JP3380208B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP3380208B2
JP3380208B2 JP2000098267A JP2000098267A JP3380208B2 JP 3380208 B2 JP3380208 B2 JP 3380208B2 JP 2000098267 A JP2000098267 A JP 2000098267A JP 2000098267 A JP2000098267 A JP 2000098267A JP 3380208 B2 JP3380208 B2 JP 3380208B2
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英夫 湯澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凝縮性流体と不凝
縮性流体の混合流体、即ち、取扱流体と接触する面を耐
食性材料で表面処理した中空円盤状のケーシングを多段
に積層した多段ケーシング式熱交換器、特に、多段ケー
シング式凝縮器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱交換器としては、多管式、多重
管式、プレート式、スパイラル式などの熱交換器が存在
する。そして、これらの熱交換器では、取扱流体の腐食
性、温度、圧力に合った材料が使用されるか、或は、鋼
板または鋼管をグラスなどの耐食材料で被覆したものが
使用されている。また、多段ケーシング式熱交換器は、
取扱流体に接する面をグラスライニングすることがで
き、縦型で高さが低く、ケーシングの交換やケーシング
の増減による伝熱面積の変更が可能であるという特性を
生かして液−液熱交換器として使用されるだけでなく、
冷却凝縮器(コンデンサー)として多用されている。
【0003】また、熱伝達率を向上させるために、特開
平6‐82191号に記載された熱交換器では筒状ケー
シング内に複数の仕切板を設けたり、特開平5‐604
75号に記載された多重管式熱交換器では、熱交換器内
に冷媒の流速を増加させる仕切板を設けることが行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の多管式熱交換器
や多重管式熱交換器では、有機蒸気などの腐食性の取扱
流体と接触する部分をグラスライニングなどで表面処理
して耐食性を向上させるようにしているが、従来のプレ
ート式熱交換器やスパイラル式熱交換器では、熱伝達率
が低下したり、物理的にグラスライニング処理を施すこ
とが困難なため、取扱流体と接触する部分をグラスライ
ニングなどで表面処理することは行われていなかった。
また、熱伝達率を向上させるために、熱交換器内に仕切
板を設置することが考えられるが、プレート式熱交換器
やスパイラル式熱交換器では、構造上、仕切板を介在さ
せることは不可能であった。
【0005】また、従来のプレート式熱交換器を凝縮器
として使用する場合、取扱流体の処理能力を増大させる
ために、プレート面に縦溝と排除溝が付けられている
が、プレートの表面にグラスライニングを施すことは製
作上困難であった。
【0006】さらに、従来の多段ケーシング式熱交換器
では、ケーシングの枚数を増減して伝熱面積を調整する
ことができるが、隣接するケーシングの間隔を保持する
と共に、ケーシング間からの漏洩を防止するように、隣
接するケーシングの間に介在させているガスケットの形
状や厚さが限定されているため、積層可能なケーシング
の数も限られるという問題があった。また、従来の多段
ケーシング式熱交換器は、熱伝達率がそれほど高くな
く、隣接するケーシングの間隔を確実に維持することが
困難であり、積層部から流体の漏洩が起きやすく、ケー
シングの積み重ね作業も手間のかかるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
のであり、ケーシングの外表面が耐食性材料で表面処理
され、且つ、熱伝達率が向上した多段ケーシング式熱交
換器を提供しようとするものである。また、本発明は、
熱交換器を凝縮器として使用した場合に、凝縮液を速や
かに排出することができる多段ケーシング式熱交換器を
提供しようとするものである。さらに、本発明は、複数
のケーシングを多段に積み重ねた場合に、隣接するケー
シング間の間隔を所定の間隔に保持すると共に、隣接す
るケーシング間の圧力を所定圧に維持して、流体の漏洩
を防止することができ、かつ、ケーシングの積み重ね作
業の容易な多段ケーシング式熱交換器を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、複数のほぼ中空円盤状の
ケーシングを多段に積層して構成した熱交換器におい
て、前記ケーシングを構成する上下プレートの外表面を
耐食性材料で表面処理すると共に、前記ケーシングを構
成する上下プレート面を貫通し、かつ、該ケーシング内
部空間と隔絶された孔を形成し、また、前記ケーシング
内部空間にケーシング内部流体の流速を増加させる仕切
板を非固着状態で介在させたことを特徴とする。このよ
うに構成することにより、ケーシング内部空間に仕切板
を溶接などで固着させる必要がないため、ケーシング及
び仕切板の設置が簡単となり、中空円盤状のケーシング
を構成するプレートの外表面に耐食性材料で表面処理を
施す場合でも、仕切板はケーシング内面に固着されてい
ないので、仕切板を設けることが可能である。これによ
り、ケーシング内の流速が上がり、熱伝達係数が向上す
る。また、ケーシングの全表面においてほぼ均一に熱伝
達させることが可能となる。
【0009】また、上記目的を達成するために、請求項
2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前
記ケーシングを構成する上下プレート面を相似形状のな
だらかな傾斜面または曲面状に形成すると共に、前記上
下プレート面を貫通し、かつ、該ケーシング内部空間と
隔絶された複数の孔を形成し、該複数の孔の内、少なく
とも一つの孔を上下プレート面の最低部に位置させて、
この最低部に位置する孔を主に凝縮液の流出口とし、残
りの孔を主に不凝縮性流体の流出口としたことを特徴と
する。このように構成することにより、ケーシングの成
形加工が容易となると共に仕切板の形状が単純となり、
また、凝縮器として使用した場合に、プレート面に生成
される凝縮液を速やかに流出させて、プレート面に凝縮
液が滞留することがないので、熱伝達性能を低下させる
ことはない。
【0010】さらに、上記目的を達成するために、請求
項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の
発明において、隣接するケーシングの間に、少なくとも
取扱流体と接触する部分を耐食性材料で表面処理した間
隔保持部材を介在させたことを特徴とする。このように
構成することにより、複数のケーシングを多段に積み重
ねた場合に、隣接するケーシング間の間隔を所定の間隔
に保持できると共に、隣接するケーシング間からの流体
の漏洩を防止することが容易になる。
【0011】本発明の熱交換器は基本的には以上のよう
に構成されるが、液―液熱交換器の場合は、ケーシング
は、仕切板を収容した一対の波形の水平円盤から構成し
てもよい。これにより、プレート面で流体に渦巻が生
じ、また伝熱面積が増大するだけでなく、プレート面の
強度も増大される。また、ケーシングは、炭素鋼板にグ
ラスライニングしたもの、炭素鋼板、或は、ステンレス
鋼板などから構成してもよい。また、ケーシング内部空
間内に収容される仕切板は、迷路状に組み合わせたり、
井桁状に組み合わせたり、或は、同心円状に組み合わせ
たりしてもよい。この場合、ケーシング内の所定の位置
に移動規制部材を固設して、ケーシング内部空間内の仕
切板の移動範囲を所定の範囲に規制する。これにより、
ケーシング内部空間に複数の流路を簡単に形成してケー
シング内部流体の流速を増加させ、熱伝達率を向上させ
ることができる。ここで、ケーシング内部流体として、
冷却水またはブラインを使用する。さらに、隣接するケ
ーシングの間に介在させる間隔保持部材は、断面ほぼコ
字状或は断面ほぼ長方形状などの環状鋼材を使用する。
腐食性の強い取扱流体の場合は、環状鋼材には、取扱流
体と接触する面に、耐食性材料、即ち、フッ素樹脂ライ
ニング或はグラスライニングなどを施す。ここでフッ素
樹脂として、4フッ化エチレン樹脂(PTFE)、4フ
ッ化エチレン−パーフロロアルコキシエチレン共重合樹
脂(PFA)、4フッ化エチレン−6フッ化プロピレン共
重合樹脂(FEP)、4フッ化エチレン−エチレン共重合
樹脂(ETFE)、3フッ化塩化エチレン樹脂(PCTF
E)またはフッ化ビニリデン樹脂(PVdF)などを使用
する。また、ケーシングと断面ほぼコ字状或は断面ほぼ
長方形状などの環状鋼材との間に介装させるガスケット
は、石綿またはゴムをフッ素樹脂で被覆したものを使用
する。これにより、複数のケーシングの組立作業が容易
になり、隣接するケーシング間の間隔を所定の間隔に保
持して、隣接するケーシング間からの流体の漏洩を防止
することができる。また、隣接するケーシングの間にフ
ッ素ゴム製Oリングを介在させてもよい。これにより、
ケーシングの間からの流体の漏洩を防止できると共にケ
ーシング間の積層間隔が狭くなり、流体の流速を増加さ
せることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
した図面に基づいて説明する。本実施の形態では、主と
して、凝縮器(コンデンサー)に適用した場合について説
明するが、本発明は、凝縮器だけでなく、冷却器や加熱
器等の他の熱交換器にも適用することができることは勿
論である。
【0013】まず、図1及び図2に基づいて、本実施の
形態に係る凝縮器の概要について説明する。図1は、本
実施の形態に係る凝縮器1の断面を示す図であり、上下
に位置する鏡板2、3の間に、間隔保持部材(環状鋼材)
4とガスケット4A(図12参照)を介して適宜数の冷却
盤(ケーシング)5を挟持して一つのブロックを構成し、
このブロックの上下面を被覆する鏡板2、3にジャケッ
ト6、7を取付け、さらに、上下のジャケット6、7の
外周面に抑えリング8を配設して、上下の抑えリング
8、8の間に適宜数の通しボルト9を通して、各通しボ
ルト9の上下端をナット10で締結することにより、凝
縮器1が組み立てられている。上下に配置された鏡板
2、3には、それぞれ開口が形成されており、上方に位
置する鏡板2の流入開口11は、凝縮性流体と不凝縮性
流体の混合流体(取扱流体)源(図示省略)に連通され、
また、下方に位置する鏡板3の流出開口12は、不凝縮
性流体と凝縮液とを分離する気液分離装置(図示省略)に
接続されている。なお、各鏡板2、3は球面の一部の形
状を有するように鋼板から成形されており、各鏡板2、
3の混合流体と接触する内面はグラスライニングで表面
処理されている。また、上方に配置されたジャケット6
には、冷却水(ケーシング内部流体)の流出口13が形成
されると共に、下方に配置されたジャケット7には、冷
却水の流入口14が形成されている。また、下方のジャ
ケット7には凝縮器1を所定の位置に設置するための脚
部15が付設されている。さらに、各冷却盤5はUベン
ド16を介して互いに連通されると共に、最上端に位置
する冷却盤5は、上方のジャケット6とUベンド16を
介して連通されており、また、最下端に位置する冷却盤
5は、下方のジャケット7とUベンド16を介して連通
されている。
【0014】したがって、冷却水は、下方のジャケット
7に形成された流入口14から下方のジャケット7に流
入し、Uベンド16を介して最下端の冷却盤5から順次
上方の冷却盤5へと流れ、最上端の冷却盤5から上方の
ジャケット6に流入して、最後に上方のジャケット6に
形成された流出口13から排出される。また、冷却水に
よって冷却される気体状の混合流体は、上方の鏡板2の
流入開口11に流入された後、各冷却盤5に接触するこ
とにより、凝縮性流体だけが凝縮されて液体状となり気
体状の不凝縮性流体と共に、各冷却盤5に形成された孔
5Aを通過して、順次下方に流れ、最後に下方の鏡板3
に形成された流出開口12から、気体状の不凝縮性流体
と凝縮液が排出されることになる。
【0015】次に、図3及び図4並びに図8及び図9に
基づいて、本実施の形態に係る凝縮器を構成する冷却盤
(ケーシング)を説明する。冷却盤5は、ほぼ円形に形成
された一対の鋼板製円盤(プレート)5C、5Dと環状側
板5Bから形成されている。各円盤5C、5Dは、中央
部を中高に膨出し、中央部と外周縁との間を環状に凹む
ようにプレス成形加工されており、環状凹部に孔5
1、5D1が開けられる。孔5C1、5D1は押し出し成
形で拡げられて、内側に突出するように形成される。そ
して、一対の円盤5C、5Dの孔5C1、5D1を付き合
わせて溶接して孔5Aを形成すると共に、一対の円盤5
C、5Dの外周縁に環状側板5Bを溶接して中空円盤状
の冷却盤5を形成して、一対の円盤5C、5Dの間にほ
ぼ等間隔の冷却水流通空間を形成している。また、各冷
却盤5の外表面、即ち、各円盤5C、5Dの外表面と環
状側板5Bの取扱流体と接する部分はグラスライニング
されている。
【0016】また、各冷却盤5には、図8に示すよう
に、冷却盤5内を流れる冷却水の流速を増加させるため
に、仕切板18が設置されている。この仕切板18は、
適宜の形状の板状体を迷路状に組み合わせて形成されて
おり、仕切板18の適所には貫通孔または切欠部19が
形成されている。また、図9に示すように、冷却盤5内
での仕切板18の移動を規制するために、環状側板5B
の適宜の位置に移動規制部材17を溶着している。この
仕切板18は、一対の円盤5C、5Dの孔5C1、5D1
を付き合わせて溶接する際に、一方の円盤5Dの所定の
位置に配置し、その後、孔5C1、5D1の付き合わせ部
を溶接すると共に一対の円盤5C、5Dの外周縁に環状
側板5Bを溶接することにより、冷却盤5の内部での移
動を規制された状態で設置される。このように冷却盤5
の内部を仕切板18で区画することにより、冷却水の流
路が形成され、冷却盤5内を流れる冷却水の流速を大き
くすることができる。その結果、熱伝達率が向上される
と共に、冷却盤5内がスケールや塵芥で汚染されること
を防止することが可能となる。また、冷却水は、仕切板
18により冷却盤5内全面を同じような流速で流れるよ
うになる。
【0017】次に、図5乃至図7に基づいて、他の実施
の形態に係る冷却盤を説明する。まず、図5及び図6に
示すように、この実施の形態に係る冷却盤50は、ほぼ
円形に形成された一対の鋼板製円盤(プレート) 50
C、50Dと環状側盤50Bから形成されている。各円
盤50C、50Dは、中央部が最低部となるように、な
だらかな傾斜面または曲面状にプレス成形加工されてい
る。また、中央部に1個の孔50A1と、中央部と外周
縁との間にほぼ等角度で3個の孔50A2を開設する。
そして、一対の円盤50C、50Dの各孔50C1、5
0D1及び50C2、50D2を付き合わせて溶接すると
共に、一対の円盤50C、50Dの外周縁に環状側板5
0Bを溶接して中空円盤状の冷却盤50を形成して、一
対の円盤50C、50Dの間にほぼ等間隔の冷却水流通
空間を形成する。また、各冷却盤50の外表面、即ち、
各円盤50C、50Dの外表面と環状側板50Bの取扱
流体と接する部分はグラスライニングされている。この
ように構成することにより、混合流体が片寄らないよう
に流れて、凝縮液は主に中央の孔50A1から速やかに
排出され冷却盤50上に留まることが少なくなり、熱伝
達率の低下を防止することができる。また、気体状の不
凝縮性流体は周辺の3個の孔50A2から主に排出され
るため、圧力損失が減り、混合流体の処理量を増加させ
ることが可能となる。また、図4及び図6の冷却盤5及
び50では、一対の円盤5C、5D及び50C、50D
の間にほぼ等間隔の冷却水流通空間を形成しているが、
図7に示すように、中央部の孔50A1の部分の間隔を
最小として、上下の円盤50C、50Dの外周縁に向け
て漸次間隔を広げるように構成することもできる。
【0018】次に、図10及び図11に基づいて、他の
実施の形態に係る仕切板を説明する。この実施の形態の
仕切板18Aも、図8に示した仕切板18と同様に、冷
却盤5内を流れる冷却水の流速を増加させるために、仕
切板18Aが設置されている。図10に示す仕切板18
Aは、六枚の板状体18A1と、これらの板状体18A1
の間隔を保持するように交叉して配置された二枚のスペ
ーサ板18A2から構成されており、二枚のスペーサ板
18A2にほぼ等間隔の六個の凹溝(図示省略)を形成し
て、各凹溝に六枚の板状体18A1を嵌め込んでそれぞ
れ溶接して、ほぼ井桁状に組み合わせて形成されてい
る。また、スペーサ板18A2の高さを板状体18A1
高さよりも低く形成して、六枚の板状体18A1により
形成される流路を流れる冷却水の流れを妨げないように
している。さらに、図9と同様に、図10に示す冷却盤
5でも、冷却盤5内での仕切板18Aの移動を規制する
ために、環状側板5Bの適宜の位置に移動規制部材17
が溶着されている。また、図11に示す仕切板18B
は、適宜の位置に貫通口19Bを形成したほぼ環状の板
状体18B1を同心円状に配置し、これらの環状の板状
体18B1の間隔を保持するように交叉して配置された
二枚のスペーサ板18B2から構成されており、二枚の
スペーサ板18B2にほぼ等間隔の6個の凹溝(図示省
略)を形成して、各凹溝に各環状の板状体18B1を嵌め
込んでそれぞれ溶接して形成されている。この仕切板1
8Bでも、スペーサ板18B2の高さを環状の板状体1
8B1の高さよりも低く形成している。なお、この仕切
板18Bでは、冷却水が冷却盤5の中心から外周部に流
れるため、中央に位置する環状の板状体18B1に冷却
水を導くための内管20を必要とする。また、図10及
び図11に示す仕切板18A、18Bも、図8と同様
に、一対の円盤5C、5Dの孔5C1、5D1を付き合わ
せて溶接する際に、一方の円盤5Dの所定の位置に配置
し、その後、孔5C1、5D1の付き合わせ部を溶接する
と共に一対の円盤5C、5Dの外周縁に環状側板5Bを
溶接することにより、冷却盤5の内部での移動を規制さ
れた状態で設置される。このように構成することによ
り、図8に示した冷却盤5と同様に、冷却盤5の内部を
仕切板18A、18Bで区画することにより、冷却水の
流路が形成され、冷却盤5内を流れる冷却水の流速を大
きくすることができる。その結果、熱伝達性能が向上さ
れると共に、冷却盤5内がスケールや塵芥で汚染される
ことを防止することが可能となる。
【0019】次に、図12に基づいて、隣接する冷却盤
5の間に介装させる間隔保持部材を説明する。間隔保持
部材は、断面ほぼコ字状の環状鋼材4から形成されてお
り、断面ほぼコ字状の環状鋼材4の少なくとも腐食性の
ある取扱流体と接触する面には、耐食性材料、即ち、フ
ッ素樹脂ライニングが施されている。耐食性材料処理と
してはグラスライニングでもよい。また、腐食性の取扱
流体の場合には、この環状鋼材4と冷却盤5との間に、
石綿或は合成ゴムをフッ素樹脂で被覆したガスケット4
Aを介装して取扱流体の漏洩或は外気の浸入を防止す
る。このように構成することにより、環状鋼材4を介し
て複数の冷却盤5の間の間隔をほぼ一定に保持できるの
で組立作業が簡単となり、また、隣接する冷却盤5の間
からの流体の漏洩を防止し、圧力を所定圧に維持するこ
とができる。図12の実施の形態では、環状鋼材4とガ
スケット4Aを使用した冷却盤5の間の間隔の保持と漏
洩防止について説明したが、図13に示すように、フッ
素ゴム製Oリング4Bだけで冷却盤5の間の間隔の保持
と漏洩の防止も可能である。このように構成することに
より、冷却盤5の間の隙間を狭くして、混合流体の流速
をさらに増加させることができる。この場合、一対の円
盤5C、5Dの外周縁よりに環状の突状5C2、5D2
形成して、フッ素ゴム製Oリング4Bを確実に保持させ
るようにする。
【0020】図1及び図2を参照しながら、図14に基
づいて本発明の実施の形態における凝縮器の作用を説明
する。本発明の実施の形態に係る凝縮器1を図1及び図
2に示すように組み立てて設置した場合、冷却水は、下
方のジャケット7に形成された流入口14から下方のジ
ャケット7に流入し、続いてUベンド16を介して最下
