯方向に進退自在な走行台車13が設けられてい
る。この走行台車13を駆動する走行駆動装置14は、
台車13上に設置されたギヤードモータ15、チェーン
16及びチェーンホイール17を介して台車13の車輪
18を回転させるもので、車輪18は、レール19に沿
って転動する。
【0020】前記走行台車13上の後部には、軸受台2
1と、中央に軸受部22を有する案内台23が立設さ
れ、この軸受台21及び案内台23の軸受部22に、摺
動軸3の後部側が水平に摺動自在に挿通軸架されてい
る。この摺動軸3は、台車13の後部の支持台24に設
置されたエアシリンダ25により進退可能に駆動され
る。この摺動軸3の周囲には、上部を除く5/6等分位
置に平行に数本のアーム4が配置され(図4参照)、こ
れら各アーム4と摺動軸3とが同方向に傾斜した数個の
連結リンク5及び連結ピン26、27で連結されている
(図6参照)。ここで、上部を除く5/6等分位置にア
ーム4を配置したのは、アーム4がCフックキャリヤ1
2の進入の邪魔にならないようにするためである。従っ
て、案内台23においても、上部にCフックキャリヤ1
2の進入を許容する切欠部28が形成されている(図4
参照)。勿論、Cフックキャリヤ12を使用しない実施
形態ではアーム4を等分に配することは可能である。
【0021】なお、線材コイル内径の角張り修正時のス
リキズ防止対策として、各アーム4の外面は弧状に形成
されるとともに木製のアームライナが取付けられてい
る。また、走行台車13のストロークは、線材コイル幅
の略+1mまで可能とされている。
【0022】次に、この各アーム4を摺動軸3と直交す
る方向へ案内するアーム案内機構6について説明する。
アーム案内機構6は、図4のごとく、案内台23と、摺
動軸3の軸方向両側に配された一対のガイド7、8と、
このガイド7、8間に介在され各アーム4の拡縮動作に
追随して摺動軸3と直交する方向に移動する案内ローラ
9と、この案内ローラ9とアーム4との間に介在されア
ーム4に所定以上の負荷が加わったときに摺動軸3の軸
方向Aへのアーム4の移動を許容するコイルスプリング
10(図6参照)とを備えている。
【0023】案内台23は、図5のごとく、前板23
a、後板23b及びこれらを連結しかつ内部を6等分に
分割する仕切板23cとから構成される。また、この仕
切板23cで囲まれた空間の前部に位置する前板23a
には、夫々開口部30が形成されており、この開口部3
0を通してアーム4の後端の支持腕31が案内ローラ9
に連結されている。
【0024】このアーム4の支持腕31と案内ローラ9
との連結構造を図6〜図9に基いて詳述する。図6は案
内機構6の拡大側面図、図7はその平面図、図8はその
正面図、図9は要部分解斜視図である。図示のごとく、
アーム4の支持腕31の後端部には側面視コ字形の箱体
32が設けられている。一方、案内ローラ9は、支持体
35の両側に突出するローラ軸36に一対配されてお
り、支持体35の上下面に形成された前後方向(摺動軸
3の軸方向)のスライド溝37が、箱体32の上下内側
面に形成された突条38に嵌合することにより、支持腕
31を含むアーム4が前後方向(摺動軸の軸方向)へ摺
動可能とされている。
【0025】そして、支持体35の前面と支持腕31の
後面との間に、前記コイルスプリング10と前後方向
(摺動軸の軸方向)へ伸縮可能な伸縮材としての硬質ウ
レタンチューブ39とが介在され、アーム4と支持体3
5の連結の強化が図られている。なお、支持体35と支
持腕31との対向面に夫々スプリング10及び伸縮材3
9が保持される凹部40を形成すれば、アーム4と支持
体35の連結が確実に行える。
【0026】また、案内ローラ9は、案内台23の前後
板23a,23bに形成されたガイド7、8によって前
後方向(摺動軸の軸方向)への移動が規制された状態
で、摺動軸3と直交する方向Bへ転動可能に案内され
る。従って、アーム4の拡径時にコイル線材等から反力
が所定以上になった場合、コイルスプリング10及びウ
レタンチューブ39の弾発力に抗してアーム4が摺動軸
3の移動に追随した形で、A方向に移動することになる
(図1参照)。反力の所定値としては、線材等の角張り
を修正できる程度に設定すればよい。
【0027】次に、上記角張り修正装置の動作を説明す
る。Cフックキャリヤ12に懸けられた線材コイルが定
位置に搬送されれば、この定位置停止をセンサーで検知
し、その停止信号を受けて走行駆動装置14が始動し、
走行台車13を線材コイル側に向って定位置まで前進さ
せる。次に、走行台車上のエアシリンダ25を駆動し、
摺動軸3を前後方向に移動させれば、この摺動軸3に連
結リンクで連結された数本のアーム4が線材コイルS内
において拡縮する。この拡縮動作を数回行い、コイル内
側に落ち込み突出したリングの不規則形態を押し広げて
荷姿を修正するコイルの角張り修正を行う。
【0028】角張り修正後には、摺動軸3を前進させて
アーム4を閉じ、この状態で走行台車13により原位置
に後退停止させて、次の線材コイルが定位置に到達し、
センサーが検知するまで待機する。そして、センサーか
らの信号を受けると、走行台車13が再び前進し、上記
動作を繰り返して行う。
【0029】この場合のアーム4の拡縮動作は、摺動軸
3の移動により連結リンク5を介してアーム4が摺動軸
3の軸方向と直交する方向のみならず、摺動軸の軸方向
Aへの移動しようとするが、アーム4に連結された案内
ローラ9が摺動軸3の軸方向両側の一対のガイド7、8
で規制案内されているので、アーム4は摺動軸3の軸方
向と直交する方向で拡縮することになり、このアーム4
