JP3405675B2 - 陰極線管装置 - Google Patents

陰極線管装置

Info

Publication number
JP3405675B2
JP3405675B2 JP06573798A JP6573798A JP3405675B2 JP 3405675 B2 JP3405675 B2 JP 3405675B2 JP 06573798 A JP06573798 A JP 06573798A JP 6573798 A JP6573798 A JP 6573798A JP 3405675 B2 JP3405675 B2 JP 3405675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
yoke
core
axis direction
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06573798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11265666A (ja
Inventor
耕一 曽根田
雄一 佐野
昌広 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP06573798A priority Critical patent/JP3405675B2/ja
Priority to MYPI99000855A priority patent/MY120242A/en
Priority to TW088103673A priority patent/TW540083B/zh
Priority to EP99907933A priority patent/EP0989581A4/en
Priority to PCT/JP1999/001251 priority patent/WO1999048127A1/ja
Priority to KR1019997010448A priority patent/KR20010012493A/ko
Priority to US09/423,828 priority patent/US6404117B1/en
Priority to CN998002771A priority patent/CN1133197C/zh
Publication of JPH11265666A publication Critical patent/JPH11265666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3405675B2 publication Critical patent/JP3405675B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/86Vessels; Containers; Vacuum locks
    • H01J29/861Vessels or containers characterised by the form or the structure thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/72Arrangements for deflecting ray or beam along one straight line or along two perpendicular straight lines
    • H01J29/76Deflecting by magnetic fields only
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/70Electron beam control outside the vessel
    • H01J2229/703Electron beam control outside the vessel by magnetic fields
    • H01J2229/7031Cores for field producing elements, e.g. ferrite
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/86Vessels and containers
    • H01J2229/8603Neck or cone portions of the CRT vessel
    • H01J2229/8606Neck or cone portions of the CRT vessel characterised by the shape
    • H01J2229/8609Non circular cross-sections

Landscapes

  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー陰極線管
などの陰極線管装置に係り、特に偏向電力を有効に低減
し真空外囲器の耐気圧強度を確保できる陰極線管装置、
とくに偏向ヨークに特徴のある陰極線管線装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】陰極線管例えばカラー受像管は、表示部
がほぼ矩形状のガラス製パネル、このパネルに連接され
た漏斗状のガラス製ファンネルおよびこのファンネルに
連接された円筒状のガラス製ネックからなる真空外囲器
を有する。また、ネック側からファンネル側にかけて偏
向ヨークが装着されており、ファンネルはネックとの連
接部から偏向ヨークの装着される位置までの径小部、い
わゆるヨーク部を有する。パネルの内面には、青、緑、
赤に発光するドット状またはストライプ状の3色蛍光体
層からなる蛍光体スクリーンが設けられ、この蛍光体ス
クリーンに対向して、その内側に多数の電子ビーム通過
孔の形成されたシャドウマスクが配置されている。
【0003】ネック内には3電子ビームを放出する電子
銃が配設されており、電子ビームを偏向ヨークの発生す
る水平、垂直偏向磁界により水平、垂直方向に偏向し、
シャドウマスクを介して蛍光体スクリーンを水平、垂直
走査することにより、カラー画像を表示する構造に形成
されている。
【0004】このような受像管において、電子銃を同一
水平面上を通る一列配置の3電子ビームを放出するイン
ライン型とし、この電子銃から放出される一列配置の3
電子ビームを、偏向ヨークの発生する水平偏向磁界をピ
ンクッション形、垂直偏向磁界をバレル形として、これ
ら水平、垂直偏向磁界により偏向することにより、格別
の補正手段を要することなく、画面全体にわたり、一列
配置の3電子ビームを集中するセルフコンバーゼンス・
インライン形カラー受像管が広く実用化されている。
【0005】このような陰極線管においては、偏向ヨー
クが大きな電力消費源であり、陰極線管の消費電力の低
減に当たっては、この偏向ヨークの消費電力を低減する
ことが重要である。すなわち、スクリーン輝度を上げる
ためには、最終的に電子ビームを加速する陰極電圧を上
げなければならない。また、HD(High Definition)T
VやPC(Personal Computer) などのOA機器に対応す
るためには、偏向周波数を上げなければならないが、こ
れらは、いずれも偏向電力の増大を招く。
【0006】一方、オペレーターが陰極線管に接近して
対応するPCなどのOA機器については、偏向ヨークか
ら陰極線管外に漏洩する漏洩磁界に対する規制が強化さ
れている。この偏向ヨークから陰極線管外に漏洩する磁
界の低減手段には、従来、補償コイルを付加する方法が
一般に用いられている。しかしこのように補償コイルを
付加すると、それに伴ってPCの消費電力が増大する。
【0007】一般に偏向電力の低減や漏洩磁界の低減に
は、陰極線管のネック径を小さくし、偏向ヨークの装着
されるヨーク部外径を小さくして、偏向磁界の作用空間
を小さくし電子ビームに対して偏向磁界が効率良く作用
するようにすると良い。
【0008】しかし従来の陰極線管では、図10に示す
ように、電子ビーム107が偏向ヨークの装着されるヨ
ーク部106内面に接近して通過するため、ネック10
4径やヨーク部110外径をさらに小さくすると、図1
0(a)のように、最大偏向角をとる蛍光体スクリーン
105の対角部に向かう電子ビームeがヨーク部内壁1
06に衝突し、同図10(b)に示すように、蛍光体ス
クリーン105上に電子ビームの衝突しない部分111
ができる。したがって、従来の陰極線管では、ネック径
やヨーク部110外径を小さくして、偏向電力を低減さ
せることが困難である。また、ヨーク部110内壁に電
子ビームeが衝突し続けると、ガラスが溶けるほどその
部分の温度が上昇し、爆縮する危険が生ずる。
【0009】この問題を解決する手段として、特公昭4
8−34349号公報(USP3,731,129号明
細書)には、蛍光体スクリーン105上に矩形状のラス
ターを描く場合、偏向ヨークの装着されるヨーク部内側
における電子ビームの通過領域もほぼ矩形状になるとの
考えから、図10(a)に示す陰極線管113につい
て、そのB−B乃至F−F断面を同図(b)ないし
(f)に示したように、偏向ヨークの装着されるファン
ネル103のヨーク部110をネック104側からパネ
ル102方向に円形から次第にほぼ矩形状に変化する形
状にしたものが示されている。このように偏向ヨークの
装着されるヨーク部110を角錐状に形成すると、偏向
ヨークの長軸(水平軸H)および短軸(垂直軸V)方向
の径も小さくできるため、偏向ヨークの水平、垂直偏向
コイルを電子ビームに近づけて、効率良く偏向し偏向電
力を低減することができる。
【0010】しかしこのような陰極線管は、偏向電力を
効果的に低減するため、ヨーク部を矩形に近づけるほ
ど、フラット化によって生じるガラスの歪みにより真空
外囲器の耐気圧強度が低下し、安全性が損なわれる。
【0011】また、現在は外光の映り込みや画像の見易
さ等が強く要求されており、パネルのフラット化が必須
となっているが、陰極線管のパネル面をフラット化する
とバルブ強度が劣化するため、従来の用いられたヨーク
部を角錐状としたファンネルをそのまま用いても、安全
上必要なバルブ強度を確保できない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来はこのような理由
から、偏向電力を十分に低減するほどのヨーク部矩形化
ができないか、あるいは平坦なパネルに適用できないほ
どバルブ強度が弱いといった問題があった。
【0013】したがって、十分なバルブ強度、特に完全
フラットを含むスクリーン有効寸法の2倍以上の外面曲
率半径を有するフラットなパネルを用いたバルブ強度と
十分な偏向電力低減を両立させる真空外囲器および偏向
ヨークを得ることはできなかった。
【0014】この発明は、前記問題点を解決するために
なされたものであり、ヨーク部を角錐化しても、真空外
囲器の耐気圧強度を十分に確保でき、かつ偏向電力を有
効に低減して、高輝度化や高周波偏向の要求を満たす陰
極線管装置を構成することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも蛍
光体スクリーンを内面に有するパネル部と、前記スクリ
ーンに対向して配置される電子銃を内面に有するネック
部と、前記ネック部のスクリーン側に連接されるヨーク
部からなり、前記パネル部の外面形状は前記スクリーン
中央から前記スクリーン対角端での管軸方向の前記ネッ
ク部側への落差をもとに円近似するとき、前記円近似の
パネル外面形状の曲率半径が前記スクリーン対角有効寸
法の2倍以上の平坦度であり、かつ前記管軸に垂直な断
面において前記管軸と前記ヨーク部外面の間隔をヨーク
部外径とするとき、前記ヨーク部の前記管軸に垂直な
なくとも1つの断面が、前記スクリーンの垂直軸方向お
よび水平軸方向の間に最大となるヨーク部外径を有する
非円形状をなす真空外囲器と、前記ヨーク部から前記ネ
ック部にかけて前記真空外囲器の外面に配置された垂直
コイル及び水平コイルと、これらのコイルを囲む高透磁
率の筒状コア部とからなり、前記水平コイルは水平軸近
傍に集中して分布するとともに前記垂直コイルは垂直軸
の最大線積から徐々に水平軸側に線積を減らすように分
布し、前記電子銃から放出される電子ビームを、アスペ
クト比M:N(スクリーンの水平軸方向長さと垂直軸方
向長さの比)の略矩形状スクリーン領域に偏向走査する
偏向ヨークとから構成される陰極線管装置において、前
記偏向ヨークのコア部の前記管軸に垂直な少なくとも1
つの断面は、前記管軸と前記コア部内面との距離をコア
部内径とするとき、前記スクリーンの垂直軸方向および
水平軸方向の間に最大となるコア部内径を有する非円形
状をなすとともに、前記水平コイル及び前記垂直コイル
の外形に合わせて決定されるコア部内径を有し、前記管
軸に垂直な断面において、前記偏向ヨークの垂直軸方向
コア部内径をSB、水平軸方向コア部内径をLB、最大
コア部内径をDBとすると、 (M+N)/( 2・( M2 + N2 ) 1/2 ) < (SB+LB)/(2・DB) ≦ 0.90 であることを特徴とする陰極線管装置を得るものであ
る。
【0016】さらに、少なくとも蛍光体スクリーンを内
面に有するパネル部と、前記スクリーンに対向して配置
される電子銃を内面に有するネック部と、前記ネック部
のスクリーン側に連接されるヨーク部からなり、前記パ
ネル部の外面形状は前記スクリーン中央から前記スクリ
ーン対角端での管軸方向の前記ネック部側への落差をも
とに円近似するとき、前記円近似のパネル外面形状の曲
率半径が前記スクリーン対角有効寸法の2倍以上の平坦
度であり、かつ前記管軸に垂直な断面において前記管軸
と前記ヨーク部外面の間隔をヨーク部外径とするとき、
前記ヨーク部の前記管軸に垂直な少なくとも1つの断面
が、前記スクリーンの垂直軸方向および水平軸方向の間
に最大となるヨーク部外径を有する非円形状をなす真空
外囲器と、前記ヨーク部から前記ネック部にかけて前記
真空外囲器の外面に配置された垂直コイル及び水平コイ
ルと、これらのコイルを囲む高透磁率の筒状コア部とか
らなり、前記水平コイルは水平軸近傍に集中して分布す
るとともに前記垂直コイルは垂直軸の最大線積から徐々
に水平軸側に線積を減らすように分布し、前記電子銃か
ら放出される電子ビームを、アスペクト比M:N(スク
リーンの水平軸方向長さと垂直軸方向長さの比)の略矩
形状スクリーン領域に偏向走査する偏向ヨークとから構
成される陰極線管装置において、前記偏向ヨークのコア
部の前記管軸に垂直な少なくとも1つの断面は、前記管
軸と前記コア部内面との距離をコア部内径とするとき、
前記スクリーンの垂直軸方向および水平軸方向の間に最
大となるコア部内径を有する非円形状をなすとともに、
前記水平コイル及び前記垂直コイルの外形に合わせて決
定されるコア部内径を有し、前記管軸方向コア部中心よ
りも前記スクリーン側に位置する前記管軸に垂直な断面
において、前記偏向ヨークの垂直軸方向コア部内径をS
B、水平軸方向コア部内径をLB、最大コア部内径をD
とすると、 (M+N)/( 2・( M2 + N2 ) 1/2 ) < (SB+LB)/(2・DB) ≦ 0.90 であり、さらに、前記コア部の前記ネック部側の端部の
垂直軸方向コア部内径をSBN、水平軸方向コア部内径を
LBN、最大コア部内径をDBNとすると、 0.95≦SBN/DBN≦1.05 0.95≦LBN/DBN≦1.05 であることを特徴とする陰極線管装置を得るものであ
る。
【0017】さらに、LBN=SBN=DBNである上記陰極
線管装置を得るものである。
【0018】さらに、少なくとも蛍光体スクリーンを内
面に有するパネル部と、前記スクリーンに対向して配置
される電子銃を内面に有するネック部と、前記ネック部
のスクリーン側に連接されるヨーク部からなり、前記パ
ネル部の外面形状は前記スクリーン中央から前記スクリ
ーン対角端での管軸方向の前記ネック部側への落差をも
とに円近似するとき、前記円近似のパネル外面形状の曲
率半径が前記スクリーン対角有効寸法の2倍以上の平坦
度である真空外囲器と、前記ヨーク部から前記ネック部
にかけての前記真空外囲器の外面に配置された垂直コイ
ル及び水平コイルと、これらのコイルを囲む高透磁率の
筒状コア部とからなり、前記水平コイルは水平軸近傍に
集中して分布するとともに前記垂直コイルは垂直軸の最
大線積から徐々に水平軸側に線積を減らすように分布
し、前記電子銃から放出される電子ビームを、アスペク
ト比M:N(スクリーンの垂直軸方向長さと水平軸方向
長さの比)の略矩形状スクリーン領域に偏向走査する偏
向ヨークから構成される陰極線管装置において、前記ヨ
ーク部は、前記ネック部の連接位置から少なくとも前記
偏向ヨークのスクリーン側端までとし、管軸に垂直な断
面において管軸と前記ヨーク部外面の距離をヨーク部外
径とするとき、前記ヨーク部の前記ネック部連接位置か
ら少なくとも前記偏向ヨークのスクリーン側端までの間
で、前記管軸に垂直な少なくとも1つの断面は、前記ス
クリーンの垂直軸方向及び水平軸方向の間に最大となる
ヨーク部外径を有する非円形状をなし、前記M:Nのス
クリーン対角端と管軸の前記スクリーンより電子銃側の
点を結ぶ直線、管軸とのなす角度が前記陰極線管の偏
向角の1/2であるような管軸上の点を偏向基準位置と
するとき、前記偏向基準位置での垂直軸方向ヨーク部外
径をSA、水平軸方向ヨーク部外径をLA、最大ヨーク
部外径をDAとし、ヨーク部の矩形度を(SA+LA)/(2・D
A)とすると、 (M+N)/( 2・( M2 + N2 ) 1/2 ) < (SA+LA)/(2・DA) ≦ 0.86 であり、前記偏向ヨークのコア部の前記管軸に垂直な少
なくとも1つの断面は前記スクリーンの垂直軸方向およ
び水平軸方向の間に最大となるコア部内径を有する非円
形状をなすとともに、前記水平コイル及び前記垂直コイ
ルの外形に合わせて決定されるコア部内径を有し、前記
偏向ヨークの垂直軸方向コア部内径をSB、水平軸方向
コア部内径をLB、最大コア部内径をDBとすると、 (M+N)/( 2・( M2 + N2 ) 1/2 ) < (SB+LB)/(2・DB) ≦ 0.90 であることを特徴とする陰極線管装置を得るものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】発明者らは陰極線管のヨーク部形
状を角錐化した場合の偏向特性、真空応力の考察と種々
の実験により偏向電力と強度を両立する最適形状を見出
し、特願平9−220345号により開示したが、本発
明はとくにヨーク部に装着する偏向ヨークについての最
適形状に関するものである。
【0020】本発明の偏向ヨークを装着するのに最適な
陰極線管外囲器11は、図1に示すように、内面に蛍光
体スクリーン17を形成したパネル部12と、断面径小
のヨーク部14をもつファンネル部13と、ヨーク部1
4のパネル部とは反対側の端部14bに連接され電子銃
18を内蔵するネック部15とからなる。
【0021】さらに外囲器11内に蛍光体スクリーン1
7と対面するシャドウマスク19が組み込まれる。本発
明はスクリーン中央17aからスクリーン対角端17d
での管軸Z方向のネック部15側への落差dをもとに円
近似してパネル外面の平坦度を示すと、円近似の外面形
状の曲率半径がスクリーン対角有効寸法の2倍以上の平
坦度(完全フラットを含む)を有しているものに適用さ
れる。
【0022】図2に一例として管軸上の偏向基準位置の
管軸に垂直なヨーク部断面を示す。
【0023】断面において管軸Zからスクリーンの水平
方向の軸H、垂直方向の軸V、ヨーク部断面の対角方向
の軸Dでそれぞれ管軸からヨーク部外面までの距離をL
A、SA、DAとすると、角錐状ヨーク部14ではLA
及びSAがDAより小さくなり、結果として水平、垂直
軸近傍の偏向コイルを電子ビームに近づけて偏向電力を
低減することができる。ここで最大径となる断面の対角
軸距離DAはスクリーンの対角軸方向であるが、厳密に
一致しないこともある。
【0024】上述の3軸以外の形状は、水平軸上に中心
を持ち半径Rhの円弧と垂直軸上に中心を持ち半径Rv
の円弧と対角軸上近傍に中心を持ち半径Rdの円弧でつ
ないだ形状とする。その他に種種の数式を用いて略矩形
状の断面を作ってもよい。
【0025】以上のようにヨーク部の横断面は矩形の長
辺L、短辺Sよりも管軸方向に突出しない非円形形状で
あり、一例として、たる型断面を有している。
【0026】ヨーク部断面形状を矩形状に近づけるほ
ど、真空外囲器としての強度は劣化し、偏向電力が低減
する。そこで矩形度を表す指標として (LA+SA)/(2DA)・・・・・・・・・・(1) を設定する。通常の円錐状ヨーク部であればLA、SA
はDAに等しいから前記値は1である。
【0027】ヨーク部を角錐化する場合、DAは最外電
子ビーム軌道との余白確保からほぼ一定であるが、L
A、SAは小さくなり、前記値は小さくなる。完全に角
錐化した場合は、矩形状のアスペクト比をM:N(水平
軸方向長さと垂直軸方向長さの比)とすると、 (M+N)/(2(M2 +N2 1/2 )・・・・・・(2) となる。
【0028】前記指標は水平、垂直方向ヨーク部外径縮
小分を合わせた形であるが、シミュレーション解析結果
では水平方向のみを矩形化した場合でも垂直方向のみを
矩形化した場合でもほぼ同様の偏向電力低減効果があ
り、LA、SAのいずれかを重視すべき必要は無く、前
記指標で問題は無い。
【0029】また、管軸位置の違いによるヨーク部矩形
化の効果も解析し、結果として図1に示すように偏向基
準位置( 通常リファレンスラインと称する) 25から偏
向ヨーク20のスクリーン側端20aの領域の矩形化が
重要であることを見出した。
【0030】ここで偏向基準位置25とは、図5
(a)、(b)に示すように管軸を挟んだスクリーン対
角両端17dから管軸Zのある点Oに直線を結んだ場合
に2直線が成す角度が陰極線管規定の最大偏向角θであ
るような管軸上位置で、偏向の中心となる位置である。
【0031】図1は、偏向コイル20による電子ビーム
eのスクリーン対角端17dへ照射する電子ビーム軌道
の一例を示したものである。この場合、偏向磁界中心が
偏向基準位置25よりネック部側15に近付くと磁界が
ネック側で強まるために電子ビーム22が早く偏向され
ヨーク部内壁に衝突する。逆に偏向基準位置25よりス
クリーン17側であれば電子ビームeとヨーク部内壁の
余裕が増えることになり、その分だけ偏向ヨークのネッ
ク側端20bを延長して更に偏向電力を低減することが
できる。
【0032】また、ネック径の異なる陰極線管において
もヨーク部形状の差は概ね偏向基準位置25までであ
り、それよりスクリーン側のヨーク部形状はほぼ同一と
なるため、解析結果は概ね同一である。
【0033】偏向ヨーク20は図3に示すように、朝顔
型の筒状の合成樹脂でなるセパレータ21で固定された
水平、垂直コイル22、23および高透磁率の筒状コア
部24で組立てられ、漏洩磁界の少ないサドル−サドル
型である。セパレータ21の内面に水平コイル22が取
り付けられ、セパレータ21の外面に垂直コイル23が
取り付けられる。コア部24はその外側を取り囲んで固
定配置され、偏向磁界に対する磁心または帰磁路を構成
している。
【0034】図1に示すように、外囲器11の管軸Zに
そう外面形状はファンネル部13からネック部15にか
けてスクリーン側のファンネル部で外方に凸、そのヨー
ク部14で凹の略S字曲線をしており、ファンネル部の
ヨーク部の境界14aは同曲線の変曲点である。
【0035】偏向ヨーク20はそのパネル側の端縁20
aをこの変曲点14aの近傍に位置するように装着さ
れ、実質上のヨーク部14は少なくともネック部との連
接部14bから偏向ヨーク端部20aまでとなる。
【0036】次に偏向電力の低減効果について説明す
る。
【0037】図6は、前記矩形度の指標値に対する偏向
電力の低減度合いを示したものである。ここでは偏向ヨ
ークの仕様を固定し、ヨーク部が矩形化された分だけ偏
向コイル、コアを近づけて計算した。偏向電力について
は、水平偏向電力を用いた。図より指標値が概ね0.8
6より小さくなると急激に軽減効果が現れ、円錐状ヨー
ク部に対して約10〜30%の電力削減となる。逆に
0.86以上であれば軽減効果は10%以下に過ぎなく
なる。
【0038】以上をまとめると、偏向電力の低減と真空
応力・強度の確保を両立できる方法として、偏向ヨーク
の走査する略矩形のスクリーン比をM:Nとして、偏向
基準位置(リファレンスライン)での、管軸に垂直な断
面で垂直方向ヨーク部外径をSA、水平軸方向ヨーク部
外径をLA、最大ヨーク部外径をDAとしたとき、 (M+N)/(2(M2 + N2 ) 1/2 ) < (SA+LA) /(2DA) ≦ 0.86 ・・・(3) となるようにヨーク部形状を構成する。
【0039】またこのとき、図2に示すように、偏向基
準位置25での管軸に垂直な断面のヨーク部外面形状断
面を、管軸方向に突出しない略矩形状とし、この矩形形
状を垂直軸上に中心を持つ半径Rvの円弧と、垂直軸上
に中心をもつ半径Rhの円弧と、最大外径となる点と管
軸を結ぶ直線上に中心をもつ半径RdB の円弧で近似し
たとき、RhまたはRvが900mm以下となるように
ヨーク部形状を構成する。
【0040】以上のことはスクリーンのアスペクト比
4:3以外にも16:9や3:4などにも適用可能であ
る。
【0041】また偏向ヨーク20の場合は、コイル線積
も考慮し、コア部の矩形度の指標が決定される。図8の
ように水平偏向コイル22はピンクッション磁界を形成
するため、水平軸Hに近い所にコイル線を集中させ、垂
直偏向コイル23はバレル磁界を形成させるために、垂
直軸Vの最大巻線積から徐々に水平軸H側に線積を減ら
すように分布させる。なお、図中、符号14はヨーク
部、21はセパレータを示している。
【0042】これらのコイルの線積と偏向電力の低減化
を考慮すると、コア部内面の矩形度の指標値は概ね0.
90以下にしないと有効でないことが分かった。図8で
は、コア部24の形状にスロットコアのような内面にス
ロット24cを形成した構造を例示したが、この形状の
コアでは、管軸Zからコア部内面までの寸法LB、S
B、DBはスロットの深さを考慮して管軸とスロット底
24dとおよび頂部24eの平均径の位置とする。
【0043】図4に代表的な偏向ヨーク20のコア部2
4の形状を示す。すなちわ(a)はコア部のスクリーン
側の端部24a、(b)は同じくネック側の端部24b
を示している。コア部内径(管軸Zに垂直な断面におけ
る管軸Zからコア部内面までの距離)は外囲器11のネ
ック部15上およびその連接部14bではヨーク部形状
に合わせてほぼ同形の円形状であるが、管軸Zに沿って
スクリーン側に近付くにしたがって管軸に垂直な断面で
のコア最大内径DBに対してコア長軸、短軸方向外径L
B、SBが徐々に小さくなるように変化し、管軸に垂直
な断面での形状が略矩形状(非円形状)となっている。
この図の例ではスクリーンのアスペクト比M:N(水平
対垂直)は4:3である。
【0044】すなわち、ネック部の管軸に垂直な断面の
外形は円形であり、ヨーク部はネック部との連接部分か
らパネル側にかけて非円形形状を変化するから、これに
沿う偏向ヨークのコア部の管軸に垂直な少なくとも1つ
の断面はネック部15でほぼ円形でヨーク部14上でア
スペクト比M:Nのスクリーンの水平軸H方向および垂
直軸V方向の間に最大となるコア部内径を有する非円形
状をなし、前記偏向ヨークの垂直軸方向コア部内径をS
B、水平軸方向コア部内径をLB、最大コア部内径をD
Bとすると、 (M+N)/( 2( M2 + N2 ) 1/2 ) < (SB+LB) /(2DB) ≦ 0.90 ・・・(4) になるように定められる。
【0045】すなわち、コア部の前記ネック部15側の
端部24bにおいて、垂直軸方向コア部内径をSBN、水
平軸方向コア部内径をLBN、最大コア部内径をDBNとす
ると 、 0.95≦SBN/DBN≦1.05 0.95≦LBN/DBN≦1.05 とするのがよい。
【0046】
【実施例】図1ないし図5および図7により、本発明の
実施例を説明する。
【0047】この陰極線管11は、表示部がほぼ矩形状
のガラス製の中央部で肉厚が10〜14mmのパネル部
12、このパネル部12に連接された漏斗状のガラス製
ファンネル部13およびこのファンネル部13の径小部
領域を形成し、ガラス肉厚が2〜8mmで対角部で薄く
水平、垂直軸近傍で厚いヨーク部14と、このヨーク部
14に連接された円筒状のガラス製ネック部15を管軸
Zに沿って配置してなる真空外囲器16を有する。その
パネル部12の表示部の内面には、蛍光体スクリーン1
7が設けられている。またネック部15内に電子銃18
が配置されている。そして、ヨーク部14からネック部
15の外側にかけて、偏向ヨーク20が装着され、この
偏向ヨーク20の発生する水平、垂直偏向磁界により、
上記電子銃から放出される電子ビーム22を水平方向
H、垂直方向Vに偏向して、シャドウマスク19を通し
て蛍光体スクリーン17を水平、垂直走査することによ
り、画像を表示する構造に形成されている。
【0048】特にこの陰極線管11においては、上記偏
向ヨーク20が装着されるヨーク部14が略角錐状に構
成されている。ここに、偏向ヨーク20は漏洩磁界の少
ないサドル−サドル型であり、筒状の合成樹脂フレーム
すなわちセパレータ21で水平、垂直コイル22、23
およびコア部24を固定している。
【0049】この偏向ヨーク20は、図のようにネック
部側が径小、パネル側の端部で径大の朝顔状のセパレー
タ21の内壁にサドル型水平コイル22をセパレータに
設けた溝で固定し、外壁にサドル型垂直コイル23を固
定しており、この垂直コイルの外側を高透磁率の切頭錐
形状の筒状コア部24で取り囲んでいる。コア部の内面
は大略外囲器16のヨーク部14外形に沿う形状を有し
ており、その管軸Zに垂直な断面におけるネック部側の
端縁24bは略円形であり、スクリーン側にかけて略矩
形状の非円形形状をなしてスクリーン側の端部24aで
最大径となる。
【0050】さらに説明すると、外囲器16の管軸Zに
沿う外面形状はファンネル部13からネック部15にか
けてファンネル部で外方に凸、ヨーク部で凹の略S字曲
線をしており、ファンネル部13とヨーク部14の境界
は同曲線の変曲点14aである。偏向ヨーク20は、そ
のスクリーン側の端縁20aをこの変曲点14aの近傍
に位置するように装着される。
【0051】図2にこのヨーク部14の形状を示す。曲
線26はネック部15との連接部14bから偏向ヨーク
20のスクリーン側端20aにかけての対角軸方向外径
DA、曲線27は長軸方向外径LA、曲線28は短軸方
向外径SAである。これら曲線26〜28に示されてい
るように、ヨーク部14はネック部15との連接部14
bではネックとほぼ同形の円形状であるが、スクリーン
側17に近づくに従って対角軸方向外径DAに対して長
軸、短軸方向外径LA、SAが徐々に小さくなるように
変化し、管軸に垂直な断面での形状が略矩形状(非円形
状)となっている。
【0052】この場合、スクリーン17のアスペクト比
M:N=4:3である。
【0053】さらには、偏向基準位置25におけるヨー
ク部断面において、 DA=30.2mm、 LA=27.5mm、 SA=22.50mm であり、 (LA+SA)/(2DA)=0.83 としており、また、偏向基準位置における断面でヨーク
部外面の曲率半径はそれぞれ、Rh=113mm、 Rv
=312mm、 Rd=8.8mmであり、ヨーク部の真空
応力最大は1170psiであり外囲器の強度面で問題
は無い。
【0054】また、偏向ヨーク20のコア部24のスク
リーン側の端部24aにおいて、 DB=48.2mm、 LB=44.7mm、 SB=39.8mm であり、 (LB+SB)/(2DB)=0.88 としており、偏向電力は、円錐状のヨーク部をもつ陰極
線管に対して約18%ほど低減化を図ることができた。
【0055】さらに、偏向ヨーク20のコア部24のネ
ック部側の端部24bの形状は管軸に垂直な面で略円形
とし、内径(管軸から内面までの距離)を45mmとして
いる。この場合、水平、垂直コイルの端部形状やセパレ
ータに合わせて、円形形状を基準に変形させることがあ
るが、その程度は、コア部内径の水平軸方向、垂直軸方
向の比率で±5%以内にするのが偏向電力の低減上、好
ましい。
【0056】以上、本発明の実施例として、サドル−サ
ドル型偏向ヨークについて説明したが、サドル−トロイ
ダル型にも同様に適用することができ、この場合は、コ
ア部はトロイダルコイルのコアとなる。
【0057】
【発明の効果】本発明による耐気圧強度を十分に確保で
き、かつ偏向電力を有効に低減し得るヨーク部形状構成
の真空外囲器に適する偏向ヨークを装着することによ
り、高輝度化や高周波偏向の要求を満たす陰極線管装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の構成を説明する略断
面図である。
【図2】図3は偏向基準位置を通る管軸に垂直なヨーク
部の横断面略図である。
【図3】この発明の一実施の形態の陰極線管の要部の上
半分を断面にした側面図である。
【図4】(a)、(b)は偏向ヨークのコア部のスクリ
ーン側端部とネック側端部の管軸に垂直な断面による断
面図である。
【図5】(a)、(b)はそれぞれ偏向中心の位置を説
明するための図である。
【図6】ヨーク部形状と偏向電力との関係を示す図であ
る。
【図7】この発明の一実施の形態の陰極線管のヨーク部
の形状を説明するための曲線図である。
【図8】この発明の一実施の形態を説明する管軸に垂直
な断面による断面図である。
【図9】従来のカラー受像管の構成を示す一部切欠斜視
図である。
【図10】(a)ないし(f)はそれぞれ既知のカラー
受像管の外囲器の形状を説明するための図である。
【符号の説明】
10: 陰極線管 12: パネル部 13: ファンネル部 14: ヨーク部 14a:変曲点 14b:ネック部との連接部 15: ネック部 16: 外囲器 17: スクリーン 18: 電子銃 20: 偏向ヨーク 20a:偏向ヨークのスクリーン側端部 21: セパレータ 22: 水平コイル 23: 垂直コイル 24: コア部 24a:コア部スクリーン側端部 24b:コア部ネック部側端部 25: 偏向基準位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−306388(JP,A) 特開 平4−242054(JP,A) 特開 平2−297842(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/76 H01J 29/86

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも蛍光体スクリーンを内面に有す
    るパネル部と、前記スクリーンに対向して配置される電
    子銃を内面に有するネック部と、前記ネック部のスクリ
    ーン側に連接されるヨーク部からなり、前記パネル部の
    外面形状は前記スクリーン中央から前記スクリーン対角
    端での管軸方向の前記ネック部側への落差をもとに円近
    似するとき、前記円近似のパネル外面形状の曲率半径が
    前記スクリーン対角有効寸法の2倍以上の平坦度であ
    り、かつ前記管軸に垂直な断面において前記管軸と前記
    ヨーク部外面の間隔をヨーク部外径とするとき、前記ヨ
    ーク部の前記管軸に垂直な少なくとも1つの断面が、前
    記スクリーンの垂直軸方向および水平軸方向の間に最大
    となるヨーク部外径を有する非円形状をなす真空外囲器
    と、 前記ヨーク部から前記ネック部にかけて前記真空外囲器
    の外面に配置された垂直コイル及び水平コイルと、これ
    らのコイルを囲む高透磁率の筒状コア部とからなり、
    記水平コイルは水平軸近傍に集中して分布するとともに
    前記垂直コイルは垂直軸の最大線積から徐々に水平軸側
    に線積を減らすように分布し、前記電子銃から放出され
    る電子ビームを、アスペクト比M:N(スクリーンの水
    平軸方向長さと垂直軸方向長さの比)の略矩形状スクリ
    ーン領域に偏向走査する偏向ヨークとから構成される陰
    極線管装置において、 前記偏向ヨークのコア部の前記管軸に垂直な少なくとも
    1つの断面は、前記管軸と前記コア部内面との距離をコ
    ア部内径とするとき、前記スクリーンの垂直軸方向およ
    び水平軸方向の間に最大となるコア部内径を有する非円
    形状をなすとともに、前記水平コイル及び前記垂直コイ
    ルの外形に合わせて決定されるコア部内径を有し、 前記管軸に垂直な断面において、前記偏向ヨークの垂直
    軸方向コア部内径をSB、水平軸方向コア部内径をL
    B、最大コア部内径をDBとすると、 (M+N)/( 2・( M2 + N2 ) 1/2 ) < (SB+LB)/(2・DB) ≦ 0.90 であることを特徴とする陰極線管装置。
  2. 【請求項2】少なくとも蛍光体スクリーンを内面に有す
    るパネル部と、前記スクリーンに対向して配置される電
    子銃を内面に有するネック部と、前記ネック部のスクリ
    ーン側に連接されるヨーク部からなり、前記パネル部の
    外面形状は前記スクリーン中央から前記スクリーン対角
    端での管軸方向の前記ネック部側への落差をもとに円近
    似するとき、前記円近似のパネル外面形状の曲率半径が
    前記スクリーン対角有効寸法の2倍以上の平坦度であ
    り、かつ前記管軸に垂直な断面において前記管軸と前記
    ヨーク部外面の間隔をヨーク部外径とするとき、前記ヨ
    ーク部の前記管軸に垂直な少なくとも1つの断面が、前
    記スクリーンの垂直軸方向および水平軸方向の間に最大
    となるヨーク部外径を有する非円形状をなす真空外囲器
    と、 前記ヨーク部から前記ネック部にかけて前記真空外囲器
    の外面に配置された垂直コイル及び水平コイルと、これ
    らのコイルを囲む高透磁率の筒状コア部とからなり、
    記水平コイルは水平軸近傍に集中して分布するとともに
    前記垂直コイルは垂直軸の最大線積から徐々に水平軸側
    に線積を減らすように分布し、前記電子銃から放出され
    る電子ビームを、アスペクト比M:N(スクリーンの水
    平軸方向長さと垂直軸方向長さの比)の略矩形状スクリ
    ーン領域に偏向走査する偏向ヨークとから構成される陰
    極線管装置において、 前記偏向ヨークのコア部の前記管軸に垂直な少なくとも
    1つの断面は、前記管軸と前記コア部内面との距離をコ
    ア部内径とするとき、前記スクリーンの垂直軸方向およ
    び水平軸方向の間に最大となるコア部内径を有する非円
    形状をなすとともに、前記水平コイル及び前記垂直コイ
    ルの外形に合わせて決定されるコア部内径を有し、 前記管軸方向コア部中心よりも前記スクリーン側に位置
    する前記管軸に垂直な断面において、前記偏向ヨークの
    垂直軸方向コア部内径をSB、水平軸方向コア部内径を
    LB、最大コア部内径をDBとすると、 (M+N)/( 2・( M2 + N2 ) 1/2 ) < (SB+LB)/(2・DB) ≦ 0.90 であり、 さらに、前記コア部の前記ネック部側の端部の垂直軸方
    向コア部内径をSBN、水平軸方向コア部内径をLBN、最
    大コア部内径をDBNとすると、 0.95≦SBN/DBN≦1.05 0.95≦LBN/DBN≦1.05 であることを特徴とする陰極線管装置。
  3. 【請求項3】LBN=SBN=DBNであることを特徴とする
    請求項2記載の陰極線管装置。
  4. 【請求項4】少なくとも蛍光体スクリーンを内面に有す
    るパネル部と、前記スクリーンに対向して配置される電
    子銃を内面に有するネック部と、前記ネック部のスクリ
    ーン側に連接されるヨーク部からなり、前記パネル部の
    外面形状は前記スクリーン中央から前記スクリーン対角
    端での管軸方向の前記ネック部側への落差をもとに円近
    似するとき、前記円近似のパネル外面形状の曲率半径が
    前記スクリーン対角有効寸法の2倍以上の平坦度である
    真空外囲器と、 前記ヨーク部から前記ネック部にかけての前記真空外囲
    器の外面に配置された垂直コイル及び水平コイルと、こ
    れらのコイルを囲む高透磁率の筒状コア部とからなり、
    前記水平コイルは水平軸近傍に集中して分布するととも
    に前記垂直コイルは垂直軸の最大線積から徐々に水平軸
    側に線積を減らすように分布し、前記電子銃から放出さ
    れる電子ビームを、アスペクト比M:N(スクリーンの
    垂直軸方向長さと水平軸方向長さの比)の略矩形状スク
    リーン領域に偏向走査する偏向ヨークから構成される陰
    極線管装置において、 前記ヨーク部は、前記ネック部の連接位置から少なくと
    も前記偏向ヨークのスクリーン側端までとし、管軸に垂
    直な断面において管軸と前記ヨーク部外面の距離をヨー
    ク部外径とするとき、前記ヨーク部の前記ネック部連接
    位置から少なくとも前記偏向ヨークのスクリーン側端ま
    での間で、前記管軸に垂直な少なくとも1つの断面は、
    前記スクリーンの垂直軸方向及び水平軸方向の間に最大
    となるヨーク部外径を有する非円形状をなし、 前記M:Nのスクリーン対角端と管軸の前記スクリーン
    より電子銃側の点を結ぶ直線、管軸とのなす角度が前
    記陰極線管の偏向角の1/2であるような管軸上の点を
    偏向基準位置とするとき、 前記偏向基準位置での垂直軸方向ヨーク部外径をSA、
    水平軸方向ヨーク部外径をLA、最大ヨーク部外径をD
    Aとし、ヨーク部の矩形度を(SA+LA)/(2・DA)とする
    と、 (M+N)/( 2・( M2 + N2 ) 1/2 ) < (SA+LA)/(2・DA) ≦ 0.86 であり、 前記偏向ヨークのコア部の前記管軸に垂直な少なくとも
    1つの断面は前記スクリーンの垂直軸方向および水平軸
    方向の間に最大となるコア部内径を有する非円形状を
    すとともに、前記水平コイル及び前記垂直コイルの外形
    に合わせて決定されるコア部内径を有し、前記偏向ヨー
    クの垂直軸方向コア部内径をSB、水平軸方向コア部内
    径をLB、最大コア部内径をDBとすると、 (M+N)/( 2・( M2 + N2 ) 1/2 ) < (SB+LB)/(2・DB) ≦ 0.90 であることを特徴とする陰極線管装置。
JP06573798A 1998-03-16 1998-03-16 陰極線管装置 Expired - Fee Related JP3405675B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06573798A JP3405675B2 (ja) 1998-03-16 1998-03-16 陰極線管装置
MYPI99000855A MY120242A (en) 1998-03-16 1999-03-09 Cathode ray tube apparatus
TW088103673A TW540083B (en) 1998-03-16 1999-03-10 Cathode ray tube apparatus
PCT/JP1999/001251 WO1999048127A1 (fr) 1998-03-16 1999-03-15 Dispositif a tube cathodique
EP99907933A EP0989581A4 (en) 1998-03-16 1999-03-15 CATHODE TUBE DEVICE
KR1019997010448A KR20010012493A (ko) 1998-03-16 1999-03-15 음극선관장치
US09/423,828 US6404117B1 (en) 1998-03-16 1999-03-15 Cathode-ray tube device comprising a deflection yoke with a non-circular core having specified dimensional relationships
CN998002771A CN1133197C (zh) 1998-03-16 1999-03-15 阴极射线管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06573798A JP3405675B2 (ja) 1998-03-16 1998-03-16 陰極線管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11265666A JPH11265666A (ja) 1999-09-28
JP3405675B2 true JP3405675B2 (ja) 2003-05-12

Family

ID=13295638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06573798A Expired - Fee Related JP3405675B2 (ja) 1998-03-16 1998-03-16 陰極線管装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6404117B1 (ja)
EP (1) EP0989581A4 (ja)
JP (1) JP3405675B2 (ja)
KR (1) KR20010012493A (ja)
CN (1) CN1133197C (ja)
MY (1) MY120242A (ja)
TW (1) TW540083B (ja)
WO (1) WO1999048127A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3847562B2 (ja) * 1999-05-10 2006-11-22 日本電気硝子株式会社 陰極線管用ガラスバルブ
KR100318376B1 (ko) * 1999-06-01 2001-12-22 김순택 음극선관
CN1213456C (zh) 2000-07-21 2005-08-03 东芝株式会社 偏转线圈以及具有它的阴极射线管装置
CN1201368C (zh) * 2001-03-28 2005-05-11 三星电机株式会社 偏转线圈
JP2003086117A (ja) * 2001-09-10 2003-03-20 Sony Corp 偏向ヨーク及び偏向ヨーク用コア
JP4057887B2 (ja) 2001-10-30 2008-03-05 株式会社東芝 偏向ヨーク及び偏向ヨークを備えた陰極線管装置
KR100447662B1 (ko) * 2002-05-10 2004-09-07 엘지.필립스디스플레이(주) 음극선관
US6838811B2 (en) * 2002-06-07 2005-01-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Deflection yoke and CRT device
JP2006012728A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Matsushita Toshiba Picture Display Co Ltd カラー陰極線管装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4834349B1 (ja) 1969-11-04 1973-10-20
JPS4834349A (ja) 1971-09-07 1973-05-18
JPS4885030A (ja) * 1972-02-15 1973-11-12
JPS5321566B2 (ja) 1973-10-03 1978-07-04
JPS5060917U (ja) * 1973-10-03 1975-06-05
JP2667227B2 (ja) * 1988-11-02 1997-10-27 松下電子工業株式会社 偏平型受像管装置
JP2819303B2 (ja) 1989-05-12 1998-10-30 ティーディーケイ株式会社 偏向ヨークコア
JPH087781A (ja) * 1994-06-23 1996-01-12 Sony Corp 偏向ヨークコア
JP3737191B2 (ja) 1996-04-26 2006-01-18 株式会社東芝 陰極線管用偏向ヨークおよび陰極線管装置
JPH09306388A (ja) 1996-05-14 1997-11-28 Toshiba Corp 陰極線管
JP3415361B2 (ja) 1996-05-28 2003-06-09 株式会社東芝 陰極線管
JP3442975B2 (ja) * 1996-09-18 2003-09-02 株式会社東芝 陰極線管装置
TW394967B (en) 1996-09-30 2000-06-21 Toshiba Corp Kinescope
JP3403005B2 (ja) * 1997-06-20 2003-05-06 株式会社東芝 陰極線管装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0989581A4 (en) 2006-06-28
US6404117B1 (en) 2002-06-11
EP0989581A1 (en) 2000-03-29
KR20010012493A (ko) 2001-02-15
MY120242A (en) 2005-09-30
WO1999048127A1 (fr) 1999-09-23
CN1258377A (zh) 2000-06-28
CN1133197C (zh) 2003-12-31
JPH11265666A (ja) 1999-09-28
TW540083B (en) 2003-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3442975B2 (ja) 陰極線管装置
JP3415361B2 (ja) 陰極線管
EP0886297A2 (en) Cathode ray tube
JPH09306388A (ja) 陰極線管
JP3405675B2 (ja) 陰極線管装置
JP3376260B2 (ja) 陰極線管装置
JP3376274B2 (ja) 陰極線管装置
JPH10154472A (ja) 陰極線管装置
KR19990077907A (ko) 음극선관장치
JP4057887B2 (ja) 偏向ヨーク及び偏向ヨークを備えた陰極線管装置
US20020008458A1 (en) Deflection yoke and cathode ray tube apparatus provided with the same
JPH11345579A (ja) 陰極線管装置および偏向ヨ―ク
KR100605759B1 (ko) 음극선관
JPH11273591A (ja) 陰極線管装置
KR100645781B1 (ko) 음극선관
JPH11273590A (ja) 陰極線管装置
KR20000073384A (ko) 음극선관
JPH11176355A (ja) 陰極線管装置
JP2003263963A (ja) 陰極線管
KR20020090317A (ko) 컬러음극선관

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees