JP3411167B2 - 多気筒エンジンのピストン冷却装置 - Google Patents

多気筒エンジンのピストン冷却装置

Info

Publication number
JP3411167B2
JP3411167B2 JP32862796A JP32862796A JP3411167B2 JP 3411167 B2 JP3411167 B2 JP 3411167B2 JP 32862796 A JP32862796 A JP 32862796A JP 32862796 A JP32862796 A JP 32862796A JP 3411167 B2 JP3411167 B2 JP 3411167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
oil
piston
injected
crankshaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP32862796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10169438A (ja
Inventor
雅夫 郡山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP32862796A priority Critical patent/JP3411167B2/ja
Publication of JPH10169438A publication Critical patent/JPH10169438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3411167B2 publication Critical patent/JP3411167B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダブロック
のクランク軸用支持壁からノズルによってオイルをピス
トンに吹付ける多気筒エンジンのピストン冷却装置に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のピストン冷却装置として
は、例えば実開昭56−27315号公報に開示された
ように、シリンダブロックのクランク軸用支持壁におけ
るシリンダ孔と対向する壁面にオイル噴射用ノズルの噴
射口を開口させ、オイルポンプから圧送されたオイルを
前記噴射口からシリンダ孔内へ噴射する構造を採ること
が多い。このピストン冷却装置を多気筒エンジンに適用
する場合には、気筒毎にオイル噴射用ノズルを設けて各
ピストンに専用のノズルからオイルを吹付ける構造を採
り、気筒数に応じたオイル量が得られる大型のオイルポ
ンプを使用しなければならない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来のピストン冷却装置を採用した多気筒エンジンは、オ
イルポンプの容量を減らすことができないことから小型
化するにも限界があった。 【0004】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、ピストンの冷却性が損なわれること
なく少容量で小型なオイルポンプを使用できるようにし
て多気筒エンジンの小型化を図ることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係る多気筒エン
ジンのピストン冷却装置は、シリンダブロックのクラン
ク室を気筒毎に仕切るクランク軸支持用隔壁と、シリン
ダブロックにおけるクランク軸の軸線方向の一方の端部
を支持する側壁とにシリンダ孔内へオイルを噴射するノ
ズルをそれぞれ設け、前記隔壁のうちピストンの位相が
クランク角にして180°ずれるとともに互いに隣り合
う二つの気筒の間に位置する隔壁にこれを貫通する連通
穴を形成した多気筒エンジンのピストン冷却装置であっ
て、前記各ノズルは、上流側の大径部内にチェックバル
ブが介装された段付きの丸穴によって形成され、かつ各
ノズルに対してクランク軸の軸線方向の他方に位置する
シリンダ孔内にオイルが噴射されるように軸線がシリン
ダ孔の軸線に対して傾斜されるとともに、噴射されたオ
イルがピストンにおけるシリンダヘッドの排気側と対応
する部位に吹付けられるように軸線が排気系側へ傾斜さ
れ、これらのノズルのうちピストンの位相が互いに異な
る二つの気筒の間の隔壁に設けられたノズルは、オイル
噴射口が前記連通穴の内面に開口され、他のノズルは、
隔壁および側壁に形成された段部の下面にオイル噴射口
が開口されているものである。吸気行程および膨張行程
でピストンが下降するときにはシリンダ孔内のガスが連
通穴を通って隣接するシリンダ孔側へ流れるので、ノズ
ルから噴射されたオイルはその一部が前記ガスの流れ
乗って隣接するシリンダ孔内に吹込まれる。また、前記
ガスの流れに乗らずにシリンダ孔に直接噴射されたオイ
ルも、ピストンに吹付けられた後で落下するときに前記
ガスの流れによって隣接するシリンダ孔内に吹込まれ
る。 【0006】したがって、一つのノズルから噴射された
オイルをクランク室内に生じるガスの流れを利用して複
数のピストンに吹付けることができるので、オイルの噴
射量が少なくても確実に複数のピストンを冷却すること
ができる。また、ピストンの最も高温になる部位にオイ
ルを吹付けることができる。 【0007】 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多気筒エンジ
ンのピストン冷却装置の一実施の形態を図1ないし図7
によって詳細に説明する。図1は本発明に係るピストン
冷却装置を採用した多気筒エンジンの縦断面図、図2は
図1におけるシリンダブロックのII−II線断面図で、同
図中のI−I線は図1のシリンダブロックの破断位置を示
している。図3はシリンダブロックの平面図である。 【0009】図4は吸気マニホールド取付部分を示す側
面図、図5は図4におけるV−V線断面図、図6はエンジ
ンハンガーを示す図で、同図(a)は平面図、同図
(b)は正面図、同図(c)は側面図である。図7はエ
ンジンハンガーの斜視図である。 【0010】これらの図において、符号1はこの実施の
形態による4気筒エンジン、2はこのエンジン1のシリ
ンダヘッド、3はシリンダブロックを示す。前記シリン
ダヘッド2は、1気筒当たり2本ずつの吸気弁4と排気
弁5を吸気カム軸6と排気カム軸7によって駆動する構
造を採っている。8は燃料噴射用インジェクタ、9は点
火プラグ、10は吸気マニホールド、11は排気マニホ
ールドを示す。前記吸気マニホールド10は、図4に示
すように、サージタンク12と気筒毎の吸気分配管13
とからなり、合成樹脂によって一体に形成している。 【0011】この吸気マニホールド10の取付は、サー
ジタンク12をシリンダブロック3に固定ボルト14に
よって固定するとともに、吸気分配管13の下流端のフ
ランジ13aを固定ボルト15によってシリンダヘッド
2に固定することによって実施している。サージタンク
12をシリンダブロック3に取付ける部分は、図5に示
すように、サージタンク12とシリンダブロック3の側
面との間にスペーサ16を介装している。このスペーサ
16は、シリンダブロック3の凹部17を閉塞する構造
を採り、内部にブローバイガス用オイル分離室18を形
成している。このオイル分離室18内に設けた符号19
で示すものは、ブローバイガスからオイルを分離させる
ためのプレートである。 【0012】また、図4において吸気マニホールド10
の近傍に配設した符号20で示すものは、このエンジン
1を組立てた後に搬送するときにワイヤー(図示せず)
を掛けるためのエンジンハンガーである。このエンジン
ハンガー20は、シリンダヘッド2の側部の2箇所に取
付けている。なお、これらのエンジンハンガー20の配
設位置は、シリンダヘッド2を上方から見たときに対角
線上に位置付けられるように設定している。これらのエ
ンジンハンガー20のうち一方には、図6および図7に
示すように点火用コイル21を取付けている。 【0013】すなわち、このエンジンハンガー20は、
点火用コイル21をエンジン1に取付けるためのブラケ
ットを兼ねるように形成している。図6において符号2
0aで示すものは、エンジンハンガー20をシリンダヘ
ッド2に固定するための固定ボルトである。この構造を
採ると、点火用コイル21を取付けるためのねじ部をシ
リンダヘッド2に形成しなくてよいのでシリンダヘッド
2の軽量化を図ることができる。しかも、専ら点火用コ
イル21をシリンダヘッド2に取付けるために使用する
ブラケットが不要で、部品数も削減することができる。 【0014】前記シリンダブロック3は、図1〜図3に
示すように、上部に4つのシリンダ孔22〜25を形成
するとともに下部にクランク室26を形成し、このクラ
ンク室26内にクランク軸27を回転自在に装着してい
る。なお、このシリンダブロック3の下面には図示して
ないオイルパンを取付ける。 【0015】前記シリンダ孔22〜25は、クランク軸
27の軸線方向に沿って一列に並ぶように形成してい
る。この実施の形態では、前記4つのシリンダ孔22〜
25のうち図2,3において最も左側のシリンダ孔22
によって構成される気筒を#1気筒といい、シリンダ孔
23によって構成される気筒を#2気筒という。また、
シリンダ孔24によって構成される気筒を#3気筒とい
い、シリンダ孔25によって構成される気筒を#4気筒
という。 【0016】前記クランク軸27は、コンロッド28を
介して連結したピストン29の位相が#1気筒と#4気
筒とで同じになるとともに、#2気筒と#3気筒とで同
じになるように形成している。なお、#2,#3気筒
は、位相が#1,#4気筒に対してクランク角にして1
80°ずれている。また、このクランク軸27は、シリ
ンダブロック3の二つの側壁(クランク軸27の軸線方
向の両端の壁)30,31と、シリンダ孔22〜25ど
うしの間で下方へ延びる隔壁32〜34とに、ベアリン
グキャップ35によって取付けている。このクランク軸
27を取付ける部分には従来周知のように平軸受36を
介在させている。なお、前記ベアリングキャップ35ど
うしは、符号37で示すベアリングビームによって互い
に連結している。前記側壁31が本発明に係るクランク
軸支持用の一方の側壁を構成し、前記隔壁32〜34が
本発明に係るクランク軸支持用隔壁を構成している。 【0017】前記隔壁32〜34は、クランク室26の
シリンダ孔側を気筒毎に仕切るように形成し、#1気筒
と#2気筒の間に位置付けられた隔壁32と、#3気筒
と#4気筒の間に位置付けられた隔壁34には、これら
をそれぞれ貫通する連通穴38をクランク軸27の軸受
の上側に形成している。すなわち、このシリンダブロッ
ク3は、位相が互いに異なるとともに互いに隣り合う二
つの気筒(例えば#1気筒と#2気筒)どうしがクラン
ク室26内で前記連通穴38を介して互いに連通する構
造を採っている。 【0018】また、前記二つの側壁30,31のうち一
方の側壁31と、隔壁32〜34は、ピストン29を冷
却するためのオイルを噴射するオイル噴射用ノズル39
〜42を設けている。これらのノズル39〜42は、前
記壁31〜34に穿設した段付きの丸穴によって形成
し、図1に示すようにシリンダブロック3に形成した主
オイル通路43および分岐路44を介してオイルポンプ
(図示せず)からオイルが圧送される構造を採ってい
る。なお、このオイルポンプは、トロコイド式のものを
使用し、クランク軸27が駆動して前記主オイル通路4
3にオイルを圧送する構造を採っている。すなわち、オ
イルポンプはクランク軸27の回転数に応じて回転数が
変化し、主オイル通路43や分岐路44内のオイルの圧
力はエンジン回転数に応じて上昇する。 【0019】また、前記ノズル39〜42は、上流側の
大径部内に図示してないチェックバルブを介装してい
る。このチェックバルブは、分岐路44側の圧力が予め
定めた圧力より高くなったときに開く構造を採ってい
る。すなわち、エンジン回転数の上昇と共に主オイル通
路43や分岐路44内のオイルの圧力が上昇し、予め定
めた圧力に達すると、チェックバルブが開いて各ノズル
39〜42からオイルがシリンダ孔内に噴射される。 【0020】また、前記ノズル39〜42は、これらの
各々に対して図2,3において左側に位置するシリンダ
孔22〜25内にオイルが噴射されるように軸線をシリ
ンダ孔22〜25の軸線に対して傾斜させるとともに、
噴射されたオイルがピストン29におけるシリンダヘッ
ド2の排気側と対応する部位に吹付けられるように軸線
を排気系側へ傾斜させている。オイルが噴射される範囲
を図中に二点鎖線Aで示す。 【0021】さらに、これらのノズル39〜42のうち
隔壁32と隔壁34に形成したノズル39,41は、前
記連通穴38の内面にオイル噴射口を開口させ、他のノ
ズル40,42は、隔壁33と側壁31に形成した段部
45の下面にオイル噴射口を開口させている。ノズル3
9〜42のオイル噴射口を図において符号39a〜42
aで示す。 【0022】このように構成したピストン冷却装置は、
エンジン運転時にはオイルがノズル39〜42から各シ
リンダ孔22〜25内に噴射されて各ピストン29の下
面に吹付けられるので、ピストン29をオイルによって
冷却することができる。また、このエンジン1において
は、各気筒の吸気行程および膨張行程でピストン29が
下降するときにはシリンダ孔22〜25内のガス(ブロ
ーバイガス)がクランク室26へ押出され、隣接するシ
リンダ孔内に連通穴38を通って吹込む。 【0023】例えば、#1気筒のピストン29が図2の
位置から下降すると、#1気筒のシリンダ孔22内のガ
スが連通穴38を通って#2気筒側のクランク室26内
に吹込む。このとき、#2気筒のピストン29が上昇し
ていることから、前記連通穴38から吹込んだガスは#
2気筒のシリンダ孔23の上部へ吸込まれるようにな
る。なお、クランク室26の下部には気筒どうしの間を
仕切るような壁は設けていないが、シリンダ孔22〜2
5からクランク室26へ流入したガスはクランク軸27
によって妨げられてクランク室上部から下部へ吹抜ける
ことが少ないので、前記#1気筒のピストン29が下降
することによりシリンダ孔22内からクランク室26内
に押出されるガスは、略全量が連通穴38を通る。 【0024】二つの連通穴38をガスが図2において左
側から右側へ流れるときには、連通穴38の内面に開口
するオイル噴射口39a,41aから噴射されたオイル
の一部が前記ガスの流れに乗って隣接するシリンダ孔2
3,25内へも吹込まれ、このシリンダ孔23,25内
のピストン29に吹付けられる。また、前記ガスの流れ
に乗らずにオイル噴射口39a,41aからシリンダ孔
22,24に直接噴射されたオイルも、ピストン29に
吹付けられた後で落下するときあるいはピストン29に
当たって跳ね返った後に、前記ガスの流れによって隣接
するシリンダ孔23,25内に吹込まれる。 【0025】したがって、一つのノズル(ノズル39ま
たはノズル41)から噴射されたオイルをクランク室2
6内に生じるガスの流れを利用して複数のピストン29
に吹付けることができるので、オイルの噴射量が少なく
ても確実に複数のピストン29を冷却することができ
る。このため、従来に較べてオイルポンプの容量が少な
くてよい。 【0026】また、二つの連通穴38をガスが上記とは
逆方向へ流れるときには、ノズル40,42から噴射さ
れて#2,#4気筒のピストン29に吹付けられた後で
適下するオイルや、これらのピストン29に当たって跳
ね返ったりしたオイルがガスの流れに乗って連通穴38
を通り、#1気筒および#3気筒のピストン29に吹付
けられる。このため、互いに隣接する二つの気筒のピス
トンを二つのノズルから噴射されたオイルによって冷却
することができるから信頼性が高い。 【0027】さらに、このピストン冷却装置は、オイル
噴射用ノズル39〜42の噴射方向をピストン29にお
けるシリンダヘッド2の排気側と対応する部位を指向す
る方向としたため、ピストン29の最も高温になる部位
にオイルを吹付けることができ、オイルが少量でも効率
よくピストン29を冷却することができる。 【0028】 【0029】 【発明の効果】本発明に係る多気筒エンジンのピストン
冷却装置は、シリンダブロックのクランク室を気筒毎に
仕切るクランク軸支持用隔壁と、シリンダブロックにお
けるクランク軸の軸線方向の一方の端部を支持する側壁
とにシリンダ孔内へオイルを噴射するノズルをそれぞれ
設け、前記隔壁のうちピストンの位相がクランク角にし
て180°ずれるとともに互いに隣り合う二つの気筒の
間に位置する隔壁にこれを貫通する連通穴を形成した多
気筒エンジンのピストン冷却装置であって、前記各ノズ
ルは、上流側の大径部内にチェックバルブが介装された
段付きの丸穴によって形成され、かつ各ノズルに対して
クランク軸の軸線方向の他方に位置するシリンダ孔内に
オイルが噴射されるように軸線がシリンダ孔の軸線に対
して傾斜されるとともに、噴射されたオイルがピストン
におけるシリンダヘッドの排気側と対応する部位に吹付
けられるように軸線が排気系側へ傾斜され、これらのノ
ズルのうちピストンの位相が互いに異なる二つの気筒の
間の隔壁に設けられたノズルは、オイル噴射口が前記連
通穴の内面に開口され、他のノズルは、隔壁および側壁
に形成された段部の下面にオイル噴射口が開口されてい
ため、吸気行程および膨張行程でピストンが下降する
ときにはシリンダ孔内のガスが連通穴を通って隣接する
シリンダ孔側へ流れるので、ノズルから噴射されたオイ
ルはその一部が前記ガスの流れ乗って隣接するシリン
ダ孔内に吹込まれる。また、前記ガスの流れに乗らずに
シリンダ孔に直接噴射されたオイルも、ピストンに吹付
けられた後で落下するときに前記ガスの流れによって隣
接するシリンダ孔内に吹込まれる。 【0030】したがって、一つのノズルから噴射された
オイルをクランク室内に生じるガスの流れを利用して複
数のピストンに吹付けることができるので、オイルの噴
射量が少なくても確実に複数のピストンを冷却すること
ができる。このため、従来に較べてオイルポンプの容量
が少なくてよく、ピストンの冷却性が損なわれるのを阻
止しながら小型のオイルポンプを使用してエンジンの小
型化を図ることができる。また、ピストンの最も高温に
なる部位にオイルを吹付けることができるから、オイル
が少量でもピストンを効率よく冷却することができる。 【0031】
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係るピストン冷却装置を採用した多
気筒エンジンの縦断面図である。 【図2】 図1におけるシリンダブロックのII−II線断
面図である。 【図3】 シリンダブロックの平面図である。 【図4】 吸気マニホールド取付部分を示す側面図であ
る。 【図5】 図4におけるV−V線断面図である。 【図6】 エンジンハンガーを示す図である。 【図7】 エンジンハンガーの斜視図である。 【符号の説明】 1…エンジン、2…シリンダヘッド、3…シリンダブロ
ック、22〜25…シリンダ孔、26…クランク室、2
7…クランク軸、29…ピストン、30,31…側壁、
32〜34…隔壁、38…連通穴、39〜42…ノズ
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02F 7/00 301 F02F 7/00 301F (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01P 3/08 F01M 1/08 F02F 3/20 F02F 7/00 301

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シリンダブロックのクランク室を気筒毎
    に仕切るクランク軸支持用隔壁と、シリンダブロックに
    おけるクランク軸の軸線方向の一方の端部を支持する側
    壁とにシリンダ孔内へオイルを噴射するノズルをそれぞ
    れ設け、前記隔壁のうちピストンの位相がクランク角に
    して180°ずれるとともに互いに隣り合う二つの気筒
    の間に位置する隔壁にこれを貫通する連通穴を形成した
    多気筒エンジンのピストン冷却装置であって、前記各ノ
    ズルは、上流側の大径部内にチェックバルブが介装され
    た段付きの丸穴によって形成され、かつ各ノズルに対し
    てクランク軸の軸線方向の他方に位置するシリンダ孔内
    にオイルが噴射されるように軸線がシリンダ孔の軸線に
    対して傾斜されるとともに、噴射されたオイルがピスト
    ンにおけるシリンダヘッドの排気側と対応する部位に吹
    付けられるように軸線が排気系側へ傾斜され、これらの
    ノズルのうちピストンの位相が互いに異なる二つの気筒
    の間の隔壁に設けられたノズルは、オイル噴射口が前記
    連通穴の内面に開口され、他のノズルは、隔壁および側
    壁に形成された段部の下面にオイル噴射口が開口されて
    ることを特徴とする多気筒エンジンのピストン冷却装
    置。
JP32862796A 1996-12-09 1996-12-09 多気筒エンジンのピストン冷却装置 Expired - Lifetime JP3411167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32862796A JP3411167B2 (ja) 1996-12-09 1996-12-09 多気筒エンジンのピストン冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32862796A JP3411167B2 (ja) 1996-12-09 1996-12-09 多気筒エンジンのピストン冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10169438A JPH10169438A (ja) 1998-06-23
