JP3392722B2 - セルラ移動通信における対干渉システム制御方式 - Google Patents
セルラ移動通信における対干渉システム制御方式Info
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Description
電話および簡易型携帯電話等のセルラ移動通信システム
において他の通信システムからの干渉の影響を回避しう
るセルラ移動通信における対干渉システム制御方式に関
し、更に詳しくは、複数の異なる周波数帯域を使用して
無線ゾーンを形成するセルラ移動通信システムにおいて
接続品質および通信品質に与える干渉の影響を回避して
無線回線接続を行うセルラ移動通信における対干渉シス
テム制御方式に関する。
ゾーンを形成するセルラ移動通信システムにおいて、他
の通信システムからの干渉を基地局もしくは移動局受信
側で使用帯域内の広範囲のチャネルで同時に受けるよう
な1つもしくは複数の周波数帯域が存在する場合におい
て、他システムの移動局送信側からの干渉を移動局受信
側で受ける使用周波数帯域の分布例を図8に示すように
自システムの移動局の受信帯域をA1〜An帯域(以
下、A帯域と称す)およびB1〜Bn帯域(以下、B帯
域と称す)とし、使用帯域が近傍に存在する他の通信シ
ステムの移動局の送信帯域をC帯域とすると、C帯域で
の移動局送信信号のスペクトラムが図8に示すようにB
帯域の移動局受信に漏れ込む場合、B帯域移動局受信チ
ャネルでは信号対雑音比の劣化が発生する。
ャネルを使用しても信号対雑音比が劣化しているため、
接続品質および通信品質が低下することになる。但し、
B帯域全体で干渉を受けている状況でも、無線ゾーン中
心部等では、移動局受信レベルが高いことから、信号対
雑音比の劣化が接続品質および通信品質に与える影響は
少なくて済む。しかしながら、無線ゾーン周辺部等で
は、移動局受信レベルが低いことから、信号対雑音比の
劣化が接続品質および通信品質に与える影響が大きくな
り、発着信接続時においては接続品質が低下し、通信中
においては通信品質の劣化が顕著に現れることになる。
帯域の分布例の場合においても同様である。図9は他シ
ステムの移動局送信側からの干渉を自システムの基地局
受信側で受ける使用周波数帯域の分布例であり、他シス
テムの移動局の送信が自システムの移動局から基地局へ
の上り回線に干渉する場合である。また、図10は他シ
ステムの基地局送信側からの干渉を自システムの基地局
受信側で受ける使用周波数帯域の分布例であり、他シス
テムの基地局の送信が自システムの移動局から基地局へ
の上り回線に干渉する場合である。更に、図11は他シ
ステムの基地局送信側からの干渉を自システムの移動局
受信側で受ける使用周波数帯域の分布例であり、他シス
テムの基地局の送信が自システムの基地局から移動局へ
の下り回線に干渉する場合である。
を受ける度合いに関係なくA帯域、B帯域を使いうるよ
うになっており、干渉の影響を受ける度合いにより、使
用周波数帯域(A帯域、B帯域)または使用通信チャネ
ルを使い分けることは行われていない。
式では、他の通信システムからの干渉を基地局もしくは
移動局受信側で使用帯域内の広範囲のチャネルで同時に
受けるような1つもしくは複数の周波数帯域が存在し、
周波数帯域全体で干渉を受けている状況では、通信チャ
ネルとして前記周波数帯域を使用しようとした場合およ
び使用している場合に、干渉の影響を受け、接続品質お
よび通信品質が劣化することがあった。特に、無線ゾー
ン周辺部においては、信号対雑音比の劣化の度合いが無
線ゾーン中心部に比べて大きくなるため、接続品質およ
び通信品質の劣化が顕著に現れる。
その目的とするところは、セルラ移動通信システムにお
いて他の通信システムからの干渉を基地局または移動局
受信側が使用帯域内の広範囲のチャネルで同時に受ける
ような1つまたは複数の周波数帯域が存在する場合に接
続品質および通信品質に与える影響を回避するセルラ移
動通信における対干渉システム制御方式を提供すること
にある。
め、請求項1記載の本発明は、複数の異なる周波数帯域
を使用して無線ゾーンを形成するセルラ移動通信におい
て他の通信システムからの干渉を基地局または移動局受
信側で使用帯域内の広範囲のチャネルで同時に受けるよ
うな1つまたは複数の周波数帯域が存在する場合、無線
ゾーンの中心部ほど、他の通信システムからの干渉の影
響の大きい周波数帯域の通信チャネルを使用して通信を
行い、無線ゾーンの周辺部ほど、他の通信システムから
の干渉の影響の小さい周波数帯域または干渉の影響の全
くない周波数帯域の通信チャネルを使用して通信を行う
ことを要旨とする。
ャネルを移動局の受信レベルに応じて使い分けるように
制御することにより、無線ゾーンの中心部ほど、他の通
信システムからの干渉の影響の大きい周波数帯域の通信
チャネルを使用して通信を行い、無線ゾーンの周辺部ほ
ど、他の通信システムからの干渉の影響の小さい周波数
帯域または干渉の影響の全くない周波数帯域の通信チャ
ネルを使用して通信を行う。
ンの中心部ほど、他の通信システムからの干渉の影響の
大きい周波数帯域の通信チャネルを使用して通信を行
い、無線ゾーンの周辺部ほど、他の通信システムからの
干渉の影響の小さい周波数帯域または干渉の影響の全く
ない周波数帯域の通信チャネルを使用して通信を行い、
前記他の通信システムからの干渉を基地局または移動局
受信側で使用帯域内の広範囲のチャネルで同時に受ける
ような周波数帯域を複数の通信チャネル群に分割し、他
の通信システムからの干渉の影響の大きい通信チャネル
ほど、無線ゾーンの中心部で使用することを要旨とす
る。
信システムからの干渉を受ける周波数帯域を複数の通信
チャネル群に分割し、他の通信システムからの干渉の影
響の大きい通信チャネルほど、無線ゾーンの中心部で使
用する。
の形態について説明する。
において他の通信システムからの干渉の影響の度合いの
一例を示す図である。同図に示すように、B1帯域、B
2帯域、・・・Bn帯域(他の通信システムからの干渉
を移動局受信側で使用帯域内の広範囲のチャネルで同時
に受けるような周波数帯域)の順で干渉の影響の度合い
が小さくなっている。
干渉の影響を受けない周波数帯域)と上述したB1帯
域、B2帯域、・・・Bn帯域の通信チャネルを使い分
ける条件を示したものである。すなわち、移動局の受信
レベルによって通信チャネルを使い分けるようにシステ
ム制御を行うものである。図2において、移動局におけ
る受信レベルLが大きい場合、すなわち受信レベルLが
LB1よりも大きい場合には、通信チャネルとしてB1
帯域を使用し、受信レベルLがLB1とLB2との間で
はB2帯域を使用し、以下同様にして、受信レベルLが
LBnよりも小さい場合には、A帯域を使用するように
制御するものである。
じて使い分けるように制御することにより、無線ゾーン
の中心部ほど、干渉の影響の大きい通信チャネルを使用
し、無線ゾーンの周辺部ほど、干渉の影響の小さい通信
チャネルを使用することができる。
制御例について説明する。図3は、発信接続時の例を示
しており、移動局からの発信要求信号により網(NW)
に報告される自ゾーンレベルLにより無線ゾーン内に割
り当てられているどの周波数帯域、すなわちA帯域、B
1帯域、B2帯域、・・・Bn帯域のどれを使用するか
を判断する。L≧LB1の場合には、B1帯域内の通信
チャネルを割り当て、LB1>L≧LB2の場合には、
B2帯域内の通信チャネルを割り当て、LB(n−1)
>L≧LBnの場合には、Bn帯域内の通信チャネルを
割り当て、L<LBnの場合には、A帯域内の通信チャ
ネルを割り当てる。
(NW)からの呼出信号で移動局に着信があり、これに
対して移動局が着信応答信号で網(NW)に応答する自
ゾーンレベルLにより無線ゾーン内に割り当てられてい
るどの周波数帯域を使用するかを判断する。L≧LB1
の場合には、B1帯域内の通信チャネルを割り当て、L
B1>L≧LB2の場合には、B2帯域内の通信チャネ
ルを割り当て、LB(n−1)>L≧LBnの場合に
は、Bn帯域内の通信チャネルを割り当て、L<LBn
の場合には、A帯域内の通信チャネルを割り当てる。
信中において1無線ゾーン内におけるチャネル切替の例
を示しており、移動局から網(NW)に対して一定時間
間隔で報告される定期無線状態報告信号を常時監視し、
該信号のレベルLとして通信中にL≧LB1が検出され
た場合には、B1帯域内の通信チャネルへチャネルを切
り替え、LB1>L≧LB2が検出された場合には、B
2帯域内の通信チャネルへチャネルを切り替え、LB
(n−1)>L≧LBnが検出された場合には、Bn帯
域内の通信チャネルへチャネルを切り替え、L<LBn
が検出された場合には、A帯域内の通信チャネルへチャ
ネルを切り替えるものである。
々の帯域内でもC帯域(使用帯域が近傍に存在する他の
通信チャネルの移動局もしくは基地局の送信帯域)によ
る干渉の影響の度合いが異なる。図6は、B1帯域内の
チャネル群分割の例であるが、B1帯域内でもC帯域に
近いB11チャネル群はC帯域による干渉の影響の度合
いが大きく、B12チャネル群はC帯域による干渉の影
響を受けるものの、その度合いはB11チャネル群より
は小さい。従って、B1帯域内の通信チャネルを更にチ
ャネル群に分割して使用することで、B1帯域内の周波
数を有効利用することができる。
合の各チャネル群の使用条件である。移動局受信レベル
LがL≧LB11の時、B11チャネル群を使用し、L
B11>L≧LB12の時、B12チャネル群を使用
し、LB1(n−1)>L≧LB1nの時、B1nチャ
ネル群を使用し、L<LB1nの時、A帯域チャネルを
使用する。B2,B3,・・・,Bn帯域についても同
様である。また、具体的なシステム制御例は図3〜図5
と同様である。
他の通信システムからの干渉を基地局または移動局受信
側で使用帯域内の広範囲のチャネルで同時に受けるよう
な1つまたは複数の周波数帯域が存在する場合、無線ゾ
ーンの中心部ほど、他の通信システムからの干渉の影響
の大きい周波数帯域の通信チャネルを使用して通信し、
無線ゾーンの周辺部ほど、他の通信システムからの干渉
の影響の小さい周波数帯域または干渉の影響の全くない
周波数帯域の通信チャネルを使用して通信するので、接
続品質および通信品質に与える干渉の影響を回避するこ
とができる。
からの干渉を受ける周波数帯域を複数の通信チャネル群
に分割し、他の通信システムからの干渉の影響の大きい
通信チャネルほど、無線ゾーンの中心部で使用するの
で、干渉の影響を回避することができる。
からの干渉の影響度合いの一例を示す図である。
ある。
る。
る。
例を示す説明図である。
の度合いの例を示す図である。
の使用条件を示す図である。
テムの移動局受信側で受ける使用周波数帯域の分布例を
示す図である。
テムの基地局受信側で受ける使用周波数帯域の分布例を
示す図である。
ステムの基地局受信側で受ける使用周波数帯域の分布例
を示す図である。
ステムの移動局受信側で受ける使用周波数帯域の分布例
を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の異なる周波数帯域を使用して無線
ゾーンを形成するセルラ移動通信において他の通信シス
テムからの干渉を基地局または移動局受信側で使用帯域
内の広範囲の通信チャネルで同時に受けるような1つま
たは複数の周波数帯域が存在する場合、前記通信チャネ
ルを前記移動局の受信レベルに応じて使い分けるように
制御することにより、無線ゾーンの中心部ほど、他の通
信システムからの干渉の影響の大きい周波数帯域の通信
チャネルを使用して通信を行い、無線ゾーンの周辺部ほ
ど、他の通信システムからの干渉の影響の小さい周波数
帯域または干渉の影響の全くない周波数帯域の通信チャ
ネルを使用して通信を行うことを特徴とするセルラ移動
通信における対干渉システム制御方式。 - 【請求項2】 複数の異なる周波数帯域を使用して無線
ゾーンを形成するセルラ移動通信において他の通信シス
テムからの干渉を基地局または移動局受信側で使用帯域
内の広範囲の通信チャネルで同時に受けるような1つま
たは複数の周波数帯域が存在する場合、無線ゾーンの中
心部ほど、他の通信システムからの干渉の影響の大きい
周波数帯域の通信チャネルを使用して通信を行い、無線
ゾーンの周辺部ほど、他の通信システムからの干渉の影
響の小さい周波数帯域または干渉の影響の全くない周波
数帯域の通信チャネルを使用して通信を行い、 前記他の通信システムからの干渉を基地局または移動局
受信側で使用帯域内の広範囲の通信チャネルで同時に受
けるような周波数帯域を複数の通信チャネル群に分割
し、他の通信システムからの干渉の影響の大きい通信チ
ャネルほど、無線ゾーンの中心部で使用することを特徴
とするセルラ移動通信における対干渉システム制御方
式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19752597A JP3392722B2 (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | セルラ移動通信における対干渉システム制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19752597A JP3392722B2 (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | セルラ移動通信における対干渉システム制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1141655A JPH1141655A (ja) | 1999-02-12 |
JP3392722B2 true JP3392722B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=16375926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19752597A Expired - Fee Related JP3392722B2 (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | セルラ移動通信における対干渉システム制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (4)
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CN101116363A (zh) * | 2005-02-18 | 2008-01-30 | 三菱电机株式会社 | 多波段无线通信方法和基站 |
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1997
- 1997-07-23 JP JP19752597A patent/JP3392722B2/ja not_active Expired - Fee Related
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