JP3397638B2 - 光走査光学系及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

光走査光学系及びそれを用いた画像形成装置

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JP3397638B2 JP15446197A JP15446197A JP3397638B2 JP 3397638 B2 JP3397638 B2 JP 3397638B2 JP 15446197 A JP15446197 A JP 15446197A JP 15446197 A JP15446197 A JP 15446197A JP 3397638 B2 JP3397638 B2 JP 3397638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光走査光学系及びそ
れを用いた画像形成装置に関し、特に光偏向器に対して
光源手段側に配置した第1の光学系と被走査面側に配置
した第2の光学系のうち少なくとも一方の光学系に回折
光学素子を設けることにより、装置に環境変動(特に温
度変化)が生じても収差変動(ピント変化)が生じない
高精細印字に適した、例えばレーザービームプリンタ
(LBP)やデジタル複写機等の画像形成装置に好適な
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりレーザービームプリンタやデジ
タル複写機等に用いられる走査光学系においては画像信
号に応じて光源手段から光変調され射出した光束を、例
えば回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成る光偏向器に
より周期的に偏向させ、fθ特性を有する走査光学素子
(結像素子)によって感光性の記録媒体(感光ドラム)
面上にスポット状に収束させ、その面上を光走査して画
像記録を行なっている。
【0003】この種の光走査光学系において、その光学
系に回折光学素子を応用したものが、例えば特開平3−
125111号公報で提案されている。同公報では主走
査方向にのみパワーを有するホログラフィックfθレン
ズと、副走査方向にパワーを有する円柱レンズとから光
学系を構成して、fθ特性と面倒れ補正及び1次回折光
とその他の次数の回折光の分離等を行なっている。
【0004】又、米国特許5,486,694号ではト
ーリックレンズに回折面を設けた面倒れ補正効果を有し
た光走査光学系が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開平3
−125111号公報における円柱レンズは、例えば該
円柱レンズの材質をガラス材で形成した場合、従来の複
数のレンズを組み合わせたfθレンズよりはコスト的に
有利ではあるが、やはりガラス材の円柱レンズはプラス
チックレンズに比べると高価である。一方、コストを低
く抑える為に円柱レンズをプラスチック材で形成する
と、環境変動、特に温度変化によって副走査方向のピン
トズレが発生してしまう。これを防止する為には円柱レ
ンズを被走査面に近づけてやれば良いが、そうすると該
円柱レンズが大きくなってしまい、その結果、装置全体
が大型化になり、かつコストが高くなるという問題点が
生じてくる。
【0006】米国特許5,486,694号ではレーザ
ー光の波長変動による回折角の変化によって生じる収差
の劣化に対して考慮されていないという問題点がある。
【0007】一方、走査光学系における走査光学素子
(fθレンズ)は低コスト化及びコンパクト化の要求か
らプラスチックレンズを使用したものが主流となってい
る。
【0008】図8はこの種の従来の光走査光学系の要部
概略図である。同図において光源手段81から射出した
発散光束はコリメーターレンズ82により略平行光束と
され、絞り83によって該光束(光量)を制限して副走
査方向にのみ所定の屈折力を有するシリンドリカルレン
ズ84に入射している。シリンドリカルレンズ84に入
射した平行光束のうち主走査断面内においてはそのまま
光平行光束の状態で射出する。又副走査断面においては
収束して回転多面鏡(ポリゴンミラー)から成る光偏向
器85の偏向面(反射面)85aにほぼ線像として結像
している。
【0009】そして光偏向器85の偏向面で偏向された
