JP3399319B2 - 有軌道台車の非接触給電システム - Google Patents

有軌道台車の非接触給電システム

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JP3399319B2
JP3399319B2 JP28484497A JP28484497A JP3399319B2 JP 3399319 B2 JP3399319 B2 JP 3399319B2 JP 28484497 A JP28484497 A JP 28484497A JP 28484497 A JP28484497 A JP 28484497A JP 3399319 B2 JP3399319 B2 JP 3399319B2
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    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
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    • B61L3/18Continuous control along the route using electric current passing between devices along the route and devices on the vehicle or train

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  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有軌道台車の非接
触給電システムに関し、更に詳しくは、個別の電源を有
する複数の給電ラインを跨いで移動する有軌道台車に電
力を供給する非接触給電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、単独の電源しか持たない単独の
給電ラインで100メートル以内の有軌道台車の非接触
給電システムを設置することが多く、あまり長い給電ラ
インを設置することは無かった。
【0003】近年になり、300メートルや500メー
トルという長い非接触給電システムを設置する必要が生
じており、単独の電源では供給に限界があることから複
数の電源を使用するようになってきている。
【0004】長い給電ラインを設置する場合には、給電
ラインを複数に分割してそれぞれに電源装置を接続し
て、それぞれの給電ラインの切換場所では、電力供給が
途切れたり減少することが少なくなるように、安全性や
偏差や温度変位等を考慮した上で、それぞれの給電ライ
ンがなるべく近づくように設置されている。
【0005】複数の給電ラインの電源装置は、ほぼ同一
の周波数となるように制御されており、両電源装置が全
く同一の周波数と位相である場合には、有軌道台車は給
電ラインの切換場所を問題なく通過することができる。
【0006】以下に図5を用いて、従来の給電ラインの
切換場所と受電コアの関係を示す。受電コア1は、電線
が巻かれて(後述する巻線7)おり、その電線7で給電
ラインから電力を取り込んで有軌道台車に電力を供給す
る。
【0007】給電ライン2と給電ライン3は、2分割さ
れた給電ラインであり、それぞれに後述する電源装置
4、電源装置5が接続される。電源装置4と電源装置5
は、大容量で高周波の交流を出力可能な電源装置であ
る。
【0008】整流素子6は、受電コア1で取り込んだ高
周波の電力を直流にして有軌道台車に供給するための交
流/直流変換素子である。巻線7は、給電ライン2と給
電ライン3で発生した磁界中の磁束方向に合わせて最も
磁束から電力を受け易い向きで、最も磁束の強い場所の
近傍に位置させることで電力を生じさせる巻線である。
【0009】2分割された両給電ライン2と3の電源装
置4と5の周波数と位相が全く同じで同期がとれている
場合には、有軌道台車が両給電ライン2と3を跨って通
過する時でも、その両給電ライン2と3の間隔L1の分
だけ給電される電力が低下するだけで、受電コア1にお
ける残りのL2−L1の分では給電を受けることができ
るので、有軌道台車は支障無くその切換部を通過するこ
とが可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一つの
電源装置で供給する給電ラインは100メートル程度有
ることから、位相の同期をとるための複数の電源装置を
接続する配線も長くなると考えられ、新たに両電源装置
の位相を同期させるための装置も必要になり煩雑である
ので、従来の複数の電源装置においては、そのような周
波数と位相を全く同一にする処理は行われていない。
【0011】その結果、複数の電源装置の周波数が同一
になるように各電源装置を個々に設定したばあいでも、
個々の装置におけるPLLのばらつき等で微妙に周波数
ずれがおこり、又、各電源装置の出力波形の発生タイミ
ングが異なることからその複数の電源装置の位相もずれ
てしまっている。
【0012】その周波数ずれや位相ずれの条件下で、有
軌道台車が給電ラインの切換部を通過しようとすると、
両電源装置の周波数の差からは供給電力にうなりを生
じ、そのうなりの周波数は電源の周波数に比べて十分低
いので直流に近く、そのため電源の損失が急増して内部
に過電流が発生して保護回路が働いたり、スイッチング
素子が破壊されたり、電源装置が制御不能になったりす
る。その際に、電源装置の電力容量に差が有る場合に
は、容量の小さい方の電源装置が制御不能になるが、あ
まり差がない場合には両電源が共に制御不能になること
も考えられる。
【0013】また、位相の違いによっては、周波数が全
く同一である場合には、出力の最大振幅を増大させるだ
けであるが、上記のうなりが生じている場合にはそのう
なりの最大振幅を増大させてしまうことになる。
【0014】そこで本発明では、そのような個別の電源
に接続された複数の給電ラインを跨いで移動可能で、該
給電ラインから移動に必要な電力の供給を受ける有軌道
台車の非接触給電システムにおいて、有軌道台車が給電
ラインの切換部を通過しようとする際に、うなり等で電
源装置に悪影響を与えない有軌道台車の非接触給電シス
テムを提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
では、個別の電源に接続された複数の給電ラインを跨い
で移動可能で、該給電ラインから移動に必要な電力の供
給を受ける有軌道台車の非接触給電システムにおいて、
前記有軌道台車には前記給電ラインから電力の供給を受
けるための複数の受電コアが取り付けられており、前記
複数の給電ラインの切り替わる場所における前記複数の
給電ライン間の距離を、前記受電コアの前記給電ライン
方向の長さと同等かその長さよりも大きくすること特徴
とする。
【0016】請求項1の本発明は、前記有軌道台車に取
り付けられた前記給電ラインから電力の供給を受けるた
めの複数の受電コアの前記給電ライン方向の寸法より
も、前記複数の給電ラインの切り替わる場所における前
記複数の給電ライン間の距離を同等以上に大きくするこ
とにより、有軌道台車の1つの2次巻線に周波数や位相
の異なる2つの1次巻線(給電ライン)が存在する場合
が無くなり、前記複数の給電ライン間の電源の位相や周
波数の違いによる給電ラインの切換時の非接触給電シス
テムへの悪影響を無くすことができる。
【0017】請求項2に記載の本発明では、前記複数の
受電コアに、個別に整流素子が配置されて、各整流素子
からの加算出力が有軌道台車の動力として供給されるこ
とを特徴とする。
【0018】請求項2の本発明は、整流素子が各受電コ
アに個別に配置されることで、各受電コアに供給される
電力周波数や位相が異なる場合でも、整流素子で直流に
されてから加算されるので、前記複数の給電ラインの切
り替わる場所において、元の交流電力の周波数や位相の
違いの影響を受けないように電力供給を受けることがで
きる。
【0019】請求項3に記載の本発明では、前記複数の
受電コアを、3個以上とすることを特徴とする。請求項
3の発明は、本発明の複数の受電コアの内の1個が、複
数の給電ラインの切り替わる場所を通過する際には、そ
の受電コアが受けていた給電電力の分だけ全体的な給電
電力から低下するのを、受電コアを増やすことで、電圧
の低下する割合を緩和させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態につき図
を用いて詳細に説明を行う。図1は、本発明の有軌道台
車の非接触給電システムにおける第1の実施形態の斜視
図である。
【0021】受電コア11と12は、フェライトで形成
されるか、高周波特性に優れた珪素鋼板を張り合わせて
形成される。その外観形状は、後述する給電ラインの張
られた方向から見て英字のEの字の概略形状であり有軌
道台車にEの字の縦棒の外側部分が取り付けられる。そ
して、後述する給電ライン13と14が、各コアのEの
字の上の横棒と中央の横棒の間、及び、中央の横棒と下
の横棒の間のほぼ中心の位置を通過するように、各コア
は有軌道台車に配置される。又、各コアのEの字の中央
の横棒には電力のピックアップ用に電線が巻かれて後述
する2次コイル19と20が形成される。
【0022】給電ライン13と14は、各ラインが10
0m以下位の総延長のリッツ線等で構成され、各ライン
が個別に不図示の電源装置に接続されている。各ライン
に供給される電力の周波数としては、通常の商用電源周
波数の50/60Hzに比較して高周波の10kHz程
度の周波数が使用され、電流としては100A程度の大
電流が流される。この給電ライン13と14は、後述す
る支持材21により不図示のレールに各給電ラインの折
り返しの各電線の間隔である13−13間或いは14−
14間の距離が同じになるように取り付けられる。給電
ライン13と14が切り替わる給電ラインの末端部で
は、図1に示すように受電コア11と12の走行を妨害
しない方向に各給電ラインの末端は曲げられてから折り
返されている。尚、図1では図示していないが、各給電
ラインは、曲げる前と後、及び折り返し部等において、
指示材21等により固定される。
【0023】又、給電ライン13と14は、給電のため
周りに磁束を発生させるので、不図示のレールがアルミ
ニウム等の金属製である場合には、渦電流の発生を避け
るために、後述する指示材21等によりレールからなる
べく離れるように設置される。
【0024】2次コイル19と20は、受電コア11と
12のE字の中央の横棒部に巻かれた電線で形成された
コイルで、このコイルは電力をピックアップするための
ものであり、そのコイルに使用される電線は、巻回し回
数を多くするために被覆が薄くても絶縁性能に優れ耐温
度性や耐磨耗性にも優れるテフロン線等が使用される。
尚、特に図示はしていないが、テフロン線で巻かれた2
次コイル19と20の巻線の表面部には、給電ライン1
3や14との接触に対する保護用として更に絶縁テープ
等が巻かれる。
【0025】2次コイル19と20の出力は、各2次コ
イルに個別の不図示の整流素子へ接続される。指示材2
1は、前述したように、給電ライン13や14の折り返
した2本の給電線間の距離を確保すると共に、不図示の
レールと各給電ライン13と14との間の距離を確保し
てレールに固定するための部材であり、給電ライン13
や14の磁束の影響を受けないようにエンジニアリング
プラスチック等の高分子材料で形成される。
【0026】又、給電ライン13と14の切換部におい
ては、特に図示はしていないが、その各給電ライン13
と14間の距離L3を確保するためと、各給電ラインの
折り曲げや折り返しの形状変化を確保して固定するため
に、指示材21と同形状か類似した形状の指示材が用い
られて、不図示のレールに固定される。そして、その際
に、各受電コア11と12における給電ライン13と1
4が張られた方向に平行な方向の長さL4よりも、各給
電ライン13と14間の距離L3の長さの方が数cm程
度大きくなるように、給電ライン13と14の切換部は
指示材21等で設置される。
【0027】このL3をL4よりも大きくする量は、あ
まり大きくすると図1における2つの受電コア11、1
2のそれぞれの給電ライン13と14間の通過時におけ
る無給電状態が長くなり、有軌道台車を安定して駆動さ
せるためにはなるべくL3は短い方が良いが、各受電コ
アが二つの電源により給電される状態を避けるためには
各コアの長さL4よりも短くすることはできない。従っ
て、長さL3は長さL4に対して同等以上であればよい
が、各コアの寸法公差や各コアへの巻線の厚みと巻き寸
法の公差等を考慮してL4よりもL3が数cm程度大き
くなるようにする。
【0028】図2は、図1の第1の実施形態の斜視図で
は比較が難しかった給電ライン13と14の間の距離L
3と、受電コア11(又は受電コア12)の給電ライン
の張られた方向の長さL4との関係を示す図である。
尚、受電コア11と受電コア12は同寸法であり、受電
コア11と12の間の距離は任意であるが、電圧が低下
した状態が連続することを減らすためには、受電コア1
1と受電コア12の設置される間隔は距離L3よりも大
きくすることが望ましい。
【0029】給電ライン13には、電源装置15が接続
され、給電ライン14には、電源装置16が接続されて
いる。両電源装置は、インバータ等で出力の周波数の変
更が可能であり、PLL等により周波数の調整と固定が
可能であり、例えば、双方の電源装置の出力周波数は1
0kHz等に固定されているとする。受電コア11と1
2には2次コイル19と20が各給電ラインからの磁束
を最も捕捉しやすい向きで最も磁束が強い場所の近傍と
なるように設置される。(図2に示した2次コイルの向
きは図示するための便宜上の向きである。) 各2次コイル19と20で得られた電力は、それぞれ個
別の整流素子17と18で整流されて双方とも直流に整
流された後に、両直流電力が加算されて有軌道台車の駆
動部に供給される。
【0030】前述したように、本実施形態における距離
L3は、長さL4よりも少しだけ大きい値(数cm程
度)である。例えば、有軌道台車が図2の左手側から右
手側に移動する場合を考えると、最初は給電ライン13
から受電コア11の全長で電力を受けていたのが、徐々
に受電コア11の給電される長さが減ると共に受電量も
減り、一瞬だけ受電コア11が給電ライン13と14の
間で全く受電されない状態になり、その後、受電コア1
1は給電ライン14からの電力を徐々に受け始めて、最
終的に受電コア11は、その全長で給電ライン14から
の電力を受けるようになる。
【0031】次に、受電コア12も同様にして、給電ラ
イン13から全長で受電していた状態から、有軌道台車
の移動に伴って受電コアが給電ライン13と14の切換
部に近づくと共に徐々に受電量が減り、一瞬だけ無受電
状態となった後に、今度は給電ライン14からの受電が
徐々に増えていき、最終的には受電コア12もその全長
で給電ライン14からの給電を受けるようになる。
【0032】受電コア11と12の間の間隔が、距離L
3よりも大きくなるように有軌道台車に設置されていれ
ば、受電コア11の受電電力が給電ライン14からフル
に受けられるようになってから、受電コア12の給電ラ
イン13からの受電電力の減少が始まるので、受電コア
11と受電コア12の双方が電圧低下状態になってしま
うことはない。
【0033】受電コア11と受電コア12の間の距離が
有軌道台車への設置で距離L3よりも近くなってしまっ
た場合には、双方の受電コア11と12が同時に電圧が
低下している状態になってしまうことがあるが、受電コ
ア11と12のトータルの受電で考えると、片側の受電
コアが無受電状態になった場合よりもトータルの受電量
が少なくなることはないので、受電量が最低になるタイ
ミングとして片側の受電コアが無受電状態になった場合
に対応できていれば、双方の受電コア11と12が同時
に電圧が低下している状態が有る場合でも特に対応する
必要はない。図3は、図2の第1の実施形態の2個の受
電コア11と12を、3個に増やした第2の実施形態を
示す図である。
【0034】受電コア31、32、33は、図2の受電
コア11、12と同様な受電コアであり、その各受電コ
アの間隔も、図2の受電コア11と12の間隔同様に任
意であるが、電圧が低下した状態が連続するのを減らす
ためには、受電コア31と受電コア32及び受電コア3
2と受電コア33の設置される間隔は距離L5よりも大
きくすることが望ましい。
【0035】給電ライン34には、電源装置36が接続
され、給電ライン35には、電源装置37が接続されて
おり、両電源装置は、図2の電源装置15、16と同様
である。又、受電コア31、32、33には2次コイル
41、42、43が各給電ラインからの磁束を最も捕捉
しやすい向きで最も磁束が強い場所の近傍となるように
設置される。(図3に示した2次コイルの向きは図示す
るための便宜上の向きである。)各2次コイル41、4
2、43で得られた電力は、それぞれ個別の整流素子3
8、39、40で整流されて個別に直流にされた後に、
各直流電力は加算されて有軌道台車の駆動部に供給され
る。
【0036】前述した第1の実施形態のように、この第
2の実施形態における距離L5も、長さL6よりも少し
だけ大きい値(数cm程度)である。例えば、有軌道台
車が図3の左手側から右手側に移動する場合を考える
と、最初は給電ライン34から受電コア31の全長で電
力を受けていたのが、徐々に受電コア31の給電される
長さが減ると共に受電量も減り、一瞬だけ受電コア31
が給電ライン34と35の間で全く受電されない状態に
なり、その後、受電コア31は給電ライン35からの電
力を徐々に受け始めて、最終的に受電コア31は、その
全長で給電ライン35からの電力を受けるようになる。
【0037】次に、受電コア32も同様にして、給電ラ
イン34から全長で受電していた状態から、有軌道台車
の移動に伴って受電コアが給電ライン34と35の切換
部に近づくと共に徐々に受電量が減り、一瞬だけ無受電
状態となった後に、今度は給電ライン35からの受電が
徐々に増えていき、最終的には受電コア32もその全長
で給電ライン35からの給電を受けるようになる。更
に、受電コア33においても同様に受電状態が変化され
て給電を受けるようになる。又、複数の受電コアの電圧
が低下する状態になる場合も図2の場合と同様である。
【0038】図4は、図3の第2の実施形態の有軌道台
車が図3の左手側から右手側に移動する場合で、更に、
各受電コア31、32、33の間の取付間隔が給電ライ
ン34と35の間隔L5よりも広い場合のトータルの有
軌道台車に給電される電圧を示す図である。
【0039】図4の縦軸は、電圧を示し、電圧V1は、
整流素子38、39、40の出力の直流電圧を加算した
トータルの電圧を示す。電圧V2は、図3で受電コア3
1、32、33の何れか1個が給電ライン34と35の
間の無給電の場所に位置した場合の下降する電圧値であ
り、V1のほぼ1/3の値である。図4の横軸は、時間
を示し、有軌道台車の移動により、受電コア31、3
2、33が給電ライン34と35の間の無給電の場所を
通過する際の電圧値がプロットされている。LD1で
は、受電コア31が無給電場所を通過する際のトータル
電圧の下降を示し、LD2では、受電コア32が通過す
る際のトータル電圧の下降を示し、LD3では、受電コ
ア33が通過する際のトータル電圧の下降を示す。
【0040】この図4に示すように、受電コアの数を2
個から3個に増加させることで、無給電場所を有軌道台
車が通過する際の電圧のトータルの受電電圧の低下する
度合いが1/2から1/3に減らすことが可能になる。
同様に受電コアを3個から4個に増やすことでは、トー
タルの受電電圧の低下を1/3から1/4に減らすこと
ができる。
【0041】本実施形態では、受電コアが2個の場合と
3個の場合について示したが、本発明はこれに限られる
ものではなく、4個以上の多数の受電コアが有軌道台車
に設置された場合にも適用することができる。また、各
受電コアに付帯する整流素子についても、受電コアの数
量の増加に伴って整流素子の数量も増加させることで、
4個以上の多数の受電コアの場合にも対応が可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】請求項1の本発明は、前記複数の給電ラ
イン間の電源の位相や周波数の違いによる給電ラインの
切換時の非接触給電システムへの悪影響を無くすことが
できることから、その給電ラインの切換時の有軌道台車
の安全装置の起動による停止や、有軌道台車の故障や修
理を減らすことができ、有軌道台車の稼働時間を増加さ
せて稼働効率を上げることができる。
【0043】請求項2の本発明は、複数の給電ラインの
切り替わる場所において、元の交流電力の周波数や位相
の違いの影響を受けないように電力供給を受けることが
できることから、有軌道台車のモータ等の駆動装置は安
定した電力の供給を受けて安定した走行が可能になる。
【0044】請求項3の本発明は、複数の給電ラインの
切り替わる場所を有軌道台車が通過する際の電圧の低下
する割合を緩和させることができることから、有軌道台
車の駆動電力の低下を減らし、より安定した走行が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の斜視図である。
【図2】図1の第1の実施形態の給電ライン間の距離L
3と、受電コアの長さL4との関係を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の給電ライン間の距離
L5と、受電コアの長さL6との関係を示す図である。
【図4】図3の第2の実施形態における有軌道台車の移
動に伴う受電電圧の変化を示す図である。
【図5】従来の給電ライン間の距離L1と、受電コアの
長さL2との関係を示す図である。
【符号の説明】
1、11、12、31、32、33 … 受電コア 2、3、13、14、34、35 … 給電ライン 4、5、15、16、36、37 … 電源装置 6、17、18、38、39、40 … 整流素子 7、19、20、41、42、43 … 2次コイル 21 … 指示材 L1、L3、L5 … 給電ライン間の距離 L2、L4、L6 … 受電コアにおける給電ライン方
向の長さ V1 … 全受電コアのトータルの受電電圧 V2 … 給電ライン間を各コアが通過する時の電圧低
下分の電圧 LD1、LD2、LD3 … 給電ライン間を各コアが
通過する時の電圧が低下する時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−93841(JP,A) 特開 平10−248184(JP,A) 特開 平9−289702(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 17/00 B60L 5/00 B65G 43/00 B62M 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個別の電源に接続された複数の給電ライ
    ンを跨いで移動可能で、該給電ラインから移動に必要な
    電力の供給を受ける有軌道台車の非接触給電システムに
    おいて、 前記有軌道台車には前記給電ラインから電力の供給を受
    けるための複数の受電コアが取り付けられており、 前記複数の給電ラインの切り替わる場所における前記複
    数の給電ライン間の距離を、前記受電コアの前記給電ラ
    イン方向の長さ以上にすることを特徴とする有軌道台車
    の非接触給電システム。
  2. 【請求項2】 前記複数の受電コアには、個別に整流素
    子が配置されて、各整流素子からの加算出力が有軌道台
    車の動力として供給されることを特徴とする請求項1記
    載の有軌道台車の非接触給電システム。
  3. 【請求項3】 前記有軌道台車には、3個以上の受電コ
    アが取り付けられていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の有軌道台車の非接触給電システム。
JP28484497A 1997-10-17 1997-10-17 有軌道台車の非接触給電システム Expired - Lifetime JP3399319B2 (ja)

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