JP3389184B2 - 地盤掘削機の掘削器駆動装置 - Google Patents

地盤掘削機の掘削器駆動装置

Info

Publication number
JP3389184B2
JP3389184B2 JP36390199A JP36390199A JP3389184B2 JP 3389184 B2 JP3389184 B2 JP 3389184B2 JP 36390199 A JP36390199 A JP 36390199A JP 36390199 A JP36390199 A JP 36390199A JP 3389184 B2 JP3389184 B2 JP 3389184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
hydraulic
excavator
clutch mechanism
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36390199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001173349A (ja
Inventor
淳一 樗沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
Priority to JP36390199A priority Critical patent/JP3389184B2/ja
Publication of JP2001173349A publication Critical patent/JP2001173349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3389184B2 publication Critical patent/JP3389184B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、地盤掘削機の掘削
器駆動装置に関するものであり、特に、ケリーバの下端
部に装着させたアースオーガや軸堀りバケット等の掘削
器を用いて地盤の地中掘削作業を実施する地盤掘削機に
於いて、該掘削器を地上に引き揚げた状態で行う掘削土
の排土処理後に、該掘削器に付着している残土の剥離除
去を効率良くなし得るようにした地盤掘削機の掘削器駆
動装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、地盤の地中を穿孔掘削するため
の土木・建設用機械としては、アースオーガや軸掘りバ
ケット等の掘削器を用いたリーダ懸垂式又はブーム懸垂
式の地盤掘削機が知られている。 【0003】従来の此種地盤掘削機を図4に従って説明
する。 図4に於いて、1は軸掘りバケットを用いたブ
ーム懸垂式の地盤掘削機を示し、該地盤掘削機1は、下
部走行体2に旋回可能に搭載した上部旋回体3の前部に
それぞれ俯仰自在に枢支されたブーム4と、該ブーム4
に連繋して動作されるフロントフレーム5とを有してお
り、該ブーム4の頂部からは、前記上部旋回体3側に設
けたウインチ6で巻上げ・巻下げ操作されるロープ7を
介してケリーバ8を吊下させ、該ケリーバ8の下端部に
は軸掘りバケット9を装着している。 【0004】又、前記フロントフレーム5の先端部に揺
動可能に保持されたロータリーフレーム10にはスラス
タシリンダ11によって上下作動されるロータリテーブ
ル12を設けると共に、該ロータリテーブル12に前記
ケリーバ8を上下摺動可能に支持させてあり、該ケリー
バ8は、該ロータリテーブル12に設けられた掘削用駆
動源としての油圧モータおよび変速装置を含む駆動部1
3によって回転駆動させるように構成されている。 【0005】従って、前記地盤掘削機1では、公知の如
く、前記上部旋回体3に設けた前記ウインチ6を操作
し、前記ロープ7を繰り出して前記ケリーバ8をその自
重により下降させながら、前記駆動部13による前記ケ
リーバ8及び軸掘りバケット9の回転駆動によって地中
の穿孔掘削作業を行う。 【0006】而して、前記地盤掘削機1は、掘削作業に
伴う掘削土等を処理するために、前記軸掘りバケット9
を一旦地上に引き揚げた状態で該掘削土等の外部への排
土を行っているが、この場合、排出される掘削土等の土
質や粘着性のために、該軸掘りバケット9の内面に土塊
や泥土等が付着したままで残ってしまうことがあり、以
後、この付着残土等の累積によって掘削作業を効率的に
継続できなくなる虞がある。 【0007】そこで、該軸掘りバケット9内面の付着残
土等を効果的に排除するため、地上に引き揚げられた該
軸掘りバケット9内から通常通りに掘削土等を排土した
後、引き続き、引き揚げた状態のままの該軸掘りバケッ
ト9を高速に回転させることにより、該軸掘りバケット
9に発生する遠心力でバケット内面への付着残土等の粘
着力を断ち切って該付着残土等を剥離させる手段が考え
られている。 【0008】即ち、前記軸掘りバケット9の前記駆動部
13に例えば高速回転と低速回転との2段階に切替えら
れる湿式多板クラッチ等を用いた変速装置(図示せず)
を付加させ、且つ、該変速装置の切替えに前記上部旋回
体3側の油圧回路に接続された変速用油圧回路(図示せ
ず)を用い、低速段側で地盤掘削のための低速度・高ト
ルクの回転駆動を行い、高速段側で残土等排除のための
高速度・低トルクの回転駆動を行っている。そして、こ
の場合、該変速装置の潤滑には前記上部旋回体3側の油
圧回路に用いられる作動油を共通に利用している。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】此種従来の地盤掘削機
では、変速装置の潤滑に上部旋回体側の油圧回路に用い
られる作動油を共通に用いているが、該変速装置に湿式
多板クラッチを利用する場合、該作動油で該湿式多板ク
ラッチを潤滑させるのは粘性や極圧性等の点で好ましく
ない。そのため、該変速装置に適する潤滑油、例えば、
ATF(オートマチックトランスミッションフルード)
を用いて該変速装置を潤滑する手段として、該変速装置
のケーシング内を大量の該変速装置に適する潤滑油で満
たし、該潤滑油に浸して該変速装置の潤滑を行う手段が
考えられるが、該手段は該大量の潤滑油用スペースの他
に該潤滑油の熱膨張対策のために空気室スペースを大き
くとる必要があり、依って、該ケーシングの外寸が大き
くなり、該ケーシングをフロントフレーム又はロータリ
ーテーブルに配置するのは困難である。他方、該変速装
置に適する潤滑油を前記上部旋回体側から供給する手段
も考えられるが、該手段の場合は該上部旋回体に設けら
れている作動油供給機構とは別に潤滑油供給ユニットを
搭載しなければならない。このように潤滑油供給ユニッ
トを別に搭載するためには、該上部旋回体側に所定の搭
載スペースが必要である他、配管等も煩雑化するという
欠陥がある。 【0010】そこで、地盤掘削機の掘削器駆動装置に設
けられた変速装置を適正な潤滑油を用いて潤滑する潤滑
機構をコンパクトに構成し、スペースの効率化を図るた
めに解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発
明はこの課題を解決することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、下部走行体に上部
旋回体を搭載し、該上部旋回体に頂部が変位可能な支持
構体を立設し、ウインチから繰り出されるロープを該支
持構体の頂部から垂下し、該ロープにケリーバを吊下
し、更に、該ケリーバは油圧モータにより変速装置を介
して駆動されるロータリーテーブルにて回転自在並びに
上下動自在に支持され、且つ、該ケリーバ下端部に軸掘
りバケット又はアースオーガ等を連結して成る地盤掘削
機に於いて、前記変速装置を該変速装置のケーシングの
上部に配設されたクラッチ機構部と、該クラッチ機構部
に連結され、且つ、該ケーシングの下部に設けられた変
速機構部とから構成し、更に、該変速装置の変速用油圧
回路は、前記上部旋回体側の主油圧回路と別回路すると
共に、該変速装置内の潤滑油を作動油として用い、且
つ、該変速用油圧回路内に介装されたレギュレータによ
って調圧された該作動油を該クラッチ機構部に作用させ
て該クラッチ機構部の切替えを行うと共に、該クラッチ
機構部に作用させた該作動油のドレン分を該クラッチ機
構部及び前記変速機構部に滴下させて該クラッチ機構部
及び該変速機構部の潤滑を行うように構成し、そして、
前記変速装置及び前記変速用油圧回路を前記ロータリー
テーブル又は該ロータリーテーブルを支持するロータリ
ーフレームに配設した地盤掘削機の掘削器駆動装置を提
供するものである。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図3に従って詳述する。図1に於いて、21は本
発明の一実施の形態を示すアースオーガを用いたリーダ
懸垂式の地盤掘削機を示す。該地盤掘削機21は、下部
走行体22および該下部走行体22上に旋回可能に設置
された上部旋回体23を有しており、該上部旋回体23
の前部には、上下方向に維持される支持構体としてのリ
ーダ24を該リーダ24の頂部を変位可能に装着してあ
る。又、該リーダ24には、前面に沿って昇降可能に保
持されたロータリーフレーム25を配備し、且つ、該ロ
ータリーフレーム25には、前記上部旋回体23側に設
けた主油圧ポンプ(図示せず)から供給される油圧で回
転駆動される油圧モータ26と、該油圧モータ26の回
転出力を切替え変速して高速回転と低速回転との2段階
の回転出力を得る変速装置27と、該切替え変速された
回転出力をケリーバ28に伝達する回転駆動出力部29
とを配設して成るロータリーテーブル30を設けてあ
る。 【0013】一方、前記リーダ24の頂部からは、前記
上部旋回体23に設けたウインチ31によって捲上げ・
捲下げ操作されるロープ32を介して、前記ロータリー
テーブル30で回転駆動される前記ケリーバ28を吊下
させてあり、該ケリーバ28の下端にはアースオーガ3
3を装着してある。尚、該アースオーガ33に代えて軸
掘りバケット(図示せず)を使用することも可能であ
る。 【0014】次に、図2は、前記ロータリーテーブル3
0に於ける変速装置27および回転駆動出力部29の構
成を示す断面模式図である。 図に於いて、該変速装置
27は、前記油圧モータ26の前記モータ出力軸34と
同一軸線上で、且つ、ケーシング35内に順次下方に軸
装したクラッチ機構部36及び上段変速機構部37並び
に下段変速機構部38とで構成されている。そして、該
クラッチ機構部36は、前記油圧モータ26のモータ出
力軸34側に止着した内周部の高速回転伝達側の第1の
湿式多板クラッチ36aの各固定側クラッチ板と、前記
ケーシング35側に止着した外周部の低速回転伝達側の
第2の湿式多板クラッチ36bの各固定側クラッチ板と
を有し、且つ、各該固定側クラッチ板間に組み合わされ
て、クラッチ結合可能な各可動側クラッチ板を有するク
ラッチ動作部材39を配して構成し、且つ、該クラッチ
動作部材39の出力側端部内周面に前記上段変速機構部
37の一部となる上段インターナル歯車37aを形成し
てある。 【0015】又、該上段変速機構部37は、同様に前記
モータ出力軸34側に止着した上段サン歯車37bと前
記クラッチ動作部材39の上段インターナル歯車37a
との双方に噛合する上段プラネタリ歯車37cを保持さ
せた上段出力軸40を配して構成し、且つ、該上段出力
軸40の出力側軸端部に前記下段変速機構部38の一部
となる下段サン歯車38aを設けてある。 【0016】一方、前記下段変速機構部38は、前記上
段出力軸40の下段サン歯車38aと前記ケーシング3
5側に止着した下段インターナル歯車38bとの双方に
噛合する下段プラネタリ歯車38cを保持させた下段出
力軸41を配して構成し、且つ、該下段出力軸41の出
力側軸端部に比較的小径・小歯数の第1の伝動歯車29
aを設けてある。 【0017】そして、前記回転駆動出力部29には、前
記第1の伝動歯車29aに噛合する比較的大径・大歯数
の第2の伝動歯車29bを設け、該第2の伝動歯車29
bを介して前記油圧モータ26のモータ出力は更に減速
され、最終的に前記ケリーバ28を介して前記アースオ
ーガ33を所定の高速または低速の回転力で回転駆動さ
せるようになっている。 【0018】図3は、前記変速装置27に対する回転駆
動入力及びクラッチ選択操作のための油圧回路図であ
る。図に於いて、前記上部旋回体(図1に於いて23)
に設けた主油圧ポンプ(図示せず)から供給される圧油
はマニホールド42を介して分岐され、一方は前記油圧
モータ26に接続される掘削用管路43に供給され、他
方は後述の変速用本体側油圧モータ44に接続される変
速用本体側管路45に供給されている。該変速用本体側
油圧モータ44は前記変速装置27の変速を行うための
変速用油圧ポンプ46にカップリング47接続され、該
カップリング47を介して該変速用油圧ポンプ46を駆
動するように構成されている。従って、該変速用油圧ポ
ンプ46は該変速用本体側管路45とは別回路に構成さ
れ、且つ、前記変速装置27の変速を行うための変速用
油圧回路48内に作動油を圧送する。更に、該変速用油
圧回路48内を循環する作動油には、前記変速装置27
の前記ケーシング35内で該変速装置27の潤滑に使用
され、且つ、該変速装置27の潤滑に適した潤滑油であ
る、例えばATF(オートマチックトランスミッション
フルード)が用いられる。 【0019】そして、前記変速用本体側油圧モータ44
で駆動される該変速用油圧ポンプ46は、前記変速用油
圧回路48内に於いて、吸込管路49から前記ケーシン
グ35に貯留されている前記潤滑油を吸込んで吐出管路
50に圧油を吐出し、該吐出圧油は、潤滑油フィルタ5
1を経た上で、吐出圧調整管路52と吐出圧供給管路5
3との2系統に分流される。 【0020】前記吐出圧調整管路52側では、レギュレ
ータ54を用いて吐出油圧を前記クラッチ結合操作のた
めの適切な供給油圧に調圧した後、排出管路55から再
度前記ケーシング35に排出させる。 【0021】前記吐出圧供給管路53側では、電磁切替
えバルブ56の切替え選択により、前記調圧された圧油
を前記クラッチ機構部36の第1の湿式多板クラッチ3
6aの作動(前記ケリーバ28の高速回転駆動による前
記アースオーガ33からの残土剥離時)又は第2の湿式
多板クラッチ36bの作動(前記ケリーバ28の低速回
転駆動による前記アースオーガ33の掘削作業時)のた
め、これらの何れか一方に選択的に供給し、例えば、油
圧アクチュエータ等を用いることにより、そのクラッチ
接・断操作を行い得るようになっている。そして、該ク
ラッチ機構部36に供給された圧油のドレイン分は下方
に滴下させ、該クラッチ機構部36及び該クラッチ機構
部36の下方に位置する前記上段変速機構部37並びに
前記下段変速機構部38を潤滑させると共に、該潤滑後
の作動油は前記ケーシング35の内底部35aに貯留さ
せて更に循環使用するように構成される。 【0022】而して、前記変速装置27及び回転駆動出
力部29並びに変速用油圧回路48の構成によれば、前
記電磁切替えバルブ56の切替え選択操作により以下の
ように作用する。即ち、該電磁切替えバルブ56の切替
え選択操作で前記クラッチ機構部36に設けた前記第1
の湿式多板クラッチ36a側を前記クラッチ動作部材3
9にクラッチ結合させるときは、該クラッチ動作部材3
9が前記油圧モータ26の前記モータ出力軸34に一体
化されて前記上段変速機構部37と共に回転されるため
に、ここでは前記下段変速機構部38による減速作動の
みがなされ、前記回転駆動出力部29を経て、前記アー
スオーガ33を残土等排除のための比較的高速度・低ト
ルクで回転駆動させることができる。 【0023】又、該電磁切替えバルブ56の切替え選択
操作で該クラッチ機構部36の前記第2の湿式多板クラ
ッチ36b側を該クラッチ動作部材39にクラッチ結合
させるときは、該クラッチ動作部材39が前記ケーシン
グ14に固定されるために、ここでは該上段変速機構部
37による減速作動と前記下段変速機構部38による減
速作動とが順次に行われ、該回転駆動出力部29を経
て、該アースオーガ33を地盤掘削のための比較的低速
度・高トルクで回転駆動させることができる。 【0024】尚、前記クラッチ機構部36に於けるクラ
ッチ結合を行わなければ、該上段変速機構部37が空転
状態のまま維持されることになって回転駆動力の出力は
ない。 【0025】前述の如く、該変速用油圧回路48の作動
油を該クラッチ変速機構部36に供給した後、該作動油
のドレイン分を下方に滴下させ、該クラッチ変速機構部
36及び前記上段変速機構部37並びに前記下段変速機
構部38を潤滑し、この潤滑した作動油を前記ケーシン
グ35に貯留し更に循環使用するように構成したから、
これにより充分な潤滑が行われ、従って、該ケーシング
35内に大量の潤滑油を貯留させる必要がなくなり、該
ケーシング35をコンパクトに構成することができる。
又、該変速用油圧回路48の作動油のためのタンクを別
に備える必要もない。 【0026】斯くして、前記変速装置27が内装された
前記ケーシング35及び前記回転駆動出力部29と、前
記油圧モータ26及び前記変速用本体側油圧モータ44
と、前記変速用油圧ポンプ46及び前記変速用油圧回路
48とを、前記ロータリーフレーム25又は前記ロータ
リーテーブル30に設置させることができる。又、前記
変速用油圧回路48により潤滑油を循環させることにな
るため潤滑油の冷却効果も期待できる。 【0027】更に、前記変速用油圧回路48は、前記上
部旋回体23と別回路であるため配管等が複雑になるこ
ともなく、又、前記上部旋回体23上に潤滑油ユニット
の設置の必要もない。 【0028】ここで、上記一実施の形態に於いては、本
発明の掘削器駆動装置をリーダ懸垂式の地盤掘削機に適
用する場合について説明したが、先に従来構成で述べた
ブーム懸垂式の地盤掘削機に適用しても同様な作用効果
が得られる。更に、上記構成では、1台の油圧モータと
変速装置および回転駆動出力部との組み合せを用いてい
るが、その複数台を並列に組み合わせて用いてもよい。
斯くすることにより、より一層の強力な出力トルクが得
られる。 【0029】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、、そして、本発明が
該改変されたものに及ぶことは当然である。 【0030】 【発明の効果】本発明は、上記一実施の形態に詳述した
ように、地盤掘削機の掘削器駆動装置に配設された変速
装置の変速用油圧回路を上部旋回体側の油圧回路と別回
路にすると共に、該変速装置内の潤滑油を作動油として
用いるようにしたので、該潤滑油として前記変速装置に
適正な潤滑油、例えば、ATF(オートマチックトラン
スミッションフルード)を使用することができる。 【0031】又、該変速装置のクラッチ機構部に作用さ
せた該作動油のドレン分を該変速装置の該クラッチ機構
部及び変速機構部に滴下させて該クラッチ機構部及び該
変速機構部の潤滑を行うように構成したから、該クラッ
チ機構部及び該変速機構部は充分な潤滑が行われ、従っ
て、該変速装置のケーシング内に大量の潤滑油を貯留さ
せて該変速装置を浸潤して潤滑する必要がなくなり、該
ケーシングをコンパクトに構成することができる。依っ
て、該ケーシング内に内装された前記変速装置及び前記
変速用油圧回路は全体として小型化され、該変速装置及
び該変速用油圧回路を前記掘削器駆動装置に配設された
ロータリーテーブル又は該ロータリーテーブルを支持す
るロータリーフレームに設置することができる。 【0032】斯くして、本発明は地盤掘削機の掘削器駆
動装置に設けられた変速装置を適正な潤滑油を用いて潤
滑する潤滑機構をコンパクトに構成し、スペースの効率
化を図る等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態を示し、オーガを用いた
リーダ懸垂式地盤掘削機の側面図。 【図2】図1の掘削器駆動装置の変速装置及び回転駆動
出力部の構成を示す断面模式図。 【図3】図1の掘削器駆動装置の変速装置及び回転駆動
出力部並びに該変速装置に対する油圧回路を示す模式
図。 【図4】従来例を示し、軸掘りバケットを用いたブーム
懸垂式地盤掘削機の側面図。 【符号の説明】 21 地盤掘削機 22 下部走行体 23 上部旋回体 24 リーダ 25 ロータリーフレーム 26 油圧モータ 27 変速装置 28 ケリーバ 30 ロータリーテーブル 31 ウインチ 32 ロープ 33 アースオーガ 35 ケーシング 36 クラッチ機構部 48 変速用油圧回路 54 レギュレータ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 下部走行体に上部旋回体を搭載し、該上
    部旋回体に頂部が変位可能な支持構体を立設し、ウイン
    チから繰り出されるロープを該支持構体の頂部から垂下
    し、該ロープにケリーバを吊下し、更に、該ケリーバは
    油圧モータにより変速装置を介して駆動されるロータリ
    ーテーブルにて回転自在並びに上下動自在に支持され、
    且つ、該ケリーバ下端部に軸掘りバケット又はアースオ
    ーガ等を連結して成る地盤掘削機に於いて、前記変速装
    置を該変速装置のケーシングの上部に配設されたクラッ
    チ機構部と、該クラッチ機構部に連結され、且つ、該ク
    ラッチ機構部の下部に設けられた変速機構部とから構成
    し、更に、該変速装置の変速用油圧回路は、前記上部旋
    回体側の主油圧回路と別回路すると共に、該変速装置内
    の潤滑油を作動油として用い、且つ、該変速用油圧回路
    内に介装されたレギュレータによって調圧された該作動
    油を該クラッチ機構部に作用させて該クラッチ機構部の
    切替えを行うと共に、該クラッチ機構部に作用させた該
    作動油のドレン分を該クラッチ機構部及び前記変速機構
    部に滴下させて該クラッチ機構部及び該変速機構部の潤
    滑を行うように構成し、そして、前記変速装置及び前記
    変速用油圧回路を前記ロータリーテーブル又は該ロータ
    リーテーブルを支持するロータリーフレームに配設した
    ことを特徴とする地盤掘削機の掘削器駆動装置。
JP36390199A 1999-12-22 1999-12-22 地盤掘削機の掘削器駆動装置 Expired - Fee Related JP3389184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36390199A JP3389184B2 (ja) 1999-12-22 1999-12-22 地盤掘削機の掘削器駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36390199A JP3389184B2 (ja) 1999-12-22 1999-12-22 地盤掘削機の掘削器駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001173349A JP2001173349A (ja) 2001-06-26
JP3389184B2 true JP3389184B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=18480478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36390199A Expired - Fee Related JP3389184B2 (ja) 1999-12-22 1999-12-22 地盤掘削機の掘削器駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3389184B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6742596B2 (en) 2001-05-17 2004-06-01 Weatherford/Lamb, Inc. Apparatus and methods for tubular makeup interlock
US6536520B1 (en) 2000-04-17 2003-03-25 Weatherford/Lamb, Inc. Top drive casing system
GB9815809D0 (en) 1998-07-22 1998-09-16 Appleton Robert P Casing running tool
US7325610B2 (en) 2000-04-17 2008-02-05 Weatherford/Lamb, Inc. Methods and apparatus for handling and drilling with tubulars or casing