光束をfθ特性を有する走査光学素子(fθレンズ)8
6を介して被走査面としての感光ドラム面87上に導光
し、該光偏向器85を矢印A方向に回転させることによ
って、該感光ドラム面87上を矢印B方向に光走査して
いる。これにより記録媒体である感光ドラム面87上に
画像記録を行なっている。尚、コリメータレンズ82、
絞り83、そしてシリンドリカルレンズ84の各要素は
第1の光学系L81の一要素を構成しており、fθレンズ
86は第2の光学系L82の一要素を構成している。
【0010】この種の光走査光学系においては前述した
如くfθレンズの低コスト化及びコンパクト化の要求に
より、該fθレンズを非球面形状より成るプラスチック
レンズ1枚だけで構成することが多くなっている。しか
しながらプラスチック材料は使用環境の変化(特に温度
変化)に伴い屈折率が変化するという性質を持つため、
これらの走査光学系では環境変動によってピント変化が
生じてしまう。現状のピント変動量は実際の画像に影響
を与えない程度に設定している為に問題は生じないが、
更に高精細印字を目的として被走査面上での集光ビーム
のスポット径を絞りたい場合や、更に低コスト化及びコ
ンパクト化を目的にfθレンズを小型化しようとして該
fθレンズを光偏向器に近づけようとする場合には、上
述したピント変動、特に副走査方向のピント変動が許容
できなくなってきてしまうという問題点がある。
【0011】本発明は上記の問題点を解決する為に光偏
向器に対して光源手段側に配置した第1の光学系と被走
査面側に配置した第2の光学系のうち少なくとも一方の
光学系に回折光学素子を設けることにより、装置に環境
変動(特に温度変化)が生じても収差変動(ピント変
化)が生じない高精細印字に適したコンパクトな走査光
学系及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とす
る。
【0012】請求項1の発明の光走査光学系は光源手段
から射出した光束を第1の光学系を介して偏向手段に導
光し、該偏向手段で偏向された光束を屈折部と回折部を
有する第2の光学系を介して被走査面上に結像させて、
該被走査面上を光走査する光走査光学系において、第2
の光学系は、環境変動による屈折部の副走査方向のパワ
ー変化および環境変動による回折部の副走査方向のパワ
ー変化が生じており、第2の光学系の屈折部の副走査方
向のパワーと回折部の副走査方向のパワーを各々φL及
びφBとしたとき、 1.0≦ φL/φB ≦2.6 なる条件を満足することを特徴としている。 請求項2の
発明の光走査光学系は光源手段から射出した光束を第1
の光学系を介して偏向手段に導光し、該偏向手段で偏向
された光束を第2の光学系を介して被走査面上に結像さ
せて、該被走査面上を光走査する光走査光学系におい
て、第2の光学系は屈折部と回折部を有し、温度変動で
起こる屈折率の変化による第2の光学系の屈折部の副走
査方向のパワー変化及び温度変動で起こる光源手段の波
長変動による第2の光学系の屈折部の副走査方向のパワ
ー変化が、温度変動で起こる光源手段の波長変動による
第2の光学系の回折部の副走査方向のパワー変化により
補正されていることを特徴としている。請求項3の発明
は請求項1又は2の発明において第2の光学系の屈折部
は、プラスチックレンズを有することを特徴としてい
る。請求項4の発明の光走査光学系は光源手段から放射
した光束を回折部を有する第1の光学系を介して偏向手
段に導光し、該偏向手段で偏向された光束を屈折部と回
折部とを有する第2の光学系を介し被走査面上に結像さ
せて、該被走査面上を走査する光走査光学系であって、
第2の光学系の屈折部は、プラスチックレンズを有し、
前記プラスチックレンズの温度変動に伴う副走査方向の
収差変動が該温度変動による光源手段の波長変動による
第1の光学系の回折部のパワー変化及び第2の光学系の
回折部のパワー変化で補正されるようにしていることを
特徴としている。請求項5の発明の光走査光学系は光源
手段から放射した光束を第1の光学系を介して偏向手段
に導光し、該偏向手段で偏向された光束を屈折部と回折
部とを有する第2の光学系を介し被走査面上に結像させ
て、該被走査面上を走査する光走査光学系であって、第
2の光学系の屈折部は、プラスチックレンズを有し、前
記プラスチックレンズの温度変動に伴う副走査方向の収
差変動が該温度変動による光源手段の波長変動による回
折部のパワー変化で補正されるようにしていることを特
徴としている。請求項6の発明は請求項5の発明におい
前記プラスチックレンズの温度変動に伴う副走査方向
の収差変動は、温度変動で起こる前記プラスチックレン
ズの屈折率の変化及び温度変動で起こる光源手段の波長
変動によるプラスチックレンズの屈折率の変化による副
走査方向のパワー変化により生じることを特徴としてい
る。請求項7の発明は請求項2、4、5又は6の発明に
おいて第2の光学系における回折部のパワーをφB、屈
折部のパワーをφLとしたとき、 1.0≦φL/φB≦2.6 なる条件を満足することを特徴としている。
【0013】請求項8の発明は請求項1〜7のいずれか
1項の発明において前記収差変動は、ピント変動である
ことを特徴としている。請求項9の発明は請求項1〜8
のいずれか1項の発明において前記回折部は、格子構造
が階段状の光学素子より成ることを特徴としている。
求項10の発明は請求項1〜8のいずれか1項の発明に
おいて前記回折部は、格子構造が連続なフレネル状の光
学素子より成ることを特徴としている。請求項11の発
明は請求項1〜10のいずれか1項の発明において第1
の光学系は、前記偏向手段の偏向面に光束を主走査方向
に長手の線像として結像させる機能を有することを特徴
としている。請求項12の発明は請求項1〜11のいず
れか1項の発明において第1の光学系は、シリンドリカ
ルレンズを有し、該シリンドリカルレンズ面上に回折部
を備えたことを特徴としている。請求項13の発明は請
求項1〜12のいずれか1項の発明において第1の光学
系は、コリメータレンズを有し、該コリメータレンズ面
上に回折部を備えたことを特徴としている。請求項14
の発明は請求項1〜13のいずれか1項の発明において
前記光走査光学系の屈折部の温度変動に伴う主走査方向
のヒント変化が該温度変動による光源手段の波長変動に
よる回折部のパワー変化で補正されるようにしているこ
とを特徴としている。請求項15の発明は請求項1〜1
4のいずれか1項の発明において前記光走査光学系は、
光源手段を備え、前記光源手段は、半導体レーザである
ことを特徴としている。
【0014】請求項16の発明の画像形成装置は請求項
1〜15のいずれか1項に記載の光走査光学系と、前記
被走査面として感光ドラム面を使用したことを特徴とし
ている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の走査
光学系をレーザービームプリンタやデジタル複写機等の
画像形成装置に適用したときの主走査方向の要部断面図
(主走査断面図)である。
【0016】同図において1は光源手段であり、例えば
半導体レーザーより成っている。2はコリメーターレン
ズであり、光源手段1から放射された発散光束(光ビー
ム)を略平行光束に変換している。3は開口絞りであ
り、通過光束(光量)を制限してビーム形状を整形して
いる。
【0017】4は回折面を有する回折光学素子であり、
例えばガラス材もしくはプラスチック材で形成された平
板の後述する光偏向器5側の平面に付加している。回折
光学素子4は副走査方向にパワー(回折パワー)を有
し、開口絞り3を通過した光束を副走査断面内で光偏向
器5の偏向面5aにほぼ線像として結像させている。
【0018】本実施形態における回折光学素子4は、例
えば格子構造が例えばフォトエッチングによる階段状の
回折格子からなるバイナリー回折光学素子や、表面切削
による鋸歯状の回折格子からなるフレネル状の回折光学
素子等より成っている。尚、コリメータレンズ2、絞り
3、そして回折光学素子4の各要素は第1の光学系L1
の一要素を構成している。
【0019】5は偏向手段としての例えばポリゴンミラ
ー(回転多面鏡)より成る光偏向器であり、モーター等
の駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度
で回転している。
【0020】6はfθ特性を有するfθレンズ(走査光
学素子)であり、プラスチック材料で形成された単レン
ズより成り、該単レンズの主走査方向の両レンズ面を非
球面形状より構成しており、主走査方向と副走査方向と
で異なる屈折力を有している。fθレンズ6は光偏向器
5によって偏向された画像情報に基づく光束を被走査面
である感光ドラム面7上に結像させ、かつ光偏向器5の
偏向面の面倒れを補正している。尚、fθレンズ6は第
2の光学系L2 の一要素を構成している。
【0021】本実施形態において半導体レーザー1から
射出した発散光束はコリメータレンズ2により略平行光
束に変換され、開口絞り3によって該光束(光量)を制
限して回折光学素子4に入射している。回折光学素子4
に入射した平行光束のうち主走査断面内においてはその
ままの状態で射出する。又副走査断面においては収束し
て光偏向器5の偏向面5aにほぼ線像(主走査方向に長
手の線像)として結像している。そして光偏向器5の偏
向面5aで偏向された光束はfθレンズ6を介して感光
ドラム面7上に導光され、該光偏向器5を矢印A方向に
回転させることによって該感光ドラム面7上を矢印B方
向に光走査している。これにより記録媒体である感光ド
ラム面7上に画像記録を行なっている。
【0022】ここで本実施形態における副走査方向のピ
ント変動の補正の原理を図2を用いて説明する。図2は
本実施形態の光学系の副走査方向の要部断面図である。
同図において図1に示した要素と同一要素には同符番を
付している。
【0023】ここで例えば走査光学系が環境変動の影響
で温度が上昇したと仮定する。fθレンズ6をプラスチ
ック材料で形成すると、一般にプラスチック材料は温度
が上昇すると屈折率が低下する特性を持っている為、副
走査方向のピント位置は図中のP点からQ点へと変動し
てピントずれを起こしてしまう。
【0024】ところが光源である半導体レーザー1は通
常温度が上昇すると、その発振波長が長くなるという特
性を持っている。発振波長が長くなると回折光学素子4
で回折される回折角が大きくなる為に、本来光偏向器5
の偏向面近傍のR点に線状に結像されていた光束が、同
図に示すようにR点より半導体レーザー1側のS点に線
状に結像されることになる。そうするとfθレンズ6の
屈折率の低下によってQ点に変動していたピント位置が
再度P点に戻されることになる。
【0025】以上のような原理に基づき、本実施形態に
おいては回折光学素子4とfθレンズ6との副走査方向
のパワーを最適に設定することによって、装置の環境変
動(特に温度変化)による副走査方向のピント変動(収
差変動)を半導体レーザー1の波長変動を利用してほぼ
完全に補正できるようにしている。
【0026】表−1、表−2に本実施形態における光学
配置とfθレンズ6の非球面係数及び回折光学素子4の
位相項を示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】 本実施形態における回折光学素子4の回折面4aは光偏
向器5側に構成されており、位相関数をφ(y,z)と
して、光軸との交点を原点とし、光軸方向をx軸、主走
査面内において光軸と直交する軸をy軸、副走査面内に
おいて光軸と直交する軸をz軸としたとき、
【0029】
【数1】 なる式で表わされる。
【0030】又、fθレンズ6のレンズ形状は、各レン
ズ面と光軸との交点を原点とし、光軸方向をx軸、主走
査面内において光軸と直交する軸をy軸、副走査面内に
おいて光軸と直交する軸をz軸としたとき、主走査断面
形状は、
【0031】
【数2】 なる式で表わされる。尚、Rは曲率半径、K,B4 〜B
10は非球面係数である。ここでyの値が正のときは非球
面係数として添字uのついたku,B4 u〜B10uを用
いて計算されたレンズ形状となっており、yの値が負の
ときは非球面係数として添字lのついたkl,B4 lー
10lを用いて計算されたレンズ形状となっている。
【0032】又、副走査断面においては、その曲率半径
が連続的に変化しており、主走査面上におけるレンズ座
標はyであるところの曲率半径r’がr’=r(1+D
22 +D44 +D66 +D88 +D1010)な
る式で表わされるものである。尚、rは光軸上における
曲率半径、D2 〜D10は各係数である。ここでyの値が
正のときは係数として添字uのついたD2 u〜D10uを
用いて計算された曲率半径r’となっており、yの値が
負のときは係数として添字lのついたD2 l〜D10lを
用いて計算された曲率半径r’となっている。
【0033】図3は本実施形態の昇温前後の副走査方向
の像面湾曲を示す収差図であり、実線は常温での特性、
点線は25℃昇温が生じたときの特性を示している。こ
の図から昇温前後の副走査方向のピント変化が殆ど無い
ことがわかる。
【0034】このように本実施形態では、従来第1の光
学系の一要素として使用されていたシリンドリカルレン
ズ(図8参照)の代わりに回折光学素子4を用いて構成
し、該回折光学素子4の副走査方向のパワー(回折パワ
ー)とfθレンズ6の副走査方向のパワー(屈折パワ
ー)とを各々適切に設定することにより、装置の温度変
動に伴なう副走査方向のピント変化を半導体レーザー1
の波長変動を利用して効果的に補正している。これによ
り環境変動に強く、しかも高精細印字に適した走査光学
系をコンパクトで、かつ安価に得ることができる。
【0035】図4は本発明の実施形態2の走査光学系を
画像形成装置に適用したときの主走査方向の要部断面図
である。同図において図1に示した要素と同一要素には
同符番を付している。
【0036】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は第2の光学系を構成するfθレンズの光偏向器
側のレンズ面に回折光学素子を付加し、第1の光学系を
構成する各要素を従来の構成(図8参照)と同様にコリ
メータレンズ、絞り、そしてシリンドリカルレンズとの
各要素で構成したことである。その他の構成及び光学的
作用は前述の実施形態1と略同様であり、これにより同
様な効果を得ている。
【0037】即ち、同図において46は第2光学系L42
としてのfθレンズであり、プラスチック材料で成形さ
れた非球面形状の単レンズより成り、その単レンズの光
偏向器5側のレンズ面(第1面)Raに副走査方向にパ
ワー(回折パワー)を有する回折光学素子48を付加し
て構成しており、その回折光学素子48の回折面48a
は前述した実施形態1と同一の式によって表わされる。
【0038】即ち、fθレンズ46の第1面Raに付加
されている回折光学素子48の回折面48aは位相関数
をφ(y,z)として、該第1面Raと光軸との交点を
原点とし、光軸方向をx軸、主走査面内において光軸と
直交する軸をy軸、副走査面内において光軸と直交する
軸をz軸としたとき
【0039】
【数3】 なる式で表わされる。
【0040】44は第1の光学系L41の一要素を構成す
るシリンドリカルレンズであり、副走査方向に所定の屈
折力を有している。
【0041】ここで本実施形態における副走査方向のピ
ント変動の補正の原理について説明する。
【0042】今、本実施形態における走査光学装置が環
境温度t℃にあったとき、fθレンズ46の屈折率を
n、半導体レーザー1の発振波長をλとする。
【0043】 fθレンズ46の屈折率の温度依存係数を dn/dt 半導体レーザー1の波長の温度依存係数を dλ/dt fθレンズ46の屈折率の波長依存係数を dn/dλ とすると、環境温度がΔtだけ変化したときのfθレン
ズ46の屈折率n′及び半導体レーザー1の波長λ′
は、それぞれ
【0044】
【数4】 と表わされる。
【0045】一方、fθレンズ46の第1面Raに形成
された回折光学素子48のパワーφB は、回折面48a
上の光線通過点における格子空間周波数をHとすると、
【0046】
【数5】 で表わされる。
【0047】よって、fθレンズ46の第1面Raの副
走査断面の光軸上における曲率半径をr1 、第2面Rb
の副走査断面の光軸上における曲率半径をr2 とし、簡
単の為に薄肉系を仮定して、回折光学素子48のパワー
と屈折によるパワーが同じ所に存在すると仮定すると、
環境温度t℃のときのfθレンズ46の副走査方向のパ
ワーφt は、以下の式で表わされる。
【0048】
【数6】 一方、環境温度がΔtだけ変化したときのfθレンズ4
6の副走査方向のパワーφt ′は、以下の式で表わされ
る。
【0049】
【数7】 ここで環境温度によらずfθレンズ46の副走査方向の
パワーが常に一定に保たれていれば副走査方向のピント
変動は原理的に発生しない。
【0050】よって、(1)式と(2)式が等しいとす
ると、最終的に
【0051】
【数8】 回折次数を1次としてfθレンズ46の回折光学素子
(回折部)48のパワーφB
【0052】
【数9】 fθレンズ46の回折光学素子以外(屈折部)のパワー
φL
【0053】
【数10】 (3)式は
【0054】
【数11】 となり、この式を満足するようにfθレンズ46の回折
部のパワーφB 及び屈折部のパワーφL を確定すれば、
環境温度の変化によるピント変動をほぼ完全に補正する
ことができる。
【0055】ここで、dλ/dt,dn/dt,dn/
dλの実際のとり得る値を考慮すると、最終的にfθレ
ンズ46の回折部の副走査方向のパワーをφB 、屈折部
の副走査方向のパワーをφL としたとき、 1.0≦ φL /φB ≦2.6 ・・・・・・(5) なる条件を満足するように各パワーを設定することが望
ましい。
【0056】条件式(5)はfθレンズ46を構成する
屈折部のパワーと回折部のパワーとの比に関するもので
あり、条件式(5)を外れると装置の環境変動に伴なう
副走査方向のピント変化を補正することが難しくなって
くるので良くない。
【0057】本実施形態においては、 φL /φB =1.171 とし、条件式(5)を満足させている。
【0058】表−3,表−4に本実施形態における光学
配置とfθレンズ46の非球面係数及び回折光学素子4
8の位相項を示す。
【0059】
【表3】
【0060】
【表4】 図5は本実施形態の昇温前後の副走査方向の像面湾曲を
示す収差図であり、実線は常温での特性、点線は25℃
昇温が生じたときの特性を示している。この図から昇温
前後の副走査方向のピント変化が殆ど無いことがわか
る。
【0061】このように本実施形態では、上述の如く第
2の光学系L42であるfθレンズ46の光偏向器5側の
レンズ面Raに回折光学素子48を付加し、該fθレン
ズ46の回折部の副走査方向のパワー(回折パワー)と
屈折部の副走査方向のパワー(回折パワー)を各々適切
に設定することにより、装置の温度変動に伴なう副走査
方向のピント変化を半導体レーザー1の波長変動を利用
して良好に補正している。これにより環境変動に強く、
しかも高精細印字に適した走査光学系をコンパクトで、
かつ安価に得ることができる。
【0062】図6は本発明の実施形態3の走査光学系を
画像形成装置に適用したときの主走査方向の要部断面図
である。同図において図4に示した要素と同一要素には
同符番を付している。
【0063】本実施形態において前述の実施形態2と異
なる点は第1の光学系の一要素を構成するシリンドリカ
ルレンズの1面にも回折光学素子を付加して構成したこ
とである。その他の構成及び光学的作用は前述の実施形
態1と略同様であり、これにより同様な効果を得てい
る。
【0064】即ち、同図において64は第1の光学系L
61の一要素を構成するシリンドリカルレンズであり、該
シリンドリカルレンズ64の光源手段1側のレンズ面を
副走査方向に所定のパワーを有するシリンドリカル面よ
り構成し、光偏向器5側のレンズ面(平面)に副走査方
向にパワー(回折パワー)を有する回折光学素子68を
付加して構成している。46は前述の実施形態2と同様
のfθレンズである。
【0065】本実施形態においては前述した実施形態1
において説明した副走査方向のピント変化の補正原理
と、実施形態2において説明した副走査方向のピント変
化の補正原理の双方を利用して装置の温度変動に伴なう
副走査方向のピント変化を良好に補正している。これに
よって本実施形態ではシリンドリカルレンズ64及びf
θレンズ46の各回折部(回折光学素子)の副走査方向
のパワーを小さく設定することができ、この結果、各回
折光学素子68,48の格子ピッチを大きくすることが
できるので製造上非常に有利となる。
【0066】表−5、表−6に本実施形態における光学
配置、fθレンズ46の非球面係数、シリンドリカルレ
ンズ64の形状、そして各回折光学素子68,48の位
相項を示す。
【0067】
【表5】
【0068】
【表6】 図7は本実施形態の昇温前後の副走査方向の湾面湾曲を
示す収差図であり、実線は常温での特性、点線は25℃
昇温が生じたときの特性を示している。この図から昇温
前後の副走査方向のピント変化が殆どないことがわか
る。
【0069】このように本実施形態では上述の如く第1
の光学系L61と第2の光学系L42の両方に各々回折光学
素子を設けることにより、該各回折光学素子の格子ピッ
チを大きく設定することができ、これにより非常に製造
しやすい走査光学系を構成することができる。尚、本実
施形態においてはシリンドリカルレンズ64の1面に回
折光学素子を付加したが、これに限定されることはな
く、コリメーターレンズ2の1面に回折光学素子を付加
して構成しても良い。
【0070】上記に示した実施形態2,3においては回
折光学素子を各光学系を構成する光学素子の少なくとも
1面に付加したが、これに限定されることはなく、光路
内に独立させて構成しても良い。
【0071】又、各実施形態においては装置の温度変動
に伴なう副走査方向のピント変化についての補正方法を
述べてきたが、もちろん主走査方向のピント変化につい
ても主走査方向に回折作用を有する回折光学素子を用い
ることにより容易に補正することができる。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く光偏向器に対
して光源手段側に配置した第1の光学系と被走査面側に
配置した第2の光学系のうち少なくとも一方の光学系に
回折光学素子を設け、装置の環境変動(特に温度変化)
に伴なう副走査方向の収差変動(ピント変化)を回折光
学素子のパワー変化と、半導体レーザーの波長変動によ
り補正することにより、環境変動の影響を受けない高精
細印字に適したコンパクトな走査光学系及びそれを用い
た画像形成装置を達成することができる。
【0073】特に回折光学素子を第2の光学系に設ける
場合には前述の条件式(5)を満足させるように各要素
のパワーを適切に設定することにより、環境変動の影響
を受けない高精細印字に適したコンパクトな走査光学系
及びそれを用いた画像形成装置を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の主走査方向の要部断面
【図2】 本発明の実施形態1における副走査方向のピ
ント変動の補正原理を説明する説明図
【図3】 本発明の実施形態1の副走査方向の像面湾曲
を示す図
【図4】 本発明の実施形態2の主走査方向の要部断面
【図5】 本発明の実施形態2の副走査方向の像面湾曲
を示す図
【図6】 本発明の実施形態3の主走査方向の要部断面
【図7】 本発明の実施形態3の副走査方向の像面湾曲
を示す図
【図8】 従来の走査光学系の要部概略図
【符号の説明】
1 光源手段(半導体レーザー) 2 コリメータレンズ 3 開口絞り 4,48,68 回折光学素子 5 偏向手段(ポリゴンミラー) 6,46 結像手段(fθレンズ) 7 被走査面(感光ドラム面) 44,64 シリンドリカルレンズ L1 ,L41,L61 第1の光学系 L2 ,L42 第2の光学系

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段から射出した光束を第1の光学
    系を介して偏向手段に導光し、該偏向手段で偏向された
    光束を屈折部と回折部を有する第2の光学系を介して被
    走査面上に結像させて、該被走査面上を光走査する光走
    査光学系において、 第2の光学系は、環境変動による屈折部の副走査方向の
    パワー変化および環境変動による回折部の副走査方向の
    パワー変化が生じており、 第2の光学系の屈折部の副走査方向のパワーと回折部の
    副走査方向のパワーを各々φL及びφBとしたとき、 1.0≦ φL/φB ≦2.6 なる条件を満足することを特徴とする光走査光学系。
  2. 【請求項2】 光源手段から射出した光束を第1の光学
    系を介して偏向手段に導光し、該偏向手段で偏向された
    光束を第2の光学系を介して被走査面上に結像させて、
    該被走査面上を光走査する光走査光学系において、 第2の光学系は屈折部と回折部を有し、 温度変動で起こる屈折率の変化による第2の光学系の屈
    折部の副走査方向のパワー変化及び温度変動で起こる光
    源手段の波長変動による第2の光学系の屈折部の副走査
    方向のパワー変化が、温度変動で起こる光源手段の波長
    変動による第2の光学系の回折部の副走査方向のパワー
    変化により補正されていることを特徴とする光走査光学
    系。
  3. 【請求項3】 第2の光学系の屈折部は、プラスチック
    レンズを有することを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の光走査光学系。
  4. 【請求項4】 光源手段から放射した光束を回折部を有
    する第1の光学系を介して偏向手段に導光し、該偏向手
    段で偏向された光束を屈折部と回折部とを有する第2の