と接触する線材とが擦れるのを防止することができる。
【0030】また、図2のごとく、線材コイル2の内径
が楕円形状の場合、数本のアーム4のうち一部がこれら
の線材と接触したとき、そのアーム4には摺動軸3の軸
方向と直交する方向Cの反力が生じる(図1参照)。通
常、アームにスプリング10を介して連結された案内ロ
ーラ9はスプリング荷重と釣り合いつつ、アーム4の拡
縮動作でガイドに沿って摺動軸と直交する方向Bへ移動
するが、線材からの反力Cの度合いがスプリング荷重を
越えた場合、連結リンク5が摺動軸3の支持点で偶力と
なり、アーム4を摺動軸3の軸方向Aへ移動させること
になる。
【0031】すなわち、摺動軸3の移動方向Aと同方向
にアーム4を移動させ、スプリング10を短縮させるこ
とになる。そうすると、このスプリング10が短縮した
アーム4の拡径動作が他のアームよりも小さくなり、そ
の他のアーム4は、楕円形状の線材コイルの他の箇所に
接触するまで拡大することもできる。従って、楕円形状
のコイルであっても、あるいはコイルの軸心と摺動軸の
軸心とがズレていても角張り修正動作を確実に行うこと
ができる。
【0032】なお、この動作は、線材等のコイルの内径
にアームが接触した時からの摺動軸3の軸方向動作であ
り、また摺動軸3と直交する方向への移動と摺動軸の軸
方向移動とが同時運動となるので、連結リンク5による
完全な旋回運動ではなく、そのため線材内径面に傷が発
生する原因にはならない。
【0033】以上の原理は、上記実施の形態で説明した
線材コイルの角張り修正装置に利用できるばかりでな
く、線材コイル又は帯板コイルの巻戻し装置にも利用で
きる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、摺動軸の周囲に配された数本のアームを連結リ
ンクを利用して拡縮動作させるコイル整形装置におい
て、各アームを摺動軸の軸方向と直交する方向のみに拡
縮させるガイドを設けたから、アームと線材などとの接
触点で摩擦による擦れが発生することなく、線材の品質
を良好に保持できるばかりでなく、アームをガイドに沿
って案内する案内子とアームとの間にスプリングを介在
させたから、所定以上の負荷がアームにかかった場合の
み、アームが摺動軸の軸方向へ移動することになり、線
材コイルの内径が楕円形状の場合やCフックキャリヤの
軸心のズレがあった場合でも、コイルの角張り修正が容
易に行えるといった有利な効果がある。
【0035】また、アームと案内子との間にスプリング
のみならず伸縮材を介在させれば、アームとローラ部分
との連結強化の一助になる。さらに、本発明の原理を利
用すれば、線材コイルの角張り修正装置に利用できるば
かりでなく、線材又は帯板のコイルの巻戻し装置にも利
用できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイル整形装置の概略を示す模式図
【図2】楕円形状のコイルを整形する場合の模式図
【図3】線材コイルの角張り修正装置に本発明を適用し
た例を示す全体側面図
【図4】同じく正面図
【図5】同じく案内台の正面図
【図6】案内機構の拡大側面図
【図7】その平面図
【図8】その正面図
【図9】その要部分解斜視図
【符号の説明】
1 コイルの整形装置 3 摺動軸 4 アーム 5 連結リンク 6 案内機構 7、8 ガイド 9 案内子 10 スプリング 11 コイル角張り修正装置 13 走行台車 19 レール 23 案内台 25 エアシリンダ 31 支持腕 32 箱体 35 支持体 37 スライド溝 38 突条 39 伸縮材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−185142(JP,A) 特開 昭52−84149(JP,A) 特開 昭51−86046(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 45/00 - 49/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材又は帯板のコイル内に挿脱自在に摺
    動する摺動軸と、この摺動軸の周囲に平行に配置された
    数本のアームと、各々同方向に傾斜した状態で前記各ア
    ームと摺動軸とを連結する連結リンクと、前記各アーム
    を摺動軸と直交する方向へ案内するアーム案内機構とを
    備え、前記摺動軸の軸方向への移動によりコイル内で各
    アームを拡縮してコイル内の乱れた線材又は乱れた帯板
    を修正する線材又は帯板のコイル整形装置において、 前記アーム案内機構は、摺動軸の軸方向両側に配された
    一対のガイドと、このガイド間に介在され各アームの拡
    縮動作に追随して摺動軸と直交する方向に移動する案内
    子と、この案内子とアームとの間に介在されアームに所
    定以上の負荷が加わったときに摺動軸の軸方向へのアー
    ムの移動を許すスプリングとを備えたことを特徴とする
    線材又は帯板のコイル整形装置。
  2. 【請求項2】 前記案内子とアームとの間にスプリング
    及び伸縮材を介在した請求項1記載の線材又は帯板のコ
    イル整形装置。
  3. 【請求項3】 線材コイルの角張り修正装置に利用され
    た請求項1又は2記載のコイル整形装置。
  4. 【請求項4】 線材又は帯板のコイルの巻戻し装置に利
    用された請求項1又は2記載のコイル整形装置。
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