JP2002013378A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Okamura Corp 縦型多板クラッチ装置及びそれを用いた減速装置
US7730965B2 (en) 2002-12-13 2010-06-08 Weatherford/Lamb, Inc. Retractable joint and cementing shoe for use in completing a wellbore
US7874352B2 (en) 2003-03-05 2011-01-25 Weatherford/Lamb, Inc. Apparatus for gripping a tubular on a drilling rig
US7487954B2 (en) 2004-01-28 2009-02-10 Hydralift Amclyde, Inc. Load control power transmission
NO329611B1 (no) 2004-07-20 2010-11-22 Weatherford Lamb Fôringsmater.
GB2422162B (en) 2005-01-12 2009-08-19 Weatherford Lamb One-position fill-up and circulating tool
CA2533115C (en) 2005-01-18 2010-06-08 Weatherford/Lamb, Inc. Top drive torque booster
GB2424432B (en) 2005-02-28 2010-03-17 Weatherford Lamb Deep water drilling with casing
GB2437647B (en) 2006-04-27 2011-02-09 Weatherford Lamb Torque sub for use with top drive
GB2451784B (en) 2006-05-12 2011-06-01 Weatherford Lamb Stage cementing methods used in casing while drilling
US8276689B2 (en) 2006-05-22 2012-10-02 Weatherford/Lamb, Inc. Methods and apparatus for drilling with casing
US7882902B2 (en) 2006-11-17 2011-02-08 Weatherford/Lamb, Inc. Top drive interlock

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001173349A (ja) 2001-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3389184B2 (ja) 地盤掘削機の掘削器駆動装置
KR20120093195A (ko) 건설 기계
JP2000283107A (ja) ショベル
JP4693730B2 (ja) 循環式掘削装置
KR101212306B1 (ko) 결합용클램퍼를 구비한 바이브레이터
JPH1096247A (ja) 地面に鉛直方向の溝を掘るための伸縮フレーム装置
US4592696A (en) Material working machines
JP3703108B2 (ja) 油圧機械式変速装置
CN104846866A (zh) 挖土机及回转减速器
CN109914512B (zh) 一种水利用河道淤泥清理装置
CN102409710B (zh) 挖掘机用排污清淤装置
CN202248003U (zh) 一种挖掘机用排污清淤装置
EP1499818B1 (en) Arrangement for driving a compressor
KR100724072B1 (ko) 충격식 회전 천공 장치의 유압 공급 장치
JP4612937B2 (ja) オーガ回転駆動装置用変速装置
JP3965337B2 (ja) 昇降用油圧回路
JP4425804B2 (ja) ロータ式掘削作業車両及びロータ掘削制御方法
JP3579232B2 (ja) アースドリル用高低速切換回路
CN214305123U (zh) 河道清淤油电混合动力齿轮箱传动装置
CN114151078B (zh) 一种水射流夹矸层掏槽装置
CN2250206Y (zh) 污水管道疏通车
JP5566264B2 (ja) 杭打機
CN101748761A (zh) 一种全液压无级变速装载机
JP3552924B2 (ja) 拡底シリンダの油圧回路
JP2004137715A (ja) ラック式昇降装置の装着方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees