JP3396154B2 - 主軸移動型立形工作機械におけるワークフィーダ - Google Patents

主軸移動型立形工作機械におけるワークフィーダ

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JP3396154B2 JP29777497A JP29777497A JP3396154B2 JP 3396154 B2 JP3396154 B2 JP 3396154B2 JP 29777497 A JP29777497 A JP 29777497A JP 29777497 A JP29777497 A JP 29777497A JP 3396154 B2 JP3396154 B2 JP 3396154B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直方向又はこの
垂直方向に対して所定角度傾斜した方向に軸線を有する
主軸を回転自在に支持する主軸台が前記主軸軸線方向
(Z軸方向)及びこの主軸軸線方向と直交する方向(X
軸方向)に移動して、前記主軸の下端に設けられたチャ
ックでワーク(工作物)を着脱自在に把持する主軸移動
型の立て旋盤など立形工作機械に設けられたワークフィ
ーダに関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械のうち旋盤は、主軸の先端にチ
ャックが取付けられ、このチャックでワークを把持して
回転させるが、旋盤には、主軸が水平方向を向く種類の
他、主軸の軸線が上下方向(垂直方向)を向く立て旋盤
が知られている。例えば、特開昭6−166902号
公報,特開昭62−199301号公報等には、ワーク
インデックステーブル付き立型複合加工数値制御式旋盤
(立形NC旋盤)が開示されている。この旋盤は主軸固
定型であるため、パワーチャックに材料の取付け,取外
しをするのに材料を昇降させるための材料押出し装置
(油圧シリンダ等),インデックステーブルを往復移動
させるための油圧シリンダ等を設ける必要があるので構
成が複雑になっていた。
【0003】これに対して、本出願人の出願に係る特公
平2−46321号公報に開示された工作機械は、主軸
が移動して主軸の下端(下方端部)のチャックがワーク
を直接把持して加工を行うようになっている。この工作
機械では、材料押出し装置,油圧シリンダ等を不要にし
て構成の簡素化を図っており、自動的にワークを供給す
るためのワークフィーダ(工作物自動供給装置)が設け
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】加工前の素材ワークな
ど未加工ワークは、その寸法(例えば、直径寸法,軸線
方向寸法)等にばらつきがある場合がある。このばらつ
きがあっても、主軸移動型の立形工作機械では、未加工
ワークを把持する時にチャックを必要以上に押付けて工
作機械側(特に、主軸,主軸を回転自在に支持する軸受
など主軸側)に無理な負荷を与えることがないようにす
るとともに、未加工ワークをチャックに確実に密着させ
て精度よく把持する必要がある。
【0005】ところが、特公平2−46321号公報に
記載のものは、このような未加工ワークの寸法等のばら
つきを考慮した構成にはなっていないため、未加工ワー
クの寸法等にばらつきがあった場合に、未加工ワークを
チャックに密着させて把持する動作を高精度に行うのが
困難であった。そのため、従来は、未加工ワークをチャ
ックで把持する場合、チャックの爪と未加工ワークとを
密着させるために、旋盤の刃物台や心押台等に専用のプ
ッシャーを別途設ける場合があったが、プッシャーで密
着させるための動作に時間が掛かるので、工作機械の非
加工時間となるワーク交換時間が長くなっていた。
【0006】しかも、チャックがワークフィーダから未
加工ワークを確実に受け取って把持するためには、作業
者は、未加工ワークをチャックの把持可能範囲内に常に
載置するために、ワークフィーダ上で未加工ワークの中
心がほぼ一致するように載置しなければならず、作業性
がよくなかった。また、作業者がパレットに未加工ワー
クを載置する位置に、チャックの爪の把握ストロークを
こえる大きなばらつきが生じると、チャックで未加工ワ
ークを把持することが困難であった。また、チャックの
爪と未加工ワークが衝突する恐れもあった。
【0007】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、未加工ワークを主軸側チャックで受け取
る時に、チャックによる未加工ワークの把持動作を確実
且つ高精度に行うことができ、主軸側に大きな負荷をか
けることなくチャックで未加工ワークを密着させて把持
することができ、ワーク交換時間を密着動作のために増
加させることがなく非加工時間の短縮化が図れる主軸移
動型立形工作機械におけるワークフィーダを提供するこ
とを目的とする。また、他の目的は、未加工ワークをワ
ークフィーダに作業者が載置する際の作業を容易にした
主軸移動型立形工作機械におけるワークフィーダを提供
することである。更に他の目的は、未加工ワークを受け
取る際にワークの種類を特定できる主軸移動型立形工作
機械におけるワークフィーダを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明に係るワークフィーダは、垂直方向又はこの
垂直方向に対して所定角度傾斜した方向に軸線を有する
主軸を回転自在に支持する主軸台が前記主軸の軸線方向
及びこの主軸軸線と直交する方向に移動する主軸移動型
立形工作機械において、前記主軸の下端に設けられたチ
ャックとの間でワークを授受するためのワークフィーダ
であって、前記工作機械の機械本体の近傍の所定の位置
に設置されたワークフィーダ基体と、このワークフィー
ダ基体に設けられ、駆動手段によって駆動されて旋回動
作する旋回体と、この旋回体に昇降移動可能に取付けら
れて前記ワークフィーダ基体の移送面上を移動可能に設
けられ、上面に前記ワークが載置される複数のパレット
と、前記旋回体に対して自在に昇降移動可能になってい
る連結棒を介して前記パレットを支持するパレット支持
部材と、このパレット支持部材の下部に取付けられ、前
記ワークフィーダ基体の前記移送面上を任意の方向に自
在に転動するころがり手段と、前記チャックとの間で前
記ワークを授受するために前記パレットが位置決めされ
るワーク授受位置に配設されて前記ワークフィーダ基体
に設けられ、前記ワーク授受位置に位置決めされた前記
パレットを前記主軸軸線方向に昇降移動自在に支持する
昇降部材を付勢部材で前記チャックの方向に付勢してい
る支持装置とを備え、前記主軸が下方に移動して前記チ
ャックが前記パレット上の前記ワークを下方に押し込む
と、前記パレット,前記連結棒,前記パレット支持部
材,前記ころがり手段及び前記昇降部材が前記付勢部材
の付勢力に抗して下降し、前記チャックに前記ワークが
前記付勢部材により所定の荷重で押圧された状態で、前
記ワークの授受が行えるようにしている。
【0009】前記ワーク授受位置は、前記工作機械でこ
れから加工するために前記パレット上面に載置された未
加工ワークを前記パレットより前記チャックが受け取る
未加工ワーク受け取り位置と、この未加工ワーク受け取
り位置に併設され、前記工作機械での加工が完了した加
工済ワークを前記チャックが前記パレット上面に載置し
て受け渡す加工済ワーク受け渡し位置とからなり、少な
くとも前記未加工ワーク受け取り位置に前記支持装置が
設けられているのが好ましい。
【0010】記パレットを支持する前記支持装置の前
記昇降部材の上面は、前記チャックが前記未加工ワーク
又は前記加工済ワークを前記主軸軸線方向に押圧してい
ない状態の時は前記移送面とほぼ同一面になることによ
り、前記パレットの前記ころがり手段が前記昇降部材の
前記上面と前記移送面を転動して移送可能とするのが好
ましい。
【0011】好ましくは、前記支持装置の前記昇降部材
は、前記ワークフィーダ基体の前記移送面に設けられた
開口部内に所定の間隙を介して設けられ、前記パレット
を前記主軸軸線方向に昇降移動自在に且つ傾き動作可能
に支持するものであり、前記ワークを前記チャックに密
着させた状態で把持可能にしている。前記昇降部材と一
体的に動作可能な棒状部材の下部には被検出部が取付け
られ、前記ワークフィーダ基体には下限用検出器が取付
けられ、前記チャックで前記ワークを把持するために前
記チャックが前記ワークを押し込んだ時、前記被検出部
が所定位置を越えて下降動作すると、前記下限用検出器
が前記被検出部を検出して異常が発生した旨を検出する
のが好ましい。
【0012】また、ワークフィーダは、前記未加工ワー
ク受け取り位置に位置決めされている前記パレットの上
面に前記未加工ワークが載置されているか否かを検出す
る未加工ワーク有無検出手段を備えているのが好まし
く、更に、前記加工済ワーク受け渡し位置に位置決めさ
れている前記パレットの上面に前記加工済ワークが載置
されているか否かを検出する加工済ワーク有無検出手段
を備えているのが好ましい。
【0013】また、前記パレットが未加工ワーク受け取
り位置に割出された時に、前記パレット上の未加工ワー
クを前記チャックが受け取り可能な所定の位置に位置決
めする心出し装置を前記ワークフィーダ基体に設けるの
が好ましい。
【0014】更に、前記パレット上の未加工ワークを前
記チャックで把持する時この未加工ワークの軸線方向の
寸法を計測するワーク軸線方向寸法計測手段を設け、前
記未加工ワークの前記軸線方向寸法から前記工作機械で
加工されるワークの種類を特定するのが好ましい。な
お、前記駆動手段はチェーン駆動手段であり、前記旋回
体は、このチェーン駆動手段により駆動されて旋回動作
するエンドレスチェーンであるのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
の一例を図1乃至図7を参照して説明する。下記の各実
施形態では、ワークフィーダ(工作物自動供給装置)を
有する主軸移動型の立形工作機械として立て旋盤の場合
を示しているが、上下方向に軸線を有する主軸を回転自
在に支持する主軸台が主軸の軸線方向及びこの主軸軸線
方向と直交する方向に移動して、主軸の下端(下方端
部)に設けられたチャックを用いて、ワークフィーダに
より供給されたワーク(工作物)を着脱自在に自動的に
把持することにより、ワークフィーダとチャックとの間
でワークを授受するタイプの工作機械であれば、ターニ
ングセンタ,研削盤など他の種類の工作機械であっても
よい。また、立形工作機械の主軸の軸線は、床面に対し
て垂直方向を向いている場合を示しているが、この垂直
方向に対して所定角度傾斜した方向を向いた場合でもよ
い。
【0016】(第1の実施形態) 図1乃至図5は本発明の第1の実施形態を示す図で、図
1及び図2はそれぞれ主軸移動型立て旋盤の全体平面図
及び全体正面図、図3はワークフィーダの部分拡大縦断
面図、図4は図3のIV−IV線平面断面図で心出し装置の
図示を省略した図、図5は心出し装置を有する前記ワー
クフィーダの部分拡大平面図である。
【0017】図1及び図2に示すように、主軸移動型立
て旋盤(以下、旋盤と記載)1は、機械本体2と、機械
本体2の近傍に設けられ、所定の位置にワークを割出す
動作を行うワークフィーダ3とを備え、NC装置(図示
せず)により制御される。旋盤1においては、主軸台4
及び主軸5など可動体が、主軸軸線C方向であるZ軸方
向に移動するとともに、Z軸方向と直交するX軸と平行
な方向の直線状の移動軌跡C を、加工位置とワーク
フィーダ3のワーク授受位置Dとの間で移動する。
【0018】チャック6は、この旋盤1で素材ワークな
ど未加工のワーク7を、ワークフィーダ3で着脱自在に
直接把持して受け取り、加工位置で加工した後はワーク
フィーダ3で加工済ワーク8の把持を解除して、この加
工済ワーク8をワークフィーダ3に受け渡す。主軸台4
(主軸5)がX軸方向及びZ軸方向に移動するこのタイ
プの旋盤1では、主軸5がワーク搬送の機能も有してい
る。
【0019】旋盤1には、加工位置で加工が行われスプ
ラッシュカバー9で遮蔽された加工領域17と、加工領
域17に隣接し、チャック6とワークフィーダ3との間
でワークの授受が行われるワーク授受領域18とが設け
られており、主軸台4と主軸5は両方の領域17,18
間を移動する。ワークフィーダ3はワーク授受領域18
側に設置されており、ワークフィーダ3の一部(例え
ば、ワーク授受位置D側)はワーク授受領域18に位置
し、他の一部は、作業者による加工済ワーク8の取り外
し作業,及び未加工ワーク7の載置作業が行われる領域
に位置している。
【0020】ワークフィーダ3にはワーク授受位置Dが
設定されており、このワーク授受位置Dには、未加工ワ
ーク受け取り位置30と加工済ワーク受け渡し位置31
とがある。未加工ワーク受け取り位置30では、旋盤1
でこれから加工するために、チャック6と対向するよう
にパレット19が割出されて位置決めされ、チャック6
の複数の爪でパレット19の上面に載置された未加工ワ
ーク7を把持して受け取る。
【0021】未加工ワーク受け取り位置30に併設され
た加工済ワーク受け渡し位置31にも、チャック6と対
向するようにパレット19が割出される。この加工済
ーク受け渡し位置3では、旋盤1での加工が完了した
加工済ワーク8をチャック6がパレット19の上面に載
置して受け渡すようになっている。即ち、チャック6
は、加工済ワーク8の把持を加工済ワーク受け渡し位置
で解除して、この加工済ワーク8をパレット19上
に載置する。このように、未加工ワーク受け取り位置3
0と加工済ワーク受け渡し位置31とを設けるのが好適
であるが、未加工ワーク7を受け取ったパレット19上
に、加工後、加工済ワーク8を載置して受け渡すように
してもよい。
【0022】旋盤1のベッド10の上面には、X軸方向
に一対のガイドレール11が平行に取付けられている。
二本のガイドレール11上には、図示しないスライド本
体を介してサドル12がX軸方向に移動自在に配置され
ている。ガイドレール11とスライド本体は直線ころが
り案内を構成している。ベッド10のワークフィーダ3
側には、ブラケット10aがボルト(図示せず)で固定
されており、ガイドレール11,11は、ベッド10と
ブラケット10aとにより支持されている。
【0023】なお、ブラケット10aはベッド10と一
体に形成してもよく、また、ガイドレール11も、ベッ
ド10側のレールとブラケット10a側のレールに分割
しておいて、組立調整時に一つのガイドレールとなるよ
うにしてもよい。このように、ガイドレール11とブラ
ケット10aを分割しておいて、後で取付け可能に構成
しておくと、通常の立て旋盤を主軸移動型立て旋盤に変
更することが可能になる。
【0024】二本のガイドレール11のほぼ中間位置に
は、X軸用ボールねじのねじ軸13がガイドレール11
と平行に配置され、ねじ軸13には、サドル12に固定
されたナット14がねじ込まれている。ねじ軸13の両
端部は、軸受を内蔵した軸受装置15,16により回転
自在に軸支されており、ねじ軸13は、歯付プーリ13
a,13b及び歯付ベルト13cを介して、X軸用サー
ボモータ20により正逆方向に回転駆動される。なお、
X軸用サーボモータ20とX軸用ボールねじは連結部材
で直結されていてもよい。X軸用サーボモータ20に駆
動されてねじ軸13が回転すると、サドル12がナット
14を介してガイドレール11に案内されてX軸方向に
往復移動することになり、この移動動作が、タレット2
1の工具22に対するX軸線方向の送りとなる。
【0025】X軸ガイドレール11とねじ軸13は、ワ
ークフィーダ3側の位置まで延長して設けられているの
で、サドル12のX軸方向への移動可能距離がワークフ
ィーダ3方向に長くなっている。主軸5は、加工領域1
7内の加工位置とワーク授受領域18におけるワーク
フィーダ3のワーク授受位置Dとの間を移動軌跡C
に従って移動可能である。主軸5に対する未加工ワー
ク7の供給及び加工済ワーク8の排出を、主軸5の下端
に取付けられたチャック6で直接行う。移動軌跡C
は、加工位置,加工済ワーク受け渡し位置31の中心C
31(図4),未加工ワーク受け取り位置30の中心C
30(図4)を結んだ直線で、X軸方向を向いている。
【0026】ベッド10には刃物台23が取付けられ、
刃物台23にはタレット21がX軸と平行な軸線を中心
に旋回割出し可能に設けられ、タレット21には複数の
工具22が放射状に取付けられている。サドル12の前
面には、Z軸方向に一対のZ軸ガイドレール24が平行
に設けられ、主軸台4が、スライド本体25,25を介
して一対のZ軸ガイドレール24,24にZ軸方向に移
動自在に係合している。Z軸ガイドレール24及びスラ
イド本体25は直線ころがり案内を構成している。
【0027】サドル12の上部にはZ軸用サーボモータ
26が取付けられており、Z軸用サーボモータ26の出
力軸には、Z軸用ボールねじ(図示せず)のねじ軸が直
結で連結されて回転駆動されるようになっている。な
お、Z軸用サーボモータ2の出力軸とZ軸用ボールね
じは、歯車機構,歯付きプーリ・ベルト機構等を介して
駆動力の伝達が行われるようにしてもよい。Z軸用ボー
ルねじのねじ軸には、主軸台4に固定されたナット(図
示せず)がねじ込まれているので、Z軸用サーボモータ
26に駆動されてZ軸用ボールねじのねじ軸が回転すれ
ば、前記ナットを介して主軸台4がZ軸ガイドレール2
4に案内されてZ軸方向に昇降移動する。
【0028】主軸台4には主軸5が回転自在に支持され
ており、主軸5は、その下端に設けられたチャック6で
ワークを把持した状態で回転する。主軸5は、主軸台4
の内部に組み込まれたビルトインモータ(図示せず)に
より回転駆動される。チャック6には、ワークを把持す
るための複数(例えば、三個)の爪27が設けられてい
る。主軸5の上部にはチャックシリンダ28が設けられ
ており、チャックシリンダ28を駆動して爪27の位置
を径方向に移動させることにより、ワークが把持又は開
放される。
【0029】次に、旋盤1の動作について説明する。旋
盤1のNC装置からの指令により未加工ワーク7を切削
加工する時には、X軸用サーボモータ20を駆動して、
サドル12をX軸方向のワークフィーダ3側に移動させ
る。サドル12の移動により、主軸5が、ワークフィー
ダ3の未加工ワーク受け取り位置30に移動軌跡C
上を移動する。次に、Z軸用サーボモータ26を駆動し
て、主軸台4とともに主軸5を下方に移動させ、チャッ
クシリンダ28を駆動してチャック6の爪27を移動さ
せて未加工ワーク7を直接把持する。チャック6のこの
把持動作後、主軸台4は所定位置まで上昇移動する。
【0030】次いで、X軸用サーボモータ20を回転駆
動することにより、サドル12がX軸ガイドレール11
に案内されてX軸方向の加工位置側に移動し、Z軸用サ
ーボモータ26を駆動することにより、主軸台4がZ軸
ガイドレール24に案内されてZ軸方向に移動する。こ
うして、主軸5を移動軌跡C に従って加工位置に移
動させた後、タレット21を旋回割出しさせてタレット
21に取付けられた所望の工具22を割出す。そして、
NC装置でX軸用サーボモータ20及びZ軸用サーボモ
ータ26を制御するとともに、主軸5の回転数を制御し
て、工具22によりワークの切削加工を行う。
【0031】ワークの加工が完了した後、X軸用サーボ
モータ20及びZ軸用サーボモータ26を駆動して、主
軸台4と主軸5を加工位置から加工済ワーク受け渡し位
置31に移動させ、加工済ワーク8をチャック6から離
脱させて加工済ワーク受け渡し位置31にあるパレット
19の上に載置する。次のワークの加工がある場合に
は、主軸台4は、加工済ワーク受け渡し位置31から未
加工ワーク受け取り位置30に移動して、上述と同様に
未加工ワーク7を把持する動作を行ったのち前記手順を
繰り返す。
【0032】次に、心出し装置付きのワークフィーダ3
について説明する。ワークフィーダ3は、所定の位置
(即ち、未加工ワーク受け取り位置30)に未加工ワー
ク7を順次割出すために間欠的な旋回動作を行う。ワー
クフィーダ3の旋回面はほぼ水平になっている。ワーク
フィーダ3は、旋盤1の機械本体2の近傍の所定の位置
に設置されたワークフィーダ基体(以下、基体と記載)
32を備えており、基体32は、機械本体2から別体で
床面33に自立している。機械本体2に対してワークフ
ィーダ3を所定位置に位置決めすることができればよい
ので、基体32は機械本体2と一体でも別体でもよい。
例えば、基体32を、ベッド10又はブラケット10a
に一体的又は別体で取付けてもよい。
【0033】図1乃至図5に示すように、ワークフィー
ダ3は、基体32に設けられ駆動手段によって駆動され
て旋回動作する旋回体と、この旋回体に取付けられて基
体32の移送面上を移動可能に設けられ、上面にワーク
7,8が着脱自在に載置される複数のパレット19とを
備えている。本実施形態では、旋回体として、基体32
に設けられ駆動手段としてのチェーン駆動手段40によ
り駆動されて旋回動作するエンドレスチェーン(以下、
チェーンと記載)41が使用されており、このチェーン
41に複数のパレット19が取付けられている。
【0034】また、ワークフィーダ3は、チャック6と
の間でワークを授受するためにパレット19が位置決め
されるワーク授受位置Dに配設されて基体32に設けら
れた支持装置42を備えている。この支持装置42は、
ワーク授受位置Dに位置決めされたパレットを主軸軸線
C方向に昇降移動自在に支持している。これにより、ワ
ークフィーダ3は、チャック6にワークが所定の荷重で
押圧された状態でワークの授受が行えるようにしてい
る。本実施形態の支持装置42は未加工ワーク受け取り
位置30に配設されており、この未加工ワーク受け取り
位置30に位置決めされたパレット19を主軸軸線C方
向に昇降移動自在に且つ傾き動作可能に支持するととも
に、主軸軸線Cのチャック6側にパレット19を付勢す
る構成になっている。
【0035】なお、支持装置42を未加工ワーク受け取
り位置30のみに配設した場合を示したが、支持装置4
2を加工済ワーク受け渡し位置31にも設けてもよい。
このようにすれば、加工済ワーク8を主軸側チャック6
から加工済ワーク受け渡し位置31のパレット19に受
け渡す時に、加工済ワーク8をパレット19上に衝突,
落下などなくスムーズに載置することができるので、加
工済ワーク8に傷がつくことがない。
【0036】チェーン駆動手段40は、基体32に取付
けられ減速機を有する駆動用モータ43と、基体32に
回動自在に軸支され、駆動用モータ43に駆動されて駆
動側の一方の回転中心C 回りに正逆方向に自在に回
転するスプロケット44と、基体32に軸支され、他方
の回転中心C 回りに正逆方向に自在に回転する別の
スプロケット45又は回転リングとを有している。スプ
ロケット44は、基体32を構成する上部フレーム49
に固定された支持軸86に、軸受(図示せず)を介して
正逆方向に回転自在に軸支されている。スプロケット4
4と別のスプロケット45には、チェーン41が巻き掛
けられている。基体32側に設けられたこのチェーン4
1としては、複数のリンクが連結された金属製のチェー
ンが使用されており、チェーン41は、プレート41
a,41b,ピン41c,ローラ部41d等により構成
される公知なものである。
【0037】スプロケット44には、大径の歯車46が
同心状に平行に取付けられて一体的に回転するようにな
っている。この歯車46と、駆動用モータ43の出力軸
47に取付けられた小径の歯車48とが噛み合って減速
機構を構成している。駆動用モータ43の回転駆動力
は、出力軸47,歯車48,46,スプロケット44を
介して減速された状態でチェーン41に伝達され、チェ
ーン41は旋回動作を行う。
【0038】上部フレーム49の上面には案内板50が
固定されており、案内板50は、チェーン41の全体形
状に対応して長細い矩形状をなして水平方向に配設され
ている。チェーン41は、案内板50の上方にこれと平
行に位置している。パレット19は、垂直方向に配設さ
れた複数(例えば、二本)の連結棒51を介してパレッ
ト支持部材52に支持されている。板状で円形のパレッ
ト19及びパレット支持部材52は、互いに平行,同心
且つ水平に配設されている。連結棒51は、ねじ53,
54など締結部材により、パレット19及びパレット支
持部材52に固定されている。なお、パレット19等は
四角形など他の形状をしていてもよい。即ち、ワークを
載置可能で、且つ旋回体により移動可能なものであれば
よい。パレット支持部材52の下部には、案内板50の
上面を任意の方向に自在に転動するころがり手段が取付
けられている。本実施形態では、ころがり手段として各
パレット19に複数(例えば、四個)のキャスタ55が
使用されており、キャスタ55は、直進動作及び旋回動
作の自在な自在輪56を有している。
【0039】連結棒51は連結部材57を介してチェー
ン41に連結され、連結部材57は、ほぼ矩形板状に形
成されて水平方向に配設されている。連結部材57は、
チェーン41の所定のリンクの下部にねじ58など締結
部材により固定され、チェーン41に同一ピッチPで複
数個(例えば、合計14個)設けられている。連結部材
57には、連結棒51が嵌合する嵌合孔59が垂直方向
に穿設されており、連結棒51は嵌合孔59内を自在に
昇降移動可能になっている。こうして、連結部材57,
連結棒51を介してチェーン41に連結された複数のパ
レット19は、同一ピッチPで案内板50上に配設され
て旋回動作を行う。
【0040】スプロケット44の支持軸86には、スプ
ロケット44と一体的に回転運動する割出し用の被検出
部材である円板87と、ボルト87cにより割出し検出
用センサ取付け用板部材87aが取付けられている。こ
の板部材87aに取付けられた割出し検出用センサ(以
下、センサと記載)87bで、円板87に形成された凹
凸を検出し、センサ87bの出力信号により駆動用モー
タ43を回転制御している。円87とセンサ87b等
によって、割出し位置検出手段88が構成される。この
割出し位置検出手段88はエンコーダ等であってもよ
く、パレットの割出し位置を検出できるものであればよ
い。したがって、パレット19は、矢印Gに示すように
反時計回りに旋回運動をするとともに、一ピッチPずつ
間欠的に送られて所定位置に割出される。なお、必要に
応じて駆動用モータ43を逆転させれば、パレット19
は時計回りに旋回動作を行うこともできる。
【0041】次に、未加工ワーク受け取り位置30に配
設された支持装置42について説明する。未加工ワーク
受け取り位置30では、開口部60が案内板50と上部
フレーム49に形成され、開口部60内に、昇降部材6
1が昇降移動自在に且つ傾き動作可能に配設されてい
る。本実施形態の開口部60は円形状をなしているの
で、昇降部材61は、円形の平面形状をなして開口部6
0内に所定の間隙60aを介して配設されている。昇降
部材61が上部位置にある時には、その上面81と案内
板50の上面はほぼ同一面になっている。なお、開口部
60,昇降部材61は、四角形など他の形状であっても
よく、所定の間隙を有して配設されていればよい。
【0042】支持装置42は、基体32及び案内板50
に対して、昇降部材61を主軸軸線C方向に昇降移動自
在に且つ傾き動作可能に支持するとともに、付勢部材と
しての圧縮ばね62により、昇降部材61を主軸軸線C
の上方向(即ち、チャック6の方向)に付勢している。
基体32は円盤状の基台64を備えており、基台64
は、周方向に均等に配置された複数(例えば、四本)の
連結部材63により上部フレーム49に固定され、上部
フレーム49とほぼ平行に配設されている。
【0043】昇降部材61は、開口部60内に所定の間
隙60aを介して配設された円形状の円板65と、円板
65の下面にねじ66など締結部材により固定されたス
トッパ取付け部材67とを有している。ストッパ取付け
部材67は、円板65の下面に密着しねじ66でねじ込
み固定された円形板部68と、円形板部68に固定され
て下方に延びる円筒部69と、円筒部69の下端に固定
されて半径方向外方に延びる円環状のフランジ部70と
を有している。
【0044】圧縮ばね62は、上部にある円形板部68
と下部にある円形のばね用支持板71との間に圧縮され
た状態で配置され、昇降部材61等を上方に付勢してい
る。ばね用支持板71,基台64,ストッパ取付け部材
67及び円板65は、未加工ワーク受け取り位置30の
中心C30と同心に且つ互いにほぼ平行に配置されてい
る。ばね用支持板71は、基台64にねじ込まれて周方
向に均等に配置された複数(例えば、四本)のねじ部材
72により、その下面が支持されている。ねじ部材72
を調整することにより、ばね用支持板71を上下させ
て、圧縮ばね62のばね力を調整することができる。
【0045】円形板部68の中心部には、棒状部材73
が下方に向けてねじ込み固定されている。棒状部材73
は、ばね用支持板71の中心部に穿設された貫通孔74
と、基台64の中心部に穿設された貫通孔75とに挿通
されて、昇降部材61と一体的に動作可能になってい
る。ばね用支持板71の貫通孔74に棒状部材73が嵌
合しているので、ばね用支持板71は、横方向にずれる
ことなくねじ部材72に常に係合している。
【0046】棒状部材73の下部には、被検出部76が
位置調節可能に取付けられ、基体32には、近接スイッ
チ,光電センサ等を用いた下限用検出器77が、図示し
ない取付け部材を介して取付けられている。チャック6
で未加工ワーク7を把持するためにチャック6が未加工
ワーク7を押し込んだ時、被検出部76が所定位置を越
えて下降動作すると、下限用検出器77が被検出部76
を検出して、異常が発生した旨を検出できるようになっ
ている。
【0047】したがって、未加工ワーク受け取り位置3
0での主軸台4の正規の昇降動作位置をプログラムして
おき、供給された未加工ワーク7の軸線方向寸法(厚み
寸法)hが正規の寸法より大きい場合に、チャックの爪
27が未加工ワーク7を下方に押し込むと、パレット1
9,昇降部材61,棒状部材73等が所定距離以上に下
降する。すると、下限用検出器77が被検出部76の下
降動作位置を検出するので、この検出信号に基づいてN
C装置が制御され、主軸5の下降動作を停止するととも
に、アラーム等を表示する。このようにして、規定以外
の種類の未加工ワーク7が供給されたことを作業者に知
らせ、加工ミスを防止している。
【0048】パレット19を支持する支持装置42の上
面81は、チャック6が未加工ワーク7(又は、加工済
ワーク8)を主軸軸線C方向に押圧していない状態の時
は基体32の移送面(即ち、案内板50の上面)とほぼ
同一面になることにより、パレット19を移送可能にし
ている。そのために、フランジ部70には、第1のスト
ッパとしての複数(例えば、四本)のねじ部材78がね
じ込まれて、周方向に均等に配置されている。ねじ部材
78は、昇降部材61の上方向への移動を規制するため
に設けられたもので、ねじ部材78の上端部79が、圧
縮ばね62のばね力により上部フレーム49の下面80
に当接している。
【0049】ねじ部材78を調節すれば、昇降部材61
を上下方向に移動させることができるので、円板65の
上面81と案内板50の上面とがほぼ同一面になるよう
に、円板65の高さ位置を調整することができる。これ
により、キャスタ55は、案内板50と円板65の上面
をスムーズに転動する。主軸5が未加工ワーク7を受け
取りに行っていない状態では、ねじ部材78の上端部7
9が上部フレーム49の下面80に当接して、円板65
と案内板50とがほぼ同一面の状態になって、主軸5が
来るのを待っている。
【0050】基台64には、第2のストッパとしての複
数(例えば、四本)のねじ部材82がねじ込まれて周方
向に均等に配置されている。ねじ部材82は、昇降部材
61の下方向への移動を規制するために設けられたもの
で、ねじ部材82の上端部83は、フランジ部70の下
面に対向配置されている。昇降部材61が、圧縮ばね6
2のばね力に抗して下降して、フランジ部70がねじ部
材82に当接すると、昇降部材61はそれ以上は下降し
ない。ねじ部材82を調整することにより、昇降部材6
1の昇降移動動作の最大ストローク(即ち、円板65の
下降移動可能量)Sを調整することができる。フランジ
部70には、上方に突出する回り止め用の規制部材84
(図4)が固定されている。規制部材84の上部は、上
部フレーム49に形成された係合孔(図示せず)に軸線
方向等に移動自在に隙間を有して嵌合しており、昇降部
材61を非回転状態に規制している。
【0051】チャック6が未加工ワーク7を把持する際
には、主軸台4のZ軸方向の移動ストロークを多少大き
めにプログラムして、チャック6が未加工ワーク7を下
方に若干押し込んで圧縮ばね62を圧縮した状態で把持
動作をするようにしている。したがって、チャック6が
未加工ワーク7を受け取る場合に、チャック6の爪27
が未加工ワーク7に接触した後も、主軸5が主軸軸線C
の下方向に更に若干移動する。未加工ワーク7とともに
パレット19,連結棒51,パレット支持部材52,キ
ャスタ55,昇降部材61が、主軸5の移動動作に伴っ
て圧縮ばね62のばね力に抗して所定位置まで下降す
る。所定位置まで下降した状態で、チャック6の爪27
を閉じて未加工ワーク7を把持する。
【0052】これにより、未加工ワーク7の主軸軸線C
方向の寸法hに多少のばらつきがあっても、このばらつ
きは圧縮ばね62の弾性変形で吸収され、未加工ワーク
7がチャックの爪27の端面85に確実に密着する。し
たがって、主軸軸線C方向の位置決めができ、チャック
の爪27の把持動作による心出しとともに、チャック6
による未加工ワーク7の把持動作を確実且つ高精度に行
うことができる。また、圧縮ばね62のばね力に抗し
て、チャックの爪27と未加工ワーク7とが当接するの
で、チャックの爪27の端面85と未加工ワーク7とが
強く密着した状態で未加工ワーク7を把持することがで
きるとともに、主軸5側に過大な負荷を掛けることがな
い。
【0053】ワークフィーダ3には、未加工ワーク有無
検出手段90と加工済ワーク有無検出手段91とが設け
られている。未加工ワーク有無検出手段90は、未加工
ワーク受け取り位置30に位置決めされているパレット
19の上面に未加工ワーク7が載置されているか否かを
検出しており、例えば、透過形の光電スイッチが使用さ
れている。この未加工ワーク用光電スイッチ(未加工ワ
ーク有無検出手段)90は、基体32又は案内板50に
取付けられた投光器92及び受光器93を備えている。
加工済ワーク有無検出手段91は、加工済ワーク受け渡
し位置31に位置決めされているパレット19の上面に
加工済ワーク8が載置されているか否かを検出してお
り、例えば、透過形の光電スイッチが使用されている。
この加工済ワーク用光電スイッチ(加工済ワーク有無検
出手段)91は、基体32又は案内板50に取付けられ
た投光器94及び受光器95を備えている。
【0054】投光器92から受光器93に光を照射する
ことにより未加工ワーク7の有無が検出され、投光器9
4から受光器95に光を照射することにより加工済ワー
ク8の有無が検出される。なお、光電スイッチ90,9
1は、透過形のほか回帰反射形や拡散反射形等であって
もよく、また、投光器と受光器を逆の位置に設置しても
よい。
【0055】加工済ワーク用光電スイッチ91が、加工
済ワーク受け渡し位置31のパレット19上に加工済ワ
ーク8がある旨の検出信号を出力している時に、主軸5
が加工済ワーク受け渡し位置31に移動すると、チャッ
ク6が把持しているワークと、パレット19上の加工済
ワーク8とが衝突する恐れがある。したがって、加工済
ワーク用光電スイッチ91が、加工済ワーク8がない旨
の検出信号を出力していることが、主軸5が加工済ワー
ク受け渡し位置31に移動できる条件である。この条件
を満足すれば、加工済ワーク受け渡し位置31で加工済
ワーク8がパレット19上に受け渡され載置される。一
方、加工済ワーク用光電スイッチ91が、加工済ワーク
8がある旨の検出信号を出力している間は、主軸5が加
工済ワーク受け渡し位置31に移動しないようなインタ
ーロックを設けることにより、衝突を防止している。
【0056】未加工ワーク用光電スイッチ90は、空加
工や加工済ワーク8の再加工等を防止するために設けら
れている。未加工ワーク用光電スイッチ90が、未加工
ワーク受け取り位置30のパレット19上に未加工ワー
ク7がある旨の検出信号を出力していることを条件とし
て、主軸5を未加工ワーク受け取り位置30に移動させ
て未加工ワーク7を把持するようにしている。したがっ
て、未加工ワーク7がない状態でチャック6が未加工ワ
ーク受け取り位置30で把持動作をすることはなくな
り、空加工を防止して加工作業の効率を向上させること
ができる。また、加工済ワークの再加工を防止すること
もできる。
【0057】次に、基体32に取付けられた心出し装置
100について説明する。心出し装置100は、パレッ
ト19が未加工ワーク受け取り位置30に割出されて位
置決めされた時に、パレット19上の未加工ワーク7を
チャック6が受け取り可能な所定の位置に位置決めして
心出しする機能を有しており、未加工ワーク受け取り位
置30に配設されて、基体32に設けられている。心出
し装置100の中心軸線C は、ワークフィーダ3の
長手方向中心軸線C に対して所定角度傾斜した位置
に配設されている。これにより、心出し装置100が、
ワークを載せたパレット19等の旋回動作の邪魔になら
ず、また、未加工ワーク受け取り位置30や加工済ワー
ク受け渡し位置31における主軸5のワークの把持動作
の邪魔にならない。
【0058】心出し装置100は、中心軸線C 上に
配設された固定側心出し部材101と、加工プログラム
により自動的に制御される移動側心出し部材102とを
備えている。固定側心出し部材101は、未加工ワーク
受け取り位置30に割出されて位置決めされたパレット
19の上面に載置された未加工ワーク7の径方向に位置
調節可能に基体32に設けられ、中心軸線C方向の
所望の位置に締付け用ボルト103など締結部材により
位置決め固定されて、未加工ワーク7の外周面の一方の
側と当接することができるようになっている。締付け用
ボルト103は、固定側心出し部材101に中心軸線C
方向に長く形成された長孔109に位置調節可能に
係合しており、未加工ワーク7の径に合わせて所望の位
置に位置決め固定される。
【0059】移動側心出し部材102は、固定側心出し
部材101と対向するように中心軸線C 上に位置し
て基体32に設けられ、進退移動手段であるエアシリン
ダ104により駆動される。なお、符号104a,10
4aはガイドロッドである。移動側心出し部材102の
前面に取付けられた押圧部材105が、エアシリンダ1
04により中心軸線C 方向(即ち、未加工ワーク7
の径方向)に進退移動し、未加工ワーク7の外周面を他
方の側より固定側心出し部材101に向け押圧して心出
しするようになっている。
【0060】固定側心出し部材101は、基体32に固
定されたブラケット106に支持されて水平方向に配設
されている。固定側心出し部材101の先端部107
は、未加工ワーク7の側面を保持するようにV字型をな
しているので、未加工ワーク7の中心位置を、中心軸線
上で且つ未加工ワーク受け取り位置30の中心C
30に一致させることができる。固定側心出し部材10
1は板状をなしており、パレット19の上面より僅かに
上方に配設されている。
【0061】未加工ワーク受け取り位置30に割出され
た未加工ワーク7が、心出し装置100により心出しさ
れて主軸5のチャック6で把持された後は、この未加工
ワーク受け取り位置30のパレット19は空になる。し
たがって、固定側心出し部材101を後退させる段取り
替え作業をしなくても、このパレット19は、未加工ワ
ーク受け取り位置30から、固定側心出し部材101に
邪魔されることなくその下側を通過して、加工済ワーク
受け渡し位置31に一ピッチPだけ旋回移動する。その
結果、同一径のワークを加工している間は、固定側心出
し部材101の段取り替え作業は不要である。
【0062】移動側心出し部材102は、基体32に固
定されたブラケット108に取付けられて、パレット1
9より僅かに上方側に配設されている。押圧部材105
は、中心軸線C に直交する板状又はV字状をなして
おり、中心軸線C 方向に前進して未加工ワーク7の
側面に当接し、未加工ワーク7を固定側心出し部材10
1の先端部107側に押し付けて、未加工ワーク7の中
心位置を未加工ワーク受け取り位置30の中心C30
一致させる。心出し動作が完了した後は、押圧部材10
5は後退位置まで移動してそこで待機しており、この
時、パレット19は押圧部材105に邪魔されないで旋
回動作を行うことができる。
【0063】次に、旋盤1とワークフィーダ3の全体の
動作について説明する。ワークフィーダ3は、運転開始
時には、少なくとも一つのパレット19を空の状態に
し、残りのパレット19の全部又は一部に未加工ワーク
7を載せておく。そして、このワークフィーダ3から順
次供給される未加工ワーク7を旋盤1で加工し、加工済
ワーク8はワークフィーダ3に戻していく。待機状態の
ワークフィーダ3においては、未加工ワーク受け取り位
置30のパレット19には未加工ワーク7が載置され、
加工済ワーク受け渡し位置31のパレット19は空にな
っている。
【0064】一方、機械本体2においては、チャック6
でワークが把持された主軸5を主軸駆動モータにより回
転駆動し、X軸用サーボモータ20及びZ軸用サーボモ
ータ26を制御するとともに主軸5の回転数を制御し
て、工具22によりワークを切削加工する。加工終了
後、次のワークへのワーク交換指令が出力されると、X
軸用サーボモータ20及びZ軸用サーボモータ26を駆
動して、主軸5をワーク授受位置Dに移動させる。この
旋盤1は、主軸5が加工領域に移動した時、サドル12
に取付けられた遮蔽カバー(図示せず)によりスプラッ
シュカバー9の開口部を遮蔽するように構成されている
が、加工領域とワーク授受領域との間にシャッタを設け
てもよい。
【0065】ワークフィーダ3が待機状態なので、未加
工ワーク用光電スイッチ90は未加工ワーク7がある旨
の検出信号を出力し、加工済ワーク用光電スイッチ91
は加工済ワーク8がない旨の検出信号を出力している。
少なくともこの二つの条件を満足している時にのみ、主
軸台4はワーク授受位置Dに移動してワークの受け渡し
を行う。主軸台4が加工済ワーク受け渡し位置31に到
着すると、主軸5を下降させてパレット19上に加工済
ワーク8を載置し、チャック6の爪27を開いて加工済
ワーク8の把持を解除する。
【0066】次いで、主軸5を加工済ワーク受け渡し位
置31から未加工ワーク受け取り位置30に移動させ
て、この未加工ワーク受け取り位置30にあるパレット
19上に載置されている未加工ワーク7をチャック6の
爪27で把持する。主軸5が加工位置から最初に到着す
る加工済ワーク受け渡し位置31が、加工位置に近い方
に配置されているので、主軸5の移動動作には無駄がな
い。未加工ワーク7は、未加工ワーク受け取り位置30
のパレット19上に心出しされた状態で載置されてお
り、しかも、未加工ワーク用光電スイッチ90で未加工
ワーク7があることが確認されているので、チャック6
による未加工ワーク7の把持を確実に行うことができ
る。
【0067】チャックの爪27を開いた状態の主軸台4
が未加工ワーク受け取り位置30に到着すると、主軸5
を下降させる。そして、チャックの爪27の端面85を
未加工ワーク7の上面7aに押し当てた後、未加工ワー
ク7を更に所定距離(例えば、数ミリメートル)、圧縮
ばね62のばね力に抗して下方に押し込む。すると、パ
レット19,連結棒51,パレット支持部材52,キャ
スタ55が、一体的に下方に移動する。連結棒51は、
チェーン41に取付けられた連結部材57の嵌合孔59
に移動自在に嵌合しているので、連結棒51が下降して
も、連結部材57,チェーン41等の高さ位置は変化し
ない。
【0068】キャスタ55等により下方に押圧された円
板65など昇降部材61は、開口部60内を圧縮ばね6
2のばね力に抗して下方に若干移動するので、ねじ部材
78は上部フレーム49の下面80から離れる。未加工
ワーク7の厚み寸法hが規定寸法の場合には、昇降部材
61の下方への移動ストロークも所定の寸法範囲内なの
で、フランジ部70はねじ部材82には当接しない。こ
のようにして、未加工ワーク7が下方に押されるので、
未加工ワーク7の上面7aはチャックの爪27の端面8
5に圧縮ばね62のばね力により強く密着し、この状態
でチャックの爪27を閉じて未加工ワーク7をしっかり
と把持する。
【0069】ところで、上述のように、未加工ワーク7
は加工前なのでその形状や軸線方向寸法hはかなりラフ
でばらつきがある。例えば、未加工ワーク7の上面7a
が、二点鎖線E(図3)に示すように、パレット19の
載置面に対して傾斜している場合もある。このような場
合に、チャックの爪27が未加工ワーク7を圧縮ばね6
2のばね力に抗して押付けた場合には、パレット19,
昇降部材61等は傾いた姿勢で下降する。
【0070】昇降部材61と開口部60との間の隙間6
0aを比較的大きくとってあるので、昇降部材61は開
口部60内を傾いた状態でスムーズに下降する。その結
果、未加工ワーク7の上面7aが、チャックの爪27の
端面85にばね力により強く密着した状態で、未加工ワ
ーク7はしっかりと把持される。このように、支持装置
42によれば、チャック6による未加工ワーク7の把持
を高精度且つ確実に行うことができる。こうして未加工
ワーク7を把持した主軸5は、加工領域17側に移動し
て切削加工を開始する。
【0071】一方、ワークフィーダ3では、パレット割
出し指令により次の未加工ワーク7を未加工ワーク受け
取り位置30に割出す。即ち、駆動用モータ43を駆動
すると、この回転駆動力は、出力軸47,歯車48,4
6を介して伝達されてスプロケット44を回転させる。
この時、割出し用の円板87の凹凸をセンサ87bで検
出することにより、駆動用モータ43を回転制御して、
スプロケット44を所定角度だけ反時計回りに回転させ
る。スプロケット44の回転によりチェーン41が旋回
運動すると、チェーン41に取付けられた連結部材57
を介して、連結棒51,パレット19,パレット支持部
材52,キャスタ55が一体的に旋回運動する。キャス
タ55は、案内板50,円板65上を転動しながら移動
する。
【0072】パレット19が一ピッチPだけ移動する
と、未加工ワーク受け取り位置30にあった空のパレッ
ト19が、加工済ワーク受け渡し位置31に移動する。
移動したこのパレット19は空なので、ワークが固定側
心出し部材101に干渉することはない。そして、次の
未加工ワーク7を載せたパレット19が、未加工ワーク
受け取り位置30に移動する。
【0073】こうして割出し動作がなされた後、流体圧
シリンダであるエアシリンダ104を駆動して押圧部材
105を前進させ、新たな未加工ワーク7を、固定側心
出し部材101の先端部107と押圧部材105との間
に挟み込んだ状態で位置決めする。これにより、未加工
ワーク7の心出しがなされ、未加工ワーク7の中心位置
が未加工ワーク受け取り位置30の中心C30に一致す
る。次いで、エアシリンダ104を逆方向に駆動して押
圧部材105を後退位置まで後退させる。その結果、未
加工ワーク受け取り位置30では未加工ワーク7が心出
しされた状態で位置決めされ、加工済ワーク受け渡し位
置31は空になっているので、パレット割出し指令の実
行が完了する。この状態は、今回のワーク交換手順の当
初の状態と同じ状態になったことを意味しており、次回
以降は前記と同様の手順を繰り返す。
【0074】(第2の実施形態) 図6は、本発明の第2の実施形態を示す図で、心出し装
置100aを有するワークフィーダ3aの部分拡大平面
図である。なお、第1の実施形態のワークフィーダ3と
同一又は相当部分には同一符号を付してその説明を省略
し、異なる部分のみ説明する。
【0075】図6に示すように、心出し装置100a
は、基体32に固定されたブラケット119に支持され
て水平方向に配設されている。心出し装置100aは、
未加工ワーク受け取り位置30に割出されて位置決めさ
れたパレット19の上面に載置された未加工ワーク7の
外周面を両側から挟み込んで心出しをする一対のアーム
部材110と、この一対のアーム部材110を同期して
互いに逆方向に移動させることにより開閉動作させるア
ーム開閉駆動手段111とを備えている。一対のアーム
部材110の先端部は「く」の字状に折曲形成されて対
向配置されている。アーム部材110の先端部の内側面
が未加工ワーク7の外周面に当接することにより、一対
のアーム部材110間の中心位置と未加工ワーク7の中
心との位置ずれを修正して、未加工ワーク7の心出しを
するようになっている。
【0076】アーム部材110を支持する本体部112
の一方の側には、流体圧シリンダ113が取付けられて
いる。流体圧シリンダ113のシリンダロッド114
が、取付け部材を介して一方のアーム部材110の基部
115に取付けられている。本体部112には、両方の
アーム部材110を移動自在に案内支持するガイドロッ
ド116が、アーム部材110の移動方向に向けて一本
又は複数本(例えば、二本)設けられている。一方のア
ーム部材110は、流体圧シリンダ113に駆動され
て、ガイドロッド116に沿って進退移動する。本体部
112内にある二つのローラ120a,120bには、
ワイヤ117a,117bが正逆方向に旋回移動自在に
巻き掛けられている。
【0077】一方のアーム部材110の基部115に連
結された一方のワイヤ117aは、ローラ120aを介
して、他方のアーム部材110の基部118に連結され
ている。また、一方のアーム部材110の基部115に
連結された他方のワイヤ117bは、ローラ120bを
介して、他方のアーム部材110の基部118に連結さ
れており、このワイヤ117bは、基部115に形成さ
れた孔121内を移動自在に貫通している。したがっ
て、流体圧シリンダ113を駆動すれば、シリンダロッ
ド114,ワイヤ117a,117bを介して、一対の
アーム部材110は同期して逆方向に移動して開閉動作
を行う。
【0078】待機状態では、アーム部材110は最大に
開いた状態になっている。未加工ワーク受け取り位置3
0に未加工ワーク7が割出されると、流体圧シリンダ1
13を駆動してアーム部材110を閉じる方向(即ち、
矢印F ,F 方向)に移動させれば、一対のアーム
部材110が、未加工ワーク7を両側から挟み込んで心
出しを行う。心出し装置100aでは、一対のアーム部
材110が同期して開閉動作するので、高精度な心出し
ができる。
【0079】また、一対のアーム部材110の間の中心
位置が心出しの中心になるので、この中心位置を未加工
ワーク受け取り位置30の中心C30と一致させる段取
り作業を一度行っておけば、未加工ワーク7の外径寸法
が変わっても段取り替え作業は不要であり、高精度な心
出しが自動的にできる。アーム部材110の開閉位置を
検出すれば、未加工ワーク7の外径寸法を自動的に測定
することができる。なお、ロータリ型の流体圧シリンダ
や駆動モータ等で、ラック・ピニオン機構,左右ねじ機
構等を備えたアーム開閉駆動手段を駆動して、一対のア
ーム部材110を同期して開閉動作させてもよい。
【0080】(第3の実施形態) 図7は本発明の第3の実施形態を示す図で、支持装置4
2aを有する旋盤1aでワークの種類を識別する場合を
示す説明図である。なお、前記第1,第2の実施形態と
同一又は相当部分には同一符号を付してその説明を省略
し、異なる部分のみ説明する。
【0081】図7(A),(B),(C)に示すよう
に、この旋盤1aにおいては、チャック6の爪27が、
ワーク(未加工ワーク7又は加工済ワーク8)に密着し
た状態で支持装置42aの付勢力に抗してワークを若干
押し込んで把持する時に、把持位置検出用センサ77a
を有する把持位置検出手段で支持装置42aの正常な下
降動作位置を検出し、把持位置検出手段から検出信号が
出力された時に、主軸台4のZ軸方向の移動動作を停止
させるとともに、主軸台4のZ軸方向の位置情報をNC
装置により読み取る。そして、読み取ったこの位置情報
によりワークの軸線方向の寸法h,h,h
演算し、この軸線方向寸法からワークの種類を識別する
ようにしている。
【0082】把持位置検出手段は、基体32に取付けら
れ近接スイッチ,光電センサ等を用いた把持位置検出用
センサ77aと、この把持位置検出用センサ77aによ
り検出される被検出部76とを有している。把持位置検
出用センサ77aは、下限用検出器77より上方で、且
つ上昇位置にある時の被検出部76の位置より下方に配
置されている。把持位置検出用センサ77aは、棒状部
材73の下部に取付けられている被検出部76が所定位
置(Z軸方向の所定位置)まで下降した時の動作を検出
する。即ち、未加工ワーク受け取り位置30で、主軸台
4を−Z軸方向(下方向)に所定の送り速度で移動さ
せ、チャックの爪27が未加工ワーク7に正常に密着
し、把持位置検出用センサ77aが被検出部76を検出
するまで、未加工ワーク7を圧縮ばね62のばね力に抗
して若干押し込む。
【0083】こうして、パレット19,昇降部材61,
棒状部材73等が下降することにより、被検出部76が
所定位置まで下降移動すると、把持位置検出用センサ7
7aは、被検出部76を検出しNC装置にスキップ信号
を出力する。これと同時に、主軸台4のZ軸方向の送り
を停止するとともに、チャックの爪27を把持方向に移
動させて未加工ワーク7を把持する。検出信号が出力さ
れた時のZ軸方向の位置情報をNC装置(図示せず)に
より読み取って、この位置情報から未加工ワーク7の軸
線方向の寸法h,h,hを、NC装置内に設
けられたカスタムプログラム等による演算部(図示せ
ず)で演算することにより、未加工ワーク7の種類を特
定する。このようにしてワークの種類を特定することが
できると、複数の種類の未加工ワーク7をランダムにパ
レット19上に載置しても、種類に対応したNC加工プ
ログラムで加工することができる。
【0084】例えば、この第3の実施形態では、把持位
置検出用センサ77a,NC装置内の位置情報読み取り
部,演算部等により、パレット上の未加工ワーク7をチ
ャック6で把持する時、この未加工ワーク7の軸線方向
の寸法を計測するワーク軸線方向寸法計測手段が構成さ
れている。なお、このワーク軸線方向寸法計測手段は、
チャック6がパレット19上の未加工ワーク7を受け取
る動作時にこの未加工ワーク7の軸線方向の寸法を計測
して、未加工ワーク7の軸線方向寸法から旋盤1で加工
されるワークの種類を特定することができるものであれ
ばよく、円板65等の位置をデジタルスケール等で計測
してもよい。また、付勢部材62の代わりに流体圧シリ
ンダであるエアシリンダを用いると、ワーク軸線方向の
円板65の移動ストロークが大きくとれる。
【0085】上述のように、第1乃至第3の実施形態に
係るワークフィーダでは、加工済ワーク用光電スイッチ
91を設けて、安全な条件の時にのみ、機械本体2の主
軸5など可動体がワークフィーダ側に移動できるような
インターロックを設けている。これにより、旋盤の可動
体とワークフィーダとの干渉を防止して安全性を高める
ことができる。また、ロボット,ローダなどワーク搬送
装置等を設けなくとも、ワークフィーダと主軸との間で
直接ワークの交換を行って、旋盤でワークの連続加工が
できる。専用のプッシャー等を設けなくとも、チャック
の爪27と未加工ワーク7とを密着させて把持すること
ができるので、未加工ワーク7の受け取り時間が短くな
る。
【0086】なお、前記説明では、主軸5がビルトイン
モータで回転駆動されている場合を示したが、歯車機
構,ベルト・プーリ機構を介して駆動する主軸モータで
主軸を回転駆動してもよい。チャックも、チャックシリ
ンダで把持・把持解除動作を行う流体圧チャックの場合
を示したが、スクロールチャック等を駆動モータで駆動
して把持爪の把持・把持解除を行う電動チャックなど他
のチャックであってもよい。更に、旋回体として、パレ
ットをエンドレスチェーンで旋回動作させた場合を示し
たが、複数のパレットをワークフィーダ基体上で旋回動
作させるものであればよいので、円盤状の旋回体等であ
ってもよい。
【0087】本発明では、一つの心出し装置100,1
00aを、未加工ワーク受け取り位置30に設けたの
で、各パレット毎に心出し用の治具等を取付ける必要が
なく、心出しのための構造がシンプルになる。特に主軸
移動型の立形工作機械では、チャックの爪のストローク
が小さいので精度のよい心出しが要求されるが、本発明
の心出し装置100,100aでは高精度な心出しがで
きる。なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。
【0088】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、未
加工ワークを主軸側チャックで受け取る時に、未加工ワ
ークの主軸軸線方向の寸法に多少のばらつきがあって
も、このばらつきは付勢部材の弾性変形で吸収され、未
加工ワークがチャックの爪に確実に密着する。したがっ
て、チャックによる未加工ワークの把持動作を確実且つ
高精度に行うことができる。また、付勢部材の付勢力に
抗して、チャックの爪と未加工ワークとが当接するの
で、チャックの爪と未加工ワークとが強く密着した状態
で未加工ワークを把持することができるとともに、主軸
側に過大な負荷を掛けることがない。専用のプッシャー
等を設けなくとも、チャックの爪と未加工ワークとを密
着させて把持することができるので、未加工ワークの受
け取り時間が短くなる。ワーク交換時間を密着動作のた
めに増加させることがないので、非加工時間の短縮化が
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図5は本発明の第1の実施形態を示す
図で、図1は主軸移動型立て旋盤の全体平面図である。
【図2】前記主軸移動型立て旋盤の全体正面図である。
【図3】ワークフィーダの部分拡大縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV線平面断面図で、心出し装置の図
示を省略している。
【図5】心出し装置を有するワークフィーダの部分拡大
平面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態を示す図で、他の心出
し装置を有するワークフィーダの部分拡大平面図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す図で、ワークの
種類を識別する場合を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1a 主軸移動型立て旋盤(主軸移動型立形工作
機械) 2 機械本体 3,3a ワークフィーダ 4 主軸台 5 主軸 6 チャック 7 未加工ワーク(ワーク) 8 加工済ワーク(ワーク) 19 パレット 30 未加工ワーク受け取り位置 31 加工済ワーク受け渡し位置 32 ワークフィーダ基体 40 チェーン駆動手段(駆動手段) 41 エンドレスチェーン(旋回体) 42,42a 支持装置51 連結棒 52 パレット支持部材 55 キャスタ(ころがり手段) 60 開口部 60a 間隙 61 昇降部材 62 圧縮ばね(付勢部材) 73 棒状部材 76 被検出部 77 下限用検出器 81 上面(支持装置の上面) 90 未加工ワーク用光電スイッチ(未加工ワーク有
無検出手段) 91 加工済ワーク用光電スイッチ(加工済ワーク有
無検出手段) 100,100a 心出し装置 C 主軸軸線 D ワーク授受位置 h,h,h 未加工ワークの軸線方向の寸
法(ワークの軸線方向寸法)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 15/00 B23B 3/20 B23Q 7/00 B23Q 17/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向又はこの垂直方向に対して所定
    角度傾斜した方向に軸線を有する主軸を回転自在に支持
    する主軸台が前記主軸の軸線方向及びこの主軸軸線と直
    交する方向に移動する主軸移動型立形工作機械におい
    て、前記主軸の下端に設けられたチャックとの間でワー
    クを授受するためのワークフィーダであって、 前記工作機械の機械本体の近傍の所定の位置に設置され
    たワークフィーダ基体と、 このワークフィーダ基体に設けられ、駆動手段によって
    駆動されて旋回動作する旋回体と、 この旋回体に昇降移動可能に取付けられて前記ワークフ
    ィーダ基体の移送面上を移動可能に設けられ、上面に前
    記ワークが載置される複数のパレットと、前記旋回体に対して自在に昇降移動可能になっている連
    結棒を介して前記パレットを支持するパレット支持部材
    と、 このパレット支持部材の下部に取付けられ、前記ワーク
    フィーダ基体の前記移送面上を任意の方向に自在に転動
    するころがり手段と、 前記チャックとの間で前記ワークを授受するために前記
    パレットが位置決めされるワーク授受位置に配設されて
    前記ワークフィーダ基体に設けられ、前記ワーク授受位
    置に位置決めされた前記パレットを前記主軸軸線方向に
    昇降移動自在に支持する昇降部材を付勢部材で前記チャ
    ックの方向に付勢している支持装置とを備え、 前記主軸が下方に移動して前記チャックが前記パレット
    上の前記ワークを下方に押し込むと、前記パレット,前
    記連結棒,前記パレット支持部材,前記ころがり手段及
    前記昇降部材が前記付勢部材の付勢力に抗して下降
    し、前記チャックに前記ワークが前記付勢部材により所
    定の荷重で押圧された状態で、前記ワークの授受が行え
    るようにしたことを特徴とする主軸移動型立形工作機械
    におけるワークフィーダ。
  2. 【請求項2】 前記ワーク授受位置は、 前記工作機械でこれから加工するために前記パレット上
    面に載置された未加工ワークを前記パレットより前記チ
    ャックが受け取る未加工ワーク受け取り位置と、 この未加工ワーク受け取り位置に併設され、前記工作機
    械での加工が完了した加工済ワークを前記チャックが前
    記パレット上面に載置して受け渡す加工済ワーク受け渡
    し位置とからなり、 少なくとも前記未加工ワーク受け取り位置に前記支持装
    置が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    主軸移動型立形工作機械におけるワークフィーダ。
  3. 【請求項3】記パレットを支持する前記支持装置の
    前記昇降部材の上面は、前記チャックが前記未加工ワー
    ク又は前記加工済ワークを前記主軸軸線方向に押圧して
    いない状態の時は前記移送面とほぼ同一面になることに
    より、前記パレットの前記ころがり手段が前記昇降部材
    の前記上面と前記移送面を転動して移送可能としている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の主軸移動型立
    形工作機械におけるワークフィーダ。
  4. 【請求項4】 前記支持装置の前記昇降部材は、前記ワ
    ークフィーダ基体の前記移送面に設けられた開口部内に
    所定の間隙を介して設けられ、前記パレットを前記主軸
    軸線方向に昇降移動自在に且つ傾き動作可能に支持する
    ものであり、前記ワークを前記チャックに密着させた状
    態で把持可能にしたことを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかの項に記載の主軸移動型立形工作機械における
    ワークフィーダ。
  5. 【請求項5】 前記昇降部材と一体的に動作可能な棒状
    材の下部には被検出部が取付けられ、 前記ワークフィーダ基体には下限用検出器が取付けら
    れ、 前記チャックで前記ワークを把持するために前記チャッ
    クが前記ワークを押し込んだ時、前記被検出部が所定位
    置を越えて下降動作すると、前記下限用検出器が前記被
    検出部を検出して異常が発生した旨を検出することを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかの項に記載の主軸移
    動型立形工作機械におけるワークフィーダ。
  6. 【請求項6】 前記未加工ワーク受け取り位置に位置決
    めされている前記パレットの上面に前記未加工ワークが
    載置されているか否かを検出する未加工ワーク有無検出
    手段を備えていることを特徴とする請求項2乃至5のい
    ずれかの項に記載の主軸移動型立形工作機械におけるワ
    ークフィーダ。
  7. 【請求項7】 前記加工済ワーク受け渡し位置に位置決
    めされている前記パレットの上面に前記加工済ワークが
    載置されているか否かを検出する加工済ワーク有無検出
    手段を備えていることを特徴とする請求項2乃至6のい
    ずれかの項に記載の主軸移動型立形工作機械におけるワ
    ークフィーダ。
  8. 【請求項8】 前記パレットが未加工ワーク受け取り位
    置に割出された時に、前記パレット上の未加工ワークを
    前記チャックが受け取り可能な所定の位置に位置決めす
    る心出し装置を前記ワークフィーダ基体に設けたことを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれかの項に記載の主軸
    移動型立形工作機械におけるワークフィーダ。
  9. 【請求項9】 前記パレット上の未加工ワークを前記チ
    ャックで把持する時この未加工ワークの軸線方向の寸法
    を計測するワーク軸線方向寸法計測手段を設け、 前記未加工ワークの前記軸線方向寸法から前記工作機械
    で加工されるワークの種類を特定することを特徴とする
    請求項1乃至8のいずれかの項に記載の主軸移動型立形
    工作機械におけるワークフィーダ。
  10. 【請求項10】 前記駆動手段はチェーン駆動手段であ
    り、前記旋回体は、このチェーン駆動手段により駆動さ
    れて旋回動作するエンドレスチェーンであることを特徴
    とする請求項1乃至9のいずれかの項に記載の主軸移動
    型立形工作機械におけるワークフィーダ。
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