JP3388344B2 - 相互結合網、相互結合網自己診断システム及び相互結合網自己診断方法 - Google Patents

相互結合網、相互結合網自己診断システム及び相互結合網自己診断方法

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JP3388344B2
JP3388344B2 JP36891198A JP36891198A JP3388344B2 JP 3388344 B2 JP3388344 B2 JP 3388344B2 JP 36891198 A JP36891198 A JP 36891198A JP 36891198 A JP36891198 A JP 36891198A JP 3388344 B2 JP3388344 B2 JP 3388344B2
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憲行 安藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共有資源と、該共
有資源に対するアクセス要求を発行する複数の制御手段
とが接続される相互結合網のリクエスト競合調停機能等
の機能試験を行う相互結合網自己診断システム及び相互
結合網自己診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチプロセッサシステムにおい
ては、複数の演算プロセッサと、主記憶装置とが相互結
合網を介して接続されている。この相互結合網は、複数
の演算プロセッサから発行されたメモリアクセスリクエ
ストを競合調停し、指定の主記憶装置内のバンクに転送
する機能を有している。すなわち、相互結合網は、リク
エスト競合調停機能、及びリクエスト転送機能を有して
いる。
【0003】この相互結合網の診断、例えば、上述した
リクエストの競合調停機能及び転送機能の診断を行うた
めに、演算プロセッサが主記憶装置に対しメモリアクセ
スリクエストを擬似的に送出している。
【0004】また、相互結合網の診断回路として、特開
平7−13797号公報に開示された装置がある。この
装置においては、1つの機能単位(サービスアダプタ)
は、バスハンドラ診断開始コマンドを、共通バスを介し
て調停機能単位(バスハンドラ)に送信する。このバス
ハンドラは、そのコマンドに含まれる疑似バスリクエス
ト数に基づき、指定された数のバスリクエストを生成
し、これらのバスリクエストを調停し、予め設定された
優先順位に従ってバス使用許可を発行すべき機能単位の
アドレスを決定する。この機能単位のアドレスは、共通
バスを介してサービスアダプタに入力される。そして、
サービスアダプタのプロセッサは、入力したアドレス
と、予め設定された優先順位に基づくアドレスとに基づ
いて、調停機能が正常であるか否かを判断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のマルチプロセッサシステムにおいては、相互結
合網単体では、相互結合網の機能試験を実施することが
できないという問題がある。
【0006】すなわち、相互結合網単体は、リクエスト
競合調停機能、及びリクエスト転送機能を有するが、リ
クエストを自己発生する機能は有していないので、相互
結合網単体では機能試験を行うこはできない。このた
め、複数の演算プロセッサと主記憶装置とを相互結合網
に接続して、機能試験を実施する以外に方法がない。
【0007】また、上述したように相互結合網単体の機
能試験では、複数の演算プロセッサ、および主記憶装置
が必要になるため、試験装置が大掛かりになってしまう
という問題がある。
【0008】すなわち、相互結合網単体の機能試験にお
いては、複数の入力ポートからのリクエストに対する競
合調停機能試験が必要となるため、リクエストを発行す
る複数の演算プロセッサを相互結合網に接続しておく必
要がある。
【0009】しかし、この演算プロセッサは、演算処理
機能を有するため、一般的に、他の装置よりも大きい装
置となっている。また、競合調停機能試験のためには、
そのような演算プロセッサを複数台用意する必要があ
り、全体で大掛かりな試験装置が必要となってしまう。
【0010】さらに、上述した公報に開示された装置
は、バスハンドラ内において、疑似的に複数のバスリク
エストを生成し、これらのバスリクエストを調停するよ
うにしたものであり、実際に、相互結合網(共通バス)
に転送される複数のバスリクエストを調停するもではな
い。また、バスハンドラは、予め設定された優先順位に
従って、疑似的に生成された複数のバスリクエストを調
停するようにしたものであり、例えば、1つのアクセス
対象(例えば、機能単位)に対する複数のバスリクエス
トを疑似的に生成し、実際に、相互結合網(共通バス)
に転送して、これらのバスリクエストの調停機能を試験
することは極めて困難である。
【0011】このように上記公報に開示された装置で
は、相互結合網を使用し、この相互結合網上で実際に発
生し得るリクエストを疑似的に生成して、例えば、調停
機能試験を実施することは極めて困難である。
【0012】本発明の目的は、相互結合網単体で機能試
験の実施が可能な相互結合網、相互結合網自己診断シス
テム及び相互結合網自己診断方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る相互結合網自己診断シス
テムは、共有資源(例えば、主記憶装置)と、該共有資
源に対するアクセス要求を発行する複数の制御手段(例
えば、演算プロセッサ)とが接続される相互結合網を有
し、該相互結合網内のパス(例えば、ルーティングパス
及びデータパス)に入力される複数のアクセス要求の競
合調停を実行して、当該相互結合網における競合調停機
能を診断する相互結合網自己診断システムにおいて、前
記相互結合網は、前記共有資源へのアクセスに関する情
報(例えば、メモリアクセスを行うのに必要なデータ)
を含むアクセス要求情報(例えば、メモリアクセスリク
エスト)を生成して、前記パスへ出力する複数の疑似リ
クエスト生成手段と、前記パスに転送された複数のアク
セス要求情報それぞれに対応する複数のアクセス要求の
競合調停を実行し、当該複数のアクセス要求のうちの特
定のアクセス要求に対し、前記共有資源へのアクセス権
を与える競合調停制御手段と、前記競合調停制御手段に
よる調停結果に基づいて、前記競合調停制御手段の競合
調停機能を診断する診断手段と、を備える。
【0014】このような相互結合網自己診断システムに
おいては、競合調停制御手段によって、複数の疑似リク
エスト生成手段のそれぞれが疑似的に生成したアクセス
要求情報に基づいて、アクセス要求の競合調停を実行
し、診断手段によって、競合調停制御手段による調停結
果に基づいて、競合調停制御手段の競合調停機能を診断
することができる。
【0015】従って、例えば、記憶装置、及び複数の演
算プロセッサを相互結合網に接続することなく、相互結
合網単体の機能試験を実施することができる。
【0016】上記第1の観点に係る相互結合網自己診断
システムにおいて、前記診断手段は、前記競合調停手段
によりアクセス権が付与された前記特定のアクセス要求
が、前記予め設定された疑似リクエスト生成手段によっ
て生成されたアクセス要求であるか否かを判断する判断
手段と、前記判断手段が、前記予め設定された疑似リク
エスト生成手段によって生成されたアクセス要求である
と判断した場合に、前記競合調停制御手段による競合調
停は正常であると診断する診断手段と、を備えるように
しても良い。
【0017】この場合、診断手段によって、アクセス権
が付与された特定のアクセス要求が、予め設定された疑
似リクエスト生成手段によって生成されたアクセス要求
であると判断された場合に、競合調停制御手段による競
合調停は正常であると診断するようにしているので、例
えば、記憶装置、及び複数の演算プロセッサを相互結合
網に接続することなく、相互結合網単体の機能試験を実
施することができる。
【0018】また、上記第1の観点に係る相互結合網自
己診断システムにおいて、所定のアクセス要求情報を保
持すべき旨の要求を示すホールド要求情報を生成する疑
似ホールド生成手段と、前記ホールド要求情報に基づい
て、前記競合調停制御手段によりアクセス権が付与され
た前記特定のアクセス要求に対応するアクセス要求情報
を、前記共有資源へ出力せずに保持する出力制御手段
と、を更に備えるようにしても良い。
【0019】この場合は、出力制御手段によって、疑似
ホールド生成手段が生成したホールド要求情報に基づい
て、競合調停制御手段によりアクセス権が付与された特
定のアクセス要求に対応するアクセス要求情報を、共有
資源へ出力せずに保持するようにしているので、記憶装
置、及び複数の演算プロセッサを相互結合網に接続する
ことなく、相互結合網単体の機能試験において、ホール
ド要求の応答に関する試験を実施することができる。
【0020】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る相互結合網自己診断システムは、所定のデー
タを記憶する記憶手段と、該記憶手段に対するアクセス
要求を発行する複数の制御手段とが、それぞれに対応す
るポートを介して接続される相互結合網を有し、該相互
結合網内のパスに入力される複数のアクセス要求の競合
調停を実行して、当該相互結合網の競合調停機能を診断
する相互結合網自己診断システムにおいて、前記相互結
合網は、所定のタイミングに基づいて、前記記憶手段へ
のアクセスに関する情報を示すアクセス情報、及び当該
記憶手段のアドレス情報を含むアクセス要求情報を生成
して、前記パスへ出力する複数の疑似リクエスト生成手
段と、前記パスに転送された複数のアクセス要求情報の
各々に含まれるアドレス情報に基づいて、それぞれに対
応する複数のアクセス要求の競合調停を実行し、当該複
数のアクセス要求のうちの特定のアクセス要求に対し、
前記記憶手段に対するアクセス権を与える競合調停制御
手段と、前記特定のアクセス要求に対応するアクセス要
求情報を選択すると共に、該アクセス要求情報に含まれ
るアクセス情報を取得する選択制御手段と、前記競合調
停制御手段によりアクセス権が付与された前記特定のア
クセス要求と、予め設定された疑似リクエスト生成手段
からのアクセス要求とが一致するか否かを判断する判断
手段と、前記判断手段がアクセス要求が一致すると判断
した場合に、前記競合調停制御手段による競合調停は正
常であると診断する診断手段と、前記診断手段によって
前記競合調停制御手段による競合調停は正常であると診
断された場合に、前記選択制御手段によって取得された
アクセス情報を前記記憶手段に対応するポートへ出力す
る出力手段と、所定のアクセス情報を保持すべき旨の要
求を示すホールド要求情報を生成する疑似ホールド生成
手段と、前記ホールド要求情報に基づいて、前記出力手
段から前記記憶手段に対応するポートに出力されるべき
アクセス情報を、保持する出力制御手段と、を備える。
【0021】このような相互結合網自己診断システムに
おいては、診断手段によって、記憶手段へのアクセス権
が付与された特定のアクセス要求が、予め設定された疑
似リクエスト生成手段からのアクセス要求と一致する場
合に、競合調停制御手段による競合調停は正常であると
診断することができる。このため、例えば、記憶装置、
及び複数の演算プロセッサを相互結合網に接続すること
なく、相互結合網単体の機能試験を実施することができ
る。
【0022】また、出力制御手段によって、疑似ホール
ド生成手段が生成したホールド要求情報に基づいて、記
憶手段へのアクセス権が付与されたアクセス要求に対応
するアクセス要求情報を保持し、記憶手段へ出力しない
ようにすることが出来る。このため、記憶装置、及び複
数の演算プロセッサを相互結合網に接続することなく、
相互結合網単体の機能試験において、ホールド要求の応
答に関する試験を実施することができる。
【0023】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る相互結合網は、共有資源と、該共有資源に対
するアクセス要求を発行する複数の制御手段とが接続さ
れる相互結合網を有し、該相互結合網内のパスに入力さ
れる複数のアクセス要求の競合調停を実行して、当該相
互結合網の競合調停機能を診断する機能を有する相互結
合網であって、前記相互結合網は、前記相互結合網の競
合調停機能を診断するために、前記共有資源へのアクセ
スに関する情報を含むアクセス要求情報を生成して、前
記パスへ出力する複数の疑似リクエスト生成手段と、前
記パスに転送された複数のアクセス要求情報それぞれに
対応する複数のアクセス要求の競合調停を実行し、当該
複数のアクセス要求のうちの特定のアクセス要求に対
し、前記共有資源へのアクセス権を与える競合調停制御
手段と、を備え、前記競合調停制御手段の調停結果によ
り、自己診断を可能としたことを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る相互結合網自己診断方法は、共有資源と、該
共有資源に対するアクセス要求を発行する複数の制御手
段とが接続される相互結合網内において、当該共有資源
へのアクセスに関する情報を含むアクセス要求情報を複
数生成して、当該相互結合網内のパスへ出力する疑似リ
クエスト生成ステップと、前記疑似リクエスト生成ステ
ップで生成され、前記パスに転送された複数のアクセス
要求情報それぞれに対応するアクセス要求の競合調停を
実行し、当該複数のアクセス要求のうちの特定のアクセ
ス要求に対し、前記共有資源へのアクセス権を与える競
合調停制御ステップと、前記競合調停制御ステップによ
る調停結果に基づいて、前記相互結合網における競合調
停機能を診断する診断ステップと、を含むことを特徴と
する。
【0025】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点に係る相互結合網自己診断方法は、所定のデータを
記憶する記憶手段と、該記憶手段に対するアクセス要求
を発行する複数の制御手段とが、それぞれに対応するポ
ートを介して接続される相互結合網の競合調停の機能を
診断する相互結合網自己診断方法において、前記相互結
合網内において、所定のタイミングに基づいて、前記記
憶手段へのアクセスに関する情報を示すアクセス情報、
及び前記記憶手段のアドレス情報を含むアクセス要求情
報を複数生成し、前記パスへ出力する疑似リクエスト生
成ステップと、前記疑似リクエスト生成ステップで生成
され、前記パスに転送された複数のアクセス要求情報そ
れぞれに対応する複数のアクセス要求の競合調停を実行
し、当該複数のアクセス要求のうちの特定のアクセス要
求に対し、前記記憶手段へのアクセス権を与える競合調
停制御ステップと、前記競合調停制御ステップでアクセ
ス権が付与された前記特定のアクセス要求と、前記疑似
リクエスト生成ステップで生成された複数のアクセス要
求情報のうちの、予め設定されたアクセス要求情報に対
応するアクセス要求とが一致するか否かを判断する判断
ステップと、前記判断ステップでアクセス要求が一致す
ると判断された場合に、前記競合調停制御ステップで実
施された競合調停は正常であると診断する診断ステップ
と、含むことを特徴とする。
【0026】本発明の第5の観点に係る相互結合網自己
診断方法において、所定のアクセス要求情報を保持すべ
き旨の要求を示すホールド要求情報を生成する疑似ホー
ルド生成ステップと、前記疑似ホールド生成ステップで
生成されたホールド要求情報に基づいて、前記記憶手段
に対応するポートへ出力すべき、前記特定のアクセス要
求に対応するアクセス要求情報を保持する出力制御ステ
ップと、を更に含むことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実
施の形態に係る相互結合網自己診断システムを適用した
マルチプロセッサシステムの構成を示す構成図である。
【0028】同図に示すように、マルチプロセッサシス
テムは、複数(N個)のプロセッサ10−1、10−
2、・・・、10−Nと、主記憶装置20とが相互結合
網30に接続されている。
【0029】N個のプロセッサ10−1、10−2、・
・・、10−Nの各々は、主記憶装置20に対するメモ
リアクセスリクエストを発行するものであり、相互結合
網30への1つのアクセスポート(図示せず)を有して
おり、そのアクセスポートに接続される接続パスを介し
て相互結合網30と接続されている。この接続パスは、
ルーティングアドレスパス41とデータパス42の2本
のパスから構成されている。また、この接続パスの詳細
については後述する。
【0030】主記憶装置20は、複数(N個)のメモリ
バンク20−1、・・・、20−Nに分割されている。
上記各プロセッサは、各々独立にメモリアクセスするこ
とが可能である。N個のメモリバンク20−1、・・
・、20−Nの各々は、相互結合網30に対して1つの
アクセスポート(図示せず)を有しており、そのアクセ
スポートに接続される接続パスを介して相互結合網30
と接続されている。この接続パスは、ホールドパス43
とデータパス44の2本のパスから構成されている。ま
た、この接続パスの詳細については後述する。
【0031】相互結合網30は、リクエスト競合調停機
能、リクエスト転送機能、及び自己診断機能を実行する
ものであり、N個のプロセッサ10−1、10−2、・
・・、10−Nに対するN個のアクセスポート(図示せ
ず)を有しており、また、メモリバンク20−1、20
−Nに対するN個のアクセスポート(図示せず)を有し
ている。
【0032】上記リクエスト競合調停機能とは、上記各
プロッセサから、それぞれの接続パスを介して入力され
るメモリアクセスリクエストを競合調停し、使用許可
(アクセス権)を与える機能のことである。
【0033】上記リクエスト転送機能とは、上記各プロ
ッセサから、それぞれの接続パスを介して入力されるデ
ータのうちの、上記使用許可(アクセス権)が与えられ
たメモリアクセスリクエストに含まれるデータを選択
し、該メモリアクセスリクエストに含まれるルーティン
グアドレス、即ち、アクセスポートへ転送する機能のこ
とである。
【0034】さらに、自己診断機能とは、リクエストを
自己発生する機能と、上記リクエスト競合調停機能が適
切に動作しているかを診断する自己診断機能と、上述し
たリクエスト競合調停機能及びリクエスト転送機能とを
備えた機能のことである。この自己診断機能の詳細につ
いては後述する。
【0035】上述したプロセッサと相互結合網30間の
接続パス、すなわち、ルーティングアドレスパス41と
データパス42のインターフェース内容を、図2に示
す。
【0036】図2において、縦軸は、時間軸を示してお
り、横軸は、上から下に1Tめ、2Tめ、…、の各クロ
ックにおけるインターフェース内容(メモリアクセスリ
クエスト)を示している。また、RAはルーティングア
ドレスを示している。
【0037】さらに、1Tめ、2Tめ、及び4Tめの各
クロックのタイミングにおいては、プロセッサからメモ
リアクセスリクエストが発行されたことを示しており、
3Tめ、及び5Tめのクロックのタイミングにおいて
は、プロセッサからメモリアクセスリクエストが発行さ
れなかったことを示している。
【0038】上記各プロセッサから相互結合網30へ発
行されるメモリアクセスリクエストは、1組のルーティ
ングアドレスとデータから構成されている。
【0039】ルーティングアドレス101、102、1
03は、1、2、…、N(Nは正の正数であり、上述し
た相互結合網が有するアクセスポート数を上限とする)
のいずれかの値が設定される。このアドレスは、当該メ
モリアクセスリクエストがアクセス対象とする主記憶装
置20内のバンクを示している。
【0040】すなわち、相互結合網30がデータ転送す
べき出力ポート番号を示しており、相互結合網30内の
制御回路(図示せず)は、このルーティングアドレス
(出力ポート番号を示している値)に基づいて、リクエ
ストの競合調停、およびデータの転送を行う。
【0041】このようなルーティングアドレス101〜
103は、ルーティングアドレスパス41(図1参照)
に転送される。
【0042】データ111、112、…、113は、主
記憶装置20においてメモリアクセスを行うために必要
なデータから構成されている。すなわち、このデータ
は、メモリアクセス種別を示すコマンド、メモリアクセ
スワードを示すメモリアドレス、及びメモリに書き込む
データから構成されている。
【0043】このようなデータ111〜113は、デー
タパス42(図1参照)に転送される。
【0044】次に、相互結合網30と主記憶装置20間
の接続パス、すなわち、ホールドパス43、データパス
44のインタフェース内容を、図3に示す。
【0045】図3において、縦軸は、時間軸を示してお
り、横軸は、上から下に1Tめ、2Tめ、…4T、えの
各クロックにおけるインタフェース内容(メモリアクセ
スリクエスト)を示している。また、HDはホールド信
号(ホールドデータ)を示している。このホールド信号
は、主記憶装置20から送出されるホールド要求を示す
信号である。ホールド信号101から103は、ホール
ドパス43(図1参照)に転送される。
【0046】データ111〜113は図2に示したデー
タ111〜113と同一の内容である。このデータは、
データパス44(図1参照)に転送される。
【0047】図3において、1Tめ、2Tめ、および4
Tめの各クロックのタイミングにおいては、相互結合網
30からリクエストを発行しようとしていることを示し
ている。この場合、1Tめ、4Tめでは、相互結合網3
0からリクエストを発行しようとしたが、主記憶装置2
0からホールド信号が送出されているので、データは送
出されず保持され、相互結合網30からリクエストが発
行されなかった状態を示している。一方、2Tでは、主
記憶装置20からホールド信号が出力されていないの
で、相互結合網30からリクエストが発行されている状
態を示している。
【0048】次に上述した相互結合網30、すなわち相
互結合網自己診断システムの詳細な構成を示す構成図を
図4に示す。
【0049】図4に示すように、相互結合網30は、ク
ロスバースイッチを用いた構成になっており、N個の入
力ポートIPと、N個の出力ポートOPと、入力バッフ
ァ310と、アービタ320と、セレクタ330と、疑
似リクエスト生成部510と、疑似リクエスト選択スイ
ッチ520と、OR回路530と、疑似ホールド生成部
540と、自己診断部550と、疑似リクエスト制御部
560と、を備えて構成される。
【0050】ここで、疑似リクエスト制御部560以外
の各構成要素(符号310〜550で示される構成要
素)は、各入力ポート及び各出力ポートのそれぞれに対
応して、1つ設けられており、相互結合網全体としては
N個設けられている。なお、各ポートに対応する各要素
は同一の機能を果たすので、説明の都合上同一の符号を
付している。また、必要に応じて、例えば、N個目の疑
似リクエスト生成部510を、疑似リクエスト生成部5
10(N)という具合に表記する。
【0051】各入力ポートIPのパス241は、ルーテ
ィングアドレスパス41(図1参照)に対応しており、
各入力ポートIPのパス242はデータパス42(図1
参照)に対応している。
【0052】各出力ポートOPのパス243は、ホール
ドパス43(図1参照)に対応しており、各出力ポート
OPのパス244は、データパス43(図1参照)に対
応している。
【0053】入力ポート側に設けられる各入力バッファ
部310は、入力されたリクエストの入力制御を行う。
具体的には入力バッファ部310は入力バッファ(図示
せず)を有し、競合調停制御により、送出されなかった
リクエストを一時的に蓄積させる制御を行う。
【0054】入力バッファ部310は、入力側にルーテ
ィングアドレスパスとデータパスが接続され、出力側に
接続要求パスとデータパスが接続される。
【0055】入力バッファ部310の出力の接続要求パ
スは、N個のアービタ部320にN分配される。また、
入力バッファ部310の出力のデータパスは、N個のセ
レクタ部330にN分配される。したがって、各アービ
タの入力はN入力となり、各セレクタの入力はN入力と
なる。
【0056】入力バッファ部310は、リクエストが出
力したいポート(これは、リクエスト内のルーティング
アドレスで示されるポート)の出力ポートに対応するア
ービタに接続要求パスを通して、接続要求を送出する。
【0057】また、入力バッファ部310は、アービタ
での競合調停の結果、通過が許可された場合には、同一
出力ポート(リクエストが出力したいポート)に対応す
るセレクタにデータを送出する。許可されなかった場合
には、入力バッファ部内の入力バッファに一時的にデー
タを貯える。
【0058】各出力ポート側に設けられるアービタ部3
20は、競合調停制御を行うものであり、各入力ポート
部からの接続要求に対し、競合調停制御を行い、その結
果をセレクト信号(ルーティングパスと組になっている
データパスを示すデータ)としてセレクタ330に通知
する。
【0059】出力ポート側に設けられる各セレクタ部3
30は、データ選択制御を行うものであり、アービタ3
20からのセレクト信号(すなわち、データパスを示す
データ)に基づいて、複数のデータパス中の該当するデ
ータパスから、所望のデータを選択して出力バッファ部
340に転送する。また、各セレクタ部330は、前記
セレクト信号及び選択したデータを自己診断部550に
転送する。
【0060】出力ポート側に設けられる各出力バッファ
部340は、セレクタより転送されたデータを出力ポー
トに送出する。具体的には出力バッファ部340は出力
バッファ(図示せず)を有し、出力ポートからのホール
ド信号により送出することが出来なかったリクエストを
一時的に蓄積させる制御を行う。
【0061】すなわち、出力バッファ部340は、出力
ポートからホールドパスを通じホールド要求になってい
た場合には、転送されたデータについては、出力ポート
への送出は行わない。この場合、そのデータは、出力バ
ッファ部内の出力バッファに一時的に貯える。ホールド
要求が解除になった場合には、その出力バッファに貯え
られたデータは、出力ポートに送出される。
【0062】疑似リクエスト生成部510は、所定のタ
イミングに従って、入力ポートから入力されるリクエス
トと同一形式のリクエストを生成する。すなわち、図2
で示したルーティングアドレスとデータより構成される
リクエストを生成する。この生成されたリクエストは、
疑似リクエスト選択スイッチ520を介して、入力バッ
ファ部310に入力される。
【0063】疑似リクエスト選択スイッチ520は、疑
似リクエスト制御部550の制御に従って、通常動作モ
ードの場合には、入力ポートIP(つまり、パス24
1、242)を選択し、疑似リクエスト生成による自己
診断動作モードの場合は、疑似リクエスト生成部510
を選択する。