    光学系を介し被走査面上に結像させて、該被走査面上を
    走査する光走査光学系であって、 第2の光学系の屈折部は、プラスチックレンズを有し、 前記プラスチックレンズの温度変動に伴う副走査方向の
    収差変動が該温度変動による光源手段の波長変動による
    第1の光学系の回折部のパワー変化及び第2の 光学系の
    回折部のパワー変化で補正されるようにしていることを
    特徴とする光走査光学系。
  5. 【請求項5】 光源手段から放射した光束を第1の光学
    系を介して偏向手段に導光し、該偏向手段で偏向された
    光束を屈折部と回折部とを有する第2の光学系を介し被
    走査面上に結像させて、該被走査面上を走査する光走査
    光学系であって、 第2の光学系の屈折部は、プラスチックレンズを有し、 前記プラスチックレンズの温度変動に伴う副走査方向の
    収差変動が該温度変動による光源手段の波長変動による
    回折部のパワー変化で補正されるようにしていることを
    特徴とする光走査光学系。
  6. 【請求項6】 前記プラスチックレンズの温度変動に伴
    う副走査方向の収差変動は、温度変動で起こる前記プラ
    スチックレンズの屈折率の変化及び温度変動で起こる光
    源手段の波長変動によるプラスチックレンズの屈折率の
    変化による副走査方向のパワー変化により生じることを
    特徴とする請求項5記載の光走査光学系。
  7. 【請求項7】 第2の光学系における回折部のパワーを
    φB、屈折部のパワーをφLとしたとき、 1.0≦φL/φB≦2.6 なる条件を満足することを特徴とする請求項2又は請求
    項4又は請求項5又は請求項6記載の光走査光学系。
  8. 【請求項8】 前記収差変動は、ピント変動であること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光走
    査光学系。
  9. 【請求項9】 前記回折部は、格子構造が階段状の光学
    素子より成ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    1項に記載の光走査光学系。
  10. 【請求項10】 前記回折部は、格子構造が連続なフレ
    ネル状の光学素子より成ることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれか1項に記載の光走査光学系。
  11. 【請求項11】 第1の光学系は、前記偏向手段の偏向
    面に光束を主走査方向に長手の線像として結像させる機
    能を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか
    1項に記載の光走査光学系。
  12. 【請求項12】 第1の光学系は、シリンドリカルレン
    ズを有し、該シリンドリカルレンズ面上に回折部を備え
    たことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記
    載の光走査光学系。
  13. 【請求項13】 第1の光学系は、コリメータレンズを
    有し、該コリメータレンズ面上に回折部を備えたことを
    特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の光走
    査光学系。
  14. 【請求項14】 前記光走査光学系の屈折部の温度変動
    に伴う主走査方向のヒント変化が該温度変動による光源
    手段の波長変動による回折部のパワー変化で補正される
    ようにしていることを特徴とする請求項1〜13のいず
    れか1項に記載の光走査光学系。
  15. 【請求項15】 前記光走査光学系は、光源手段を備
    え、前記光源手段は、半導体レーザであることを特徴と
    する請求項1〜14のいずれか1項に記載の光走査光学
    系。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか1項に記載
    の光走査光学系と、前記被走査面として感光ドラム面を
    使用したことを特徴とする画像形成装置。
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