JP3402583B2 - 組み電池の電圧検出装置 - Google Patents

組み電池の電圧検出装置

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JP3402583B2
JP3402583B2 JP29248199A JP29248199A JP3402583B2 JP 3402583 B2 JP3402583 B2 JP 3402583B2 JP 29248199 A JP29248199 A JP 29248199A JP 29248199 A JP29248199 A JP 29248199A JP 3402583 B2 JP3402583 B2 JP 3402583B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組み電池の電圧検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−64377号公報は、縦続接
続形式の多数の単電池からなる複数の電池モジュ−ルの
モジュ−ル電圧をそれぞれ電圧検出モジュールで検出す
る組み電池の電圧検出装置を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように各モジュ−ル電圧を多数の差動型電圧検出回路
で個別に検出することは、回路構成が大規模となり、費
用、電力消費、スペース、信頼性の点で改善を要してい
た。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、検出精度や安全性の低下を抑止しつつ簡素な回路
構成で実現できる組み電池の電圧検出装置を提供するこ
とを、その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明の組み電池の電圧検出装置によれば、高圧の組み電池
は、電池モジュールを複数直列接続してなる電池ブロッ
クを複数直列接続してなる。電池モジュールとしては単
電池を一個もちいてもよく、複数の単電池を直列接続し
てもよい。
【0006】本構成では特に、電池ブロックの最高位ま
たは最低位の端子からなる共通端子は、それぞれ複数の
抵抗素子を直列接続してなる多数の分圧回路の一端に基
準電位ラインを通じて個別に接続され、各分圧回路の他
端は、共通端子を除く各電池モジュールの端子にそれぞ
れ接続され、各分圧回路の複数の抵抗素子のうち、基準
電位ライン側の抵抗素子の電圧降下が検出される。 こ
のようにすれば、同一の電池ブロック内の各分圧回路か
らモジュ−ル電圧検出部に出力される分圧からなるモジ
ュ−ル電圧信号は、基準電位ラインの電位からなる共通
電位を基準とする電位信号となるので、その後の回路処
理が簡単となり、簡素な回路構成で誤差が少ないモジュ
−ル電圧検出をおこなうことができる。
【0007】更に説明すると、一つの電池ブロックにお
いて、各電池モジュールの電位がこの電池ブロックの最
高電位または最低電位を基準として検出されるので、各
電池モジュールの端子電圧は、検出された各電池モジュ
ール電位の差分として求められる。このようにすれば、
各電池モジュールの電位差(端子電圧)を個別に検出す
るよりも、各モジュ−ル電圧検出部に印加する電源電圧
を共用化することができるので、電源回路の簡素化を図
ることができ、各電源回路から出力される電源電圧変動
のばらつきの影響も小さい。
【0008】ただし、上述した電池ブロックごとに共通
の基準電位からの電位差で各電池モジュールの電位を求
め、各電池モジュールの電位の減算で各電池モジュール
の電位差を算出する方式では、電池ブロックの基準電位
ラインから離れた電池モジュールの電位が電池モジュー
ル電位差の数倍たとえば数十Vといった高圧となり、こ
のような高電圧の検出のためにモジュ−ル電圧検出部の
入力部の耐圧増大を必要とする。これに対し、本構成で
は、上記基準電位ラインの電位(基準電位)を基準とす
る分圧回路で各電池モジュールの電位を分圧しているの
で、モジュ−ル電圧検出部の入力電圧をたとえば5Vと
いった通常のレベルとすることができ、モジュ−ル電圧
検出部を汎用の回路素子で構成することが可能となる。
【0009】請求項2記載の構成によれば請求項1記載
の組み電池の電圧検出装置において更に、電位的に隣接
する第一、第二の電池ブロックの前記共通端子はそれぞ
れ切り替えスイッチ(基準電位切り替えスイッチ)を通
じて共通の前記基準電位ラインに接続され、各分圧回路
はそれぞれ複数の抵抗素子と直列接続された切り替えス
イッチ(モジュ−ル電圧切り替えスイッチ)を有し、第
一の電池ブロックの基準電位ライン側の抵抗素子は第二
の電池ブロックの基準電各位ライン側の抵抗素子を兼ね
る。
【0010】このようにすれば、電位的に隣接する一対
の電池ブロックの電位を切り替えスイッチの切り替えに