【0064】OR回路530は、一方の入力端子には、
疑似ホールド生成部540からの出力信号が入力され、
他方の入力端子には、出力ポートからの信号が入力さ
れ、これらの入力信号のOR(論理和)を、出力端子か
ら出力する。
【0065】疑似ホールド生成部540は、出力ポート
から入力されるホールドと同一形式のホールドを生成す
る。すなわち、図3で示したホールドを生成する。この
生成されたホールド信号は、OR回路530を介して、
出力バッファ部340に通知される。
【0066】自己診断部550は、セレクタ330から
通知されたセレクト信号(すなわち、データパスを示す
データ)で示される疑似リクエスト生成部と、疑似リク
エスト制御部560から通知される予め設定されたリク
エストパタン情報に基づく疑似リクエスト生成部と、が
一致するか否を判断し、疑似リクエスト生成部が一致す
る場合、すなわち、リクエストが一致する場合に、アー
ビタによる競合調停は正常であると診断する。
【0067】上記リクエストパタン情報とは、N個の疑
似リクエスト生成部中の、どの疑似リクエスト生成部で
生成されたリクエスト(接続要求)に対し、アクセス権
が与えらるか(接続要求が許可されるか)を示す情報の
ことであり、具体的には、例えば疑似リクエスト生成部
を示す情報(識別情報)のことである。
【0068】疑似リクエスト制御部560は、疑似リク
エストの生成を実行するか否かのフラグを持っており、
このフラグ値を、疑似リクエスト生成部510、疑似リ
クエスト選択スイッチ520、疑似ホールド生成部54
0、及び自己診断部550に通知する。
【0069】すなわち、相互結合網の動作は、通常動作
モードと疑似リクエスト生成による自己診断動作モード
の2つのモードを有しているので、疑似リクエスト制御
部550は、モードスイッチによりモード切り替えを行
う。このモードスイッチの切り替えはネットワークLS
I(大規模集積回路)のピンからの設定等により可能で
ある。
【0070】また、疑似リクエスト制御部560は、モ
ード切り替えのとき、自己診断部550には、リクエス
トパタン情報も通知する。
【0071】さらに、疑似リクエスト制御部560は、
各疑似リクエスト生成部には、所定のタイミングでリク
エストを生成すべき旨の情報を送出し、各疑似ホールド
生成部には、所定のタイミングでホールド信号を生成す
べき旨の情報を送出する。
【0072】係る構成の相互結合網自己診断システムの
処理動作について、図5に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0073】ここでは、図4に示した構成において、N
個の構成要素=3個の構成要素の場合について説明す
る。この場合、例えば、疑似リクエスト生成部510
(1)は1つ目の構成要素を示すものとし、また、疑似
リクエスト生成部510(3)は3つ目の構成要素を示
すものとする。
【0074】疑似リクエスト制御部560は、モードス
イッチの状態に基づいて、自己診断動作モードか否かを
判断する(ステップS101)。
【0075】ステップS101において自己診断モード
の場合、疑似リクエスト制御部560は、疑似リクエス
ト生成部510(1)〜510(3)を選択することを
示す選択信号を、疑似リクエスト選択スイッチ520
(1)〜520(3)に送出すると共に、疑似リクエス
ト生成部510(1)〜510(3)へ疑似リクエスト
を生成することを指示する指示信号を送出し、また、疑
似ホールド生成部540(1)〜540(3)へ疑似ホ
ールド信号を生成することを指示する指示信号を送出
し、さらに、自己診断部550(1)〜550(3)へ
リクエストパタン情報を送出する。
【0076】ここで、リクエストパタン情報は、疑似リ
クエスト生成部510(1)を示す情報であるとする。
この情報は、疑似リクエスト生成部510(1)により
生成されるリクエストに対し、接続要求が許可(アクセ
ス権が付与)される、ということを意味している。
【0077】疑似リクエスト選択スイッチ520(1)
〜520(3)の各々が、それぞれに対応する疑似リク
エスト生成部を選択すると(ステップS101)、各疑
似リクエスト生成部510の各々は、所定のタイミング
で、図2に示したようなリクエスト(すなわち、ルーテ
ィングアドレスとデータから構成されるリクエスト)を
生成する(ステップS103)。
【0078】疑似ホールド生成部540(1)〜540
(3)の各々は、図3に示したようなホールド信号を生
成する(ステップS104)。この生成されたホールド
信号は、OR回路の一方の入力端子に供給され、その出
力端子から出力された後、対応する出力バッファ部に入
力される。
【0079】各疑似リクエスト生成部によって生成され
たリクエストは、それぞれの疑似リクエスト生成部に対
応する入力バッファ部310に入力される。
【0080】各入力バッファ部は、リクエスト内のルー
ティングアドレスで示される出力ポートに対応するアー
ビタに、接続パスを介して接続要求を送出する。
【0081】ここで、疑似リクエスト生成部510
(1)〜510(3)のそれぞれから、ルーティングア
ドレスで示される出力ポートOP(1)を含むリクエス
トが出力されたとすると、入力バッファ部310(1)
〜310(3)は各々、アービタ320(1)へ接続要
求を送出する。
【0082】これらの接続要求を受け取ったアービタ3
20(1)は、競合調停制御を行う(ステップS10
5)。ここで、アービタ320(1)は、入力バッファ
部310(1)からの接続要求を許可し、入力バッファ
部310(2)、310(3)からの接続要求を不許可
にしたとすると、この調停結果を、接続要求を送出した
入力バッファ部310(1)〜310(3)に送出する
と共に、当該調停結果をセレクト信号として、セレクタ
330(1)〜330(3)に通知する。
【0083】そして、入力バッファ部310(1)が、
出力ポートOP(1)に対応するセレクタ330(1)
にデータを送出すると、セレクタ330(1)は、アー
ビタ320(1)からのセレクト信号に基づいて、複数
のデータパス中の所望のデータパスからデータを取得
(すなわち、入力バッファ部310(1)からのデータ
を選択)して、出力バッファ部340(1)へ転送する
(ステップS106)。
【0084】また、セレクタ330(1)は、アービタ
320(1)からのセレクト信号、及び前記選択したデ
ータを、自己診断部550(1)に送出する。
【0085】一方、接続要求が不許可にされた入力バッ
ファ部310(2)、310(3)は、各入力バッファ
部内の入力バッファに、一時的にデータを蓄積する。
【0086】自己診断部550(1)は、セレクタ33
0(1)からのセレクト信号(すなわち、疑似リクエス
ト生成部510(1)を示す情報)と、疑似リクエスト
制御部560からのリクエストパタン情報(すなわち疑
似リクエスト生成部510(1)を示す情報)と、が一
致するか否かを判断すると共に、セレクタ330(1)
からデータが渡されたか否かを判断し、これらの判断結
果に基づいて、アービタの機能およびセレクタの機能が
正常であるか否かを診断する(ステップS107)。
【0087】この場合、自己診断部550(1)は、疑
似リクエスト生成部が一致し、且つデータが渡された場
合に、アービタ320(1)の競合調停機能、及びセレ
クタ330(1)の選択転送機能が正常であると診断す
る。一方、疑似リクエスト生成部が不一致の場合、又は
データが渡されなかった場合は、アービタの機能および
セレクタの機能は異常であると診断される。
【0088】ステップ107において、診断結果が異常
の場合は、この自己診断処理を終了する。
【0089】ステップ107において診断結果が正常の
場合、自己診断部550(1)は、診断結果が正常であ
る旨を出力バッファ部340(1)に通知する(ステッ
プS108)。
【0090】診断結果が正常である旨の通知を受領した
出力バッファ部340(1)は、セレクタ330(1)
から転送されたデータを送出するために、OR回路53
0(1)からのホールド信号が入力されたか否かを判断
し(ステップS109)、ホールド信号が入力されてい
ない場合には、セレクタ330(1)から転送されたデ
ータを、出力ポートOP(1)へ送出する(ステップS
110)。
【0091】ステップS109においてホールド信号が
入力されている場合、出力バッファ部340(1)は、
出力ポートOP(1)へのデータの出力は行わない。す
なわち、セレクタ330(1)から転送されたデータ
を、一時的に、出力バッファ部340(1)内の出力バ
ッファに蓄積する(ステップS111)。
【0092】そして、出力バッファ部340(1)は、
ホールド信号が解除になったか否かを判断し(ステップ
S112)、解除になっていない場合には、ステップS
111に戻り、解除になった場合は、ステップS110
へ進む。
【0093】ステップS101において、自己診断動作
モードでない場合、疑似リクエスト制御部550は、通
常動作モードであると判断して、入力ポートを選択する
ことを示す選択信号を、疑似リクエスト選択スイッチ5
20(1)〜520(3)へ送出する。
【0094】疑似リクエスト選択スイッチ520(1)
〜520(3)の各々が、それぞれに対応する入力ポー
トを選択すると(ステップS113)、各入力ポート
は、プロセッサからのリクエスト(図2に示されるよう
なリクエスト)を、それぞれに対応する入力バッファ部
に送出する。
【0095】ここで、ルーティングアドレスで示される
出力ポートOP(1)を含むリクエストが、各入力バッ
ファ部に入力されたとすると(ステップS114)、入
力バッファ部310(1)〜310(3)は各々、アー
ビタ320(1)へ接続要求を送出する。
【0096】すると、上記ステップS105、S106
の処理と同様に、アービタ320(1)による競合調停
制御(ステップS115)、及びセレクタ330による
データ選択制御が行われる(ステップS116)。この
場合、出力バッファ部340(1)には、セレクタ33
0(1)から転送されたデータが入力されることにな
る。
【0097】このステップS116が終了した場合、出
力バッファ部340(1)は、OR回路530を介して
入力された出力ポートOP(1)からのホールド要求
(ホールド信号)があるか否かを判断する(ステップS
117)。このステップS117において、ホールド要
求がない場合には、上記ステップS110へ進み、ホー
ルド要求がある場合は、上記ステップS111へ進む。
【0098】以上説明したように、本実施の形態の相互
結合網診断システムによれば、主記憶装置、及び複数の
プロセッサを、相互結合網(クロスバースイッチ型の結
合網)30に接続することなく、相互結合網30単体の
機能試験(リクエスト競合調停機能、及びリクエスト転
送機能)を実施することができる。
【0099】この実施の形態の応用例として、上記実施
の形態では、N個の疑似リクエスト生成部510は、予
め設定された所定のタイミングでリクエストを生成する
ようにしているが、これを次のようにしても良い。すな
わち、N個の疑似リクエスト生成部510のそれぞれ
は、異なったタイミングでリクエストを生成するように
しても良い。すなわち、リクエストをランダムパターン
で生成するようにしても良い。
【0100】また、N個の疑似リクエスト生成部の全て
が、又はN個の疑似リクエスト生成部のうちの複数の疑
似リクエスト生成部が、特定の出力ポートへのリクエス
トを生成するようにしても良い。すなわち、リクエスト
を、1つの出力ポート集中パターンで生成するようにし
ても良い。
【0101】さらに、疑似リクエスト生成部によるリク
エストの生成頻度、疑似ホールド生成部によるホールド
の生成頻度を変化させることもできる。
【0102】上述したように、各種パターンのリクエス
トの生成、リクエスト生成頻度及びホールド生成頻度を
変化させることにより、相互結合網(クロスバースイッ
チ型の結合網)単体の機能試験において、より広範囲の
機能試験(自己診断機能試験)を実施することができ
る。
【0103】また、この実施の形態の応用例として、自
己診断部には、セレクタからのセレクト信号および転送
すべきデータが入力されるようになっているが、これを
次のようにしても良い。
【0104】即ち、図4において、自己診断部とアービ
タとを更に接続した構成とする。また、アービタは、セ
レクタに通知するセレクト信号(データパスを示すデー
タ)を、自己診断部にも通知する。この場合、自己診断
部は、アービタから通知されたセレクト信号で示される
疑似リクエスト生成部を示す情報と、リクエストパタン
情報で示される疑似リクエスト生成部を示す情報とに基
づいて、競合調停機能が正常であるか否かの診断を実施
し、その結果を、セレクタ及び出力バッファ部に通知す
る。
【0105】そして、競合調停機能の診断が正常の場合
のみ、セレクタ及び出力バッファ部のそれぞれが、自己
の機能を実施することにより、相互結合網による競合調
停機能の診断を迅速に実施することができる。
【0106】また、上記応用例において、アービタは、
調停結果としてのルーティングアドレスパスを示す情報
を自己診断部に通知し、自己診断部は、そのルーティン
グアドレスパスを示す情報と、疑似リクエスト制御部か
らのリクエストパタン情報とに基づいて、アービタの調
停機能の診断を実施することができる。
【0107】この場合、ルーティングアドレスパスは、
入力バッファ部、つまり疑似リクエスト生成部に対応し
ているので、自己診断部は、ルーティングアドレスパス
(つまり疑似リクエスト生成部を示す情報)と、リクエ
ストパタン情報(つまり疑似リクエスト生成部を示す情
報)とに基づいて、アービタの調停機能の診断をするこ
とができる。
【0108】また、他の応用例として、図4に示した自
己診断部に代えて、アービタと出力バッファ部とが接続
された自己診断部を設ける。この場合、アービタは、セ
レクタに通知するセレクト信号(データパスを示すデー
タ)を、自己診断部にも通知する。自己診断部は、アー
ビタから通知されたセレクト信号で示される疑似リクエ
スト生成部を示す情報と、リクエストパタン情報で示さ
れる疑似リクエスト生成部を示す情報とに基づいて、競
合調停機能が正常であるか否かの診断を実施し、その結
果を、出力バッファ部に通知する。そして、出力バッフ
ァ部は、競合調停機能が正常の場合に、データを出力ポ
ートへ出力する。
【0109】また、アービタは、自己診断部にセレクト
信号を通知するようにしているが、勿論、調停結果とし
てルーティングアドレス情報を、自己診断部に通知する
ようにしても良い。この場合、そのアドレスが転送され
るルーティングアドレスパスは、入力バッファ部、つま
り疑似リクエスト生成部と対応しているので、自己診断
部は、ルーティングアドレス情報と、リクエストパタン
情報とに基づいて、アービタの調停機能の診断をするこ
とができる。
【0110】上述したように、自己診断部は、アービタ
の調停結果に基づいて、アービタの調停機能を診断する
ことができる。
【0111】また、上記実施の形態では、相互結合網自
己診断システムを、主記憶装置と複数のプロセッサとが
相互結合網に接続されるマイクロプロセッサシステムに
適用した場合について説明したが、この実施の形態の応
用例として、複数の演算プロセッサを含む複数のクラス
タが相互結合網に接続されるマイクロプロセッサシステ
ムに適用するようにしても良い。
【0112】さらに、上記実施の形態では、相互結合網
としてクロスバースイッチ型の結合網を用いたが、この
実施の形態の応用例として、相互結合網は、バス結合、
又はリング結合、又は多段結合の何れかの結合形態とす
ることもできる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
競合調停制御手段によって、複数の疑似リクエスト生成
手段のそれぞれが疑似的に生成したアクセス要求情報に
基づいて、アクセス要求の競合調停を実行し、診断手段
によって、アクセス権が付与された特定のアクセス要求
が、予め設定された疑似リクエスト生成手段からのアク
セス要求と一致する場合に、競合調停制御手段による競
合調停は正常であると診断するようにしているので、例
えば、記憶装置(例えば、記憶装置)、及び複数の演算
プロセッサ(例えば、演算プロセッサ)を相互結合網に
接続することなく、相互結合網単体の機能試験を実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の相互結合網自己診断シス
テムを適用したマルチプロセッサシステムの構成を示す
構成図である。
【図2】図1に示したマルチプロセッサシステムにおけ
る、プロセッサと相互結合網間の接続パスのインターフ
ェース内容を説明するための図である。
【図3】図1に示したマルチプロセッサシステムにおけ
る、相互結合網と主記憶装置間の接続パスのインタフェ
ース内容を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態の相互結合網自己診断シス
テムの構成を示す構成図である。
【図5】本発明の実施の形態の相互結合網自己診断シス
テムの相互結合網自己診断処理動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】 10−1、10−2、10−N プロセッサ 20 主記憶装置 20−1、20−2,20−N バンク 30 相互結合網 41 ルーティングアドレスパス 42 データパス 43 ホールドパス 44 データパス IP 入力ポート OP 出力ポート 241 ルーティングアドレスパス 242 データパス 243 ホールドパス 244 データパス 310 入力バッファ部 320 アービタ 330 セレクタ 340 出力バッファ部 510 疑似リクエスト生成部 520 疑似セレクト選択スイッチ 530 OR回路 540 疑似ホールド生成部 550 自己診断部 560 疑似リクエスト制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/16 - 15/177 G06F 13/00 G06F 12/00 550 - 12/06 G06F 13/16 - 13/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共有資源と、該共有資源に対するアクセス
    要求を発行する複数の制御手段とが接続される相互結合
    網を有し、該相互結合網内のパスに入力される複数のア
    クセス要求の競合調停を実行して、当該相互結合網にお
    ける競合調停機能を診断する相互結合網自己診断システ
    ムにおいて、 前記相互結合網は、 前記共有資源へのアクセスに関する情報を含むアクセス
    要求情報を生成して、前記パスへ出力する複数の疑似リ
    クエスト生成手段と、 前記パスに転送された複数のアクセス要求情報それぞれ
    に対応する複数のアクセス要求の競合調停を実行し、当
    該複数のアクセス要求のうちの特定のアクセス要求に対
    し、前記共有資源へのアクセス権を与える競合調停制御
    手段と、 前記競合調停制御手段による調停結果に基づいて、前記
    競合調停制御手段の競合調停機能を診断する診断手段
    と、 を備えることを特徴とする相互結合網自己診断システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記診断手段は、 前記競合調停手段によりアクセス権が付与された前記特
    定のアクセス要求が、前記予め設定された疑似リクエス
    ト生成手段によって生成されたアクセス要求であるか否
    かを判断する判断手段と、 前記判断手段が、前記予め設定された疑似リクエスト生
    成手段によって生成されたアクセス要求であると判断し
    た場合に、前記競合調停制御手段による競合調停は正常
    であると診断する診断手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の相互結合網
    自己診断システム。
  3. 【請求項3】所定のアクセス要求情報を保持すべき旨の
    要求を示すホールド要求情報を生成する疑似ホールド生
    成手段と、 前記ホールド要求情報に基づいて、前記競合調停制御手
    段によりアクセス権が付与された前記特定のアクセス要
    求に対応するアクセス要求情報を、前記共有資源へ出力
    せずに保持する出力制御手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の相互結
    合網自己診断システム。
  4. 【請求項4】所定のデータを記憶する記憶手段と、該記
    憶手段に対するアクセス要求を発行する複数の制御手段
    とが、それぞれに対応するポートを介して接続される相
    互結合網を有し、該相互結合網内のパスに入力される複
    数のアクセス要求の競合調停を実行して、当該相互結合
    網の競合調停機能を診断する相互結合網自己診断システ
    ムにおいて、 前記相互結合網は、 所定のタイミングに基づいて、前記記憶手段へのアクセ
    スに関する情報を示すアクセス情報、及び当該記憶手段
    のアドレス情報を含むアクセス要求情報を生成して、前
    記パスへ出力する複数の疑似リクエスト生成手段と、 前記パスに転送された複数のアクセス要求情報の各々に
    含まれるアドレス情報に基づいて、それぞれに対応する
    複数のアクセス要求の競合調停を実行し、当該複数のア
    クセス要求のうちの特定のアクセス要求に対し、前記記
    憶手段に対するアクセス権を与える競合調停制御手段
    と、 前記特定のアクセス要求に対応するアクセス要求情報を
    選択すると共に、該アクセス要求情報に含まれるアクセ
    ス情報を取得する選択制御手段と、 前記競合調停制御手段によりアクセス権が付与された前
    記特定のアクセス要求と、予め設定された疑似リクエス
    ト生成手段からのアクセス要求とが一致するか否かを判
    断する判断手段と、 前記判断手段がアクセス要求が一致すると判断した場合
    に、前記競合調停制御手段による競合調停は正常である
    と診断する診断手段と、 前記診断手段によって前記競合調停制御手段による競合
    調停は正常であると診断された場合に、前記選択制御手
    段によって取得されたアクセス情報を前記記憶手段に対
    応するポートへ出力する出力手段と、 所定のアクセス情報を保持すべき旨の要求を示すホール
    ド要求情報を生成する疑似ホールド生成手段と、 前記ホールド要求情報に基づいて、前記出力手段から前
    記記憶手段に対応するポートに出力されるべきアクセス
    情報を、保持する出力制御手段と、 を備えることを特徴とする相互結合網自己診断システ
    ム。
  5. 【請求項5】共有資源と、該共有資源に対するアクセス
    要求を発行する複数の制御手段とが接続される相互結合
    網を有し、該相互結合網内のパスに入力される複数のア
    クセス要求の競合調停を実行して、当該相互結合網の競
    合調停機能を診断する機能を有する相互結合網であっ
    て、 前記相互結合網は、 前記相互結合網の競合調停機能を診断するために、前記
    共有資源へのアクセスに関する情報を含むアクセス要求
    情報を生成して、前記パスへ出力する複数の疑似リクエ
    スト生成手段と、 前記パスに転送された複数のアクセス要求情報それぞれ
    に対応する複数のアクセス要求の競合調停を実行し、当
    該複数のアクセス要求のうちの特定のアクセス要求に対
    し、前記共有資源へのアクセス権を与える競合調停制御
    手段と、 を備え、 前記競合調停制御手段の調停結果により、自己診断を可
    能としたことを特徴とする相互結合網。
  6. 【請求項6】共有資源と、該共有資源に対するアクセス
    要求を発行する複数の制御手段とが接続される相互結合
    網内において、当該共有資源へのアクセスに関する情報
    を含むアクセス要求情報を複数生成して、当該相互結合
    網内のパスへ出力する疑似リクエスト生成ステップと、 前記疑似リクエスト生成ステップで生成され、前記パス
    に転送された複数のアクセス要求情報それぞれに対応す
    るアクセス要求の競合調停を実行し、当該複数のアクセ
    ス要求のうちの特定のアクセス要求に対し、前記共有資
    源へのアクセス権を与える競合調停制御ステップと、 前記競合調停制御ステップによる調停結果に基づいて、
    前記相互結合網における競合調停機能を診断する診断ス
    テップと、 を含むことを特徴とする相互結合網自己診断方法。
  7. 【請求項7】所定のデータを記憶する記憶手段と、該記
    憶手段に対するアクセス要求を発行する複数の制御手段
    とが、それぞれに対応するポートを介して接続される相
    互結合網の競合調停の機能を診断する相互結合網自己診
    断方法において、 前記相互結合網内において、所定のタイミングに基づい
    て、前記記憶手段へのアクセスに関する情報を示すアク
    セス情報、及び前記記憶手段のアドレス情報を含むアク
    セス要求情報を複数生成し、前記パスへ出力する疑似リ
    クエスト生成ステップと、 前記疑似リクエスト生成ステップで生成され、前記パス
    に転送された複数のアクセス要求情報それぞれに対応す
    る複数のアクセス要求の競合調停を実行し、当該複数の
    アクセス要求のうちの特定のアクセス要求に対し、前記
    記憶手段へのアクセス権を与える競合調停制御ステップ
    と、 前記競合調停制御ステップでアクセス権が付与された前
    記特定のアクセス要求と、前記疑似リクエスト生成ステ
    ップで生成された複数のアクセス要求情報のうちの、予
    め設定されたアクセス要求情報に対応するアクセス要求
    とが一致するか否かを判断する判断ステップと、 前記判断ステップでアクセス要求が一致すると判断され
    た場合に、前記競合調停制御ステップで実施された競合
    調停は正常であると診断する診断ステップと、含むこと
    を特徴とする相互結合網自己診断方法。
  8. 【請求項8】所定のアクセス要求情報を保持すべき旨の
    要求を示すホールド要求情報を生成する疑似ホールド生
    成ステップと、 前記疑似ホールド生成ステップで生成されたホールド要
    求情報に基づいて、前記記憶手段に対応するポートへ出
    力すべき、前記特定のアクセス要求に対応するアクセス
    要求情報を保持する出力制御ステップと、を更に含むこ
    とを特徴とする請求項7に記載の相互結合網自己診断方
    法。
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