JP3383170B2 - 消費電力制限機能つきプロセッサ - Google Patents

消費電力制限機能つきプロセッサ

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JP3383170B2
JP3383170B2 JP28697596A JP28697596A JP3383170B2 JP 3383170 B2 JP3383170 B2 JP 3383170B2 JP 28697596 A JP28697596 A JP 28697596A JP 28697596 A JP28697596 A JP 28697596A JP 3383170 B2 JP3383170 B2 JP 3383170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消費電力制限機能つ
きプロセッサに関し、特に、実行するプログラムの挙動
によらずに、電力消費に伴う発熱量が一定以上となるこ
とを回避するプロセッサの消費電力制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図4にプロセッサの構成概念図を示す。
プロセッサは一般的に次のような動作をする。まず、プ
ログラムカウンタ43によって指定される命令をメモリ
45から読み出してきて、命令デコーダ51によって命
令の内容を制御信号に変換する。
【0003】命令の内容によって、レジスタまたは主記
憶メモリ41からデータが読み出され、命令の実行を担
う演算器によってデータが加工され、結果をレジスタま
たはメモリに格納する。
【0004】ただし、しばしば主記憶の内容は高速で小
容量のメモリにキャッシュされ(キャッシュメモリ)、
プロセッサが演算に際してアクセスするメモリとは、こ
のキャッシュメモリであることが多い。
【0005】プロセッサを構成する場合、これらのよう
な動作に着眼して、各々の機能を担う機構をモジュール
化することがほとんど不可欠である。モジュールの例と
しては、ALUのような演算器や、キャッシュメモリ、
汎用レジスタといった機能ブロック、パイプライン制御
ロジック回路をまとめたものなどが挙げられる。モジュ
ールの切り分けの単位には様々なものが考えられること
は言うまでもない。また、各モジュールはより細かい機
能・動作を担う小さいモジュールを持つというように、
モジュールが階層的に構成されているのが一般的であ
る。図はモジュールの間の信号、データの流れを表して
いると言うこともできる。
【0006】ここで、近年のプロセッサにおいては、デ
ジタルシグナルプロセッサ(以下DSPと略する)をモ
ジュール化したものが登場しており、特に最近、画像デ
ータを扱うDSP機能を搭載するマイクロプロセッサが
多い。これらのDSP機能を担うDSP演算器は一般に
演算能力が高く、演算中(すなわち動作中)は大きな電
力を消費する。なぜなら、一般に、同一のサイクル数で
より大きな演算力を持つ演算器は回路規模が大きくなる
ため、動作中に充放電される負荷が大きいからである。
【0007】これらのDSP演算器(例えば積和演算器
など)は一般にマイクロプロセッサに搭載される演算器
(ALU、分岐ユニットなど)に比較して極めて大きな
電力を消費する。従って、このようなマイクロプロセッ
サではこれらのDSP演算器が動作する回数が多いとプ
ロセッサ全体の消費電力も大きく、DSP演算器の動作
回数が少ないとプロセッサ全体の消費電力も小さくな
る。
【0008】従って、これらのDSP混載マイクロプロ
セッサは、実行するプログラムにおけるDSP命令の出
現頻度によって消費電力が大きく異なる。なぜなら、そ
れによってマイクロプロセッサ動作におけるDSP演算
器の単位時間当たりの動作回数(動作頻度、活性化率)
が大きく異なるからである。
【0009】実際、圧縮データの伸長を行なうような画
像処理プログラムをDSP命令を用いて実行する場合、
DSP命令を含まないプログラムの実行時の数倍の消費
電力となることがある。
【0010】ここで、活性化率と消費電力について触れ
る。現在のプロセッサは電位伝達デバイスで構成される
ことが多い。電位の伝達デバイスにおいては、消費電力
は主に、回路における負荷の充放電である。図5に示す
MOSデバイスを例にとって説明する。
【0011】図の63,67がPMOS、65,69が
NMOS、71が配線などに寄生する容量である。初期
状態でノード73はVssと同電位、PMOS63がO
FF状態、NMOS65がON状態だったとする。この
状態では電流がほとんど流れず、従って電力の消費も無
視できる程度しかない。
【0012】ここで、PMOS63、NMOS65がス
イッチングして、PMOS63がON状態、NMOS6
5がOFF状態になったとする。ONしているPMOS
63を通じて、Vccから容量71、PMOS67が持
つゲート容量、NMOS69が持つゲート容量に電流が
流れる。この時、電力が消費される。これにより、初期
状態でVssと同電位だったノード73は電流によって
Vccまでチャージされる。ノード73がVccまでチ
ャージされると電流は無視できるほど小さくなる(電流
が完全な0にならないのはトランジスタのリーク電流が
主な原因である)。ノード73がVccまでチャージさ
れた後は、これにより、電力の消費も無視できる程度ま
で小さくなる。
【0013】このように、電位の伝達デバイスにおいて
は、消費電力は主に、回路における負荷の充放電であ
り、言い替えれば、負荷ノードを駆動する電流源(上の
例で言えばPMOS、NMOS)のスイッチングによっ
ている。このスイッチングがなければ、電力の消費は極
めて小さい。それ故、ある負荷がある時間に消費した電
力は、その時間内に何回その負荷が充放電されたか、つ
まり、その負荷の充放電のために駆動源が何回スイッチ
ングしたかに比例する。すなわち、ある負荷がある時間
に消費した電力は、その負荷のその時間内の活性化率に
比例する。
【0014】このことから、ある時間のプロセッサ全体
の消費電力は、全てのノードの負荷の大きさにそれらの
各々の活性化率をかけた積(ノードの消費電力)の和に
よって求められる。
【0015】プロセッサはモジュールから構成されるの
で、モジュールごとに各ノードの消費電力の電力の和を
出し、全モジュールについてそれらの値を足せば、プロ
セッサ全体の消費電力が分かる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のマイクロプロセ
ッサについては、いくつかの典型的なプログラムを想定
して各演算器の活性化率を見積り、それを元にしてマイ
クロプロセッサ全体の平均消費電力を見積もっていた。
消費電力とその電力での動作時間が、プロセッサの発熱
となる。耐熱性を着眼点とした場合のプロセッサのパッ
ケージの選定はそれを元に行なわれていた。プロセッサ
の動作状態を監視する機構をプロセッサ自体に持たせる
ことが行なわれていなかった。
【0017】上述の場合、パッケージの選定は、ピーク
の電力に合わせて高価な耐熱性パッケージを用いるか、
または平均消費電力に合わせて廉価な耐熱性の悪いパッ
ケージを用いるかである。
【0018】しかしながら、前者の場合でかつ平均電力
が小さい場合は、平均電力で動作している時のパッケー
ジコストが無駄である。また、後者の場合、プロセッサ
の発熱がパッケージの耐熱能力を超えないことをプログ
ラムが保証しなければならない。消費電力の高くなるプ
ログラムを書いてしまい、プロセッサの発熱がパッケー
ジの耐熱能力を超えた場合、パッケージは破壊される。
DSPが小規模であったり、ある特定の用途にしか用い
ない時はこれで問題ないが、画像処理のようにDSPが
大規模であり、かつ、不特定多数の用途を想定すると、
これは非常に困難である。
【0019】また、パッケージの問題とは別に、システ
ムを構成した時に何らかの理由でマイクロプロセッサの
電力の上限を抑えたい時、やはり、プログラムが電力の
上限を保証しなければならない。これは事実上困難であ
る。
【0020】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、実行するプログラムの
挙動によらずに、電力消費に伴う発熱量が一定以上とな
ることを回避する消費電力制限機能つきプロセッサを提
供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は上述の
ような問題点を解決するためには、プロセッサの発熱を
一定値以下に抑えることをハードウエアが保証するよう
な構成にすればよいことに気がついた。すなわち、発熱
量と密接な関係を有する活性化率がある予め定めた値を
超えた場合、低消費電力のモードに移行したり、モジュ
ールの動作を停止したりするようにすれば上記の問題点
は一気に解消できることに気がついた。そこで本発明の
発明者は慎重な研究を重ねた結果、以下のような発明を
することが出来た。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】本発明に係る電力の消費を制限する機能を
有するプロセッサは、このプロセッサに備わるモジュー
ルの動作クロック数をカウントする手段と、システム全
体に供給されるクロックであるシステムクロックをカウ
ントする手段と、前記システムクロックをカウントする
手段がある予め定めた値までカウントした場合に前記モ
ジュールの動作クロック数をカウントする手段を初期化
する手段と、前記モジュールの動作クロック数をカウン
トする手段がある予め定めた値までカウントした場合、
該当するモジュールの動作を停止させる手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0029】また、本発明に係る複数のモジュールを備
え、電力の消費を制限する機能を有するプロセッサは、
前記各モジュールの動作クロック数をカウントする手段
と、前記各モジュールの動作クロック数のカウント結果
をモジュールごとに所定の重みづけをして加算する手段
と、システム全体に供給されるクロックであるシステム
クロックをカウントする手段と、前記システムクロック
をカウントする手段がある予め定めた値までカウントし
た場合に各モジュールの動作クロック数をカウントする
手段を初期化する手段と、を備え、各モジュールの動作
クロック数のカウント結果をモジュールごとに所定の重
みづけをして加算し、その加算結果がある予め定めた値
に到達した場合に停止の優先度の高いモジュールから順
番に停止させていくことを特徴とする。
【0030】ここで、前記予め定めた値は、レジスタに
セットされるようにすることが好ましい。
【0031】また、前記モジュールまたはシステムの活
性化率が制限値に達したことを示すレジスタを備え、前
記モジュールまたはシステムの活性化率が制限値に達し
た場合にそのレジスタをセットすることが好ましい。
【0032】また、活性化率が制限値に達したモジュー
ルを識別できるように構成されることが好ましい。
【0033】また、前記モジュールまたはシステムの活
性化率が制限値に達した場合に例外を発生し、例外復帰
プログラムを実行することが好ましい。
【0034】また、前記モジュールまたはシステムの活
性化率が制限値に達した場合にカウント結果をクリアす
ることが好ましい。
【0035】ここで、モジュールとは演算器のほかに、
レジスタファイルやキャッシュメモリといった機能を受
け持つマクロ、まとまりを含む。
【0036】また、例えば、モジュールの活性化率の計
算のため、モジュールの動作サイクル数を数えるカウン
タとシステムクロックのカウンタを設けるようにしても
よい。システムクロックカウンタの最上位に1が立つ周
期の中でモジュールが何回動いたかをカウントすること
で活性化率が計算できる。活性化率がある予め定めた値
を超えたらモジュールを停止する。
【0037】一般に、プロセッサの設計段階でモジュー
ルの活性化率とモジュールの消費電力の関係が明らかに
なっているので、最大許容活性化率を決めていくことで
プロセッサ全体の消費電力を一定値以下に抑えることが
できる。
【0038】上記発明によれば、マイクロプロセッサが
プログラムの挙動によらず、消費電力(と発熱)を一定
の値以下に保証することができる。また、これにより適
切なコストのパッケージを用いることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る消費電力制限
機能つきプロセッサの実施形態について、図面を用いて
説明する。
【0040】第1の実施形態 図1に本実施形態の構成概要図を示す。モジュール1
は、演算器のほかにレジスタファイルやキャッシュメモ
リといった機能を受け持つマクロ、まとまりを含むもの
である。このモジュール1へのクロック(以下、ローカ
ルクロックと記す)の供給は配線3により行われる。配
線3はインクリメンタ5aにも接続され、このインクリ
メンタ5aは数十ビットデータを保持するレジスタ7a
に接続される。レジスタ7aには初期状態で0がセット
されている。インクリメンタ5aはローカルクロックに
同期してレジスタ7aの内容に1を加えていくように配
線される。
【0041】一方、インクリメンタ5bは、プロセッサ
全体に配分されるクロック(以下、システムクロックと
記す)に接続される。インクリメンタ5bにはレジスタ
7aよりも大きなビット幅を持つレジスタ7bが接続さ
れている。レジスタ7bにも同様に初期状態で0がセッ
トされている。インクリメンタ5bはシステムクロック
に同期してレジスタ7bの内容に1を加えていく。
【0042】レジスタ7aの最上位ビットは、インバー
タゲートを通ってNANDゲート9に入力される。NA
NDゲート9はローカルクロックを供給する配線3を結
んでいる。レジスタ7aの最上位ビットが1になるとN
ANDゲート9の働きにより、ローカルクロックが停止
する。レジスタ7aの最上位ビットはレジスタ7bに対
する全ビットクリア信号11を作り、これが1となる
と、レジスタ7bの全ビットを0にクリアする。
【0043】レジスタ7bの最上位ビットはレジスタ7
aに対する全ビットクリア信号となり、これが1となる
と、配線13を通じてレジスタ7aの全ビットを0にク
リアする。
【0044】次に、本実施形態の消費電力制限機能つき
プロセッサの動作について、図面を参照しながら説明す
る。まず初期状態ではレジスタ7a、7bは0にセット
されている。プロセッサが動作を始めると、インクリメ
ンタ5bによりシステムクロックがカウントされてい
く。カウント数はレジスタ7bに保持される。システム
クロックは通常、常に供給されるので、カウント数は動
作時間に比例する。
【0045】一方、ローカルクロックはモジュール1の
動作イネーブル信号の配線15によってモジュール1へ
の供給を制御されており、モジュール1動作時のみロー
カルクロックがモジュール1に供給される。ローカルク
ロックに同期してインクリメンタ5aによりレジスタ7
aの内容が+1されていくので、レジスタ7aはモジュ
ール1が動作した回数を保持することになる。
【0046】レジスタ7a、7bの内容のインクリメン
トが並行して進むが、モジュール1は必要時以外は動作
しないので、レジスタ7aがインクリメントされる速さ
はレジスタ7bがインクリメントされる速さより遅い。
モジュール1の使用頻度が大きくない場合、レジスタ7
aの最上位ビットが1になる前にレジスタ7bの最上位
ビットが1になる。レジスタ7bの最上位ビットが1に
なったら、全ビットクリア信号を出力する配線13によ
り、レジスタ7aの内容が0にクリアされると同時に、
レジスタ7b自身を全ビット0にクリアする。
【0047】一方、モジュール1の使用頻度が大きい場
合、レジスタ7a(そのビット幅はレジスタ7bのそれ
よりも小さい)の最上位ビットはレジスタ7bの最上位
ビットが1になる前に1となる。レジスタ7aの最上位
ビットが1になったことはNANDゲート9に伝わり、
モジュール1に対するローカルクロックの供給を止め、
モジュール1の動作を停止する。同時に全ビットクリア
信号11によりレジスタ7bが0にクリアされる。レジ
スタ7aの最上位ビットが1になったことはパイプライ
ン制御ロジックに伝えられ、適切にパイプラインが制御
される。
【0048】以上から明らかなように、レジスタ7bの
ビット幅は活性化率検出のサンプリング時間を規定す
る。また、レジスタ7aのビット幅はモジュール1に許
容する活性化率を規定する。この構成により、モジュー
ル1はレジスタ7bのビット幅に対するレジスタ7aの
ビット幅によって定められた活性化率以下の動作頻度に
強制的に抑えられる。
【0049】設計段階においてモジュール1単体の動作
時の電力は明らかになるので、それを元にモジュール1
に許容する活性化率を決定し、レジスタ7bのビット幅
に対するレジスタ7aのビット幅を決定すればよい。
【0050】本実施形態のように、モジュールの活性化
率を何らかの方法で求め、それがある値に達した場合に
そのモジュールを停止することによって、モジュールが
消費する電力を一定以下に抑えるプロセッサの消費電力
を抑制することが可能である。
【0051】上の例のうち、モジュールの活性化率に関
する記述は一つの例に過ぎない。しかしながら、システ
ム全体の動作時間をカウントし(上の例ではシステムク
ロックがその働きをしていた)、モジュールが動作して
いることを検出することから活性化率を求める方法は、
有力な方法の一つである。
【0052】第2の実施形態 次に、第2の実施形態の消費電力制限機能つきプロセッ
サについて図面を参照しながら説明する。本実施形態で
は、複数のモジュールにカウンタを設ける。システムク
ロックのカウンタのクリア信号を、それらモジュールの
カウンタの値に処理を施して和をとったものから生成す
る。処理の内容は、各モジュール単体の電力の違いに基
づいた、カウンタの値の重みづけである。単体の電力が
大きいモジュールのカウンタの値は、他のモジュールの
カウンタの値との和を取られる時、他のモジュールのカ
ウンタの値よりも重みづけられる。これによって単体の
消費電力が異なる複数のモジュールの動作状況を示すカ
ウンタの値から電力の総和を実情に近く推定できる。ま
た、複数のモジュールを停止させていく時、全モジュー
ルを一斉に止めるのではなく、予め定めた順番に停止さ
せていくという構成をとることができる。そのようにす
れば、各モジュールの動作についてより細かい制御が可
能になる。この構成をとった時の構成図を図2に示す。
ここではモジュールの重みづけを、各モジュールのカウ
ンタ出力をモジュールごとに定められた分だけビットシ
フトしてから加算することで達成している。各モジュー
ルのカウンタの総和は停止モジュール選択ロジック33
に送られる。停止させるモジュールを選択後、対象モジ
ュールのローカルクロックを停止する信号を生成する。
【0053】図2に示し、上に説明した例のように、個
々のモジュールの活性化率を何らかの方法で求め、その
値から全体の消費電力を推定し、その推定値がある値に
達した場合に予め定めておいて順番にモジュールを停止
していくことによって、プロセッサ全体の消費電力を制
御することが可能である。
【0054】やはりここでもモジュールの活性化率に関
する記述は一つの例に過ぎない。しかしながら、システ
ム全体の動作時間をカウントし(上の例ではシステムク
ロックがその働きをしていた)、モジュールが動作して
いることを検出することから活性化率を求める方法は、
有力な方法の一つである。
【0055】以上の例では、いずれの場合でも活性化率
が上限に達した場合にモジュールを停止していた。しか
し、もちろん、モジュールを停止するのではなく、何ら
かの低消費電力モードにモジュールまたはシステム全体
が移行するというものも考えられる。低消費電力モード
の例としては、周波数を低減する、供給する電圧を落と
すなどといったことが考えられるが、当然、この2つの
ほかにも様々な手法が考えられる。
【0056】また、以上の例では活性化率をモジュール
に供給されるクロックとシステムクロックから検出して
いた。その他にも、モジュールにvalidビットを付
加して、validビットが立っているサイクル数を検
出することによって活性化率を検出したり、あるいはデ
ータパスを通るデータの変化も考慮した手法も考えられ
る。
【0057】また、以上の説明ではカウンタのレジスタ
幅が固定であったが、レジスタクリア信号を生成するビ
ットを制御レジスタにセットすることによって、レジス
タクリア信号を生成するビットを指定するようにするこ
とも可能である。そのような構成にした場合、図1のレ
ジスタ7a、7b周りを図3のような構成にすればよ
い。この場合、レジスタの内容によって、レジスタ全ビ
ットクリア信号を生成するカウンタの値が可変になるの
で、モジュールの最大動作頻度が可変になる。
【0058】また、モジュールが最大許容活性化率に達
した場合、レジスタクリア信号を用いて制御レジスタを
セットすることが可能である。このようにすれば、プロ
セッサに最大許容活性化率に達したモジュールがあった
ことを、この制御レジスタ参照によって検出できる。更
にこのレジスタをプロセッサの外部ピンからアクセスで
きる構成を取れば、プロセッサ外部から状態の監視が行
なえて便利である。
【0059】また、このレジスタを複数本用意して、モ
ジュールごとに持たせることができる。この構成によれ
ば、モジュールごとの状態が制御レジスタ参照によって
分かる。各々のレジスタを外部ピンからアクセスできる
ようにすれば、プロセッサ外部から各モジュールの状態
がモニタできるので、システム全体として、より細かい
制御が行なえるようになるのは言うまでもない。
【0060】これら装置に関し、最大活性化率に達した
場合に例外を発生し(例外信号をレジスタの信号から生
成する)、例外処理プログラムに処理を移すという構成
をとることができる。このことにより、適切な例外復帰
プログラムを用意すれば、モジュールの停止状態や低消
費電力モードからの適切な復帰が可能になる。
【0061】また、最大活性化率に達した場合に例外を
発生すると同時にカウンタのレジスタをクリアすること
が可能である。この場合、ハードがカウンタをクリアす
ることを保証するので、例外復帰プログラムからカウン
タをクリアするルーチンを外すことができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
消費電力制限機能つきプロセッサによれば、マイクロプ
ロセッサがプログラムの挙動によらず、消費電力(と発
熱)を一定の値以下に保証することができる。また、こ
れにより適正なコストのパッケージを用いることができ
るので、プロセッサの製造コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の消費電力制限機能つきプロセ
ッサを示すブロック図である。
【図2】第2の実施形態の消費電力制限機能つきプロセ
ッサを示すブロック図である。
【図3】レジスタ全ビットクリア信号を生成するカウン
タの値を可変とする構成を示すブロック図である。
【図4】一般的なプロセッサの構成を示すブロック図で
ある。
【図5】活性化率と消費電力について説明するための図
である。
【符号の説明】
1 モジュール 3 モジュールにローカルクロックを供給する配線 5 インクリメンタ 7 レジスタ 9 NANDゲート 11 レジスタ7bに対して全ビットクリア信号を出力
する配線 13 レジスタ7aに対して全ビットクリア信号を出力
する配線 15 モジュールのイネーブル信号を出力する配線 17 パイプライン制御ロジック 19 モジュール1、インクリメンタ5、レジスタ7を
まとめたもの 21 レジスタの最上位ビットを出力する配線 23,25 配線21の内容をある量ビットシフトして
加算器に入力するシフタ 27,29,31 加算器 33 停止対象モジュール選択ロジック 35 モジュール停止信号 37 マルチプレクサ 39 セレクト信号 41 主記憶 43 プログラムカウンタ 45 命令キャッシュ 47 データキャッシュ 49 制御ロジック 51 命令デコーダ 53 汎用レジスタ 55 分岐ユニット 57 ALU/シフタ 59 積和演算器 61 ロードストアユニット 63,67 PMOS 65,69 NMOS 71 寄生容量 73 ノード

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力の消費を制限する機能を有するプロ
    セッサにおいて、このプロセッサに備わるモジュールの
    動作クロック数をカウントする手段と、システム全体に
    供給されるクロックであるシステムクロックをカウント
    する手段と、前記システムクロックをカウントする手段
    がある予め定めた値までカウントした場合に前記モジュ
    ールの動作クロック数をカウントする手段を初期化する
    手段と、前記モジュールの動作クロック数をカウントす
    る手段がある予め定めた値までカウントした場合、該当
    するモジュールの動作を停止させる手段と、を有するこ
    とを特徴とする消費電力制限機能つきプロセッサ。
  2. 【請求項2】 複数のモジュールを備え、電力の消費を
    制限する機能を有するプロセッサにおいて、前記各モジ
    ュールの動作クロック数をカウントする手段と、前記各
    モジュールの動作クロック数のカウント結果をモジュー
    ルごとに所定の重みづけをして加算する手段と、システ
    ム全体に供給されるクロックであるシステムクロックを
    カウントする手段と、前記システムクロックをカウント
    する手段がある予め定めた値までカウントした場合に各
    モジュールの動作クロック数をカウントする手段を初期
    化する手段と、を備え、各モジュールの動作クロック数
    のカウント結果をモジュールごとに所定の重みづけをし
    て加算し、その加算結果がある予め定めた値に到達した
    場合に停止の優先度の高いモジュールから順番に停止さ
    せていくことを特徴とする消費電力制限機能つきプロセ
    ッサ。
  3. 【請求項3】 前記予め定めた値は、レジスタにセット
    されるようにすることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の消費電力制限機能つきプロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記モジュールまたはシステムの活性化
    率が制限値に達したことを示すレジスタを備え、前記モ
    ジュールまたはシステムの活性化率が制限値に達した場
    合にそのレジスタをセットすることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか1項に記載の消費電力制限機能つき
    プロセッサ。
  5. 【請求項5】 前記レジスタは、活性化率が制限値に達
    したモジュールを識別できるように構成されることを特
    徴とする請求項4記載の消費電力制限機能つきプロセッ
    サ。
  6. 【請求項6】 前記モジュールまたはシステムの活性化
    率が制限値に達した場合に例外を発生し、例外復帰プロ
    グラムを実行することを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれか1項に記載の消費電力制限機能つきプロセッサ。
  7. 【請求項7】 前記モジュールまたはシステムの活性化
    率が制限値に達した場合にカウント結果をクリアするこ
    とを特徴とする請求項6記載の消費電力制限機能つきプ
    ロセッサ。
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