JP3404519B2 - 偽造及び改竄防止機能を有する貴重印刷物及びその製造方法 - Google Patents

偽造及び改竄防止機能を有する貴重印刷物及びその製造方法

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JP3404519B2
JP3404519B2 JP27069298A JP27069298A JP3404519B2 JP 3404519 B2 JP3404519 B2 JP 3404519B2 JP 27069298 A JP27069298 A JP 27069298A JP 27069298 A JP27069298 A JP 27069298A JP 3404519 B2 JP3404519 B2 JP 3404519B2
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聡 西山
正晴 小山
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財務省印刷局長
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旅券冊子、入国査
証、有価証券、紙幣、銀行カード、キャッシュカード、
身分証明書、免許証、入門証又は印紙類等の偽造防止、
改竄防止及び複写防止が要求される貴重印刷物及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、上記のような偽造防止、改竄防止
及び複写防止が要求される貴重印刷物は、カラーコピー
やスキャナー等による複製技術の進歩に伴い、一般流通
過程において真偽判別が容易にできる対策が重要になっ
てきている。
【0003】有価証券、印紙類等の貴重印刷物の偽造及
び改竄防止手段として、すき入れ等があるが、人間の視
覚による真偽判定要素であり、機械処理による判定要素
とはなり得ないのが現状である。
【0004】又、真偽判別を必要とし機械識別処理され
る貴重印刷物については、従来、例えば蛍光インキや磁
性インキ等で印刷したり、蛍光繊維や磁気繊維等を用紙
に含ませたりして、これらを光学的、磁気的に真偽判定
しているが、これらによっても、偽造防止、改竄防止及
び複写防止上の安全対策としては万全ではなく、しか
も、いずれも蛍光や磁気を含む特殊インキや特殊繊維が
必要であり、特殊インキ等を利用しない通常の印刷物を
容易に真偽判定する手段としては適切ではない。
【0005】又、個人情報が記載され、ラミネートフィ
ルムで保護された旅券冊子の見返し用紙の剥離強度を弱
くし、ラミネートフィルムを剥がそうとすると見返し用
紙がラミネートフィルム側に残るようにして、偽造や改
竄防止対策としている。しかしながら、このように剥が
して見返し用紙の個人印刷情報が破断しても、最近、普
及のめざましいしい高性能パソコン及び高機能な画像処
理ソフトを利用すれば、容易に個人情報が作製でき、新
たにラミネートフィルムをラミネートすれば容易に偽造
又は改竄等できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、偽造及び
改竄防止のための新たな技術の研究開発を進めていたと
ころ、特に蛍光物質が含まれていないインキで印刷され
た印刷面にレーザビームを照射したところ、この印刷面
は可視光で観察すると、上記照射前と何等変わりなくみ
えるが、この印刷面に紫外線を照射したところ、可視光
で観察した場合と異なる色で発色する、具体的には、紫
外線領域の光とは全く別の波長領域の赤色、橙、黄緑等
の光における発色を観察し、しかも長時間経過後でも、
可視光下及び紫外線光を照射下の夫々の上記観察結果は
変わることがないという知見を得た。
【0007】本発明者は、この知見に着目して貴重印刷
物の偽造及び改竄防止手段とし活用することにより、上
記従来の問題点を解決することを目的とするものであ
り、この偽造及び改竄防止手段を、蛍光物質等の使用さ
れていない印刷物にも簡単かつ低コストで適用できるよ
うにして偽造及び改竄防止効果の優れた貴重印刷物を提
供するとともに、この偽造及び改竄防止手段を、ラミネ
ートフィルムで保護されて成る貴重印刷物に適用するこ
とによりラミネートフィルムの有する偽造及び改竄防止
機能と相乗的に作用してより優れた偽造及び改竄防止の
機能を付与する貴重印刷物及びその製造方法を提供す
る。
【0008】又、本発明者は、酢酸ビニル系の接着剤の
層の表面にレーザビームを照射し熱影響を及ぼしたとこ
ろ、この層は、可視光では何等色が変化しないが、紫外
線を照射すると、可視光で観察した場合とは異なる色で
発色する知見を得た。本発明者は、この知見に着目し
て、台紙に酢酸ビニル系の接着剤で接着された用紙(基
材)、又は酢酸ビニル系エマルションの層を形成した用
紙に、特定パターンをもってレーザビームを照射して成
る偽造及び改竄防止の機能を付与する貴重印刷物及びそ
の製造方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、基材の印刷面の一部又は全部の領域がレ
ーザビームで照射されて成る貴重印刷物であって、上記
レーザビームが照射された印刷面の印字部分は、上記レ
ーザビームにより熱影響を受けており、紫外線を照射す
ると可視光で観察した場合と異なる色で発色することを
特徴とする貴重印刷物を提供する。
【0010】そして、本発明は、上記課題を解決するた
めに、情報が印刷された基材の印刷面がラミネートフィ
ルムにより保護された貴重印刷物であって、上記印刷面
の一部又は全部の領域は、上記ラミネートフィルムによ
りラミネートされる前に、レーザビームで照射され、上
記ラミネートフィルムは、紫外線が透過できる程度の、
薄い又は紫外線透過率の高い材料で形成されており、上
記レーザビームが照射された印刷面の印字部分は、上記
レーザビームの照射により熱影響を受けており、紫外線
を照射すると可視光で観察した場合と異なる色で発色す
ることを特徴とする貴重印刷物を提供する。
【0011】そして、本発明は、上記課題を解決するた
めに、情報が印刷された基材の印刷面がラミネートフィ
ルムにより保護された貴重印刷物であって、上記ラミネ
ートフィルムは、その一部又は全部の領域にレーザビー
ムで照射されて溝が形成されており、上記溝に対応する
印刷面の印字部分は、上記溝が形成される際に上記レー
ザビームにより熱影響を受けており、紫外線を照射する
と可視光で観察した場合と異なる色で発色することを特
徴とする貴重印刷物を提供する。
【0012】そして、本発明は、上記課題を解決するた
めに、台紙に接着剤を介して貼着され、印刷された基材
を有する貴重印刷物であって、上記課題を解決するため
に、上記基材の表面の一部又は全部の領域は、レーザビ
ームで特定のパターンで照射、穿孔されて、上記接着剤
がほぼ露出しており、上記接着剤のほぼ露出した部分は
レーザビームにより熱影響を受けており、紫外線を照射
すると可視光で観察した場合と異なる色で発色すること
を特徴とする貴重印刷物を提供する。
【0013】この基材の表面は、上記レーザビームが照
射された後に、紫外線が透過できる程度の、薄い又は紫
外線透過率の高い材料で形成されたラミネートフィルム
でラミネートされ保護されている構成としてもよい。
【0014】そして、本発明は、上記課題を解決するた
めに、基材の表面の一部又は全部の領域に、エマルショ
ンの層がコート又は印刷された貴重印刷物であって、上
記エマルションの層は、レーザビームで特定のパターン
で照射され、熱影響を受けており、紫外線を照射する
と、上記特定のパターンについて可視光で観察した場合
と異なる色で発色することを特徴とする貴重印刷物を提
供する。
【0015】そして、本発明は、上記課題を解決するた
めに、基材の印刷面の一部又は全部の領域を、レーザビ
ームで照射して上記印刷面の印字部分に熱影響を与える
ことにより、上記印刷面に紫外線を照射すると、上記印
刷面の印字部分が可視光で観察した場合と異なる色で発
色するという偽造及び改竄防止機能を付与することを特
徴とする貴重印刷物の製造方法を提供する。
【0016】そして、本発明は、上記課題を解決するた
めに、基材の印刷面の一部又は全部の領域を、レーザビ
ームで照射して上記印刷面の印字部分に熱影響を与え、
その後上記印刷面を、紫外線が透過できる程度の、薄い
又は紫外線透過率の高い材料で形成されたラミネートフ
ィルムでラミネートすることにより、紫外線を照射する
と、上記印刷面の印字部分が可視光で観察した場合と異
なる色で発色するという偽造及び改竄防止機能を付与す
ることを特徴とする貴重印刷物の製造方法を提供する。
【0017】そして、本発明は、上記課題を解決するた
めに、基材の印刷面をラミネートフィルムでラミネート
し、その後、上記ラミネートフィルムの一部又は全部の
領域にレーザビームで溝を形成して、上記領域に含まれ
る印刷面の印字部分に熱影響を与えることにより、紫外
線を照射すると、上記印刷面の印字部分が可視光で観察
した場合と異なる色で発色するという偽造及び改竄防止
機能を付与することを特徴とする貴重印刷物の製造方法
を提供する。
【0018】そして、本発明は、上記課題を解決するた
めに、台紙に接着剤を介して基材を貼着し、上記基材の
表面の一部又は全部の領域をレーザビームで特定のパタ
ーンで照射、穿孔し、上記接着剤がほぼ露出するととも
にレーザビームの熱影響を与え、基材に紫外線を照射す
ると、上記接着剤がほぼ露出した部分が可視光で観察し
た場合と異なる色で発色するという偽造及び改竄防止機
能を付与することを特徴とする貴重印刷物の製造方法を
提供する。
【0019】そして、本発明は、上記課題を解決するた
めに、基材の表面の一部又は全部の領域に、エマルショ
ンの層をコート又は印刷し、上記エマルションの層を、
レーザビームにより特定のパターンでもって照射し熱影
響を与え、基材に紫外線を照射すると、上記特定のパタ
ーンについて可視光で観察した場合と異なる色で発色す
るという偽造及び改竄防止機能を付与することを特徴と
する貴重印刷物の製造方法を提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づいて図面を参照にして説明する。本発明は、偽造及び
改竄防止効果の付与された貴重印刷物であり、いろいろ
な印刷物に適用可能であるが、以下本発明の貴重印刷物
を旅券冊子及び紙幣に適用した実施例について夫々説明
する。
【0021】(実施例1)図1〜3は、本発明に係る貴
重印刷物を旅券冊子に適用した実施例1を説明する図で
ある。図1及び図2において、旅券冊子1の表紙である
カーフ2(台紙)と個人情報が記載されている見返し用
紙3(基材)は、接着剤4で互いに接着されている。
【0022】見返し用紙3には、オフセット印刷により
黒色系のインキで、万線や個人情報等の印字5、5’が
付与されている。このインキには、特に蛍光物質は含ま
れてはいない。そして、見返し用紙3は、ラミネートフ
ィルム6により熱圧着されてラミネートされる。
【0023】このような構成の旅券冊子1について、そ
の発給時に、炭酸ガスレーザマーカ7でレーザビーム8
をラミネートフィルム6の一部、例えば見返し用紙3の
個人情報の印刷面の印字5に対応した部分に照射して、
溝9をエッチングする。
【0024】そして、この溝9の深さは、レーザビーム
8のパワーを調整して決めるが、パワーが強すぎると、
ラミネートフィルム6を貫通し見返し用紙3を照射しす
ぎて、見返し用紙3の印刷面をレーザビームにより破壊
してしまうので望ましくない。レーザビーム8でラミネ
ートフィルム6に溝9をエッチングすると、レーザビー
ム8のパワーにより見返し用紙3の印刷面のインキに熱
影響を与え変質させる。このように、溝9の深さは、見
返し用紙3の印刷面を破壊しない程度であって、そのイ
ンキに熱影響を与える程度が好ましい。このようにして
本発明に係る旅券冊子1は完成される。
【0025】このようにして構成された旅券冊子1に、
図3に示すように、ラミネートフィルム6の表面に向け
て紫外線10を照射する。すると、熱影響を受けた見返
し用紙3の印字5の部分のインキが、紫外線波長領域よ
り長い波長領域である赤色の領域の光で赤色に発色す
る。見返し用紙3の印刷面でも、ラミネートフィルムに
溝がエッチングされていない領域の印字5’は、このよ
うな赤色の発色はみられない。
【0026】実施例1では、具体的には、ラミネート後
の見返し用紙3に、黒色系インキで個人情報を印刷し
て、この印刷面に対応したラミネートフィルム6の領域
に、波長λが10.4μmで、出力12W程度の低出力
の炭酸ガスレーザマーカを用い、スキャンスピード38
5mm/sec、レーザパワー出力40%でエッチング
する。ここで、上記黒色インキは、着色顔料であるカー
ボンブラック10%、ジオキサンバイオレット8%、ウ
ェットオフセット用ワニス82%の条件で作製した。赤
色に見えるようにするためのポイントは、ジオキサンバ
イオレットを配合することである。可視光領域において
観察される色は、他の着色顔料との配合により変更する
ことができる。
【0027】このようにして構成された旅券冊子を可視
光下で観察すると、レーザビームを照射した印字5及び
照射しない印字5’も同様に黒色に見える。しかしなが
ら、ラミネートフィルム6の面に向けて、紫外線を照射
すると、印字5’は変わらず黒色に見えるが、印字5の
部分は赤色に発色して見える。
【0028】このようにレーザビームの照射により印字
が異なる色で発色する理論的根拠は十分解明はされてい
ないが、インキの上記顔料中のジオキサンバイオレット
の分子構造が変化することが一因で、紫外線を照射する
と赤色に発色するものと考えられる。これに加えて、ラ
ミネートフィルムとして利用するPETフィルム材料と
ジオキサンバイオレットが化合することが一因で、発色
の鮮明度を一層向上させているものと考えられる。
【0029】実験によると、レーザパワー出力30%以
下では、発色度合いが小さい。この理由として、ラミネ
ートフィルム6のエッチングの深さが少ないために、レ
ーザビーム8が十分な熱影響を与えないためと考えられ
る。
【0030】実施例1に係る旅券冊子1は、同じ黒色系
インキで印刷し、可視光下では何等見た目では差のない
印刷面でも、ラミネートフィルムがエッチングされてい
る領域の印字5と、それ以外の領域の印字5’では、紫
外線光を照射した場合に異なって見える。
【0031】従って、真正な旅券冊子1のラミネートフ
ィルム6及び見返し用紙3を引き剥がしてから、見返し
用紙3に個人情報等を偽造印刷し、これをカーフ2に貼
り付け、さらにラミネートフィルム6をラミネートして
旅券冊子を偽造又は改竄しても、紫外線を照射すれば、
赤色に発色せず黒色に見えるので、その偽造又は改竄が
容易に確認できる。
【0032】この場合、たとえラミネートフィルムに、
針や型押しローラ等で精密な機械加工を施して溝を偽造
しても、見返し用紙の個人情報はなんらレーザビームに
より熱影響を受けていないので赤色の発色は生じない。
【0033】又、仮にレーザビームで溝をエッチングし
て偽造しても、レーザビームのパワーによる溝の深さ等
真正のものと全く同じ溝を形成するのは至難であり、イ
ンキへの熱影響が異なるのでその発色の色合いが異な
る。
【0034】さらに、印刷された文字の一部だけ(例.
下側又は右側だけ)にかかるラミネートフィルムの部分
に溝をエッチングして熱影響を与えることにより、この
文字を可視光で見た場合は文字全体が同じ色で見えて
も、紫外線を照射した場合にその一部だけが異なった色
で発色するようにすることもできる。
【0035】このように形成されたラミネートフィルム
を剥がして見返し用紙3の偽造印刷を行い、ラミネート
フィルムを貼り付けて新たにレーザビームによりラミネ
ートフィルムを作為的にエッチングしても、真正の旅券
冊子における文字に熱影響を与えている部分と全く同じ
部分に熱影響を与えることはきわめて困難であり、可視
光で紫外線を照射すると真正な旅券冊子と偽造又は改竄
による冊子では同じ文字のうち異なった色で発色する部
分が微妙に相違してくるので、偽造又は改竄したことが
容易に判定される。
【0036】又、部分毎に夫々異なる色で印刷された見
返し用紙上の模様等について、そのいくつかの部分につ
いてレーザビームでエッチングしたものを、可視光で観
察すると上記夫々の色で見えるが、紫外線光を照射する
と、上記エッチングした部分は一つの色で発色する。従
って、作為的に見返し用紙上に上記真正な貴重印刷物と
同じように部分毎に異なった色で印刷しても、レーザビ
ームを照射することにより真偽の判定が容易に行える。
【0037】(実施例2)図4〜7は、本発明に係る貴
重印刷物を旅券冊子に適用した実施例2を説明する図で
ある。実施例1同様に、旅券冊子の表紙であるカーフ2
と、個人情報が黒色系のインキにより印刷された見返し
用紙3とが接着剤で接着され、その上からラミネートフ
ィルム6をラミネートして成る構成である。しかし、実
施例1に係る旅券冊子1は、ラミネートした後にレーザ
ビーム8を照射したものであるが、実施例2に係る旅券
冊子11は、ラミネートする前にレーザビーム8を照射
する点と、ラミネートフィルム6が紫外線が透過できる
程度の、薄い又は紫外線透過率の高い材料で形成されて
いる点で、実施例1とは相違する。
【0038】具体的には、実施例2では、実施例1と同
じインキによりウェットオフセット印刷をしてから、こ
の印刷面上の一部又は全面に、実施例1で使用されたも
のと同じ炭酸ガスレーザマーカ7により、図4に示すよ
うに、レーザパワー30%の出力でレーザビーム8を照
射する。その後、ラミネートフィルム6をラミネートす
ることにより、図5及び図6に示される旅券冊子11が
製造される。このラミネートフィルム6は、本来の保護
機能を有し、しかも紫外線が透過できる程度の、薄い又
は紫外線透過率の高い材料で形成する。
【0039】この旅券冊子11をチェックするときに
は、図7に示されるように、紫外線10を照射する。実
施例1同様に、その印刷面の印字5のインキがレーザビ
ーム8の熱影響を受けており、印字5は、可視光下では
レーザビームを照射していないときと同様に黒く見える
が、上記紫外線10を照射すると紫外線領域以外の赤色
の波長の光で発色する。これにより、実施例2の旅券冊
子11も偽造及び改竄の防止機能が付与される。
【0040】ところで、実施例2においては、ラミネー
トフィルムが旅券冊子において通常使用される厚みであ
る場合、即ち紫外線が透過できる程度の、薄い又は紫外
線透過率の高い材料で形成されていない場合は、印字5
は、紫外線10を照射しても上記のように赤色には発色
しない。この理由は、紫外線がラミネートフィルムに吸
収されて印刷面まで透過しないためと考えられる。ちな
みに、実施例1のようにラミネート後にレーザビームを
照射し、溝を形成した場合は、ラミネートフィルムが消
失又は薄くなり、照射紫外線が透過しやすいために、印
字5が発色しないという問題は生じない。
【0041】このように、実施例2に係る貴重印刷物で
は、ラミネートフィルム6は、紫外線が透過できる程度
の、厚さ又は紫外線透過率の高い材質のものに限定され
ることが必要であり、このような限定されたラミネート
フィルム以外は真正ではないことが容易に判定されるか
ら、偽造及び改竄防止の効果はきわめて大きい。
【0042】(実施例3)特に図示はしないが、本発明
に係る貴重印刷物を紙幣に適用した実施例3を説明す
る。この紙幣は、ウェットオフセットインキで印刷した
基材の印刷面の一部又は全部に、実施例1で用いた炭酸
ガスレーザマーカーを使用して、スキャンスピード20
0、レーザパワー15%でレーザビームを照射する。上
記ウェットオフセットインキは、特に蛍光物質等を含む
特殊インキではないが、着色顔料であるフタロシニアン
ブルーH10%、キナクリドンレッドY20%及びウェ
ットオフセット用ワニス70%が配合された紫色系イン
キが使用される。
【0043】そして、このようにレーザビームの照射処
理の施された紙幣をチェックするときには、これに紫外
線を照射する。実施例1や実施例2と同様に、その印刷
面のインキがレーザビームの照射により熱影響を受けて
おり、可視光下ではレーザビームを照射していないとき
と同様な色合いに見えるが、紫外線を照射すると紫外線
以外のオレンジ色の波長の光で発色し、オレンジ色に見
える。
【0044】このように紫外線下でオレンジ色に見える
ためのポイントとしては、インキにキナクリドンレッド
Yを配合することである。着色顔料としては、フタロシ
ニアンブルーを配合したが、可視光で観察される色は、
他の着色顔料との配合により変更することができる。な
お、ウェットオフセットインキとして、実施例1におい
て使用したジオキサジンバイオレットを配合したものを
使用すると、紫外線照射下では赤色に見える。
【0045】この実施例3のような紙幣の印刷面に、所
定強度のレーザビームを発行時等に予め照射しておけ
ば、真偽判定は、この印刷面に紫外線光を照射してその
発色をチェックすることにより容易に真偽判定が可能で
ある。最近は、複写機やパソコンによる印刷技術が容易
かつ高度化しているが、これらの印刷技術を用いても、
本実施例によれば、真偽が容易に判定され、偽造及び改
竄が効果的に防止される。
【0046】実施例2及び実施例3は、印刷面上に直接
レーザビームを照射しているが、この場合、印字の一部
だけにレーザビームを照射して熱影響を与えることによ
り、この文字を可視光で見た場合は文字全体が同じ色で
見えても、紫外線を照射するとその一部だけが異なった
色で発色するようにすることもできる。このようにすれ
ば、偽造又は改竄した印刷面にレーザビームを照射して
も、真正な貴重印刷物と全く同じように文字の一部に熱
影響を与えることはきわめて困難であり、紫外線を照射
すると、真正な貴重印刷物とは同じ文字のうち異なった
色で発色する部分が微妙に相違してくるので、偽造又は
改竄したことが容易に判定される。
【0047】同じく実施例2及び実施例3について、部
分毎に夫々異なる色で印刷された模様について、そのい
くつかの部分をレーザビームを照射し、この模様を可視
光で観察すると、上記夫々の色で見えるが、紫外線光を
照射すると、レーザビームを照射した部分は一つの色で
発色する。このようにすれば、作為的に真正な貴重印刷
物と同じように部分毎に異なった色で印刷してレーザー
ビームの照射処理を施しても、真正な貴重印刷物と全く
同じように上記模様の一部に熱影響を与えることはきわ
めて困難であり、異なった色で発色する部分が微妙に相
違してくるので、紫外線を照射することにより偽造又は
改竄したことが容易に判定される。
【0048】(実施例4)図8〜9は、本発明に係る貴
重印刷物を旅券冊子に適用した実施例4を説明する図で
ある。図8において、旅券冊子12の表紙であるカーフ
(台紙)2と、個人情報が黒色系のインキにより印刷さ
れた見返し用紙(基材)3とが酢酸ビニル系の接着剤1
3で接着されている。見返し用紙3は、レーザビーム8
で照射され多数の点又は溝14をもって適宜パターンに
穿孔され、その内側の酢酸ビニル系の接着剤13の表面
15がほぼ露出するとともに、この表面15がレーザビ
ーム8で熱影響を受けて変質する。
【0049】そして、見返し用紙3の表面にラミネート
フィルム16をラミネートし、図9に示されるような旅
券冊子12が形成される。このラミネートフィルム16
は、保護機能を損なわない程度において、紫外線が透過
できる程度の、薄い又は紫外線透過率の高い材質のもの
から形成されている。
【0050】具体的には、見返し用紙3の一部又は全面
に、実施例1と同じ炭酸ガスレーザマーカにより、スキ
ャンスピード500mm/sec、レーザパワー30〜
40%の出力でレーザビーム8を照射し特定のパターン
で見返し用紙3を照射し消失させる。その後、この見返
し用紙3の上からラミネートフィルム16をラミネート
して旅券冊子12が製造される。
【0051】そして、このような旅券冊子12をチェッ
クするときには、図9に示されるように紫外線10を照
射する。レーザビーム8の熱影響を受けた酢酸ビニル系
の接着剤13のパターン状にほぼ露出した表面15は、
可視光下では何等変わることなく見えるが、紫外線10
を照射すると紫外線10の領域外の黄緑色の波長の光に
発色し、黄緑色に見える。これにより、この旅券冊子1
2の真偽が容易に判定されて、偽造及び改竄の防止機能
が付与される。なお、例えば使い捨ての入門証等のよう
に、用途によっては、ラミネートは必ずしも必要はない
変形例も考えられる。
【0052】(実施例5)図10は、本発明に係る貴重
印刷物の実施例5を説明する図である。この貴重印刷物
17は、個人情報等がインキにより印刷された用紙18
の表面上に、酢酸ビニル系エマルションの層19がコー
ト又は印刷されており、この酢酸ビニル系エマルション
の層19の表面に、レーザビーム10を特定のパターン
をもって照射して形成されている。このレーザビーム1
0の照射により、層19は熱影響を受けて変質する。こ
の貴重印刷物17は、例えば銀行カードのように預金機
等の装置内に出し入れする等、その用途に応じて、層1
9の表面に、実施例4に示されるような薄いラミネート
フィルムをラミネートしてもよい。
【0053】このようにして形成された貴重印刷物の表
面に紫外線を照射すると、酢酸ビニル系エマルションの
層でレーザビームの熱影響を受けた部分は、可視光下で
はレーザビームを照射していない部分と何等変わること
なく見えるが、上記紫外線を照射すると紫外線の領域外
の黄緑色の波長の光で発色し、黄緑色に見える。これに
より、この貴重印刷物は、偽造及び改竄の防止機能が付
与される。
【0054】
【発明の効果】本発明は、以上のように、蛍光物質入り
のインキを用いることなく、印刷面にレーザビームを照
射するという、きわめて低コストかつ簡単な処理で得ら
れる貴重印刷物の構成により、印刷面の印刷部分に、紫
外線を照射し可視光で観察した場合と異なる色で発色さ
せることができ、この発色を観察して容易に真偽判定を
可能とする。
【0055】そして、ラミネートフィルムの表面にレー
ザビームを照射し溝をエッチングして見返し用紙の印刷
面に熱影響を与えて成る貴重印刷物については、印刷面
を偽造又は改竄して単にラミネートフィルムを貼り替え
たり又はこのラミネートフィルムに溝を機械加工して
も、レーザビームが照射されず印刷面のインキが熱影響
を受けていないために、又、たとえレーザビームを照射
して溝をエッチングしても、その位置やエッチング深さ
を真正なものと全く同じにすることは困難であるため
に、これを紫外線で照射するだけで容易に真偽判定が可
能である。
【0056】台紙に酢酸ビニル系の接着剤で接着された
用紙又は酢酸ビニル系エマルションの層を形成した用紙
に、レーザビームを特定パターンで照射して成る構成の
本発明の貴重印刷物については、可視光では何等色が変
化しないが、紫外線を照射すると、可視光で観察した場
合とは異なる色で発色するから、その偽造及び改竄は容
易に判定が可能であり、偽造及び改竄防止に大きな効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貴重印刷物の実施例1の旅券冊子
の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の旅券冊子に紫外線を照射している状態を
説明する図である。
【図4】本発明に係る貴重印刷物の実施例2の旅券冊子
の製造の一過程を示す図である。
【図5】実施例2に係る旅券冊子の平面図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】図5の旅券冊子に紫外線を照射している状態を
説明する図である。
【図8】本発明に係る貴重印刷物の実施例4の旅券冊子
の製造の一過程を示す図である。
【図9】実施例4に係る旅券冊子の断面図である。
【図10】本発明に係る貴重印刷物の実施例5を説明す
る図である。
【符号の説明】
1、11、12、17 貴重印刷物の一例である旅券
冊子 2 カーフ 3、18 見返し用紙 4 接着剤 5、5’ 印字 6、16 ラミネートフィルム 7 炭酸ガスレーザ 8 レーザビーム 9 ラミネートフィルムに形成された溝 10 紫外線光 13 接着剤 14 見返し用紙に形成された溝 15 接着剤のほぼ露出した表面 19 酢酸ビニル系のエマルションの層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−184497(JP,A) 特開 平5−77592(JP,A) 特開 平9−175067(JP,A) 特開 平6−48082(JP,A) 特開 平10−25697(JP,A) 実開 平1−177749(JP,U) 特表2000−501036(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 1/00 - 15/10 B41M 3/10

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の印刷面の一部又は全部の領域が
    レーザビームで照射されて成る貴重印刷物であって、 上記レーザビームが照射された印刷面の印字部分は、上
    記レーザビームにより熱影響を受けており、紫外線を照
    射すると紫外線領域とは別の波長領域に発色するインキ
    で印刷されていることを特徴とする貴重印刷物。
  2. 【請求項2】 情報が印刷された基材の印刷面がラミ
    ネートフィルムにより保護された貴重印刷物であって、 上記印刷面の一部又は全部の領域は、上記ラミネートフ
    ィルムによりラミネートされる前に、レーザビームで照
    射され、上記ラミネートフィルムは、紫外線が透過でき
    る程度の、薄い又は紫外線透過率の高い材料で形成され
    ており、 上記レーザビームが照射された印刷面の印字部分は、上
    記レーザビームの照射により熱影響を受けており、紫外
    線を照射すると紫外線領域とは別の波長領域に発色する
    インキで印刷されていることを特徴とする貴重印刷物。
  3. 【請求項3】 情報が印刷された基材の印刷面がラミ
    ネートフィルムにより保護された貴重印刷物であって、 上記ラミネートフィルムは、ラミネートされた後に、そ
    の一部又は全部の領域にレーザビームで照射されて溝が
    形成されており、 上記溝に対応する印刷面の印字部分は、上記溝が形成さ
    れる際に上記レーザビームにより熱影響を受けており、
    紫外線を照射すると紫外線領域とは別の波長領域に発色
    するインキで印刷されていることを特徴とする貴重印刷
    物。
  4. 【請求項4】 台紙に接着剤を介して貼着され、印刷
    された基材を有する貴重印刷物であって、 上記基材の表面の一部又は全部の領域は、レーザビーム
