JP3394762B2 - 映像表示装置の光学系 - Google Patents
映像表示装置の光学系Info
- Publication number
- JP3394762B2 JP3394762B2 JP2001039458A JP2001039458A JP3394762B2 JP 3394762 B2 JP3394762 B2 JP 3394762B2 JP 2001039458 A JP2001039458 A JP 2001039458A JP 2001039458 A JP2001039458 A JP 2001039458A JP 3394762 B2 JP3394762 B2 JP 3394762B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical system
- diopter
- image display
- correction
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Lenses (AREA)
Description
に関し、特に、観察者の頭部又は顔面に保持することが
可能な頭部又は顔面装着式映像表示装置の光学系に関す
る。
の映像を表示するCRT、LCD等のディスプレイは、
観察者の没入感、迫力感をより大きく体感したいという
要求のために、表示画面はより大きく、より高解像のも
のが要求されている。また、近年では、仮想現実感(バ
ーチャルリアリティ)の効果を得るために大型のディス
プレイが種々開発されており、その条件としても、ま
た、広画角、高解像があげられる。
を拡大視して観察することができれば、観察画角は大き
くなり、没入感、迫力感が増大し、さらにバーチャルリ
アリティ等の効果を得ることができるため、頭部装着式
の小型の映像表示装置が種々開発されている。
て配置した接眼光学系と、偏心して配置したリレー光学
系と、偏心補正光学系を利用した映像表示装置を発明
し、既に特願平5−21208号として出願している。
この実施例を図21に示す。図において、22は観察者
瞳位置、23は接眼凹面鏡、24は観察者の視軸、28
は偏心補正光学系、34は2次元画像表示素子、35は
リレー光学系である。
した上記特願平5−21208号の映像表示装置の更な
る改良の必要性を見出した。これを以下に説明する。
として偏心した拡大鏡を用いた場合、観察者の瞳位置か
ら接眼光学系までの距離は、観察者の眼の回りに干渉せ
ず、圧迫感が生じない程度の間隔である30mm以上が
好ましいが、一方、小型で広画角、高解像を実現するた
めには、できるだけ短い方がよい。また、観察者の瞳の
直後の視軸と接眼光学系で反射した後の視軸のなす角度
は、顔面又は頭部に干渉しないためには、40°以上は
必要となるが、できるだけこの角度が小さい方が収差の
発生は少なくなる。
た映像表示装置の場合、観察者が掛けた眼鏡と光学系が
干渉したり、光路が遮断されることがある程度予想され
るため、眼鏡を掛けたまま2次元画像表示素子の電子像
を観察することは、困難な場合が考えられる。そのた
め、観察者の視力に合わせて映像表示装置の視度を補正
することが重要である。しかしながら、上述の従来の技
術に示したような接眼光学系、偏心補正光学系、リレー
光学系、及び、2次元画像表示素子によって構成され
た、広画角、高解像力を有する比較的複雑な光学系の構
成による映像表示装置における視度補正方法は実現され
ていなかった。
されたものであり、その目的は、映像表示装置の光学系
を構成する光学要素である接眼光学系、偏心補正光学
系、リレー光学系、及び、2次元画像表示素子の少なく
とも1つの光学要素を移動させるという簡単な方法によ
って、視度補正を実現することができる映像表示装置の
光学系を提供することである。
明の映像表示装置の光学系は、瞳面と、像面と、前記瞳
面と像面との間に配置され、前記瞳面と像面との位置を
光学的に形成する光学系とを有し、前記光学系は、少な
くとも、偏心配置された凹面でかつ非回転対称の非球面
形状にて構成された反射光学面と、偏心配置された曲面
でかつ非回転対称の非球面形状にて構成された透過光学
面とを含み、前記反射光学面若しくは前記透過光学面の
中の少なくとも1つの光学要素が視度補正のために移動
するように構成されたことを特徴とするものである。
学要素は、光軸から偏心して移動することが望ましい。
素を移動させても、瞳面から像面までの距離が変化しな
いように構成することができる。
原理の説明に基づいて説明する。
例1)の光学系の光路図を示す。図8に示す通り、光学
系全体の構成は、観察像を表示する2次元画像表示素子
5と、この2次元画像表示素子5の実像を空中に投影す
るリレー光学系4と、その実像を空中に拡大投影する接
眼光学系2と、上記リレー光学系4と接眼光学系2の間
に配備され、それぞれの面が偏心している偏心補正光学
系3とからなる。ここで、上記偏心補正光学系3は、反
射後の視軸7から偏心して配備された接眼光学系2によ
る像面の傾き及び湾曲の補正、及び、光軸を傾けるため
のものである。
用のレンズ等を光路中に挿入する方法も考えられるが、
上記の構成による映像表示装置においては困難である。
観察者の瞳1と接眼光学系2の間には、コンタクトレン
ズ以外のものを挿入することは無理である。接眼光学系
2と偏心補正光学系3の間は、光線が縦横無尽に通って
いるため、何も挿入することはできない。偏心補正光学
系3とリレー光学系4の間、及び、リレー光学系4と2
次元画像表示素子5の間も空間的な余裕がなく、逆に、
何れかの間隔にその余裕を作ると、装置がより大きく、
複雑になってしまう。
素の何れか1つを移動することで、光学系の全体のパワ
ー配置を変化させて簡単に視度補正を行うことができれ
ば、装置全体を大きくすることなく、安価に映像表示装
置に付加価値を与えることができる。
像表示装置の視度補正要素であるパワーを持った光学要
素を移動させる場合の光線の挙動を、薄肉レンズによる
近軸理論を用いて説明する。図7に薄肉レンズによる近
軸光線追跡を示す。薄肉レンズLの焦点距離をf、パワ
ーをφとする。図7に示すように、物点Pと像点P’は
共役であり、レンズLから物点P、像点P’までの距離
をs(ただし、図ではマイナス)、s’、物点P、像点
P’での近軸光線の傾角をu(ただし、図ではマイナ
ス)、u’、レンズLでの光線高をhとすると、この場
合の結像の基本式は、 u’=u+hφ ・・・・・(1) 1/s’=1/s+1/f ・・・・・(2) で表される。
した場合の光線を図7に破線で示す。光線高がΔh低く
なり、像点側の傾角がu”、レンズLから像点までの距
離がs”になるとする。傾角について、式(1)のhが
h−Δhとなるため、u”は、 u”=u+(h−Δh)φ ・・・・・(3) で表され、h>0,Δh>0,φ>0であるから、式
(1)と式(3)を比べると、 u’>u” ・・・・・(4) が言える。
ては、式(2)のsがs−Δsとなるため、s”は、 1/s”=1/(s−Δs)+1/f ・・・・・(5) で表され、s<0,Δs<0であるから、式(2)と式
(5)を比べると、 s’<s” ・・・・・(6) が言える。
移動に伴う光線高、傾角等も式(1)、(2)に基づい
て変化すると考えればよい。
の移動量の目安はどのように決められるかを、リレー光
学系を例にして説明する。全光学系の焦点距離をfa 、
物側焦点位置から物点までをz(ただし、図ではマイナ
ス)、像側焦点位置から像点までをz’とする。図7に
おいて、レンズLを本発明の映像表示装置の全光学系と
みなして、fa とzの関係を示した。焦点基準の結像式
は、 z・z’=−fa 2 ・・・・・(7) で表される。ここで、リレー光学系の焦点距離をf1 、
その他の光学要素の倍率をβとすると、 fa =f1 ×β ・・・・・(8) で表される。また、視度を表すジオプターDは、 D=−z’/1000 ・・・・・(9) と表される。リレー光学系を視度補正要素として、その
補正移動量をΔzとすると、式(7)のzをΔzと置き
換え、式(8)、(9)より、 Δz=−fa 2 /z’=−D×(f1 ×β)2 /1000 ・・・(10) となり、例えば−2ジオプターの視度補正をするために
は、f1 =30mm、β=0.7とすれば、リレー光学
系は約0.9mm像側に移動させればよいことになる。
系全体のパワー配置について説明し、近視及び遠視に対
応する視度補正方法を説明する。
追跡を示す。図において、1は瞳、2は接眼反射光学
系、3は偏心補正光学系、4はリレー光学系、5は2次
元画像表示素子面(物体面)、10はリレー光学系によ
って形成された実像、11は物体近軸光線、12は瞳近
軸光線である。説明の都合上、光線は瞳1から2次元画
像表示素子5に向かう逆追跡としている。
強すぎて、近くの物体しか網膜上に結像しない状態であ
り、瞳であたかも正の屈折力を持つような光線を光学系
で作る必要がある。逆に、遠視の場合は瞳であたかも負
の屈折力を持つような光線を作る必要がある。近視の場
合の光線追跡を図2に、遠視の場合の光線追跡を図3に
示す。図2、図3より明らかなように、近視の場合は、
正常に比べて瞳に近い位置に物***置51があり、反対
に遠視の場合は、遠い位置に物***置52がある。視度
補正とは、これらのずれた物***置51、52を光学系
を移動して、2次元画像表示素子がある正常の場合の物
***置50に合わせることである。
のみとする。遠視についての視度補正は、近軸において
は通常その逆の移動になると考えてよいためである。
光線追跡を図4に示すが、補正前の光線追跡を実線1
5、補正後の光線追跡を点線16で示す。ただし、移動
後の各要素の位置は「’」又は「”」記号を付けて記述
することにする。図に示すように、接眼光学系2の瞳1
から離れるような移動は、瞳1と接眼光学系2、偏心補
正光学系3と接眼光学系2の距離を長くすることにな
る。接眼光学系2での、光線高は低くなり、屈折角は小
さくなる。偏心補正光学系3は3’の位置になり、入射
角が小さいため、屈折角は小さくなる。その後のリレー
光学系は4が4’に、2次元画像表示素子は5が5’に
なっているが、パワー配置は変わっていないので、図の
点線16のように元の物***置5’(図2)になる。
合の光線追跡を図5に示す。図の構成は図4と同じであ
る。図に示すように、偏心補正光学系3を瞳側の位置
3”に移動することで、実像位置が偏心補正光学系3に
近くなり、光線高が低くなるため、屈折角が小さくな
り、物***置を遠くにすることができる。
の光線追跡を図6に示す。図に示すように、リレー光学
系4を瞳側の位置4”に移動することで、屈折位置が実
像10(図1〜図3)に近くなるため、屈折角が小さく
なり、物***置を遠くにすることができる。また、リレ
ー光学系4の各レンズをそれぞれ組み合わせるか、ある
いは、単独に移動させることも視度の補正に有効であ
る。リレー光学系4のあるレンズを移動することは、リ
レー光学系4の主点位置を変えることとなり、物***置
を移動させ、視度補正が可能となる。
合は、図2〜図3に示すように、近視の場合は瞳1側
に、遠視の場合はその逆側にできる物***置51、52
に2次元画像表示素子5を移動すればよいことは明らか
である。
を組み合わせて視度補正を行うことは当然可能である。
また、観察画角が広く、それぞれの光学要素が偏心して
いるような場合は、特に近軸理論に当てはまらないこと
が多く、視度補正要素を複数にしなければ、発生する収
差量が大きくなることも考えられる。また、それぞれの
光学要素が偏心して配備されている場合は、視度補正要
素も偏心して移動する方が収差の発生を抑えるのに有効
である。
までの距離を変えずに、視度補正要素だけを移動して視
度補正を行うことができれば、装置全体の大きさが変わ
らないため、装置の外観はシンプルであり、視度補正の
ための可動部分を小さくできるのでさらに望ましい。
〜8を用いて本発明の映像表示装置の光学系を説明する
が、座標系は、観察者の瞳1を原点として、水平方向の
右から左を正方向とするY軸、観察者の視軸方向の眼球
側から接眼光学系2側を正方向とするZ軸、上下方向の
上から下を正方向とするX軸と定義される。
瞳側より、1は観察者の瞳、2は接眼光学系、3は偏心
補正光学系、4はリレー光学系、5は2次元画像表示素
子である。
においては、実線が0ジオプターにおける光学系の配置
を、点線が−6ジオプターにおける光学系の配置を示
し、光線追跡は何れについても実線で行っている。この
実施例において、視度補正要素は、接眼光学系2のみで
あり、視度によってY−Z面内を移動することで視度補
正を行う。図において、近視の場合は瞳1からの距離は
短く(Zはマイナス)、上方向(Yはプラス)に移動
し、遠視の場合は、Z,Y共に逆に移動する。
度補正要素とした場合、Z方向にのみ移動することで
も、有効に視度補正を行うことができる。
図においては、実線が0ジオプターにおける光学系の配
置を、点線が−6ジオプターにおける光学系の配置を示
し、光線追跡は何れについても実線で行っている。この
実施例において、視度補正要素は、偏心補正光学系3の
みであり、Y−Z面内を移動することで視度補正を行
う。図において、近視の場合は接眼光学系2側(Zはプ
ラス)、及び、下方向(Yはマイナス)に移動し、遠視
の場合は、Z,Y共に逆に移動する。つまり、ある点を
中心に偏心補正光学系3を傾けることで、視度補正を行
うことができる。
を示す。図11は0ジオプター、図12は−3ジオプタ
ー、図13は−6ジオプター、図14は+2ジオプター
における光学系のそれぞれの配置を示し、光線は視軸上
の光線と瞳1周辺を通り視軸上の2次元画像表示素子5
の点に到る光線のみを示してある。この実施例におい
て、視度補正要素は、偏心補正光学系3、リレー光学系
4、2次元画像表示素子5であり、これらを同時に移動
することで視度補正を行う。近視の場合(図12、図1
3)は接眼光学系2側(Zはプラス)、及び、上方向
(Yはプラス)に移動し、遠視の場合(図14)は、
Z,Y共に逆に移動する。
ら2次元画像表示素子5までをリレー光学系4の光軸に
沿って平行に移動することでも、視度補正を行うことが
可能である。
図においては、実線が0ジオプターにおける光学系の配
置を、点線が−6ジオプターにおける光学系の配置を示
し、光線追跡は何れについても実線で行っている。この
実施例において、視度補正要素は、リレー光学系4の第
1レンズのみであり、視度によって軸からずれて移動す
ることで視度補正を行うが、光学系の全長は変化しな
い。図において、近視の場合は、2次元画像表示素子5
側(Zはプラス)、及び、上方向(Yはプラス)に移動
し、遠視の場合はZ,Y共に逆に移動する。
を示す。図16は0ジオプター、図17は−6ジオプタ
ーにおける光学系のそれぞれの配置を示し、光線は視軸
上の光線と瞳1周辺を通り視軸上の2次元画像表示素子
5の点に到る光線のみを示してある。この実施例におい
て、視度補正要素は、リレー光学系4全体であり、リレ
ー光学系4内の間隔は変えずにY−Z面内でリレー光学
系4の中心軸に沿って移動することで視度補正を行う。
近視の場合(図17)は、接眼光学系2側(Zはプラ
ス)、上方向(Yはプラス)に移動し、遠視の場合は、
Z,Y共に逆に移動する。
図においては、実線が0ジオプターにおける光学系の配
置を、点線が−6ジオプターにおける光学系の配置を示
し、光線追跡は何れについても実線で行っている。この
実施例において、視度補正要素は、リレー光学系4の第
2〜第5レンズのみであり、リレー光学系4の中心軸に
沿って平行に移動することで視度補正を行うが、光学系
の全長は変化しない。図において、近視の場合は2次元
画像表示素子5側に移動し、遠視の場合はその逆に移動
する。
図においては、実線が0ジオプターにおける光学系の配
置を、点線が−6ジオプターにおける光学系の配置を示
し、光線追跡は何れについても実線で行っている。この
実施例において、視度補正要素は、リレー光学系4の第
2、第3レンズの接合レンズのみであり、リレー光学系
4の中心軸に沿って移動することで視度補正を行う。光
学系の全長は変化しない。図において、近視の場合は2
次元画像表示素子5側に移動し、遠視の場合はその逆に
移動する。
図においては、実線が0ジオプターにおける光学系の配
置を、点線が−6ジオプターにおける光学系の配置を示
し、光線追跡は何れについても実線で行っている。この
実施例において、視度補正要素は、2次元画像表示素子
5のみであり、偏心して移動することで視度補正を行
う。図において、近視の場合はリレー光学系4から2次
元画像表示素子5までの距離は短くなり、時計回りに回
転(Aはマイナス)するように移動し、遠視の場合はリ
レー光学系4から2次元画像表示素子5までの距離は長
くなり、反時計回りに回転(Aはプラス)するように移
動する。
5をリレー光学系4の後の屈折した光軸に沿って平行に
移動することでも、視度補正を行うことが可能である。
が、面番号は観察者虹彩位置1から2次元画像表示素子
5へ向かう逆追跡の面番号として示してある。
は、接眼光学系2については、Y軸方向及びZ軸方向へ
の偏心量が与えられ、Y軸方向への偏心量はその面頂が
射出瞳1中心を通る視軸(Z軸方向)からY軸方向へ偏
心している距離であり、Z軸方向への偏心量はその面頂
が面間隔で与えられた基準位置からZ軸方向へ偏心して
いる距離であり、偏心補正光学系3については、各面の
面頂の射出瞳1中心からのY軸正方向及びZ軸正方向へ
の偏心量と、その面頂を通る中心軸のZ軸方向からの傾
き角が与えられている。面の中心軸の傾き角は、Z軸正
方向からY軸正方向へ向かう回転角(図で、反時計回
り)が正方向の角度として与えられる。リレー光学系4
については、その第1面の面頂が偏心補正光学系3の各
面と同様に与えられ、その面頂を通る中心軸が光軸とな
り、その光軸の傾き角が同様に与えられる。また、2次
元画像表示素子5については、リレー光学系4の光軸が
2次元画像表示素子5から接眼光学系2に向かう方向を
正とするZ軸となり、紙面でZ軸に直交し、2次元画像
表示素子5の右から左を正とする軸がY軸、紙面の上か
ら下を正とする軸がX軸になり、その座標系におけるY
軸正方向へのその中心の偏心量と、その面の法線のZ軸
からの傾き角とで与えられる。
において、非回転対称の非球面形状は、Ry 、Rx はそ
れぞれY−Z面(紙面)内の近軸曲率半径、X−Z面内
での近軸曲率半径、Kx 、Ky はそれぞれX方向、Y方
向の円錐係数、AR、BRはそれぞれ回転対称な4次、
6次の非球面係数、AP、BPはそれぞれ非対称な4
次、6次の非球面係数とすると、非球面式は以下に示す
通りである。
{ 1-(1+Kx ) ( X2/Rx 2)-(1+Ky ) ( Y2/Ry 2)}
1/2 ]+AR[ (1-AP) X2+( 1+AP) Y2 ]2+B
R[ (1-BP) X2+( 1+BP) Y2 ]3 また、面間隔は、射出瞳1と接眼光学系2の間について
はZ軸方向の間隔、リレー光学系4の第1面からその像
面(2次元画像表示素子8)に到る間隔は、その光軸に
間隔で示してある。リレー光学系4については、面の曲
率半径をr1 〜ri で、面間隔をd1 〜di で、d線の
屈折率をn1 〜ni で、アッベ数をν1〜νi で示す。
なお、偏心補正光学系3の媒質のd線の屈折率をnで、
アッベ数をνで示す。
プターである。視度補正量は、−6ジオプター、−3ジ
オプター、+2ジオプターとした。視度補正要素の移動
量は、それぞれの視度補正量に対応して面間隔あるいは
偏心量、傾き角を順番に表示する。
ることで視度補正を行っている実施例4、8は、補正効
果が特に良好である。また、瞳位置1と2次元画像表示
素子5位置を変えずに視度補正を行っているのは、実施
例1、2、4、6、7であり、可動部分を小さくするこ
とができ、装置自体の大きさが変わらないため、より小
型にすることが可能である。
くつかの実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこ
れら実施例に限定されることなく種々の変形が可能であ
る。
らに以下のように構成することもできる。 (4) 前記映像表示素子の画面が、視度が補正される
ように移動可能に設けられた請求項1の映像表示装置の
光学系。 (5) 前記リレー光学系の有する少なくとも1つの光
学面が、視度が補正されるように移動可能に設けられた
請求項1、又は、上記(4)の映像表示装置の光学系。 (6) 前記偏心補正光学系の有する少なくとも1つの
光学面が、視度が補正されるように移動可能に設けられ
た請求項1、もしくは、上記(4)又は(5)の映像表
示装置の光学系。 (7) 前記接眼光学系が、視度が補正されるように移
動可能に設けられた請求項1、もしくは、上記(4)、
(5)又は(6)の映像表示装置の光学系。
によれば、広画角、高解像であり、比較的複雑な光学系
である映像表示装置の光学系の少なくとも1つの光学要
素を移動するという簡単な方法によって、視度補正を実
現できる映像表示装置の光学系を提供することができ
る。
ワー配置と近軸光線追跡を示す図である。
線追跡を示す図である。
軸光線追跡を示す図である。
光線追跡を示す図である。
の挙動を説明するための図である。
る。
面図である。
ある。
を示すY−Z断面図である。
成を示すY−Z断面図である。
成を示すY−Z断面図である。
成を示すY−Z断面図である。
ある。
を示すY−Z断面図である。
成を示すY−Z断面図である。
ある。
ある。
ある。
置の構成を示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 瞳面と、像面と、前記瞳面と像面との間
に配置され、前記瞳面と像面との位置を光学的に形成す
る光学系とを有し、 前記光学系は、少なくとも、偏心配置された凹面でかつ
非回転対称の非球面形状にて構成された反射光学面と、
偏心配置された曲面でかつ非回転対称の非球面形状にて
構成された透過光学面とを含み、 前記反射光学面若しくは前記透過光学面の中の少なくと
も1つの光学要素が視度補正のために移動するように構
成されたことを特徴とする映像表示装置の光学系。 - 【請求項2】 前記の移動可能な少なくとも1つの光学
要素は、光軸から偏心して移動することを特徴とする請
求項1記載の映像表示装置の光学系。 - 【請求項3】 前記移動可能な少なくとも1つの光学要
素を移動させても、前記瞳面から前記像面までの距離が
変化しないように構成されていることを特徴とする請求
項1記載の映像表示装置の光学系。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001039458A JP3394762B2 (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 映像表示装置の光学系 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001039458A JP3394762B2 (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 映像表示装置の光学系 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02539594A Division JP3346641B2 (ja) | 1993-11-11 | 1994-02-23 | 映像表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001296497A JP2001296497A (ja) | 2001-10-26 |
JP3394762B2 true JP3394762B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=18902240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001039458A Expired - Fee Related JP3394762B2 (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 映像表示装置の光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3394762B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7150537B2 (en) | 2002-08-16 | 2006-12-19 | Infocus Corporation | Projection television device and screen |
US7791822B2 (en) | 2006-08-21 | 2010-09-07 | Konica Minolta Opto, Inc. | Focusing method and image-taking apparatus |
-
2001
- 2001-02-16 JP JP2001039458A patent/JP3394762B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001296497A (ja) | 2001-10-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5793339A (en) | Visual display apparatus | |
US5745295A (en) | Image display apparatus | |
JP3537230B2 (ja) | 接眼光学系及びそれを用いた画像表示装置 | |
JP3212203B2 (ja) | 視覚表示装置 | |
JP3599828B2 (ja) | 光学装置 | |
US5587836A (en) | Visual display apparatus | |
US6008778A (en) | Visual display apparatus | |
US5751494A (en) | Image display apparatus | |
US5699194A (en) | Image display apparatus comprising an internally reflecting ocular optical system | |
JP5290092B2 (ja) | 眼鏡型画像表示装置 | |
JP3392929B2 (ja) | 映像表示装置 | |
JP3645618B2 (ja) | 画像表示装置 | |
US6757107B2 (en) | Optical path splitting element and image display apparatus using the same | |
JP2000221440A (ja) | 画像表示装置 | |
JP4129972B2 (ja) | 偏心光学系 | |
JP3346641B2 (ja) | 映像表示装置 | |
JPH07134266A (ja) | 視覚表示装置 | |
JP3394762B2 (ja) | 映像表示装置の光学系 | |
JP2008064950A (ja) | 視覚表示装置 | |
JP3542214B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP3542213B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP3607736B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP3394758B2 (ja) | 映像表示装置 | |
JPH07218859A (ja) | 映像表示装置 | |
JP3340118B2 (ja) | 偏心光学系とそれを用いた視覚表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030115 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080131 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100131 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120131 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |