JP3406368B2 - コンクリート製のケーソン製造における一区画の配筋方法 - Google Patents

コンクリート製のケーソン製造における一区画の配筋方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防波堤,岸壁,護岸,
係船施設,突堤,離岸堤等に使用されるコンクリート製
のケーソンを、所定の高さの区画毎に鉄筋を配筋しコン
クリートを打設する作業を上方に順次繰り返し行って製
造する際の一区画における鉄筋の配筋方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製のケーソンは、一般に製
造すべきケーソンの形状に合わせて鉄筋を配筋して後、
この配筋された鉄筋を挾んで両側に設置した型枠間にコ
ンクリートを打設して製作されている。従来、このよう
なコンクリート製のケーソンを製造する際の鉄筋の配筋
作業は、鉄筋加工図に従って所定の長さに切断され必要
に応じて加工機を用いて曲げ加工等を行って所定寸法・
所定形状に成形された鉄筋を、配筋図に従ってこれらの
鉄筋の1本1本を作業者により結束線等の連結手段を用
いて連結する作業を繰り返し行って配筋していた。
【0003】しかしながら、港湾施設の大水深化により
港湾等に設置されるコンクリート製のケーソンの大型化
が要求されるようになってきた。このような大型のケー
ソンとしては、例えば縦×横×高さが約22m×30m
×22mもある非常に大型のものを挙げることができる
が、このような大型のケーソンを製造するために鉄筋を
配筋する作業を前記した如く作業者により鉄筋を1本1
本結束線等を用いて連結して配筋するためには多数の熟
練した作業者を確保しなければならないのであり、また
製作日数も非常に長期間を要し、作業効率が非常に悪い
という欠点があった。このような欠点は、作業者確保の
困難性,熟練鉄筋工の高齢化に伴って作業者が減少して
いる建設業界の現状から、作業効率の低下は更に顕著に
あらわれていた。
【0004】一般にコンクリート製のケーソンを製造す
るには、先ず土台を構成する鉄筋コンクリートを形成
し、次いでこの土台を構成する鉄筋コンクリートの上端
に突出された突出縦筋に、適当な長さ(一般に3m程度
の長さ)の鉄筋を縦筋として連結すると共にこの縦筋に
横筋を所定の間隔毎に連結する作業を繰り返し行って製
造するケーソンの形状に対応させて配筋し、しかる後に
配筋された鉄筋を挾んで両側に型枠を配設し、配筋され
ている縦筋の上端部が適当な長さだけ突出した状態とな
るまでこの型枠間にコンクリートを打設するのである。
そしてコンクリートが固化した後、固化したコンクリー
トの上面より突出している突出縦筋に、前記したと同様
に適当な長さの鉄筋を縦筋として連結し、この縦筋に横
筋を所定の間隔毎に連結する作業を繰り返し行って鉄筋
を配筋し、配筋された鉄筋を挾んで両側に配設した型枠
間にコンクリートを打設する作業を、製造すべきケーソ
ンの高さに至るまで繰り返し行ってコンクリート製のケ
ーソンを製造している。
【0005】しかしながら、上記した如きコンクリート
製のケーソンの製造に際し、鉄筋を配筋する作業は配筋
すべき全ての鉄筋を作業者が配筋すべき位置まで1本ず
つ又は数本纏めて運搬した後に、結束線等の連結手段に
よって1本1本連結しなければならないので、多くの手
間と時間とを要するという欠点があった。更に、これら
の作業は高所、例えば前記した如き非常に大型のケーソ
ンの場合には高い所で20m以上の高所における作業と
なるため危険性が非常に高いという欠点があった。
【0006】また、コンクリート製のケーソンは、その
構造や用途に応じて強い強度を要求される部分とあまり
強い強度を要求されない部分とがあり、例えば外壁は一
般に高い強度を要求される場合が多いのでケーソンの製
造に際しこの部分に配筋される鉄筋は密な状態に配筋さ
れ、また隔壁部分は一般にあまり高い強度を要求されな
い場合が多いのでこの部分に配筋される鉄筋は比較的粗
な状態に配筋されていれば良いため、製造コスト及び作
業効率の面からあまり高い強度を要求されない部分につ
いては比較的粗な状態に配筋されるのである。更に、配
筋される鉄筋は、同一平面の外壁が形成される部分にお
いても均一な状態に配筋されるものではなく、ましてや
外壁が形成される部分と隔壁が形成される部分とでも均
一な状態に配筋されるものではなく、更に連結部分が上
下方向,左右方向のそれぞれにおいて直線上に位置して
いるとこの部分の強度が非常に低下するので、連結部分
が各方向において千鳥状を成すように複雑に配筋するこ
とが好ましいのである。このため、作業者は鉄筋の配筋
作業を行う高所で注意を払いながら使用する鉄筋の選択
を行い且つ配筋すべき位置を測定しながら鉄筋同士を連
結する配筋作業を進めていくので、非常に手間と時間と
を要するという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の欠点を解消し、コンクリート製のケーソンを製造す
る際に鉄筋を配筋する作業を安全に且つ短期間で行うこ
とができるコンクリート製のケーソン製造における一区
画の配筋方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、少なくとも外壁
及びこの外壁で囲まれた空間内に平面で見て格子状の隔
壁を形成されて成るコンクリート製のケーソンを所定の
高さの区画毎に鉄筋を配筋しコンクリートを打設する作
業を上方に順次繰り返し行って製造する際の一区画にお
ける鉄筋を配筋する作業として、形鋼材から成る基材の
所定の各面に上下方向に所定の間隔毎に横筋を突出固定
すると共にこの突出した横筋に格子状に縦筋を固定して
それぞれL型,T型及び+型に形成せしめた立体配筋部
材を予め製作し、製造すべきコンクリート製のケーソン
の四隅の角部に対応する位置に前記L型の立体配筋部材
を、外壁と隔壁とが交差する位置に前記T型の立体配筋
部材を、隔壁同士が交差する位置に前記+型の立体配筋
部材を、それぞれ既にコンクリートを打設された鉄筋コ
ンクリート上に配置して該鉄筋コンクリートの上端に突
出している突出基材にその基材の下端をそれぞれ固定す
ると共に同じく該鉄筋コンクリートの上端に突出してい
る突出縦筋にその縦筋の下端を連結した後、縦筋と横筋
とを格子状に予め連結しておいた平面配筋部材を前記固
定された隣合う各立体配筋部材間に配置してその縦筋と
前記鉄筋コンクリートの上端に突出している突出縦筋と
をまたその横筋と各立体配筋部材の横筋とを連結すれ
ば、熟練した作業者でなくても配筋図通りに容易に鉄筋
を配筋することができ、予め製作しておく立体配筋部材
や平面配筋部材を工場で製作する場合でも現場近傍で製
作する場合でも一区画における配筋を短期間に行うこと
ができケーソンを短期間に製造することができることを
究明して本発明を完成したのである。
【0009】以下、図面により本発明に係るコンクリー
ト製のケーソン製造における一区画の配筋方法について
詳細に説明する。図1は製造すべきコンクリート製のケ
ーソンの1例を示す斜視図、図2は本発明方法に使用さ
れるL型の立体配筋部材例をそれぞれ示しており、(イ)
は基材と横筋とが溶接されている例を示す斜視図、(ロ)
は基材に横筋が貫通して固定されている例を示す斜視
図、(ハ)は基材にひび割れ防止筋を固定されている例を
示す斜視図、(ニ)は基材にひび割れ防止用スタッドが固
定された山形鋼を固定されている例を示すす斜視図、
(ホ)はハンチ筋を連結されている例を示す平面説明図で
ある。図3は本発明方法に使用されるT型の立体配筋部
材例をそれぞれ示しており、(イ)は基材と横筋とが溶接
されている例を示す斜視図、(ロ)は基材のフランジ部に
固定される横筋が貫通固定されている例を示す斜視図、
(ハ)は基材のウエブ部にひび割れ防止用スタッドを固定
されている例を示す斜視図、(ニ)はハンチ筋を連結され
ている例を示す平面説明図である。図4は本発明方法に
使用される+型の立体配筋部材例をそれぞれ示してお
り、(イ)は基材と横筋とが溶接されている例を示す斜視
図、(ロ)が基材に横筋が貫通固定されている例を示す斜
視図、(ハ)はハンチ筋を連結されている例を示す平面説
明図である。図5は本発明方法に使用する予め製作され
た平面配筋部材例をそれぞれ示しており、(イ)は横筋の
端部が上下方向に且つ縦筋の端部が左右方向にそれぞれ
一直線状を成して横筋と縦筋とが連結されている例を示
す正面図、(ロ)は横筋の端部が左右にズレた状態を成し
且つ縦筋の端部が上下にズレた状態を成して横筋と縦筋
とが連結されている例を示す正面図である。図6は本発
明方法を実施している状態を示す部分説明図、図7は本
発明方法に使用する各立体配筋部材を既に打設された鉄
筋コンクリート上に配設する際の突出基材と各立体配筋
部材の基材との連結を説明する説明図である。
【0010】図面中、1は四周の外壁1aに囲まれた空間
内に平面で見て格子状の隔壁1bが全高さに亘って形成さ
れているコンクリート製のケーソンであって、図1に示
す如く下端部が土台を形成されて閉塞されているもの
や、場合によっては下端部が開口しているものがある。
本発明方法は、このようなコンクリート製のケーソン1
を、所定の高さの区画毎に製造すべきコンクリート製の
ケーソン1の形状に対応させて鉄筋を配筋しこの配筋さ
れた鉄筋を挾んで両側に型枠を配設して配筋されている
縦筋の上端部が適当な長さだけ突出した状態となるまで
この型枠間にコンクリートを打設して固化させた後、固
化したコンクリートの上面より突出している突出縦筋に
前記したと同様に製造するケーソン1の形状に対応させ
て鉄筋を配筋し型枠を配設してこの型枠間にコンクリー
トを打設する作業を、製造すべきケーソン1の高さに至
るまで上方に順次繰り返し行って製造する際の、各区画
毎にコンクリートに埋設される鉄筋を配筋する方法であ
る。
【0011】本発明方法を実施するためには、軽量形鋼
材や形鋼材より成る基材2a,3a,4aの所定のフランジ部
やウエブ部の各部に上下方向に所定の間隔毎に横筋2c,
3c,4cを突出固定し且つそれぞれ平面で見てL型,T型
及び+型に形成せしめると共にこの突出した横筋2c,3
c,4cに格子状に縦筋2b,3b,4bを固定してそれぞれL
型,T型及び+型に形成せしめた立体配筋部材2,3,
4を予め製作する。
【0012】このL型の立体配筋部材2は、図2に示す
如く基材2aとして山形鋼(以下、L型の立体配筋部材の
基材を山形鋼と言うことがある)を使用して、この山形
鋼2aの直交する外面に上下方向に所定の間隔を隔ててそ
れぞれ水平に配して横筋2cを突出固定すると共にこの突
出した横筋2cに縦筋2bを格子状を成す状態に連結したも
のであり、更にこのように格子状を成す状態に連結する
鉄筋を例えば略コ字状を成した幅止め筋を介して所定の
間隔を維持させて並列状態に連結して所謂ダブル配筋さ
せて構成されている態様を挙げることができる。山形鋼
2aの直交する外面に横筋2cを固定するには、図2(イ)に
示す如く山形鋼2aの直交する各外面に横筋2cの端部を溶
接して固定したり、同図(ロ)に示す如く山形鋼2aの直交
する両外面における同一水平面の所定の位置に貫通孔を
穿設しておきこの貫通孔に端部を屈曲された横筋2cの屈
曲された端部を前記両外面の貫通孔に挿通しこの貫通孔
の位置で固定したりすれば良い。
【0013】また、山形鋼2aの直交する各外面に横筋2c
の端部を溶接する前記した前者の態様においては、直交
する各内面がフラットな面であるから、この面近傍で打
設したコンクリートの乾燥収縮や外荷重を受けた際にひ
び割れを生じ易い。そこでこのようなひび割れの発生が
危ぐされる場合には、図2(ハ)の如く山形鋼2aの周囲に
ひび割れ防止筋2eを固定したり、同図(ニ)の如く直交す
る外面にひび割れ用スタッド2faを固定された山形鋼2f
を前記横筋2cを突出固定された山形鋼2aに端縁同士を突
き合わせて溶接等の接合手段により接合したりすること
が望ましい。
【0014】更に山形鋼2a近傍の両側の位置には横筋2c
にハンチ筋2dを連結するのが好ましいが、このハンチ筋
2dは当該L型の立体配筋部材2を所定の位置に配してか
ら連結しても良いが、図2(ホ)に示す如く予め連結して
おいても良い。
【0015】T型の立体配筋部材3は、図3に示す如く
基材3aとしてH形鋼(以下、T型の立体配筋部材の基材
をH形鋼と言うことがある)を使用して、このH形鋼3a
のフランジ部に上下方向に所定の間隔を隔ててそれぞれ
水平に配して横筋3cを突出固定すると共にこの突出した
横筋3cに縦筋3bを格子状を成す状態に連結したものであ
り、更にこのように格子状を成す状態に連結する鉄筋を
例えば略コ字状を成した幅止め筋を介して所定の間隔を
維持させて並列状態に連結し、フランジ部に固定された
前記横筋3cと直交する方向であってウエブ部の片面に上
下方向に所定の間隔を隔ててそれぞれ水平に配して横筋
3cを突出固定すると共にこの横筋3cに縦筋3bを格子状を
成す状態に連結して構成されている態様を挙げることが
できる。この構成においては、H形鋼3aのフランジ部に
固定された横筋3cは製造すべきケーソンの比較的強度を
要求される外壁に対応する位置に配されるのでダブル配
筋されており、またウエブ部に固定された横筋3cは比較
的強度を要求されない隔壁に対応する位置に配されるの
でシングル配筋されているが、必要に応じてダブル配筋
又はシングル配筋される。H形鋼3aの各部に横筋3cを固
定するには、図3(イ)に示す如くH形鋼3aの固定すべき
各部に横筋3cの端部を溶接して固定したり、またフラン
ジ部に固定すべき横筋3cについては図3(ロ)に示す如く
ウエブ部を挾んで両側のフランジ部にそれぞれ対応する
位置に貫通孔を穿設しておきこれら両貫通孔に横筋3cを
貫通させてこの2ヵ所の貫通孔の位置で固定したりすれ
ば良い。
【0016】また、H形鋼3aはウエブ部の横筋3cを突出
固定された面の反対側の面がフラットな面であるから、
この面近傍で打設したコンクリートの乾燥収縮や外荷重
を受けた際にひび割れを生じ易い。そこでこのようなひ
び割れの発生が危ぐされる場合には、図3(ハ)の如く前
記フラットな面のウエブ部にひび割れ防止用スタッド3e
を突出固定することが好ましい。
【0017】更にH形鋼3aのウエブ部に突出固定された
横筋3cとフランジ部に突出固定された横筋3cとのH形鋼
3a位置の近傍部にハンチ筋3dを連結するのが好ましい
が、このハンチ筋3dは当該T型の立体配筋部材3を所定
の位置に配してから連結しても良いが、図3(ニ)に示す
如く予め連結しておいても良い。
【0018】+型の立体配筋部材4は、図4に示す如く
基材4aとして溝形鋼(以下、+型の立体配筋部材の基材
を溝形鋼と言うことがある)を使用して、この溝形鋼4a
のフランジ部に上下方向に所定の間隔を隔ててそれぞれ
水平に配して横筋4cを突出固定すると共にこの突出した
横筋4cに縦筋4bを格子状を成す状態に連結し、更にこの
フランジ部に固定された前記横筋4cと直交する方向であ
ってウエブ部の両面に上下方向に所定の間隔を隔ててそ
れぞれ水平に配して横筋4cを突出固定すると共にこの横
筋4cに縦筋4bを格子状を成す状態に連結して構成されて
いるものである。更に、必要に応じて前記格子状を成す
状態に連結する鉄筋4b,4cを各方向において例えば略コ
字状を成した幅止め筋を介して所定の間隔を維持されて
並列状態に連結して所謂ダブル配筋されて構成されてい
る態様を挙げることができる。溝形鋼4aの各部に横筋4c
を固定するには、図4(イ)に示す如く溝形鋼4aの固定す
べき各部に横筋4cの端部を溶接して固定したり、また図
4(ロ)に示す如くウエブ部に固定される横筋4cについて
はウエブ部に貫通孔を穿設しておきこの貫通孔に横筋4c
を貫通させて固定し、またフランジ部に固定される横筋
4cについてはウエブ部を挾んで両側のフランジ部にそれ
ぞれ相対する位置に貫通孔を穿設しておきこれら両貫通
孔に横筋4cを貫通させてこの2ヵ所の貫通孔の位置で固
定したりすれば良い。
【0019】更に溝形鋼4aのウエブ部に突出固定された
横筋4cとフランジ部に突出固定された横筋4cとの溝形鋼
4a位置の近傍部にハンチ筋4dを連結するのが好ましい
が、このハンチ筋4dは当該+型の立体配筋部材4を所定
の位置に配してから連結しても良いが、図4(ハ)に示す
如く予め連結しておいても良い。
【0020】上述した如きL型,T型,+型の各立体配
筋部材2,3,4の態様は、基材2a,3a,4aとしてL型
の立体配筋部材2では山形鋼を、またT型の立体配筋部
材3ではH形鋼を、+型の立体配筋部材4では溝形鋼を
それぞれ使用した態様であるが、横筋を所定の状態,す
なわちそれぞれ平面で見てL型,T型及び+型を有する
状態に横筋2c,3c,4cを突出固定せしめることのできる
ものであれば、種々の形状の形鋼を使用することができ
る。
【0021】また、上記したL型,T型及び+型の各立
体配筋部材2,3及び4は、それぞれ四隅の角部に対応
する位置や、外壁1aと隔壁1bとが交差する位置に対応す
る位置や、隔壁1b,1b同士が交差する位置に対応する位
置に配設されるものであり、製造すべきコンクリート製
のケーソン1の高い強度を要求される部分に配設される
立体配筋部材2,3及び4については上下方向に隣接す
る横筋2c,3c及び4cがその間隔を狭くして鉄筋密度を密
の状態に連結されている。
【0022】また上記した各立体配筋部材2,3,4の
他に、直線状の横筋5bと縦筋5aとを格子状に連結された
平面配筋部材5を予め製作しておく。この平面配筋部材
5は、後述する如く製造すべきコンクリート製のケーソ
ン1の比較的高い強度を要求される部分に対応する位置
や、あまり高い強度を要求されない部分に対応する位置
に配設されるものであり、配設すべき位置の強度に対応
する上下方向に隣接する水平な横筋5bの間隔及び左右方
向に隣接する垂直な縦筋5aの間隔を調整して鉄筋密度を
密の状態や粗の状態に連結されている。
【0023】このように予め製作しておく各立体配筋部
材2,3,4及び平面配筋部材5は上下方向に隣接する
水平な横筋2c,3c,4c及び5bがその先端が一直線状を成
した状態に、また左右方向に隣接する垂直な縦筋2b,3
b,4b及び5aがその先端が一直線状を成した状態にそれ
ぞれいも状に連結されていても良いが、前記横筋2c,3
c,4c及び5bがその先端が一直線状を成さないように左
右方向にズレた状態に、また前記縦筋2b,3b,4b及び5a
がその先端が一直線状を成さないように上下方向にズレ
た状態にそれぞれ千鳥状に連結されていることが連結部
分での強度の低下が少なくなって好ましい。
【0024】これら各立体配筋部材2,3,4及び平面
配筋部材5を製作する際の横筋2c,3c,4c及び5bと縦筋
2b,3b,4b及び5aとの各連結は、鉄筋の交差部を結束線
により緊結して連結したり産業機械によりスポット溶接
したりすれば良い。
【0025】そして、既にコンクリートを打設された鉄
筋コンクリート6上のそれぞれ対応する位置に各立体配
筋部材2,3,4を配置し、打設された鉄筋コンクリー
ト6の上端に突出している突出基材2a',3a',4a'にそ
の基材2a,3a,4aの下端を固定した後に、打設された鉄
筋コンクリート6の上端に突出している突出縦筋2b',3
b',4b'にその縦筋2b,3b,4bの下端を連結する。すな
わち、製造すべきコンクリート製のケーソン1の四隅の
角部に対応する位置にはL型の立体配筋部材2を、外壁
1aと隔壁1bとが交差する位置にはT型の立体配筋部材3
を、隔壁1b,1b同士が交差する位置には+型の立体配筋
部材4をそれぞれクレーンで垂下させた状態に配置し
て、前記突出基材2a',3a',4a'にその基材2a,3a,4a
の下端を固定し更に作業者により前記突出縦筋2b',3
b',4b'と立体配筋部材2,3,4の縦筋2b,3b,4bと
を連結するのである。このとき、隔壁に対応する位置に
連結されている横筋3cがダブル配筋ではなく同一鉛直面
にのみ配されているシングル配筋されてなるT型の立体
配筋部材3が配設されている場合には、このT型の立体
配筋部材3に隣接する+型の立体配筋部材4として横筋
4cがシングル配筋されて成るものを使用する。
【0026】この各立体配筋部材2,3,4を配設する
際の、突出基材2a',3a',4a'と各立体配筋部材2,
3,4の基材2a,3a,4aとの固定は、図7に示す如く基
材2a,3a,4aの下部の内面及び/又は外面に下端より下
方に突出させた状態に位置決め板を溶接やボルトにより
固定しておき、突出基材2a',3a',4a'の上端面に各立
体配筋部材2,3,4の基材2a,3a,4aの下端面を載置
して突出基材2a',3a',4a'に位置決め板を重ね合わせ
て突出基材2a',3a',4a'と位置決め板とを溶接やボル
トにより固定したり、基材2a,3a,4aの下端に外方向に
突出させた状態に固定板を固定しておくと共に突出基材
2a',3a',4a'の下端にも外方向に突出させた状態に固
定板を固定しておいてこれらの固定板同士を重ね合わせ
てボルトにより固定したり、これらの方法を組み合わせ
て突出基材2a',3a',4a'の上端面と立体配筋部材2,
3,4の基材2a,3a,4aの下端面とを溶接したりする方
法により行うことができる。
【0027】また既にコンクリートを打設された鉄筋コ
ンクリート6の上端に突出している突出縦筋2b',3b'及
び4b'と各配筋部材2,3及び4の縦筋2b,3b及び4bと
の連結は、鉄筋の両端部を重ね合わせて結束線,一側面
が開口しており連結すべき鉄筋の外径よりわずかに小さ
い曲率半径の2個の鉄筋装着部が隣接して形成されたば
ね作用を有するクリップより成る重ね継手により連結し
たりする方法により行うことができるが、必要に応じて
鉄筋の両端部を重ね合わせてスポット溶接しても良い。
【0028】次いで、打設された鉄筋コンクリート6上
に固定された隣合う立体配筋部材2と3,3と3,3と
4,及び4と4の各間に、その位置に対応する強度の鉄
筋密度で横筋5bと縦筋5aとが格子状に連結せしめられて
いる平面配筋部材5を図6に示す如くクレーンで垂下さ
せて配置して、その縦筋5aと既にコンクリートを打設さ
れた鉄筋コンクリート6の上端に突出している突出縦筋
5a'とを、またその横筋5bと立体配筋部材2,3,4の
横筋2c,3c,4cとを重ね合せて連結する。
【0029】この既にコンクリートを打設された鉄筋コ
ンクリート6の上端に突出している突出縦筋5a'と平面
配筋部材5の横筋5bとの連結や、立体配筋部材2,3,
4の横筋2c,3c,4cと平面配筋部材5の横筋5bとの連結
は、前記した各立体配筋部材2,3及び4の縦筋2b,3b
及び4bと突出縦筋2b',3b'及び4b'との連結方法と同様
な方法により行えば良い。
【0030】このような上記各配筋部材2,3,4及び
5の縦筋2b,3b,4b及び5aと突出縦筋5a'との連結位置
及び隣接する立体配筋部材2,3,4の横筋2c,3c,4c
と平面配筋部材5の横筋5aとの連結位置は、前述したよ
うに通常鉄筋同士はその重ね合わせ部を連結するので、
上下方向に隣接する水平な横筋2c,3c,4c及び5bがその
先端が一直線状を成した状態に、また左右方向に隣接す
る垂直な縦筋2b,3b,4b及び5aがその先端が一直線状を
成した状態にそれぞれいも状に連結されているよりも、
その先端が上下方向にもまた左右方向にも一直線状を成
さないようにズレた千鳥状に連結されていることが連結
部分での強度の低下が少なくなるから、使用する鉄筋の
使用量を節約するために各配筋部材2,3,4及び5の
縦筋2b,3b,4b及び5aと横筋2c,3c,4c及び5bとがその
先端がそれぞれ一直線状を成さない状態に構成されてい
るものを使用することが好ましい。
【0031】
【作用及び発明の効果】このような本発明に係るコンク
リート製のケーソン製造における一区画の配筋方法を実
施すると、製造すべきケーソンの強度を考慮して構成箇
所に対応した長さを有する鉄筋を所望の状態に配筋する
ための配筋状態を示す配筋図に合わせて配筋するに際
し、L型,T型及び+型の各立体配筋部材2,3,4及
び平面配筋部材5を予め製作しておくので前記各配筋部
材2,3,4及び5を効率良く製作することができる。
このため各配筋部材2,3,4及び5を繰り返し製作す
ることによって種々の鉄筋が複雑に配された状態を示す
配筋図通りに正確に且つ短時間に各配筋部材を製作する
ことができる。
【0032】また前記各配筋部材を工場で製作する場合
であっても現場近傍で製作する場合であっても、既にコ
ンクリートを打設された鉄筋コンクリート上の一区画に
配筋するに際し各配筋部材2,3,4及び5が予め製作
されているので少ない作業者により短時間に配筋するこ
とができる。すなわち、例えば縦×横×高さが約22m
×30m×22mのような非常に大きなケーソンを初め
としてコンクリート製のケーソン1は通常適当な高さの
区画毎に鉄筋を配筋しコンクリートを打設する作業を下
方より順次繰り返し行って製造されるので、前記各配筋
部材2,3,4及び5を現場近傍で製作する場合には各
配筋部材2,3,4及び5の製作は型枠間にコンクリー
トを打設しこのコンクリートが固化するまでの間に行う
ことができるので効率的に各配筋部材を製作することが
でき、ケーソン1の製造に要する期間を大幅に短縮する
ことができる。
【0033】そして各立体配筋部材2,3,4は、軽量
形鋼材や形鋼材より成る基材に2a,3a,4aに横筋を溶接
や貫通させて固定するので、製作が容易であり、また平
面配筋部材5の縦筋5aと横筋5bとの連結は自動溶接機に
より溶接することができ効率良く製作することができ、
各立体配筋部材2,3,4及び平面配筋部材5の製作に
関する時間及び作業者数を低減することができる。
【0034】更に、所定の区画に鉄筋を配筋する作業
は、剛体である基材2a,3a,4aに横筋2b,3b,4bが固定
されており、自立性がある立体配筋部材2,3,4の基
材2a,3a,4aを既にコンクリートを打設された鉄筋コン
クリート上に突設された突出基材2a',3a',4a'に固定
すると共にその縦筋2b',3b',4b'を突出縦筋2b',3
b',4b'に連結するので、所定の正確な位置に容易に配
設することができるのである。
【0035】そして次に平面配筋部材5を配設された立
体配筋部材2,3,4間に配設するので、自立性のない
平面配筋部材5の横筋5bを立体配筋部材2,3,4の横
筋2c,3c,4cに重ね合せて容易に位置決めすることがで
き、更に各配筋部材2,3,4及び5の横筋2c,3c,4c
及び5bがその先端を上下方向に千鳥状を成して製作され
ている場合には隣接して配設される一方の配筋部材の横
筋の突出している先端と他方の配筋部材の横筋の引っ込
んでいる先端とを重ね合せて容易に位置決めすることが
でき短時間に容易に連結することができる。
【0036】また、L型やT型の各立体配筋部材2,3
における基材2a,3aが鉄筋を突出することなくフラット
な面を露出されている場合に、このフラットな面とコン
クリートとの境界部分の強度が弱いので、基材2aにひび
割れ防止筋2eやひび割れ防止用スタッド2faが固定され
た山形鋼2fを固定したり、基材3aにひび割れ防止用スタ
ッド3eを固定したりすると、この基材2a,3aの部分で打
設する際に生じるコンクリートの乾燥収縮又は外力に起
因するひび割れを防止することができるので好ましい。
【0037】このように配筋すべき高所において、鉄筋
の位置の測定や作業者による運搬を非常に軽減すること
ができ、更にコンクリート製のケーソン1における高い
強度を要求される位置とあまり高い強度を要求されない
位置とでは連結すべき配筋部材、特に平面配筋部材5の
鉄筋密度の状態が異なるのであるが、連結される位置の
強度に対応する鉄筋密度の状態に前記平面配筋部材5を
予め製作しておくので、作業者は連結すべき位置の配筋
部材の種類を図面上から読み取り判断してその位置に対
応する鉄筋密度を有する平面配筋部材5を配置して連結
するだけで良く複雑な配筋図から鉄筋1本1本の配筋を
読み解くことを要することがなく、従って比較的簡単な
鉄筋を連結する作業のみで配筋作業を行うことができ、
しかも短時間で行うことができるので危険性が非常に低
減される本発明に係るコンクリート製のケーソン製造に
おける一区画の配筋方法は、海洋土木に寄与するところ
の非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造すべきコンクリート製のケーソンの1例を
示す斜視図である。
【図2】本発明方法に使用されるL型の立体配筋部材例
をそれぞれ示しており、(イ)は基材と横筋とが溶接され
ている例を示す斜視図、(ロ)は基材に横筋が貫通して固
定されている例を示す斜視図、(ハ)は基材にひび割れ防
止筋を固定されている例を示す斜視図、(ニ)は基材にひ
び割れ防止用山形鋼を固定されている例を示す斜視図、
(ホ)はハンチ筋を連結されている例を示す平面説明図で
ある。
【図3】本発明方法に使用されるT型の立体配筋部材例
をそれぞれ示しており、(イ)は基材と横筋とが溶接され
ている例を示す斜視図、(ロ)は基材のフランジ部に固定
される横筋が貫通固定されている例を示す斜視図、(ハ)
は基材のウエブ部にひび割れ防止用スタッドを固定され
ている例を示す斜視図、(ニ)はハンチ筋を連結されてい
る例を示す平面説明図である。
【図4】本発明方法に使用される+型の立体配筋部材例
をそれぞれ示しており、(イ)は基材と横筋とが溶接され
ている例を示す斜視図、(ロ)が基材に横筋が貫通固定さ
れている例を示す斜視図、(ハ)はハンチ筋を連結されて
いる例を示す平面説明図である。
【図5】本発明方法に使用する予め製作された平面配筋
部材例をそれぞれ示しており、(イ)は横筋の端部が上下
方向に且つ縦筋の端部が左右方向にそれぞれ一直線状を
成して横筋と縦筋とが連結されている例を示す正面図、
(ロ)は横筋の端部が左右にズレた状態を成し且つ縦筋の
端部が上下にズレた状態を成して横筋と縦筋とが連結さ
れている例を示す正面図である。
【図6】本発明方法を実施している状態を示す部分説明
図である。
【図7】本発明方法に使用する各立体配筋部材を既に打
設された鉄筋コンクリート上に配設する際の突出基材と
各立体配筋部材の基材との連結を説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
1 コンクリート製のケーソン 1a 外壁 1b 隔壁 2 L型の立体配筋部材 2a 基材(山形鋼) 2a' 突出基材 2b 縦筋 2b' 突出縦筋 2c 横筋 2d ハンチ筋 2e ひび割れ防止筋 2f 山形鋼 2fa ひび割れ防止用スタッド 3 T型の立体配筋部材 3a 基材(H形鋼) 3a' 突出基材 3b 縦筋 3b' 突出縦筋 3c 横筋 3d ハンチ筋 3e ひび割れ防止用スタッド 4 +型の立体配筋部材 4a 基材(溝形鋼) 4a' 突出基材 4b 縦筋 4b' 突出縦筋 4c 横筋 4d ハンチ筋 5 平面配筋部材 5a 縦筋 5a' 突出縦筋 5b 横筋 6 打設された鉄筋コンクリート
フロントページの続き (72)発明者 壹岐 直之 東京都目黒区下目黒2−23−18 若築建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−233074(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 23/00 E04C 5/01

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも外壁(1a)及びこの外壁(1a)で
    囲まれた空間内に平面で見て格子状の隔壁(1b)を形成さ
    れて成るコンクリート製のケーソン(1)を所定の高さの
    区画毎に鉄筋を配筋しコンクリートを打設する作業を上
    方に順次繰り返し行って製造する際の一区画における配
    筋方法であって、形鋼材から成る基材(2a,3a,4a)の所
    定の各面に上下方向に所定の間隔毎に横筋(2c,3c,4c)
    を突出固定すると共にこの突出した横筋(2c,3c,4c)に
    格子状に縦筋(2b,3b,4b)を固定してそれぞれL型,T
    型及び+型に形成せしめた立体配筋部材(2,3,4)を
    予め製作し、製造すべきコンクリート製のケーソンの四
    隅の角部に対応する位置に前記L型の立体配筋部材()
    を、外壁(1a)と隔壁(1b)とが交差する位置に前記T型の
    立体配筋部材()を、隔壁(1b)同士が交差する位置に前
    記+型の立体配筋部材()を、それぞれ既にコンクリー
    トを打設された鉄筋コンクリート上に配置して該鉄筋コ
    ンクリートの上端に突出している突出基材(2a',3a',4
    a')にその基材(2a,3a,4a)の下端をそれぞれ固定する
    と共に同じく該鉄筋コンクリートの上端に突出している
    突出縦筋(2b',3b',4b')にその縦筋(2b,3b,4b)の下
    端を連結した後に、縦筋(5a)と横筋(5b)とを格子状に予
    め連結しておいた平面配筋部材(5)を前記固定された隣
    合う立体配筋部材(2,3),(3,3),(3,4)及び
    (4,4)間に配置してその縦筋(5a)と前記鉄筋コンクリ
    ートの上端に突出している突出縦筋(5a')とをまたその
    横筋(5b)と立体配筋部材(2,3,4)の横筋(2c,3c,4
    c)とを連結することを特徴とするコンクリート製のケー
    ソン製造における一区画の配筋方法。
  2. 【請求項2】 L型の立体配筋部材(2)として、基材(2
    a)が山形鋼であってこの山形鋼の直交する外面に横筋(2
    c)を突出固定されたものを使用する請求項1に記載のコ
    ンクリート製のケーソン製造における一区画の配筋方
    法。
  3. 【請求項3】 T型の立体配筋部材(3)として、基材(3
    a)がH形鋼であってこのH形鋼のフランジ部の外面及び
    ウエブ部に横筋(3c)を突出固定されたものを使用する請
    求項1又は2に記載のコンクリート製のケーソン製造に
    おける一区画の配筋方法。
  4. 【請求項4】 +型の立体配筋部材(4)として、基材(4
    a)が溝形鋼であってこの溝形鋼のフランジ部の外面及び
    ウエブ部に横筋(4c)を突出固定されたものを使用する請
    求項1から3までのいずれか1項に記載のコンクリート
    製のケーソン製造における一区画の配筋方法。
  5. 【請求項5】 L型,T型及び+型の各立体配筋部材
    (2,3,4)として、隣合う縦筋(2b,3b,4b)がその先
    端を上下方向にズレた状態に配されており、隣合う横筋
    (2c,3c,4c)がその先端を左右方向にズレた状態に配さ
    れて連結された立体配筋部材を使用する請求項1から4
    までのいずれか1項に記載のコンクリート製のケーソン
    製造における一区画の配筋方法。
  6. 【請求項6】 平面配筋部材(5)として、隣合う縦筋(5
    a,5a)同士が上下方向にズレた状態に配されており、隣
    合う横筋(5b,5b)同士が左右方向にズレた状態に配され
    て連結された平面配筋部材を使用する請求項1から5ま
    でのいずれか1項に記載のコンクリート製のケーソン製
    造における一区画の配筋方法。
  7. 【請求項7】 L型の立体配筋部材(2)の基材(2a)の鉄
    筋を突出していないフラットな面に、ひび割れ防止筋(2
    e)又はひび割れ防止用スタッド(2fa)が固定された山形
    鋼(2f)が固定されている請求項1から6までのいずれか
    1項に記載のコンクリート製のケーソン製造における一
    区画の配筋方法。
  8. 【請求項8】 T型の立体配筋部材(3)の基材(3a)の鉄
    筋を突出していないウエブ部に、ひび割れ防止用スタッ
    ド(3e)が固定されている請求項1から7までのいずれか
    1項に記載のコンクリート製のケーソン製造における一
    区画の配筋方法。
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JP2006207152A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Ps Mitsubishi Construction Co Ltd オープンケーソン圧入工法
FR3091882B1 (fr) * 2019-01-23 2020-12-25 Daniel Mouton Caisson empilable préfabriqué

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