JP3397945B2 - 帯電防止装置及び帯電防止方法 - Google Patents

帯電防止装置及び帯電防止方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、シリコン
ウェーハを切断する際に冷却、潤滑、切削くず除去等の
目的にて供給される純水などの液体について、その帯電
を防止すべく用いられる帯電防止装置及び帯電防止方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子回路が形成されたシリコンウェーハ
を縦横に切断して個々のチップに分割するとき、上記目
的を以て、切断用ブレード(刃)及びシリコンウェーハ
に対して純水を放射することが行われる。ところで、純
水は常温にて数〜15(MΩ・cm)程度(理論限界
値:18.25〔MΩ・cm〕)、具体的には約3乃至
10(MΩ・cm)の比抵抗値を有する故に、上記ブレ
ードとの摩擦及び放射時の摩擦等によって高電圧に帯電
し易く、その高電界によって電子回路が静電気破壊され
ることが懸念される。
【0003】そこで、従来、純水の帯電電圧を低く抑え
るために、図6に示す帯電防止装置が採用されている。
【0004】図示のように、当該初期のフラッシング型
帯電防止装置は、液体供給源としてのタンク(図示せ
ず)から給水管6を通じて供給される純水7を貯留する
貯留槽8を有している。そして、該貯留槽8の底部近傍
にはガスホース10の一端が接続され、このガスホース
の他端は炭酸ガスボンベ11の噴出口に接続される。
【0005】すなわち、貯留槽8に貯留した純水7中に
炭酸ガスを噴射して混入(溶存)させるものである。こ
のように炭酸ガスを混入せしめられた純水7は、その比
抵抗値が約1乃至2(MΩ・cm)程度以下に低下す
る。
【0006】上記のように比抵抗値を低められた純水7
は、他の給水管13を通じてノズル14に至り、シリコ
ンウェーハ16及び切断用ブレード17に対して該ノズ
ル14より放射される。純水は該ブレード17との摩擦
等によって帯電するが、比抵抗値が低い故に帯電電圧も
低く抑えられる。その結果電子回路が形成されたシリコ
ンウェーハの切断中の電子回路素子の静電気破壊は抑制
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の装置においては、炭酸ガスのボンベ補充や、混入
量等の調整維持に多くの労力を必要とするなどの問題を
擁している。さらに、排水時に中和処理を必要とする。
【0008】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みてなさ
れたものであって、その主目的とするところは、基板の
切断等に供される液体の帯電を、ほとんど労せず、しか
も効果的に防止し得る帯電防止装置及び帯電防止方法を
提供することであり、更に他の効果をも併せ奏し得る帯
電防止装置を提供することも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る帯電防止装
置は、液体供給源から液体を供給する給水管、上面が開
放され液体を貯留する貯留槽、前記貯留槽内の液体に対
し大気を泡として供給する大気供給手段、前記貯留槽内
に超音波を照射可能な超音波励振手段、前記超音波励振
手段によって超音波が照射された前記貯留槽内の液体を
ノズルに導く給水管を備え、前記ノズルには、前記貯留
槽内の液体に超音波が照射されて比抵抗値が低下した液
体が導かれて放射されることを特徴とする。本発明に係
る帯電防止装置の前記液体供給源からの液体は貯留槽の
上部から注入されることを特徴とする。本発明に係る帯
電防止装置の前記液体は、前記貯留槽内に貯留された液
体の液面よりも下方から注入されることを特徴とする。
本発明に係る帯電防止装置の前記貯留槽からの液体の送
出は、前記貯留槽の下部からなされることを特徴とす
る。本発明に係る帯電防止装置は、前記超音波励振手段
が発する超音波の伝達領域外に前記大気が供給されるこ
とを特徴とする。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば、電子回路が形
成されたシリコンウェーハを切断用ブレードを使用して
切断する際、該ブレードの冷却などを目的として放射さ
れる純水について、放射時の帯電を抑えるべく比抵抗値
を低下せしめるために実施される。
【0012】すなわち、放射する純水に予め超音波を照
射することによって比抵抗値を低減させる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の第1実施例としての帯電防止
装置を添付図面を参照しながら説明する。但し、以下の
説明において、図6に示した従来の装置の各構成部分と
同一の構成部分については同じ参照符号を用いて示して
いる。
【0014】図1は、シリコンウェーハ16を切断用ブ
レード17を用いて切断する作業に、本発明に係る帯電
防止装置を適用した状態を示すものである。
【0015】図示のように、当該帯電防止装置では、直
方体状の貯留槽21を備え、液体供給源としてのタンク
(図示せず)より給水管6を通じて供給される純水7は
該貯留槽21に貯留される。
【0016】なお、上記給水管6は貯留槽21の底部近
傍に接続されており、該貯留槽21内の純水をノズル1
4に導く給水管13は該貯留槽21の上部に接続されて
いる。
【0017】上記貯留槽21は上面が開放されており、
超音波の定在波が立ち易くし、cavitation
(気泡)の発生を助長させ、その気泡の圧縮破壊時の高
温(気泡内部の気体温度が5500℃程度となる)によ
る化学作用が促進されて比抵抗値が低下する。しかも該
貯留槽21は、比較的長く形成され、このように貯留槽
を長くすることによって該貯留槽21内の水面の面積が
大となり、純水7が大気と自然に接触する率が高まって
いる。従って前記化学作用に加えて該純水7の比抵抗値
を低下させる作用をなす大気中成分の溶込み量が多くな
り、帯電防止に寄与する。但し、該大気中成分が何であ
るかは未だ確認してはいないが、恐らくは炭酸ガスであ
ると推察され、実験及び実作業によってその効果は既に
確かめられている。
【0018】図1に示すように、上記貯留槽21の底部
下面には振動子23が装着されている。該振動子23の
電極(図示せず)は接続ケーブル25にて発振器26の
出力端子と接続されており、振動子23はこの発振器2
6から加えられるパルス電圧によって駆動されて超音波
振動を発する。これら振動子23及び発振器26を、超
音波励振手段と総称する。
【0019】上記振動子23より発せられる超音波は貯
留槽21内の純水7に照射される。この超音波照射によ
って、純水7の比抵抗値が例えば約3乃至5(MΩ・c
m)から1(MΩ・cm)未満に低下する。このように
比抵抗値が低下せしめられた純水7は、給水管13によ
り導かれてノズル14に達し、シリコンウェーハ16及
び切断用ブレード17に対して該ノズル14より放射さ
れる。純水はこのブレード17との摩擦及び放射時の摩
擦等によって帯電するが、比抵抗値が極く低いが故に帯
電電圧はかなり低く抑えられ、シリコンウェーハ16に
形成された電子回路に悪影響は何等及ぼさない。
【0020】純水の比抵抗値が上述のように超音波の照
射によって低下することの理論的な裏づけは現在のとこ
ろ解析段階であるが、実験及び実作業にては充分な効果
が確認され、多数の実験において常に一定の結果が得ら
れる反復性を有することも解明されている。
【0021】超音波照射による比抵抗値の低下について
実験を行ったので、ここでその結果について説明する。
【0022】この実験において、測定の条件等は次のよ
うに設定した。
【0023】まず、図2に示すように、処理槽21内の
純水7について直接測定するのではなく、該純水中にビ
ーカー28を設置し、このビーカー28内に注いだ純水
7についての測定を行った。これは、繰り返し行う数々
の実験毎に大きな処理槽21内の純水を交換などしては
非能率的である等の理由による。但し、ビーカー28を
介すことは、供試液として該ビーカー内に注入された該
純水7に至る超音波の通過に関しては却って不利な条件
となるため、該ビーカー28が浸かる外側の純水7(本
来の測定対象)についてはビーカー28内の純水に比し
て更に高い効率にて比抵抗値が低下することは明白であ
る。
【0024】上記ビーカー28は容積1(リットル)の
ものを採用し、該ビーカー内には800(cc)の純水
7、具体的には脱イオン水(deionized wa
ter)を注入した。そして、図2において記号Dにて
示す寸法、すなわち、処理槽21の底部に対する該ビー
カー28の底面の離間距離を、約20(mm)に設定し
た。
【0025】また、振動子23より発生する超音波の周
波数は200(kHz)に設定し、パワー密度を種々変
化させた。
【0026】これらの条件下において、上記振動子23
を振動させ、超音波照射開始から任意時間経過毎に比抵
抗値を測定した。この測定作業は、ビーカー28内の純
水7を交換しつつ、パワー密度を変化させて幾度も繰り
返し行った。
【0027】上記実験により得られた各種測定結果のう
ち代表的なものを図3に示す。この図3は、経過時間と
比抵抗値との関係をグラフ化したものである。
【0028】図3に示す結果から明らかなように、超音
波照射前には約3(MΩ・cm)あった比抵抗値が、照
射開始後60(秒)で0.5(MΩ・cm)に減少し、
その後、時間を経るにつれて更に減少し、、照射開始か
ら360(秒)にて0.06(MΩ・cm)に達した。
ここで超音波照射は中止された。この後、更に数分を経
た時点で再度測定のみを行ったところ、比抵抗値は0.
06(MΩ・cm)に保たれていた。
【0029】上記の結果から、図1に示した装置を実作
業に供しても充分な効果が得られることは明らかであ
る。すなわち、超音波の照射によって、秒単位(又は分
単位)の短時間で純水の比抵抗値が3(MΩ・cm)程
度から1(MΩ・cm)以下に低下する。この比抵抗値
の低下は、静電気の発生を抑えるのに十分である。
【0030】なお、本実施例では、作業はシリコンウェ
ーハ16の切断であり、使用される液体は純水である
が、例えばシリコンウェーハの洗浄のみを行うなど、作
業の内容に応じて他の種々の液体の使用が考えられ、こ
れら各種液体について本発明を適用し得ることは勿論で
ある。
【0031】また、本実施例においては帯電防止の対象
をシリコンウェーハとしているが、本発明は、液晶ガラ
スなどの他の基板や、基板以外の他の物品をも帯電防止
対象としてもよい。すなわち、高電界に曝されることを
嫌う物品を扱う場合であれば有効である。
【0032】これまでの記載から明らかなように、本発
明によれば、シリコンウェーハの切断など所要の作業に
供される液体に予め超音波を照射することによる化学作
用で比抵抗値を低下させ、以て帯電防止を図っている。
従って、従来の如き炭酸ガスボンベの補充や混入量調整
維持、さらに酸性化された排水の中和処理など、煩雑な
作業はほとんど不要であり、超音波照射用のスイッチ等
を操作するのみにて労力を費すことなく帯電防止をなし
得、しかも、確実かつ効果的に防止することができるも
のである。
【0033】ところで、図1に示す構成においては、貯
留槽21の底部下面に振動子23が装着されているが、
貯留槽21の側部外面に装着してもよいし、該底部及び
側部の内面側に設けることをしてもよい。すなわち、貯
留槽21に対する振動子23の装着箇所は本実施例のも
のに限らず、要は、該貯留槽内の液体に超音波が有効に
伝達されればよい。
【0034】また、上記振動子23を貯留槽21に装着
することをせず、単に貯留槽内に投入する形式としても
よい。但し、本実施例のように振動子23を貯留槽21
に装着することにより、常に同じ条件下にて最も効率的
に超音波を付与することができる。
【0035】また、前述した実験により、更に次のこと
が判明した。
【0036】第1に、照射する超音波のエネルギーが大
きい程、短い時間で比抵抗値が低下する点である。
【0037】第2に、照射する超音波の周波数は高い方
が有効である点である。具体的には、30(kHz)程
度よりも高周波の方が効果が高い。これは、例えば水中
では1(MHz)の1波長はλ=1.5(mm)であ
り、このピッチで超音波の強いところが生じるので、水
深が一定なら超音波の強い箇所が多数存在することとな
るからである。
【0038】次に、本発明の第2実施例としての帯電防
止装置について、図4及び図5に基づいて説明する。但
し、この第2実施例の帯電防止装置は、以下に説明する
部分以外は図1に示した第1実施例としての帯電防止装
置と同様に構成されており、装置全体としての構成及び
動作の説明は重複する故に省略し、要部のみの説明に留
める。
【0039】また、以下の説明並びに図4,図5におい
て、上記第1実施例の帯電防止装置の構成部分と同一又
は対応する構成部分については同じ参照符号を付して示
している。
【0040】図4に示すように、この第2実施例の帯電
防止装置においては、貯留槽21の前後両端部近傍に、
純水7中に没するように例えば2本の給気管(バブラ
ー)31が互いに平行に配設されている。これら給気管
31には、図5に示すように、その略全長にわたって小
さな気孔31aが多数列設されており、一端から供給さ
れる大気がこれらの気孔31aを通じて純水7内に泡3
3(図4参照)として供給される。この給気管31は1
本でも良好な効果を示す。
【0041】上記給気管31と、大気を所定圧力に加圧
して該給気管31に送り込む加圧ポンプ(図示せず)等
とを、大気供給手段と総称する。
【0042】上記のように純水7中に大気を泡33とし
て供給することによって、該純水7が大気と接触する率
が高まり、純水7の比抵抗値を低減させる作用をなす大
気中の成分の溶込み量が多くなり、前述した超音波照射
による化学的作用での比抵抗値低下作用と併せて更に有
効である。
【0043】ここで、図4に示すように、上記の泡33
は、振動子23が発する超音波の伝達領域Eの外側に供
給されるようになされている。この構成によれば、超音
波が泡33にて反射することがなく、超音波が純水7を
通過する効率は高く維持される。
【0044】なお、前述したように、振動子23から発
せられる超音波は高周波のものが好ましく、その場合、
指向性も大であるから、上記の伝達領域Eはほぼ正確に
確定され、泡33をこの領域を外して供給することは容
易になされる。
【0045】加えて、当該帯電防止装置においては、図
4に示すように、液体供給源としてのタンク(図示せ
ず)から供給される純水を貯留槽21内に導く給水管6
が、該貯留槽21の上部に接続されている。すなわち、
純水は該貯留槽21内に上部から注入される。この構成
によれば、該給水管6から注入された新たな純水は貯留
槽21内の水面に沿う流れを生ずる。従って、この新た
に注入された純水が大気と接触する率が高まり、純水の
比抵抗値を低減させる作用をなす大気中成分の溶込み量
が多くなり、前述した超音波照射による化学的作用での
比抵抗値低下作用と併せて更に有効である。
【0046】また、更に詳しくは、上記給水管6よりの
新たな純水は、貯留槽21内に既に貯留されている多量
の純水7の液面7aよりも下方から注入される。この構
成では、注入によって該液面が乱されることがなく、そ
れ故に液面より上方からの純水供給の場合のように気泡
(キャビテーションによる気泡とは異なる)が発生せ
ず、気泡による超音波の反射を防止する観点から好まし
い。キャビテーションによる気泡については、その発生
後、瞬時に圧縮破壊して消滅するので、超音波反射の影
響はほとんどない。
【0047】一方、該貯留槽21からの純水の送出は、
該貯留槽21の下部からなされる。すなわち、シリコン
ウェーハ16及び切断用ブレード17に対して純水を導
くための他の給水管13が、該貯留槽21の底部近傍に
接続されている。この構成によれば、何等かの作用によ
って該貯留槽21内に発生する泡(キャビテーションに
より生ずる泡とは異なる)、特に、上記給気管31を使
用する場合にこれから発生する泡33が上記シリコンウ
ェーハ16、ブレード17に流れ込むことが防止され
る。故に、気泡が混入した純水がブレード17との摩擦
によってキャビテーション現象を生ずることが回避さ
れ、静電気発生防止に寄与する。
【0048】なお、本発明は、前述した各実施例の構成
に限らず、これら各実施例が含む構成の一部ずつを互い
に組み合わせたり、応用させ合うことなどにより、多岐
にわたる構成を実現できるものである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シリコンウェーハの切断など所要の作業に供される液体
に予め超音波を照射することによる化学的作用で比抵抗
値を低下させ、以て帯電防止を図っている。従って、従
来の如き炭酸ガスボンベの補充や混入量調整維持、酸性
化した排水の中和処理も不要になるなど、煩雑な作業は
ほとんど不要であり、超音波照射用のスイッチ等を操作
するのみにて労力を費すことなく帯電防止をなし得、し
かも、確実かつ効果的に防止することができるものであ
る。加えて、本発明では、帯電防止装置として下記の種
々のものが採用され、固有の効果が奏される。第1に、
上記貯留槽に貯留されている液体に対し、大気を泡とし
て供給する大気供給手段を備えた帯電防止装置が挙げら
れる。第2には、液体供給源としてのタンク等から供給
される液体が上記貯留槽内に該貯留槽の上部から注入さ
れるように構成された帯電防止装置である。これらの構
成では、液体が大気と接触する率が高まり、液体の比抵
抗値を低減させる作用をなす大気中成分の溶込み量が多
くなり、上述した超音波照射による化学的作用での比抵
抗値低下作用と併せて更に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例としての帯電防止
装置の要部の斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した帯電防止装置の効果を確
認するために製作された実験装置の要部の縦断面図であ
る。
【図3】図3は、図2に示した実験装置によって得られ
たデータをまとめたグラフを示すものである。
【図4】図4は、本発明の第2実施例としての帯電防止
装置の要部の縦断面図である。
【図5】図5は、図4に示した構成に含まれる給気管の
斜視図である。
【図6】図6は、従来の装置の要部の斜視図である。
【符号の説明】
6,13 給水管 7 純水(液体) 14 ノズル 16 シリコンウェーハ 17 切断用ブレード(刃) 21 貯留槽 23 振動子 26 発振器 31 給気管 33 泡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/301 H01L 21/304 C02F 1/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体供給源から液体を供給する給水管、
    上面が開放され液体を貯留する貯留槽、前記貯留槽内の
    液体に対し大気を泡として供給する大気供給手段、前記
    貯留槽内に超音波を照射可能な超音波励振手段、前記超
    音波励振手段によって超音波が照射された前記貯留槽内
    の液体をノズルに導く給水管を備え、前記ノズルには、
    前記貯留槽内の液体に超音波が照射されて比抵抗値が低
    下した液体が導かれて放射されることを特徴とする帯電
    防止装置。
  2. 【請求項2】 前記液体供給源からの液体は貯留槽の上
    部から注入されることを特徴とする請求項1記載の帯電
    防止装置。
  3. 【請求項3】 前記液体は、前記貯留槽内に貯留された
    液体の液面よりも下方から注入されることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の帯電防止装置。
  4. 【請求項4】 前記貯留槽からの液体の送出は、前記貯
    留槽の下部からなされることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のうちいずれか1記載の帯電防止装置。
  5. 【請求項5】 前記超音波励振手段が発する超音波の伝
    達領域外に前記大気が供給されることを特徴とする請求
    項1記載の帯電防止装置。
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