JP3411167B2 true JP3411167B2 (ja) 2003-05-26

Family

ID=18212386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32862796A Expired - Lifetime JP3411167B2 (ja) 1996-12-09 1996-12-09 多気筒エンジンのピストン冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3411167B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000087717A (ja) * 1998-09-12 2000-03-28 Honda Motor Co Ltd 4サイクルエンジンのクランク軸廻り構造
JP4302800B2 (ja) * 1998-09-12 2009-07-29 本田技研工業株式会社 4サイクルエンジンの潤滑構造
JP3975064B2 (ja) 2001-08-31 2007-09-12 本田技研工業株式会社 多気筒エンジンのピストン冷却装置
JP4636506B2 (ja) * 2006-02-28 2011-02-23 本田技研工業株式会社 車両用発電機の冷却構造
KR101163845B1 (ko) 2009-11-30 2012-07-09 기아자동차주식회사 오일제트와 이를 적용한 엔진
JP5802592B2 (ja) * 2012-03-29 2015-10-28 株式会社クボタ 火花点火式エンジン
JP2016217188A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 ヤンマー株式会社 エンジン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10169438A (ja) 1998-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6543405B2 (en) Modular engine architecture
US6672296B2 (en) Cylinder head structure in multi-cylinder engine
US7559299B2 (en) Monolithic cylinder-crankcase
JP4259744B2 (ja) 船外機用4サイクルエンジンの燃料供給装置
RU2566875C2 (ru) Блок цилиндров (варианты) и способ работы системы смазки в двигателе
US20020117141A1 (en) Rocker carrier
JP3411167B2 (ja) 多気筒エンジンのピストン冷却装置
JP3847911B2 (ja) 直接噴射式2サイクルエンジンの燃料噴射装置
JP4391003B2 (ja) 船外機
US5657724A (en) Internal combustion engine construction
CA2155268C (en) Structural baffle for internal combustion engine
US20030029396A1 (en) Oil injection system
US5511520A (en) Cylinder head construction
JPH11229991A (ja) コモンレール燃料噴射システムを備えたv型エンジン
JPH10325313A (ja) 2サイクル内燃機関の潤滑方法
US6718930B2 (en) Intake system of a V-type engine
US5361731A (en) Scavenging port delivery for two stroke engine
JPH0526020A (ja) エンジンのための潤滑油通路構造
KR100633941B1 (ko) 블로바이 가스와 엔진오일을 분리시키기 위한 차량 엔진의구조
US6622687B2 (en) Intake apparatus of multi-cylinder internal combustion engine
JP2861914B2 (ja) 内燃機関
JP3450458B2 (ja) 2サイクルエンジンの燃料供給装置
US20120138008A1 (en) Cylinder head with symmetric intake and exhaust passages
JP3142354B2 (ja) 2サイクルエンジン
JP2002147306A (ja) 船外機用4サイクルエンジンの燃料供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140320

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term