JP3388035B2 - ハイブリッド自動再送要求方式によるデータ通信システム、送信装置及び送信方法 - Google Patents

ハイブリッド自動再送要求方式によるデータ通信システム、送信装置及び送信方法

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JP3388035B2
JP3388035B2 JP22167394A JP22167394A JP3388035B2 JP 3388035 B2 JP3388035 B2 JP 3388035B2 JP 22167394 A JP22167394 A JP 22167394A JP 22167394 A JP22167394 A JP 22167394A JP 3388035 B2 JP3388035 B2 JP 3388035B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハイブリッド自動再送要
求(ARQ:Automatic Repeat Request)方式によるデ
ータ通信システムに関する。
【0002】このハイブリッドARQ方式は、高信頼及
び高効率なデータ通信を実現するものであり、移動体通
信、パソコン通信等に用いられる。
【0003】
【従来の技術】ハイブリッドARQ方式は、ARQ方式
とFEC(Forward Error Correction)方式とを組み合わ
せたものである。
【0004】ARQ方式は、誤りの発生する通信路を通
してデータを伝送する際、受信装置でデータ中の誤りを
検出し、送信装置に対してデータの再送を要求する方式
であり、高信頼な通信を実現できる。
【0005】FEC方式は、伝送データに冗長度を付加
し、受信装置で誤り訂正を行う方式であり、通信路の状
態が不安定であったり、劣悪な環境の場合に有効であ
る。ハイブリッドARQ方式には、予め誤り検出符号化
及び誤り訂正符号化を行って(検出と訂正を同じ符号で
行うこともある)、情報シンボルとパリティチェックシ
ンボルを含めた形でフレームを構成し、受信装置側で誤
り訂正及び検出を行うタイプ1と呼ばれるものと、受信
装置側から再送要求があった時に、パリティチェックシ
ンボルを送信し、先に送った情報シンボルと合わせて誤
り訂正を行うタイプ2と呼ばれるものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したA
RQ方式の性能を評価する際にスループットが用いられ
る。単純なARQ方式とハイブリッドARQ方式との性
能を比較すると、単純なARQ方式は通信路の特性が良
い場合、即ち誤り率が低い場合は高いスループットを得
ることができるが、通信路での誤りが多くなると再送回
数が急激に増加するためスループットが悪化する問題が
ある。
【0007】ハイブリッドARQ方式は、誤り訂正のた
めの冗長度(パリティチェックシンボル)を付けるた
め、誤り率の低い時のスループットは単純なARQ方式
より低くなるが、ある程度の誤りまではFEC機能によ
って訂正できるため、再送の必要はない。しかし、FE
C機能の訂正能力を越える誤りが頻発するような通信路
の誤り率になると、やはりスループットが急激に落ちる
問題がある。
【0008】また、FEC機能をより強化したハイブリ
ッドARQ方式を用いれば、更に通信路の特性が悪いと
ころでも適応することができるが、FECのかけかたを
通信路の特性に応じて変えることは非常に難しいので実
用性に乏しい。
【0009】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、通信路の特性の悪化状態に応じて送信情報
の誤り訂正を効率良く適正に行うことができるハイブリ
ッド自動再送要求方式によるデータ通信システムを提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。この図は、受信装置12から送信装置11へデー
タの再送要求を行う帰還路を有するハイブリッド自動再
送要求方式によるデータ通信システムの原理図である。
【0011】送信装置11において、13はブロック化
手段であり、送信データD1を複数のブロックに分割す
るものである。14は誤り検出データ付加手段であり、
ブロック化手段13から出力されるブロックデータD2
に誤り検出のためのチェックデータを付加するものであ
る。
【0012】16は符号化手段であり、チェックデータ
の付加されたブロックデータD3を誤り符号化し、この
誤り符号化されたデータを複数のフレームデータn−
A,n−B,n−Cに分割するものである。
【0013】17は番号付加手段であり、複数のフレー
ムデータn−A,n−B,n−Cにブロック番号(nと
する)及びフレーム番号(A,B,Cとする)を付加す
るものである。
【0014】18は第1記憶手段であり、ブロック番号
及びフレーム番号の付加された複数のフレームデータn
−A,n−B,n−Cを記憶するものである。19は第
1制御手段であり、第1記憶手段18に記憶されたフレ
ームデータn−A,n−B,n−Cをブロック番号順に
読みだして送信する制御にあって、受信装置12から送
られてくるブロックデータに誤りがあることを示すNA
CK信号の受信時に、NACK信号が示すブロック番号
の未送信フレーム番号のフレームデータを送信し、ブロ
ックデータに誤りが無いことを示すACK信号の受信時
に、次のブロック番号のフレームデータを送信する制御
を行うものである。
【0015】また受信装置12において、23は番号抽
出手段であり、送信装置11から送られてきたフレーム
データn−A,n−B,n−Cのブロック番号及びフレ
ーム番号を抽出するものである。
【0016】24は第2記憶手段であり、番号抽出手段
23によって抽出されたブロック番号及びフレーム番号
毎にフレームデータn−A,n−B,n−Cを記憶する
ものである。
【0017】25は復号手段であり、第2記憶手段24
から読みだされたフレームデータn−A,n−B,n−
Cのフレーム数に対応した符号化率で復号を行うもので
ある。
【0018】26は誤り検出手段であり、復号手段25
で復号されたフレームデータn−A,n−B,n−C中
のチェックデータによって誤り検出を行うものである。
27は第2制御手段であり、第2記憶手段24に記憶さ
れたフレームデータn−A,n−B,n−Cを読み出す
制御を行うと共に、誤り検出手段26によって誤りが検
出されなかった場合にACK信号を送信し、誤りが検出
された場合にNACK信号を送信する制御を行うもので
ある。また、誤り検出のためのチェックデータの付加さ
れたブロックデータを誤り訂正符号化し、この誤り訂正
符号化されたデータを複数のフレームデータに分割する
符号化手段と、該複数のフレームデータを記憶する記憶
手段と、前記フレームデータの一部を前記記憶手段から
読み出して受信装置へ送信し、該フレームデータに誤り
があることを示すNACK信号を前記受信装置から受信
した時には、前記記憶手段に記憶されている未送信の前
記フレームデータを前記記憶手段から読み出して前記受
信装置へ送信する制御手段を備えたことを特徴とする送
信装置が提供される。 更に、誤り検出のためのチェック
データの付加されたブロックデータを誤り訂正符号化
し、この誤り訂正符号化されたデータを複数のフレーム
データに分割するステップと、該複数のフレームデータ
を記憶手段に記憶するステップと、前記フレームデータ
の一部を前記記憶手段から読み出して受信装置へ送信
し、該フレームデータに誤りがあることを示すNACK
信号を前記受信装置から受信した時には、前記記憶手段
に記憶されている未送信の前記フレームデータを前記記
憶手段から読み出して前記受信装置へ送信するステップ
を備えたことを特徴とする送信方法が提供される。
【0019】
【作用】上述した本発明によれば、受信されたデータに
誤りがある場合は第2制御手段27の制御によってNA
CK信号が第1制御手段19へ送信され、これによって
第1制御手段19がその誤りのあったブロック番号のデ
ータの他のフレーム化されたデータを送信し、この送信
されたデータを含めた先の誤りのあったデータと共に復
号を行うので、再送回数に応じて符号化率が変わる符号
として処理ができ、この結果、1度目の送信よりは2度
目、2度目よりは3度目というように再送回数が増す毎
に訂正能力が高くなり、通信路の特性の悪化による再送
回数の急増を抑えることができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図2は本発明の第1実施例によるハイブリ
ッド自動再送要求方式によるデータ通信システムのブロ
ック構成図である。
【0021】この図に示すデータ通信システムは、畳み
込み符号とSW(Stop and Wait) −ARQの組み合わせ
で実現したものである。図中、11は送信装置、12は
受信装置であり、双方の装置11と12間でアンテナ2
0,22を介して無線通信が行われるようになってい
る。
【0022】送信装置11は、情報ブロック化部13
と、CRC(Cyclic Redundancy Check) 符号化部14
と、テールビット付加部15と、畳み込み符号器16
と、番号付加部17と、メモリ部18と、SW−ARQ
制御部19とを具備して構成されている。
【0023】受信装置12は、番号抽出部23と、メモ
リ部24と、ビタビ復号器25と、誤り検出部26と、
SW−ARQ制御部27とを具備して構成されている。
送信装置11の情報ブロック化部13は、受信装置12
へ送信する情報ビットデータD1を128ビットのブロ
ックに分割し、このブロック化された情報ビットデータ
D2をCRC符号化部14へ出力する。
【0024】CRC符号化部14は、ブロック化情報ビ
ットデータD2に、CRC演算を行うことによって誤り
検出を行うための16ビットのパリティチェックデータ
を付加し、このパリティチェックデータの付加された1
44ビットの情報ビットデータD3を畳み込み符号器1
6へ出力する。
【0025】テールビット付加部15は、情報ビットデ
ータD3が畳み込み符号器16へ入力される際、畳み込
み符号の状態を収束させるテールビットとして3ビット
の「0」を付ける制御を行うものである。つまり、畳み
込み符号器16には3ビットのテールビットが付加され
た147ビットのデータが入力される。
【0026】畳み込み符号器16は、誤り訂正を行うた
めの畳み込み符号化を行うもので、図3に示す構成とな
っており、先の147ビットのデータD3′を、各々異
なる3つのフレームデータn−A,n−B,n−Cとし
て出力する。但し、各フレームデータn−A,n−B,
n−Cは、各々が147ビットである。
【0027】図3に示すように畳み込み符号器16は拘
束長が「4」のものであり、データD3′を順次保持し
てシフトさせる3つのフリップフロップ(FF)31,
32,33と、データD3′とFF31及び33の出力
データの排他的論理和を取って1つ目のフレームデータ
n−Aとして出力するイクスクルーシブオア回路(EO
R回路)34と、データD3′とFF32及び33の出
力データの排他的論理和を取って2つ目のフレームデー
タn−Bとして出力するEOR回路35と、FF31の
出力データとEOR回路35から出力されるフレームデ
ータn−Bとの排他的論理和を取って3つ目のフレーム
データn−Cとして出力するEOR回路36とを有して
構成されている。
【0028】図2に示す番号付加部17は、畳み込み符
号器16から出力されるフレームデータn−A,n−
B,n−Cにブロック番号とフレーム番号を付ける処理
を行う。ここでは各フレームデータのnがブロック番
号、A,B,Cがフレームデータであるとする。但し、
n=1,2,3,…であるとする。
【0029】つまり、情報ブロック化部13でブロック
化された1つ目のブロック化情報ビットデータD2が畳
み込み符号器16でフレーム化された場合のフレームデ
ータには、1−A,1−B,1−Cの番号が付けられ、
2つ目のブロック化情報ビットデータD2がフレーム化
された場合のフレームデータには、2−A,2−B,2
−Cの番号が付けられる。
【0030】このようにブロック番号−フレーム番号が
付けられたフレームデータn−A,n−B,n−Cは、
メモリ部18に記憶される。SW−ARQ制御部19
は、メモリ部18に記憶されたフレームデータn−A,
n−B,n−Cをブロック番号−フレーム番号順に順次
読み出し、また受信装置12のSW−ARQ制御部27
の応答に応じてフレームデータn−A,n−B,n−C
を読み出す制御を行う。この制御の詳細説明は後述の自
動再送要求制御動作の記述の中で行う。
【0031】メモリ部18から読みだされたフレームデ
ータn−A,n−B,n−Cは図示せぬ送信機にて無線
周波数信号と変調されてアンテナ20から送信され、更
に受信装置12のアンテナ22で受信され、図示せぬ受
信機にて復調される。
【0032】番号抽出部23は、その復調されたフレー
ムデータn−A,n−B,n−Cのブロック番号−フレ
ーム番号を抽出する。この抽出されたブロック番号−フ
レーム番号毎にフレームデータn−A,n−B,n−C
がメモリ部24に記憶される。
【0033】ビタビ復号器25は、メモリ部24から順
次読みだされる畳み込み符号化されたフレームデータn
−A,n−B,n−Cの復号をビタビ復号演算によって
行う。
【0034】誤り検出部26は、復号されたフレームデ
ータn−A,n−B,n−C中の情報ビットデータの誤
りをCRC演算にて検出する。SW−ARQ制御部27
は、誤り検出部26において誤りが検出された際に、送
信装置11のSW−ARQ制御部19へ自動再送要求を
行うと共に、番号抽出部23を介したフレームデータn
−A,n−B,n−Cをメモリ部24に書き込んで記憶
させ、また読み出す制御を行う。この制御の詳細説明は
後述の自動再送要求制御動作の記述の中で行う。
【0035】次に、図4を参照して第1実施例の自動再
送要求制御動作を説明する。まず、受信装置11のSW
−ARQ制御部19の制御によってメモリ部18から図
4に符号38,39で示す1ブロック目の2つのフレー
ムデータ1−A,1−Bを読み出し、実線矢印で示すよ
うに受信装置12へ送信する。
【0036】この送信されたフレームデータ1−A,1
−Bは、アンテナ22によって受信され、番号抽出部2
3でそのブロック番号−フレーム番号が抽出され、この
抽出された番号毎に符号40,41で示すようにメモリ
部24に記憶される。
【0037】この記憶されたフレームデータ1−A,1
−Bは、SW−ARQ制御部27の制御によってメモリ
部24から読みだされてビタビ復号器25に入力され、
ここで復号される。即ち畳み込み符号の復号が行われ
る。この時、符号化率1/2の符号として復号され、ビ
タビ復号器25からはパリティチェックデータの付加さ
れた情報ビットデータD4が出力される。この情報ビッ
トデータD4は、誤り検出部26に入力され、ここでそ
のパリティチェックデータを用いたCRC演算が行われ
ることによって誤り検出が行われる。
【0038】この結果、誤りが検出されなかったとする
と、SW−ARQ制御部27が1番目のブロックのデー
タに誤りが無いことを示す1−ACK(Acknowledgment)
信号を図2に破線矢印で示すように送信装置11のSW
−ARQ制御部19へ送信する。このことを図4におい
ては破線矢印42で示した。また、SW−ARQ制御部
27はメモリ部24からフレームデータ1−A,1−B
を消去する。
【0039】この誤り未検出時には、誤り検出部26か
ら送信装置11の情報ブロック化部13でブロック化さ
れたと同じ1ブロック目の情報ビットデータD5が出力
される。
【0040】1−ACK信号を受信したSW−ARQ制
御部19は、メモリ部18から図4に符号43,44で
示す次の2ブロック目のフレームデータ2−A,2−B
を読み出し、受信装置12へ送信する。
【0041】この送信されたフレームデータ2−A,2
−Bは、番号抽出部23でそのブロック番号−フレーム
番号が抽出され、この抽出された番号毎に符号45,4
6で示すようにメモリ部24に記憶される。
【0042】この記憶されたフレームデータ2−A,2
−Bは、ビタビ復号器25によって符号化率1/2の符
号として復号され、誤り検出部26で誤り検出が行われ
る。この結果、誤りが検出されたとすると、SW−AR
Q制御部27はフレームデータ2−A,2−Bをそのま
ま記憶する制御を行うと共に、2番目のブロックのデー
タが誤っていることを示す2−NACK(Negative Ackn
owledgment) 信号を図4に破線矢印47で示すように送
信装置11のSW−ARQ制御部19へ送信する。
【0043】2−NACK信号を受信したSW−ARQ
制御部19は、メモリ部18から図4に符号48で示す
先程送信した2ブロック目の異なるフレームのフレーム
データ2−Cを読み出し、受信装置12へ送信する。
【0044】この送信されたフレームデータ2−Cは、
番号抽出部23でそのブロック番号−フレーム番号が抽
出され、符号49で示すように2−Cのフレームデータ
としてメモリ部24に記憶される。
【0045】この記憶されたフレームデータ2−Cは、
先に記憶されたフレームデータ2−A,2−Bと共に、
SW−ARQ制御部27の制御によって読みだされ、ビ
タビ復号器25によって符号化率1/3の符号として復
号される。即ち前回フレームデータ2−A,2−Bで復
号を行った時より訂正能力が高くなる。
【0046】その復号された情報ビットデータD4に付
加されたパリティチェックデータによって誤り検出部2
6で誤り検出が行われ、この結果、誤りが検出されなか
ったとすると、SW−ARQ制御部27が2番目のブロ
ックのデータに誤りが無いことを示す2−ACK信号を
図4に破線矢印50で示すように送信装置11のSW−
ARQ制御部19へ送信すると共に、メモリ部24から
フレームデータ2−A,2−B,2−Cを消去する。
【0047】また、誤り検出部26からは送信装置11
の情報ブロック化部13でブロック化されたと同じ2ブ
ロック目の情報ビットデータD5が出力される。以降、
送信装置11のSW−ARQ制御部19は、前述したよ
うに受信装置12のSW−ARQ制御部27から返信さ
れるACK信号又はNACK信号に応じてメモリ部18
から順次フレームデータ3−A…を読み出し、受信装置
12へ送信する。
【0048】ところで、前述したように、ビタビ復号器
25によって復号されたフレームデータ2−A,2−
B,2−Cの誤り検出の結果、誤りが検出されたとする
と、SW−ARQ制御部27はフレームデータ2−A,
2−B,2−Cをそのまま記憶する制御を行うと共に、
再び2番目のブロックのデータが誤っていることを示す
2−NACK信号を送信装置11のSW−ARQ制御部
19へ送信する。
【0049】この場合、2−NACK信号を受信したS
W−ARQ制御部19は、メモリ部18から2ブロック
目の最初のフレーム番号のフレームデータ2−Aを読み
出し、受信装置12へ送信する。
【0050】この送信されたフレームデータ2−Aは、
番号抽出部23でそのブロック番号−フレーム番号が抽
出された後、先に記憶された2−Aと異なるメモリ部2
4の記憶領域に記憶され、先に記憶されたフレームデー
タ2−A,2−B,2−Cと共に、SW−ARQ制御部
27の制御によって読みだされる。即ち4つのフレーム
データが読みだされてビタビ復号器25に入力されるこ
とになり、このことによって、符号化率1/4の符号と
して復号を行うことができる。
【0051】このように、再送を繰り返す毎に訂正能力
の高い符号として復号できるため、通信路の特性の悪い
ときでも、再送回数の急激な増加、即ちスループットの
急激な低下を避けることができる。
【0052】また、前述したように同じ符号の2−Aを
用いる場合に、更に拘束長の長い符号を用いる場合は畳
み込み符号器16のメモリ部(FF)に記憶されたデー
タに対して別の演算をして得られたフレームデータを用
いた方がよい。
【0053】次に、第2実施例によるハイブリッド自動
再送要求方式によるデータ通信システムを図5を参照し
て説明する。但し、図5に示す第2実施例において図2
に示した第1実施例の各部に対応する部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。
【0054】図5に示すデータ通信システムは、畳み込
み符号とGBN(Go-back-N) −ARQの組み合わせで実
現したものである。図5に示す第2実施例が図2に示し
た第1実施例と異なる点は、図2に示したSW−ARQ
制御部19,27を、図5に示すようにGBN−ARQ
制御部53,54とした点にある。
【0055】送信装置11のGBN−ARQ制御部5
3、及び受信装置12のGBN−ARQ制御部54の制
御による自動再送要求制御動作を図6を参照して説明す
る。まず、送信装置11のGBN−ARQ制御部53
は、受信装置12のGBN−ARQ制御部54からNA
CK信号が送られてこないかぎり、メモリ部18から図
6に符号56,57で示すように、フレームデータ1−
A,1−B…を1番目のブロック番号から順に2フレー
ムずつ読みだして受信装置12へ送信する。
【0056】受信装置12は順次送信されてくるフレー
ムデータ1−A,1−B…を、番号抽出部23でそのブ
ロック番号−フレーム番号を抽出しながらメモリ部24
にブロック番号−フレーム番号毎に記憶し、誤り検出を
行う。即ち、最初に送信されてきたフレームデータ1−
A,1−Bが符号58,59で示すようにメモリ部24
に記憶され、この記憶されたフレームデータ1−A,1
−BがGBN−ARQ制御部54の制御によって読みだ
され、ビタビ復号器25によって符号化率1/2の符号
として復号され、これによってパリティチェックデータ
の付加された情報ビットデータD4が出力される。この
情報ビットデータD4は、誤り検出部26に入力され、
ここでそのパリティチェックデータを用いたCRC演算
が行われることによって誤り検出が行われる。
【0057】この結果、誤りが検出されなかったとする
と、GBN−ARQ制御部54が1番目のブロックのデ
ータに誤りが無いことを示す1−ACK信号を破線矢印
60で示すように送信装置11のGBN−ARQ制御部
53へ送信すると共に、メモリ部24からフレームデー
タ1−A,1−Bを消去する。
【0058】この誤り未検出時には、誤り検出部26か
ら送信装置11の情報ブロック化部13でブロック化さ
れたと同じ1ブロック目の情報ビットデータD5が出力
される。
【0059】一方、SW−ARQ制御部19は、NAC
K信号を受信していないのでメモリ部18から図6に符
号61,62で示す次の4ブロック目のフレームデータ
4−A,4−Bを読み出し、受信装置12へ送信してい
る。
【0060】また、受信装置12においては、1ブロッ
ク目の次の2ブロック目のフレームデータ2−A,2−
Bが符号63,64で示すようにメモリ部24に記憶さ
れ、その誤り検出が行われている。
【0061】このフレームデータ2−A,2−Bにおい
て、誤りが検出されたとすると、GBN−ARQ制御部
54はフレームデータ2−A,2−Bをそのままメモリ
部24に記憶する制御を行うと共に、2番目のブロック
のデータが誤っていることを示す2−NACK信号を破
線矢印65で示すように送信装置11のGBN−ARQ
制御部53へ送信する。
【0062】2−NACK信号を受信したGBN−AR
Q制御部53は、メモリ部18から符号66で示す先程
送信した2ブロック目の異なるフレームのフレームデー
タ2−Cを読み出し、受信装置12へ送信する。
【0063】また、受信装置12のGBN−ARQ制御
部54は2−NACK信号を送信すると同時に、その2
−NACK信号に係わる2ブロック目のフレームデータ
2−Cが送信されてくるのを待ち、その間送られてくる
図6に破線矢印67で示すフレームデータ3−A,3−
B及び4−A,4−Bは破棄する制御を行う。即ちメモ
リ部24に記憶させないようにする。
【0064】そして、フレームデータ2−Cが送信され
てくると、GBN−ARQ制御部54はそれを符号68
で示すようにメモリ部24に記憶する。この記憶された
フレームデータ2−Cは、先に記憶されたフレームデー
タ2−A,2−Bと共に、GBN−ARQ制御部54の
制御によって読みだされ、ビタビ復号器25によって符
号化率1/3の符号として復号される。即ち前回フレー
ムデータ2−A,2−Bで復号を行った時より訂正能力
が高くなる。
【0065】その復号された情報ビットデータD4に付
加されたパリティチェックデータによって誤り検出部2
6で誤り検出が行われ、この結果、誤りが検出されなか
ったとすると、GBN−ARQ制御部54が2番目のブ
ロックのデータに誤りが無いことを示す2−ACK信号
を図6に破線矢印69で示すように送信装置11のGB
N−ARQ制御部53へ送信すると共に、メモリ部24
からフレームデータ2−A,2−B,2−Cを消去す
る。
【0066】また、誤り検出部26からは送信装置11
の情報ブロック化部13でブロック化されたと同じ2ブ
ロック目の情報ビットデータD5が出力される。一方、
送信装置11のGBN−ARQ制御部53においては、
符号66で示したフレームデータ2−Cを送信した後、
NACK信号が送信されてこない限りは符号70で示す
2ブロック目の次の3ブロック目以降のフレームデータ
3−A,3−B…をブロック番号順に2フレームずつ読
みだして受信装置12へ送信する。
【0067】ところで、前述したように、ビタビ復号器
25によって復号されたフレームデータ2−A,2−
B,2−Cの誤り検出の結果、誤りが検出されたとする
と、GBN−ARQ制御部54はフレームデータ2−
A,2−B,2−Cをそのまま記憶する制御を行うと共
に、再び2番目のブロックのデータが誤っていることを
示す2−NACK信号を送信装置11のGBN−ARQ
制御部53へ送信する。
【0068】この場合、2−NACK信号を受信したG
BN−ARQ制御部53は、メモリ部18から2ブロッ
ク目の最初のフレーム番号のフレームデータ2−Aを読
み出し、受信装置12へ送信する。
【0069】この送信されたフレームデータ2−Aは、
先に記憶された2−Aと異なるメモリ部24の記憶領域
に記憶され、先に記憶されたフレームデータ2−A,2
−B,2−Cと共に、GBN−ARQ制御部54の制御
によって読みだされ、ビタビ復号器25に入力される。
このことによって、符号化率1/4の符号として復号を
行うことができる。
【0070】このように、再送を繰り返す毎に訂正能力
の高い符号として復号できるため、通信路の特性の悪い
ときでも、再送回数の急激な増加、即ちスループットの
急激な低下を避けることができる。
【0071】次に、第3実施例によるハイブリッド自動
再送要求方式によるデータ通信システムを図7を参照し
て説明する。但し、図7に示す第3実施例において図2
に示した第1実施例の各部に対応する部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。
【0072】図7に示すデータ通信システムは、畳み込
み符号とSR(Selective repeat)−ARQの組み合わせ
で実現したものである。図7に示す第3実施例が図2に
示した第1実施例と異なる点は、図2に示したSW−A
RQ制御部19,27を、図7に示すようにSR−AR
Q制御部72,73とし、また誤り検出部26の出力側
に順序入替回路74を接続した点にある。
【0073】送信装置11のSR−ARQ制御部72、
及び受信装置12のSR−ARQ制御部73の制御によ
る自動再送要求制御動作を図8を参照して説明する。ま
ず、送信装置11のSR−ARQ制御部72は、受信装
置12のSR−ARQ制御部73からNACK信号が送
られてこないかぎり、メモリ部18から図8に符号7
6,77で示すように、フレームデータ1−A,1−B
…を1番目のブロック番号から順に2フレームずつ読み
だして受信装置12へ送信する。
【0074】受信装置12は順次送信されてくるフレー
ムデータ1−A,1−B…を、番号抽出部23でそのブ
ロック番号−フレーム番号を抽出しながらメモリ部24
にブロック番号−フレーム番号毎に記憶し、誤り検出を
行う。即ち、最初に送信されてきたフレームデータ1−
A,1−Bが符号78,79で示すようにメモリ部24
に記憶され、この記憶されたフレームデータ1−A,1
−BがSR−ARQ制御部73の制御によって読みださ
れ、ビタビ復号器25によって符号化率1/2の符号と
して復号され、これによってパリティチェックデータの
付加された情報ビットデータD4が出力される。この情
報ビットデータD4は、誤り検出部26に入力され、こ
こでそのパリティチェックデータを用いたCRC演算が
行われることによって誤り検出が行われる。
【0075】この結果、誤りが検出されなかったとする
と、SR−ARQ制御部73が1番目のブロックのデー
タに誤りが無いことを示す1−ACK信号を破線矢印8
0で示すように送信装置11のSR−ARQ制御部72
へ送信すると共に、メモリ部24からフレームデータ1
−A,1−Bを消去する。
【0076】この誤り未検出時には、誤り検出部26か
ら送信装置11の情報ブロック化部13でブロック化さ
れたと同じ1ブロック目の情報ビットデータD5が出力
され、順序入替回路74に入力され、情報ビットデータ
D6として出力される。
【0077】順序入替回路74は、入力される情報ビッ
トデータD5を情報ブロック化部13でブロック化され
た順に入れ替え、これを情報ビットデータD6として出
力するものである。
【0078】これは、この第3実施例システムの受信装
置12において、誤り検出部26から情報ビットデータ
D5がブロック化された順序で出力されないので、それ
を訂正するためであり、正しい順序で出力されないこと
については後述で説明してある。
【0079】一方、SR−ARQ制御部72は、NAC
K信号を受信していないのでメモリ部18から図8に符
号81,82で示す次の4ブロック目のフレームデータ
4−A,4−Bを読み出し、受信装置12へ送信してい
る。
【0080】また、受信装置12においては、1ブロッ
ク目の次の2ブロック目のフレームデータ2−A,2−
Bが符号83,84で示すようにメモリ部24に記憶さ
れ、その誤り検出が行われている。
【0081】このフレームデータ2−A,2−Bにおい
て、誤りが検出されたとすると、SR−ARQ制御部7
3はフレームデータ2−A,2−Bをそのままメモリ部
24に記憶する制御を行うと共に、2番目のブロックの
データが誤っていることを示す2−NACK信号を破線
矢印80で示すように送信装置11のSR−ARQ制御
部72へ送信する。
【0082】2−NACK信号を受信したSR−ARQ
制御部72は、メモリ部18から符号86で示す先程送
信した2ブロック目の異なるフレームのフレームデータ
2−Cを読み出し、受信装置12へ送信する。
【0083】この後、SR−ARQ制御部72は、2−
NACK信号の受信に応じてフレームデータ2−Cを読
み出す前に読みだした符号82で示すフレームデータ4
−Bの次のブロック番号、即ち符号87で示す5番目の
ブロック番号のフレームデータ5−Aを読み出して送信
する。
【0084】本来であれば5ブロック目のフレームデー
タは2フレーム分順次読みだされるが、ここでは破線矢
印88で示す3−NACK信号、即ち受信装置12にお
いて符号89,90で示すフレームデータ3−A,3−
Bの誤り検出に応じて出力された3−NACK信号が、
SR−ARQ制御部72で受信されたとすると、SR−
ARQ制御部72はメモリ部18から符号91で示す先
に送信した3ブロック目の異なるフレームのフレームデ
ータ3−Cを読み出し、受信装置12へ送信する制御を
行う。
【0085】この後、SR−ARQ制御部72は、3−
NACK信号を受信したために送信できなかった符号9
2で示すもう1つの5フレーム目のフレームデータ5−
Bを送信する。
【0086】受信装置12においては、フレームデータ
が送信されてきた順に処理されるので、符号93,94
で示すフレームデータ4−A,4−Bの誤り検出が行わ
れ、この結果が良好であれば破線矢印95で示す4−A
CK信号が送信装置11のSR−ARQ制御部72へ送
信される。
【0087】また、その誤りの無いフレームデータ4−
A,4−B、即ちブロック番号が4番の情報ビットデー
タD5が誤り検出部26から順序入替回路74へ出力さ
れる。
【0088】順序入替回路74は、まだ、1番目の情報
ビットデータD5しか受け取っていないので、1番目の
次に4番目の情報ビットデータD5が入力されると、そ
の5ブロック目の情報ビットデータD5を保持してお
く。
【0089】この保持された5ブロック目の情報ビット
データD5は、4ブロック目の情報ビットデータD5が
入力され、これが情報ビットデータD6として出力され
た次に出力されることになる。
【0090】一方、SR−ARQ制御部72は、符号9
6で示す先に送信した5フレーム目のフレームデータ5
−Bの次の6フレーム目以降のフレームデータ6−A…
を順次送信する。
【0091】また、受信装置12において、符号93,
94で示すフレームデータ4−A,4−Bの誤り検出
後、符号97で示すフレームデータ2−Cが送信されて
きたとすると、SR−ARQ制御部73は、それをメモ
リ部24に記憶し、先に記憶されたフレームデータ2−
A,2−Bと共に読みだす。この読みだされた3つのフ
レームデータ2−A,2−B,2−Cは、ビタビ復号器
25によって符号化率1/3の符号として復号される。
即ち前回フレームデータ2−A,2−Bで復号を行った
時より訂正能力が高くなる。
【0092】その復号された情報ビットデータD4に付
加されたパリティチェックデータによって誤り検出部2
6で誤り検出が行われ、この結果、誤りが検出されなか
ったとすると、SR−ARQ制御部73が2番目のブロ
ックのデータに誤りが無いことを示す2−ACK信号を
図8に破線矢印98で示すように送信装置11のSR−
ARQ制御部72へ送信すると共に、メモリ部24から
フレームデータ2−A,2−B,2−Cを消去する。
【0093】また、その誤りの無いフレームデータ2−
A,2−B,2−C、即ち2ブロック目の情報ビットデ
ータD5が誤り検出部26から順序入替回路74へ出力
される。
【0094】順序入替回路74は、1ブロック目の情報
ビットデータD5を出力したことを認識しているので、
その2ブロック目の情報ビットデータD5を情報ビット
データD6として出力する。
【0095】次に、受信装置12において、符号97で
示すフレームデータ2−Cの誤り検出後、符号99で示
すフレームデータ5−Aが送信されてきたとすると、S
R−ARQ制御部73は、それをメモリ部24に記憶す
る。この時点では誤り検出の対象となる2つのフレーム
データ5−A,5−Bの内の一方のみなので、メモリ部
24から読み出す制御は行われない。
【0096】この後、符号100で示すフレームデータ
3−Cが送信されてきたとすると、SR−ARQ制御部
73は、それをメモリ部24に記憶し、先に記憶された
フレームデータ3−A,3−Bと共に読みだす。この読
みだされた3つのフレームデータ3−A,3−B,3−
Cは、ビタビ復号器25によって符号化率1/3の符号
として復号され、誤り検出部26で誤り検出が行われ
る。この結果、誤りが検出されたとすると、SR−AR
Q制御部73はフレームデータ3−A,3−B,3−C
をそのまま記憶する制御を行うと共に、再び3番目のブ
ロックのデータが誤っていることを示す破線矢印101
の3−NACK信号を送信装置11のSR−ARQ制御
部72へ送信する。
【0097】この場合、3−NACK信号を受信したS
R−ARQ制御部72は、メモリ部18から符号102
で示す3ブロック目の最初のフレーム番号のフレームデ
ータ3−Aを読み出し、受信装置12へ送信する。
【0098】この送信されたフレームデータ3−Aは、
先に記憶された3−Aと異なるメモリ部24の記憶領域
に記憶され、先に記憶されたフレームデータ3−A,3
−B,3−Cと共に、SR−ARQ制御部73の制御に
よって読みだされ、ビタビ復号器25に入力される。こ
のことによって、符号化率1/4の符号として復号を行
うことができる。
【0099】このように、再送を繰り返す毎に訂正能力
の高い符号として復号できるため、通信路の特性の悪い
ときでも、再送回数の急激な増加、即ちスループットの
急激な低下を避けることができる。
【0100】以上説明した第1〜第3実施例のハイブリ
ッド自動再送要求方式によるデータ通信システムによれ
ば、再送回数に応じて符号化率が変わる符号として処理
ができ、この結果、1度目の送信よりは2度目、2度目
よりは3度目というように再送回数が増す毎に訂正能力
が高くなり、通信路の特性の悪化による再送回数の急増
を抑えることができる。
【0101】このように第1〜第3実施例においては、
最初の送信では送信装置11からフレームデータn−A
とn−Bを送信し、受信装置12では1/2の畳み込み
符号として復号を行い、誤りが検出された時にのみ再送
を要求して1/3,1/4,…の符号として複合を行う
ようにした。
【0102】しかし、通信路の状態が悪い場合には、1
/2の畳み込み符号を用いても、1度の再送では誤りが
訂正できないケースが頻発することが考えられる。この
ような場合、即ちNACKが頻繁に返される場合には、
最初の送信からフレームデータn−A,n−B及びn−
Cを送信して、符号化率1/3の符号として復号し、更
に誤りがある場合には、再びフレームデータn−Aを要
求して訂正能力を増すようにした方が有効な場合があ
る。即ち、第1回目の送信で送る符号の符号化率を通信
路の状態に応じて適応的に制御することにより、より効
率の良い通信が可能となる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信路の特性の悪化状態に応じて送信情報の誤り訂正を
効率良く適正に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施例によるハイブリッド自動再
送要求方式によるデータ通信システムのブロック構成図
である。
【図3】実施例のデータ通信システムにおける送信装置
に用いられる畳み込み符号器の一構成例を示すブロック
図である。
【図4】図2に示す第1実施例における自動再送要求制
御動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施例によるハイブリッド自動再
送要求方式によるデータ通信システムのブロック構成図
である。
【図6】図5に示す第2実施例における自動再送要求制
御動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第3実施例によるハイブリッド自動再
送要求方式によるデータ通信システムのブロック構成図
である。
【図8】図7に示す第3実施例における自動再送要求制
御動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 送信装置 12 受信装置 13 ブロック化手段 14 誤り検出データ付加手段 16 符号化手段 17 番号付加手段 18 第1記憶手段 19 第1制御手段 23 番号抽出手段 24 第2記憶手段 25 復号手段 26 誤り検出手段 27 第2制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/00 H04L 1/16

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信装置から送信装置へデータの再送要
    求を行う帰還路を有するハイブリッド自動再送要求方式
    によるデータ通信システムにおいて、 前記送信装置を、 送信データを複数のブロックに分割するブロック化手段
    と、 該ブロック化手段から出力されるブロックデータに誤り
    検出のためのチェックデータを付加する誤り検出データ
    付加手段と、 該チェックデータの付加されたブロックデータを誤り訂
    正符号化し、この誤り訂正符号化されたデータを複数の
    フレームデータに分割する符号化手段と、 該複数のフレームデータにブロック番号及びフレーム番
    号を付加する番号付加手段と、 該複数のフレームデータにブロック番号及びフレーム番
    号の付加された複数のフレームデータを記憶する第1記
    憶手段と、 該第1記憶手段に記憶されたフレームデータをブロック
    番号順に読み出して送信する制御にあって、前記受信装
    置から送られてくる該ブロックデータに誤りがあること
    を示すNACK信号の受信時に、該NACK信号が示す
    ブロック番号の未送信フレーム番号のフレームデータを
    送信し、該ブロックデータに誤りが無いことを示すAC
    K信号の受信時に、次のブロック番号のフレームデータ
    を送信する制御を行う第1制御手段とを具備して構成
    し、 前記受信装置を、 前記送信装置から送られてきたフレームデータのブロッ
    ク番号及びフレーム番号を抽出する番号抽出手段と、 該番号抽出手段によって抽出されたブロック番号及びフ
    レーム番号毎にフレームデータを記憶する第2記憶手段
    と、 該第2記憶手段から読みされたフレームデータのフレ
    ーム数に対応した符号化率で復号を行う復号手段と、 該復号手段で復号されたフレームデータ中のチェックデ
    ータによって誤り検出を行う誤り検出手段と、 該第2記憶手段に記憶されたフレームデータを読み出す
    制御を行うと共に、該誤り検出手段によって誤りが検出
    されなかった場合に前記ACK信号を送信し、誤りが検
    出された場合に前記NACK信号を送信する制御を行う
    第2制御手段とを具備して構成したことを特徴とするハ
    イブリッド自動再送要求方式によるデータ通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記第2制御手段に、前記誤り検出手段
    によって誤りが検出されなかった場合にその誤りの無い
    前記ブロック番号及びフレーム番号のフレームデータを
    前記第2記憶手段から消去し、誤りが検出された場合に
    その誤りがあるブロック番号及びフレーム番号のフレー
    ムデータを該第2記憶手段に保持する制御を行い、前記
    第1制御手段が前記NACK信号の受信時に送信してき
    たフレームデータを該第2記憶手段に記憶すると共にこ
    の記憶されたフレームデータ及びそのフレームデータと
    同ブロック番号のフレームデータを読み出す制御を行う
    機能を設けたことを特徴とする請求項1記載のハイブリ
    ッド自動再送要求方式によるデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記第1制御手段に代え、前記NACK
    信号を受信しない限り前記第1記憶手段からフレームデ
    ータをブロック番号順に読みして送信し、該NACK
    信号の受信時に、該NACK信号が示すブロック番号の
    未送信フレーム番号のフレームデータを送信し、この送
    信後に次のブロック番号から順次フレームデータを送信
    する第3制御手段を設け、 前記第2制御手段に代え、前記誤り検出手段によって誤
    りが検出されなかった場合に前記ACK信号を送信する
    と共にその誤りの無い前記ブロック番号及びフレーム番
    号のフレームデータを前記第2記憶手段から消去し、誤
    りが検出された場合に前記NACK信号を送信すると共
    にその誤りがあるブロック番号及びフレーム番号のフレ
    ームデータを該第2記憶手段に保持し、この保持データ
    以外の受信フレームデータを破棄する制御を行うと共に
    前記第3制御手段が前記NACK信号の受信時に送信し
    てきたフレームデータを該第2記憶手段に記憶すると共
    にこの記憶されたフレームデータ及びそのフレームデー
    タと同ブロック番号のフレームデータを読み出す制御を
    行う第4制御手段を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2記載のハイブリッド自動再送要求方式によるデータ
    通信システム。
  4. 【請求項4】 前記第1制御手段に代え、前記NACK
    信号を受信しない限り前記第1記憶手段からフレームデ
    ータをブロック番号順に読みして送信し、該NACK
    信号の受信時に、該NACK信号が示すブロック番号の
    未送信フレーム番号のフレームデータを送信し、この送
    信後に該NACK信号の受信前に送信された次のブロッ
    ク番号から順次フレームデータを送信する第5制御手段
    を設け、 前記第2制御手段に代え、前記第5制御手段の制御によ
    って送信されてくる順番にフレームデータを前記第2記
    憶手段に記憶して読み出すと共に、前記誤り検出手段に
    よって誤りが検出されなかった場合に前記ACK信号を
    送信すると共にその誤りの無い前記ブロック番号及びフ
    レーム番号のフレームデータを前記第2記憶手段から消
    去し、誤りが検出された場合に前記NACK信号を送信
    すると共にその誤りがあるブロック番号及びフレーム番
    号のフレームデータを該第2記憶手段に保持し、この保
    持データ以外の受信フレームデータを破棄する制御を行
    うと共に前記第5制御手段が前記NACK信号の受信時
    に送信してきたフレームデータを該第2記憶手段に記憶
    すると共にこの記憶されたフレームデータ及びそのフレ
    ームデータと同ブロック番号のフレームデータを読み出
    す制御を行う第6制御手段を設けたことを特徴とする請
    求項1又は2記載のハイブリッド自動再送要求方式によ
    るデータ通信システム。
  5. 【請求項5】 前記誤り検出手段から出力されるデータ
    を前記ブロック番号順に出力する順序入替手段を設けた
    ことを特徴とする請求項4記載のハイブリッド自動再送
    要求方式によるデータ通信システム。
  6. 【請求項6】 前記符号化手段に代え、前記チェックデ
    ータの付加されたブロックデータを畳み込み符号化する
    畳み込み符号器を設け、 前記復号手段に代え、前記畳み込み符号化されたフレー
    ムデータの復号を行うビタビ復号器を設けたことを特徴
    とする請求項1〜5の何れかに記載のハイブリッド自動
    再送要求方式によるデータ通信システム。
  7. 【請求項7】 前記第1,第3,第5制御手段に、前記
    ACK信号及びNACK信号の受信頻度から通信路の状
    態を推定し、該ACK信号受信時に前記第1記憶手段か
    ら読みして送信するフレームデータの1ブロックにお
    けるフレーム数を制御する機能を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜6の何れかに記載のハイブリッド自動再送
    要求方式によるデータ通信システム。
  8. 【請求項8】 誤り検出のためのチェックデータの付加
    されたブロックデータを誤り訂正符号化し、この誤り訂
    正符号化されたデータを複数のフレームデータに分割す
    る符号化手段と、 該複数のフレームデータを記憶する記憶手段と、 前記フレームデータの一部を前記記憶手段から読み出し
    て受信装置へ送信し、該フレームデータに誤りがあるこ
    とを示すNACK信号を前記受信装置から受信した時に
    は、前記記憶手段に記憶されている未送信の前記フレー
    ムデータを前記記憶手段から読み出して前記受信装置へ
    送信する制御手段を備えたことを特徴とする送信装置。
  9. 【請求項9】 誤り検出のためのチェックデータの付加
    されたブロックデータを誤り訂正符号化し、この誤り訂
    正符号化されたデータを複数のフレームデータに分割す
    るステップと、 該複数のフレームデータを記憶手段に記憶するステップ
    と、 前記フレームデータの一部を前記記憶手段から読み出し
    て受信装置へ送信し、該フレームデータに誤りがあるこ
    とを示すNACK信号を前記受信装置から受信した時に
    は、前記記憶手段に記憶されている未送信の前記フレー
    ムデータを前記記憶手段から読み出して前記受信装置へ
    送信するステップを備えたことを特徴とする送信方法。
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