JP3398248B2 - キサントフィル化合物の精製方法 - Google Patents

キサントフィル化合物の精製方法

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JP3398248B2 JP05756695A JP5756695A JP3398248B2 JP 3398248 B2 JP3398248 B2 JP 3398248B2 JP 05756695 A JP05756695 A JP 05756695A JP 5756695 A JP5756695 A JP 5756695A JP 3398248 B2 JP3398248 B2 JP 3398248B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C403/00Derivatives of cyclohexane or of a cyclohexene or of cyclohexadiene, having a side-chain containing an acyclic unsaturated part of at least four carbon atoms, this part being directly attached to the cyclohexane or cyclohexene or cyclohexadiene rings, e.g. vitamin A, beta-carotene, beta-ionone
    • C07C403/24Derivatives of cyclohexane or of a cyclohexene or of cyclohexadiene, having a side-chain containing an acyclic unsaturated part of at least four carbon atoms, this part being directly attached to the cyclohexane or cyclohexene or cyclohexadiene rings, e.g. vitamin A, beta-carotene, beta-ionone having side-chains substituted by six-membered non-aromatic rings, e.g. beta-carotene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、キサントフィル化合物
を含有する水溶性有機溶媒溶液からキサントフィル化合
物以外の不純物を除去し、キサントフィル化合物を高純
度で精製するキサントフィル化合物の精製方法に関す
る。 【0002】 【従来の技術】キサントフィル化合物は、分子中に酸素
原子を含むカロチノイド化合物の総称であり、微生物の
菌体、藻類の藻体あるいは植物および動物の組織および
器官等の天然界に広く分布する赤−黄色色素である。キ
サントフィル化合物は、食品、飲料の着色剤としての食
品添加物の分野およびサケあるいはマス等の魚肉あるい
は魚の体表、鶏等の家禽類の卵への色付け等を目的とし
た飼料添加物等として近年その用途が拡大している。ま
たキサントフィル化合物は抗酸化作用を持つことが知ら
れており、抗酸化剤としての用途も期待される。更に近
年、ある種のキサントフィル化合物に発癌阻止効果が見
いだされており、今後は医薬品としての用途も期待され
ている。 【0003】キサントフィル化合物の中では、アスタキ
サンチン、カンタキサンチン、ゼアキサンチン等が合成
法により工業的に生産されており(Pure and Applied C
hemistry. 63(1),35-44(1991))、色付けを目的とした飼
料添加物として用いられている。しかしながら近年安全
性の問題から合成品を食品および飼料添加物として用い
ることはできなくなりつつあり、近年の天然物指向とも
相まってこれらの合成品を代替するために、天然のカロ
チノイド化合物を製造する技術の開発が強く望まれてい
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】天然物からキサントフ
ィル化合物を抽出する技術は各種報告されている。例え
ば、アセトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ピリ
ジン、シクロヘキサノン等の水溶性有機溶媒で抽出する
方法が有力であると考えられている。しかしながら微生
物の菌体、藻類の藻体あるいは植物および動物の組織お
よび器官等の天然物からこれらの溶媒を用いてキサント
フィル化合物を抽出した場合、極性脂質、中性脂質ある
いはキサントフィル化合物以外のカロチノイド化合物等
が不純物として一緒に抽出される。これらの不純物を除
去することはクロマトグラフィーにより行うことができ
るが、クロマトグラフィーは溶媒を大量に使用する方法
であり経済的に不利な方法である。そこで、経済的に有
利で効率的にこれらの不純物を除去する方法の開発が望
まれている。 【0005】従って本発明の目的は、天然物からの精製
であっても効率良く、しかも容易に不純物を除去して精
製分離することを可能にしうるキサントフィル化合物の
精製方法を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】即ち本発明によれば、キ
サントフィル化合物を含有する水溶性有機溶媒溶液に
ヘキサン、シクロヘキサン及び石油エーテルからなる群
より選択される1種又は2種以上の非極性溶媒および水を
加え液液抽出を行って非極性溶媒相を得、得られた非
極性溶媒相に対して、以下の工程(1)〜工程(3)の少なく
とも1つの工程を行ってキサントフィル化合物を析出さ
せることを特徴とするキサントフィル化合物の精製方法
が提供される。 工程(1):非極性溶媒相を濃縮する工程、 工程(2):非極性溶媒相に更に水を加えて1回以上の液
液抽出を行う工程、 工程(3):非極性溶媒相に更にヘキサン、シクロヘキサ
ン及び石油エーテルからなる群より選択される1種又は2
種以上の非極性溶媒を加える工程。 【0007】以下本発明を更に詳細に説明する。本発明
の精製方法においては、出発物質としてキサントフィル
化合物を含有する水溶性有機溶媒溶液を用いる。このキ
サントフィル化合物を含有する水溶性有機溶媒溶液とし
ては、特に限定されるものではないが、好ましくはキサ
ントフィル化合物を含有するものを水溶性有機溶媒を含
有する溶液に溶解したもの、キサントフィル化合物を含
有する被抽出物から水溶性有機溶媒を含有する溶液にて
抽出したもの等を挙げることができ、さらに好ましくは
キサントフィル化合物を含有する微生物の菌体、藻類の
藻体、植物または動物の組織や器官等の天然物由来のも
のから水溶性有機溶媒を含有する溶液にて抽出したもの
等が挙げられる。 【0008】前記水溶性有機溶媒としては、特に限定さ
れるものではないが、好ましくはアセトン、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、ピリジン、シクロヘキサノン又
はこれらの混合物等のキサントフィル化合物抽出に有力
と考えられる溶媒等を挙げることができる。 【0009】本発明の精製方法では、まず前記キサント
フィル化合物を含有する水溶性有機溶媒溶液に非極性溶
媒および水を加え液液抽出を行って非極性溶媒相を得
る。 【0010】前記非極性溶媒は、ヘキサン、シクロヘキ
サン、石油エーテルであり、これらの溶媒はそれぞれ単
独あるいは二種類以上を混合して用いることができる。 【0011】前記水は、純水に限定されるものではな
く、好ましくは蒸留水、イオン交換水、水道水、工業用
水、あるいはこれらに食塩、水酸化ナトリウム等を添加
した食塩水、水酸化ナトリウム水溶液等の塩類の水溶液
や海水等を挙げることができる。 【0012】前記キサントフィル化合物を含有する水溶
性有機溶媒溶液に加える非極性溶媒および水の量は特に
限定されるものではないが、好ましくは非極性溶媒の場
合、キサントフィル化合物を含有する水溶性有機溶媒溶
液1容量部に対して0.1〜20容量部、特に好ましく
は0.2〜10容量部であり、また水の場合、キサント
フィル化合物を含有する水溶性有機溶媒溶液1容量部に
対して通常0.1容量部以上であり、例えば0.1〜3
0容量部、好ましくは0.2〜10容量部である。 【0013】前記液液抽出の方法は、非極性溶媒相が得
られる方法であれば特に限定されずいかなる方法を用い
ることも可能である。例えば撹拌槽内で前記キサントフ
ィル化合物を含有する水溶性有機溶媒溶液、非極性溶媒
および水の混合液を撹拌することにより、バッチ式に液
液抽出を行う方法あるいはミキサセトラ型の抽出装置を
用いて連続的に液液抽出を行うことも可能である。この
際抽出温度は特に限定されるないが、好ましくは0〜1
00℃、より好ましくは10℃〜80℃である。また液
液抽出を行う時間も特に限定されないが、好ましくは1
0秒〜10時間の範囲が望ましい。 【0014】本発明の精製方法では、次いで非極性溶媒
相を濃縮する工程(1)、非極性溶媒相に更に水を加えて
1回以上の液液抽出を行う工程(2)、非極性溶媒相に更
ヘキサン、シクロヘキサン及び石油エーテルからなる
群より選択される1種又は2種以上の非極性溶媒を加える
工程(3)の少なくとも1つの工程を行うことによりキサ
ントフィル化合物を析出させる。 【0015】前記工程(1)は、例えば常圧あるいは減圧
下にロータリーエバポレーター等を用いて加熱操作を行
い非極性溶媒相中の溶媒の一部又は全部を留去する方法
等により行うことができる。濃縮倍率は特に限定されな
いが、好ましくは1.5〜1000倍である。この工程
(1)により、非極性溶媒相が濃縮されてキサントフィル
化合物のみが選択的に析出する。 【0016】前記工程(2)は、例えば非極性溶媒相に水
を加え、前記液液抽出と同様な方法、即ちバッチ式に液
液抽出を行う方法あるいはミキサセトラ型の抽出装置を
用いて連続的に液液抽出を行う方法等により行うことが
できる。この際更に加える水は、前述の水と同様に純水
に限定されず、前記具体的に列挙した水溶液等を用いる
ことができる。また水の添加量は、特に限定されず、非
極性溶媒相1容量部に対して通常0.1容量部以上であ
り、例えば0.1〜30容量部、好ましくは0.2〜1
0容量部が望ましい。液液抽出の抽出温度は特に限定さ
れるないが、好ましくは0〜100℃、より好ましくは
10℃〜80℃である。また液液抽出を行う時間も特に
限定されないが、好ましくは10秒〜10時間の範囲が
望ましい。この水による液液抽出は複数回繰り返して行
うこともできる。このような工程(2)により更なる前記
水溶性有機溶媒濃度を低下させることによってキサント
フィル化合物のみが選択的に析出する。 【0017】前記工程(3)は、非極性溶媒相に単に非極
性溶媒を加える操作により、キサントフィル化合物が析
出する。この際加える非極性溶媒としては、前記具体的
に列挙した非極性溶媒を挙げることができ、前記液液抽
出に使用した非極性溶媒と同種であっても異なっていて
も良い。更に加える非極性溶媒の添加量は、特に限定さ
れないが、通常、非極性溶媒相1容量部に対して0.1
容量部以上であり、例えば0.1〜30容量部、好まし
くは0.2〜10容量部である。 【0018】前記工程(1)〜(3)は、それぞれ単独の実施
でキサントフィル化合物を効率良く高純度で析出させる
ことができるが、必要に応じてこれらの各工程を適宜組
み合わせて実施することも可能である。 【0019】前記工程(1)〜(3)の少なくとも1つの工程
により析出したキサントフィル化合物は適当な方法で回
収することができる。回収方法は特に限定されるず、通
常ろ過あるいは遠心分離等が用いられる。 【0020】本発明の精製方法では、キサントフィル化
合物を含有する水溶性有機溶媒溶液からカロチノイド化
合物以外の不純物のみならず、従来分離除去が困難であ
ったキサントフィル化合物以外のカロチノイド化合物を
も除去することができる。 【0021】本発明の精製方法により精製されるキサン
トフィル化合物とは、分子中に酸素原子を含有している
カロチノイド化合物であれば特に限定されず、具体的に
はアスタキサンチン、カンタキサンチン、ゼアキサンチ
ン、アドニキサンチン、アドニルビン、β−クリプトキ
サンチン、エキネノン、アステロイデノン、3−ヒドロ
キシエキネノン、ロドキサンチン、フコキサンチン、ル
テイン、カプサンチン、カプソルビン等を好ましく挙げ
ることができる。 【0022】 【発明の効果】本発明の精製方法では、従来の技術では
行うことのできなかったキサントフィル化合物を簡便か
つ効率良く、高純度で精製することが可能であり、特に
天然物由来のものからの精製に有用である。精製された
キサントフィル化合物は、食品添加物、飼料添加物ある
いはこれらの原料、医薬品原料等の広範に及ぶ様々な用
途に用いることができる。 【0023】 【実施例】以下調製例及び実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 【0024】 【調製例1】 アセトン抽出色素液の調製 アスタキサンチン、アドニキサンチン、アドニルビン、
カンタキサンチン、エキネノン等の生産バクテリアであ
るE−396株(FERM BP−4283)の培養湿
菌体100gに、アセトン1リットルを加え、1時間撹
拌後ろ過してアセトン抽出色素液(A)を得た。また該
色素液(A)のキサントフィル化合物濃度は80ppm
であった。該色素液(A)に含まれる固形分中のキサン
トフィル化合物純度は9.7%であり、不純物としてβ
−カロチン、リン脂質、中性脂質等を含んでいた。 【0025】 【調製例2】THF抽出色素液の調製 アスタキサンチン、アドニキサンチン、アドニルビン、
カンタキサンチン、エキネノン等の生産バクテリアであ
るE−396株(FERM BP−4283)の培養湿
菌体250gに、THF1リットルを加え、1時間撹拌
後ろ過してTHF抽出色素液(B)を得た。該色素液
(B)のキサントフィル化合物濃度は350ppmであ
った。また該色素液(B)に含まれる固形分中のキサン
トフィル化合物純度は11.2%であり、不純物として
β−カロチン、リン脂質、中性脂質等を含んでいた。 【0026】 【実施例1−1】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重
量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時間撹
拌を行った後に静置して上相であるヘキサン相223m
lを採取した。得られたヘキサン相をロータリーエバポ
レータを用いて20mlまで減圧濃縮を行った。濃縮液
を4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ過により回収
した。その結果、暗紫色の粉末11.9mgを得た。こ
の粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体クロマト
グラフィーにて確認したところ純度は98%であった。 【0027】 【実施例1−2】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重
量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時間撹
拌を行った後に静置して上相であるヘキサン相223m
lを採取した。得られたヘキサン相をロータリーエバポ
レータを用いて100mlまで減圧濃縮を行った。濃縮
液を4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ過により回
収した。その結果、暗紫色の粉末10.8mgを得た。
この粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体クロマ
トグラフィー確認したところ純度は99%であった。 【0028】 【実施例1−3】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、ヘキサン200mlおよび水道
水200mlを加え、1時間撹拌を行った後に静置して
上相であるヘキサン相218mlを採取した。得られた
ヘキサン相をロータリーエバポレータを用いて20ml
まで減圧濃縮を行った。濃縮液を4℃、12時間放置後
析出した沈澱をろ過により回収した。その結果、暗紫色
の粉末12.3mgを得た。この粉末のキサントフィル
化合物純度を高速液体クロマトグラフィーにて確認した
ところ純度は98%であった。 【0029】 【実施例1−4】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、石油エーテル200mlおよび
1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時
間撹拌を行った後に静置して上相である石油エーテル相
221mlを採取した。得られた石油エーテル相をロー
タリーエバポレータを用いて20mlまで減圧濃縮を行
った。濃縮液を4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ
過により回収した。その結果、暗紫色の粉末11.9m
gを得た。この粉末のキサントフィル化合物純度を高速
液体クロマトグラフィー確認したところ純度は99%で
あった。 【0030】 【実施例1−5】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、シクロヘキサン200mlおよ
び1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1
時間撹拌を行った後に静置して上相であるシクロヘキサ
ン相226mlを採取した。得られたシクロヘキサン相
をロータリーエバポレータを用いて20mlまで減圧濃
縮を行った。濃縮液を4℃、12時間放置後析出した沈
澱をろ過により回収した。その結果、暗紫色の粉末1
2.4mgを得た。この粉末のキサントフィル化合物純
度を高速液体クロマトグラフィー確認したところ純度は
97%であった。 【0031】 【実施例1−6】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重
量%塩化ナトリウム水溶液100mlを加え、1時間撹
拌を行った後に静置して上相であるヘキサン相235m
lを採取した。得られたヘキサン相をロータリーエバポ
レータを用いて20mlまで減圧濃縮を行った。濃縮液
を4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ過により回収
した。その結果、暗紫色の粉末12.6mgを得た。こ
の粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体クロマト
グラフィーにて確認したところ純度は99%であった。 【0032】 【実施例1−7】調製例2で調製したTHF抽出色素液
(B)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重量
%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時間撹拌
を行った後に静置して上相であるヘキサン相312ml
を採取した。得られたヘキサン相をロータリーエバポレ
ータを用いて10mlまで減圧濃縮を行った。濃縮液を
4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ過により回収し
た。その結果、暗紫色の粉末55mgを得た。この粉末
のキサントフィル化合物純度を高速液体クロマトグラフ
ィーにて確認したところ純度は99%であった。 【0033】 【実施例1−8】調製例2で調製したTHF抽出色素液
(B)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重量
%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時間撹拌
を行った後に静置して上相であるヘキサン相312ml
を採取した。得られたヘキサン相をロータリーエバポレ
ータを用いて20mlまで減圧濃縮を行った。濃縮液を
4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ過により回収し
た。その結果、暗紫色の粉末52mgを得た。この粉末
のキサントフィル化合物純度を高速液体クロマトグラフ
ィーにて確認したところ純度は99%であった。 【0034】 【実施例1−9】調製例2で調製したTHF抽出色素液
(B)200mlに、ヘキサン200mlおよび水道水
200mlを加え、1時間撹拌を行った後に静置して上
相であるヘキサン相301mlを採取した。得られたヘ
キサン相をロータリーエバポレータを用いて10mlま
で減圧濃縮を行った。濃縮液を4℃、12時間放置後析
出した沈澱をろ過により回収した。その結果、暗紫色の
粉末57mgを得た。この粉末のキサントフィル化合物
純度を高速液体クロマトグラフィーにて確認したところ
純度は100%であった。 【0035】 【実施例1−10】調製例2で調製したTHF抽出色素
液(B)200mlに、石油エーテル200mlおよび
1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時
間撹拌を行った後に静置して上相である石油エーテル相
316mlを採取した。得られた石油エーテル相をロー
タリーエバポレータを用いて10mlまで減圧濃縮を行
った。濃縮液を4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ
過により回収した。その結果、暗紫色の粉末58mgを
得た。この粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体
クロマトグラフィーにて確認したところ純度は98%で
あった。 【0036】 【実施例1−11】調製例2で調製したTHF抽出色素
液(B)200mlに、シクロヘキサン200mlおよ
び1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1
時間撹拌を行った後に静置して上相であるシクロヘキサ
ン相305mlを採取した。得られたシクロヘキサン相
をロータリーエバポレータを用いて10mlまで減圧濃
縮を行った。濃縮液を4℃、12時間放置後析出した沈
澱をろ過により回収した。その結果、暗紫色の粉末59
mgを得た。この粉末のキサントフィル化合物純度を高
速液体クロマトグラフィーにて確認したところ純度は9
9%であった。 【0037】 【実施例1−12】調製例2で調製したTHF抽出色素
液(B)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重
量%塩化ナトリウム水溶液100mlを加え、1時間撹
拌を行った後に静置して上相であるヘキサン相325m
lを採取した。得られたヘキサン相をロータリーエバポ
レータを用いて10mlまで減圧濃縮を行った。濃縮液
を4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ過により回収
した。その結果、暗紫色の粉末52mgを得た。この粉
末のキサントフィル化合物純度を高速液体クロマトグラ
フィーにて確認したところ純度は99%であった。 【0038】 【実施例2−1】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重
量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時間撹
拌を行った後に静置して上相であるヘキサン相223m
lを採取した。得られたヘキサン相に1重量%塩化ナト
リウム水溶液200mlを加え、1時間撹拌後、4℃、
12時間放置した。析出した沈澱をろ過により回収し
た。その結果、暗紫色の粉末11.2mgを得た。この
粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体クロマトグ
ラフィーにて確認したところ純度は99%であった。 【0039】 【実施例2−2】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重
量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時間撹
拌を行った後に静置して上相であるヘキサン相223m
lを採取した。得られたヘキサン相に1重量%塩化ナト
リウム水溶液400mlを加え、1時間撹拌後、4℃、
12時間放置した。析出した沈澱をろ過により回収し
た。その結果、暗紫色の粉末11.8mgを得た。この
粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体クロマトグ
ラフィー確認したところ純度は98%であった。 【0040】 【実施例2−3】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、ヘキサン200mlおよび水道
水200mlを加え、1時間撹拌を行った後に静置して
上相であるヘキサン相218mlを採取した。得られた
ヘキサン相に水道水200mlを加え、1時間撹拌後、
4℃、12時間放置した。析出した沈澱をろ過により回
収した。その結果、暗紫色の粉末11.4mgを得た。
この粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体クロマ
トグラフィーにて確認したところ純度は98%であっ
た。 【0041】 【実施例2−4】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、石油エーテル200mlおよび
1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時
間撹拌を行った後に静置して上相である石油エーテル相
221mlを採取した。得られた石油エーテル相に水道
水200mlを加え1時間撹拌後、4℃、12時間放置
した。析出した沈澱をろ過により回収した。その結果、
暗紫色の粉末11.6mgを得た。この粉末のキサント
フィル化合物純度を高速液体クロマトグラフィー確認し
たところ純度は99%であった。 【0042】 【実施例2−5】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、シクロヘキサン200mlおよ
び1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1
時間撹拌を行った後に静置して上相であるシクロヘキサ
ン相226mlを採取した。得られたシクロヘキサン相
に1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1
時間撹拌後、4℃、12時間放置した。析出した沈澱を
ろ過により回収した。その結果、暗紫色の粉末11.9
mgを得た。この粉末のキサントフィル化合物純度を高
速液体クロマトグラフィー確認したところ純度は97%
であった。 【0043】 【実施例2−6】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重
量%塩化ナトリウム水溶液100mlを加え、1時間撹
拌を行った後に静置して上相であるヘキサン相235m
lを採取した。得られたヘキサン相に水道水200ml
を加え、1時間撹拌後、4℃、12時間放置した。析出
した沈澱をろ過により回収した。その結果、暗紫色の粉
末11.5mgを得た。この粉末のキサントフィル化合
物純度を高速液体クロマトグラフィーにて確認したとこ
ろ純度は97%であった。 【0044】 【実施例2−7】調製例2で調製したTHF抽出色素液
(B)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重量
%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時間撹拌
を行った後に静置して上相であるヘキサン相312ml
を採取した。得られたヘキサン相を1重量%塩化ナトリ
ウム水溶液200mlで更に3回液液抽出を行った後、
4℃、12時間放置した。析出した沈澱をろ過により回
収した。その結果、暗紫色の粉末55mgを得た。この
粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体クロマトグ
ラフィーにて確認したところ純度は99%であった。 【0045】 【実施例2−8】調製例2で調製したTHF抽出色素液
(B)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重量
%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時間撹拌
を行った後に静置して上相であるヘキサン相312ml
を採取した。得られたヘキサン相を1重量%塩化ナトリ
ウム水溶液100mlで更に3回液液抽出を行った後、
4℃、12時間放置した。析出した沈澱をろ過により回
収した。その結果、暗紫色の粉末50mgを得た。この
粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体クロマトグ
ラフィーにて確認したところ純度は98%であった。 【0046】 【実施例2−9】調製例2で調製したTHF抽出色素液
(B)200mlに、ヘキサン200mlおよび水道水
200mlを加え、1時間撹拌を行った後に静置して上
相であるヘキサン相301mlを採取した。得られたヘ
キサン相を水道水200mlで更に3回液液抽出を行っ
た後、4℃、12時間放置した。析出した沈澱をろ過に
より回収した。その結果、暗紫色の粉末59mgを得
た。この粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体ク
ロマトグラフィーにて確認したところ純度は99%であ
った。 【0047】 【実施例2−10】調製例2で調製したTHF抽出色素
液(B)200mlに、石油エーテル200mlおよび
1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時
間撹拌を行った後に静置して上相である石油エーテル相
316mlを採取した。得られた石油エーテル相を1重
量%塩化ナトリウム水溶液200mlで更に3回液液抽
出を行った後、4℃、12時間放置した。析出した沈澱
をろ過により回収した。その結果、暗紫色の粉末56m
gを得た。この粉末のキサントフィル化合物純度を高速
液体クロマトグラフィーにて確認したところ純度は99
%であった。 【0048】 【実施例2−11】調製例2で調製したTHF抽出色素
液(B)200mlに、シクロヘキサン200mlおよ
び1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1
時間撹拌を行った後に静置して上相であるシクロヘキサ
ン相305mlを採取した。得られたシクロヘキサン相
を1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlで更に3回
液液抽出を行った後、4℃、12時間放置した。析出し
た沈澱をろ過により回収した。その結果、暗紫色の粉末
60mgを得た。この粉末のキサントフィル化合物純度
を高速液体クロマトグラフィーにて確認したところ純度
は98%であった。 【0049】 【実施例2−12】調製例2で調製したTHF抽出色素
液(B)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重
量%塩化ナトリウム水溶液100mlを加え、1時間撹
拌を行った後に静置して上相であるヘキサン相325m
lを採取した。得られたヘキサン相を1重量%塩化ナト
リウム水溶液100mlで更に3回液液抽出を行った
後、4℃、12時間放置した。析出した沈澱をろ過によ
り回収した。その結果、暗紫色の粉末53mgを得た。
この粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体クロマ
トグラフィーにて確認したところ純度は99%であっ
た。 【0050】 【実施例3−1】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重
量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時間撹
拌を行った後に静置して上相であるヘキサン相223m
lを採取した。得られたヘキサン相にヘキサン400m
lを加え、4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ過に
より回収した。その結果、暗紫色の粉末11.0mgを
得た。この粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体
クロマトグラフィーにて確認したところ純度は98%で
あった。 【0051】 【実施例3−2】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重
量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時間撹
拌を行った後に静置して上相であるヘキサン相223m
lを採取した。得られたヘキサン相に石油エーテル40
0mlを加え、4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ
過により回収した。その結果、暗紫色の粉末11.1m
gを得た。この粉末のキサントフィル化合物純度を高速
液体クロマトグラフィー確認したところ純度は98%で
あった。 【0052】 【実施例3−3】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、ヘキサン200mlおよび水道
水200mlを加え、1時間撹拌を行った後に静置して
上相であるヘキサン相218mlを採取した。得られた
ヘキサン相にヘキサン400mlを加え、4℃、12時
間放置後析出した沈澱をろ過により回収した。その結
果、暗紫色の粉末11.6mgを得た。この粉末のキサ
ントフィル化合物純度を高速液体クロマトグラフィーに
て確認したところ純度は99%であった。 【0053】 【実施例3−4】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、石油エーテル200mlおよび
1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時
間撹拌を行った後に静置して上相である石油エーテル相
221mlを採取した。得られた石油エーテル相に石油
エーテル400mlを加え、4℃、12時間放置後析出
した沈澱をろ過により回収した。その結果、暗紫色の粉
末11.3mgを得た。この粉末のキサントフィル化合
物純度を高速液体クロマトグラフィー確認したところ純
度は99%であった。 【0054】 【実施例3−5】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、シクロヘキサン200mlおよ
び1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1
時間撹拌を行った後に静置して上相であるシクロヘキサ
ン相226mlを採取した。得られたシクロヘキサン相
にシクロヘキサン400mlを加え、4℃、12時間放
置後析出した沈澱をろ過により回収した。その結果、暗
紫色の粉末12.0mgを得た。この粉末のキサントフ
ィル化合物純度を高速液体クロマトグラフィー確認した
ところ純度は99%であった。 【0055】 【実施例3−6】調製例1で調製したアセトン抽出色素
液(A)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重
量%塩化ナトリウム水溶液100mlを加え、1時間撹
拌を行った後に静置して上相であるヘキサン相235m
lを採取した。得られたヘキサン相にヘキサン600m
lを加え、4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ過に
より回収した。その結果、暗紫色の粉末11.5mgを
得た。この粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体
クロマトグラフィーにて確認したところ純度は98%で
あった。 【0056】 【実施例3−7】調製例2で調製したTHF抽出色素液
(B)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重量
%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時間撹拌
を行った後に静置して上相であるヘキサン相312ml
を採取した。得られたヘキサン相にヘキサン800ml
を加え、4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ過によ
り回収した。その結果、暗紫色の粉末53mgを得た。
この粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体クロマ
トグラフィーにて確認したところ純度は98%であっ
た。 【0057】 【実施例3−8】調製例2で調製したTHF抽出色素液
(B)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重量
%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時間撹拌
を行った後に静置して上相であるヘキサン相312ml
を採取した。得られたヘキサン相に石油エーテル800
mlを加え、4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ過
により回収した。その結果、暗紫色の粉末54mgを得
た。この粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体ク
ロマトグラフィーにて確認したところ純度は98%であ
った。 【0058】 【実施例3−9】調製例2で調製したTHF抽出色素液
(B)200mlに、ヘキサン200mlおよび水道水
200mlを加え、1時間撹拌を行った後に静置して上
相であるヘキサン相301mlを採取した。得られたヘ
キサン相にヘキサン800mlを加え、4℃、12時間
放置後析出した沈澱をろ過により回収した。その結果、
暗紫色の粉末56mgを得た。この粉末のキサントフィ
ル化合物純度を高速液体クロマトグラフィーにて確認し
たところ純度は97%であった。 【0059】 【実施例3−10】調製例2で調製したTHF抽出色素
液(B)200mlに、石油エーテル200mlおよび
1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1時
間撹拌を行った後に静置して上相である石油エーテル相
316mlを採取した。得られた石油エーテル相に石油
エーテル800mlを加え、4℃、12時間放置後析出
した沈澱をろ過により回収した。その結果、暗紫色の粉
末57mgを得た。この粉末のキサントフィル化合物純
度を高速液体クロマトグラフィーにて確認したところ純
度は99%であった。 【0060】 【実施例3−11】調製例2で調製したTHF抽出色素
液(B)200mlに、シクロヘキサン200mlおよ
び1重量%塩化ナトリウム水溶液200mlを加え、1
時間撹拌を行った後に静置して上相であるシクロヘキサ
ン相305mlを採取した。得られたシクロヘキサン相
にシクロヘキサン800mlを加え、4℃、12時間放
置後析出した沈澱をろ過により回収した。その結果、暗
紫色の粉末59mgを得た。この粉末のキサントフィル
化合物純度を高速液体クロマトグラフィーにて確認した
ところ純度は100%であった。 【0061】 【実施例3−12】調製例2で調製したTHF抽出色素
液(B)200mlに、ヘキサン200mlおよび1重
量%塩化ナトリウム水溶液100mlを加え、1時間撹
拌を行った後に静置して上相であるヘキサン相325m
lを採取した。得られたヘキサン相にヘキサン1200
mlを加え、4℃、12時間放置後析出した沈澱をろ過
により回収した。その結果、暗紫色の粉末61mgを得
た。この粉末のキサントフィル化合物純度を高速液体ク
ロマトグラフィーにて確認したところ純度は99%であ
った。 【0062】以上の実施例より、非極性溶媒相に対す
る、非極性溶媒相を濃縮する工程(1)、非極性溶媒相を
更に水に対して1回以上液液抽出を行う工程(2)、非極
性溶媒相に更に非極性溶媒を添加する工程(3)のいずれ
もキサントフィル化合物の精製に有効であり、これらの
各工程を必要により組み合わせることによっても高純度
なキサントフィル化合物が得られることが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−328979(JP,A) 特開 平5−328978(JP,A) 特開 平7−265088(JP,A) 特開 平7−224029(JP,A) 特開 平7−79796(JP,A) 特開 平8−92205(JP,A) 特開 平7−242621(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09B 61/00 C07C 403/24 A23K 1/16 A23K 1/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 キサントフィル化合物を含有する水溶性
    有機溶媒溶液に、ヘキサン、シクロヘキサン及び石油エ
    ーテルからなる群より選択される1種又は2種以上の非極
    性溶媒および水を加え液液抽出を行って非極性溶媒相
    を得、得られた非極性溶媒相に対して、以下の工程(1)
    〜工程(3)の少なくとも1つの工程を行ってキサントフ
    ィル化合物を析出させることを特徴とするキサントフィ
    ル化合物の精製方法。 工程(1):非極性溶媒相を濃縮する工程、 工程(2):非極性溶媒相に更に水を加えて1回以上の液
    液抽出を行う工程、 工程(3):非極性溶媒相に更にヘキサン、シクロヘキサ
    ン及び石油エーテルからなる群より選択される1種又は2
    種以上の非極性溶媒を加える工程。
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