より検出することができるので、モジュ−ル電圧検出部
の数を半減できるとともに、分圧回路の抵抗素子の必要
個数を大幅に減らすことができ、回路規模の縮小を図る
ことができる。
【0011】更に、互いに接続された複数のモジュ−ル
電圧切り替えスイッチの一つが短絡故障した状態で、残
りのモジュ−ル電圧切り替えスイッチをオンしても、こ
れら両切り替えスイッチを経由して流れる短絡電流は抵
抗素子により抑制されるので安全性に優れる。すなわ
ち、分圧回路の抵抗は請求項1記載の作用効果を奏する
と同時に短絡電流低減効果も奏することができる。
【0012】請求項3記載の構成によれば請求項1又は
2記載の組み電池の電圧検出装置において更に、各分圧
回路はそれぞれ複数の抵抗素子と直列接続された切り替
えスイッチを有し、基準電位ライン側の抵抗素子は各分
圧回路において共通とされる。
【0013】このようにすれば、更にモジュ−ル電圧検
出部および分圧回路の抵抗素子の必要数を削減すること
ができるので、更なる回路規模縮小を実現することがで
きる。
【0014】請求項4記載の構成によれば請求項2又は
3記載の組み電池の電圧検出装置において更に、各切り
替えスイッチは分圧回路の複数の抵抗素子の間に介設さ
れ、複数の切り替えスイッチは同一回路モジュールに集
積されるので、回路構成の簡素化を図ることができる。
【0015】すなわち、各切り替えスイッチを分圧回路
の複数の抵抗素子の間に介設する場合、各切り替えスイ
ッチの反電池モジュール側の端子は少なくとも一つの他
の切り替えスイッチの反電池モジュール側の端子と回路
モジュール内部で結線することができるので、外部の配
線ライン数およびその結線作業を大幅に低減することが
でき、切り替えスイッチ回路を簡素化することができ
る。
【0016】請求項5に記載した本発明の組み電池の電
圧検出装置によれば、電位的に隣接する第一、第二の電
池ブロックの共通端子はそれぞれ切り替えスイッチを通
じて共通の基準電位ラインに接続され、各分圧回路は複
数の抵抗素子(分圧抵抗)と直列に接続された逆流防止
ダイオードを有する。電圧検出回路は、測定するべき電
池ブロックの最低電位の電池モジュールの低電位端を実
質的に基準としてこの電池ブロックに属する各抵抗分圧
回路の分圧出力端の電位を検出する。この時、測定する
べき電池ブロックの共通端子は測定時にのみ切り替えス
イッチで基準電位ラインに接続される。
【0017】このようにすれば、以下の作用効果を奏す
る。
【0018】本構成によれば、電池モジュールと抵抗分
圧回路との間に各抵抗分圧回路ごとに逆流防止ダイオー
ドを介設するので、請求項2記載の構成のように各分圧
回路ごとに切り換えスイッチを直列接続する必要がな
く、回路製造が簡単となる。
【0019】すなわち、この逆流防止ダイオードは、請
求項3記載の構成のように各分圧回路ごとに設けた切り
換えスイッチにより任意の二つの分圧回路及び1乃至複
数の電池モジュールからなる回路を循環する循環(短
絡)電流を阻止することができる。逆流防止ダイオード
は切り換えスイッチに比較して格段に安価であり、かつ
その開閉制御回路も省略することができる。
【0020】更に説明する。
【0021】この切り換えスイッチは分圧回路と直列に
接続されるので、分圧回路の電流が流れる。周知のよう
に電池モジュールの電圧変化は小さく、この小電圧変化
を極めて低ノイズに測定する必要があり、このため、分
圧回路の抵抗素子(及びそれと切り替えスイッチを直列
接続する場合にはそのオン抵抗)を小さくして、それら
の抵抗性雑音を小さくする必要がある。
【0022】しかし、切り換えスイッチはいわゆるトラ
ンスファスイッチであり、安全上両方向の耐圧をそれぞ
れ確保する必要があり、バイポーラ技術で作成すること
が難しく、MOS技術で作製せざるを得ない。しかしな
がら、切り換えスイッチとしての大型のMOSトランジ
スタと分圧回路の低抵抗素子(通常、バイポーラ技術で
作製される)との集積化は容易ではない。
【0023】これに対し、本構成では必要な切り換えス
イッチの個数が少なく、短絡電流阻止のために逆流防止
ダイオードを用いる構成を採用するので、低抵抗の分圧
回路とこの逆流防止ダイオードとはバイポーラ集積回路
技術により簡単に集積化することができる。
【0024】なお、本回路構成によれば、電圧検出回路
は、(電池モジュールの端子電圧V−逆流防止ダイオー
ドの順方向電圧降下ΔV)×分圧比に等しい信号電圧を
測定するが、電流値や温度がわかれば逆流防止ダイオー
ドの順方向電圧降下量は予め知ることができるので、種
々のハードウエア又はソフトウエアを用いて逆流防止ダ
イオードの電圧降下のばらつきによる測定値を補正する
ことができる。
【0025】請求項6記載の構成によれば請求項5記載
の組み電池の電圧検出装置において更に、電位的に隣接
して直列接続された一対の前記電池ブロックのうちの高
位側の電池ブロックに属する電池モジュールに接続され
る分圧回路の分圧出力端の電位を所定レベル以下に抑止
するクランプ回路を備える。
【0026】このようにすれば、クランプ回路の作動に
より、低位側の電池ブロックに属する電池モジュールに
接続される抵抗分圧回路の分圧出力端の電位を測定する
際に、低位側の電池ブロックの電圧分に分圧回路の分圧
比を掛けた電圧だけ高位側の電池ブロックの抵抗分圧回
路の出力がレベルアップすることがなく、その電圧を検
出するモジュ−ル電圧検出部の入力耐圧を増大する必要
がない。
【0027】なお、このクランプ回路としては、ダイオ
ードや定電圧ダイオードなどを用いることができる。
【0028】請求項7記載の構成によれば請求項5記載
の組み電池の電圧検出装置において更に、複数の分圧回
路の分圧出力端は互いに異なる信号切り替えスイッチを
通じて一つの電圧検出回路の入力端に接続される。
【0029】このようにすれば、低位側の電池ブロック
に属する電池モジュールに接続される分圧回路の分圧出
力端の電位を測定する際に、低位側の電池ブロックの電
圧分に分圧回路の分圧比を掛けた電圧だけ高位側の電池
ブロックの抵抗分圧回路の出力がレベルアップしても、
上記信号切り替えスイッチが開放されているので、高位
側の電池ブロックに属する電池モジュールに接続される
分圧回路の分圧出力端の電位を検出するモジュ−ル電圧
検出部の入力信号耐圧を増大する必要がなく、上記クラ
ンプ回路を省略することができる。
【0030】更にその上、この信号切り替えスイッチ
は、いわゆるマルチプレクサとして用いることができ、
モジュ−ル電圧検出部の個数を減らすことができるとい
う利点がある。
【0031】なお、この回路構成は、逆流防止ダイオー
ドと信号切り替えスイッチとを両方必要とするが、この
信号切り替えスイッチは、請求項2記載するような分圧
回路と直列接続された切り替えスイッチとは本質的に異
なり、そのオン抵抗は格段に高くてよい。すなわち、こ
の信号切り替えスイッチは単に分圧回路の分圧出力端の
電位をモジュ−ル電圧検出部の入力端に伝達すればよ
く、そのオン抵抗はたとえば数+kオーム以上としても
問題がなく、多数の信号切り替えスイッチをMOS集積
回路で容易に構成でき、更にこの程度のオン抵抗値はモ
ジュ−ル電圧検出部の入力端へのサージノイズ電圧侵入
を抑止するので好ましい。
【0032】これに対し、分圧回路と直列接続された切
り替えスイッチは、抵抗性ノイズ電圧を抑止するために
そのオン抵抗を格段に低抵抗化しなければならず、多数
の切り替えスイッチを集積することは困難であり、その
上、オン抵抗のばらつきも減らす必要もある。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な態様を以下
の実施例により詳細に説明する。ただし、本発明は下記
の実施例の構成に限定されるものではなく、置換可能な
公知回路を用いて構成できることは当然である。
【0034】
【実施例1】本発明の組み電池の電圧検出装置の一実施
例を図1に示す部分回路図を参照して説明する。
【0035】1は組み電池であり、最高位の電池ブロッ
ク11,次に最高位の電池ブロック12を含む合計4個
の電池ブロックを直列接続してなる。ただし、残りの電
池ブロックの図示は省略する。電池ブロック11は5つ
の電池モジュールBAT01〜BAT05を直列接続し
てなり、電池ブロック12は5つの電池モジュールBA
T06〜BAT10を直列接続してなる。
【0036】2は、抵抗素子R1〜R11、R13、R
15、R17、R19からなる分圧回路群であり、R1
及びR2、R3及びR4、R5及びR6、R7及びR
8、R9及びR10、R11およびR2、R13及びR
4、R15及びR6、R17及びR8、R19及びR1
0はそれぞれ分圧回路を構成している。抵抗素子R2、
R4、R6、R8、R10(本発明でいう基準電位ライ
ン側の抵抗素子)の各一端は、基準電位ライン3及び切
り替えスイッチSW21を通じて電池ブロック11の最
低電位端に接続され、かつ、基準電位ライン3及び切り
替えスイッチSW22を通じて電池ブロック12の最低
電位端に接続されている。また、抵抗素子R2、R4、
R6、R8、R10(本発明でいう基準電位ライン側の
抵抗素子)の各他端は、抵抗素子R1、R3、R5、R
7、R9及び切り替えスイッチSW1〜SW5を通じ
て、電池ブロック11の各電池モジュールの高位側の極
に接続されている。更に、抵抗素子R2、R4、R6、
R8、R10(本発明でいう基準電位ライン側の抵抗素
子)の各他端は、抵抗素子R11、R13、R15、R
17、R19及び切り替えスイッチSW6〜SW10を
通じて、電池ブロック12の各電池モジュールの高位側
の極に接続されている。
【0037】各切り替えスイッチSW1〜SW10、S
W21、SW22は、フォトMOSトランジスタからな
り、それぞれ対面するLEDからの光信号により駆動さ
れて開閉される。
【0038】4はモジュ−ル電圧検出ブロックであり、
内部に5チャンネルのモジュ−ル電圧検出部を並列に内
蔵しており、抵抗素子R2、R4、R6、R8、R10
(本発明でいう基準電位ライン側の抵抗素子)の電圧降
下を個別に検出している。上記モジュ−ル電圧検出部は
それぞれA/Dコンバータからなる。もちろん多数の入
力信号を逐次切り替える形式のA/Dコンバータを用い
てもよい。
【0039】このA/Dコンバータは、上記各分圧回路
から入力される分圧と基準電位VSSとの電圧差をデジ
タル信号に変換する。一例において、このA/Dコンバ
ータは、基準電位VSSを基準電位としてそれより大き
い各種の参照電圧を作成する参照電圧発生回路と、作成
された各参照電圧と入力される分圧とを比較する複数の
コンパレータと、コンパレータから出力される信号をデ
ジタル信号に変換するデジタル信号発生回路とを有する
が、詳細説明は省略する。
【0040】電池ブロック11の電池モジュールの電圧
検出時には、A/Dコンバータは基準電位ライン3およ
び切り替えスイッチSW21を通じて電池モジュールB
AT05の低位側の極から基準電位VSSを受け取り、
この時、切り替えスイッチSW22は開放されている。
これにより、切り替えスイッチSW1〜SW5をオン
し、切り替えスイッチSW6〜SW10をオフすること
により、電池ブロック11の各電池モジュールBAT0
1〜BAT05の高位側の極の電位がデジタル信号に変
換されて図示しないコントローラに出力され、このコン
トローラが減算処理により各電池モジュールBAT01
〜BAT05の電圧を検出する。
【0041】同様に、電池ブロック12の電池モジュー
ルの電圧検出時には、切り替えスイッチSW6〜SW1
0をオンし、切り替えスイッチSW1〜SW5をオフす
ることにより、電池ブロック12の各電池モジュールB
AT06〜BAT10の高位側の極の電位がデジタル信
号に変換されて図示しないコントローラに出力され、こ
のコントローラが減算処理により各電池モジュールBA
T06〜BAT10の電圧を検出する。
【0042】この実施例によれば、同一の電池ブロック
内の各分圧回路からモジュ−ル電圧検出部に出力される
分圧からなるモジュ−ル電圧信号は、基準電位ラインの
電位からなる共通電位を基準とする電位信号となるため
各モジュ−ル電圧検出部に印加する電源電圧を共用化す
ることができるので、電源回路の簡素化を図ることがで
きる上に、この場合におけるモジュ−ル電圧検出部への
入力信号電圧の増大を分圧回路の採用により低減するの
で、入力電圧の増大を抑止しつつ回路構成の簡素化を図
ることができる。
【0043】更に、この実施例では、分圧回路の基準電
位ライン側の抵抗素子R2、R4.R6、R8、R10
はそれぞれ二つの分圧回路の一部を構成するので、抵抗
素子数を減らすことができる。
【0044】
【実施例2】モジュ−ル電圧検出回路ブロック4を構成
するモジュ−ル電圧検出部の他の例を図4に示す。
【0045】このモジュ−ル電圧検出部は、差動電圧回
路41と、その出力電圧をA/D変換するA/Dコンバ
ータ42とからなる。他のモジュ−ル電圧検出部も構成
は同じである。各差動電圧回路41及び各A/Dコンバ
ータ42には定電圧電源回路43から電源電圧VH、V
Lを供給されている。
【0046】電池ブロック11の電池モジュールの電圧
検出時には、差動電圧回路41の−入力端は基準電位ラ
イン3および切り替えスイッチSW21を通じて電池モ
ジュールBAT05の低位側の極から基準電位VSSを
受け取り、この時、切り替えスイッチSW22は開放さ
れている。定電圧電源回路43から出力される電源電圧
VLはこの基準電位VSSより低い電位にシフトされ、
定電圧電源回路43から出力される電源電圧VHは、抵
抗素子R1とR2との接続点の電位(分圧)VCHOよ
りも高い電位に設定されている。これにより、切り替え
スイッチSW1〜SW5をオンし、切り替えスイッチS
W6〜SW10をオフすることにより、電池ブロック1
1の各電池モジュールBAT01〜BAT05の高位側
の極の電位が各差動電圧回路41の+入力端に入力され
るので、その差をデジタル変換して図示しないコントロ
ーラに出力する。このコントローラは、減算処理により
各電池モジュールBAT01〜BAT05の電位を検出
する。
【0047】同様に、電池ブロック12の電池モジュー
ルの電圧検出時には、差動電圧回路41の−入力端は基
準電位ライン3および切り替えスイッチSW22を通じ
て電池モジュールBAT10の低位側の極から基準電位
VSSを受け取り、この時、切り替えスイッチSW21
は開放されている。定電圧電源回路43から出力される
電源電圧VLはこの基準電位VSSより低い電位にシフ
トされ、定電圧電源回路43から出力される電源電圧V
Hは、抵抗素子R11とR2との接続点の電位(分圧)
VCHOよりも高い電位に設定されている。これによ
り、切り替えスイッチSW1〜SW5をオフし、切り替
えスイッチSW6〜SW10をオンすることにより、電
池ブロック12の各電池モジュールBAT06〜BAT
10の高位側の極の電位が各差動電圧回路41の+入力
端に入力されるので、その差をデジタル変換して図示し
ないコントローラに出力する。このコントローラは、減
算処理により各電池モジュールBAT06〜BAT10
の電位を検出する。
【0048】
【実施例3】本発明の組み電池の電圧検出装置の他の実
施例を図2に示す部分回路図を参照して説明する。
【0049】この実施例の装置は、図1に示す実施例1
の装置において、基準電位ライン3と切り替えスイッチ
SW21、SW22との間に更に分圧抵抗R21、R2
2を設けたものである。ただし、このようにすると、各
抵抗素子間の抵抗比は変更を要する。
【0050】この実施例によれば、切り替えスイッチS
W21、SW22のいずれか一方が短絡故障を起こした
状態で他方の切り替えスイッチを導通させた場合でもこ
れら両切り替えスイッチSW21,SW22間を流れる
短絡電流を規制でき、安全性を向上することができる。
【0051】
【実施例4】本発明の組み電池の電圧検出装置の他の実
施例を図3に示す部分回路図を参照して説明する。
【0052】この実施例の装置は、図1に示す実施例1
の装置において、分圧回路群2の奇数番号の抵抗素子か
らなるハイサイド抵抗素子群2aと、各切り替えスイッ
チSW1〜SW10との接続順序を逆とし、すべての切
り替えスイッチSW1〜SW10、SW21、SW22
を共通の回路基板5上に設け、更に、抵抗素子R2、R
4、R6、R8、R10(本発明でいう基準電位ライン
側の抵抗素子)を単一の抵抗素子Rcに置換したもので
ある。更に、この実施例では、各切り替えスイッチSW
1〜SW10、SW21、SW22を通常のMOSトラ
ンジスタで構成している。
【0053】なお、電池ブロック11の各電池モジュー
ルBAT01〜BAT05の電圧検出に際しては、切り
替えスイッチSW1〜SW5を時間順次に導通させて、
共通の抵抗素子Rcの両端の電位を検出し、それを単一
のモジュ−ル電圧検出部で検出する。また、電池ブロッ
ク12の各電池モジュールBAT06〜BAT10の電
圧検出に際しては、切り替えスイッチSW6〜SW10
を時間順次に導通させて、共通の抵抗素子Rcの両端の
電位を検出し、それを上記と同じモジュ−ル電圧検出部
で検出する。なお、この実施例においても、図2に示す
抵抗素子R21、R22の追加は可能である。
【0054】この実施例によれば、外部からの入力が抵
抗素子を通じて各切り替えスイッチSW1〜SW10に
入力されるので、静電気による電圧やその他のサージ電
圧は上記抵抗素子で減衰され、これにより上記電圧に対
して切り替えスイッチSW1〜SW10を良好に保護す
ることができるという利点もある。
【0055】また、MOSトランジスタからなる切り替
えスイッチSW1〜SW10、SW21、SW22を駆
動するための制御電圧を低電圧化でき、その耐圧(たと
えばゲート耐圧)が小さい素子を用いることができると
いう大きな効果を奏することができる。これについて、
図5を参照して更に説明する。
【0056】切り替えスイッチSW1はゲート電位Vg
とそのソース電位Vsとの差である制御電圧Vgsで作
動する。切り替えスイッチSW1がオフの場合にはソー
ス電圧Vsは基準電位ライン3の電位に等しいので小さ
い制御電圧Vgsで切り替えスイッチSW1は作動する
ことができ、更に、その導通後でも、ソース電圧Vsは
抵抗素子R1とR2との分圧となって低いので、制御電
圧Vgsが小さくても十分に切り替えスイッチSW1を
駆動することができる。
【0057】これに対し、図1に示す切り替えスイッチ
SW1の配置では、その導通後には、ソース電圧Vsは
ほとんど電池モジュールBAT01の高位側の極の電位
に等しくなるので、それよりも更に高いゲート電圧Vg
を採用する必要があり、切り替えスイッチを構成する半
導体スイッチの耐圧やチャンネル抵抗が格段に大きくな
ってしまう。
【0058】更に、この実施例では、図3に示すよう
に、各切り替えスイッチSW1〜SW10の一端をそれ
らの共通の出力端51まで回路基板上の配線パターン更
には1チップ化してチップ内配線とすることができるの
で、回路構成を極めて簡素化できるという利点がある。
【0059】なお、図1に示す実施例1の回路において
も、切り替えスイッチSW1〜SW10と奇数番号の抵
抗素子とをこの実施例と同じく入れ替えることができ、
切り替えスイッチSW1〜SW10を構成する半導体ス
イッチの簡素化を図ることができ、更に、これら半導体
スイッチを同一回路基板上に実装することにより配線の
簡素化を図ることができる。
【0060】
【実施例5】本発明の組み電池の電圧検出装置の他の実
施例を図6に示す回路図を参照して説明する。ただし、
実施例1の回路と主要機能が共通する構成要素には同一
符号を付す場合もあるものとする。
【0061】(構成)1は組み電池であり、最高位の電
池ブロック11,次に最高位の電池ブロック12をも
つ。電池ブロック11は5つの電池モジュールBAT0
1〜BAT05を直列接続してなり、電池ブロック12
は5つの電池モジュールBAT06〜BAT10を直列
接続してなる。
【0062】2は、ダイオードD1〜D10及び抵抗素
子R1〜R20からなる分圧回路群21と、ダイオード
D11〜D15からなるクランプ回路22とからなる分
圧回路網である。分圧回路群21は、電池ブロック11
用の第一群211と電池ブロック12用の第二群212
とからなる。
【0063】第一群211は、ダイオードD1、抵抗素
子R1及びR2を直列接続してなる分圧回路、ダイオー
ドD2、抵抗素子R3及びR4を直列接続してなる分圧
回路、ダイオードD3、抵抗素子R5及びR6を直列接
続してなる分圧回路、ダイオードD4、抵抗素子R7及
びR8を直列接続してなる分圧回路、ダイオードD5、
抵抗素子R9及びR10を直列接続してなる分圧回路か
らなる。
【0064】同様に、第二群212は、ダイオードD
6、抵抗素子R11及びR12を直列接続してなる分圧
回路、ダイオードD7、抵抗素子R13及びR41を直
列接続してなる分圧回路、ダイオードD8、抵抗素子R
15及びR16を直列接続してなる分圧回路、ダイオー
ドD9、抵抗素子R17及びR18を直列接続してなる
分圧回路、ダイオードD10、抵抗素子R19及びR2
0を直列接続してなる分圧回路からなる。
【0065】第一群211の共通接続端2110及び第
二群212の共通接続端2120はそれぞれ基準電位ラ
イン3に接続されている。
【0066】第一群211の共通接続端2110は切り
替えスイッチSW21を通じて電池ブロック11の最低
電位端(共通端子)に接続され、同様に、第二群212
の共通接続端2120は切り替えスイッチSW22を通
じて電池ブロック12の最低電位端(共通端子)に接続
されている。各分圧回路の高電位入力端は各電池モジュ
ールBAT01〜BAT10の高位側の極に接続され、
第一群211の各分圧回路の低電位入力端は共通接続端
2110に接続され、第二群212の各分圧回路の低電
位入力端は共通接続端2120に接続されている。
【0067】各ダイオードD1〜D10は各分圧回路
の、分圧出力端と高電位入力端との間に介設され、各分
圧出力端はモジュ−ル電圧検出ブロック4内の各モジュ
−ル電圧検出部の入力端CH0〜CH9に個別に接続さ
れている。各モジュ−ル電圧検出部はそれぞれ上記入力
端と基準電位ライン3との間の電位差を検出するA/D
コンバータからなる。
【0068】(動作)電池ブロック11の電池モジュー
ルの電圧検出時には、切り替えスイッチSW21がオ
ン、切り替えスイッチSW22がオフとされる。
【0069】これにより、入力端CH0〜CH4には、
第一群211の分圧回路から電池ブロック11の各電池
モジュールBAT01〜BAT05の高位側電位と基準
電位ライン3との間の電圧の分圧が印加され、これら分
圧がA/D変換される。
【0070】この時、第二群212の各分圧回路の高電
位入力端には電池ブロック12から負電位が印加される
が、この負電位は逆流防止ダイオードD6〜D10によ
り阻止される。また、各逆流防止ダイオードD1〜D5
は各分圧回路を通じての電池モジュールの短絡を阻止す
る。
【0071】電池ブロック12の電池モジュールの電圧
検出時には、切り替えスイッチSW21がオフ、切り替
えスイッチSW22がオンとされる。
【0072】これにより、入力端CH5〜CH9には、
第二群212の分圧回路から電池ブロック12の各電池
モジュールBAT06〜BAT10の高位側電位と基準
電位ライン3との間の電圧の分圧が印加され、これら分
圧がA/D変換される。
【0073】この時、第一群211の各分圧回路の高電
位入力端は、電池ブロック12の電圧の分圧だけ正方向
にレベルシフトされるが、モジュ−ル電圧検出ブロック
4内の各モジュ−ル電圧検出部の入力端CH0〜CH4
は、クランプ回路22をなす各ダイオードD11〜D1
5により、VDD+ダイオードD11〜D15の順方向
電圧降下の合計にクランプされるので、入力端CH0〜
CH4から信号が入力されるモジュ−ル電圧検出部の入
力電圧が過大となることがない。
【0074】モジュ−ル電圧検出回路ブロック4内で
は、各モジュ−ル電圧検出部すなわちA/Dコンバータ
のデジタル出力電圧の減算処理により、各電池モジュー
ルBAT01〜BAT10の電圧が算出される。
【0075】この実施例によれば、同一の電池ブロック
内の各分圧回路からモジュ−ル電圧検出部に出力される
分圧からなるモジュ−ル電圧信号は、基準電位ラインの
電位からなる共通電位を基準とする電位信号となるため
各モジュ−ル電圧検出部に印加する電源電圧を共用化す
ることができるので、電源回路の簡素化を図ることがで
きる上に、この場合におけるモジュ−ル電圧検出部への
入力信号電圧の増大を分圧回路の採用により低減するの
で、入力電圧の増大を抑止しつつ回路構成の簡素化を図
ることができる。
【0076】更に、この実施例では、分圧回路網2はバ
イポーラ集積回路技術により作製されるので、回路構成
を簡素化することができる。
【0077】
【実施例6】本発明の組み電池の電圧検出装置の他の実
施例を図7に示す回路図を参照して説明する。ただし、
実施例5の回路と主要機能が共通する構成要素には同一
符号を付す場合もあるものとする。
【0078】(構成)図7に示す回路は、図6に示す分
圧回路網2からクランプ回路22を省略し、その代わり
に、分圧回路網2の各分圧出力端から出力される10個
の信号電圧を、マルチプレクサ5のトランスファゲート
51〜60を個別に通じて5チャンネルの並列A/Dコ
ンバータからなるモジュ−ル電圧検出回路ブロック4の
5つの入力端CH5〜CH9に入力する回路構成を採用
している。各トランスファゲート51〜60はそれぞれ
小型のMOSトランジスタからなり、ワンチップのマル
チプレクサ回路となっている。
【0079】(動作)電池ブロック11の電池モジュー
ルの電圧検出時には切り替えスイッチSW21がオン、
切り替えスイッチSW22がオフとされ、トランスファ
ゲート51〜55がオン、トランスファゲート56〜6
0がオフされる。電池ブロック12の電池モジュールの
電圧検出時には切り替えスイッチSW22がオン、切り
替えスイッチSW21がオフとされ、トランスファゲー
ト51〜55がオフ、トランスファゲート56〜60が
オンされる。
【0080】この実施例によれば、電池ブロック12の
電池モジュールの電圧検出時に切り替えスイッチSW2
2がオン、切り替えスイッチSW21がオフとなって、
第一群211の分圧出力端の電位がレベルアップして
も、トランスファゲート51〜55がオフしているの
で、モジュ−ル電圧検出回路ブロック4の入力端に悪影
響を与えることがなく、その上、これらトランスファゲ
ート51〜60が入力信号電圧をマルチプレックスする
ので、モジュ−ル電圧検出回路ブロックのA/Dコンバ
ータの個数を減らすことができる。
【0081】(変形態様)この実施例の変形態様を図8
に示す。
【0082】この変形態様では、図7において、モジュ
−ル電圧検出回路ブロック4及びマルチプレクサ5を変
形したものであり、モジュ−ル電圧検出回路ブロック4
は一個のA/Dコンバータだけをもち、マルチプレクサ
5のトランスファゲート51〜60は各分圧回路の分圧
出力端をこの一個のA/Dコンバータの入力端CH9に
接続する。
【0083】動作において、電池ブロック11の電圧検
出では、切り替えスイッチSW21をオン、切り替えス
イッチSW22をオフした状態でトランスファゲート5
1〜55を順番にオンし、電池ブロック12の電圧検出
では、切り替えスイッチSW22をオン、切り替えスイ
ッチSW21をオフした状態でトランスファゲート56
〜60を順番にオンすればよい。
【0084】(変形態様)実施例5、6の変形態様を以
下に説明する。
【0085】この変形態様では、切り替えスイッチSW
21、SW22の両方がオンした場合に電池ブロック1
2が短絡されるのを防止するために、図9に示すように
この短絡回路中に電流制限抵抗Rを配置したものであ
る。特に、この電流制限抵抗Rを図9に示す位置に設け
ると、この電流制限抵抗Rは、電池ブロック11の電圧
測定時における分圧回路小群21の主電流回路及び電池
ブロック12の電圧測定時における分圧回路小群22の
主電流回路から外れるので、分圧回路の検出精度を低下
させることがない。また、この電流制限抵抗Rは正特性
サーミスタのように高温時に高抵抗となる素子とするこ
とができ、短絡電流を一層制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組み電池の電圧検出装置の一例を示す
回路図である。
【図2】本発明の組み電池の電圧検出装置の他例を示す
回路図である。
【図3】本発明の組み電池の電圧検出装置の他例を示す
回路図である。
【図4】モジュ−ル電圧検出部の回路構成の一例を示す
ブロック図である。
【図5】切り替えスイッチの一例を示す回路図である。
【図6】本発明の組み電池の電圧検出装置の他例を示す
回路図である。
【図7】本発明の組み電池の電圧検出装置の他例を示す
回路図である。
【図8】本発明の組み電池の電圧検出装置の他例を示す
回路図である。
【図9】本発明の組み電池の電圧検出装置の他例を示す
回路図である。
【符号の説明】
1は組み電池、2は分圧回路群(分圧回路網)、3は基
準電位ライン、4はモジュ−ル電圧検出回路ブロック
(電圧検出回路)、R1〜R10、R11、R13、R
15、R17、R19は分圧回路の抵抗素子、SW1〜
SW10は切り替えスイッチ、SW21、SW22は切
り替えスイッチ、11、12は電池ブロック、BAT0
1〜BAT10は電池モジュール、22はクランプ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−64377(JP,A) 特開 平11−160371(JP,A) 特開2000−134818(JP,A) 特開 平8−140204(JP,A) 特開 平8−138759(JP,A) 特開 平4−299032(JP,A) 特開 平10−84627(JP,A) 特開 平9−15311(JP,A) 特開 平9−7640(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 19/165 G01R 31/36 H02J 7/00 302 H02J 7/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池モジュールを複数直列接続してなる電
    池ブロックを複数直列接続してなる組み電池から各前記
    電池モジュールの端子電圧をモジュ−ル電圧検出部によ
    り検出する組み電池の電圧検出装置において、 前記電池ブロックの最高位または最低位の端子からなる
    共通端子は、それぞれ複数の抵抗素子を直列接続してな
    る多数の分圧回路の各一端である共通接続端に基準電位
    ラインを通じて接続され、 各前記分圧回路の他端は、前記共通端子を除く各前記電
    池モジュールの端子にそれぞれ接続され、 前記モジュ−ル電圧検出部は、前記各分圧回路の前記複
    数の抵抗素子のうち、前記基準電位ライン側の前記抵抗
    素子の電圧降下を検出することを特徴とする組み電池の
    電圧検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の組み電池の電圧検出装置に
    おいて、 電位的に隣接する第一、第二の前記電池ブロックの前記
    共通端子は、それぞれ切り替えスイッチを通じて共通の
    前記基準電位ラインに接続され、 前記各分圧回路は、それぞれ前記複数の抵抗素子と直列
    接続された切り替えスイッチを有し、 前記第一の電池ブロックの前記基準電位ライン側の前記
    抵抗素子は、前記第二の電池ブロックの前記基準電位ラ
    イン側の前記抵抗素子を兼ねることを特徴とする組み電
    池の電圧検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の組み電池の電圧検出
    装置において、 前記各分圧回路は、それぞれ前記複数の抵抗素子と直列
    接続された切り替えスイッチを有し、 前記基準電位ライン側の前記抵抗素子は、前記各分圧回
    路において共通とされることを特徴とする組み電池の電
    圧検出装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の組み電池の電圧検出
    装置において、 前記各切り替えスイッチは前記分圧回路の前記複数の抵
    抗素子の間に介設され、複数の前記切り替えスイッチは
    同一回路モジュールに集積されることを特徴とする組み
    電池の電圧検出装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の組み電池の電圧検出装置に
    おいて、 電位的に隣接する第一、第二の前記電池ブロックの前記
    共通端子は、それぞれ切り替えスイッチを通じて共通の
    前記基準電位ラインに接続され、 前記各分圧回路は、それぞれ前記複数の抵抗素子と直列
    接続された逆流防止ダイオードを有することを特徴とす
    る組み電池の電圧検出装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の組み電池の電圧検出装置に
    おいて、 電位的に隣接して直列接続された一対の前記電池ブロッ
    クのうちの高位側の前記電池ブロックに属する前記電池
    モジュールに接続される前記分圧回路の分圧出力端の電
    位を所定レベル以下に抑止するクランプ回路を備えるこ
    とを特徴とする組み電池の電圧検出装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の組み電池の電圧検出装置に
    おいて、 複数の前記分圧回路の分圧出力端は互いに異なる信号切
    り替えスイッチを通じて一つの前記電圧検出回路の入力
    端に接続されることを特徴とする組み電池の電圧検出装
    置。
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