JP3381968B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP3381968B2
JP3381968B2 JP17043593A JP17043593A JP3381968B2 JP 3381968 B2 JP3381968 B2 JP 3381968B2 JP 17043593 A JP17043593 A JP 17043593A JP 17043593 A JP17043593 A JP 17043593A JP 3381968 B2 JP3381968 B2 JP 3381968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血流量を計測する超音
波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】瞬時の血流量は、血管断面の各点の血流
速ベクトルとそれに対応する微小面積ベクトルとの内積
を血管断面全体で積分することにより得られる。一般に
は、血管断面が円形である想定のもとに、ある速度プロ
ファイル軸上の離散点の血流速度だけを求め、これらと
各点のリング状面積とを用いて血流量を求めている。な
お、速度プロファイル軸上の各点の血流速度の分布を、
以下、「速度プロファイル」と称する。
【0003】また、一心拍当りの駆出量は、一心拍期間
の心時相の異なる複数の瞬時血流量を加算することによ
り計測することができる。さらに、1分当りの駆出量す
なわち心拍出量は1心拍駆出量に心拍数を乗じて得るこ
とができる。
【0004】しかし、このような血流量の計測には次の
ような各種理由により誤差を含む可能性が高い。まず第
1に、速度プロファイル軸は固定されているが、血管は
主に拍動により移動している。したがって、速度プロフ
ァイル軸と血管の位置関係は相対的に変化するので、異
なる心時相では異なる血管位置の速度プロファイルが得
られることになり、速度プロファイルは超音波ビームで
走査したタイミングに応じて誤差を含むことになる。
【0005】また第2には、一心拍による駆出量の測定
精度を向上するには、フレームレートを高めて瞬時血流
量の時間分解能を多くすることが必要である。しかし、
フレームレートを高めると、それに反比例してサンプリ
ングピッチやラスタピッチが粗くなる。したがって、速
度プロファイルが非常に粗いものとなり、血流量の計測
精度が低下してしまう。
【0006】第3に、計測可能な速度レンジは、一心拍
の最高速度を計測できる範囲に設定される。したがっ
て、最高速度以外の心時相では、速度ブランクなどの影
響で速度分解能が低下し、これに伴って血流量の計測精
度が低下してしまう。
【0007】第4に、散乱ノイズによる黒抜け現象によ
り、実際には血流が存在するにもかかわらず見掛上血流
が存在しないものとして血流量が計測されてしまう。第
5に、弁異常による逆流の血流量がマイナス数値として
順流の血流量に加算されるので、真の駆出量が計測でき
ない。
【0008】第6に、血管径は拍動に応じて変化する
が、実際にはすべての心時相で共通の血管径を用いて流
量計測を行っているので、他の心時相の血流量に誤差が
生じる。
【0009】第7に、一般に血管径は、血管の直交する
ラインの速度プロファイルを用いて、速度変化の基線に
対する立ち上がりから復帰するまでのデータ数にサンプ
リングピッチを乗算することにより得ている。しかし、
サンプルボリュウムは一定の大きさを持っているため、
得られた血管径にはサンプルボリュウムの大きさに応じ
た誤差が含まれている可能性があり、この誤差に応じて
血流量に誤差が生じる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に対処すべくなされたもので、その目的は、血流量を
高精度で計測できる超音波診断装置を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1局面は、被
検体に対して超音波を送受波し、得られた受信信号から
多点の血流速度情報を求め、この血流速度情報に基づく
値を血管断面の微小面積と乗じて血流量を算出する超音
波診断装置において、異なる位置に複数の速度プロファ
イル軸を設定する手段と、前記複数の速度プロファイル
軸上の前記血流速度情報の平均値又は最大値を求める手
段と、前記平均値または最大値に基づいて血流量を算出
する手段とを具備する。本発明の第2局面は、被検体に