端の冷却盤5から順次上方の冷却盤5へと流れ、最上端
の冷却盤5から上方のジャケット6に流入して、最後に
上方のジャケット6に形成された流出口13から排出さ
れる。また、冷却水によって冷却される気体状の混合流
体(取扱流体)は、上方の鏡板2の流入開口11に流入さ
れた後、各冷却盤5の外表面に接触することにより冷却
され、凝縮性流体の一部が凝縮されて液体状となり、気
体状の不凝縮性流体と共に、各冷却盤5に形成された孔
5Aを通過して、順次下方に流れ逐次冷却凝縮され、最
後に下方の鏡板3に形成された流出開口12から、気体
状の不凝縮性流体と凝縮液が排出される。具体的には、
図14に示すように、冷却水は下段の冷却盤5の入口か
ら流入し、下段の冷却盤5の内部に設置している仕切板
18の流路に沿って流れ(図8、図10及び図11参
照)、下段の冷却盤5の出口からUベンド16を介して
上段の冷却盤5の入口へと流入し、上段の冷却盤5の仕
切板18の流路に沿って流れ、上段の冷却盤5の出口か
ら流出する。また、上段の冷却盤5の表面に流入した凝
縮性流体と不凝縮性流体の混合流体は、上段の冷却盤5
の外表面、即ち冷却盤5の上面と下面に接触し、冷却盤
5内の冷却水により冷却され、一部の凝縮性流体は気体
状態から液体状態に相変化し、また、不凝縮性流体は気
体状態のまま上段の冷却盤5の孔5Aを流下して、下段
の冷却盤5の外表面に流入する。その後、まだ液体状態
に相変化していない凝縮性流体は下段の冷却盤5で冷却
され、気体状態から液体状態に相変化し、また、不凝縮
性流体は気体状態のまま下段の冷却盤5の孔5Aを流下
して、さらに下段の冷却盤5の外表面に流入する。この
ようにして、順次冷却され凝縮した液と気体状態のまま
の不凝縮性流体は、下方の鏡板3に形成された流出開口
12から、気体状態の不凝縮性流体と凝縮液として排出
され、後工程に設置された気液分離装置(図示省略)に供
給され、そこで気体と液体とに分離される。ここで、冷
却盤5の内部に設置された仕切板18により、冷却盤5
内に流路が形成されるため、冷却盤5内を流れる冷却水
の流速が大きくなり、その結果、熱伝達率が向上して、
伝熱面積、即ち冷却盤の枚数を減らすことができる。
【0021】図14では、冷却盤5の孔5Aの位置と冷
却水の入口とを近づけて、混合流体の流れの方向と冷却
水の流れの方向がほぼ対向するように配置されている
が、冷却盤5の孔5Aの位置と冷却水の出口とを近づけ
て、混合流体の流れの方向と冷却水の流れの方向がほぼ
対向するようにしてもよい。また、冷却盤5の孔5Aの
位置を冷却水の入口と出口のほぼ中間に、即ち、冷却水
の入口及び出口からほぼ90°離れた位置に位置させ
て、混合流体の流れの方向と冷却水の流れの方向がほぼ
直交するようにしてもよい。さらに、図14では、冷却
盤5の孔5Aを1個だけ設けた場合について説明してい
るが、図5乃至図7に示した実施の形態では、冷却盤5
0の中央部に位置する1個の孔50A1を除いた3個の
孔50A2の内、少なくとも1個の孔50A2の位置を、
冷却水の入口或は出口に近づけて配置するか、或は、冷
却水の入口と出口のほぼ中間に位置させて配置してもよ
い。この場合、冷却盤50に設けられた4個の孔50A
1、50A2のうち、中央部に位置する1個の孔50A1
を除いた3個の孔50A2を、角度的にずらして上下方
向に隣接する冷却盤50の3個の孔50A2が上下方向
にできるだけ重ならないように配置すると、これにより
混合流体の流れが短絡するのを防ぐと共に、盤外の流量
分布を良くすることができる。
【0022】次に、図15及び図16により、凝縮器を
組み立てる場合の他の実施の形態について説明する。図
15に示す冷却盤5の場合は、環状側板5Bの側面に3
個のラグ5Eをほぼ120度間隔に固設している。3個
のラグ5Eの内、少なくとも1個のラグ5Eは、冷却盤
5の孔5Aの位置に対応させてあり、複数個の冷却盤5
を積み重ねる場合に、冷却盤5の芯出しが容易となるよ
うにしている。そして、凝縮器1を組み立てる場合、上
下の抑えリング8の間に配置する複数本の通しボルト9
の内、少なくとも3本の通しボルト9をガイド用の通し
ボルト9として使用することもでき、各冷却盤5の孔5
Aの位置を確認しながら組立作業を行うことになるた
め、凝縮器1の組立作業が簡単となり、所望の性能を備
えた凝縮器1を容易に構成することができる。また、図
15に示す冷却盤5は孔5Aが1個の場合であるが、複
数個の孔50A1、50A2が設けられた冷却盤50の場
合(図5乃至図7参照)にも、冷却盤50の環状側板50
Bに、特定の孔の位置に合わせてラグを固設することに
より、冷却盤の芯だし作業が容易となる。なお、環状側
板5Bの側面に固設したラグ5Eを異なる色で塗装し
て、各ラグ5Eの位置を特定の孔の位置に対応させるこ
とにより、冷却盤の積み重ね作業をさらに容易とするこ
とができる。
【0023】また、図16に示す凝縮器1の場合は、冷
却盤5の積み重ね枚数を増やして凝縮器1の伝熱面積を
増大させるようにしている。この場合、まず、5枚程度
の冷却盤5の積み重ねブロックA,B,Cを構成し、次
に、これらのブロックA,B,Cを積み重ねて各ブロッ
ク間を通しボルト9で連結して、最終的に所望の凝縮器
1を組み立てる。このように構成することにより、各冷
却盤5の積み重ね作業が簡単となり、各冷却盤5の位置
ずれを最小限に抑えることができる。また、積層部分か
ら漏洩しににくくなる。
【0024】以上、本発明の実施の形態を凝縮器に基づ
いて説明してきたが、図17に示すように、ケーシング
(冷却盤)60を、仕切板(図示省略)を収容した波形の
水平円盤60C、60Dと環状側板60Bから構成して
もよい。このように構成することにより、流体に渦流が
生じることになり、熱伝達率が向上し、伝熱面積も若干
増加する。また、ケーシングを構成する円盤60C、6
0Dの強度も増大する。このケーシング60は、液−液
熱交換機、即ち、冷却器や加熱器に適用することができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、複数のほぼ中空円盤状のケーシングを多
段に積層した熱交換器を構成する場合、ケーシングを構
成する上下プレートの外表面を耐食性材料で表面処理す
ると共に、ケーシングを構成する上下プレート面を貫通
し、且つ、ケーシング内部空間と隔絶された孔を形成
し、また、ケーシング内部空間にケーシング内部流体の
流速を増加させる仕切板を非固着状態で介在させること
により、熱伝達率を向上させることができ、冷却盤内の
流れを全面において均一化させることができる。流速が
上がれば冷却盤内の汚れも減少する。また、中空円盤状
のケーシングを構成する上下プレートの外表面に耐食性
材料で表面処理を施した場合でも、仕切板はケーシング
内面に固着されていないので、ケーシングにグラスライ
ニングが施工しやすい。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明が奏する効果に加えて、ケーシングを構成
する上下プレート面を相似形状のなだらかな傾斜面或は
曲面状に形成すると共に上下プレート面を貫通する複数
の孔を形成し、これらの複数の孔の内、少なくとも一つ
の孔を上下プレート面の最低部に位置させて、この最低
部に位置する孔を主に凝縮液の流出口とし、残りの孔を
主に不凝縮性流体の流出口とすることにより、プレート
の成形加工が容易となると共に仕切板の形状が単純とな
る。また、凝縮器として使用した場合に、プレート面に
生成される凝縮液を速やかに流出させて、プレート面に
凝縮液が滞留することがないので、熱伝達性能を低下さ
せることはない。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の発明が奏する効果に加えて、隣
接するケーシング間に、少なくとも取扱流体と接触する
部分を耐食性材料で表面処理した間隔保持部材を介在さ
せることにより、複数のケーシングを多段に積み重ねた
場合に、隣接するケーシング間の間隔を所定の間隔に適
切に保持できると共に隣接するケーシング間の漏洩を適
切なガスケットにより防止することができる。また、ケ
ーシングの芯だし、積み重ね作業も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係る凝縮器の断
面を示す図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態に係る凝縮器の一
部を断面で示す図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態に係る凝縮器を構
成する冷却盤(ケーシング)の上面図である。
【図4】図4は、図3のA−A線に沿った断面図であ
る。
【図5】図5は、他の実施の形態に係る冷却盤の上面図
である。
【図6】図6は、図5のB−B線に沿った断面図であ
る。
【図7】図7は、さらに他の実施の形態に係る冷却盤の
図5のB−B線に沿った断面図である。
【図8】図8は、冷却盤内に仕切板を配置した状態を示
す上面図である。
【図9】図9は、図8の一部拡大斜視図である。
【図10】図10は、他の実施の形態の仕切板を冷却盤
内に配置した状態を示す上面図である。
【図11】図11は、さらに他の実施の形態の仕切板を
冷却盤内に配置した状態を示す上面図である。
【図12】図12は、間隔保持部材を冷却盤の間に介在
させた状態を示す断面図である。
【図13】図13は、冷却盤にOリングを配置した状態
を示す断面図である。
【図14】図14は、凝縮性流体と不凝縮性流体との混
合流体の凝縮器内での流れを示す概要図である。
【図15】図15は、さらに他の実施の形態に係る冷却
盤の斜視図である。
【図16】図16は、本発明の実施の形態に係る熱交換
器を構成する冷却盤を積層する際の他の手段を説明する
正面図である。
【図17】図17は、さらに他の実施の形態に係るケー
シングの断面図である。
【符号の説明】
1 凝縮器 2、3 鏡板 4 環状鋼材(間隔保持部材) 4A ガスケット 5 冷却盤(ケーシング) 5A 孔 5B 環状側板 5C、5D 円盤(プレート) 6、7 ジャケット 8 抑えリング 9 通しボルト 10 ナット 11 流入開口 12 流出開口 13 流出口 14 流入口 15 脚部 16 Uベンド 17 移動規制部材 18 仕切板 19 貫通口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28D 9/00 F28F 19/02 501 F28F 21/08 F28F 3/00 301

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のほぼ中空円盤状のケーシングを多段
    に積層して構成した熱交換器において、前記ケーシング
    を構成する上下プレートの外表面を耐食性材料で表面処
    理すると共に、前記ケーシングを構成する上下プレート
    面を貫通し、かつ、該ケーシング内部空間と隔絶された
    孔を形成し、また、前記ケーシング内部空間にケーシン
    グ内部流体の流速を増加させる仕切板を非固着状態で介
    在させたことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】前記ケーシングを構成する上下プレート面
    を相似形状のなだらかな傾斜面または曲面状に形成する
    と共に、前記上下プレート面を貫通し、かつ、該ケーシ
    ング内部空間と隔絶された複数の孔を形成し、該複数の
    孔の内、少なくとも一つの孔を上下プレート面の最低部
    に位置させて、この最低部に位置する孔を主に凝縮液の
    流出口とし、残りの孔を主に不凝縮性流体の流出口とし
    たことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】隣接するケーシングの間に、少なくとも取
    扱流体と接触する部分を耐食性材料で表面処理した間隔
    保持部材を介在させたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の熱交換器。
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