JP3399341B2 - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置

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JP3399341B2
JP3399341B2 JP02433598A JP2433598A JP3399341B2 JP 3399341 B2 JP3399341 B2 JP 3399341B2 JP 02433598 A JP02433598 A JP 02433598A JP 2433598 A JP2433598 A JP 2433598A JP 3399341 B2 JP3399341 B2 JP 3399341B2
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睦子 二梃木
秀延 飯田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データをオリ
ジナルよりもレベル数の少ない多値の画像データに量子
化処理する画像処理方法および画像処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、ファクシミリやディス
プレー等において、入力した多値の画像データをオリジ
ナルよりもレベル数の少ない階調で再現する手法の一つ
として誤差拡散法が知られている。誤差拡散法は、入力
画像データを閾値と比較して少ないレベル数のデータに
変換し、その際に発生した誤差を周辺近傍の未処理画素
に拡散することで、疑似的に入力画像の中間調を再現し
た出力画像を生成する手法であり、入出力画像間の平均
濃度を一致させることができる。最初の2値誤差拡散法
のアルゴリズムは、1975年にSteinbergらによって紹介
されている。("AnAdaptive Algorithm for Spatial Gr
ay Scale" Society for Information Display1975 Symp
osium Digest of Technical Papers,1975,pp36-37)そ
の後、これを3値以上に拡張した手法が多く知られてい
る。多値誤差拡散法の処理による出力画像においては、
中間調では規則的な縞模様テクスチャや偽輪郭が発生
し、ハイライト部、シャドー部では粒状性ノイズや、幾
何学的干渉模様が発生する。
【0003】これらハイライト部、シャドー部での粒状
性ノイズや幾何学的干渉模様を抑制する手法として、周
辺近傍の未処理画素に拡散する誤差量を周期的ディザで
変化させる手法が存在する。例えば、特開平9−233
35号公報では、量子化誤差量を1画素毎に交互に80
パーセント、100パーセントと変動させ、さらに奇数
行と偶数行で位相が半周期ずらしている。誤差量が80
パーセントの画素では、20パーセントの誤差を捨てて
いる。また、特開平9−93446号公報では、カラー
入力画像において中間調の規則的縞模様を抑制するため
に、量子化誤差に周期的変動成分を加え、ハイライト
部、シャドー部での粒状性ノイズを抑制するために乱数
成分を加えている。
【0004】一方、中間調の偽輪郭の発生を抑制しよう
とする手法として、閾値を周期的ディザで変動させる技
術が従来から存在する。例えば、特開平3−16379
号公報では、3値誤差拡散法の2つの固定しきい値に4
x4のディザマトリクスを加算し閾値を周期的に移動さ
せる手法を用いている。また、特開平3−34770号
公報では、4値誤差拡散法において2x2のマトリクス
による閾値が順序づけされている。特開平3―3477
2号公報では4値誤差拡散法に対して4x4のしきい値
ディザを設定し、かつエッジ検出により中間調部で多値
ディザ出力のみになるように誤差拡散を制御している。
これらの技術では閾値を周期的なディザで乱し、偽輪郭
の解消と視覚的良好なドット配列を得ようとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術である特開平9−23335号公報を初めとする
誤差量をディザで変動させる方法では、例えば、出力画
像が3値の場合、階調が1/4,3/4あたりの中間調の縞模様
は抑制され、また、ハイライト部、ダーク部の画質は向
上するが、多値誤差拡散法で最も問題となる階調1/2付
近の偽輪郭は残ってしまい、出力画像の全体的な画質向
上には至らないという課題を有していた。この偽輪郭は
3値のうちの中間値で構成されるものである。ディザと
して市松模様の代わりに、例えばBryngdahlらのリング
状のマトリクス("Halftone images :Spatial resolutio
n and tone reproduction " , Journal of Optical So
ciety of America, Vol.68, No.3, 1978)を用いると、
上記の中間値で構成されていた偽輪郭に白値、黒値がや
や混じるようになるが、画質向上には至らない。
【0006】また、上記従来の特開平9−23335号
公報の実施例では、20パーセントの誤差を捨てている
ため誤差拡散法処理後の出力画像の平均画像濃度が入力
画像の平均画像濃度と一致せず、画像全体が暗くなると
いう課題を有していた。
【0007】一方、上記従来の特開平3−16379号
公報を初めとする閾値をディザマトリクスで変動させる
方法では、閾値をある程度強く変動させると上記の中間
値で構成される偽輪郭に白値と黒値が高周波に交じり合
い、偽輪郭を抑制することができ、また、階調1/4,3/4
あたりに発生する中間調の縞模様も抑制されるが、使用
したディザマトリクスの形状がテクスチャとして目につ
くこと、蛇状流れ模様が残りやすいこと、また、階調が
1/4から3/4あたりの特にダーク側の中間調が明るくなっ
て見え階調が乏しくなってしまうという課題を有してい
た。変動の程度を弱くすれば階調は閾値を固定した場合
の誤差拡散法と同程度に戻ってくるが、今度は偽輪郭を
抑制することはできなくなってしまう。
【0008】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
もので、誤差拡散法により多値化した画像において、中
間調の縞模様や偽輪郭が生じず、さらにハイライト、ダ
ーク部の粒状性ノイズや規則的干渉模様が抑制され、階
調再現性の良い出力画像を得る画像処理方法および画像
処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、多値誤差拡散処理において、閾値を変動させ
る閾値変動工程と、拡散する誤差量を変動させる誤差量
変動工程の双方を備え、両者の変動量を非独立あるいは
独立に制御する構成を有している。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】 請求項に記載の発明は、入力画
像データを多値の画像データに量子化する画像処理方法
であって、集積誤差で補正された前記入力画像データで
ある入力画像補正データを閾値により量子化し、量子化
誤差量を求める量子化工程と、予め定められた画素毎に
周期的配置され、更に、画像の特徴に応じて変化する第
1の変動量から構成される第1のマトリクスにより閾値
を変動させる閾値変動工程と、予め定められた画素毎に
周期的配置され、更に、画像の特徴に応じて変化する第
2の変動量から構成される第2のマトリクスにより前記
量子化誤差量を変動させる誤差量変動工程と、変動され
た前記量子化誤差量を周辺画素に拡散し、集積誤差を生
成するデータ補正工程と、前記閾値変動工程及び前記誤
差量変動工程による変動値を統合的に制御し、前記入力
画像データあるいは前記入力画像補正データが偽輪郭の
発生しやすい中間調であるほど前記閾値の変動幅を大き
くし前記誤差量の変動幅を小さくし、前記入力画像デー
タがハイライト及びダークであるほど前記誤差量の変動
幅を大きくし前記閾値の変動幅を小さくする変動量制御
工程とを含む画像処理方法としたものであり、誤差拡散
法により多値化した画像において、中間調の縞模様や偽
輪郭が生じず、さらにハイライト、ダーク部の粒状性ノ
イズや規則的干渉模様が抑制され、階調再現性の良い出
力画像を得ることが可能となるという作用を有する。ま
た、閾値変動の効果と誤差量変動の効果を考慮して変動
量を統合的に制御することで、操作性の高いドット配列
の生成が可能となる。
【0012】
【0013】請求項に記載の発明は、変動量制御工程
が、前記閾値変動工程による閾値の変動周期と前記誤差
量変動工程による誤差量の変動周期を互いに素となるよ
うに制御する請求項記載の画像処理方法としたもので
あり、それぞれが短い変動周期であるにもかかわらず結
果として2つの変動周期を掛け合わせた長い周期のドッ
ト配列を作成することができるため、変動量の記憶に用
いるメモリを節約しつつ、誤差拡散法により多値化した
画像において中間調の縞模様や偽輪郭、及びハイライ
ト、ダーク部の規則的干渉模様を抑制し、ドット周期の
見えにくいFMスクリーン調の画像を得ることが可能とな
るという作用を有する。
【0014】
【0015】請求項に記載の発明は、誤差量変動工程
による誤差量の1周期分の量子化変動量の総和が0であ
る請求項1又は2記載の画像処理方法としたものであ
り、出力画像の平均画像濃度を入力画像の平均画像濃度
と等しくすることが可能となるという作用を有する。
【0016】請求項に記載の発明は、入力画像データ
を多値の画像データに量子化する画像処理装置であっ
て、集積誤差で補正された前記入力画像データである入
力画像補正データを閾値により量子化し、量子化誤差量
を求める量子化手段と、予め定められた画素毎に周期的
配置され、更に、画像の特徴に応じて変化する第1の変
動量から構成される第1のマトリクスにより閾値を変動
させる閾値変動手段と、予め定められた画素毎に周期的
配置され、更に、画像の特徴に応じて変化する第2の変
動量から構成される第2のマトリクスにより前記量子化
誤差量を変動させる誤差量変動手段と、変動された前記
量子化誤差量を周辺画素に拡散し、集積誤差を生成する
データ補正手段と、前記閾値変動手段及び前記誤差量変
動手段による変動値を統合的に制御し、前記閾値変動手
段による前記閾値の変動周期と前記誤差量変動手段によ
る前記誤差量の変動周期を互いに素となるように制御す
変動量制御手段とを含む画像処理装置としたものであ
り、中間調の縞模様や偽輪郭が生じず、さらにハイライ
ト、ダーク部の粒状性ノイズや規則的干渉模様が抑制さ
れ、階調再現性の良い出力画像を得ることが可能とな
り、それぞれが短い変動周期であるにもかかわらず結果
として2つの変動周期を掛け合わせた長い周期のドット
配列を作成することができるという作用を有する。
【0017】
【0018】
【0019】請求項に記載の発明は、コンピュータに
よって入力画像データを多値の画像データに量子化する
プログラムを記録した記録媒体であって、集積誤差で補
正された前記入力画像データである入力画像補正データ
を閾値により量子化し、量子化誤差量を求める量子化工
程と、予め定められた画素毎に周期的配置され、更に、
画像の特徴に応じて変化する第1の変動量から構成され
る第1のマトリクスにより閾値を変動させる閾値変動工
程と、予め定められた画素毎に周期的配置され、更に、
画像の特徴に応じて変化する第2の変動量から構成され
る第2のマトリクスにより前記量子化誤差量を変動させ
る誤差量変動工程と、変動された前記量子化誤差量を周
辺画素に拡散し、集積誤差を生成するデータ補正工程
と、前記閾値変動工程及び前記誤差量変動工程による変
動値を統合的に制御し、前記入力画像データあるいは前
記入力画像補正データが偽輪郭の発生しやすい中間調で
あるほど前記閾値の変動幅を大きくし前記誤差量の変動
幅を小さくし、前記入力画像データがハイライト及びダ
ークであるほど前記誤差量の変動幅を大きくし前記閾値
の変動幅を小さくする変動量制御工程とを含む画像処理
プログラムを記録した記録媒体としたものであり、中間
調の縞模様や偽輪郭が生じず、さらにハイライト、ダー
ク部の粒状性ノイズや規則的干渉模様が抑制され、階調
再現性の良い出力画像を得ることが可能となるという作
用を有する。
【0020】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1におけ
る画像処理装置のブロック構成図である。なお、本実施
例において、入力画像として想定しているものは、各画
素8bitの深さを持ち、0が白で255が黒であるようなグレ
ースケールの画像であるが、カラー画像の場合において
もそれぞれの色に本処理を同様に施すことにより、拡張
は可能である。
【0021】図1において、入力画像における注目画素
の座標を(m,n)とするとき、1は座標(m,n)における入力
値i(m,n)の入力端子、2は入力値i(m,n)、3は補正誤
差演算手段20において演算された補正誤差esum(m,
n)、4は入力値i(m,n)と補正誤差esum(m,n)を加算して
入力補正値i'(m,n)を出力する入力補正手段、5は入力
補正手段4から出力される入力補正値i'(m,n)、6は入
力補正値i'(m,n)と複数の閾値を比較して多値化信号p
e(m,n)として出力すると同時に多値化信号8に対応する
多値化レベルRnを選択し差分演算手段11へ出力する
