JP3387531B2 - ガラスベースおよびガラス−セラミックベースの複合材料 - Google Patents

ガラスベースおよびガラス−セラミックベースの複合材料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスマトリックスま
たはガラス−セラミックマトリックス中に分散されたム
ライトバブルを含有してなる複合材料、およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】「エレクトロニック・パッケ
ージング」は、典型的には、導電路によって基板に装着
された半導体シリコンチップを有し、該チップがプラス
チックまたはセラミック材料で封入されたアセンブリの
ことである。通常のエレクトロニック・パッケージング
としては、二重インラインパッケージ(DIP)、チッ
プッキャリヤ、フラットパックおよびピングリッドアレ
イが挙げられる。
【0003】基板を介しての電気信号の速度を増大させ
るため、基板は低い誘電率を有することが好ましい。基
板の誘電率は高周波数で特に重要である。現水準のエレ
クトロニック・パッケージング媒体は低誘電体ポリマー
材料を含む。しかし、このようなポリマーはシリコンの
熱膨張係数(約3.5×10-6/℃)とあまり良く整合
しない高い熱膨張係数(約15×10-6/℃)を有す
る。シリコンチップが基板に付着されるため、この熱膨
張係数が整合せず、広い温度範囲にわたって熱誘発され
た機械的応力が発生する結果、部品の破壊が生じる。
【0004】また、ガラス−セラミック組成物も電気的
用途に用いられてきた。従来より、ガラス−セラミック
は、無孔の複合材料を構成する少量のガラス相と混合さ
れた多量の(典型的には、95〜98)容量%の微細結
晶(約1μm未満)のセラミック相からなる複合材料と
して定義される。
【0005】ガラス−セラミック材料は、典型的には、
ガラスの結晶化を制御することにより得られる。また、
ガラス−セラミック材料は、セラミック粉末およびガラ
ス粉末を混合し、混合物を焼結することにより得られ
る。
【0006】例えば、1991年3月3日付の英国特許
出願2,235,443号〔イスメイルら(Ismail et a
l.)〕には、ムライトおよびコーディエライトゾルを混
合し、ゲル化し、焼成してムライト/コーディエライト
セラミックを得る方法であって、該ムライトがセラミッ
クであり、該コーディエライトがガラス−セラミックで
あるムライト/コーディエライトセラミック複合材料の
製造方法が記載されている。
【0007】米国特許第4,752,531号〔シュタイ
ンベルク(Steinberg)〕は、(a)変形温度(Td)5
80〜625℃および軟化点(Ts)630〜700℃
を有し、かつ、Ts−Tdが50〜75℃である非結晶性
ガラスと、(b)温度825〜900℃のガラス中で実
質的に不溶性である耐火物とからなる細分散された固体
の混合物からなる誘電体組成物を開示している。特許権
者の実施例の誘電率は1KHzで6.5〜8.0である。
【0008】約5.6の誘電率を有する、ガラスおよび
アルミナ粉末から作成されたガラス−セラミック基板は
当業者に公知である。これらの基板は、銅または金と共
に焼結できるため、特に有用である。例えば、シマデら
(Shimade et al.)、「低焼成温度の多層ガラス−セラ
ミック基板」、アイ・イー・イー・イー・トランスアク
ションズ・コンポーネンツ・ハイブリッズ・マニュファ
クチャリング・テクノロジー(IEEE Trans. Compon. Hy
brids Manuf. Technol.)、6、(4)、382〜38
6頁(1983年)参照。
【0009】電気的用途に用いるため、ガラス、セラミ
ックおよびプラスチックマトリックスに中空ガラス微小
球を投入した。例えば、米国特許第4,867,935号
〔モリソン・ジュニア(Morrison, Jr.)には、ガラス
マトリックス中に中空ガラス微小球を含有する低誘電率
ガラス組成物の製造方法が記載されている。この組成物
はテープまたはシートの形状で注型でき、該テープから
多層シート構造体が形成できる。
【0010】1987年9月2日付の欧州特許出願0,
234,896号〔ケラーマン(Kellerman)〕には、標
準粘度を有する厚肉フィルム絶縁性マトリックスと、厚
肉フィルム有機ビヒクルと、複数の乾燥中空ガラス微小
球とからなる、厚肉フィルム回路の形成に用いられる低
誘電率材料が記載されている。
【0011】1984年6月27日付の特開昭59−1
11345号には、ガラスマトリックス中に分散された
中空球(例えば、アルミナ微小球)が記載されている。
報告された複合材料の誘電率は4〜5である。
【0012】米国特許第4,994,302号(ケラーマ
ン)には、中空ガラスまたはアルミナ微小球を未焼成の
セラミックテープ中に押し込み、焼成することによって
セラミックテープを作成する方法が記載されている。
【0013】米国特許第5,108,958号〔モーら
(Moh et al.)〕は、耐火セラミック(例えば、リン酸
アルミニウム、アルミナ、ムライト、ステアタイト、ホ
ーステライトおよびコーディアライト)中に均一分散さ
れた中空厚肉の耐火セラミック(例えば、ムライト)バ
ブルを含有してなる複合材料を開示している。
【0014】複合材料の成分、例えば、マトリックス成
分とバブルまたは微小球成分の熱膨張の不整合により、
性能上の問題が生じる。例えば、このような複合材料を
加熱して金属被覆層に適用すると、そり(warping)が
生じる。熱膨張の不整合が実質的であれば、マトリック
ス中でバブルの破砕が生じるか、マトリックス材料の割
れが生じる。
【0015】高温(例えば、約900℃以上)に加熱さ
れた複合材料のマトリックス中でガラスバブルを使用す
るのは好ましくない。例えば、金属被覆層と共に焼成さ
れなければならない基板は、典型的には、850〜95
0℃の温度に加熱される。このような温度で焼成された
ガラス微小球を含有する基板は、でこぼこした表面を有
し、そりを生じ、脆くなる傾向にある。これらの望まし
くない影響は、ガラスバブルが約900〜950℃の範
囲の金属被覆温度で軟化し、溶解することにより生じ
る。例えば、ベルベイら(Verweij et al.)、「中空ガ
ラス微小球複合材料:製造および特性」、ジャーナル・
オブ・マテリアルズ・サイエンス(J. Mater. Sci.)、
20、1985年、1069〜1078頁には、前述の
金属被覆プロセス中で用いた温度で結晶化するシリカ微
小球のX線回折および走査電顕写真が報告されている。
【0016】シリカの結晶性多形体であるクリストバラ
イトは約600〜700℃の温度で形成し始める。その
形成によって体積膨張が起こり、その結果、微小球が完
全に崩壊する。
【0017】電気的用途に対しては、微小球を含有する
基板が微小球を無傷で有することが望ましい。破壊また
は破砕された微小球により、気密性が損なわれ、誘電率
が増大する。
【0018】電気的用途に対しては、有用性、約950
℃までの焼成温度、低誘電率(約6未満)、高い機械的
強度、低いオープンポロシティー(好ましくは、オープ
ンポロシティーがない)、焼成中の形状の保留性および
平滑な表面(すなわち、小さいクラウン、好ましくは、
約±0.05mm未満)を有する基板が必要とされる。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホウケイ酸塩
ベースのガラスマトリックスおよびアルミノケイ酸塩ベ
ースのガラス−セラミックマトリックスよりなる群から
選択されたマトリックス中に分散された中空微小球のム
ライトバブルを含有する複合セラミック材料であって、
該ムライトバブルが、50μmまでの直径を有し、かつ
複合セラミック材料の全容量に対して、15〜70容量
%で存在することを特徴とする複合セラミック材料を提
供する。さらに、本発明の複合セラミック材料は、その
表面上に被覆された導電性材料を含有してなる。
【0020】当業者は「セラミック」なる用語を、ガラ
ス、ガラス−セラミックおよび結晶性セラミックを含む
広いまたは一般的な意味で、あるいは結晶性セラミック
を示す狭い意味で使用する。本明細書において、「セラ
ミック」なる用語は、ガラス、ガラス−セラミックおよ
び結晶性セラミックを含む一般的な意味で用いられる。
【0021】ここで用いる「ガラス」なる用語は、高温
(例えば、約900℃以上)で軟化するまたは構造一体
性を損なうアモルファス(すなわち、結晶性相の存在を
示す明瞭なラインのない拡散X線回折図を有する材料)
無機酸化材料を意味する。
【0022】ここで用いる「結晶性セラミック」なる用
語は、高温(約1000℃以上)で構造一体性を維持す
る結晶性無機酸化材料を意味する。
【0023】ここで用いる「ガラス−セラミック」なる
用語は、実質的にオープンポロシティーのない複合材料
を形成する少量のガラス相と混合された多量(好ましく
は、95〜98)容量%の超微細結晶(好ましくは、約
1μm未満)を含有する複合材料を意味する。液相焼結
によって高密度化された結晶性セラミック材料は結晶粒
界でごく少量のアモルファスまたはガラス相を有する
が、当業者はこのような材料をガラス−セラミックとい
わない。
【0024】他の実施態様において、本発明は、ホウケ
イ酸塩ベースのガラス粉末マトリックス、アルミノケイ
酸塩ベースのガラス粉末マトリックス、アルミノケイ酸
塩ベースのガラス−セラミック粉末マトリックス並びに
アルミノケイ酸塩ベースのガラス粉末およびアルミノケ
イ酸塩ベースのガラス−セラミック粉末マトリックスよ
りなる群から選択されたマトリックス中に分散されたム
ライトバブルを含有してなることを特徴とする未焼成の
複合セラミック材料を提供する。
【0025】さらに他の実施態様において、本発明は、
(a)液状媒体、可塑剤、バインダー、ムライトバブル
に加え、ホウケイ酸塩ベースのガラス粉末、アルミノケ
イ酸塩ベースのガラス粉末、アルミノケイ酸塩ベースの
ガラス−セラミック粉末並びにアルミノケイ酸塩ベース
のガラス粉末およびアルミノケイ酸塩ベースのガラス−
セラミック粉末の組合せよりなる群から選択されたマト
リックス粉末からなるスラリーを成形する工程、 (b)成形スラリーを乾燥させて、ホウケイ酸塩ベース
のガラス粉末マトリックス、アルミノケイ酸塩ベースの
ガラス粉末マトリックス、アルミノケイ酸塩ベースのガ
ラス−セラミック粉末マトリックス並びにアルミノケイ
酸塩ベースのガラス粉末およびアルミノケイ酸塩ベース
のガラス−セラミック粉末マトリックスよりなる群から
選択されたマトリックス中に分散されたムライトバブル
を含有してなる未焼成の複合材料を形成する工程、およ
び (c)未焼成の複合材料を焼結する工程からなることを
特徴とする複合材料の製造方法を提供する。
【0026】本発明の方法の1つの実施態様としては、
未焼成または部分的に焼結した材料が、その表面上で高
導電性材料(例えば、金、銀、銀/パラジウムおよび
銅)と共に焼成できることである。
【0027】本発明の複合セラミック材料は、低誘電
率、低損失正接、シリコンと相溶できる熱膨張性および
優れた機械的強度を有する材料が要求される用途で有用
である。本発明の複合セラミック材料は、許容できる送
電効率に加えてマイクロ波またはミリメートル波に対す
る透明性が要求される、厚肉フィルム回路用基板、集積
回路アセンブリ用ハウジングおよびジャイロトロン窓等
の材料として特に有用である。
【0028】典型的には、本発明の複合材料は、複合セ
ラミック材料の全容量に対して、約15〜70容量%の
ムライトバブルを含有する。好ましくは、ムライトバブ
ルは複合セラミック材料の全容量に対して、約15〜4
0容量%、最も好ましくは20〜30容量%で存在す
る。実質的に約15容量%未満のムライトバブルが存在
すると、脆すぎる複合セラミック材料が形成される傾向
にある。
【0029】実質的に約70重量%以上のムライトバブ
ルが存在すると、曲げ強さおよび好ましい範囲のムライ
トバブルを有するセラミック材料より劣ったクラウン
(すなわち、材料の全寸法にわたる平面度の均一性を示
すクラウンが大きい)を有する複合セラミック材料が形
成される傾向にある。
【0030】本発明の複合セラミック材料を調製するの
に用いる原料の選択および原料の加工手段の選択におい
て、複合セラミック材料の電気特性に悪影響を与える汚
れの導入を最小限にする注意を払うべきである。複合セ
ラミック材料の電気特性に悪影響を与える汚れは、例え
ば、Na2OまたはK2Oである。電気的用途に用いる複
合セラミック材料中にNa2Oが存在するとすれば、その
量は好ましくは約50ppm未満である。電気的用途に用
いる複合セラミック材料中にK2Oが存在するとすれ
ば、その量は好ましくは約2重量%未満、さらに好まし
くは約1重量%未満である。
【0031】好適なムライトバブルまたは微小球は、米
国特許第5,077,241号(モーら)に記載の方法に
より調製できる。このようなムライトバブルまたは微小
球は、典型的には、可視光線に対して透明性である。好
ましくは、ムライトバブルは、米国特許第5,077,2
41号の表2中の#4として識別されたホウケイ酸アル
ミニウムバブルを、空気中、約1200℃で約3時間加
熱することにより調製される。また、好ましいムライト
バブルは前記米国特許の表2中の#9として識別された
ものである。好ましくは、ムライトまたはムライトベー
スのバブルは耐火性(すなわち、少なくとも約1800
℃まで構造的有用性および一体性を維持する)の結晶性
セラミックである。ムライトバブルの嵩密度は、典型的
には、約0.3〜0.6g/cm3である。
【0032】典型的には、好適なムライトバブルは約5
0μmまでの直径を有する。好ましくは、ムライトバブ
ルは約1〜50μmの直径を有する。さらに好ましく
は、ムライトバブルの直径は約1〜15μmであり、最
も好ましくは、約1〜10μmである。
【0033】約1μm未満の直径を有するムライトバブ
ルは有用であるが、作成するのが困難である傾向にあ
る。実質的に約15μm以上の直径を有するムラトバブ
ルを用いると、好ましい範囲の直径を有するムライトバ
ブルを用いるよりも低い密度、劣るクラウンおよび劣る
機械的特性を有する複合セラミック材料が形成される。
【0034】好ましくは、ムライトバブルの肉厚は約
0.05〜0.5μmである。実質的に約0.05μm未満
の肉厚を有するバブルは複合セラミック材料に加工する
には余りにも脆い傾向にある。
【0035】好適なホウケイ酸塩ベースのガラスとして
は、ホウケイ酸鉛、ホウケイ酸リチウム、ホウケイ酸カ
リウム、ホウケイ酸カルシウム、ホウケイ酸ナトリウ
ム、ホウケイ酸マグネシウム、ホウケイ酸バリウム、ホ
ウケイ酸アルミニウムおよびそれらの混合物よりなる群
から選択される系において当業者に公知のものが挙げら
れる。最も好ましいホウケイ酸塩ベースのガラスはホウ
アルミノケイ酸鉛ガラスである。
【0036】好ましくは、ホウケイ酸塩ベースのガラス
は約25〜300℃の温度範囲で熱膨張係数が約1×1
-6〜9×10-6/℃である。さらに好ましくは、ホウ
ケイ酸ベースのガラスは約25〜300℃の温度範囲で
熱膨張係数が約1.2×10-6〜8.8×10-6/℃であ
り、さらに好ましくは、約2×10-6〜5×10-6/℃
である。最も好ましくは、熱膨張係数は約3×10-6
4×10-6/℃である。
【0037】ホウケイ酸塩ベースのガラスは、好ましく
は、約2〜6の誘電率(1MHz)および約0.004未
満の損失正接を有する。さらに好ましくは、ホウケイ酸
塩ベースのガラスは約3〜5の誘電率(1MHz)およ
び約0.002未満の損失正接を有する。ここで用いる
「損失正接」なる用語は、電場が印加された時の材料中
の回復可能な(貯蔵)エネルギーと回復不可能な(熱と
して失われる)エネルギーの比を意味する。
【0038】好適なホウケイ酸塩ベースのガラスは、例
えば、米国オハイオ州クリーブランドにあるフェロ・コ
ーポレーション(Ferro Corporation)および同ニュー
ヨーク州コーニングにあるコーニング・グラス・カンパ
ニー(Corning Glass Company)から入手可能である。
【0039】好適なアルミノケイ酸塩ベースのガラスお
よびガラス−セラミックとしては、アルミノケイ酸マグ
ネシウム、アルミノケイ酸リチウム、アルミノケイ酸亜
鉛、アルミノケイ酸カルシウムおよびそれらの混合物よ
りなる群から選択される系において当業者に公知のもの
が挙げら、アルミノケイ酸塩ベースのガラスはアルミノ
ケイ酸塩ベースのガラス−セラミックの先駆物質であ
る。最も好ましいアルミノケイ酸ベースのガラスはアル
ミノケイ酸マグネシウムガラスである。最も好ましいア
ルミノケイ酸塩ベースのガラス−セラミックはアルミノ
ケイ酸マグネシウムガラス−セラミックである。
【0040】さらに、アルミノケイ酸塩ベースのガラス
またはガラス−セラミックは当業者に公知の核剤を含有
する。
【0041】前述のアルミノケイ酸塩ガラス−セラミッ
ク中の公知の結晶性セラミック相としては、例えば、コ
ーディエライト(2MgO・Al23・5SiO2)、ゲイ
ラナイト(2CaO・Al23・SiO2)、アノーサイト
(2CaO・Al23・2SiO2)、ハーディストナイト
(2CaO・ZnO・2SiO2)、オケルマナイト(2C
aO・MgO・2SiO2)、ユウ輝石(Li2O・Al23
・4SiO)、ケイ酸亜鉛鉱(2ZnO・SiO2)および
亜鉛尖晶石(ZnO・Al23)が挙げられる。
【0042】アルミノケイ酸塩ガラス粉末およびガラス
−セラミック粉末またはそれらの組合せに加えて、さら
にスラリーはアルミノケイ酸塩ベースの結晶性セラミッ
ク粉末を含有してもよい。
【0043】好ましくは、アルミノケイ酸塩ベースのガ
ラス−セラミックは、約25〜300℃の温度で熱膨張
係数が約1×10-6〜9×10-6である。さらに好まし
くは、アルミノケイ酸塩ベースのガラス−セラミック
は、約25〜300℃の温度で熱膨張係数が約1.2×
10-6〜8.8×10-6であり、さらに好ましくは、2
×10-6〜5×10-6である。最も好ましくは、熱膨張
係数は約3×10-6〜4×10-6である。
【0044】アルミノケイ酸塩ベースのガラス−セラミ
ックは、好ましくは、約2〜6の誘電率(1MHz)お
よび約0.004未満の損失正接を有する。さらに好ま
しくは、アルミノケイ酸ベースのガラス−セラミック
は、好ましくは、約3〜5の誘電率(1MHz)および
約0.002未満の損失正接を有する。
【0045】好適なアルミノケイ酸塩ガラスセラミック
は、例えば、米国フロリダ州オルズマーにあるスペシャ
リティー・グラス・カンパニー(Speciality Glass Com
pany)から入手可能である。
【0046】スラリーを調製するのに用いるガラスおよ
びガラス−セラミック粉末の粒径は、好ましくは、約8
μm未満である。さらに好ましくは、粉末の粒径は約1
〜6μmである。
【0047】ホウケイ酸塩ベースのガラスまたはアルミ
ノケイ酸塩ベースのガラスまたはガラス−セラミックの
粒径は、当業者に公知の技術、例えば、破砕、湿式ボー
ルミル粉砕、乾式ボールミル粉砕およびジエット粉砕を
用いて小さくしてもよい。
【0048】ガラスまたはガラス−セラミックを湿式ボ
ールミル粉砕し、所望により、スラリーを調製するため
の液状媒体は、水、有機液体またはそれらの混合物であ
る。好ましい液状媒体は有機液体である。好ましい有機
液体としては、例えば、トルエン、トリクロロエチレ
ン、エチルアルコールおよびそれらの組合せが挙げられ
る。
【0049】典型的には、液状媒体は、ボールミル成分
の全容量に対して、約40〜70容量%で存在する。
【0050】ホウケイ酸塩ベースのガラスまたはアルミ
ノケイ酸塩ベースのガラス、ガラス−セラミックあるい
はガラスおよびガラス−セラミック粉末、ムライトバブ
ル、液状媒体、可塑剤並びにバインダーは、通常の技
術、例えば、エアプロペラ撹拌機または音波分散によっ
て混合できる。ムライトに対する損傷を最小限にし、ス
ラリーに対して容器、混合羽根等からの汚染を最小限に
するため、原料の混合には注意を払うべきである。
【0051】ムライトバブルまたは微小球に対する損傷
を最小限にするため、ガラスまたはガラス−セラミック
粉末、液状媒体、可塑剤およびバインダーは、好ましく
は、ムライトバブルに添加する前に十分混合される。
【0052】スラリー用の好適な液状媒体は、前述のガ
ラスまたはガラス−セラミックの湿式ボールミル粉砕用
のものである。典型的には、液状媒体は、スラリー成分
(ムライトバブルを含む)の全容量に対して、約40〜
70容量%で存在する。
【0053】スラリー中に閉じ込められた空気を除くた
め、スラリーは、典型的には、アスピレーターを用いて
真空下で脱気される。
【0054】スラリーは、未焼成材料の形成を助ける当
業者に公知の通常のバインダーおよび可塑剤を含有す
る。有用な有機可塑剤としては、例えば、グリセロー
ル、ポリエチレングリコール〔例えば、「PEG200
0」なる商品名の下に米国コネチカット州ダンブリーに
あるユニオン・カーバイド(Union Carbide)社から入
手可能〕、ポリアルキレングリコール、ブチルベンジル
フタレートおよびジオクチルフタレート〔例えば、「D
OP」なる商品名の下に米国ウィスコンシン州ミルウォ
ーキーにあるアルドリッヒ・ケミカル(Aldrich Chamic
al)社から入手可能〕が挙げられる。ガラス粉末または
ガラス−セラミック粉末に対する可塑剤の重量比は、典
型的には、約1:10〜1:15である。有用な有機バ
インダーとしては、例えば、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルブチラール〔例えば、「ブットバー(BUTVAR)
B76」なる商品名の下に米国ミズーリ州セントルイス
にあるモンサント・ポリマーズ・アンド・ペトロケミカ
ルズ(Monsanto Polymers andPetrochemicals)社から
入手可能〕およびアクリル酸ポリマーエマルジョンが挙
げられる。ガラスまたはガラス−セラミックに対するバ
インダーの重量比は、典型的には、約1:9〜1:15
である。
【0055】さらに、スラリーは当業者に公知の分散助
剤、例えば、トウモロコシ油、魚油を含有してもよい。
【0056】スラリーは、テープ注型、押出およびスリ
ップ注型等の通常の技術を用いて所望の形状に成形され
る。スラリーを成形する好ましい方法はテープ注型であ
る。典型的には、シートは注型され、ウエハーに成形さ
れる。好ましくは、未焼成シートはウエハーにカットさ
れる。
【0057】テープ注型はドクターブレードまたはナイ
フブレードを用いる通常の方法である。テープ注型で
は、スラリーの粘度は約2000〜2900cps〔通常
の粘度計を用いて測定、例えば、モデルRVT粘度計な
る商品名の下に米国マサチューセッツ州スタウトンにあ
るバックフィールド・エンジニアーズ(Brookfield Eng
ineer)社から入手可能)であることが好ましい。典型
的には非常に低いスラリーの粘度は液状媒体の一部を除
去することにより増大できる。典型的には、液状媒体は
混合中には蒸発することによって除去できる。
【0058】成形されたスラリーは注意深く乾燥され
て、割れやそりのない未焼成材料が得られる。乾燥は、
例えば、加熱等の通常の多くの液状媒体除去技術のいず
れかによって行うことができる。好ましくは、成形され
たスラリーは空気中約25〜40℃の温度で加熱され
る。
【0059】未焼成テープの厚さは、典型的には、約
0.2〜2mmである。
【0060】好ましくは、本発明の未焼成材料は、有機
置換基が完全燃焼するのに十分な温度で一定時間加熱さ
れる。さらに好ましくは、未焼成材料は約350℃の温
度で、有機置換基を完全燃焼(すなわち、焼成する)の
に十分な時間、ゆっくりと加熱される。好ましい加熱速
度は、材料が加熱される雰囲気、並びに存在する有機置
換基の量および種類に依存する。好ましくは、加熱速度
は、有機置換基を除去する間に未焼成材料の割れ、膨張
または変形を最小限にするまたは防ぐのに十分にゆるや
かである。好ましくは、未焼成材料は空気中で加熱され
る。
【0061】焼結温度はガラスまたはガラス−セラミッ
クマトリックス材料を高密度化する、好ましくは完全に
高密度化するのに十分な温度である。焼結雰囲気は、典
型的には、空気である。典型的には、焼結温度は約82
0〜950℃である。ホウケイ酸塩ベースのガラスから
なる複合材料では、焼結温度は好ましくは約820〜8
50℃である。一方、アルミノケイ酸塩ベースのガラス
−セラミックからなる複合材料では、焼結温度は好まし
くは約820〜950℃である。
【0062】アルミノケイ酸塩ベースのガラス粉末から
得られた材料を焼結する際、アルミノケイ酸塩ベースの
ガラス−セラミックの所望の核形成および生長を可能に
するために加熱スケジュールを改良する必要がある。該
改良はアルミノケイ酸ベースのガラスの組成に依存す
る。アルミノケイ酸塩ベースのガラス−セラミックの核
形成および生長を行うのに必要な加熱条件は、種々の組
成について、当業者に公知である。また、当業者はガラ
スの時間−温度−転移(TTT)研究から正しい加熱条
件を決定できる。
【0063】本発明の複合セラミック材料のシートまた
はウエハーの厚さは、好ましくは、約0.1〜1mmであ
る。
【0064】複合セラミック材料の密度は、典型的に
は、約0.70〜2.2g/cm3である。好ましくは、複合
セラミック材料の密度は約0.85〜2.2g/cm3であ
る。典型的には、複合セラミック材料の曲げ強さは、こ
こで参考のために引用した「電気/電子装置用の破壊係
数試験」なる表題のASTM法F417(1984年)
(ASTM規格の1990年版、Vol.10.04、アメ
リカン・ソサイエティー・フォー・テスティング・アン
ド・マテリアルズ、1990年)によって決定されるよ
うに、約50MPa以上である。さらに好ましくは、複
合セラミック材料の曲げ強さは約70MPa以上、さら
に好ましくは約90MPa以上である。
【0065】複合セラミック材料のクラウンは好ましく
は約±0.05mm未満である。
【0066】アルミノケイ酸塩ガラス−セラミックから
なる複合セラミック材料では、セラミック相の粒径は好
ましくは約1μm未満である。
【0067】好ましくは、本発明の複合セラミック材料
は約25℃で、誘電率が約2〜6(1MHz)であり、
損失正接が約0.004未満である。さらに好ましく
は、複合セラミック材料は約25℃で、誘電率が約3〜
5(1MHz)であり、損失正接が約0.002未満であ
る。
【0068】好ましくは、本発明の複合セラミック材料
は約25〜300℃で、約1×10-6/℃〜9×10-6
/℃の熱膨張係数を有する。さらに好ましくは、複合セ
ラミック材料は約25〜300℃で、約2×10-6/℃
〜5×10-6/℃、さらに好ましくは、約3×10-6
℃〜4×10-6/℃の熱膨張係数を有する。
【0069】本発明の複合セラミック材料の均質性は、
ある温度範囲および周波数で一定した再現性のある誘電
率および損失正接を得るためには重要である。複合セラ
ミック材料の均質性は、狭い寸法分布を有するミクロサ
イズのバブルを用いることによって得ることできる。複
合セラミック材料は、均質材料として挙動する材料とな
るため、電磁線の波長の3乗当たり(すなわち、バブル
の径は入射線の波長の感知できる部分である)で多くの
バブルを含有しなければならない。バブルが入射線の波
長の感知できる部分である場合、該バブルは個々の散乱
体として作用する。例えば、高周波放射の場合(例え
ば、100GHz)、バブルは数十μm未満の直径を有す
る。
【0070】複合セラミック材料の物理的性質、電気的
性質、機械的性質および熱的性質は、材料の組成を変え
ることによって付与できる。
【0071】本発明の複合セラミック材料は、その上に
シリコンチップを有する電子基板として用いると、約2
5〜300℃での熱膨張係数は、好ましくは、シリコン
の熱膨張係数(約25〜300℃で約3.4×10-6
4×10-6/℃)と略同じである。
【0072】さらに、その表面上に被覆された導電性材
料を有する複合セラミック材料では、複合セラミック材
料の製造方法は、集積回路部品として使用するセラミッ
クの表面上に導電性材料の肉厚フィルムを塗布するため
の当業者に公知の技術によって改良できる。例えば、導
電性材料の先駆物質(例えば、金属ペースト)を、未焼
成材料、部分的に焼結された未焼成材料、複合セラミッ
ク材料またはそれらの組合せの表面上に塗布できる。ペ
ーストは、例えば、スクリーン印刷等の当業者に公知の
技術を用いて、表面に塗布できる。
【0073】好適な導電性金属ペーストは、例えば、米
国デラェア州ウィルミングトンにあるデュポン社から入
手可能である。好ましい導電性金属としては、例えば、
金、銀、銀/パラジウム、銅よりなる群から選択される
ものが挙げられる。
【0074】ペーストは、典型的には、金属ペーストが
ガラスまたはガラス−セラミックベースの材料の表面を
濡らすのに十分な温度まで加熱される必要がある。
【0075】好ましくは、ペーストはセラミック複合材
料の焼結温度に加熱する前に乾燥される。ペーストが未
焼成材料、焼成材料または部分的に焼結された材料に塗
布されると、得られた複合材料は、複合セラミック材料
を得るのに必要な焼結温度に焼成できる。
【0076】所望により、その表面上に1つ以上の導電
性材料の層を有する多層セラミック複合材料を作成する
のも本発明の範囲のものである。さらに、その表面上に
2つ以上の導電性材料の層を有する多層複合セラミック
材料は、その間に電気接続を有する。
【0077】本発明の複合セラミック材料は、低誘電
率、低損失正接、シリコンと相溶できる熱膨張性および
優れた機械的強度を有する材料が要求される用途に有用
である。本発明の複合セラミック材料は、許容できる送
電効率に加えてマイクロ波またはミリメートル波に対す
る透明性が要求される、厚肉フィルム回路用基板、集積
回路アセンブリ用ハウジングおよびジャイロトロン窓等
の材料として特に有用である。
【0078】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳し
く説明するが、それらに限定するものではない。特に断
らない限り、「%」は重量%を意味する。
【0079】実施例1 2600cm3の磁製ボールミルに、約1400gのアルミ
ナ粉砕媒体〔1.5cm径、米国ニュージャージー州マー
ワーにあるユー・エス・ストーンウェア(U.S.Stonewar
e)社から入手可能〕、約683gのトルエン、約6.7g
のトウモロコシ油、約41.6gのジオクチルフタレー
ト〔「DOP」なる商品名の下に米国ウイスコンシン州
ミルウォーキーにあるアルドリッヒ・ケミカル(Aldric
h Chemical)社から入手可能)、約25gのポリエチレ
ングリコール〔2000cps、「PEG2000」なる
商品名の下に米国コネチカット州ダンブリーにあるユニ
オン・カーバイド(Union Carbide)社から入手可能〕
および約335gのホウアルミノケイ酸鉛ガラス粉末
〔「IP745REG」なる商品名の下に米国オハイオ
州クリーブランドにあるフェロ・コーポレーション(Fe
rro Corporation)から入手可能〕を充填した。成分を
約100rpmの速度で約16時間ボールミル粉砕した。
約35.9gのポリビニルブチラール〔「ブットバー(BU
TVAR)B76」なる商品名の下に米国ミズーリ州セント
ルイスにあるモンサント・ポリマーズ・アンド・ペトロ
ケミカルズ(Monsanto Polymers and Petrochemicals)
社から入手可能〕をボールミルに添加した。つぎに、成
分をさらに2時間ボールミル粉砕した。
【0080】米国特許第5,077,241号(モーら)
の表2中の#4として識別されたホウケイ酸アルミニウ
ムバブルを空気中で約1200℃で約3時間加熱するこ
とによりムライトバブルを調製した。約2〜15μm径
のムライトバブル約15gを、先に得られたボールミル
粉砕したスラリー約100mlに添加し、3.2cmの羽
根を有する通常のエアプロペラミキサーを用いて約30
0rpmで撹拌した。液状媒体を蒸発させながら、スラリ
ー−ムライトバブル混合物を撹拌中に増粘させた。スラ
リー/ムライトバブル混合物の粘度が約2900cpsに
増大すると、アスピレーターを用いて混合物を真空下で
脱気した。
【0081】通常のドクターブレード技術を用いて、脱
気されたスラリー/ムライトバブル混合物をシリコン被
覆ポリエステルフィルム上に均一に注型した。注型テー
プを室温で約10時間乾燥させた。つぎに、乾燥テープ
をポリエステルフィルムから剥離し、未焼成シートを得
た。未焼成シートを3.2×2.4cmの小片にカットし
た。
【0082】電気基板としての本発明の複合セラミック
材料の有用性を試験するため、その表面上にパラジウム
/銀金属ペースト〔「PD/AG6120」なる商品名
の下に米国デラウェア州ウィルミントンにあるデュポン
社から入手可能〕を被覆することにより多くの未焼成サ
ンプルを金属被覆した。通常技術により金属ペーストを
未焼成基板上にスクリーン印刷した。スクリーン印刷し
た金属ペーストを約80℃のオーブン中で約30分間乾
燥した。
【0083】以下のスケジュールに従い、得られた材料
を通常の抵抗炉内で空気中で焼結した。約30℃/分で
室温〜約350℃、約350℃で約1時間保持、約30
℃/分で約350〜850℃、約850℃で約12分間
保持。
【0084】焼結複合セラミック材料の線収縮は約1
2.5%であった。焼結複合セラミック材料のクラウン
は約±0.05mm未満であった。焼結複合セラミック材
料の密度は約1.7g/cm3であった。
【0085】通常のインピーダンス分析器〔「HP41
92Aアナライザー」なる商品名の下に米国カリフォル
ニア州パロアルトにあるヒューレット・カッカード(He
wlett Packard)社から入手可能〕を用いて、焼結複合
セラミック材料の誘電率および損失正接を測定した。焼
結複合セラミック材料の約25℃での誘電率は約3.5
(1MHz)であり、損失正接は約0.0001であっ
た。
【0086】曲げ強さ(すなわち、3点破壊係数)は、
ここで参考のために引用した「電気/電子装置の破壊係
数」なる表題のASTM法F417(1984年)(A
STM規格の1990年版、Vol.10.04、アメリカ
ン・ソサイエティー・フォー・テスティング・アンド・
マテリアルズ、1990年)により求めた。焼結複合セ
ラミック材料の曲げ強さは約98MPa(14,000ps
i)であった。
【0087】通常の熱分析システム〔「パーキン・エル
マー(PERKIN-ELMER)7シリーズ熱分析システム」なる
商品名の下に米国コネチカット州ノーウォークにあるパ
ーキン・エルマー(Parkin-Elmer)社から入手可能〕を
用いて約20〜400℃の温度で熱膨張係数を測定し
た。焼結複合セラミック材料の熱膨張係数は約3.5×
10-6/℃であった。
【0088】走査型電子顕微鏡を用いて、実施例1の複
合セラミック材料の断面を調査した。ガラスマトリック
ス中に均一に分散されたムライトバブルが観察された。
【0089】実施例2 実施例2は焼結複合セラミック材料中に存在するムライ
トバブルの量の効果を示す。焼結複合セラミック材料中
に存在するムライトバブルの量を焼結複合セラミック材
料の全容量に対して約28〜56容量%にし、かつ、ム
ライトバブル径を約2〜30μmとした以外は実施例1
と同様にしてサンプル2A、2B、2C、2Dを調製
し、試験した。結果を表1に示す。
【0090】
【表1】
【0091】複合材料中に存在するムライトバブルの量
が増大するにつれて、焼結複合セラミック材料の誘電率
が減少した。ホウケイン酸鉛ガラスの報告された誘電率
は約7〜8であった。
【0092】実施例3 実施例3はアルミノケイ酸マグネシウムガラス−セラミ
ックからなる本発明の複合セラミック材料を示す。26
00cmの磁製ボールミルに、約1400gのアルミナ
粉砕媒体〔1.5cm径、米国ユー・エス・ストーンウェ
ア社から入手可能〕、約300gのコルディエライトガ
ラス粉末〔「SP980」なる商品名の下に米国フロリ
ダ州オールズマーにあるスペシャルティー・グラス・カ
ンパニー(Specialty Glass Company)から入手可
能〕、約6gのトウモロコシ油、約612gのトルエン、
約22.4gのポリエチレングリコール(「PEG200
0」)および約37.3gのジオクチルフタレート(「D
OP」)を充填した。原料を約4時間ボールミル粉砕し
た。約32.2gのポリビニルブチラール(「ブットバー
B76」)をボールミルに添加した。つぎに、原料をさ
らに2時間ボールミル粉砕した。
【0093】得られた約100mlのスラリーを直径約
10μmのムライトバブル(実施例1で調製した)約6g
と混合した。得られたスラリーを成形し、乾燥し、実施
例1のパラジウム/銀の肉厚フィルム導体上にスクリー
ン印刷し、以下の加熱スケジュールを実施する以外は実
施例1と同様にして焼結した。約15℃/分で室温〜約
350℃、約350℃で約1時間保持、約15℃/分で
約350〜950℃、約950℃で約1時間保持。
【0094】ムライトバブルは約28容量%の焼結複合
セラミック材料を構成した。焼結複合セラミック材料を
実施例1と同様にして試験した。焼結複合セラミック材
料のクラウンは約±0.05mm未満であった。焼結複合
セラミック材料の密度は約2.27g/cm3であった。
【0095】焼結複合セラミック材料の約25℃での誘
電率は約4.4(1MHz)であり、損失正接は約0.0
012であった。焼結複合セラミック材料の曲げ強さは
約84MPa(12,000psi)であった。
【0096】実施例4 焼結複合セラミック材料中に存在するムライトバブルの
容量を約21〜35容量%とし、ムライトバブルの径を
約15〜30μmとする以外は実施例3と同様にしてサ
ンプル4A、4B、4Cを調製し、試験した。結果を表
2に示す。
【0097】
【表2】
【0098】焼結複合セラミック材料中に存在するムラ
イトバブルの容量が増大するにつれて、誘電率が減少し
た。
【0099】実施例5 焼結複合セラミック材料中に存在するムライトバブルの
容量を約28〜57容量%とし、ムライトバブルの径を
約30〜50μmとする以外は実施例3と同様にしてサ
ンプル5A、5B、5C、5Dを調製し、試験した。結
果を表3に示す。
【0100】
【表3】
【0101】実施例5の焼結複合セラミック材料は平滑
で、白く、割れが認められなかった。該焼結複合セラミ
ック材料はそりが見られなかった。空気の投入量を一定
にしてバブルの投入容量%が増大するにつれて、誘電率
および密度は減少した。ムライトバブルの投入量が増大
するにつれて、曲げ強さは減少した。
【0102】サンプル5Bの約25〜400℃での熱膨
張係数は約1.17×10-6であった。
【0103】比較例 アルミノケイ酸マグネシウム中に分散されたアルミナバ
ブルを含有してなる複合セラミック材料を調製した。
【0104】ムライトバブルの代わりに、アルミナ微小
球〔直径約6μm、密度約1g/cm3、米国テネシー州オ
ークリッジにあるジップ・コーティング(Zip Coatin
g)社から入手可能〕を使用した以外は実施例3と同様
にして複合材料を調製し、試験した。焼結スケジュール
は実施例3と同じであった。
【0105】焼結複合セラミック材料の約25℃での誘
電率は約4.85(1MHz)であり、損失正接は約0.
01であった。焼結複合セラミック材料の曲げ強さは約
40.6MPa(5.8ksi)であった。比較的低い曲げ強
さは不十分な高密度化によると思われる。
【0106】比較例の焼結サンプルをさらに高密度化す
るため、さらに約980℃で約1時間焼結した。しか
し、この高温で焼結すると、複合セラミック材料は、ア
ルミノケイ酸マグネシウムガラス−セラミックマトリッ
クスの熱膨張係数(典型的には、約2×10-6/℃)と
アルミナ微小バブルの熱膨張係数(典型的には、約8.
8×10-6/℃)の不整合により平面度を損なう。ま
た、980℃で焼結したセラミック材料では、そりや割
れが生じた。
【0107】以上、本発明の好ましい具体例について説
明したが、本発明の精神を逸脱することなく、種々の変
形および修飾を加えることができることは当業者に明ら
かであり、それらも本発明の範囲のものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 35/16 - 35/22 C04B 38/08 C03C 14/00 H05K 1/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホウケイ酸塩ベースのガラスマトリック
    スおよびアルミノケイ酸塩ベースのガラス−セラミック
    マトリックスよりなる群から選択されたマトリックス中
    に分散された中空微小球のムライトバブルを含有する複
    合セラミック材料であって、該ムライトバブルが、50
    μmまでの直径を有し、かつ複合セラミック材料の全容
    量に対して、15〜70容量%で存在することを特徴と
    する複合セラミック材料。
  2. 【請求項2】 前記マトリックスが、ホウケイ酸塩ベー
    スのガラス粉末マトリックス、アルミノケイ酸塩ベース
    のガラス粉末マトリックス、アルミノケイ酸塩ベースの
    ガラス−セラミック粉末マトリックス並びにアルミノケ
    イ酸塩ベースのガラス粉末およびアルミノケイ酸ベース
    のガラス−セラミック粉末マトリックスよりなる群から
    選択されたマトリックスを焼結することによって形成さ
    れる請求項1記載の複合セラミック材料。
  3. 【請求項3】 (a)液状媒体、可塑剤、バインダー、
    ムライトバブルに加え、ホウケイ酸塩ベースのガラス粉
    末、アルミノケイ酸塩ベースのガラス粉末、アルミノケ
    イ酸塩ベースのガラス−セラミック粉末並びにアルミノ
    ケイ酸塩ベースのガラス粉末およびアルミノケイ酸塩ベ
    ースのガラス−セラミック粉末の組合せよりなる群から
    選択されたマトリックス粉末からなるスラリーを成形す
    る工程、 (b)成形スラリーを乾燥させて、ホウケイ酸塩ベース
    のガラス粉末マトリックス、アルミノケイ酸塩ベースの
    ガラス粉末マトリックス、アルミノケイ酸塩ベースのガ
    ラス−セラミック粉末マトリックス並びにアルミノケイ
    酸塩ベースのガラス粉末およびアルミノケイ酸ベースの
    ガラス−セラミック粉末マトリックスよりなる群から選
    択されたマトリックス中に分散されたムライトバブルを
    含有してなる未焼成の複合材料を形成する工程、および (c)未焼成の複合材料を焼結する工程からなることを
    特徴とする請求項1記載の複合セラミック材料の製造方
    法。
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