JP3384886B2 - 衛星受信用アンテナ - Google Patents

衛星受信用アンテナ

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JP3384886B2
JP3384886B2 JP23714894A JP23714894A JP3384886B2 JP 3384886 B2 JP3384886 B2 JP 3384886B2 JP 23714894 A JP23714894 A JP 23714894A JP 23714894 A JP23714894 A JP 23714894A JP 3384886 B2 JP3384886 B2 JP 3384886B2
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功治 坂内
博 飛田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星放送(BS)や衛
星通信(CS)の受信を行なう際に使用される衛星受信
用アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、赤道上空の静止衛星(BS,C
S)からの放送信号あるいは通信信号を受信する際に
は、その受信地点に応じて衛星に対する方位角や仰角が
変化する。
【0003】このため、比較的広域な地域範囲で1つの
衛星受信用アンテナを使用する場合、その受信地点を変
更する度に、方位角及び仰角の2軸での方向調整が必要
になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の衛星受信用アンテナでは、その方向調整を2軸で行
なう必要があるので、該方向調整が面倒であるばかりで
なく、アンテナの取付け金具が複雑な構造となりコスト
高になる問題がある。
【0005】本発明は前記の問題に鑑みなされたもの
で、予め定められた所定の広域範囲内では、仰角調整を
行なう必要なく、方位角のみの1軸調整で容易に方向調
整を行なうことが可能になる低価格な衛星受信用アンテ
ナを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る第1の衛星受信用アンテナは、予め設定された地上範
囲における衛星受信仰角度無調整範囲に対応してその仰
角面(垂直面)指向性が方位角面(水平面)指向性より
広い範囲に設定され、水平方向長さを垂直方向長さより
長い前記仰角度無調整範囲内の何れで衛星受信されても
所定の受信利得が得られる寸法縦横比が「1:2.5以
上」の長さとした横長長方形状のアンテナ反射鏡と、こ
のアンテナ反射鏡の仰角面指向性及び方位角面指向性に
対応してそれぞれ異なる垂直面指向性及び水平面指向性
を有し、該アンテナ反射鏡により反射収束された衛星信
号を受信する一次放射器と、前記アンテナ反射鏡及び一
次放射器からなるアンテナ本体の仰角方向の設置角度
を、当該アンテナによる受信地点に応じて、その仰角度
無調整範囲が高仰角の無調整範囲又は中仰角の無調整範
囲又は低仰角の無調整範囲に設定されるように切換えて
固定する仰角度範囲切換え機構とを備えて構成したもの
である。
【0007】
【0008】また、本発明に係わる第の衛星受信用ア
ンテナは、予め設定された地上範囲における衛星受信
角度無調整範囲に対応してその仰角面(垂直面)指向性
が方位角面(水平面)指向性より広い範囲に設定され
水平方向長さを垂直方向長さより長い前記仰角度無調整
範囲内の何れで衛星受信されても所定の受信利得が得ら
れる寸法縦横比が「1:2.5以上」の長さとした横長
長方形状のアンテナ反射鏡と、このアンテナ反射鏡の仰
角面指向性及び方位角面指向性に対応してそれぞれ異な
る垂直面指向性及び水平面指向性を有し、該アンテナ反
射鏡により反射収束された衛星信号を受信する一次放射
器と、前記一次放射器を前記アンテナ反射鏡に対し上下
方向に上段,中断,下段とスライド偏位させ、該アンテ
ナ反射鏡の仰角面指向性に対応する仰角度範囲を、当該
アンテナによる受信地点に応じて、その仰角度無調整範
囲が低仰角の無調整範囲又は中仰角の無調整範囲又は高
仰角の無調整範囲に設定されるように切換えて固定する
放射器スライド機構とを備えて構成したものである。
【0009】また、本発明に係わる第の衛星受信用ア
ンテナは、予め設定された地上範囲における衛星受信
角度無調整範囲に対応してその仰角面(垂直面)指向性
が方位角面(水平面)指向性より広い範囲に設定され
水平方向長さを垂直方向長さより長い前記仰角度無調整
範囲内の何れで衛星受信されても所定の受信利得が得ら
れる寸法縦横比が「1:2.5以上」の長さとした横長
長方形状のアンテナ反射鏡と、このアンテナ反射鏡の仰
角面指向性及び方位角面指向性に対応してそれぞれ異な
る垂直面指向性及び水平面指向性を有し、該アンテナ反
射鏡により反射収束された衛星信号を受信する一次放射
器と、前記アンテナ反射鏡を前記一次放射器に対し上下
方向に上段,中断,下段とスライド偏位させ、該アンテ
ナ反射鏡の仰角面指向性に対応する仰角度範囲を、当該
アンテナによる受信地点に応じて、その仰角度無調整範
囲が低仰角の無調整範囲又は中仰角の無調整範囲又は高
仰角の無調整範囲に設定されるように切換えて固定する
反射鏡スライド機構とを備えて構成したものである。
【0010】
【作用】つまり、前記第1の衛星受信用アンテナでは、
衛星に対する仰角度が前記予め設定された地上範囲にお
ける衛星受信仰角度無調整範囲に対応する地点では、一
切の仰角度調整を必要とせず、方位角調整のみで衛星受
信が行なえることになる。しかも、アンテナ反射鏡及び
一次放射器からなるアンテナ本体の仰角方向の設置角度
は、当該アンテナによる受信地点に応じて、その仰角度
無調整範囲が高仰角の無調整範囲又は中仰角の無調整範
囲又は低仰角の無調整範囲に設定されるよう仰角度範囲
切換え機構による切換えで固定されるので、取付け金具
の簡素化により低価格化が実現される。
【0011】
【0012】また、前記第の衛星受信用アンテナで
は、衛星に対する仰角度が前記予め設定された地上範囲
における衛星受信仰角度無調整範囲に対応する地点で
は、一切の仰角度調整を必要とせず、方位角調整のみで
衛星受信が行なえることになり、しかも、一次放射器を
アンテナ反射鏡に対し上下方向に上段,中断,下段と
ライド偏位させることで、該アンテナ反射鏡の仰角面指
向性に対応する仰角度範囲は、当該アンテナによる受信
地点に応じて、その仰角度無調整範囲が低仰角の無調整
範囲又は中仰角の無調整範囲又は高仰角の無調整範囲に
設定されるように放射器スライド機構による切換えで固
定されるので、取付け金具の簡素化により低価格化が実
現される。
【0013】また、前記第の衛星受信用アンテナで
は、衛星に対する仰角度が前記予め設定された地上範囲
における衛星受信仰角度無調整範囲に対応する地点で
は、一切の仰角度調整を必要とせず、方位角調整のみで
衛星受信が行なえることになり、しかも、アンテナ反射
鏡を一次放射器に対し上下方向に上段,中断,下段と
ライド偏位させることで、該アンテナ反射鏡の仰角面指
向性に対応する仰角度範囲は、当該アンテナによる受信
地点に応じて、その仰角度無調整範囲が低仰角の無調整
範囲又は中仰角の無調整範囲又は高仰角の無調整範囲に
設定されるように反射鏡スライド機構による切換えで固
定されるので、取付け金具の簡素化により低価格化が実
現される。
【0014】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は衛星受信用アンテナの外観構成を示す斜視
図である。アンテナ反射鏡11は、その仰角方向(開口
面垂直方向)の長さが予め設定された仰角無調整範囲に
対応してビームが形成される長さに設定され、また、方
位方向(開口面水平方向)の長さが前記仰角無調整範囲
内であればどの仰角度でも所定の利得が得られる反射鏡
面積に応じた長さに設定される。
【0015】ここで、前記仰角無調整範囲とは、例えば
日本全国を衛星に対する仰角度に応じて3分割した際の
1分割範囲をカバーする仰角度範囲(=6°)とされ、
また、前記所定の利得とは、例えば本州における衛星放
送(BS)の受信に必要な利得とされる。
【0016】この場合、前記アンテナ反射鏡11の寸法
縦横比は、1:2.5〜3.2程度となる。そして、本
実施例の場合、前記アンテナ反射鏡11は、仰角方向
(開口面垂直方向)の寸法が約200mm、方位方向(開
口面水平方向)の寸法が約580mmとなる、縦横比1:
2.9の横長の長方形状に構成されるもので、このアン
テナ反射鏡11の開口面前方には、支持アーム15を介
して一次放射器13が配設される。
【0017】前記一次放射器13は、前記アンテナ反射
鏡11により反射集束された衛星信号を受信し、コンバ
ータ14に供給して中間周波の受信信号に変換増幅させ
るもので、この一次放射器13は前記アンテナ反射鏡1
1の水平(方位)方向開口角と垂直(仰角)方向開口角
との相違に対応して、その垂直面指向性が水平面指向性
に対し狭くなるよう設定される。
【0018】この場合、一次放射器13ではアンテナ反
射鏡11の全ての端面に対して、一定の受信利得が得ら
れる。つまり、前記一次放射器13としては、縦配列の
アレイアンテナ等、縦方向のビーム幅を絞ったアンテナ
素子が使用されるもので、反射鏡エッジレベルを均一に
近くすることで、アンテナ開口面効率の改善が図れるこ
とになる。
【0019】図2は前記衛星受信用アンテナの固定設置
状態を示す側面図である。前記衛星受信用アンテナのア
ンテナ反射鏡11は、取付け金具12及び取付けバンド
17を介してマスト16に取付け固定され、取付け金具
12には、前記反射鏡11における仰角無調整範囲が、
例えばその受信地点を「北海道」〜「東北南部」エリア
間に対応させた29°〜35°の6度に設定される低仰
角用固定孔18と、「東北南部」〜「関西」エリア間に
対応させた35°〜41°の6度に設定される中仰角用
固定孔19と、「関西」〜「九州」エリア間に対応させ
た41°〜47°の6度に設定される高仰角用固定孔2
0とが、何れも仰角回動軸12aを中心にして備えられ
る。
【0020】つまり、前記取付け金具12及び該金具1
2に設けた低仰角用固定孔18、中仰角用固定孔19、
高仰角用固定孔20により、仰角無調整範囲の切換え機
構が構成される。
【0021】図3は日本全国(沖縄,離島は除く)を衛
星受信仰角に応じて3分割した場合の前記衛星受信用ア
ンテナによる各受信エリアを示す図である。なお、受信
地点が「北海道北部」「東北南部」「関西」「九州南
部」である場合には、その受信仰角は仰角無調整範囲の
最大仰角あるいは最小仰角に設定され、相対的に−1(d
B)の利得低下を招くので、前記アンテナ反射鏡11の水
平(方位)方向の長さは、この利得低下分をも考慮して
所定の利得が得られる長さに設定される。
【0022】すなわち、前記構成による衛星受信用アン
テナにあって、例えば「北海道」乃至「東北南部」間の
エリアAを受信地点とするには、アンテナ反射鏡11は
取付け金具12の低仰角用固定孔18を使用してその仰
角度が29°〜35°の仰角無調整範囲に設定されるの
で、前記「北海道」から「東北南部」までの何れの地点
を受信地点としても、仰角調整は行なう必要なく、マス
ト16の回転による方位角調整のみで衛星受信が行なえ
るようになる。
【0023】また、前記構成による衛星受信用アンテナ
にあって、例えば「東北南部」乃至「関西」間のエリア
Bを受信地点とするには、アンテナ反射鏡11は取付け
金具12の中仰角用固定孔19を使用してその仰角度が
35°〜41°の仰角無調整範囲に設定されるので、前
記「東北南部」から「関西」までの何れの地点を受信地
点としても、仰角調整は行なう必要なく、マスト16の
回転による方位角調整のみで衛星受信が行なえるように
なる。
【0024】さらに、前記構成による衛星受信用アンテ
ナにあって、例えば「関西」乃至「九州」間のエリアC
を受信地点とするには、アンテナ反射鏡11は取付け金
具12の高仰角用固定孔20を使用してその仰角度が4
1°〜47°の仰角無調整範囲に設定されるので、前記
「関西」から「九州」までの何れの地点を受信地点とし
ても、仰角調整は行なう必要なく、マスト16の回転に
よる方位角調整のみで衛星受信が行なえるようになる。
【0025】ここで、前記衛星受信用アンテナでは、被
受信衛星の方向が前記仰角無調整範囲の最大角または最
小角の何れにあっても、本州において必要な所定の受信
利得が得られようアンテナ反射鏡11の水平(方位)方
向の長さを設定しているので、前記の各受信地点の場
合、「北海道北部」「東北南部」「関西」「九州南部」
の何れにあっても、仰角調整は行なう必要なく、マスト
16の回転による方位角調整のみで所定の利得を持って
衛星受信が行なえるようになる。
【0026】したがって、前記構成の衛星受信用アンテ
ナによれば、アンテナ反射鏡11の垂直(仰角)方向の
長さを、例えば日本全国を衛星仰角に応じて3分割した
場合の1分割範囲に相当する6°の角度範囲でビームが
形成される仰角無調整範囲として設定すると共に、水平
(方位)方向の長さを、前記仰角無調整範囲内の何れで
衛星受信されても所定の受信利得が得られる長さとし、
一次放射器13の垂直面指向性と水平面指向性とを前記
アンテナ反射鏡11の垂直方向の開口長さと水平方向の
開口長さとにそれぞれ対応させた寸法縦横比「1:2.
5以上」の異なる幅に設定したので、衛星に対する仰角
度が前記仰角無調整範囲に対応する地点では、一切の仰
角度調整を必要とすることなく、方位角調整のみで所定
利得の衛星受信を行なうことができ、しかも、取付け金
具の簡素化により低価格化も実現できる。
【0027】また、前記アンテナ反射鏡11の取付け金
具12には、その仰角回動軸12aを中心にして、アン
テナ反射鏡11における仰角無調整範囲を、例えば29
°〜35°の6度に設定する低仰角用固定孔18と、3
5°〜41°の6度に設定する中仰角用固定孔19と、
41°〜47°の6度に設定する高仰角用固定孔20と
を設けて構成したので、例えば日本全国を3分割した
「北海道」〜「東北南部」、「東北南部」〜「関西」、
「関西」〜「九州」のそれぞれのエリアA,B,Cにお
いて、最適な仰角無調整範囲に切換えることができ、そ
の何れのエリアA,B,C内でも、一切の仰角度調整を
必要とすることなく、方位角調整のみで所定利得の衛星
受信を行なうことができる。
【0028】なお、前記実施例では、アンテナ反射鏡1
1における6°の仰角無調整範囲を、日本全国を3分割
した場合のそれぞれのエリアA,B,Cに対応させて、
低仰角範囲(29°〜35°),中仰角範囲(35°〜
41°),高仰角範囲(41°〜47°)と段階的に切
換えるのに、該アンテナ反射鏡11の取付け金具12に
設けた低仰角用固定孔18,中仰角用固定孔19,高仰
角用固定孔20を選択的に使用することで、アンテナ反
射鏡11及び一次放射器13一体の仰角設置角度を、仰
角回動軸12aを中心にして低仰角度A,中仰角度B,
高仰角度Cと回動変更する構成としたが、アンテナ反射
鏡11を常時固定状態とし該反射鏡11に対する一次放
射器13の設置位置を上下方向に偏位させたり、あるい
は一次放射器13を常時固定状態とし該放射器13に対
するアンテナ反射鏡11の設置位置を上下方向に偏位さ
せたりして、前記仰角無調整範囲の段階的切換えを行な
う構成としてもよい。
【0029】図4は前記衛星受信用アンテナの放射器ス
ライド機能を有する固定設置状態を示す側面図である。
すなわち、図4における衛星受信用アンテナでは、仰角
無調整範囲を有するアンテナ反射鏡11及び支持アーム
15は、マスト16に対し取付け金具12を介して常時
固定される。
【0030】そして、一次放射器13及びコンバータ1
4は、前記支持アーム15の先端において、放射器スラ
イド機構21を介し上下スライド自在にして取付けられ
る。つまり、前記一次放射器13及びコンバータ14
を、図中矢印Xで示すように、上方にスライド偏位させ
て固定すると、該一次放射器13からアンテナ反射鏡1
1を介した衛星反射仰角は低仰角側に変更され、また、
図中矢印Yで示すように、下方にスライド偏位させて固
定すると、前記衛星反射仰角は高仰角側に変更される。
【0031】したがって、前記一次放射器13及びコン
バータ14の設置位置を、アンテナ反射鏡11に対し、
上段A,中断B,下段Cと上下方向にスライド偏位させ
ることで、前記日本全国の3分割エリアA,B,Cのそ
れぞれに対応させた仰角無調整範囲の段階的切換えを行
なうことができる。
【0032】図5は前記衛星受信用アンテナの反射鏡ス
ライド機能を有する固定設置状態を示す側面図である。
すなわち、図5における衛星受信用アンテナでは、一次
放射器13,コンバータ14及び支持アーム15は、マ
スト16に対し取付け金具12を介して常時固定され
る。
【0033】そして、仰角無調整範囲を有するアンテナ
反射鏡11は、前記取付け金具12の端部において、反
射器スライド機構22a,22bを介し上下スライド自
在にして取付けられる。
【0034】つまり、前記アンテナ反射鏡11を、図中
矢印Xで示すように、上方にスライド偏位させて固定す
ると、一次放射器13からアンテナ反射鏡11を介した
衛星反射仰角は低仰角側に変更され、また、図中矢印Y
で示すように、下方にスライド偏位させて固定すると、
前記衛星反射仰角は高仰角側に変更される。
【0035】したがって、前記アンテナ反射鏡11の設
置位置を、一次放射器13に対し、上段A,中断B,下
段Cと上下方向にスライド偏位させることで、前記日本
全国の3分割エリアA,B,Cのそれぞれに対応させた
仰角無調整範囲の段階的切換えを行なうことができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の衛星受信
用アンテナによれば、衛星に対する仰角度が前記予め設
定された地上範囲における衛星受信仰角度無調整範囲に
対応する地点では、一切の仰角度調整を必要とせず、方
位角調整のみで衛星受信が行なえるようになり、しか
も、アンテナ反射鏡及び一次放射器からなるアンテナ本
体の仰角方向の設置角度は、当該アンテナによる受信地
点に応じて、その仰角度無調整範囲が高仰角の無調整範
囲又は中仰角の無調整範囲又は低仰角の無調整範囲に設
定されるよう仰角度範囲切換え機構による切換えで固定
されるので、取付け金具の簡素化により低価格化が実現
できる。
【0037】
【0038】また、本発明の第の衛星受信用アンテナ
によれば、衛星に対する仰角度が予め設定された地上範
囲における衛星受信仰角度無調整範囲に対応する地点で
は、一切の仰角度調整を必要とせず、方位角調整のみで
衛星受信が行なえるようになり、しかも、一次放射器を
アンテナ反射鏡に対し上下方向に上段,中断,下段と
ライド偏位させることで、該アンテナ反射鏡の仰角面指
向性に対応する仰角度範囲は、当該アンテナによる受信
地点に応じて、その仰角度無調整範囲が低仰角の無調整
範囲又は中仰角の無調整範囲又は高仰角の無調整範囲に
設定されるように放射器スライド機構による切換えで固
定されるので、取付け金具の簡素化により低価格化が実
現できる。
【0039】また、本発明の第の衛星受信用アンテナ
によれば、衛星に対する仰角度が予め設定された地上範
囲における衛星受信仰角度無調整範囲に対応する地点で
は、一切の仰角度調整を必要とせず、方位角調整のみで
衛星受信が行なえるようになり、しかも、アンテナ反射
鏡を一次放射器に対し上下方向に上段,中断,下段と
ライド偏位させることで、該アンテナ反射鏡の仰角面指
向性に対応する仰角度範囲は、当該アンテナによる受信
地点に応じて、その仰角度無調整範囲が低仰角の無調整
範囲又は中仰角の無調整範囲又は高仰角の無調整範囲に
設定されるように反射鏡スライド機構による切換えで固
定されるので、取付け金具の簡素化により低価格化が実
現できる。
【0040】よって、本発明によれば、予め定められた
所定の広域範囲内では、仰角調整を行なう必要なく、方
位角のみの1軸調整で容易に方向調整を行なうことが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる衛星受信用アンテナの
外観構成を示す斜視図。
【図2】前記衛星受信用アンテナの固定設置状態を示す
側面図。
【図3】日本全国(沖縄,離島は除く)を衛星受信仰角
に応じて3分割した場合の前記衛星受信用アンテナによ
る各受信エリアを示す図。
【図4】前記衛星受信用アンテナの放射器スライド機能
を有する固定設置状態を示す側面図。
【図5】前記衛星受信用アンテナの反射鏡スライド機能
を有する固定設置状態を示す側面図。
【符号の説明】
11…アンテナ反射鏡、12…取付け金具、12a…仰
角回動軸、13…一次放射器、14…コンバータ、15
…支持アーム、16…マスト、17…取付けバンド、1
8…低仰角用固定孔、19…中仰角用固定孔、20…高
仰角用固定孔、21…放射器スライド機構、22a,2
2b…反射鏡スライド機構、A…低仰角エリア、B…中
仰角エリア、C…高仰角エリア。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−368009(JP,A) 特開 平2−43803(JP,A) 特開 平2−295301(JP,A) 特開 平4−167840(JP,A) 特開 平6−152223(JP,A) 特開 昭56−165405(JP,A) 特開 昭63−87807(JP,A) 特開 昭61−9001(JP,A) 特開 昭60−117803(JP,A) 実開 平5−48416(JP,U) 実開 平7−20709(JP,U) 実開 平5−85110(JP,U) 実開 平3−105104(JP,U) 実開 平6−85512(JP,U) 実開 昭61−68513(JP,U) 実開 昭62−85007(JP,U) 特公 昭50−32799(JP,B1) 特公 昭50−28147(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 19/12 H01Q 3/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星からの到来電波を受信する衛星受信
    用アンテナにおいて、 予め設定された地上範囲における衛星受信仰角度無調整
    範囲に対応してその仰角面(垂直面)指向性が方位角面
    (水平面)指向性より広い範囲に設定され、水平方向長
    さを垂直方向長さより長い前記仰角度無調整範囲内の何
    れで衛星受信されても所定の受信利得が得られる寸法縦
    横比が「1:2.5以上」の長さとした横長長方形状の
    アンテナ反射鏡と、 このアンテナ反射鏡の仰角面指向性及び方位角面指向性
    に対応してそれぞれ異なる垂直面指向性及び水平面指向
    性を有し、該アンテナ反射鏡により反射収束された衛星
    信号を受信する一次放射器と、前記アンテナ反射鏡及び一次放射器からなるアンテナ本
    体の仰角方向の設置角度を、当該アンテナによる受信地
    点に応じて、その仰角度無調整範囲が高仰角の無調整範
    囲又は中仰角の無調整範囲又は低仰角の無調整範囲に設
    定されるように切換えて固定する仰角度範囲切換え機構
    と、 を具備したことを特徴とする衛星受信用アンテナ。
  2. 【請求項2】 衛星からの到来電波を受信する衛星受信
    用アンテナにおいて、 予め設定された地上範囲における衛星受信仰角度無調整
    範囲に対応してその仰角面(垂直面)指向性が方位角面
    (水平面)指向性より広い範囲に設定され、水平方向長
    さを垂直方向長さより長い前記仰角度無調整範囲内の何
    れで衛星受信されても所定の受信利得が得られる寸法縦
    横比が「1:2.5以上」の長さとした横長長方形状の
    アンテナ反射鏡と、 このアンテナ反射鏡の仰角面指向性及び方位角面指向性
    に対応してそれぞれ異なる垂直面指向性及び水平面指向
    性を有し、該アンテナ反射鏡により反射収束された衛星
    信号を受信する一次放射器と、 前記一次放射器を前記アンテナ反射鏡に対し上下方向に
    上段,中断,下段とスライド偏位させ、該アンテナ反射
    鏡の仰角面指向性に対応する仰角度範囲を、当該アンテ
    ナによる受信地点に応じて、その仰角度無調整範囲が低
    仰角の無調整範 囲又は中仰角の無調整範囲又は高仰角の
    無調整範囲に設定されるように切換えて固定する放射器
    スライド機構と、 を具備したことを特徴とする衛星受信用アンテナ。
  3. 【請求項3】 衛星からの到来電波を受信する衛星受信
    用アンテナにおいて、 予め設定された地上範囲における衛星受信仰角度無調整
    範囲に対応してその仰角面(垂直面)指向性が方位角面
    (水平面)指向性より広い範囲に設定され、水平方向長
    さを垂直方向長さより長い前記仰角度無調整範囲内の何
    れで衛星受信されても所定の受信利得が得られる寸法縦
    横比が「1:2.5以上」の長さとした横長長方形状の
    アンテナ反射鏡と、 このアンテナ反射鏡の仰角面指向性及び方位角面指向性
    に対応してそれぞれ異なる垂直面指向性及び水平面指向
    性を有し、該アンテナ反射鏡により反射収束された衛星
    信号を受信する一次放射器と、 前記アンテナ反射鏡を前記一次放射器に対し上下方向に
    上段,中断,下段とスライド偏位させ、該アンテナ反射
    鏡の仰角面指向性に対応する仰角度範囲を、当該アンテ
    ナによる受信地点に応じて、その仰角度無調整範囲が低
    仰角の無調整範囲又は中仰角の無調整範囲又は高仰角の
    無調整範囲に設定されるように切換えて固定する反射鏡
    スライド機構と、 を具備したことを特徴とする衛星受信用アンテナ。
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