JP3409022B2 - マンホ―ル壁体締結具 - Google Patents
マンホ―ル壁体締結具Info
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- JP3409022B2 JP3409022B2 JP2000197961A JP2000197961A JP3409022B2 JP 3409022 B2 JP3409022 B2 JP 3409022B2 JP 2000197961 A JP2000197961 A JP 2000197961A JP 2000197961 A JP2000197961 A JP 2000197961A JP 3409022 B2 JP3409022 B2 JP 3409022B2
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- manhole
- fastening plate
- wall
- fastening
- manhole wall
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の分割された
マンホ―ル壁体を相互に締結する締結具に関するもので
ある。 【０００２】 【従来の技術】従来，複数の分割されたマンホール壁体
を相互に締結する締結装置として、各マンホール分割壁
体を相互に締結する締結板と、各マンホール分割壁体内
に埋設されたナットとこれに螺合されたボルトによる該
締結板固定部材とで構成したものは、例えば登録実用新
案第３０１９９５３号公報に示すように公知である。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記公知の
ものでは、マンホール壁体内に埋込まれたナットに対し
て締結板に設けたボルト孔を一致させるような位置決め
作業が面倒であると共に、締結板の正面視の巾が均一で
ありせん断力に対する強度の弱い個所がないため、地震
等によるマンホールの横ゆれ時に該締結板が破損する前
にマンホ―ル自体が破損する虞がある。 【０００４】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、分割マンホ―ル壁体の各孔の間隔に厳密な正確
度を必要としないで締結が容易にできると共に長期にわ
たって充分な締結が可能で、しかも地震等においてマン
ホ―ルの破損を防止するようなマンホ―ル壁体締結具を
提供しようとするものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明におけるマンホ―ル壁体締結具は、締結板
を強化樹脂で一体成形し、両側端近傍にボルト貫通用長
孔を設けると共に該締結板の正面視の巾を中央部におい
て細巾に形成して締結板に掛かるせん断力に対して切断
可能としたことを特徴とするものである。 【０００６】 【発明の実施の形態】図１ないし図３は本発明の一実施
例に関するものであり、図１は本発明に係るマンホ―ル
壁体締結具による締結状態の一例を示す断面図、図２は
締結板の正面図、図３は図２の側面図である。 【０００７】図において、１はマンホ―ルを構成するマ
ンホ―ル壁体であり、該マンホ―ル壁体１には、上面に
マンホ―ル蓋で覆われる開口を有するマンホ―ル斜壁体
と円筒状のマンホ―ル直壁体と下水管等が取付けられた
マンホ―ル管取付壁体とマンホ―ル底板等があり、コン
クリ―ト製の分割体となっている。そして、図１に示す
ように各マンホ―ル壁体１，１’はそれぞれ締結板２に
よって相互に締結接合されてマンホ―ルを構成し、該マ
ンホ―ルは、地面に適宜穿設された孔内に設置されるよ
うになっている。 【０００８】前記締結板２は、例えば繊維強化プラスチ
ックのような強化樹脂で一体成形されている。そして、
該締結板２の両側端近傍にはボルト貫通用長孔３，３が
設けられている。また、締結板の正面視の巾が中央部に
おいて細巾４になるように形成されている。 【０００９】そして、５はマンホ―ル壁体１内に埋込ま
れた締結用埋込ナットであり、該ナット５の軸線方向に
はボルト６が螺着されるためのねじ７が形成されてい
る。該ナット５，ボルト６も例えば繊維強化プラスチッ
クのような強化樹脂で成形されている。 【００１０】以上のような構成からなるマンホ―ル壁体
締結具を用いて各マンホ―ル壁体１，１’を締結する場
合には、各壁体１，１’のコンクリ―ト内の所定の位置
に予め締結用埋込ナット５を埋込んでおき、マンホ―ル
壁体１の上方に他のマンホ―ル壁体１’を載置する。次
いで平板状の締結板２の一側のボルト貫通用長孔３をマ
ンホ―ル壁体１’に埋込まれたナット５に併せて締結板
２の位置を決定すると共に締結板２のボルト貫通用長孔
３からボルト６をナット５のねじ７に螺着して、締結板
２をマンホ―ル壁体１’に固着する。 【００１１】この状態で、下段のマンホ―ル壁体１に埋
込まれたナット５は、締結板２の他側に形成された長孔
３の略範囲内にある。したがって、該壁体１に埋込まれ
たナット５に向けて長孔３からボルト６を挿入して壁体
１内のナット５にボルト６を螺着することにより、マン
ホ―ル壁体１，１’は締結板２により確実・容易に締結
される。そしてマンホ―ル壁体１，１’に対するボルト
の位置は両長孔３，３によって容易に選定できるもので
あるから、マンホ―ル壁体１，１’に対する各ナット５
の埋込み位置も格別に精密度を要するものではない。 【００１２】このようなマンホ―ル壁体の締結をマンホ
―ル壁体１，１’の円周方向外面で複数個所にわたって
施して、マンホ―ル壁体１と１’とを確実に締結する。 【００１３】この作業を繰り返して行い、マンホ―ル壁
体を順次積み上げて締結板２により締結することによ
り、マンホールが構成される。そして、前記締結板２は
例えば繊維強化プラスチックのような強化樹脂で一体成
形されているので、その成形が容易であると共に腐食し
難く、長期にわたって締結を維持することができるので
ある。 【００１４】また、完成されたマンホールが地震等で横
ゆれを受けた場合には、締結板２の形状が正面視の巾を
中央部において細巾４に形成しているので、マンホ―ル
壁体１，１’，…の締結板２近傍はひび等の破損が発生
する前に先に締結板２の細巾４が切断されることにな
り、マンホ―ル壁体１，１’，…の破損を未然に防止す
ることができる。 【００１５】 【発明の効果】この発明は、締結板を強化樹脂で一体成
形し、両側端近傍にボルト貫通用長孔を設けると共に該
締結板の正面視の巾を中央部において細巾に形成して締
結板に掛かるせん断力に対して切断可能としたので、分
割マンホ―ル壁体の各孔の間隔に厳密な正確度を必要と
しないで締結が容易にでき、長期にわたって充分な締結
が可能であり、地震等の横ゆれに対しても、先に締結板
の細巾部が切断されることによりマンホ―ル壁体の破損
を未然に防止することができるマンホ―ル壁体締結具と
なる。
マンホ―ル壁体を相互に締結する締結具に関するもので
ある。 【０００２】 【従来の技術】従来，複数の分割されたマンホール壁体
を相互に締結する締結装置として、各マンホール分割壁
体を相互に締結する締結板と、各マンホール分割壁体内
に埋設されたナットとこれに螺合されたボルトによる該
締結板固定部材とで構成したものは、例えば登録実用新
案第３０１９９５３号公報に示すように公知である。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記公知の
ものでは、マンホール壁体内に埋込まれたナットに対し
て締結板に設けたボルト孔を一致させるような位置決め
作業が面倒であると共に、締結板の正面視の巾が均一で
ありせん断力に対する強度の弱い個所がないため、地震
等によるマンホールの横ゆれ時に該締結板が破損する前
にマンホ―ル自体が破損する虞がある。 【０００４】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、分割マンホ―ル壁体の各孔の間隔に厳密な正確
度を必要としないで締結が容易にできると共に長期にわ
たって充分な締結が可能で、しかも地震等においてマン
ホ―ルの破損を防止するようなマンホ―ル壁体締結具を
提供しようとするものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明におけるマンホ―ル壁体締結具は、締結板
を強化樹脂で一体成形し、両側端近傍にボルト貫通用長
孔を設けると共に該締結板の正面視の巾を中央部におい
て細巾に形成して締結板に掛かるせん断力に対して切断
可能としたことを特徴とするものである。 【０００６】 【発明の実施の形態】図１ないし図３は本発明の一実施
例に関するものであり、図１は本発明に係るマンホ―ル
壁体締結具による締結状態の一例を示す断面図、図２は
締結板の正面図、図３は図２の側面図である。 【０００７】図において、１はマンホ―ルを構成するマ
ンホ―ル壁体であり、該マンホ―ル壁体１には、上面に
マンホ―ル蓋で覆われる開口を有するマンホ―ル斜壁体
と円筒状のマンホ―ル直壁体と下水管等が取付けられた
マンホ―ル管取付壁体とマンホ―ル底板等があり、コン
クリ―ト製の分割体となっている。そして、図１に示す
ように各マンホ―ル壁体１，１’はそれぞれ締結板２に
よって相互に締結接合されてマンホ―ルを構成し、該マ
ンホ―ルは、地面に適宜穿設された孔内に設置されるよ
うになっている。 【０００８】前記締結板２は、例えば繊維強化プラスチ
ックのような強化樹脂で一体成形されている。そして、
該締結板２の両側端近傍にはボルト貫通用長孔３，３が
設けられている。また、締結板の正面視の巾が中央部に
おいて細巾４になるように形成されている。 【０００９】そして、５はマンホ―ル壁体１内に埋込ま
れた締結用埋込ナットであり、該ナット５の軸線方向に
はボルト６が螺着されるためのねじ７が形成されてい
る。該ナット５，ボルト６も例えば繊維強化プラスチッ
クのような強化樹脂で成形されている。 【００１０】以上のような構成からなるマンホ―ル壁体
締結具を用いて各マンホ―ル壁体１，１’を締結する場
合には、各壁体１，１’のコンクリ―ト内の所定の位置
に予め締結用埋込ナット５を埋込んでおき、マンホ―ル
壁体１の上方に他のマンホ―ル壁体１’を載置する。次
いで平板状の締結板２の一側のボルト貫通用長孔３をマ
ンホ―ル壁体１’に埋込まれたナット５に併せて締結板
２の位置を決定すると共に締結板２のボルト貫通用長孔
３からボルト６をナット５のねじ７に螺着して、締結板
２をマンホ―ル壁体１’に固着する。 【００１１】この状態で、下段のマンホ―ル壁体１に埋
込まれたナット５は、締結板２の他側に形成された長孔
３の略範囲内にある。したがって、該壁体１に埋込まれ
たナット５に向けて長孔３からボルト６を挿入して壁体
１内のナット５にボルト６を螺着することにより、マン
ホ―ル壁体１，１’は締結板２により確実・容易に締結
される。そしてマンホ―ル壁体１，１’に対するボルト
の位置は両長孔３，３によって容易に選定できるもので
あるから、マンホ―ル壁体１，１’に対する各ナット５
の埋込み位置も格別に精密度を要するものではない。 【００１２】このようなマンホ―ル壁体の締結をマンホ
―ル壁体１，１’の円周方向外面で複数個所にわたって
施して、マンホ―ル壁体１と１’とを確実に締結する。 【００１３】この作業を繰り返して行い、マンホ―ル壁
体を順次積み上げて締結板２により締結することによ
り、マンホールが構成される。そして、前記締結板２は
例えば繊維強化プラスチックのような強化樹脂で一体成
形されているので、その成形が容易であると共に腐食し
難く、長期にわたって締結を維持することができるので
ある。 【００１４】また、完成されたマンホールが地震等で横
ゆれを受けた場合には、締結板２の形状が正面視の巾を
中央部において細巾４に形成しているので、マンホ―ル
壁体１，１’，…の締結板２近傍はひび等の破損が発生
する前に先に締結板２の細巾４が切断されることにな
り、マンホ―ル壁体１，１’，…の破損を未然に防止す
ることができる。 【００１５】 【発明の効果】この発明は、締結板を強化樹脂で一体成
形し、両側端近傍にボルト貫通用長孔を設けると共に該
締結板の正面視の巾を中央部において細巾に形成して締
結板に掛かるせん断力に対して切断可能としたので、分
割マンホ―ル壁体の各孔の間隔に厳密な正確度を必要と
しないで締結が容易にでき、長期にわたって充分な締結
が可能であり、地震等の横ゆれに対しても、先に締結板
の細巾部が切断されることによりマンホ―ル壁体の破損
を未然に防止することができるマンホ―ル壁体締結具と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明に係るマンホ―ル壁体締結具によ
る締結状態の一例を示す断面図である。 【図２】図２は締結板の正面図である。 【図３】図３は図２の側面図である。 【符号の説明】 １ マンホ―ル壁体 ２ 締結板 ３ ボルト貫通用長孔 ４ 締結板の細巾
る締結状態の一例を示す断面図である。 【図２】図２は締結板の正面図である。 【図３】図３は図２の側面図である。 【符号の説明】 １ マンホ―ル壁体 ２ 締結板 ３ ボルト貫通用長孔 ４ 締結板の細巾
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 複数の分割されたマンホ―ル壁体を相互
に締結する締結具において、締結板を強化樹脂で一体成
形し、両側端近傍にボルト貫通用長孔を設けると共に該
締結板の正面視の巾を中央部において細巾に形成して締
結板に掛かるせん断力に対して切断可能としたことを特
徴とするマンホ―ル壁体締結具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000197961A JP3409022B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | マンホ―ル壁体締結具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000197961A JP3409022B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | マンホ―ル壁体締結具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002013151A JP2002013151A (ja) | 2002-01-18 |
| JP3409022B2 true JP3409022B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=18696211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000197961A Expired - Fee Related JP3409022B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | マンホ―ル壁体締結具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3409022B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102470287B1 (ko) * | 2013-02-28 | 2022-11-23 | 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 | 액정 배향 처리제, 액정 배향막 및 액정 표시 소자 |
| JP6304798B2 (ja) * | 2013-11-07 | 2018-04-04 | 中川ヒューム管工業株式会社 | マンホール、これに用いる連結金具およびマンホールの連結方法 |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000197961A patent/JP3409022B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002013151A (ja) | 2002-01-18 |
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