JP3392063B2 - 安全用遮蔽板体付きヒンジ - Google Patents

安全用遮蔽板体付きヒンジ

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JP3392063B2
JP3392063B2 JP27452398A JP27452398A JP3392063B2 JP 3392063 B2 JP3392063 B2 JP 3392063B2 JP 27452398 A JP27452398 A JP 27452398A JP 27452398 A JP27452398 A JP 27452398A JP 3392063 B2 JP3392063 B2 JP 3392063B2
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    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
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    • E05Y2900/20Application of doors, windows, wings or fittings thereof for furniture, e.g. cabinets

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hinges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具の扉を開閉さ
せるためなどに用いられるヒンジに関し、特に、当該ヒ
ンジを構成する複数の可動アーム相互間にあって、ヒン
ジの開閉動に伴って広狭の変化を伴う危険挟持空隙に、
衣服等が挟持されて破損を招いたり、さらには誤って差
し入れられた指などが挟まれて押し潰されたり、さらに
は切断されるといった事故の発生を防止しようとする安
全用遮蔽板体付きヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】既知の通りヒンジにあっては、これが扉
等の開閉動に際し、ヒンジの構成部材間にあって離間形
成される危険挟持空隙に、指が挟まれて怪我をしたり、
衣服を損傷するといったことを防止するため、当該ヒン
ジにヒンジ用カバーを施すことが提案されている。上記
従来の一例(実公昭59−2287)につき、ここで説
示すると図14ないし図16に明示の通り、このヒンジ
は、家具本体の側板といった固定板部Aの内側面に、ビ
スなどで固定することとなる固定用部材1と、家具本体
の扉といった可動部材Bの内面に嵌合状態で取着される
カップ型固定用部材2と、これら両部材を連枢すること
になる4つの可動アーム、すなわち連枢可動アーム3、
後側可動アーム4、中間可動アーム5、そして先側可動
アーム6とにより構成されている。
【0003】上記可動アームの連枢構成は、既知の通り
上記の固定用部材1に設けた固定前側支軸1aと固定後
側支軸1bとに、夫々枢着した連枢可動アーム3と後側
可動アーム4とを具備し、当該後側可動アーム4を中間
可動アーム5の中間後側端部5aに中間後側支軸5bに
より枢着してある。さらに、上記中間可動アーム5の中
間前側端部5cを前記カップ型固定用部材2のカップ内
2aにおける内側、すなわち固定用部材1寄りにあっ
て、中間カップ支軸5dにより枢着し、前記の連枢可動
アーム3と中間可動アーム5の各中間部を中間支軸5e
によって連枢する。さらに、上記連枢可動アーム3の連
枢前側端部3aにおける連枢前側支軸3bと、カップ型
固定用部材2のカップ内2aにおける外側に設けられた
先側カップ支軸6aとを、先側可動アーム6により連枢
する。このように構成することで当該ヒンジは、固定板
部Aに対して可動板部Bを順次図14、図15そして図
16により開示する通り開閉動自在に枢着され、かくし
て扉などを家具本体に対し90゜から180゜へ向け可
成りの角度まで開成可能なるよう構成されている。
【0004】従って上記構成のヒンジによるときは、図
14の如く可動板部Bが閉成状態であれば、固定用部材
1、カップ型固定用部材2、連枢可動アーム3、後側可
動アーム4、中間可動アーム5そして先側可動アーム6
の各部材相互間には実質的に隙間が生じていないが、こ
れより図15の如く可動板部Bを矢印OP方向へ開動し
て行くと、固定用部材1と後側可動アーム4と中間可動
アーム5そして連枢可動アーム3とにより囲成される挟
隙S1が開成されるだけでなく、カップ型固定用部材2
と中間可動アーム5と連枢可動アーム3および先側可動
アーム6とにより囲成される可成り大きな危険挟持空隙
S2が開成されて行くことになる。
【0005】そこで上記の如く広狭自在に変化する挟隙
S1や危険挟持空隙S2に衣服や指などを挟まれてしま
う事故の発生を防止するため、図14に示す如くカバー
本体C1と、これに枢着ピンPを中心に回動自在なるよ
う被装した可動カバーC2とにより構成されたヒンジ用
カバーCを用意し、これを中間可動アーム5などに係嵌
取着することで、カバー本体C1により挟隙S1と危険
挟持空隙S2とを遮蔽するようにしている。
【0006】そして、上記の図14から図15の如く可
動板部Bを矢印OP方向へ開動して行くと、前記の可動
カバーC2から延出されている屈曲自在な連結帯板C3
の先端部が先側可動アーム6に取着されているので、可
動板部Bの開動に伴って可動カバーC2がカバー本体C
1から回動延出されることになり、この結果次第に大き
く広げられて行く危険挟持空隙S2に追随して、これを
遮蔽して行くことになる。
【0007】しかし、可動カバーC2の上記回動による
延出寸法は、カバー本体C1の大きさにより規制され
て、それほど大きくすることができないことから、図
の如き開動状態にあって、既に危険挟持空隙S2にお
ける可成りの部分が遮蔽されずに露呈してしまい、さら
に図16の如く可動板部Bが固定板部Aに対し90゜ま
で開動することで、少しだけ危険挟持空隙S2は縮小さ
れるものの、その大部分が非遮蔽状態となってしまうこ
ととなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなヒンジ用
カバーCを用いるようにした従来技術によるときは、挟
隙S1に対する遮蔽は充分であるものの、危険挟持空隙
S2に関しては、充分なカバー効果を発揮できないこと
となり、さらにヒンジ全体を被装しようとしているた
め、ヒンジ用カバーCは可成り大きなってしまい、こ
のため高価なものとなるだけでなく家具等内のスペース
を狭隘し、物の出し入れに支障を来すことにもなる。
【0009】本発明は上記従来例の欠陥に鑑み、請求項
1に係る安全用遮蔽板体付きヒンジによるときは、ヒン
ジをヒンジ用カバーによって包被してしまうのではなし
に、ヒンジにおける前掲固定前側支軸に安全用遮蔽板体
を回動自在に枢着すると共に、当該安全用遮蔽板体をカ
ップ型固定用部材側へ向けて、弾性体により弾圧してお
き、しかも同上安全用遮蔽板体が、必要以上にカップ型
固定用部材側へ進入することを、連枢可動アームの係止
部に安全用遮蔽板体の被係止部を係当することで阻止す
るよう構成するのである。このことにより当該発明では
固定板部に対する可動板部の開閉動に際して、安全用遮
蔽板体が常に前記の危険挟持空隙を遮蔽するように追随
して回動し、これにより不測の事故発生が、高い信頼性
をもって防止できるようにすると共に、比較的小さな安
全用遮蔽板体の使用によって安価に、しかも家具内を狭
くしてしまうといったこともなく、さらに安全用遮蔽板
体の自由端部が、カップ型固定用部材のカップ内に進入
衝当して、可動板部の円滑な開閉動を阻害するといった
ことも生じないようにするのが、その目的である。
【0010】次に請求項2にあっては、上記請求項1に
おいて、前記の如く安全用遮蔽板体をカップ型固定用部
材側へ弾圧するための手段として、安全用遮蔽板体に設
けた弾性体受承部と連枢可動アームの係嵌孔との間に弾
性体を介装するようにし、請求項1による前掲目的を確
実に達成し得るようにしている。
【0011】さらに請求項3の場合は、請求項1におけ
る前記の係止部と被係止部との関連を、連枢可動アーム
の幅方向両側に設けた係止突起を、安全用遮蔽板体に設
けた通過空所の受承端縁に衝当自在とすることで、安全
用遮蔽板体の不本意な変動を確実に阻止し、もって危険
挟持空隙の遮蔽に対する信頼性を、より確実な物として
いる。そして請求項4では弾性体としてコイルスプリン
グではなく渦巻き発条を採択し、これを固定前側支軸に
被嵌すると共に、その各端を夫々弾性体受承部と固定用
部材とに係止することにより、さらに請求項5では同じ
く渦巻き発条を用いるが、固定用部材の固定板部寄りに
あって幅員方向に設けた枢支軸に被嵌して、当該渦巻き
発条の一端を安全遮蔽板体の基端部に、他端を固定用部
材に係止することで何れも請求項1における目的を達成
しようとしている。
【0012】次に請求項6の発明では請求項1のように
係止部と被係止部とを係当自在として、安全用遮蔽板体
の不本意な進出を阻止するのではなく、当該安全用遮蔽
板体を請求項1の場合より少しだけ大きく形成すること
によって、その弾性体による弾圧を常時受けていても、
安全用遮蔽板体が、カップ型固定用部材のカップ内まで
進入してヒンジ作用が停止されないようにすると共に、
当該進入がカップ型固定用部材の露呈箇所とか、可動板
部との衝当によって阻止され、このことで危険挟持空隙
に対する安全用遮蔽板体の遮蔽効果が確保されるように
し、もって請求項1に比しても多少大形となるだけで、
係止部と被係止部を不要とし、これにより構造上の簡
素化をも可能にしようとするのが第1の構成要素であ
る。そしてさらに請求項ではそれだけはなしに、弾性
体としてコイルスプリングを用いるのではなしに請求項
4と同様に渦巻き発条を固定前側支軸に被嵌し、その各
端部を弾性体受承部と固定用部材とに係止するようにし
て、その全体構成の簡潔化を図るようにしている。さら
に、請求項では同じく上記請求項6における第1の構
成要素を具備しているだけでなく、渦巻き発条を固定用
部材の固定板寄りにあって幅員方向に設けた枢支軸に被
嵌して、その一端は安全用遮蔽板体における基端部に、
他端は上記固定用部材に係止することにより、上記請求
と同等の目的を達成しようとしている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、請求項1にあっては固定板部に取着する
固定用部材と、可動板部に嵌合状態で取着するカップ型
固定用部材と、上記固定用部材に設けた固定前側支軸と
固定後側支軸とに、夫々枢着した連枢可動アームと後側
可動アームとを具備し、当該後側可動アームを中間可動
アームの中間後側端部にあって中間後側支軸により枢着
すると共に、当該中間可動アームの中間前側端部を前記
のカップ型固定用部材のカップ内における内側にあっ
て、中間カップ支軸により枢着し、前記の連枢可動アー
ムと中間可動アームとの各中間部を中間支軸によって連
枢すると共に、この連枢可動アームの連枢前側端部にお
ける連枢前側支軸と、カップ型固定用部材のカップ内に
おける外側に設けた先側カップ支軸とを、先側可動アー
ムにより連枢することによって、前記固定板部に対して
可動板部を開閉自在に枢着可能としたヒンジにおいて、
前記した固定前側支軸に基端部が枢着された安全用遮蔽
板体を、前記の中間可動アームと連枢可動アームとの間
隙に回動自在なるよう配装し、かつ弾性体により当該安
全用遮蔽板体をカップ型固定用部材へ向けて弾圧すると
共に、連枢可動アームの係止部に安全用遮蔽板体の被係
止部が係当することにより、当該安全用遮蔽板体がカッ
プ型固定用部材のカップ内へ進入することを規制し、固
定板部に対する可動板部の開閉動に際し、安全用遮蔽板
体の自由端部側により、連枢可動アームと先側可動アー
ムとカップ型固定用部材と中間可動アームとにより囲成
されて広狭自在に変化する危険挟持空隙が遮断されるよ
うにしたことを特徴とする安全用遮蔽板体付きヒンジを
提供しようとしている。
【0014】次に請求項2では、請求項1における安全
用遮蔽板体が、一対の基端部から突出して中間可動アー
ムと連枢可動アームとの幅方向両側に離間形成された間
隙に配装されて対向する一対の遮蔽板と、当該一対の遮
蔽板をヒンジの閉成に際しカップ内に進入する基板部寄
りの位置で連設した弾性体受承部とにより形成され、当
該弾性体受承部と連枢可動アームの固定前側支軸寄りに
設けた係嵌孔との間に弾性体としてのコイルスプリング
を介装するようにしたことをその内容としている。
【0015】さらに請求項3では、これまた請求項1に
おいて、安全用遮蔽板体が、一対の基端部から突出して
中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側に離間
形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽板を具
有し、連枢可動アームの係止部は、当該連枢可動アーム
の幅方向両側から突出する係止突起により形成され、安
全用遮蔽板体の被係止部は、遮蔽板に貫設した前記係止
突起用の通過空所における受承端縁により形成されてい
ること、そして請求項4では、その安全用遮蔽板体が、
一対の基端部から突出して中間可動アームと連枢可動ア
ームとの幅方向両側に離間形成された間隙に配装されて
対向する一対の遮蔽板と、当該一対の遮蔽板をヒンジの
閉成に際しカップ内に進入する基端部寄りの位置で連設
した弾性体受承部とにより形成され、弾性体としての渦
巻き発条を固定前側支軸に被嵌して、その一端を上記の
弾性体受承部に、他端を固定用部材に係止するようにし
たことを夫々その内容としている。また請求項5にあっ
ては、同じく請求項1において、安全用遮蔽板体は、一
対の基端部から突出して中間可動アームと連枢可動アー
ムとの幅方向両側に離間形成された間隙に配装されて対
向する一対の遮蔽板により形成され、弾性体としての渦
巻き発条を、固定用部材の固定板部寄りにあって幅員方
向に設けた枢支軸に被嵌して、その一端を安全用遮蔽板
における基端部に、他端を固定用部材に係止するように
したことをその内容としている。
【0016】請求項6の発明にあっては、固定板部に取
着する固定用部材と、可動板部に嵌合状態で取着するカ
ップ型固定用部材と、上記固定用部材に設けた固定前側
支軸と固定後側支軸とに、夫々枢着した連枢可動アーム
と後側可動アームとを具備し、当該後側可動アームを中
間可動アームの中間後側端部にあって中間後側支軸によ
り枢着すると共に、当該中間可動アームの中間前側端部
を前記のカップ型固定用部材のカップ内における内側に
あって、中間カップ支軸により枢着し、前記の連枢可動
アームと中間可動アームとの各中間部を中間支軸によっ
て連枢すると共に、この連枢可動アームの連枢前側端部
における連枢前側支軸と、カップ型固定用部材のカップ
内における外側に設けた先側カップ支軸とを、先側可動
アームにより連枢することによって、前記固定板部に対
して可動板部を開閉自在に枢着可能としたヒンジにおい
て、前記した固定前側支軸に基端部が枢着された安全用
遮蔽板体を、前記の中間可動アームと連枢可動アームと
の間隙に回動自在なるよう配装し、かつ弾性体により当
該安全用遮蔽板体をカップ型固定用部材へ向けて弾圧す
ると共に、固定板部に対する可動板部の開閉動に際し、
安全用遮蔽板体の自由端部側により、連枢可動アームと
先側可動アームとカップ型固定用部材と中間可動アーム
とにより囲成されて広狭自在に変化する危険挟持空隙
断されると共に、当該開閉途上にあって安全用遮蔽板
体の自由端部がカップ型固定用部材のカップ内へ進入す
ることを規制可能とするように、当該自由端部をカップ
型固定用部材の外側端側からカップ内に落入しないだけ
の寸法に形成され、さらに上記 の前提構成に対して前記
の安全用遮蔽板体が、一対の基端部から突出して中間可
動アームと連枢可動アームとの幅方向両側に離間形成さ
れた間隙に配装されて対向する一対の遮蔽板と、当該一
対の遮蔽板をヒンジの閉成に際しカップ内に進入する基
端部寄りの位置で連設した弾性体受承部とにより形成さ
れ、弾性体としての渦巻き発条を固定前側支軸に被嵌し
て、その一端を上記の弾性体受承部に、他端を固定用部
材に係止するようにしたことを付加構成としている。
【0017】 そして請求項の場合は、上記の請求項
6における上記した前提構成に対して、さらに前同安全
用遮蔽板体が、一対の基端部から突出して中間可動アー
ムと連枢可動アームとの幅方向両側に離間形成された間
隙に配装されて対向する一対の遮蔽板により形成され、
弾性体としての渦巻き発条を、固定用部材の固定板部寄
りにあって幅員方向に設けた枢支軸に被嵌して、その一
端を安全用遮蔽板における基端部に、他端を固定用部材
に係止するようにしたことをその付加構成としている。
【0018】
【発明の実施の形態】本願の請求項1〜請求項3につい
て、先ず以下図1ないし図5に基づいて説示すると、固
定板部Aと可動板部Bとに跨装状態で連設されるヒンジ
本体Hは、図14ないし図16によって説示したヒンジ
と実質的に同一で、同一部材については同一符号が付さ
れており、従って、ここではヒンジ本体Hの構成につい
ての詳記は省略し、その構成部材について補足的な説
のみを開示する。すなわち構成部材としては、固定用部
材1とカップ型固定用部材2とを連枢する連枢可動アー
ム3、後側可動アーム4、中間可動アーム5、先側可動
アーム6を具有し、これらの連枢には固定前側支軸1
a、固定後側支軸1b、連枢前側支軸3b、中間後側支
軸5b、中間カップ支軸5d、中間支軸5e、そして先
側カップ支軸6aが採択されている。
【0019】ここで、図1(A)(B)によって補足の
説示をすれば、これまた既知の通り固定用部材1は、固
定板部Aにビス1Cにより取着されるマウテングプレー
ト1dと、これに固定螺杆1eにより螺着される固定枠
1fとからなり、図中1gは扉等の可動板部Bを、その
幅方向へ左右動自在に調節することができる調整螺子を
示している。図1(B)にあって、2bはカップ型固定
用部材2を可動板部Bに取着するビスを示しており、
1(A)におけるS2は前説の如く連枢可動アーム3と
先側可動アーム6とカップ型固定用部材2そして中間可
動アーム5とによって囲成された危険挟持空隙である。
また図1(B)により明示されている通り、中間可動ア
ーム5におけるカップ型固定用部材2側は、分岐され
た中間側板部5fが延設され、その幅方向中央部に連枢
可動アーム3と先側可動アーム6が配されている。
【0020】さて、当該発明では上記のように構成され
ヒンジ本体Hにあって、前記した固定用部材1の固定
枠1fと連枢可動アーム3とを枢着している固定前側支
軸1aに、基端部10aが枢着された安全用遮蔽板体1
0を、図1Bの如く中間可動アーム5の中間側板部5f
と連枢可動アーム3との間隙gに、回動自在なるよう配
装するのである。そして上記の安全用遮蔽板体10を、
常にカップ型固定用部材2側へ向けて弾圧しておくため
のスプリングとかゴム体などによる弾性体11を図1
(A)の如く装設し、このことによって安全用遮蔽板体
10が自由に振れ動いてしまうことなしに、可動板部B
側へ向けて常に押動されるようにしている。
【0021】さらにこの発明で重要なことは、上記の安
全用遮蔽板体10が、弾性体11により弾圧されてカッ
プ型固定用部材2等に衝当するまで自由に押動されるこ
となく、以下のようにその回動限度が規制されているこ
とである。すなわち図5(A)(B)を参照して理解さ
れるように、連枢可動アーム3に設けられた係止部3c
対して、安全用遮蔽板体10に設けられた被係止部1
0bが係当するに至れば、当該安全用遮蔽板体10は、
カップ型固定用部材2のカップ内2aへ進入することを
規制されることとなり、このことにより固定板部Aに対
して可動板部Bを開閉動した際、安全用遮蔽板体10の
自由端部10cが、カップ内2aに突入して当該開閉動
阻止されてしまうといったことをなくすことができ、
ヒンジ本体Hとしての本来の機能が保証されることにな
る。
【0022】そしてさらに当該請求項1にあっては、上
記固定板部Aに対する可動板部Bの開閉動に際し、安全
用遮蔽板体10の自由端部10cによって、連枢可動ア
ーム3と先側可動アーム6とカップ型固定用部材2と中
間可動アーム5とにより囲成されて、開閉角度に対し広
狭自在に変化する前記の危険挟持空隙S2が、指を挟ん
だり衣服を挟持するといったことの生じない非危険状態
保持されるような遮蔽がなされるように形成されてい
るのである。
【0023】ここで請求項2により開示の通り、上記の
請求項1における弾性体11に係る構成例を前掲図5に
よって説示すると、先ず安全用遮蔽板体10は、一対の
基端部10aから突出して、中間可動アーム5の中間側
板部5fと連枢可動アーム3との幅方向両側に離間形成
された間隙g(図1(B)参照)に、前記の如く配装さ
れて対向する一対の遮蔽板10dを有すると共に、当該
遮蔽板10dを、図2に示す如きヒンジ閉成状態にあっ
てカップ内2aに進入する基端部10a寄りの位置で連
設した弾性体受承部10eを備えている。そして、上記
の弾性体受承部10eと、連枢可動アーム3の固定前側
支軸1a寄りに設けた係嵌孔3dとの間にあって、前掲
弾性体11としてのコイルスプリングを介装するように
しており、かくて安全用遮蔽板体10を可動板部B側へ
向けて弾圧可能としている。
【0024】また請求項3として明示の如く、請求項1
における連枢可動アーム3の前記した係止部3cが、当
該連枢可動アーム3における幅方向両側から突出した係
止突起として形成されており、安全用遮蔽板体10の被
係止部10bは、一対の遮蔽板10dに貫設されて上記
係止突起が遊嵌する通過空所10fにあって、その中間
支軸5e側に設けられた受承端縁により形成されてい
る。
【0025】次に、請求項4として示されている通り、
請求項1における弾性体11としては、上記のよう
イルスプリングによることなく、後述する請求項6の説
示に用いられる図6以下に例示の如く、渦巻き発条を採
択することもできる。この場合には渦巻き発条を固定前
側支軸1aに被嵌して、その一端を上記の弾性体受承部
10eに係当すると共に、他端を固定用部材1に係止す
るようにし、このことによって、さらに構成の簡素化を
図るようにしている。また、請求項5も請求項1におけ
る弾性体11の一実施態様として、上記請求項4の場合
と同じく弾性体11に渦巻き発条を採択するのである
が、後述する請求項の説示に用いられる図10ないし
図13に例示の如く、当該渦巻き発条は、固定用部材1
の固定板部A寄りにあって、幅員方向に設けた枢支軸1
1aに被嵌するようにし、かつその一端は安全用遮蔽板
体10における基端部10aに係止し、他端は固定用部
材1に対して係止するようにして、これまた構成の簡素
化を図るようにしているのである。
【0026】以上詳記した請求項1に係るヒンジによる
ときは、図2に示されているように、固定部材Aに対し
て可動部材Bが閉成状態にあるときは、もちろん前記の
危険挟持空隙S2は極めて小さくなっており、従って怪
我等の発生は心配ないが、このときも安全用遮蔽板体1
0は図示例にあって、これを遮蔽した状態にある。そし
て安全用遮蔽板体10はカップ型固定用部材2によって
押動され、このことで係止部3cは、安全用遮蔽板体1
0の通過空所10fにあって、被係止部10bから離間
した位置にあり、かつ弾性体11は安全用遮蔽板体10
に押圧された圧縮状態となっている。
【0027】次に上記の可動板部Bを矢印OP方向へ開
動すると、図3に示す通り次第に上記の危険挟持空隙S
2が拡張されて行くが、これに対して弾性体11により
弾圧されている安全用遮蔽板体10が追随して行き、危
険挟持空隙S2の全部または、一部が開成されていて
も、非危険状態となるように遮蔽することになる。この
際前記の係止部3cが被係止部10bに係当することで
安全用遮蔽板体10は、それ以上カップ型固定用部材2
側へ進出しないので、自由端部10cがカップ内2aま
で落ち込んで係当し、これによりヒンジとしての開成動
が不能となってしまうといったことが阻止される。
【0028】さらに可動板部Bが開動して行くと前記し
た図1の状態となるが、この際にあっても、危険挟持空
隙S2に対する安全用遮蔽板体10による遮蔽度合は充
分に保持され、図4の状態まで開成が進むと、最早危険
挟持空隙S2は縮小状態なって、その遮蔽がなくとも実
質的に安全が確保されることとなり、さらに可動板部B
は開動可能であるが、その後の危険挟持空隙S2は消失
状態となる。そして上記の図4では係止部3cが通過空
所10fを下向きに移動して行き、最大角度まで開成し
たときには係止部3cが通過空所10fの最下位近辺ま
で移動することになると共に、弾性体11は開成度合が
進むにつれて次第に圧縮状態となる。
【0029】次に請求項6について図6ないし図9を参
照して以下説示すると、当該発明ではこれまたヒンジ本
体Hの構成が前記のものと同じであり、請求項1の場合
と同様に固定前側支軸1aに基端部10aが枢着された
安全用遮蔽板体10を、中間可動アーム5と連枢可動ア
ーム3との間隙gに回動自在なるよう配装すると共に、
弾性体11により安全用遮蔽板体10をカップ型固定用
部材2側へ向けて弾圧するのである。
【0030】そして請求項6では、固定板部Aに対する
可動板部Bの開閉動に際し、安全用遮蔽板体10の自由
端部10c側によって、前説の危険挟持空隙S2が非危
険状態となるよう遮蔽されるのであるが、さらに当該開
閉途上にあって安全用遮蔽板体10の自由端部10c
が、カップ型固定用部材2のカップ内2aへ進入するこ
とを規制可能とするため、この自由端部10cが、カッ
プ型固定用部材2の外側端(図中左側)からカップ内2
aへ落入しないだけの長さ寸法まで延出しているのであ
る。
【0031】さらに上記の請求項6において、その弾
性体11が渦巻き発条により形成され、これを固定前側
支軸1aに被嵌して、その一端を安全用遮蔽板体10の
弾性体受承部10eに、そして他端を固定用部材1に設
けた係止ピンなどにより係止するようにしている。
【0032】以上説示した請求項6に係るヒンジによる
ときは、図6に示されているように可動部材Bが固定部
材Aに対して閉成状態であれば、図2により前説の通り
小さな危険挟持空隙S2を安全用遮蔽板体10が遮蔽す
る位置にあり、弾性体11がカップ型固定用部材2を押
圧するが、もちろん可動板部Bの閉成状態は保持され、
自由端部10cは連枢前側支軸3bよりも、図2の場合
に比し可成り上位まで延出されている。
【0033】次に可動板部Bを矢印OP方向へ開動する
と、これまた前記の図3と同様にして拡張された危険挟
持空隙S2が、図7のように弾性体11により回動する
安全用遮蔽板体10により、非危険状態となるよう遮蔽
されて安全性が確保される。しかも当該安全用遮蔽板体
10は、当該回動の途上にあって、カップ内2aに落入
してしまうことのない寸法に形成されているので、図3
の場合の如く係止部3cと被係止部10bとの係当とい
った構成を具備させなくとも、ヒンジとしての開成動は
円滑になされる。
【0034】さらに、可動部材Bが回動すると図8の如
く危険挟持空隙S2の遮蔽がなされると共に、当該安全
用遮蔽板体10は、その基端部10a寄りが、カップ型
固定用部材2の内端側に衝当して、カップ内2aへの落
入はなく、次いで図9の状態まで開動するに至れば、危
険挟持空隙S2は縮小して危険性がなくなり、その後の
全開状態へ向け、当該縮小度合は増加して行く。
【0035】従って請求項6に係るヒンジの場合には、
前記請求項1のものに比し、その安全用遮蔽板体10は
大きくなるが、係止部3cや被係止部10bは不要とな
るため、その構成が簡略化される利点があり、逆に請求
項1によるときは安全用遮蔽板体10を小形化できるの
で、家具本体などの内容積を削減するといったことがな
くなる。さらに当該請求項6では弾性体11にコイルス
プリングではなく、渦巻き発条 を固定前側支軸1aに被
嵌し、その各端部を弾性体受承部10eと固定用部材1
とに係止するようにしたことから、その全体構成を簡潔
化することが可能となる。
【0036】また同上請求項にあっては、記請求項
6の構成に対して渦巻き発条を付加するが、その配設構
成は図10ないし図13に示す通り以下のように相違し
ている。すなわち、安全用遮蔽板体10は、請求項
同じく一対の基端部10aから突出して中間可動アーム
5と連枢可動アーム3の幅方向両側に離間形成された間
隙gに配装されて対向する一対の遮蔽板10dにより形
成され、弾性体11として採択した渦巻き発条を、固定
用部材1にあって、固定板部A寄りであり、かつ固定用
部材1の幅方向に設けた枢支軸11aに被嵌するのであ
る。そして、この渦巻き発条の一端を安全用遮蔽板体1
0の基端部10aに、その他端を固定用部材1に対して
ピンなどにより係止することになる。上記の技術内容を
理解し易くするため、図12には可動板部Bの閉成状
態、図13では90゜未満の開成状態、図10では90
゜開成状態、そして図11では90゜よりも大きく開成
した状態が夫々示されており、これにより当該渦巻き発
条の開成に伴う変形状態と、安全用遮蔽板体10の回動
位置とを確知することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のようにして構成し得るも
のであるから、請求項1によるときは安全用遮蔽板体が
実質的にヒンジ本体から大きく突出してしまうのでは
く、従来のヒンジ本体と同程度の空間を占めるだけであ
るので、家具本体などの内容積を充分に活用することが
でき、ヒンジ本体を全面的に包被するようなヒンジ用カ
バーに比し、安価に仕上げることができると共に、外観
的な商品価値をも向上できるのはもちろん、危険挟持空
間に関しては、従来例に比し格段の遮蔽効果を発揮でき
るので、特に指を差し入れてしまうといった事故を完全
に防止し得ることになる。
【0038】さらに同上ヒンジによるときは、上記の安
全用遮蔽板体を小さく形成しても、係止部と被係止部を
具備させることで、安全用遮蔽板体の自由端部が、カッ
プ内へ弾性体の弾力により落入するといったことがない
ため、ヒンジとしての開閉動に支障を生ずることなく、
当該弾性体の適切なる配設により、危険挟持空隙に対す
る安全用遮蔽板体の追随を保証することが可能となる。
【0039】そして、請求項2ないし請求項5では請求
項1の構成にあって、夫々弾性体としてのコイルスプリ
ングを適切に配設し、係止部と被係止部とを係脱自在な
るよう構成し、さらに弾性体としての渦巻き発条を夫々
固定前側支軸、枢支軸に被嵌して、その両端部を適所に
係止することで、当該請求項1の効果を確実なものとす
ることができる。
【0040】に請求項6に係るヒンジでは、安全用遮
蔽板体を、カップ型固定用部材に比し多少大きく形成す
ることで、安全用遮蔽板体の不本意なカップ内への落入
を阻止するようにしたので、請求項1と同様な効果を、
係止部や被係止部を設けることなしに発揮させることが
でき、従って耐久性の点でも優れたものを提供し得るこ
ととなる。そして、さらに請求項6にあっては弾性体と
して渦巻き発条を固定前側支軸に被嵌し、その端部を弾
性体受承部と固定用部材とに係止するよう構成したこと
から、全体の構成を簡素化することができる。また請求
項7では請求項6の上記構成にあって、弾性体としての
渦巻き発条を固定用部材にあって固定板部寄りであり、
固定用部材の幅方向に設けた枢支軸に被嵌するようにし
たので、これまた全体構成を簡潔化でき、かつ前記した
請求項6の効果につき、その信頼性を向上することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る安全用遮蔽板体付きヒンジの使
用状態における90゜開成時を示し、(A)はその一部
を切欠して示した平面図で、(B)は(A)の上面図で
ある。
【図2】同上ヒンジの閉成状態を示す一部切欠の平面図
である。
【図3】同上ヒンジの90゜未満における開成状態を示
した一部切欠の平面図である。
【図4】同上ヒンジの90゜を越えた開成状態を示す一
部切欠の平面図である。
【図5】(A)は図4における固定前側支軸近傍箇所を
示した下面図で、(B)は上記(A)のB−B線矢視断
面図である。
【図6】請求項6に係る安全用遮断板付きヒンジが閉成
状態であるときの一部を切欠した平面図である。
【図7】同上ヒンジの90゜未満における開成状態を示
した一部切欠の平面図である。
【図8】同上ヒンジの90゜開成時を示した一部切欠の
平面図である。
【図9】同上ヒンジの90゜を越えた開成状態を示す一
部切欠の平面図である。
【図10】請求項6に係る図6とは別異であるヒンジ
が、90゜開成状態にあるときの一部を切欠した平面図
である。
【図11】同上ヒンジの90゜を越えた開成状態を示
一部切欠の平面図である。
【図12】同上ヒンジの閉成時を示した一部切欠の平面
図である。
【図13】同上ヒンジの90゜未満における開成状態を
示す一部切欠の平面図である。
【図14】従来のヒンジ用カバーを施したヒンジにつ
き、その閉成時における使用状態を示した一部切欠の平
面図である。
【図15】同上ヒンジの90゜未満における開成状態を
示した一部切欠の平面図である。
【図16】同上ヒンジの90゜開成時における開成状態
を示した一部切欠の平面図である。
【符号の説明】
1 固定用部材 1a 固定前側支軸 1b 固定後側支軸 2 カップ型固定用部材 2a カップ内 3 連枢可動アーム 3a 連枢前側端部 3b 連枢前側支軸 3c 係止部 3d 係嵌孔 4 後側可動アーム 5 中間可動アーム 5a 中間後側端部 5b 中間前側支軸 5c 中間前側端部 5d 中間カップ支軸 5e 中間支軸 6 先側可動アーム 6a 先側カップ支軸 10 安全用遮蔽板体 10a 基端部 10b 被係止部 10c 自由端部 10d 遮蔽板 10e 弾性体受承部 10f 通過空所 11 弾性体 11a 枢支軸 A 固定板部 B 可動板部 S2 危険挟持空隙 g 間隙

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定板部に取着する固定用部材と、可動
    板部に嵌合状態で取着するカップ型固定用部材と、上記
    固定用部材に設けた固定前側支軸と固定後側支軸とに、
    夫々枢着した連枢可動アームと後側可動アームとを具備
    し、当該後側可動アームを中間可動アームの中間後側端
    部にあって中間後側支軸により枢着すると共に、当該中
    間可動アームの中間前側端部を前記のカップ型固定用部
    材のカップ内における内側にあって、中間カップ支軸に
    より枢着し、前記の連枢可動アームと中間可動アームと
    の各中間部を中間支軸によって連枢すると共に、この連
    枢可動アームの連枢前側端部における連枢前側支軸と、
    カップ型固定用部材のカップ内における外側に設けた先
    側カップ支軸とを、先側可動アームにより連枢すること
    によって、前記固定板部に対して可動板部を開閉自在に
    枢着可能としたヒンジにおいて、前記した固定前側支軸
    に基端部が枢着された安全用遮蔽板体を、前記の中間可
    動アームと連枢可動アームとの間隙に回動自在なるよう
    配装し、かつ弾性体により当該安全用遮蔽板体をカップ
    型固定用部材へ向けて弾圧すると共に、連枢可動アーム
    の係止部に安全用遮蔽板体の被係止部が係当することに
    より、当該安全用遮蔽板体がカップ型固定用部材のカッ
    プ内へ進入することを規制し、固定板部に対する可動板
    部の開閉動に際し、安全用遮蔽板体の自由端部側によ
    り、連枢可動アームと先側可動アームとカップ型固定用
    部材と中間可動アームとにより囲成されて広狭自在に
    化する危険挟持空隙が遮断されるようにしたことを特徴
    とする安全用遮蔽板体付きヒンジ。
  2. 【請求項2】 安全用遮蔽板体は、一対の基端部から突
    出して中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側
    に離間形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽
    板と、当該一対の遮蔽板をヒンジの閉成に際しカップ内
    に進入する基板部寄りの位置で連設した弾性体受承部と
    により形成され、当該弾性体受承部と連枢可動アームの
    固定前側支軸寄りに設けた係嵌孔との間に弾性体として
    のコイルスプリングを介装するようにした請求項1記載
    の安全用遮蔽板体付きヒンジ。
  3. 【請求項3】 安全用遮蔽板体は、一対の基端部から突
    出して中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側
    に離間形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽
    板を具有し、連枢可動アームの係止部は、当該連枢可動
    アームの幅方向両側から突出する係止突起により形成さ
    れ、安全用遮蔽板体の被係止部は、遮蔽板に貫設した前
    記係止突起用の通過空所における受承端縁により形成さ
    れている請求項1記載の安全用遮蔽板体付きヒンジ。
  4. 【請求項4】 安全用遮蔽板体は、一対の基端部から突
    出して中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側
    に離間形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽
    板と、当該一対の遮蔽板をヒンジの閉成に際しカップ内
    に進入する基端部寄りの位置で連設した弾性体受承部と
    により形成され、弾性体としての渦巻き発条を固定前側
    支軸に被嵌して、その一端を上記の弾性体受承部に、他
    端を固定用部材に係止するようにした請求項1記載の安
    全用遮蔽板体付きヒンジ。
  5. 【請求項5】 安全用遮蔽板体は、一対の基端部から突
    出して中間可動アームと連枢可動アームとの幅方向両側
    に離間形成された間隙に配装されて対向する一対の遮蔽
    板により形成され、弾性体としての渦巻き発条を、固定
    用部材の固定板部寄りにあって幅員方向に設けた枢支軸
    に被嵌して、その一端を安全用遮蔽板における基端部
    に、他端を固定用部材に係止するようにした請求項1記
    載の安全用遮蔽板体付きヒンジ。
  6. 【請求項6】 固定板部に取着する固定用部材と、可動
    板部に嵌合状態で取着するカップ型固定用部材と、上記
    固定用部材に設けた固定前側支軸と固定後側支軸とに、
    夫々枢着した連枢可動アームと後側可動アームとを具備
    し、当該後側可動アームを中間可動アームの中間後側端
    部にあって中間後側支軸により枢着すると共に、当該中
    間可動アームの中間前側端部を前記のカップ型固定用部
    材のカップ内における内側にあって、中間カップ支軸に
    より枢着し、前記の連枢可動アームと中間可動アームと
    の各中間部を中間支軸によって連枢すると共に、この連
    枢可動アームの連枢前側端部における連枢前側支軸と、
    カップ型固定用部材のカップ内における外側に設けた先
    側カップ支軸とを、先側可動アームにより連枢すること
    によって、前記固定板部に対して可動板部を開閉自在に
    枢着可能としたヒンジにおいて、前記した固定前側支軸
    に基端部が枢着された安全用遮蔽板体を、前記の中間可
    動アームと連枢可動アームとの間隙に回動自在なるよう
    配装し、かつ弾性体により当該安全用遮蔽板体をカップ
    型固定用部材へ向けて弾圧すると共に、固定板部に対す
    る可動板部の開閉動に際し、安全用遮蔽板体の自由端部
    側により、連枢可動アームと先側可動アームとカップ型
    固定用部材と中間可動アームとにより囲成されて広狭自
    に変化する危険挟持空隙が遮断されると共に、当該開
    閉途上にあって安全用遮蔽板体の自由端部がカップ型固
    定用部材のカップ内へ進入することを規制可能とするよ
    うに、当該自由端部をカップ型固定用部材の外側端側か
    らカップ内に落入しないだけの寸法に形成され、前記安
    全用遮蔽板体は、一対の基端部から突出して中間可動ア
    ームと連枢可動アームとの幅方向両側に離間形成された
    間隙に配装されて対向する一対の遮蔽板と、当該一対の
    遮蔽板をヒンジの閉成に際しカップ内に進入する基端部
    寄りの位置で連設した弾性体受承部とにより形成され、
    弾性体としての渦巻き発条を固定前側支軸に被嵌して、
    その一端を上記の弾性体受承部に、他端を固定用部材に
    係止するようにしたことを特徴とする安全用遮蔽板体付
    きヒンジ。
  7. 【請求項7】 固定板部に取着する固定用部材と、可動
    板部に嵌合状態で取着するカップ型固定用部材と、上記
    固定用部材に設けた固定前側支軸と固定後側支軸とに、
    夫々枢着した連枢可動アームと後側可動アームとを具備
    し、当該後側可動アームを中間可動アームの中間後側端
    部にあって中間後側支軸により枢着すると共に、当該中
    間可動アームの中間前側端部を前記のカップ型固定用部
    材のカップ内における内側にあって、中間カップ支軸に
    より枢着し、前記の連枢可動アームと中間可動アームと
    の各中間部を中間支軸によって連枢すると共に、この連
    枢可動アームの連枢前側端部における連枢前側支軸と、
    カップ型固定用部材のカップ内における外側に設けた先
    側カップ支軸とを、先側可動アームにより連枢すること
    によって、前記固定板部に対して可動板部を開閉自在に
    枢着可能としたヒンジにおいて、前記した固定前側支軸
    に基端部が枢着された安全用遮蔽板体を、前記の中間可
    動アームと連枢可動アームとの間隙に回動自在なるよう
    配装し、かつ弾性体により当該安全用遮蔽板体をカップ
    型固定用部材へ向けて弾圧すると共に、固定板部に対す
    る可動板部の開閉動に際し、安全用遮蔽板体の自由端部
    側により、連枢可動アームと先側可動アームとカップ型
    固定用部材と中間可動アームとにより囲成されて広狭自
    に変化する危険挟持空隙が遮断されると共に、当該開
    閉途上にあって安全用遮蔽板体の自由端部がカップ型固
    定用部材のカップ内へ進入することを規制可能とするよ
    うに、当該自由端部をカップ型固定用部材の外側端側か
    らカップ内に落入しないだけの寸法に形成され、前記安
    全用遮蔽板体は、一対の基端部から突出して中間可動ア
    ームと連枢可動アームとの幅方向両側に離間形成された
    間隙に配装されて対向する一対の遮蔽板により形成さ
    れ、弾性体としての渦巻き発条を、固定用部材の固定板
    部寄りにあって幅員方向に設けた枢支軸に被嵌して、そ
    の一端を安全用遮蔽板における基端部に、他端を固定用
    部材に係止するようにしたことを特徴とする安全用遮蔽
    板体付きヒンジ。
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