JP3407030B2 - バックライトユニット及びバックライト - Google Patents

バックライトユニット及びバックライト

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JP3407030B2
JP3407030B2 JP03915799A JP3915799A JP3407030B2 JP 3407030 B2 JP3407030 B2 JP 3407030B2 JP 03915799 A JP03915799 A JP 03915799A JP 3915799 A JP3915799 A JP 3915799A JP 3407030 B2 JP3407030 B2 JP 3407030B2
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広典 下西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
のような表示装置に用いられるエッジライト方式のバッ
クライトユニット及び線状光源を備えるバックライトに
関する。
【0002】
【従来の技術】液晶テレビ、携帯用パーソナルコンピュ
ータ等の液晶表示装置用のバックライトには、線状光源
からの照射光が導光板を介して液晶表示装置を照射する
エッジライト方式が多く用いられている。バックライト
は、バックライトユニットが備える導光板のエッジ面
(導入面)の対向位置に線状光源を配して構成される。
図6は、従来の2灯式エッジライト方式のバックライト
の構成を示す斜視図である。図中6はアクリル樹脂製の
導光板であり、上面(出光面)と下面(反射面)とが平
行な平板形状を有している。導光板6の上側には、第1
の拡散シート5,プリズムシート4,偏光フィルム3及
び第2の拡散シート2が重ねられ、導光板6の下側には
反射シート7が重ねられている。導光板6の両サイドエ
ッジ面(導入面)夫々に対向せしめて線状光源8,9が
配されている。導光板6及びこれらのシートは、図示し
ないシャーシ内に収められ、第2の拡散シート2の上側
に配された枠蓋100がシャーシに支持されることによ
り固定される。
【0003】プリズムシート4は、上面又は下面にプリ
ズム面を有している。偏光フィルム3は例えばDBEF
(住友スリーエム社製)が用いられる。偏光フィルム3
を用いることにより、バックライトに液晶パネルを取付
けた液晶表示装置の視野角を維持したまま、且つ輝度を
向上させることができる。なお図6では、判りやすくす
るために、導光板6,第1の拡散シート5,プリズムシ
ート4,偏光フィルム3,第2の拡散シート2及び反射
シート7は互いに接していない状態で示している。ま
た、第2の拡散シート2の上には通常、保護シート(図
示せず)が重ねられている。
【0004】このような構成の従来のバックライトで
は、線状光源8,9からの照射光が導光板6に導入さ
れ、導光板6の反射面及び反射シート7にて反射され、
導光板6の出光面から出光する。出光された光は、第1
の拡散シート5,プリズムシート4,偏光フィルム3及
び第2の拡散シート2を透過する間に拡散,集光が繰り
返され、バックライトの上層に配された液晶パネル(図
示せず)を照射するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】バックライトは耐熱試
験(エージング)の際に略60℃に加熱される。また液
晶表示装置として使用される際には上述した線状光源に
より加熱される。これらの加熱により、第1の拡散シー
ト5,プリズムシート4,偏光フィルム3及び第2の拡
散シート2などのシート類にシワが生じ、表示面に輝度
ムラが生じることがある。シートのシワは、熱膨張によ
りシート端面がシャーシの内縁を押圧して生じると考え
られており、これを解決するためにシート端面とシャー
シ内縁との間に隙間を設けていた。この隙間により、第
1の拡散シート5,プリズムシート4,偏光フィルム3
及び第2の拡散シート2は熱膨張してもシワは生じな
い。しかしながら偏光フィルム3は、シート端面とシャ
ーシ内縁との間に隙間を設けても、熱膨張によりシワが
生じるという問題があった。これは偏光フィルム3は加
熱により長さ方向よりも厚み方向に大きく膨張するため
である。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、枠蓋に突出部を設けることにより、フィルム
又はシート(特に偏光フィルム)の厚み方向の熱膨張を
抑止してフィルム又はシートのシワ寄りを防止するバッ
クライトユニット及びバックライトを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るバックラ
イトユニットは、シャーシ上に、導光板,該導光板の出
光面側に配された偏光フィルムを含む少なくとも1枚の
出光側シート及び枠蓋を配してあり、前記導光板の導入
面から導入された光が前記出光面から出光されて前記出
光側シートを透過し、対象物を照射するバックライトユ
ニットにおいて、前記枠蓋は、前記出光側シートに対向
する面に突出部を設けてあり、該突出部は前記偏光フィ
ルムの端縁を押圧する構成としてあることを特徴とす
る。
【0008】第1発明にあっては、枠蓋の突出部が出光
側シート、特に偏光フィルムの端縁を押圧するので、使
用時の光源による加熱又は加熱試験により出光側シート
が熱膨張したときでも、出光側シート、特に偏光フィル
の厚み方向の膨張を抑止し、シワ寄りを防止する。
【0009】第2発明に係るバックライトユニットは、
第1発明において、前記突出部は、前記枠蓋を構成する
枠辺の長さ方向に突出長を異ならせてあることを特徴と
する。
【0010】第2発明にあっては、出光側シートの温度
差を有する領域に対応して突出部の突出長、即ち、枠辺
の厚みを異ならせることにより、出光側シートのシワ寄
りをさらに防止できる。例えば、線状光源に近い枠辺の
中央を厚く、両端側を薄くすることにより、高温になり
易いシート端面の中央部分を強く押圧して厚み方向の膨
張を抑止する。
【0011】第3発明に係るバックライトユニットは、
第1又は第2発明において、前記突出部は、前記出光側
シートの対向面に帯体を貼着してなることを特徴とす
る。
【0012】第3発明にあっては、枠蓋に、例えば耐熱
性を有する接着テープを貼り付けることにより前記突出
部を形成する。接着テープを所望の位置に貼り付けるこ
とができるので、導光板の寸法,光源パワーによって異
なる出光側シートの高温領域に応じた部分に突出部を設
けることができる。また接着テープを重ね貼りすること
により、出光側シートの加熱程度に応じて接着テープの
枚数を調整し、所望の厚みの突出部を形成できる。さら
に、接着テープの端位置をずらせて重ね貼りをすること
により、容易に枠辺の長さ方向に厚みを異ならせること
ができる。
【0013】第4発明に係るバックライトユニットは、
第1又は第2発明において、前記突出部を有する前記枠
蓋は一体成形してあることを特徴とする。
【0014】第4発明にあっては、枠蓋は一体成形され
ているので、例えば枠辺の長さ方向の厚みが緩やかに変
化するような面形状に形成することができる。
【0015】第5発明に係るバックライトユニットは、
第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記突出部は、
前記導光板の導入面に対応する枠辺に設けてあることを
特徴とする。
【0016】第5発明にあっては、線状光源が配された
側の枠辺に突出部を設けるので、両方のエッジ面に線状
光源が配置された2灯式では、対向する枠辺夫々に突出
部が形成される。また、一方のエッジ面に線状光源が配
置された1灯式では、線状光源側の一辺の枠辺に突出部
が形成される。さらに、その他の枠辺の線状光源に近い
側に突出部が形成される。これらにより、線状光源の加
熱に起因するシワ寄りはさらに良く防止される。
【0017】第6発明に係るバックライトは、第1乃至
第5発明のいずれかに記載のバックライトユニットが備
える前記導光板のエッジ面に対向せしめて線状光源を配
してあることを特徴とする。
【0018】第6発明にあっては、バックライトユニッ
トに線状光源を配することにより、バックライトが構成
される。両方のエッジ面に線状光源を配した2灯式、及
び片方に線状光源を配した1灯式のいずれにおいても出
光側シートのシワ寄りは防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づき具体的に説明する。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1の2灯式バ
ックライトの構造を示す斜視図であり、図2は図1のII
−II線から見た断面図である。図中6はアクリル樹脂製
の導光板であり、上面(出光面)と下面(反射面)とが
平行な平板形状を有している。導光板6の上側には、第
1の拡散シート5,プリズムシート4,偏光フィルム3
及び第2の拡散シート2が重ねられ、導光板6の下側に
は反射シートが7重ねられている。導光板6の両サイド
エッジ(導入面)夫々に対向せしめて線状光源8,9が
配されている。導光板6及びこれらのシートは、図示し
ないシャーシ内に収められ、第2の拡散シート2の上側
に配された本発明の特徴となる枠蓋1がシャーシに支持
されることにより固定される。なお、出光面側に配され
たこれらのシートはシャーシの端縁との間に隙間を有し
て収納されている。
【0020】枠蓋1は例えば合成樹脂製であり、外形が
長方形の枠状に形成されている。その裏面、即ち、第2
の拡散シート2に対向する面に突出部30が形成されて
いる。図3は、実施の形態1の枠蓋の裏面を示す平面図
である。図1及び図3に示すように、枠蓋1は4つの枠
辺を有しており、線状光源8,9が対向配置された側の
夫々の枠辺1a,1bの長さ方向略中央に突出部30,
30が設けられている。突出部30は、図2に示すよう
に、中央が厚く、両側が対称に薄くなる階段状に形成さ
れている。枠蓋1はその外寸法が偏光フィルム3の外寸
法よりも大きいので、偏光フィルム3の外縁は枠辺の内
縁側の重ねしろで重なるようになっている。突出部30
は枠辺1a,1bの重ねしろと略同幅に設けられてい
る。
【0021】このような突出部30は、次のように形成
される。枠蓋1の枠辺1aの長さ方向略中央部分に第1
のテープ11を貼着する。次に、第1のテープ11より
も短い長さの第2のテープ12を、第1のテープ11上
の中央に貼着する。即ち、第1及び第2のテープ11,
12の端部をずらせて重ね貼りしている。同様に、第2
のテープ12よりも短い長さの第3のテープ13を第2
のテープ12上の中央に貼着する。第1,第2及び第3
のテープ11,12,13は耐熱性を有し、その幅寸法
は枠辺1aの重ねしろと略同幅である。このようにし
て、枠辺1aの長さ方向の中央部分が最も厚く、その両
側が段階的に薄くなる突出部30が形成される。枠辺1
aの対向側の枠辺1bについても同様に突出部30を形
成する。枠蓋1は、突出部30が形成された面を第2の
拡散シート2側に向けて装着される。
【0022】プリズムシート4は、上面又は下面に複数
の三角条を平行に設けたプリズム面を有しており、偏光
フィルム3は例えばDBEF(住友スリーエム社製)が
用いられる。偏光フィルム3を用いることにより、バッ
クライトに液晶パネルを取付けた液晶表示装置の視野角
を広げ、且つ輝度を向上させることができる。
【0023】なお図1では、判りやすくするために、導
光板6,第1の拡散シート5,プリズムシート4,偏光
フィルム3,第2の拡散シート2及び反射シート7は互
いに接していない状態で示している。さらに図2では、
第3のテープ13のみが第2の拡散シート2に接触して
いるように示しているが、実際には、枠蓋1を装着した
状態で突出部30は全面が第2の拡散シート2に接触し
ており、中央部分は第2の拡散シート2をより強く押圧
している。
【0024】以上のような構成のバックライトは、線状
光源8,9からの照射光が導光板6に導入され、導光板
6の反射面及び反射シート7にて反射され、導光板6の
出光面から出光する。出光された光は、第1の拡散シー
ト5,プリズムシート4,偏光フィルム3及び第2の拡
散シート2を透過する間に拡散,集光が繰り返され、バ
ックライトの上層に配された液晶パネル(図示せず)を
照射する。このとき、第1の拡散シート5,プリズムシ
ート4,偏光フィルム3及び第2の拡散シート2は線状
光源8,9により加熱されるが、枠蓋1の突出部30が
偏光フィルム3の端縁を間接的に押圧しているので、偏
光フィルム3の厚み方向の膨張が生じない。従って、偏
光フィルム3及びその他のシートは長さ方向に伸長し、
シャーシの端縁との間の設けてあった隙間へ伸びるので
シワ寄りは生じない。また、バックライトの耐熱試験の
際も同様にシワ寄りは生じない。
【0025】また、本実施の形態1のバックライトは、
上述したように、枠辺1a,1bの長さ方向中央部分は
厚みが最も厚く、両端側になるに従って段階的に薄くな
っている。偏光フィルム3及びその他のシートは線状光
源8,9の中央に対応する領域でより高温になり易く、
この領域で大きく膨張するが、突出部30により中央側
がより強く押圧されているので、膨張を抑止することが
できる。
【0026】このような構成のバックライトに耐熱試験
を施して、シワ寄りに起因する輝度ムラの有無を調べ
た。導光板6は外寸法は242.5mm×314.8m
mで、厚みが5mmである。枠辺1a,1bの長さ方向
の内寸法は310mmである。突出部30の寸法は、第
1,第2及び第3テープ11,12,13の長さが、夫
々、230mm,190mm及び150mmであり、幅
が2mmである。線状光源8,9は夫々2.6φであ
り、5.5mAの電流を供給して出光面上の輝度を測定
した。なお、耐熱試験は出光面が略60℃になるように
線状光源8,9を点灯し、6時間継続した。輝度測定は
耐熱試験中及び試験終了後に行なった。
【0027】試験の結果、本実施の形態のバックライト
は、試験中及び試験終了後のいずれも、シートのシワ寄
りに起因する輝度ムラは生じなかった。比較のために、
図7に示した従来のバックライトについても同様に耐熱
試験を施し、輝度測定を行なった。従来例では耐熱試験
開始後、1時間程度でシワ寄りに起因する輝度ムラが発
生した。以上のことから、本実施の形態1のバックライ
トは、突出部30の押圧により、偏光フィルム3及びそ
の他のシートの加熱によるシワ寄りを抑止し、輝度ムラ
が防止されると言える。
【0028】実施の形態2.図4は実施の形態2のバッ
クライトの構成を示す断面図である。枠蓋10の突出部
30aの断面を示している。枠蓋10は例えば合成樹脂
で一体成形されている。突出部30aは、枠蓋10の裏
面の線状光源が対向配置された側の枠辺10aに設けら
れており、図4に示すように、枠辺10aの長さ方向略
中央の第1突出部13aの厚みが最も厚く、両側に形成
された第2突出部12aはこれより薄く、その両側の第
3突出部13aはさらに薄く形成されている。このよう
に、第1,第2及び第3突出部11a,12a,13a
は段階的に厚みを異ならせており、段差部分はアールを
有して緩やかに厚みが変化している。突出部30aの幅
寸法は、枠蓋10の内縁側の重ねしろと略同幅に形成さ
れている。枠辺10aの対向側の枠辺についても同様の
突出部30aが設けられている。
【0029】このような形状の枠蓋10は一体成形で形
成され、突出部30aが形成された面を第2の拡散シー
ト2側に向けて装着される。なお、バックライトのその
他の構成は実施の形態1と同様であり、対応する部分に
対応する符号を付して、説明を省略する。
【0030】以上のような構成のバックライトから出光
された光は、第1の拡散シート5,プリズムシート4,
偏光フィルム3及び第2の拡散シート2を透過する間に
拡散,集光が繰り返され、バックライトの上層に配され
た液晶パネル(図示せず)を照射する。このとき、第1
の拡散シート5,プリズムシート4,偏光フィルム3及
び第2の拡散シート2は線状光源8,9により加熱され
るが、枠蓋10の突出部30aが偏光フィルム3の端縁
を間接的に押圧しているので、偏光フィルム3の厚み方
向の膨張が生じない。従って、実施の形態1と同様の効
果を得ることができる。また、突出部30aの段差部分
が緩やかに厚みを変化させてあるので、偏光フィルム3
の端縁の長さ方向に大きな押圧の差が生じず、さらに輝
度ムラが防止される。
【0031】実施の形態3.図5は実施の形態3に係る
枠蓋の構成を示す斜視図である。枠蓋20は例えば合成
樹脂製であり、開口部が長方形の枠状に形成されてい
る。その裏面、即ち、第2の拡散シート2に対向する面
に突出部30,40が形成されている。図5に示すよう
に、枠蓋1は4つの枠辺20a,20b,20c,20
dを有しており、各枠辺の長さ方向略中央に突出部3
0,40が設けられている。突出部30は、線状光源
8,9に近い側の枠辺20a,20bに形成され、中央
が厚く、両側が対称に薄くなる階段状を有している。突
出部40は残りの枠辺20c,20dに、突出部30と
同様の形状に形成されている。突出部30,40の幅寸
法は、枠辺20a,20b,20c,20dの重ねしろ
と略同幅である。
【0032】突出部40は、次のように形成される。枠
蓋20の枠辺20cの長さ方向略中央部分に第4のテー
プ14を貼着する。次に、第4のテープ14よりも短い
長さの第5のテープ15を、第4のテープ14上の中央
に貼着する。即ち、第4及び第5のテープ14,15の
端部をずらせて重ね貼りする。同様に、第5のテープ1
5よりも短い長さの第6のテープ16を第5のテープ1
5上の中央に貼着する。第4,第5及び第6のテープ1
4,15,16は耐熱性を有し、その幅寸法は枠辺20
cの重ねしろと略同幅である。このようにして、枠辺2
0cの長さ方向の中央部分が最も厚く、その両側が段階
的に薄くなる突出部40が形成される。枠辺20cの対
向側の枠辺20dについても同様に突出部40を形成す
る。突出部30は、実施の形態1と同様である。
【0033】以上の如き構成の枠蓋20は、突出部3
0,40が形成された面を第2の拡散シート2側に向け
て装着される。このバックライトから出光された光は、
第1の拡散シート5,プリズムシート4,偏光フィルム
3及び第2の拡散シート2を透過する間に拡散,集光が
繰り返され、バックライトの上層に配された液晶パネル
(図示せず)を照射する。このとき、第1の拡散シート
5,プリズムシート4,偏光フィルム3及び第2の拡散
シート2は線状光源8,9により加熱されるが、枠蓋2
0の突出部30が偏光フィルム3の端縁を間接的に押圧
しているので、偏光フィルム3の厚み方向の膨張が生じ
ない。従って、実施の形態1と同様の効果を得ることが
できる。また、線状光源8,9が配されていない側の枠
辺20c,20dにも突出部40が形成してあるので、
さらに偏光フィルム3のシワ寄りを抑止できる。なお、
突出部40については、バックライトの寸法,光源パワ
ーの違いに応じて厚みの変化パターンを変えることによ
り、さらに良く輝度ムラを防止できる。
【0034】なお、上述した実施の形態1〜3では、2
灯式のバックライトについて説明しているが、片側のエ
ッジ面にだけ線状光源を配する1灯式のバックライトに
も適用できる。この場合は線状光源が配された側の枠辺
に突出部を設けると良い。また、上述した実施の形態1
〜3では、導光板6に平行平板を用いた場合を説明して
いるが、これに限るものではなく、一方のエッジ面側が
厚肉の楔形状を有している場合でも適用できる。
【0035】さらに、上述した実施の形態1〜3では、
突出部は厚みを3段階に変化する形状のものを例に挙げ
て説明しているが、これに限るものではなく、シートの
シワ寄りの程度に応じて枠辺の長さ方向に厚みが異なっ
ていれば良い。
【0036】さらにまた、上述した実施の形態1〜3で
は、偏光フィルム3のシワ寄りを防止する場合を説明し
ているが、これに限るものではなく、偏光フィルムを用
いないバックライトについても他のシートの厚み方向の
伸びを抑制できるので同様の効果を得る。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明においては、枠蓋
に、出光側シートに向けて突出する突出部を設けてある
ので、突出部がシートの縁部を押圧し、シート(特に偏
光フィルム)の厚み方向の熱膨張が抑止されてシートの
シワ寄りを防止できる。また突出部の厚みを変化させ、
例えば線状光源に近い枠辺の中央を厚く、両端側を薄く
することにより、高温になり易いシート端面の中央部分
を強く押圧してシートの厚み方向の膨張を抑止すること
ができる。さらに、線状光源が配された側の枠辺に突出
部を設けることにより、高温になり易い側のシート端面
を押圧してシートの厚み方向の膨張を抑止することがで
きる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のバックライトの構成を示す斜視
図である。
【図2】図1のII−II線から見た断面図である。
【図3】実施の形態1の枠蓋の裏面を示す平面図であ
る。
【図4】実施の形態2のバックライトの構成を示す断面
図である。
【図5】実施の形態3に係る枠蓋の構成を示す斜視図で
ある。
【図6】従来のバックライトの構成を示す斜視図であ
る。
【図7】従来のバックライトの出光面の輝度ムラの状態
を示す平面図である。
【符号の説明】
1,10,20 枠蓋 1a,1b,10a,20a,20b,20c,20d
枠辺 2 第2の拡散シート 3 偏光フィルム 4 プリズムシート 5 第1の拡散シート 6 導光板 7 反射シート 8,9 線状光源 11〜16 第1〜第6テープ 11a,12a,13a 第1〜第3突出部 30,30a,40 突出部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシ上に、導光板,該導光板の出光
    面側に配された偏光フィルムを含む少なくとも1枚の出
    光側シート及び枠蓋を配してあり、前記導光板の導入面
    から導入された光が前記出光面から出光されて前記出光
    側シートを透過し、対象物を照射するバックライトユニ
    ットにおいて、 前記枠蓋は、前記出光側シートに対向する面に突出部を
    設けてあり、該突出部は前記偏光フィルムの端縁を押圧
    する構成としてあることを特徴とするバックライトユニ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記突出部は、前記枠蓋を構成する枠辺
    の長さ方向に突出長を異ならせてある請求項1記載のバ
    ックライトユニット。
  3. 【請求項3】 前記突出部は、前記出光側シートの対向
    面に帯体を貼着してなる請求項1又は2記載のバックラ
    イトユニット。
  4. 【請求項4】 前記突出部を有する前記枠蓋は一体成形
    してある請求項1又は2記載のバックライトユニット。
  5. 【請求項5】 前記突出部は、前記導光板の導入面に対
    応する枠辺に設けてある請求項1乃至4のいずれかに記
    載のバックライトユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のバッ
    クライトユニットが備える前記導光板のエッジ面に対向
    せしめて線状光源を配してあることを特徴とするバック
    ライト。
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