JP3394731B2 - 巻き上下げ装置 - Google Patents

巻き上下げ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ駆動回
路で駆動される巻き上下用電動機の巻き下げに際し、電
動機に発生する電気エネルギーを放電抵抗に消費させる
回生制動の運転制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を通称ホイストという巻き上
下機器が示される図2を引用して説明する。
【0003】整流回路1はダイオードモジュール1aを
有する。整流回路1の入力側は三相の交流電源で、出力
側には脈流の整流を平滑にする平滑用のコンデンサー2
が備わる。交流電源側にはリレー13の開閉接点7が備
わる。放電抵抗3は放電抵抗用スイッチング素子4を介
して整流回路1の出力側に備わる。
【0004】巻き上下用の電動機5はインバータ駆動回
路6を介して整流回路1の出力側に接続される。インバ
ータ駆動回路6は、ダイオード6aや駆動用スイッチン
グ素子を有する。インバータ駆動回路6にはインバータ
制御回路12が、インバータ制御回路12にはマニアル
操作用の操作器8が接続される。
【0005】放電抵抗3の近傍に備えるサーモスイッチ
10は、前記リレー13に直列に接続される。整流回路
1の出力側の電圧を検知する電圧検知器11は放電抵抗
用スイッチング素子4のON・OFFを制御する。
【0006】電動機5の巻き下げ運転時に発生する電気
エネルギーを放電抵抗3で放電することで回正制動が行
なわれる。
【0007】巻き上下用の電動機5は、連続して運転さ
れるものではなく、停止と運転が繰返し行なわれる。こ
の停止と運転に占める単位時間当たりの使用率(運転
率)が40%EDである場合、巻き下げの使用率は半分
(20%ED)になる。
【0008】この巻き下げの使用率が20%ED以上に
なると、放電抵抗3への単位時間当たりの通電時間が長
くなる。放電抵抗3の温度が規定以上の温度に上昇して
しまう危険性がある。上昇する温度が規定値以上になら
ないようにサーモスタット10で放電抵抗3の温度を検
知して規定値の温度を越える前にリレー13を介して開
閉接点7により電源側を切るようにしている。
【0009】サーモスイッチ3、リレー13の電気部品
は、部品コストを上げる要因になっていた。またサーモ
スイッチ3は、放電抵抗3の加熱防止を計る上で動作精
度が要求される。サーモスイッチ3は温度の影響をよく
受ける状況で使用されるので保守点検をまめにしなけら
ばならなく手間がかかる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な欠点に対処し、サーモスイッチ、リレー等の電気部品
を用いずに放電抵抗の加熱防止を計ることを目的とする
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流を直流に
変える整流回路、この整流回路の出力側に備わる平滑用
のコンデンサ、回生制動用の放電抵抗およびインバータ
駆動回路と、インバータ駆動回路の通電で駆動される巻
き上下用の電動機と、前記放電抵抗の通電を入切する放
電抵抗用スイッチング素子と、前記インバータ駆動回路
の通電を制御するインバータ制御回路とを備えた巻き上
下げ装置において、巻き上運転時間、停止時間および巻
き下げ運転時間を含む全体の時間に占められる巻き下げ
運転時間の割合を通電時間率dとし、この通電時間率d
で許される最大値を許容通電時間率drとし、通電時間
率dが許容通電時間率drを上回るときには、前記放電
抵抗用スイッチング素子をOFFして前記放電抵抗の通
電を止めることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を示す図1を引
用して説明する。
【0013】まず、ホイストと称する巻き上下げ機の概
略的な回路図から述べる。前述した図2と同じ符号は同
じ部品を示す。
【0014】整流回路1は、入力側が三相の電源に接続
される。整流回路1の出力側には、脈流の整流を平滑に
する平滑用のコンデンサー2が備わる。コンデンサー2
は、5600μFのものを2本用いる。コンデンサー2
は直流電極であるP極とN極に接続される。N極側はア
ース側にしている。P極とN極に接続されるインバータ
駆動回路6は駆動スイッチング素子6cおよびフライホ
イルダイオード6aを有する。インバータ駆動回路6の
出力側に巻き上下用の電動機5が接続される。電動機5