量子化手段、7は量子化手段6が入力補正値i'(m,n)を
閾値処理するために用いる閾値を変動量制御手段15か
らの命令に応じて変動させ、量子化手段6に出力する閾
値変動手段、8は量子化手段6が閾値処理の結果出力す
る多値化信号pe(m,n)、9は多値化信号pe(m,n)の出力
端子、10は多値化信号pe(m,n)に対応する多値化レベ
ルRn、11は入力補正値i'(m,n)と多値化レベルRn
10との差分値を求め量子化誤差ee(m,n)として出力す
る差分演算手段、12は差分演算手段11で演算された
注目画素における入力補正値i'(m,n)と多値化レベルR
nとの量子化誤差ee(m,n)、13は変動量制御手段15
からの命令に応じて量子化誤差ee(m,n)を変動させ変動
誤差e'e(m,n)として出力する誤差量変動手段、14は
誤差量変動手段13によって演算された変動誤差e'e
(m,n)、15は注目画素位置における閾値の変動量と誤
差量の変動量を統合的に制御して閾値変動手段7と誤差
量変動手段13に出力する変動量制御手段、16は注目
画素の周辺の未処理画素に対応する誤差配分係数と変動
誤差e'e(m,n)を演算した結果と周辺未処理画素領域1
8のこれまでの集積誤差を加算し新たな集積誤差として
再び誤差記憶手段17内の画素位置A,B,C,Dに記憶させる
誤差配分更新手段、17は誤差配分更新手段16によっ
て演算された集積誤差を記憶する誤差記憶手段、18は
誤差配分係数マトリクスの示す注目画素の周辺近傍の周
辺未処理画素領域、19は入力画像の座標(m,n)におけ
る集積誤差の記憶位置、20は注目画素位置の集積誤差
19を補正誤差esum(m,n)として出力する補正誤差演算
手段である。
【0022】上記のように構成された本発明の画像処理
装置の動作について、3値化出力を例にとって以下に説
明する。
【0023】まず、入力端子1から入力された入力値2
は、入力補正手段4において補正誤差3と加算されその
結果が入力補正値5として出力される。入力補正値5
は、量子化手段6において閾値処理され3値の多値化信
号8として出力端子9より出力される。更に、多値化信
号8に対応する多値化信号レベル10が選択され差分演
算手段11に出力される。
【0024】量子化手段6、閾値変動手段7、変動量制
御手段15及び差分演算手段11の動作の詳細について
図2を用いて説明する。変動量制御手段15には、閾値
と誤差量の各変動量が統合的に設定されており、設定値
に基づいて閾値変動手段7に閾値の変動量を出力する。
閾値変動手段7は、変動量制御手段15から出力された
注目画素位置における閾値の変動量によって3値化のた
めの閾値T1、T2を変動させ変動閾値T1'、T2'として量子
化手段6に出力する。一方、入力補正手段4からの出力
である入力補正値i'(m,n)をそれぞれ比較器201、2
02に入力し、変動閾値T1'、T2'と比較して多値化信号
8を出力する。
【0025】多値化信号8は、端子A,Bから構成され、
A,Bは入力補正値5が変動閾値T1'より小さい時それぞれ
A=B="0"、変動閾値T1'と等しいか又は大きくかつT2'よ
り小さい時それぞれA="1",B="0"、T2'と等しいか大きい
時それぞれA=B="1"を多値化信号pe(m,n)として出力す
る。
【0026】セレクタ203は、多値化信号p(m,n)を
入力し予め設定された多値化レベルRnを前記多値化信
号8に応じて選択し出力する。例えば、A=B="0"の時R0=
0を、A="0",B="1"の時R1=128を、A=B="1"のときR2=255
を出力する。差分演算手段11は、(数1)により入力
補正値i'(m,n)から多値化レベルRnを減算した結果を
演算し量子化誤差ee(m,n)として出力する。
【0027】
【数1】
【0028】図1に戻って全体処理についての説明を行
う。誤差量変動手段13は、変動量制御手段15からの
命令に応じて量子化誤差ee(m,n)を変動させ変動誤差
e'e(m,n)として出力する。誤差配分更新手段16は、
(数2)に示すように変動誤差14に周辺未処理画素領
域の各画素位置に対応する配分係数KA,KB,kC,KDを
乗じ、誤差記憶手段17に格納されている周辺未処理画
素領域18の各位置の集積誤差S'A,S'B,S'C,S'Dを
加算し、得られた集積誤差SA,SB,SC,SDを新たな集
積誤差として誤差記憶手段17内の画素位置A、B、
C、Dに対応する記憶装置に記憶させる更新処理を行
う。
【0029】
【数2】
【0030】補正誤差演算手段20は、注目画素位置の
集積誤差19を補正誤差esum(m,n)として入力補正手段
4に出力する。
【0031】次に変動量制御手段15の動作の詳細につ
いて説明する。変動量制御手段15は、注目画素位置に
おける閾値の変動量と誤差量の変動量を統合的に制御し
て閾値変動手段7と誤差量変動手段13にそれぞれ出力
する手段である。
【0032】変動量の制御方法について説明する前に、
まず、誤差量を変動することと、閾値を変動することの
違いについて説明する。一般的な多値誤差拡散法の処理
による出力画像においては、中間調では規則的な縞模様
テクスチャや偽輪郭が発生し、ハイライト、シャドー部
では粒状性ノイズや、蛇状の流れ模様を初めとする幾何
学的干渉模様が発生する。このハイライト、シャドー部
での粒状性ノイズや幾何学的干渉模様を抑制する手法と
して、周辺近傍の未処理画素に拡散する誤差量を周期的
にディザで変動させる技術がある。
【0033】例えば、図3に示すような市松模様状のデ
ィザで、量子化誤差量を2×2画素の1領域毎に変動さ
せる。このように誤差量を変動させると、出力画像が3
値の場合、一般的な多値誤差拡散法と比較して、階調が
1/4,3/4あたりの中間調の縞模様は抑制され、また、ハ
イライト、ダーク部の画質は向上するが、多値誤差拡散
法で最も問題となる階調1/2付近の偽輪郭は残ってしま
い、出力画像の全体的な画質向上には至らないという課
題を有していた。この偽輪郭は、多値化レベルR1で構成
されるものである。ディザとして市松模様の代わりに、
例えば、Bryngdahlらによるリング状のマトリクス("Hal
ftone images : Spatial resolution and tone reprodu
ction " , Journal of Optical Society of America,
Vol.68,No.3, 1978)を用いると、上記の中間値で構成さ
れていた偽輪郭に白値、黒値がやや混じるようになる
が、画質向上には至らない。一方、中間調の偽輪郭の発
生を抑制するために、閾値を周期的にディザで変動させ
る技術がある。例えば、図3に示すような市松模様状の
ディザで、閾値を2×2画素の1領域毎に変動させる。
図3に示すディザのようにある程度強く変動させると多
値化レベルR1で構成される偽輪郭にR0(白)とR2
(黒)が高周波に交じり合い、偽輪郭を抑制することが
できる。また、階調が1/4,3/4あたりの中間調の縞模様
も抑制される。
【0034】しかし、使用したディザマトリクスの形状
がテクスチャとして目につくこと、蛇状流れ模様が残り
やすいこと、また、階調が1/4から3/4あたりの特にダー
ク側の中間調が明るくなって見え階調が乏しくなってし
まうという課題を有していた。変動の程度をより弱くす
れば階調は閾値を固定した場合の誤差拡散法と同程度に
戻ってくるが、今度は偽輪郭を抑制することはできなく
なってしまう。
【0035】このように、同じ図3に示すディザで誤差
量と閾値を変動させた場合、結果が異なってくるのは以
下のような理由による。まず、一般的な誤差拡散法を数
式で表わすと、入力画像上の座標値(m,n)における入力
値をi(m,n)、誤差をe(m,n)、誤差配分係数マトリクス
をaj,k、閾値をt、出力である多値化レベルをp(m,n)
とおくと(数3)、(数4)となる。なお、数式中のst
ep( )はステップ関数(量子化関数)である。
【0036】
【数3】
【0037】
【数4】
【0038】一方、閾値を変動した誤差拡散法を数式で
表わすと、同じ入力画像の入力値をi(m,n)として、誤
差をet(m,n)、誤差配分係数マトリクスをaj,k、閾値
は変動されるためディザマトリクスで表わすことができ
d(m,n)とし、出力である多値化レベルをpt(m,n)とお
くと(数5)、(数6)となる。
【0039】
【数5】
【0040】
【数6】
【0041】Knoxらは、本来ならば(数5)、(数6)
で表わされる閾値を変動させた誤差拡散法を、(数
7)、(数8)のように一般的な誤差拡散法の数式にお
いて入力値iequiv_t(m,n)を別のものとみなすことによ
り、閾値を変動させることの効果について考察してい
る。("Threshold modulation in error diffusion", Jo
urnalof Electronic Imaging,1993,pp185〜192)
【0042】
【数7】
【0043】
【数8】
【0044】Knoxによると、閾値を変動する誤差拡散法
の結果は、一般的な誤差拡散法の数式(数7)、(数
8)において入力値ieuiqv_t(m,n)を(数9)に置き換
えて処理した結果と同等となるとしている。(数9)に
おいて、Iequiv_t(u,v)は入力値ieuiqv_t(m,n)のフーリ
エ変換、I(u,v)は入力値i(m,n)のフーリエ変換、D(u,v)
はディザマトリクスd(m,n)のフーリエ変換である。
【0045】
【数9】
【0046】
【数10】
【0047】(数9)中のF(u,v)は(数10)で表わさ
れるように誤差配分係数マトリクスaj,kのフーリエ変換
を含んだ数式となっていて、このF(u,v)はハイパスフィ
ルタであることがWeissbachらによって知られている("
Fehlerdiffusionsverfahren inder Digitalen Optik al
s Filterung",The Annual Meeting of the German Soci
ety of Applied Optics,1990)。(数9)の示している
ことは、ディザマトリクスで閾値を変動させた場合の誤
差拡散法で得られる出力画像は、もとの入力画像I(m,n)
とディザマトリクスD(m,n)にハイパスフィルタF(u,v)を
かけて得られたものを加算してそれを一般的な誤差拡散
法で処理した結果の画像と同じである、ということであ
る。
【0048】次に、このKnoxらの解析手法を、ディザマ
トリクスで誤差量を変動した場合に適用してみると以下
のようになる。まず、誤差量をディザマトリクスd(m,n)
で変動させるとすると、誤差量を変動させる誤差拡散法
は(数11)、(数12)で表わされる。ここで、入力
画像の入力値をi(m,n)、誤差をee(m,n)、誤差配分係
数マトリクスをaj,k、閾値は変動されるためディザマ
トリクスで表わすことができd(m,n)とし、出力である
多値化レベルをpe(m,n)とおく。
【0049】
【数11】
【0050】
【数12】
【0051】ここで、誤差量を変動させる誤差拡散法に
よる出力pe(m,n)と一般的な誤差拡散法による出力p
(m,n)が等しいとし、誤差量を変動させた誤差拡散法
は、一般的な誤差拡散法の入力i(m,n)をどのような値
とみなしたものと等価であるかを導出する。
【0052】そのために、まず、(数3)のp(m,n)と
(数11)のpe(m,n)が等しいことから(数13)が得
られる。なお、(数3)における入力値i(m,n)は、ieq
uiv_e(m,n)としておく。
【0053】
【数13】
【0054】次に(数13)をフーリエ変換してから両
辺に(数10)で表わされるF(u,v)を両辺にかけると
(数14)が得られる。
【0055】
【数14】
【0056】ところで、一般的な誤差拡散法における誤
差を算出する(数4)をフーリエ変換すると(数1
5)、誤差量を変動させた誤差拡散法における誤差を算
出する(数12)をフーリエ変換すると(数16)が得
られる。
【0057】
【数15】
【0058】
【数16】
【0059】これら(数15)、(数16)を(数1
4)に代入し、また、(数10)からΣajk exp[-i(uj
+vk)]を(1-F(u,v))で置き換えることにより(数17)
が得られる。ここで、(数18)の前提条件を用いて
(数17)を整理すると、最終的に(数19)を得るこ
とができる。
【0060】
【数17】
【0061】
【数18】
【0062】
【数19】
【0063】(数19)の示していることは、ディザマ
トリクスで誤差量を変動させた場合の誤差拡散法で得ら
れる出力画像は、もとの入力画像I(m,n)とディザマトリ
クスD(m,n)にローパスフィルタ[1-F(u,v)]をかけて得ら
れたものを加算してそれを一般的な誤差拡散法で処理し
た結果の画像と同じである、ということである。
【0064】以上の解析結果における(数9)と(数1
9)を比較すると、同じディザマトリクスd(m,n)で、
閾値を変動させた場合の誤差拡散法と、誤差量を変動さ
せた場合の誤差拡散法による出力画像における相違は、
前者は入力画像にディザマトリクスの高周波成分が作用
しており、後者は入力画像にディザマトリクスの低周波
成分が作用しているという違いに因る。従って、変動パ
ターンとして例えば市松模様状のディザを用いて誤差量
を変動させると、階調が1/4,3/4あたりの中間調の縞模
様やハイライト、ダーク部の幾何学的干渉模様はドット
の配列がディザマトリクスの低周波成分によって整えら
れ、結果として抑制されるようになる。しかし、多値誤
差拡散法で問題な多値化レベルR1で構成される階調1/2
付近の強い偽輪郭を抑制する効果は少ない。かなり強い
変動をかければ、多値化レベルR1にR0(白),R2(黒)
が混じりあるようになるが、R0,R1,R2のドットが規則的
に配列するようになってしまい不自然な画像となる。
【0065】一方、市松模様状のディザを用いて閾値を
変動させると、市松模様状のディザの高周波成分が加算
される効果によって、多値化レベルR1で構成される偽
輪郭にR0(白)とR2(黒)が高周波に交じり合い、偽輪
郭を抑制することができる。また、階調が1/4,3/4あた
りに発生する中間調の縞模様も抑制される。しかし、そ
の高周波成分がそれ以外の階調においてはマイナスの効
果となり、ディザマトリクスの形状が目についてしま
う。
【0066】また、高周波成分では蛇状の流れ模様が消
えにくいこと、階調が1/4から3/4あたりの特にダーク側
の中間調が明るくなって見え階調が乏しくなってしまう
等の欠点がある。変動の程度をより弱くすれば階調は閾
値を固定した場合の誤差拡散法と同程度に戻ってくる
が、今度は偽輪郭を抑制することはできなくなってしま
う。
【0067】なお、閾値と誤差量の両方の変動を共に同
じディザマトリクスでかけた場合の効果については、
(数9)と(数19)の結果より、(数20)となるこ
とがわかる。
【0068】
【数20】
【0069】(数20)より閾値と誤差量の両方の変動
を共に同じディザマトリクスでかけた場合は、入力値i
(m,n)にディザマトリクスd(m,n)を加算してから誤差拡
散法を行った結果と同じ効果となることがわかる。
【0070】以上の解析結果に鑑み、本実施例の変動量
制御手段15における動作は、閾値を変動する効果と誤
差量を変動する効果を合わせるために、入力補正値5が
偽輪郭の発生する中間調付近の場合は閾値を変動させ、
それ以外の場合は誤差量を変動させる。ここで、ある階
調を境に変動方法を移行させてしまうと、2つの変動効
果の違いから、その境界がはっきりとしてしまう。そこ
で、閾値の変動は、偽輪郭の発生する中間調付近では大
きくし、ハイライト、ダーク部に向かって次第にその変
動量を減少させて最終的には変動量を0とする。一方、
誤差量の変動は、ハイライト、ダーク部では大きくし、
偽輪郭の発生する中間調付近に向かって次第にその変動
量を減少させて最終的には変動量を0とする。これによ
り、両変動方法の効果を保持しつつ、その境界を目立た
なくすることができる。
【0071】具体的な動作について例示する。例えば、
市松模様のマトリクス状に閾値と誤差量を変動させる3
値の誤差拡散法においては、2種類の変動量の異なるマ
トリクス図3と図4を用いる。
【0072】そして、入力補正値5が70以下では閾値
変動量を0、誤差変動量を図3のディザマトリクス状と
し、入力補正値5が70より大きく83以下では閾値変
動量を図4のディザマトリクス状、誤差変動量を図3の
ディザマトリクス状とし、入力補正値5が83より大き
く105以下では閾値変動量を図3のディザマトリクス
状、誤差変動量を図3のディザマトリクス状とし、入力
補正値5が105より大きく115以下では閾値変動量
を図3のディザマトリクス状、誤差変動量を図4のディ
ザマトリクス状とし、入力補正値5が115より大きく
128以下では閾値変動量を図3のディザマトリクス
状、誤差変動量を0とする。
【0073】変動量制御手段15が閾値をこれらのディ
ザマトリクスで変動させる具体的動作について、図2を
用いて説明する。変動量制御手段15は、前記の規則に
従って入力補正値5の値に応じて使用するディザマトリ
クスを決定し、入力画像の画素位置に基づいてディザマ
トリクスd(m,n)から閾値の変動量を読み出し閾値変動
手段7に出力する。閾値変動手段7は、その変動量に基
づいて3値化閾値T1,T2をそれぞれ変動させ、(数21)
によって変動閾値T1',T2'を算出し、量子化手段6に出
力する。なお、(数21)の3値化閾値T1,T2に用いる
ディザマトリクスは、本実施例では同じマトリクスを用
いたが、異なるディザマトリクスを用いてもよい。
【0074】
【数21】
【0075】また、変動量制御手段15が誤差量をこれ
らのディザマトリクスで変動させる具体的動作につい
て、図1を用いて説明する。
【0076】変動量制御手段15は、 前記の規則に従
って入力補正値5の値に応じて使用するディザマトリク
スを決定し、入力画像の画素位置に基づいてディザマト
リクスd(m,n)から誤差量の変動量を読み出し誤差量変
動手段13に出力する。誤差量変動手段13は、その変
動量に基づいて量子化誤差ee(m,n) 12を変動させ、
(数22)によって変動誤差e'e(m,n) 14を算出し、誤
差配分更新手段16に出力する。
【0077】
【数22】
【0078】なお、本実施例で使用したディザマトリク
ス図3、図4は、マトリクス内の値の総和が0となるよ
うに設定されている。このように、誤差量の変動量の総
和が0であるように変動量を制御することにより、誤差
拡散法処理後の出力画像の平均濃度が入力画像の平均濃
度に等しくなり、濃度が保存される。なぜなら、誤差量
を変動する誤差拡散法の数式である(数12)をフーリ
エ変換すると(数23)となる。
【0079】
【数23】
【0080】(数23)において、u=0,v=0を代入する
と、誤差配分係数マトリクスajkの総和が1であるよう
に設定されていれば、(数24)が得られる。
【0081】
【数24】
【0082】従って、入力画像の直流成分と出力画像の
直流成分が等しくなるには、ディザマトリクスの直流成
分が0でなくてはならない。例えば、従来の技術にて説
明した特開平9−23335号公報では、量子化誤差量
を1画素毎に交互に80パーセント、100パーセント
と変動させているが、このように20パーセントの誤差
を捨てているため、処理の結果得られる画像の平均濃度
は、入力画像の平均濃度に等しくならず、濃度が落ちて
しまう。
【0083】なお、誤差配分係数マトリクスajkの総和
は通常1と設定するが、1と設定しないと、誤差量を変
動する誤差拡散法のみならず、閾値を変動する場合にも
入力画像と出力画像の平均濃度が保たれなくなってしま
う。これは、閾値を変動する誤差拡散法の数式である
(数6)をフーリエ変換した(数25)から明らかであ
る。
【0084】また、(数25)から、閾値を変動する場
合には、誤差配分係数マトリクスajkの総和が1である
ように設定されていれば、変動量の総和は0でなくても
入力画像と出力画像の平均濃度は保たれることがわか
る。
【0085】
【数25】
【0086】以上のように本実施例によれば、入力画像
データを集積誤差で補正した入力画像補正データを閾値
で量子化し、量子化誤差を求める量子化手段と、前記量
子化する閾値を変動させる閾値変動手段と、前記量子化
誤差量を変動させる誤差量変動手段と、前記変動された
量子化誤差を周辺画素に拡散し、集積誤差を生成するデ
ータ補正手段と、前記閾値変動手段と前記誤差量変動手
段における変動値を統合的に制御する変動量制御手段を
設け、前記変動量制御手段は入力値あるいは入力補正値
が偽輪郭の発生しやすい中間調であるほど閾値の変動幅
を大きくし誤差量の変動幅を小さくし、入力値がハイラ
イト及びダークであるほど誤差量の変動幅を大きくし閾
値の変動幅を小さくすることにより、中間調の縞模様や
偽輪郭が生じず、さらにハイライト、ダーク部の粒状性
ノイズや規則的干渉模様が抑制され、階調再現性の良い
出力画像を得ることができる。また、前記誤差量の1周
期分の変動量の総和を0とすることにより、出力画像の
平均画像濃度を入力画像の平均画像濃度と等しくするこ
とができる。
【0087】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2について図面を参照しながら説明する。実施の形態
1では、閾値と誤差量を入力値に応じて変動させること
によりそれぞれの効果を活かした例を示した。本実施例
では、閾値と誤差量の変動周期を互いに素となるように
設定することで、変動量を記憶するメモリ量を節約しつ
つ2つの変動周期を掛け合わせた長い周期のドット配列
を作成できることを示す。
【0088】本実施の形態2における画像処理装置のブ
ロック構成図は図1と同じであり、実施の形態1と変わ
らない。実施の形態1と異なるのは、変動量制御手段1
5の動作であり、実施の形態1と異なる変動量制御手段
15について説明する。
【0089】変動量制御手段15は、注目画素位置にお
ける閾値の変動量と誤差量の変動量を統合的に制御して
閾値変動手段7と誤差量変動手段13に出力する手段で
ある。本実施例における変動量制御手段15は、閾値と
誤差量の変動周期を互いに素となるように設定する。従
って、その周期的変動量はサイズの大きさが互いに素と
なる異なる2つのディザマトリクスで表わされる。
【0090】変動量制御手段15の具体的な動作につい
て説明する前に、閾値と誤差量の変動周期を互いに素と
なるように設定することの効果について説明する。説明
を簡単にするために、1次元の誤差拡散法で出力の多値
化レベルが2値である場合について説明する。1次元の
誤差拡散法は注目画素における誤差を全て次の誤差に加
算して入力補正値を求める点が2次元の誤差拡散法と異
なる。従って誤差配分係数マトリクスを用いる必要がな
い。説明において入力値は0から1の範囲の値であると
する。
【0091】このような一般的な1次元誤差拡散法で閾
値を固定して、入力値0.1の均一な濃度分布を2値で表
現しようとすると、9画素の連続した白画素と1画素の
黒画素で構成される10画素周期のドット配列が出力さ
れる。ここで、閾値を3画素周期で変動させると、10
画素周期がその3倍の30画素周期に延長され、30画
素中3画素が黒画素、残り27画素が白画素の構成のド
ット配列が出力されるようになる。この30画素周期と
は、30画素で入力値0.1を表現し、このドットパター
ンを繰り返すという意味であり、一周期中における3つ
の黒画素の出現位置は、閾値の変動の仕方によって異な
ってくる。
【0092】一方、誤差量のみを3画素周期で変動させ
ても同じように濃度を表現するドット配列の周期を延長
することができる。そこで、閾値と誤差量の双方を変動
する誤差拡散法を考え、それぞれの変動周期が素になる
ように設定すれば、本来10画素周期のドット配列が、
10画素周期に2つの変動周期を掛け合わせた周期にま
で延長することができ、これにより中間調の縞模様や偽
輪郭、及びハイライト、ダーク部の規則的干渉模様を抑
制しつつ、ドットの規則的構造が見えにくいFMスクリー
ン調の出力画像を得ることが可能となる。例えば、閾値
を5画素周期、誤差量を3画素周期で変動させることに
より150画素周期のドット配列で濃度0.1を表現する
ようになる。例えば15画素周期で閾値のみを変動させ
ても類似の結果を得ることはできるが、本実施例に記載
する方法を用いれば、変動量を記憶するメモリは閾値の
5画素周期と誤差量の3画素周期の合計8画素分で済む
ことになる。
【0093】また、閾値の変動によるハイパスフィルタ
の効果と、誤差量の変動によるローパスフィルタの効果
を考慮することで操作性の高いドット配列の生成が可能
である。なお、閾値と誤差量の双方の変動周期が素な値
でなかったとしても、結果の周期は最小公倍数にまで延
長することができる。
【0094】以上の解析結果に鑑み、変動量制御手段1
5の具体的な動作について説明する。例えば、閾値と誤
差量を変動させる3値の誤差拡散法においては、変動周
期が互いに素である異なるサイズのディザマトリクス図
5と図6を用い、閾値の変動には図5を使用し、誤差量
の変動には図6を使用する。図5、図6のディザマトリ
クスは、Bayer型に似た高周波なディザマトリクスの例
を示しており、ただし、マトリクス内の総和は0になる
ように設定されている。
【0095】図5のマトリクスは4画素×4画素、図6
のマトリクスは3画素×3画素であるため、これらのマ
トリクスを記憶するために使用するメモリは、25画素
分である。これと類似のドット配列を閾値変動のみで得
ようとした場合は、12画素×12画素のディザマトリ
クスを用いればよいが、使用するメモリは144画素分
となり、本実施例の25画素分と比較してかなり大きく
なってしまう。また、閾値のみあるいは誤差量のみを変
動させた結果と比較して、ドットの規則的な構造が見え
ないFMスクリーン調の出力画像を得ることができる。
【0096】変動量制御手段15の閾値を変動させる具
体的動作について、図2を用いて説明する。変動量制御
手段15は、入力画像の画素位置に基づいて図5に示す
ディザマトリクスから閾値の変動量を読み出し閾値変動
手段7に出力する。
【0097】閾値変動手段7は、その変動量に基づいて
3値化閾値T1,T2をそれぞれ変動させ、(数21)によ
って変動閾値T1',T2'を算出し、量子化手段6に出力す
る。なお、(数21)の3値化閾値T1,T2に用いるそれ
ぞれのディザマトリクスは、本実施例では同じマトリク
スを用いたが、異なるディザマトリクスを用いてもよ
い。
【0098】次に、変動量制御手段15の誤差量を変動
させる具体的動作について、図1を用いて説明する。変
動量制御手段15は、 入力画像の画素位置に基づいて
図6に示すディザマトリクスから誤差量の変動量を読み
出し誤差量変動手段13に出力する。
【0099】誤差量変動手段13は、その変動量に基づ
いて量子化誤差ee(m,n)を変動させ、(数22)によっ
て変動誤差e'e(m,n)を算出し、誤差配分更新手段16
に出力する。本実施例では、使用するディザマトリクス
として2つのBayer型に似たディザマトリクスを用いた
が、他のマトリクスを用いることもできる。例えば、閾
値を変動させるマトリクスとして、リング状のマトリク
スを使用すると、中間調の縞模様や偽輪郭、ハイライ
ト、ダーク部の規則的干渉模様はかなり抑制されるが、
一方で、ドットが必要以上に規則正しく配列されるよう
になり、ディザマトリクスのリング形状が出力画像中で
目に付く。そこで、閾値をリング状マトリクスで変動さ
せると共に、誤差量を例えばBayer型に似たディザマト
リクスで変動させると、出力画像中のドットの規則性が
緩和され良好な画像を得ることができる。
【0100】このように、閾値の変動によるハイパスフ
ィルタによる効果と、誤差量の変動によるローパスフィ
ルタによる効果を考慮することで操作性の高いドット配
列の生成が可能となる。
【0101】以上のように本実施例によれば、入力画像
データを集積誤差で補正した入力画像補正データを閾値
で量子化し、量子化誤差を求める量子化手段と、前記量
子化する閾値を変動させる閾値変動手段と、前記量子化
誤差量を変動させる誤差量変動手段と、前記変動された
量子化誤差を周辺画素に拡散し、集積誤差を生成するデ
ータ補正手段と、前記閾値変動手段と前記誤差量変動手
段における変動値を統合的に制御する変動量制御手段を
設け、前記変動量制御手段が、前記閾値変動手段におけ
る閾値の変動周期と前記誤差量変動手段における誤差量
の変動周期を素となるように制御することにより、変動
量の記憶に用いるメモリを節約しつつ、誤差拡散法によ
り多値化した画像において中間調の縞模様や偽輪郭、及
びハイライト、ダーク部の規則的干渉模様を抑制し、ド
ット周期の見えにくいFMスクリーン調の画像を得ること
ができる。
【0102】また、閾値変動の効果と誤差量変動の効果
を考慮して変動量を統合的に制御することで操作性の高
いドット配列の生成が可能となる。
【0103】(実施の形態3)実施の形態3は、実施の
形態1または実施の形態2をコンピュータ30のプログ
ラムにより実施する画像処理装置について説明する。
【0104】図7に、本発明の実施の形態3の画像処理
装置の概略的なハードウエア構成を示す。CPU31の
接続されたバス32上にメモリ33が接続されている。
メモリ33には、図7に示す各種機能ブロックを実現す
るプログラムが保存されている。CPU31は、画像処
理の各工程に応じてメモリ33上の必要なプログラムを
起動させる。また、コンピュータ30は、バスインター
フェース38〜41を介してディスプレイ/キーボード
34、フロッピィディスクユニット(FDユニット)3
5、さらにスキャナ36およびプリンタ等の機器が接続
されている。なお、画像処理プログラムは、CD−RO
M、DVDまたはフロッピィディスク等の記録媒体に記
録保存されており、フロッピィディスクユニット35を
介して、メモリ33に予めインストールされているもの
とします。
【0105】上記コンピュータ30により実施される画
像処理装置の動作について、図8に示す動作フローを用
いて説明する。なお、基本的な処理内容は、実施の形態
1および実施の形態2と同様であるので、詳細な説明は
省略するものとする。
【0106】入力画像における注目画素の座標を(m,n)
とし、入力画像の入力値i(m,n)を入力する(S1)。
注目画素位置の集積誤差である補正誤差esum(m,n)を入
力する(S2)。入力補正値i'(m,n)を入力値i(m,n)
と補正誤差esum(m,n)から演算する(S3)。変動閾値
T1’、T2’を、閾値T1、T2と変動量d(m,n)か
ら演算する(S4)。この時、閾値の変動量d(m,n)
は、入力補正値i'(m,n)に応じて、図3または図4のデ
ィザマトリクスからの変動量を制御する。
【0107】入力補正値i'(m,n)と変動閾値T1’、T
2’から多値化レベルRnと多値化信号pe(m,n)を求め
る(S5)。量子化誤差ee(m,n)を入力補正値i'(m,n)
と多値化レベルRnから演算する(S6)。変動誤差量
e'e(m,n)を量子化誤差ee(m,n)と変動量d(m,n)から演
算する(S4)。この時、誤差量の変動量d(m,n)は、
入力補正値i'(m,n)に応じて、図4または図3のディザ
マトリクスからの変動量を制御する。
【0108】次の誤差配分更新処理は、注目画素の周辺
の未処理画素に対応する誤差配分係数と変動誤差量e'e
(m,n)を演算した結果と周辺未処理画素領域のこれまで
の集積誤差を加算し、新たな集積誤差として再び誤差記
憶手段内の画素位置A,B,C,Dに記憶させる(S8)。
【0109】多値化信号pe(m,n)を出力する(S9)。
全ての入力画像に対して処理が終了したかをチェックし
(S10)、Yならば処理終了し、Nなら座標をインク
リメントし(S11)、ステップS1に戻る。
【0110】なお、ステップS4およびステップS7に
おいて、実施の形態2で説明したように閾値と誤差量の
変動周期を互いに素とするために、閾値の変動には図5
のディザマトリクスを、誤差量の変動には図6のディザ
マトリクスを用いても良い。
【0111】
【発明の効果】以上のように本発明は、入力画像データ
を多値の画像データに量子化する画像処理方法におい
て、入力画像データを集積誤差で補正した入力画像補正
データを閾値で量子化し、量子化誤差を求める量子化工
程と、前記量子化する閾値を変動させる閾値変動工程
と、前記量子化誤差量を変動させる誤差量変動工程と、
前記変動された量子化誤差を周辺画素に拡散し、集積誤
差を生成するデータ補正工程と、前記閾値変動工程と前
記誤差量変動工程における変動値を統合的に制御する変
動量制御工程を設け、前記変動量制御工程は入力値ある
いは入力補正値が偽輪郭の発生しやすい中間調であるほ
ど前記閾値の変動幅を大きくし前記誤差量の変動幅を小
さくし、入力値がハイライト及びダークであるほど前記
誤差量の変動幅を大きくし前記閾値の変動幅を小さくす
ることにより、中間調の縞模様や偽輪郭が生じず、さら
にハイライト、ダーク部の粒状性ノイズや規則的干渉模
様が抑制され、階調再現性の良い出力画像を得ることが
できる優れた画像処理方法を実現できるものである。
【0112】また、前記変動量制御工程が、前記閾値変
動工程における閾値の変動周期と前記誤差量変動工程に
おける誤差量の変動周期を互いに素となるように制御す
ることにより、変動量の記憶に用いるメモリを節約しつ
つ、誤差拡散法により多値化した画像において中間調の
縞模様や偽輪郭、及びハイライト、ダーク部の規則的干
渉模様を抑制し、ドット周期の見えにくいFMスクリーン
調の画像を得ることができる優れた画像処理方法を実現
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像処理装置の
ブロック構成図
【図2】実施の形態1における閾値変動手段、量子化手
段、及び差分演算手段の動作を示すブロック構成図
【図3】実施の形態1における周期的変動を表わすディ
ザマトリクス1の図
【図4】実施の形態1における周期的変動を表わすディ
ザマトリクス2の図
【図5】実施の形態2における閾値の周期的変動を表わ
すディザマトリクス3の図
【図6】実施の形態2における誤差量の周期的変動を表
わすディザマトリクス4の図
【図7】本発明の実施の形態3におけるコンピュータの
ハードウエア構成図
【図8】実施の形態3の動作を説明する動作フロー図
【符号の説明】
1 入力端子 2 入力値 3 補正誤差 4 入力補正手段 5 入力補正値 6 量子化手段 7 閾値変動手段 8 多値化信号 9 出力端子 10 多値化レベル 11 差分演算手段 12 量子化誤差 13 誤差量変動手段 14 変動誤差 15 変動量制御手段 16 誤差配分更新手段 17 誤差記憶手段 18 周辺未処理画素領域 19 誤差記憶手段における注目画素位置 20 補正誤差演算手段 30 コンピュータ 31 CPU 32 CPUバス 33 メモリ 34 ディスプレイ/キーボード 35 フロッピィディスクユニット 36 スキャナ 37 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−186064(JP,A) 特開 平3−186063(JP,A) 特開 平3−34772(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データを多値の画像データに量
    子化する画像処理方法であって、集積誤差で補正された
    前記入力画像データである入力画像補正データを閾値に
    より量子化し、量子化誤差量を求める量子化工程と、予
    め定められた画素毎に周期的配置され、更に、画像の特
    徴に応じて変化する第1の変動量から構成される第1の
    マトリクスにより閾値を変動させる閾値変動工程と、予
    め定められた画素毎に周期的配置され、更に、画像の特
    徴に応じて変化する第2の変動量から構成される第2の
    マトリクスにより前記量子化誤差量を変動させる誤差量
    変動工程と、変動された前記量子化誤差量を周辺画素に
    拡散し、集積誤差を生成するデータ補正工程と、前記閾
    値変動工程及び前記誤差量変動工程による変動値を統合
    的に制御し、前記入力画像データあるいは前記入力画像
    補正データが偽輪郭の発生しやすい中間調であるほど前
    記閾値の変動幅を大きくし前記誤差量の変動幅を小さく
    し、前記入力画像データがハイライト及びダークである
    ほど前記誤差量の変動幅を大きくし前記閾値の変動幅を
    小さくする変動量制御工程とを含む画像処理方法。
  2. 【請求項2】 変動量制御工程が、前記閾値変動工程に
    よる閾値の変動周期と前記誤差量変動工程による誤差量
    の変動周期を互いに素となるように制御する請求項
    載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 誤差量変動工程による誤差量の1周期分
    の量子化変動量の総和が0である請求項1又は2記載の
    画像処理方法。
  4. 【請求項4】 入力画像データを多値の画像データに量
    子化する画像処理装置であって、集積誤差で補正された
    前記入力画像データである入力画像補正データを閾値に
    より量子化し、量子化誤差量を求める量子化手段と、予
    め定められた画素毎に周期的配置され、更に、画像の特
    徴に応じて変化する第1の変動量から構成される第1の
    マトリクスにより閾値を変動させる閾値変動手段と、予
    め定められた画素毎に周期的配置され、更に、画像の特
    徴に応じて変化する第2の変動量から構成される第2の
    マトリクスにより前記量子化誤差量を変動させる誤差量
    変動手段と、変動された前記量子化誤差量を周辺画素に
    拡散し、集積誤差を生成するデータ補正手段と、前記閾
    値変動手段及び前記誤差量変動手段による変動値を統合
    的に制御し、前記閾値変動手段による前記閾値の変動周
    期と前記誤差量変動手段による前記誤差量の変動周期を
    互いに素となるように制御する変動量制御手段とを含む
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 コンピュータによって入力画像データを
    多値の画像データに量子化するプログラムを記録した記
    録媒体であって、集積誤差で補正された前記入力画像デ
    ータである入力画像補正データを閾値により量子化し、
    量子化誤差量を求める量子化工程と、予め定められた画
    素毎に周期的配置され、更に、画像の特徴に応じて変化
    する第1の変動量から構成される第1のマトリクスによ
    り閾値を変動させる閾値変動工程と、予め定められた画
    素毎に周期的配置され、更に、画像の特徴に応じて変化
    する第2の変動量から構成される第2のマトリクスによ
    り前記量子化誤差量を変動させる誤差量変動工程と、変
    動された前記量子化誤差量を周辺画素に拡散し、集積誤
    差を生成するデータ補正工程と、前記閾値変動工程及び
    前記誤差量変動工程による変動値を統合的に制御し、前
    記入力画像データあるいは前記入力画像補正データが偽
    輪郭の発生しやすい中間調であるほど前記閾値の変動幅
    を大きくし前記誤差量の変動幅を小さくし、前記入力画
    像データがハイライト及びダークであるほど前記誤差量
    の変動幅を大きくし前記閾値の変動幅を小さくする変動
    量制御工程とを含む画像処理プログラムを記録した記録
    媒体。
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