JP3396887B2 - 棚手摺りの取付構造 - Google Patents

棚手摺りの取付構造

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JP3396887B2
JP3396887B2 JP7889297A JP7889297A JP3396887B2 JP 3396887 B2 JP3396887 B2 JP 3396887B2 JP 7889297 A JP7889297 A JP 7889297A JP 7889297 A JP7889297 A JP 7889297A JP 3396887 B2 JP3396887 B2 JP 3396887B2
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K17/00Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
    • A47K17/02Body supports, other than seats, for closets, e.g. handles, back-rests, foot-rests; Accessories for closets, e.g. reading tables
    • A47K17/022Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor

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  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)
  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は壁付きの棚手摺
取付構造に関する。
【0002】[発明の背景] 例えばトイレ室において、高齢者など足腰の弱い人が便
器に腰を掛け或いは立ち上がるときの助けとするため
に、図8に示すように便器200の側方の壁面202に
L字状の棒状の手摺り204を取り付けることが行われ
ている。
【0003】しかしながらこのような棒状の手摺り20
4の場合、握力の比較的強い人は手摺り204を握って
便器200に腰を掛け、或いは立ち上がるときの助けと
することができるが、握力の弱い人の場合それも困難で
ある。
【0004】そこで図9及び図10に示しているよう
に、壁面202に水平な棚板206とその上側の棒状の
縦の手摺り208との組合せから成る棚手摺り210を
取り付け、握力の弱い人の場合、棚板206の上に腕全
体を載せて体重を支持させ、便器200に腰掛けるとき
又は立ち上がるときの助けとできるようにすることが考
えられている。
【0005】この場合、図10に示しているように棚板
支持部212と壁固定部214とを有するL字状の取付
ブラケット216にて棚板206を壁面202に取り付
けるのが一般的な取付方法である。
【0006】ところで、図9に示しているように一般に
壁面202を構成する壁パネル218の裏側には間柱2
20が所定ピッチで配置されており、取付ブラケット2
16を壁面202に固定するに当ってはこれを間柱22
0の位置に合わせて壁面202に取り付けることが必要
となる。具体的には、取付ブラケット216を間柱22
0の位置に合わせて配置し、固定ビス等止具224を間
柱220に打ち込んで固定することが必要となる。
【0007】この間柱220は通常一定ピッチ(一般に
は455mmピッチ)で配置されているが、施工現場に
よっては間柱220の配置ピッチがこれとは異なってい
る場合があり、そこでそのような場合にも対応できるよ
うに取付ブラケット216における壁固定部214に水
平方向の長穴222を設けておいて、その長穴222に
おいて止具224により取付ブラケット216を壁面2
02に固定するようになすのが好都合である。
【0008】このようにすれば、間柱220の配置ピッ
チが多少異なっていてもその長穴222によって取付ブ
ラケット216の取付位置を位置調整することが可能と
なる。
【0009】しかしながらこのような長穴222におい
て止具224により取付ブラケット216を壁面202
に固定するようにすると、次のような不具合を生じるこ
とがある。
【0010】即ち、図10に示しているように上記棚手
摺り210において手摺り208を取付ブラケット21
6の直上部に位置させたとき、手摺り208にかかる荷
重が取付ブラケット216、ひいては壁面202にて良
好に受け止められるが、一方において取付ブラケット2
16を横方向の長穴222において止具224により壁
面202、具体的には間柱220に固定した場合、手摺
り208にかかる横荷重によって止具224が長穴22
2内において横ずれしてしまい、場合によってがたつき
を生じるといった問題が生じるのである。
【0011】これを防止するためには、壁固定部214
に長穴222に代えて止具224に対応した実質上円形
状の止付穴を設けておいて、その円形状の止付穴に止具
224を挿通するようにすれば良いが、このようにした
場合今度は間柱220のピッチの変化に対応できなくな
ってしまう問題が生ずる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の棚手摺りの取付
構造はこのような課題を解決するために案出されたもの
である。而して請求項1の取付構造は、壁面より室内方
向に延び出し、上面において棚板を支持する棚板支持部
と、壁面に固定される壁固定部とを有し、該壁固定部に
は実質上水平方向の長穴が形成されていて該長穴を貫通
するビス等止具により壁面に固定される取付ブラケット
によって、前記棚板と該棚板の上側に配置され、下端部
が該棚板に固定される縦の棒状の手摺りとを備えた棚手
りを該壁面に取り付けるようになした棚手摺りの取付
構造において、前記止具の軸部を前記長穴方向に拘束状
態で挿通させる、該軸部に対応した孔径の挿通孔を備え
たワッシャを該長穴に重ねるようにして前記壁固定部に
相対移動不能に装着し、該止具を該挿通孔及び長穴に挿
通させるようにして前記壁面に固定し、以て前記棚手摺
を壁面に取り付けるようになしたことを特徴とする。
【0013】請求項2の取付構造は、請求項1におい
て、前記挿通孔が実質上円形状をなしていることを特徴
とする。
【0014】請求項3の取付構造は、請求項1,2の何
れかにおいて、前記壁固定部における室内側の面に、前
記長穴の周縁に沿って前記止具の頭部を嵌め入れて着座
させる連続した環状の座繰り凹部が形成されているとと
もに、前記ワッシャを嵌め込んで位置固定とするワッシ
ャ嵌込凹部が該座繰り凹部に連続して前記長穴方向と交
差方向に形成されており、該ワッシャが該ワッシャ嵌込
凹部に嵌込状に装着されていることを特徴とする。
【0015】請求項の取付構造は、請求項1〜3の何
れかにおいて、前記棚板を前記壁面に沿った複数個所に
おいて複数の前記取付ブラケットにより該壁面に固定す
るようになすとともに、前記手摺りを何れかの取付ブラ
ケットの直上部に配置し、該手摺りの直下の該取付ブラ
ケットに対して前記ワッシャを装着して該壁面に固定す
るようになす一方、他の取付ブラケットを該ワッシャを
用いないで該壁面に固定するようになしたことを特徴と
する。
【0016】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の取付構
造は、止具の軸部を長穴方向に拘束状態で挿通させる挿
通孔を備えたワッシャを取付ブラケットの壁固定部に装
着し、その挿通孔及び長穴を挿通させるようにして止具
を壁面に固定するようになしたもので、この取付構造に
よれば、長穴を挿通する止具がワッシャによって長穴方
向に拘束された状態となるため、棚手摺りに対して横荷
重が作用した場合においてもビス等の止具が長穴内部に
おいて横ずれするといったことを防止でき、棚手摺り
強固に壁面に固定状態とすることができる。
【0017】一方においてその長穴において取付ブラケ
ットの固定位置を間柱のピッチに対応して位置調整する
必要がある場合には、上記ワッシャを装着しないでその
まま取付ブラケットの長穴にビス等止具を挿通して固定
すれば良く、何れの場合においても取付ブラケットを共
通の部品として用いることができる。
【0018】ここで上記ワッシャにおける挿通孔は止具
における軸部の径に対応した孔径の実質上円形状のもの
となすことができ(請求項2)、この場合止具を長穴方
向は勿論他方向にも拘束状態となすことができる。
【0019】次に請求項3の取付構造は、前記取付ブラ
ケットの壁固定部における壁側の面とは反対側の面、即
ち室内側の面に、長穴の周縁に沿って連続した環状の座
繰り凹部を形成してその座繰り凹部内に止具の頭部を嵌
め入れて着座させるようになすとともに、その座繰り凹
部に連続する形でワッシャ嵌込凹部を長穴方向と交差方
向に形成し、そこにワッシャを嵌込状に装着してこれを
位置固定となすようにしたもので、この取付構造によれ
ば、ワッシャを装着しない場合、即ち長穴において固定
位置の調整を行う必要がある場合、ビス等止具を長穴の
何れの位置にも位置させることができる。より詳しくは
止具の頭部を長穴の周縁に沿って連続的に形成した環状
の座繰り凹部の何れの位置にも位置させることができ
る。
【0020】一方で長穴を殺した状態で取付ブラケット
を止具により固定する場合には、ワッシャ嵌込凹部にワ
ッシャを嵌め込むことでこれを位置固定状態に取付ブラ
ケットに装着することができる。
【0021】請求項の取付構造は、上記棚手摺りを壁
面に取り付けるに際し、棚板を複数の取付ブラケットに
て壁面に固定するようになすとともに、何れかの取付ブ
ラケットを手摺りの直下に配置し、そしてその直下の取
付ブラケットに対して上記ワッシャを装着して壁面に固
定する一方、他の取付ブラケットについてはかかるワッ
シャを用いないで壁面に固定するようになしたもので、
この取付構造の場合、ワッシャを用いない他の取付ブラ
ケットにおいて、間柱のピッチに対応して取付ブラケッ
トの位置調整を行うことができる一方、手摺りの直下の
ブラケットにおいては、長穴内部で止具が横ずれするの
を防止して、手摺りにかかる荷重を強固に支持できる利
点が得られる。
【0022】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1及び図2において、10はトイレ室の壁
面12に固定された棚手摺りであって、この棚手摺り1
0は、壁面12に沿って水平方向に配置された長手状の
棚板14と、棚板14の上側に配置された縦の棒状の手
摺り16とを有している。
【0023】ここで棚板14は、トイレ室の洋風便器に
腰を掛けた状態の使用者から見て前後方向に長手状をな
しており、その前後方向2個所において、かかる棚板1
4が一対の取付ブラケット18により壁面12に固定さ
れている。
【0024】一方、棒状の手摺り16は棚板14の前端
部近傍に配置されており、その上端部が金属製等の固定
部材20により壁面12に固定されている。またその下
端部は図2に示しているようにキャップ24を介して棚
板14に設けられた嵌込穴22内部に嵌込状に固定され
ている。
【0025】固定部材20は、垂直な壁固定部26と、
壁面12より水平方向に延び出す支持アーム28とを有
する、全体としてL字形状の部材であって、その壁固定
部26にビス挿通孔30が設けられ、そのビス挿通孔3
0において、止具としてのビス32により壁面12に固
定されている。
【0026】一方支持アーム28の下面には下向きの嵌
込穴(図示省略)が設けられており、その嵌込穴におい
て手摺り16の上端部が嵌込状に固定されている。尚、
棒状の手摺り16は一対の取付ブラケット18のうち前
側の取付ブラケット18の直上位置に配置されている。
【0027】取付ブラケット18は、図5及び図6に詳
しく示しているように壁面12に沿って垂下する壁固定
部36と、その上端部から室内方向に水平に延びる棚板
支持部38とを有する、全体としてL字形状をなす部材
であって、その棚板支持部38の上面において棚板14
を支持するようになっている。
【0028】この棚板支持部38には、これを上下方向
に貫通するビス挿通孔30が形成されており、これらビ
ス挿通孔30において止具としてのビス32により棚板
14の下面に固定されている。
【0029】一方壁固定部36には、上下2個所に水平
方向、詳しくは水平前後方向に延びる一対の長穴40が
設けられており、この長穴40において取付ブラケット
18がビス32により壁面12に、詳しくは壁パネルの
裏側に配置された間柱に固定されるようになっている。
【0030】壁固定部36には、また、壁固定部36に
おける室内側の面に凹陥形態の座繰り凹部42が一対の
長穴40のそれぞれの周縁に沿って連続した環状に形成
されており、この座繰り凹部42に上記ビス32の頭部
48が着座されるようになっている。
【0031】更に壁固定部36には、長穴40方向と十
字状に交差する、詳しくは水平前後方向に延びる長穴4
0に対し、その中間位置において直角に交差する垂直方
向に延びるワッシャ嵌込凹部44が形成されている。こ
のワッシャ嵌込凹部44は、上記座繰り凹部42に連続
する状態で且つ座繰り凹部42と同様に壁固定部36に
おける室内側の面に凹陥する形態で形成されている。
【0032】このワッシャ嵌込凹部44は、板状の角型
ワッシャ50が前後方向及び上下方向にがたつきのない
状態に嵌込可能とされている。即ちワッシャ嵌込凹部4
4は、角型ワッシャ50に対応する形状で凹陥形態に形
成されている。
【0033】角型ワッシャ50は、ビス32における軸
部46の軸径に対応する孔径の円形状の挿通孔52を有
している。そして取付ブラケット18は、ワッシャ嵌込
凹部44に角型ワッシャ50を嵌め込んだ状態におい
て、ビス32の軸部46を挿通孔52及び長穴40を通
じて壁面12、詳しくは間柱に捩じ込むことで壁面12
に固定することができる。
【0034】次に取付ブラケット18を用いた本例の棚
手摺り10の取付方法を説明する。本例は、一対の取付
ブラケット18にて棚手摺り10、詳しくはその棚板1
4を壁面12に取り付けるもので、先ず図4に示してい
るように手摺り16の直下に位置する取付ブラケット1
8(以下一方の取付ブラケット18として説明する)を
壁面12に固定する。
【0035】具体的には、一方の取付ブラケット18の
壁固定部36を上下一対の長穴40において壁パネルを
通じて間柱にビス32を捩じ込むことで壁面12に固定
する。
【0036】このとき、壁固定部36のワッシャ嵌込凹
部44に角型ワッシャ50をがたつきのない状態に嵌め
込んでおき、その上で角型ワッシャ50の挿通孔52及
び長穴40を通じてビス32の軸部46を上記間柱に捩
じ込む。
【0037】ここで角型ワッシャ50が長穴40方向
(水平前後方向)にがたつかず且つその角型ワッシャ5
0に形成された挿通孔52がビス32の軸部46の軸径
に対応した円形状をなしていることから、長穴40に挿
通されたビス32は前後方向に拘束された状態となる。
従って一方の取付ブラケット18は、長穴40の作用、
つまり前後方向の位置調整作用が殺された状態で壁面1
2に固定される。
【0038】上記のようにして一方の取付ブラケット1
8を壁面12に固定した後、続いて図3に示しているよ
うに他方の取付ブラケット18を壁面12に固定する。
この他方の取付ブラケット18を壁面12に固定する際
には、上記と異なり角型ワッシャ50を装着せずに、長
穴40による前後方向の位置調整作用を殺さずに行う。
【0039】即ち、長穴40内において、上記間柱に対
応する適切な前後方向位置にビス32を間柱に捩じ込む
とともに、ビス32の頭部48を直接座繰り凹部42に
着座させ、以て他方の取付ブラケット18の壁固定部3
6を壁面12に固定する。以上のようにして一対の取付
ブラケット18を壁面12に固定することにより棚手摺
り10を壁面12に取り付けることができる。
【0040】本例の取付構造では、手摺り16の直下に
位置する取付ブラケット18を壁面12に固定する際、
角型ワッシャ50をワッシャ嵌込凹部44に嵌め込むこ
とで長穴40方向にビス32を拘束状態とすることがで
き、従って本例によれば、棚手摺り10に対して横方向
(前後方向)の荷重が作用した場合においても、ビス3
2が長穴40の内部において横ずれすることなく、棚手
摺り10を壁面12に強固に固定状態とすることができ
る。
【0041】一方において上記他方の取付ブラケット1
8についてはこれを壁面12に固定する際に、ビス32
の捩込位置を間柱のピッチに対応して位置調整すること
ができる。そして何れのものも取付ブラケット18を共
通に用いることができる。
【0042】その他にも本例の取付構造は種々の利点を
有しており、図7はその本例の取付構造の利点を明らか
にするための比較例(但し本発明の一実施例)を示して
いる。同図(A)の取付ブラケット54は、長穴40の
周縁に前記実施例における座繰り凹部42を形成せず
に、長穴40に交差するワッシャ嵌込凹部44のみを壁
固定部36の室内側の面に凹陥状態に形成している。
【0043】この取付ブラケット54では、ワッシャ嵌
込凹部44に上記角形ワッシャ50を嵌込状に装着する
ことができ、長穴40を殺した状態でビス32のねじ込
固定を行なうことができるものの、長穴40を利用して
位置調整を行う際、ビス32のねじ込位置を長穴40内
部において自由に調整するといったことが十分に行なえ
ない不具合がある。
【0044】これに対して上記実施例の場合、ビス32
の頭部48を着座させるための座繰り凹部42が長穴4
0の全周に亘って環状に連続的に形成されているため、
ビス32のねじ込位置を長穴40内において自由に選定
調節することができる。
【0045】また図7(B)には、ワッシャ嵌込凹部を
有しない取付ブラケット56を壁面12に固定する例が
示されている。この比較例(但し本発明の一実施例)に
おいて、取付ブラケット56を長穴40の位置調整作用
を殺した状態で壁面12に固定する場合、ワッシャ58
に形成した、長穴40に対応した形状の筒状の嵌入部6
2を長穴40の内周面に嵌入させ、そしてワッシャ58
に形成した挿通孔52、更には長穴40に対してビス3
2の軸部46を挿通させるようにして、これを壁面12
にねじ込固定する。
【0046】この図7の例においては、長穴40の有効
内径が嵌入部62の肉厚tによって実質的に狭くなる。
このためワッシャ58を装着した場合と装着しない場合
とで共通のビス32を用いた際、ワッシャ58を装着し
ないで壁面12に固定する取付ブラケット56側におい
て、ビス32の軸部46と長穴40の内面との間でがた
つきを生じてしまう。
【0047】またビス32の軸部46と長穴40の内面
との間でがたつきを生じないようにするためには、それ
ぞれ軸部46の軸径の異なったビス32を用意しなけれ
ばならない。しかるに前記実施例の取付構造によればこ
うした不都合を生じないのである。
【0048】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であって、本発明はその主旨を逸脱しない
範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である棚手摺りの取付構造を
示す図である。
【図2】図1の取付構造を分解して示す図である。
【図3】図1の取付構造における要部を拡大して示す図
である。
【図4】図1の取付構造における図3とは別の要部を拡
大して示す図である。
【図5】図4の要部を分解して示す図である。
【図6】図4の要部を更に拡大して詳しく説明するため
の図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す図である。
【図8】本発明の背景説明のための壁付手摺りの例を示
す図である。
【図9】本発明の背景説明のための図8とは別の壁付手
摺り(棚手摺り)を示す図である。
【図10】図9の壁付棚手摺りの取付構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 棚手摺り 12 壁面 14 棚板 16 手摺り 18,54,56 取付ブラケット 32 ビス(止具) 36 壁固定部 38 棚板支持部 40 長穴 42 座繰り凹部 44 ワッシャ嵌込凹部 46 軸部 50 角型ワッシャ 52 挿通孔 58 ワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 義朗 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社 イナックス内 (72)発明者 安尾 貴司 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社 イナックス内 (72)発明者 上野 季也 大阪府柏原市本郷4丁目74−1 (56)参考文献 特開 平10−121691(JP,A) 実開 昭60−180811(JP,U) 実公 昭15−12218(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 17/02 A47B 96/02 E04F 11/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面より室内方向に延び出し、上面にお
    いて棚板を支持する棚板支持部と、壁面に固定される壁
    固定部とを有し、該壁固定部には実質上水平方向の長穴
    が形成されていて該長穴を貫通するビス等止具により壁
    面に固定される取付ブラケットによって、前記棚板と該
    棚板の上側に配置され、下端部が該棚板に固定される縦
    の棒状の手摺りとを備えた棚手摺りを該壁面に取り付け
    るようになした棚手摺りの取付構造において、 前記止具の軸部を前記長穴方向に拘束状態で挿通させ
    る、該軸部に対応した孔径の挿通孔を備えたワッシャを
    該長穴に重ねるようにして前記壁固定部に相対移動不能
    に装着し、該止具を該挿通孔及び長穴に挿通させるよう
    にして前記壁面に固定し、以て前記棚手摺りを壁面に取
    り付けるようになしたことを特徴とする棚手摺りの取付
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記挿通孔が実質上
    円形状をなしていることを特徴とする棚手摺りの取付構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記壁
    固定部における室内側の面に、前記長穴の周縁に沿って
    前記止具の頭部を嵌め入れて着座させる連続した環状の
    座繰り凹部が形成されているとともに、前記ワッシャを
    嵌め込んで位置固定とするワッシャ嵌込凹部が該座繰り
    凹部に連続して前記長穴方向と交差方向に形成されてお
    り、該ワッシャが該ワッシャ嵌込凹部に嵌込状に装着さ
    れていることを特徴とする棚手摺りの取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記棚
    板を前記壁面に沿った複数個所において複数の前記取付
    ブラケットにより該壁面に固定するようになすととも
    に、前記手摺りを何れかの取付ブラケットの直上部に配
    置し、該手摺りの直下の該取付ブラケットに対して前記
    ワッシャを装着して該壁面に固定するようになす一方、
    他の取付ブラケットを該ワッシャを用いないで該壁面に
    固定するようになしたことを特徴とする棚手摺りの取付
    構造。
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