は三相の誘導電動機を用いる。放電抵抗3は放電抵抗用
スイッチング素子4を介してP極とN極に接続される。
放電抵抗用スイッチング素子4はトランジスターを用い
る。放電抵抗3は、抵抗値4〜50Ωで容量が3000
〜500Wのものを用いる。電流検出器7は電動機5の
負荷電流を検出する。
【0015】主制御部9は、中央制御部9c,インバー
タ制御回路9a,電流検出器7で検出した負荷電流を変
換する電流/電圧変換器9b,表示部9d,電圧検出回
路9e,AND回路9fを有する。
【0016】中央制御部9cはマイクロプロセッサー等
で形成され、操作器8の巻き上げ指示、巻き下げ指示、
あるいは停止指示等を受けて電動機5の運転等を制御す
る。
【0017】インバータ制御回路9aは、中央制御部9
cの運転に関する制御指示を受けてインバータ駆動回路
6に運転速度の関する電圧周波数情報、巻き上情報、巻
き下げ情報、停止情報等を提示する。
【0018】インバータ駆動回路6は、操作器8が指示
する運転速度に合う周波数の交流を形成して電動機5に
供給する。
【0019】電動機5は、インバータ駆動回路6から供
給される交流周波数に応じた速度で巻き上げ、巻き下げ
の運転が行なわれる。この運転の巻き下げでは、つり荷
重の重さで、電動機5が発電作用をもつ。発電された電
気は、インバータ駆動回路6のフライホイルダイオード
6aを介して整流回路1の出力側にながれる。整流回路
1の出力側は、発電した電気の流れで電圧が上昇するこ
とにともないコンデンサー2に充電される。コンデンサ
ー2の電圧が上昇すると、コンデンサー2に蓄えられて
いる電荷を放電抵抗3に流して放電する。
【0020】三相交流電源の電圧が220Vである。コ
ンデンサー2の直流電圧は、340V〜400Vの範囲
で使用される。放電抵抗3に通電される電圧は360V
〜370Vであるので、コンデンサー2の電圧が400
Vを越えることはない。
【0021】巻き下げ運転で、コンデンサー2の充電が
進むにつれて(P極・N極)間の電圧が上昇すると、電
圧検出回路9eは放電抵抗3に通電を促すON信号をA
ND回路9fに出力する。AND回路9fは、中央制御
部9cから放電抵抗3に通電を促すON信号が出力され
て、二つのON信号が重なって入力されたときに放電抵
抗用スイッチング素子4のトランジスターを導通させる
Hレベル信号を出力する。このHレベル信号で放電用ス
イッチング素子4はオンし、コンデンサー2に充電され
ていた電荷は放電抵抗3に流れて消費される。放電抵抗
3はコンデンサー2に充電されていた電気エネルギーの
消費と電動機5で発電されている電気エネルギーの消費
を行なう。この電気エネルギーの消費で電動機5の回生
制動が行なわれる。
【0022】中央制御部9cが前述したON信号を出力
するのは次ぎの場合である。
【0023】まず、巻き上げ運転時間、停止時間および
巻き下げ運転時間を含む全体の時間に占められる巻き下
げ運転時間の割合を通電時間率dとし、この通電時間率
dで許される最大値を許容通電率drとする。そして、
通電時間率dが許容通電率drを下回っているときはO
N信号を出力し、上回るときはOFF信号を出力するよ
うに中央制御部9cは構成されている。
【0024】このように巻き下げ運転時間の占める割合
が大きくなって通電時間率dが許容通電時間率drを上
回ると、中央制御部9cはAND回路9fにOFF信号
を出力することになる。このため、(P極・N極)間の
電圧が高く、電圧検出回路9eからAND回路9fにO
N信号が出力されていてもAND回路9fはLレベル信
号を出力するので、放電用スイッチング素子4はオフ
し、放電抵抗3の通電は止められることになる。巻き下
げ運転中に放電抵抗3の通電は止める事態になったとき
には中央制御部9cはインバータ制御回路9aを介して
インバータ駆動回路6に電動機5の停止指示を出す。こ
うすることで、巻き下げ運転時間の占める割合が過大に
なって放電抵抗3が加熱損傷してしまうのを抑えること
ができるのである。
【0025】上述した許容通電時間率drの設定値は2
0%とするのが適当である。これを越える巻き下げ運転
を続けると、電動機5は強制的に停止させられ、表示部
9dに表示するのである。20%の設定値は、吊り荷の
重さによって変わるのである。それを実現するのに、電
動機5の負荷電流を電流検知器7で検知し、その検知値
を中央制御部9cに取り込み、負荷電流の容量に応じて
許容通電時間率drの設定値を補正するようにする。
【0026】通電時間率dについて図3を加えて更に説
明する。図3は巻き上げ、停止、巻き上げが一巡した運
転パターンの一例を示す。巻き上げ時間t1、停止時
間、巻き下げ時間t2を含めた全体の時間がTである。
巻き上下げ装置は巻き上げと巻き下げの往復動作がほぼ
同じ速度で行なわれるので、巻き上げ時間t1、巻き下
げ時間t2はほぼ同じになる。このため、通電率dは、
(t1+t2/T)の半分になる。許容通電率dr(2
0%)は種々の運転パターンの平均値である。
【0027】通電時間率について、図4を加えて更に説
明する。
【0028】Ia2・dは、定格負荷による放電抵抗発
熱量を示す。Ib2・dは、高負荷による放電抵抗発熱
量を示す。Ic2・dは、低負荷による放電抵抗発熱量
を示す。
【0029】定格負荷における許容通電時間率drに対
する放電抵抗温度の許容温度値がHrである。この許容
温度値Hrに対する通電時間率を高負荷の場合で見る
と、許容通電時間率(dr)’がdrより小さな値にな
る。低負荷の場合で見ると、逆に許容通電時間率(d
r)”がdrより大きな値になる。つまり、負荷の大小
により、許容通電時間率が変わるので、前述したように
負荷電流の容量に応じて許容通電時間率drの設定値を
補正しなければならないのである。
【0030】図5は放電抵抗の温度降下を示したもので
ある。前述のとおり、回生制動中に中央制御部9cの指
示で放電用スイッチング素子4がオフして放電抵抗3の
通電が止められると時間の経過とともに温度が低下す
る。所定の待ち時間twが経過して所定の温度まで下が
ったら中央制御部9cの指示で放電用スイッチング素子
4がオンして回生制動が再開する。このように放電抵抗
2が加熱損傷せずに回生制動が行なわれる。
【0031】図6は放電抵抗2の加熱防止を計るフロー
チャートを示している。スタートにともなって積算時間
測定が開始する(ステップ601)。巻き下げ運転か否
かステップ602でチェックされ、巻き下げ運転のとき
は、ステップ603で巻き下げ時間測定が開始される。
通電時間率dがステップ604で計測され、この通電時
間率dが許容通電時間率drを上回るものとステップ6
05で判断されたときは、放電抵抗2の通電が止められ
るとともにステップ606で電動機5の運転が止められ
る。そして、表示部9dにその旨をステップ607で表
示し、停止の待時間以内かステップ608でチェックさ
れ、待時間を過ぎると終了をむかえる。
【0032】図7は放電抵抗2の加熱防止を計る他のフ
ローチャートを示している。図6のフローチャートとの
違いは、負荷電流値を加味したところである。
【0033】スタートにともなって積算時間測定が開始
する(ステップ601)。巻き下げ運転か否かステップ
602でチェックされ、巻き下げ運転のときは、ステッ
プ603で巻き下げ時間測定が開始される。通電時間率
dがステップ604で計測され、負荷電流値である巻下
電流値I(放電抵抗に流れる電流)がステップ701で
測定される。巻下電流値I(放電抵抗に流れる電流)お
よび通電時間率dにより放電抵抗発熱量(I2・d)を
ステップ703で計算した後に、許容放電抵抗発熱量
(Ir2・dr)と放電抵抗発熱量(I2・d)をステッ
プ703で比較し、放電抵抗発熱量(I2・d)が上回
ると、放電抵抗2の通電が止められるとともにステップ
606で電動機5の運転が止められる。そして、表示部
9dにその旨をステップ607で表示し、停止の待時間
以内かステップ608でチェックされ、待時間を過ぎる
と終了をむかえる。
【0034】図6に示すものは通電時間率より放電抵抗
の通電を止めるか否か決めている。これに対し、図7に
示すものは通電時間率と放電抵抗の電流値より電抵抗の
通電を止めるか否か決めている。吊り荷の重量、上げ下
しの作業内容等に応じて任意に選択する選択手段を備え
ることが可能である。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、交流を直流
に変える整流回路、この整流回路の出力側に備わる平滑
用のコンデンサ、回生制動用の放電抵抗およびインバー
タ駆動回路と、インバータ駆動回路の通電で駆動される
巻き上下用の電動機と、前記放電抵抗の通電を入切する
放電抵抗用スイッチング素子と、前記インバータ駆動回
路の通電を制御するインバータ制御回路とを備えた巻き
上下げ装置において、巻き上運転時間、停止時間および
巻き下げ運転時間を含む全体の時間に占められる巻き下
げ運転時間の割合を通電時間率dとし、この通電時間率
dで許される最大値を許容通電時間率drとし、通電時
間率dが許容通電時間率drを上回るときには、前記放
電抵抗用スイッチング素子をOFFして前記放電抵抗の
通電を止めることを特徴とする巻き上下げ装置にある。
【0036】これによれば、通電時間率dが許容通電時
間率drを上回ると放電抵抗の通電を止めソフト的な対
応で放電抵抗の加熱防止を計るので、サーモスイッチ、
リレー等の電気部品が不要になる。またサーモスイッ
チ、リレー等の電気部品を保守点検する面倒なメンテナ
ンスも必要としなくなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるもので、インバー
タ駆動式ホイストと称する巻き上下げ装置の回路図であ
る。
【図2】従来例にかかるもので、インバータ駆動式ホイ
ストと称する巻き上下げ装置の回路図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるもので、巻き上
げ、停止、巻き下の運転パータンを示す図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかるもので、各種負荷
による放電抵抗発熱量を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかるもので、放電抵抗
の冷却温度降下を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかるもので、巻下げ運
転での通電率を基準とした放電抵抗の加熱防止処理を示
す図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかるもので、巻下げ運
転での放電抵抗発熱量を基準とした放電抵抗の加熱防止
処理を示す図である。
【符号の説明】
1…整流回路、2…コンデンサ、3…放電抵抗、4…放
電抵抗スイッチング素子、5…電動機、6…インバータ
駆動回路、7…電流検出器、8…操作器、9…主制御
部、9a…インバータ制御回路、9b…電流/電圧変換
部、9c…中央制御部、9d…表示部、9e…電圧検出
回路、9f…AND回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−279204(JP,A) 実開 昭59−8995(JP,U) 実開 昭61−165977(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66D 1/46,5/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流を直流に変える整流回路、この整流
    回路の出力側に備わる平滑用のコンデンサ、回生制動用
    の放電抵抗およびインバータ駆動回路と、インバータ駆
    動回路の通電で駆動される巻き上下用の電動機と、前記
    放電抵抗の通電を入切する放電抵抗用スイッチング素子
    と、前記インバータ駆動回路の通電を制御するインバー
    タ制御回路とを備えた巻き上下げ装置において、 巻き上運転時間、停止時間および巻き下運転時間を含む
    全体の時間に占められる巻き下げ運転時間の割合を通電
    時間率dとし、この通電時間率dで許される最大値を許
    容通電時間率drとし、 通電時間率dが許容通電時間率drを上回るときには、
    前記放電抵抗用スイッチング素子をOFFして前記放電
    抵抗の通電を止めることを特徴とする巻き上下げ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されているものにおい
    て、前記放電抵抗用スイッチング素子のOFFに合わせ
    てインバータ駆動回路の通電を止める指示をすることを
    特徴とする巻き上下げ装置。
  3. 【請求項3】 交流を直流に変える整流回路、この整流
    回路の出力側に備わる平滑用のコンデンサ、回生制動用
    の放電抵抗およびインバータ駆動回路と、インバータ駆
    動回路の通電で駆動される巻き上下用の電動機と、前記
    放電抵抗の通電を入切する放電抵抗用スイッチング素子
    と、前記インバータ駆動回路の通電を制御するインバー
    タ制御回路と、全体的な運転制御を司るマイクロプロセ
    ッサー等で形成された中央制御部と、この中央制御部に
    巻き上げ、巻き下げの運転操作指示信号を出す操作器と
    を備えた巻き上下げ装置において、 前記整流回路の出力側電圧を検知し、かつ検知電圧が所
    定値を越えたら前記放電抵抗に通電を促すON信号を出
    力する電圧検知器と、前記放電抵抗用スイッチング素子
    のON/OFF制御を行なう放電抵抗スイッチング素子
    用制御部とを備え、放電抵抗スイッチング素子用制御部
    は、通電を促す電圧検知器のON信号と通電を促す前記
    中央制御部のON信号が重なったときには前記放電抵抗
    用スイッチング素子をONに、前記ON信号が重ならな
    いときには放電抵抗用スイッチング素子をOFFにし、 前記中央制御部は、巻き上げ運転時間、停止時間および
    巻き下げ運転時間を含む全体の時間に占められる巻き下
    げ運転時間の割合(通電時間率d)と、この通電時間率
    dで許される最大値(許容通電時間率dr)との関係
    で、通電時間率dが許容通電時間率drを上回るときに
    は、通電を促すON信号から通電を止めるOFF信号に
    出力を変えることを特徴とする巻き上下げ装置。
  4. 【請求項4】 交流を直流に変える整流回路、この整流
    回路の出力側に備わる平滑用のコンデンサ、回生制動用
    の放電抵抗およびインバータ駆動回路と、インバータ駆
    動回路の通電で駆動される巻き上下用の電動機と、前記
    放電抵抗の通電を入切する放電抵抗用スイッチング素子
    と、前記インバータ駆動回路の通電を制御するインバー
    タ制御回路とを備えた巻き上下げ装置において、 巻き上運転時間、停止時間および巻き下げ運転時間を含
    む全体の時間に占められる巻き下運転時間の割合を通電
    時間率dとし、この通電時間率dで許される最大値を許
    容通電時間率drとし、 前記放電抵抗にながれる電流値Iおよび通電時間率dよ
    り放電抵抗発熱量(I2・d)を求め、放電抵抗の発熱
    が許される許容放電抵抗発熱量(Ir2・dr)を規定
    し、放電抵抗発熱量(I2・d)と許容放電抵抗発熱量
    (Ir2・dr)を比較して、放電抵抗発熱量(I2
    d)が許容放電抵抗発熱量(Ir2・dr)を上回ると
    きには、前記放電抵抗用スイッチング素子をOFFして
    前記放電抵抗の通電を止めることを特徴とする巻き上下
    げ装置。
  5. 【請求項5】 交流を直流に変える整流回路、この整流
    回路の出力側に備わる平滑用のコンデンサ、回生制動用
    の放電抵抗およびインバータ駆動回路と、インバータ駆
    動回路の通電で駆動される巻き上下用の電動機と、前記
    放電抵抗の通電を入切する放電抵抗用スイッチング素子
    と、前記インバータ駆動回路の通電を制御するインバー
    タ制御回路とを備えた巻き上下げ装置において、 次ぎの二つのコースを備え、選択手段で選択することを
    特徴とすることを特徴とする巻き上下げ装置。 (A)コース 巻き上運転時間、停止時間および巻き下げ運転時間を含
    む全体の時間に占められる巻き下げ運転時間の割合を通
    電時間率dとし、この通電時間率dで許される最大値を
    許容通電時間率drとし、 前記放電抵抗にながれる電流値Iおよび通電時間率dよ
    り放電抵抗発熱量(I2・d)を求め、放電抵抗の発熱
    が許される許容放電抵抗発熱量(Ir2・dr)を規定
    し、放電抵抗発熱量(I2・d)と許容放電抵抗発熱量
    (Ir2・dr)を比較して、放電抵抗発熱量(I2
    d)が許容放電抵抗発熱量(Ir2・dr)を上回ると
    きには、前記放電抵抗用スイッチング素子をOFFして
    前記放電抵抗の通電を止める。 (B)コース 巻き上運転時間、停止時間および巻き下げ運転時間を含
    む全体の時間に占められる巻き下げ運転時間の割合を通
    電時間率dとし、この通電時間率dで許される最大値を
    許容通電時間率drとし、 通電時間率dが許容通電時間率drを上回るときには、
    前記放電抵抗用スイッチング素子をOFFして前記放電
    抵抗の通電を止める。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一つにおい
    て、前記放電抵抗用スイッチング素子をOFFして前記
    放電抵抗の通電を止めた際にはそれを表示する表示手段
    を備えたことを特徴とする巻き上下げ装置。
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