対して超音波を送受波し、得られた受信信号から多点の
血流速度情報を求め、この血流速度情報に基づく値を血
管断面の微小面積と乗じて血流量を算出する超音波診断
装置において、前記血流速度情報を任意の速度プロファ
イル軸に沿って分布することにより速度プロファイルを
作成する手段と、前記速度プロファイルの黒抜け部分を
補償するように前記速度プロファイルに対してスムージ
ング処理を行う手段と、前記スムージング処理された速
度プロファイルに基づいて血流量を算出する手段とを具
備する。本発明の第3局面は、被検体に対して超音波を
送受波し、得られた受信信号から多点の血流速度情報を
求め、この血流速度情報に基づく値を血管断面の微小面
積と乗じて血流量を算出する超音波診断装置において、
一心拍内の血管径変化を求める手段と、前記手段にて求
められた血管径を一心拍中の時相毎に記憶する記憶手段
と、前記血流速情報と同時相の血管径を前記記憶手段か
ら読み出し、この読み出した血管径と前記血流速度を用
いて血流量を求める手段とを具備する。本発明の第4局
面は、被検体に対して超音波を送受波し、得られた受信
信号から多点の血流速度情報を求め、この血流速度情報
に基づく値を血管断面の微小面積と乗じて血流量を算出
する超音波診断装置において、一心拍毎に心電波形上で
の時相がずれるよう前記血流速情報を求める手段と、前
記手段にて求められた複数心拍分の前記血流速情報より
一心拍駆出量を求める手段とを具備する。
【0012】
【作用】本発明の第1局面によれば、異なる位置に設定
した複数の速度プロファイル軸の対応位置の速度情報か
ら平均値又は最大値を求め、この平均値又は最大値から
血流量を求めているので、黒抜け、つまり散乱ノイズに
より実際には血流が存在するにもかかわらず見掛上血流
が存在しないものとして速度ゼロ又はその近似値で計測
された部分が、平均値又は最大値で補償されるので、血
流量の計測精度を向上することができる。本発明の第2
局面によれば、スムージング処理により、黒抜け部分が
埋められるので、血流量の計測精度を向上することがで
きる。本発明の第3局面によれば、時相毎の血管径を求
め、これを用いて血流量を算出するので、血管の収縮に
起因する血流量の誤差が低減され、血流量の計測精度を
向上することができる。本発明の第4局面によれば、一
心拍毎に心電波形上での時相がずれるように血流速を求
めることで、複数心拍分で時間分解能の高い血流速情報
を揃えて一心拍駆出量を求めているので、血流量の計測
精度を向上することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による超音波診
断装置の実施例を説明する。瞬時流量は、血管断面の微
小面積ベクトルと各位置の流速ベクトルとの内積を断面
積全体について積分することにより計測できる。断面の
すべての位置の流速ベクトルを求めることは現実的でな
いので、あるライン上の各位置についてのみ流速ベクト
ルを求め、各位置に対応するリング状の微小面積との内
積を求める。ここで、ライン上の各位置の血流速度の分
布を速度プロファイルと称し、このラインを速度プロフ
ァイル軸と称するものとする。速度プロファイル軸とし
ては一般には超音波ビームを送受信するラスタまたはサ
ンプル結線が用いられる。サンプル結線とは、同一深度
のサンプル点を複数のラスタ間で結ぶ線のことをいう。
速度プロファイル軸の取り方によって計算方法が若干相
違する。以下にラスタを速度プロファイル軸とした場合
の計算式を記述する。図4はこの計算方法の説明図であ
る。図4においてθはラスタと血管とのなす角、SPは
サンプリングピッチ、SP´はSP・ sinθ、r0 は血
管直径、r0'はラスタが血管を横断する長さ(横断
長)、iは血管内の各サンプル点のデータ番号(i=
1,2,・・・,n)、Vi は各点の血流速度、Vdiは
各点の血流速度のラスタ方向成分である。
【0014】
【数1】
【0015】この式(1)は血管径r0 を用いて計算す
る場合に使用し、式(2)は横断長r0'を用いて計算す
る場合に使用する。いずれを用いて瞬時流量を計測する
かは、あらかじめ決めておけばよい。
【0016】また、以下にサンプル点を速度プロファイ
ル軸とした場合の計算式を記述する。図5はこの計算方
法の説明図である。なお図5において、LPは当該サン
プル結線の深度におけるラスタピッチ、LP' は、LP
・ cosθである。他の記号は図3と同じである。
【0017】
【数2】
【0018】この式(3)は血管径r0 を用いて計算す
る場合に使用し、式(4)は横断長r0'を用いて計算す
る場合に使用する。いずれを用いて瞬時流量を計測する
かは、あらかじめ決めておけばよい。
【0019】図1は第1実施例の構成を示すブロック図
である。セクタ式電子走査型のプローブ1は、一次元に
配列された複数の振動子からなる。なおプローブ1はセ
クタ式電子走査型に限定されず、リニア式でも、機械走
査型でもよい。このプローブ1には送受波回路2が接続
される。送受波回路2は、送信指向性を与えながらプロ
ーブ1の各振動子に一定の周期で駆動パルスを供給す
る。この周期の逆数が超音波ビームの繰り返し周波数で
ある。被検体からの反射波は送信時と同じ振動子で受信
され、その受信信号は送受波回路2で送信時とは逆の受
信指向性を与えられる。送受波回路2は所定のフレーム
レートにしたがって任意の断面を超音波ビームで繰り返
し走査させる。
【0020】送受波回路2の出力には、位相検波器3を
介して速度演算部4が接続される。位相検波器3は送信
周波数と同じ周波数の基準信号を受信信号に掛合わすこ
とにより受信信号を検波する。速度演算部4は、検波信
号から高周波成分を除去することによりドップラ偏移信
号を得、次いでこのドップラ偏移信号から心臓の壁等の
ように動きの遅い物体からの不要なクラッタ成分を除去
し、さらにこのクラッタ成分を除去した信号を2次元の
多点数毎にリアルタイムで周波数分析し、この分析結果
を用いて1フレーム分の平均速度(これを以下「速度画
像」という)を計測する。この速度画像は、フレームメ
モリ5に順次記憶される。フレームメモリ5にはディス
プレイ6が接続される。
【0021】ECGメータ(心電計)7には心時相トリ
ガ発生器8が接続される。心時相トリガ発生器8は、E
CGメータ7が計測した心電図にフレーム周期を照合
し、各フレームに対応する心時相を検出する。この心時
相信号は、速度レンジROM9、血管径計測部11、逆
流時相計測部12、一心拍駆出量計測部16に供給され
る。速度レンジROM3は、一心拍の各心時相それぞれ
に対応する複数種類の速度レンジを保管しており、心時
相トリガ発生器8からの心時相信号に対応する速度レン
ジを送受波回路2に出力する。この速度レンジに応じて
検出可能な最高速度が決定される。
【0022】フレームメモリ5には、血流量の測定対象
となる関心領域(ROI)を入力するためのROI入力
部10が接続される。ROI入力部10は好ましくはト
ラックボールである。このROIは、そのROI内に複
数のラスタまたは複数のサンプル結線が含まれるように
設定される。サンプル結線とは、同一深度のサンプル点
を複数のラスタ間で結ぶ線のことをいう。なお、速度プ
ロファイルは、このラスタまたはサンプル結線に沿って
作成される。したがって、このラスタまたはサンプル結
線を、以下「速度プロファイル軸」と総称する。
【0023】またフレームメモリ5には血管径計測部1
1が接続される。血管径計測部11の構成は図2に示
す。血管径計測部11aは、フレームメモリ5からRO
Iの一ラスタ分の平均速度を順次入力し、それを時間軸
に沿って配列しいわゆるMモードドプラ波形を形成し、
これを用いて拍動に伴って変化する血管の径を一心拍の
複数の異なる心時相毎に計測する。各心時相の血管径
は、血管径メモリ11bに保管され、心時相トリガ発生
器8からの心時相信号に対応する血管径を瞬時流量計測
部14に出力する。
【0024】また、フレームメモリ5には逆流時相計測
部12が接続される。逆流時相計測部12はフレームメ
モリ5からROI内の任意の点(通常は中心点)の平均
速度を入力し、その極性が反転する期間、つまり主に拡
張期で逆流が発生する逆流時相期間を測定し、これを一
心拍駆出量計測部16に供給する。
【0025】さらにフレームメモリ5にはプロファイル
作成部13が接続される。プロファイル作成部13の構
成は図3に示す。ラインメモリ群13aには複数のライ
ンメモリが含まれる。各ラインメモリはそれぞれ、複数
のメモリ素子が含まれ、速度プロファイル軸の異なる複
数の速度プロファイルを記憶する。ラインメモリ群13
aの出力には、平均処理部13bと最大値検出部13c
とが接続される。この平均処理部13bと最大値検出部
13cは、オペレータの指示により択一的に起動され
る。
【0026】平均処理部13bは、複数の速度プロファ
イルの同一番号(同一深度または同一ラスタ上の点)の
平均速度を平均処理に供し、新たな一つの速度プロファ
イルを作成する。したがって、ROIが拍動に伴う血管
の移動範囲を包含するように設定されてあれば、血管の
移動に伴う速度プロファイルの誤差を低減することがで
きる。
【0027】最大値検出部13cは、複数の速度プロフ
ァイルの同番号の平均速度の中の最大値を検出し、新た
な一つの速度プロファイルを作成する。したがって、R
OIが拍動に伴う血管の移動範囲を包含するように設定
されてあれば、血管の移動に伴う速度プロファイルの誤
差を低減することができる。
【0028】平均処理部13bおよび最大値検出部13
cの出力には、スムージング部13dが接続される。ス
ムージング部13dは、平均処理部13bまたは最大値
検出部13cから出力される新たな速度プロファイルの
包絡線を追跡することによりこの新たな速度プロファイ
ルをスムージングする。これにより散乱ノイズによる黒
抜け現象により、実際には血流が存在するにもかかわら
ず見掛上血流が存在しないものとして計測された部分を
補償することができる。包絡線処理としては、現在常用
されている種々の手法のいずれを採用してもよい。ここ
では、最大値ホールドと呼ばれる手法を採用するものと
する。この手法は、速度プロファイル軸に沿ってホール
ドマスクを移動する。ホールドマスクには、この軸上で
隣接する所定数の速度データが含まれる。ホールドマス
クが移動する各位置で、所定数の速度データの中の最大
値を、当該マスクの中心位置のデータと置換する。
【0029】プロファイル作成部13で作成された新た
な速度プロファイルは、横断長計測部15に入力され
る。横断長計測部15は、速度プロファイルを用いて速
度プロファイル軸が血管を横断する長さを計測する。こ
の横断長は、速度プロファイルが基線を越えた位置から
帰線に復帰するまでのデータ数に、サンプリングピッチ
またはラスタピッチ(速度プロファイル軸の取り方によ
って選択される)を乗算することにより計測される。こ
の横断長は、瞬時流量計測部14に送られる。
【0030】また、プロファイル作成部13で作成され
た新たな速度プロファイルは、瞬時流量計測部14に入
力される。この瞬時流量計測部14には、血管径計測部
11から当該フレームを走査した時の心時相の血管径
と、横断長計測部15から横断長が入力される。速度プ
ロファイルと血管径または横断長(上述した式(1)ま
たは式(3)を適用するときは血管径を用い、また式
(2)または式(4)を適用するときは横断長を用い
る)から、瞬時流量が計測される。
【0031】この瞬時流量は、一心拍駆出量計測部16
に順次出力される。一心拍駆出量計測部16には上述し
たように逆流時相計測部1から逆流時相期間が入力され
る。一心拍駆出量計測部16は、心時相トリガ発生器8
から供給される当該瞬時流量を得たときの心時相を確認
し、一心拍期間に計測した瞬時流量の中の逆流時相期間
以外の心時相で得た瞬時流量だけを選択し、これらを加
算する。これによって逆流量を含まない一心拍駆出量が
得られる。あるいは、逆流時相期のみについて加算すれ
ば逆流量が得られる。
【0032】瞬時流量計測部14で計測した瞬時流量と
一心拍駆出量計測部16で計測した一心拍駆出量は、デ
ィスプレイ6に送られ、フレームメモリ5からの画像と
共に表示される。
【0033】次に本実施例の作用ついて説明する。実際
に血流量を計測する以前に、一心拍期間の血管径の変
化、および逆流時相期間が計測される。血管径の計測
は、上述した式(2)や(4)を用いる場合には必要な
い。送受波回路2からプローブ1の各振動子に一定の周
期で駆動パルスが供給され、同一方向に超音波ビームが
繰り返し送信される。この繰り返し毎に、送信指向性が
変化され、これに応じて超音波ビームが順次移動(走
査)される。1フレーム分の走査は、所定のフレーム周
期で繰り返される。被検体からの反射波は送信時と同じ
振動子で受信され、その受信信号は送受波回路2で送信
時とは逆の受信指向性を与えられる。なお、このとき各
走査を行ったときの心時相信号が心時相トリガ発生器8
から速度レンジROM9に出力される。この心時相に対
応する速度レンジが速度レンジROM9から送受波回路
2に出力される。送受波回路2では折り返りがない範囲
で最小の最適な速度レンジに変更される。したがって、
後流の速度演算部4で各心時相で異なる血流速度が良好
な速度分解能で計測できる。
【0034】送受波回路2の出力は、位相検波器3で検
波され、そして速度演算部4で1フレームを構成する画
像マトリクスの多数点について平均速度がリアルタイム
で測定され、これらがフレームメモリ5を介してディス
プレイ6に表示される。
【0035】この速度画像上の血流量を計測したい部分
にROI入力部10によってROIが設定される。ラス
タとサンプル結線のいずれかを速度プロファイル軸とし
て使用するかがオペレータの指示にしたがって選択され
る。この選択にしたがってROIの設定の方法が相違す
る。図6はラスタを速度プロファイル軸とした場合のR
OIを示す。この場合、ROIは隣接する少なくとも2
本のラスタを含むように、且つ拍動により移動する目的
血管の移動範囲を含むように設定される。ここでは、R
a ,Rb ,Rc の3本のラスタがROIに含まれてい
る。このラスタRa ,Rb ,Rc は、それぞれが速度プ
ロファイル軸である。各ラスタ個々に速度プロファイル
が作成される。
【0036】また、図7はサンプル結線を速度プロファ
イル軸とした場合のROIを示す。この場合、ROIは
隣接する少なくとも2本のサンプル結線を含むように、
且つ拍動により移動する目的血管の移動範囲を含むよう
に設定される。ここでは、L1 ,L2 ,L3 の3本のサ
ンプル結線がROIに含まれている。このサンプル結線
L1 ,L2 ,L3 は、それぞれが速度プロファイル軸で
ある。各サンプル結線個々に速度プロファイルが作成さ
れる。
【0037】ここで、ROIの描画の方法は種々いずれ
かの方法による。4点指示によってROIを描画するよ
うにしてもよいが、例えば、対角の2点を指示すること
により、各点を通るラスタとサンプル結線により囲まれ
る図形がROIとして描画されるようにすれば、非常に
便利である。また、ROIの中心点を指定することによ
り、その点を中心に予定の大きさ(ラスタ本数およびサ
ンプル結線数)により決まる)にROIが描画されるよ
うにすれば、非常に便利である。いずれの方法を用いて
も、ラスタとサンプル結線で囲まれる領域をROIとし
て設定することにより、実際に血流量を計測する領域や
速度プロファイル軸を把握し易くなり、非常に便利であ
る。
【0038】ROIが設定されると、このROI内の1
本の速度プロファイル軸のデータが、フレーム更新され
る毎に、フレームメモリ5から血管径計測部11aに順
次供給される。血管径計測部11aはこのデータをMモ
ードに展開する。このMモード像を図8に示す。血管径
計測部11aは、両血管壁をトレースする。そして、心
時相トリガ発生器8からの心電波形で心拍同期を取りな
がら各心時相の血管径(両壁の間隔)r0 を計測する。
この各心時相の血管径は、血管径メモリ11bに保管さ
れる。
【0039】また、このROI内のある点(通常は中心
点)の速度データが、フレーム更新される毎に、フレー
ムメモリ5から逆流時相計測部12に順次供給される。
図9に示すように心時相トリガ発生器8からの心電波形
で心拍同期を取りながら、この速度データの極性が反転
する逆流時相期間ta 〜tb を計測する。この逆流時相
期間は、一心拍駆出量計測部16に与えられる。
【0040】以上の準備が完了すると、実際に血流量の
計測が開始される。準備段階と同様に、送受波回路2か
らプローブ1の各振動子に一定の周期で駆動パルスが供
給され、同一方向に超音波ビームが繰り返し送信され
る。この繰り返し毎に、送信指向性が変化され、これに
応じて超音波ビームが順次移動(走査)される。1フレ
ーム分の走査は、所定のフレーム周期で繰り返される。
被検体からの反射波は送信時と同じ振動子で受信され、
その受信信号は送受波回路2で送信時とは逆の受信指向
性を与えられる。
【0041】送受波回路2の出力は、位相検波器3で検
波され、そして速度演算部4で1フレームを構成する画
像マトリクスの多数点について平均速度がリアルタイム
で測定され、これらがフレームメモリ5に順次記憶され
る。
【0042】そして、同一フレームのROI内の全速度
プロファイル軸上の各データが、フレームメモリ5から
プロファイル作成部13に供給される。このとき図10
に示すように、ラインメモリ群13aの各ラインメモリ
には、それぞれ異なる速度プロファイル軸の各速度デー
タが順番にメモリ素子に記憶される。平均処理部13b
では、複数の速度プロファイルの同一番号の速度データ
が平均処理に供せられ、図11に示すように、新たな1
つの速度プロファイルが作成される。これにより拍動に
伴って血管が移動して、個々の速度プロファイルに誤差
が生じても、その誤差が相殺される。したがって、新た
な速度プロファイルが血管移動から受ける影響は軽減さ
れる。
【0043】また、最大値検出部13cでは、複数の速
度プロファイルの同一番号の速度データの中の最大値が
検出され、図11に示すように、新たな一つの速度プロ
ファイルが作成される。このように新たな速度プロファ
イルの各速度データは、複数の速度プロファイルの各同
一点の中から最大の速度データであるので、新たな速度
プロファイルの速度プロファイル軸と血管位置との位置
関係の変化が見掛上抑えられ、これに伴って新たな速度
プロファイルが血管移動から受ける影響は軽減される。
【0044】なお、平均処理部13bと最大値検出部1
3cのいずれで作成された新たな速度プロファイルを採
用するかは、オペレータの指示に委ねられ、指示された
新たな速度プロファイルが、スムージング部13dに供
給される。この新たな速度プロファイルは、図12に示
すように、その包絡線を追跡され、散乱ノイズによる黒
抜け現象により、実際には血流が存在するにもかかわら
ず見掛上血流が存在しないものとして計測された部分が
補償される。包絡線の追跡は、上述したように最大値ホ
ールドと呼ばれる手法で実施され、速度プロファイル軸
に沿ってホールドマスクを移動しながらその各位置でそ
のマスクに含まれる所定数の速度データの中の最大値
が、当該マスクの中心位置の速度データに置換される。
【0045】このように得られた速度プロファイルは、
瞬時流量計測部14と横断長計測部15に入力される。
横断長計測部15では、この速度プロファイルが基線を
越えた位置から帰線に復帰するまでのデータ数が検出さ
れ、このデータ数にサンプリングピッチまたはラスタピ
ッチ(速度プロファイル軸の取り方によって選択され
る)を乗算することにより、ラスタまたはサンプル結線
が血管を横断する横断長が計測される。この横断長は、
この横断長計測部15でサンプルボリュウムの大きさの
範囲内で補正される。サンプルボリュウムは、駆動バー
スト波数によりその距離方向(ラスタ方向)のサイズが
決定され、また送受信フォーカス特性によりその方位方
向(サンプル結線方向)が決定される。したがって、駆
動バースト波数と送受信フォーカス特性に応じて変化す
る補正係数を横断長に乗算する。これにより誤差の少な
い横断長が得られる。この横断長は瞬時流量計測部14
に供給される。
【0046】瞬時流量計測部14には、血管径メモリ1
1bから、当該速度プロファイルを得るための走査を行
ったときと同じ心時相の血管径が供給される。瞬時流量
計測部14は、この血管径と横断長のいずれかを選択す
る。この選択は、上述した式(1)または式(3)と、
式(2)または式(4)のいずれを用いて血流量を計測
するかの選択にしたがって行われる。速度プロファイル
と血管径または横断長から瞬時流量が計測される。血管
径は心拍同期されているので、また横断長はリアルタイ
ムで求めたものであるので、いずれを用いても血管径の
変化に起因する瞬時流量の誤差は軽減される。
【0047】この瞬時流量は、フレームレートに同期し
てリアルタイムで順次計測され、計測される毎に、一心
拍駆出量計測部16に順次供給される。この一心拍駆出
量は、例えば図16に示すように、ディスプレイ6の表
示画面に一心拍毎に画像と共にリアルタイムで表示され
る。オペレータは、この一心拍駆出量を観察しながら、
一心拍駆出量が最大となるようにプローブ1の被検体に
対する当接角度を調整することができる。これにより、
速度プロファイル軸が血管の直径に一致しない場合の過
少誤差が回避される。また、一心拍駆出量計測部16
で、複数の心拍サイクルが終了した時点で、一心拍駆出
量を数心拍にわたり平均処理する手段を設けることが望
ましい。この平均処理により、一心拍駆出量に含まれる
誤差はいっそう軽減される。この平均処理した一心拍駆
出量を、平均処理する以前の一心拍駆出量と同時に表示
することで、両者の比較が可能となり、オペレータの操
作性および測定精度を高めることができる。
【0048】一心拍駆出量計測部16には上述したよう
に逆流時相計測部1から逆流時相期間が入力されてい
る。一心拍駆出量計測部16は、心時相トリガ発生器8
から供給される当該瞬時流量を得たときの心時相を確認
し、一心拍期間に計測した瞬時流量の中の逆流時相期間
以外の心時相で得た瞬時流量だけを選択し、これらを加
算する。これによって逆流量を含まない一心拍駆出量が
得られる。この一心拍駆出量は、ディスプレイ6に画像
と共に表示される。
【0049】以上、一心拍駆出量を表示する場合につい
て述べたが、これに心拍数を乗じることで1分当りの拍
出量、すなわち心拍出量を表示しても勿論よい。従来説
明で述べたように、一心拍による駆出量の測定精度を向
上するには、フレームレートを高めて瞬時血流量の時間
分解能を多くすることが必要であるが、フレームレート
を高めると、それに反比例してサンプリングピッチやラ
スタピッチが粗くなり、速度プロファイルが非常に粗い
ものとなってしまうという問題があった。ここでは次の
ような手段を用いてこの問題を解決するものである。
【0050】第1の手段として、フレームレートの上限
を判定することにより、その範囲内で最大のフレームレ
ートを設定する。フレームレートの上限を満たす条件を
以下の式(5)に示す。
【0051】 D・△θ≦△ψ ・・・(5) 図13に示すように、DはROI中心の深度、△θはラ
スタ間隔(角度)、△ψは方位分解能(距離)である。
つまり、ラスタピッチD・△θが方位分解能△ψに対し
てアンダーサンプリングにならない範囲、換言すると、
ラスタピッチがサンプリングピッチより大きくならない
範囲で、ラスタ間隔△θを設定し、それによる一フレー
ム分の走査に要する時間の減少に応じてフレームレート
を高める。このようにして得られたフレームレートは予
め送受波回路2に設定される。
【0052】第2の手段によるフレームシーケンスを図
14に示す。一心拍期間を一サイクルと考え、サイクル
が移り変わる毎に、少なくともフレーム周期より短い時
間△tずつフレームシーケンスをずらす。これにより各
フレームが対応する心時相はサイクル間で相違するの
で、数サイクル分のデータを集めれば、見掛上、時間分
解能が向上することになる。このフレームシーケンス
は、送受波回路2によって実現される。
【0053】このように本実施例によれば血流量を高精
度で計測することができる。なお上述の説明では、RO
Mに予め複数種の速度レンジを保管しておき走査の心時
相に対応する速度レンジを送受波回路2に供給するよう
にしていたが、図16に示す構成に置換してもよい。R
OI内最高速度検出部18は、ROI内の全位置の速度
データをフレームメモリ5から受取り、その最高速度を
検出する。この最高速度を降り返りのない状態で検出可
能な最大の速度レンジを送受波回路2が当該心時相で設
定するように速度レンジ切換制御部19で制御する。こ
のような構成によると、実際の流速に最適な速度レンジ
を設定することができるようになる。この発明は上述し
た実施例に限定されることなく種々変形して実施可能で
あるのは勿論である。
【0054】
【発明の効果】本発明の第1局面によれば、異なる位置
に設定した複数の速度プロファイル軸の対応位置の速度
情報から平均値又は最大値を求め、この平均値又は最大
値から血流量を求めているので、黒抜けの影響による誤
差が低減され、高い精度で血流量を計測することができ
る。本発明の第2局面によれば、スムージング処理した
速度プロファイルから血流量を求めているので、黒抜け
の影響による誤差が低減され、高い精度で血流量を計測
することができる。本発明の第3局面によれば、時相毎
の血管径を求め、これを用いて血流量を算出するので、
血管の収縮に起因する血流量の誤差が低減され、高い精
度で血流量を計測することができる。本発明の第4局面
によれば、一心拍毎に心電波形上での時相がずれるよう
に血流速を求めることで、複数心拍分で時間分解能の高
い血流速情報を揃えて一心拍駆出量を求めので、高い精
度で血流量を計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波診断装置の第1実施例の構
成を示すブロック図。
【図2】図1の血管径計測部の構成を示すブロック図。
【図3】図1のプロファイルの作成部の構成を示すブロ
ック図。
【図4】速度プロファイル軸をラスタとして設定した場
合の血流量計算処理を説明するための概念図。
【図5】速度プロファイル軸をサンプル結線として設定
した場合の血流量計算処理を説明するための概念図。
【図6】速度プロファイル軸をラスタとして設定する場
合のROIを示す図。
【図7】速度プロファイル軸をサンプル結線として設定
する場合のROIを示す図。
【図8】各心時相の血管径を計測するために図1の血管
径計測部で作成されるMモード像を示す図。
【図9】逆流時相を計測するために図1の逆流時相計測
部で作成されるROI内のある点の流速の時間変化を示
す図。
【図10】図3のラインメモリ群の各ラインメモリが記
憶する速度プロファイルを示す図。
【図11】図3の平均処理部または最大値検出部の各処
理により得られる速度プロファイルを示す図。
【図12】図3のスムージング部による処理により得ら
れる速度プロファイルを示す図。
【図13】ラスタ間隔と深度を示す図。
【図14】時間分解能を向上させるフレームシーケンス
を示す図。
【図15】ディスプレイの表示画面を示す図。
【図16】速度レンジを切換える変形例の構成を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
1…プローブ、2…送受波回路、3…位相検波器、4…
速度演算部、5…フレームメモリ、6…ディスプレイ、
7…ECGメータ、8…心時相トリガ発生器、9…速度
レンジROM、10…ROI入力部、11…血管径計測
部、12…逆流時相計測部、13…プロファイル作成
部、14…瞬時流量計測部、15…横断長計測部、16
…一心拍駆出量計測部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−75644(JP,A) 特開 昭59−88138(JP,A) 特開 昭60−96233(JP,A) 特開 平2−299641(JP,A) 特開 昭55−143133(JP,A) 特開 昭55−143132(JP,A) 特開 昭58−49137(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/06 A61B 5/026

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に対して超音波を送受波し、得ら
    れた受信信号から多点の血流速度情報を求め、この血流
    速度情報に基づく値を血管断面の微小面積と乗じて血流
    量を算出する超音波診断装置において、 異なる位置に複数の速度プロファイル軸を設定する手段
    と、 前記複数の速度プロファイル軸上の前記血流速度情報の
    平均値又は最大値を求める手段と、 前記平均値または最大値に基づいて血流量を算出する手
    段とを具備することを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 被検体に対して超音波を送受波し、得ら
    れた受信信号から多点の血流速度情報を求め、この血流
    速度情報に基づく値を血管断面の微小面積と乗じて血流
    量を算出する超音波診断装置において、 前記血流速度情報を任意の速度プロファイル軸に沿って
    分布することにより速度プロファイルを作成する手段
    と、 前記速度プロファイルの黒抜け部分を補償するように前
    記速度プロファイルに対してスムージング処理を行う手
    段と、 前記スムージング処理された速度プロファイルに基づい
    て血流量を算出する手段とを具備することを特徴とする
    超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 前記超音波の送受波で検出可能な速度レ
    ンジを拍動の各心時相に応じて変化させる手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の超
    音波診断装置。
  4. 【請求項4】 被検体に対して超音波を送受波し、得ら
    れた受信信号から多点の血流速度情報を求め、この血流
    速度情報に基づく値を血管断面の微小面積と乗じて血流
    量を算出する超音波診断装置において、 一心拍内の血管径変化を求める手段と、 前記手段にて求められた血管径を一心拍中の時相毎に記
    憶する記憶手段と、 前記血流速情報と同時相の血管径を前記記憶手段から読
    み出し、この読み出した血管径と前記血流速度を用いて
    血流量を求める手段とを具備することを特徴とする超音
    波診断装置。
  5. 【請求項5】 被検体に対して超音波を送受波し、得ら
    れた受信信号から多点の血流速度情報を求め、この血流
    速度情報に基づく値を血管断面の微小面積と乗じて血流
    量を算出する超音波診断装置において、 一心拍毎に心電波形上での時相がずれるよう前記血流速
    情報を求める手段と、 前記手段にて求められた複数心拍分の前記血流速情報よ
    り一心拍駆出量を求める手段とを具備することを特徴と
    する超音波診断装置。
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