    で特定のパターンで照射、穿孔されて、上記接着剤がほ
    ぼ露出しており、 上記接着剤は、上記ほぼ露出した部分が上記レーザビー
    ムにより熱影響を受けており、紫外線を照射すると紫外
    線領域とは別の波長領域に発色する接着剤であることを
    特徴とする貴重印刷物。
  5. 【請求項5】 上記レーザビームが照射された後に、
    上記基材の表面が、紫外線が透過できる程度の、薄い又
    は紫外線透過率の高い材料で形成されたラミネートフィ
    ルムでラミネートされ保護されていることを特徴とする
    請求項4記載の貴重印刷物。
  6. 【請求項6】 基材の表面の一部又は全部の領域に、
    エマルションの層がコート又は印刷された貴重印刷物で
    あって、 上記エマルションの層は、レーザビームで特定のパター
    ンで照射され、熱影響を受けており、紫外線を照射する
    と、上記特定のパターンについて紫外線領域とは別の波
    長領域に発色するエマルションでコート又は印刷されて
    いることを特徴とする貴重印刷物。
  7. 【請求項7】 基材に、レーザビームが照射され熱影
    響を受けると紫外線照射で発色するインキで印刷し、 上記基材の印刷面の一部又は全部の領域を、レーザビー
    ムで照射して上記印刷面の印字部分に熱影響を与えるこ
    とにより貴重印刷物を製造する方法であって、 上記印刷面に紫外線を照射すると、上記印刷面の印字部
    分が紫外線領域とは別の波長領域に発色するという偽造
    及び改竄防止機能を付与することを特徴とする貴重印刷
    物の製造方法。
  8. 【請求項8】 基材に、レーザビームが照射され熱影
    響を受けると紫外線照射で発色するインキで印刷し、 上記基材の印刷面の一部又は全部の領域を、レーザビー
    ムで照射して上記印刷面の印字部分に熱影響を与え、 その後上記印刷面を、紫外線が透過できる程度の、薄い
    又は紫外線透過率の高い材料で形成されたラミネートフ
    ィルムでラミネートすることにより貴重印刷物を製造す
    る方法であって、 上記印刷面に紫外線を照射すると、上記印刷面の印字部
    分が紫外線領域とは別の波長領域に発色するという偽造
    及び改竄防止機能を付与することを特徴とする貴重印刷
    物の製造方法。
  9. 【請求項9】 基材に、レーザビームが照射され熱影
    響を受けると紫外線照射で発色するインキで印刷し、 上記基材の印刷面をラミネートフィルムでラミネート
    し、 その後、上記ラミネートフィルムの一部又は全部の領域
    にレーザビームで溝を形成して、上記領域に含まれる印
    刷面の印字部分に熱影響を与えることにより貴重印刷物
    を製造する方法であって、 上記印刷面に紫外線を照射すると、上記印刷面の印字部
    分が紫外線領域とは別の波長領域に発色するという偽造
    及び改竄防止機能を付与することを特徴とする貴重印刷
    物の製造方法。
  10. 【請求項10】 台紙に、レーザビームが照射され熱
    影響を受けると紫外線照射で発色する接着剤を介して基
    材を貼着し、 上記基材の表面の一部又は全部の領域をレーザビームで
    特定のパターンで照射、穿孔し、上記接着剤がほぼ露出
    するとともにレーザビームの熱影響を与えることにより
    貴重印刷物を製造する方法であって、 上記基材に紫外線を照射すると、上記接着剤がほぼ露出
    した部分が紫外線領域とは別の波長領域に発色するとい
    う偽造及び改竄防止機能を付与することを特徴とする貴
    重印刷物の製造方法。
  11. 【請求項11】 基材の表面の一部又は全部の領域
    に、レーザビームが照射され熱影響を受けると紫外線照
    射で発色するエマルションの層をコート又は印刷し、上
    記エマルションの層を、レーザビームにより特定のパタ
    ーンでもって照射し熱影響を与えることにより貴重印刷
    物を製造する方法であって、 上記基材に紫外線を照射すると、上記特定のパターンに
    ついて紫外線領域とは別の波長領域に発色するという偽
    造及び改竄防止機能を付与することを特徴とする貴重印
    刷物の製造方法。
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