JP3379850B2 - 方形状布片の展開方法および装置 - Google Patents

方形状布片の展開方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばランドリー工場
などにおいて洗浄・乾燥した後のシーツ、包布などの方
形状布片を展開する方法および装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にランドリー工場において
は、汚れたシーツ・包布などの方形状布片を洗濯脱水
後、ほぐして展開し、アイロン掛け処理をして、折り畳
んで出荷している。ところで、脱水工程を終えた方形状
布片は、互いの絡みを解きほぐされ捩じれた状態で山積
みされる。該布片をプロセスや折畳み機などに送込むに
は、該方形状布片を予め捩れをほぐして展開させ縁を揃
える必要がある。この該布片の展開作業においては、従
来、山積みにされた該布片を、作業者が一枚ずつ取出
し、その取出した方形状布片の任意の角部と、該角から
伸びる縁(辺)の一定巾の点または該角と一辺を共有す
る角とをそれぞれ捜しだし、夫々を掴んで揃えてプロセ
スなどに供給していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の方形状布
片の展開にあつては、手作業による方形状布片の任意の
一つの角部及び一つの角部と一辺を共有する角部または
縁の一部の掴み作業では、山積みにされた方形状布片を
一枚ずつ取出し、捩じれをほぐしながら任意の一つの角
(角部)と該一つの角と一辺を共有する角部または縁の
一部を探し出さなければならず、任意の一つの角を捜し
だし該布片を展開する作業に多大の時間と労力を必要と
する為、作業員の数も多人数となり、作業者も高温、高
湿の悪環境下での単純労働の繰返しの上長時間作業とな
るなどによって作業能率が悪くコスト高となっていた。
そこで、該布片の展開を機械化することが望まれるが、
しかし、該布片は柔軟で形が崩れ易い為に取り扱いが難
しく、該布片を展開して、その縁を機械によって次工程
の装置の軸に揃えるのは困難であるといった問題点があ
る。
【0004】捩れた方形状布片を装置によって展開して
該布片の縁を装置の軸に揃えるには、柔軟な該布片を載
置台上に広げて横たえらせた状態で該布片の縁の直線を
出して静止させた後、方形状布片の一つの角部と該角部
から伸びる辺の該角部から一定巾を置いた点を掴んで吊
すか又は一つの角部と一つの角部に一辺を挟んで隣り合
う角部を掴んで吊し、該布片を展開すると、該布片の重
心位置は角部の掴み下に位置することがないので、該布
片の角部の掴み下の該布片の縁は捩れることなく垂直に
垂れ下がる、この垂直な該布片の縁を装置の軸に合わせ
る手段で達成される。そこで本発明は上記手段によっ
て、該布片の一つの角部と該角部に一辺を挟んで隣合う
角部または該角部から伸びる縁の一定巾の点とを掴んで
該布片の一つの縁の周辺または全体の重なりや捩れの無
い状態で展開して吊す方法および装置を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成について説明する。洗濯,脱水後、方
形状布片の絡みを解き山積みとした該布片の一片の任意
の部分を掴むための第一掴み装置と該掴み装置が上下動
する昇降柱を設け、昇降柱に隣接して高さ調整をするこ
とができる上下ローラーからなる該布片の角部(角また
は角近傍)を取出す角出し装置を設ける。上下ローラー
は駆動装置の制御によって正逆回転可能となっていて、
該布片を受けて噛み込み、または送り出しができるよう
になっている。
【0006】また、昇降柱近傍に垂れ下がった該布片の
一部をローラー方向に押すための押圧部材を設けてい
る。押圧部材は平板状でローラー軸と平行に上下ローラ
ーの噛み合い線の高さで上下ローラーに向って出入して
上下ローラー間に該布片を噛み込ませる。
【0007】昇降柱の近傍に該布片を載置するための平
板状の載置台を設け、載置台の左右の側縁上部および前
後の側縁上部に、前後方向に伸びる縦軌道(縦レール)
および左右方向に伸び縦軌道上を前後方向に移動する横
軌道(横レール)を設け、縦軌道上および横軌道上を該
布片を掴んで移動する掴み装置を設ける。
【0008】載置台上の該布片の縁または角を感知する
センサーを設ける。載置台上で直線に揃えられた該布片
の辺または角を掴む掴み装置を設ける。各所に設けたセ
ンサーからの信号を受けて掴み装置、横軌道、上下ロー
ラー、押圧部材の動きおよび各部材の作動を操作制御す
る制御装置を設ける。
【0009】
【作用】山積とした該布片の一片を掴み装置によって掴
み、掴み装置が昇降柱に沿って上方に移動させ該布片を
吊り上げる。その状態から押入部材によって該布片を上
下ローラー間に押し込みローラーで挟む、該布片から掴
み装置を外すと、該布片が上下ローラー下に垂れ下がっ
た状態となる。この時該布片の最下端部には該布片の一
つの角部が来る。上下ローラーを回転して該布片を上下
ローラーによって噛み込み最下部が引き上る。該布片の
一つの角部がローラー面に来るとセンサーで感知してロ
ーラーの回転を停止し、該布片の角部を取出す。
【0010】取出された該布片の一つの角部と一つの角
部に対角する角部を掴み装置で掴んで掴み装置を縦軌道
および横軌道上を移動させて、該布片を載置台上で広げ
た状態で横たえさせ引き摺るようにして回転させながら
移動して、該布片の縁が直線に揃った所を縁または角を
センサーによって感知して該布片を静止させ、該布片の
縁または角を掴み装置によって掴んで展開して吊す。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
但し、装置の前後左右は図に示す如く、該布片が載置台
での移動前を前とし、移動方向を後方とし、載置台に向
って左右とする。
【0012】(実施例1)図1において、基台1の底部
で第一掴み装置2(掴み装置としてはエァーチャック,
クリップ,ツングス等がある)の下方に置いた方形状布
片を第一掴み装置2が昇降柱3に沿って下方に移動して
第一掴み装置2の先端に取り付けたセンサーの指令を受
けて掴み、次いで、第一掴み装置2が昇降柱3に沿って
上方に移動して、上下ローラー4の上面より高い位置で
停止して、該布片を上下ローラー4前面で吊り下げた状
態とする。
【0013】図2において、該状態から横方向から押圧
部材5を回転して繰出して、垂れ下がった該布片の上部
の一部を上下ローラー4の噛み込み線に合わせて押し付
ける。上下ローラー4によって該布片の一部が緩かに噛
み込まれた後は押圧部材5を反転させて上下ローラー4
面から外す、該布片は一部を上下ローラー4に噛み込ん
だ状態で吊り下がり、最下端部が該布片の一つの角部と
なる。
【0014】図3において、上下ローラー4を回転させ
ると、上下ローラー4は垂れ下がった該布片を噛み込み
ながら該布片を後方に送り垂れ下げる。該布片が後方に
送られると上下ローラー4前面に最下端にあった該布片
の一つの角部が現れる。この時点で上下ローラー4枠に
取付いたセンサーによって、該布片の一つの角部を感知
し制御装置21からの指令によって上下ローラー4の回転
を停止する。上下ローラー4の前面にある該布片の一つ
の角部を上下ローラー4の上部で左右方向に伸びる横軌
道体11上を移動する第二掴み装置6が右方向より移動し
てきて第二掴み装置6の先端に取付いたセンサーからの
信号により制御装置の指令を受けて掴む。
【0015】図4において、上下ローラー4が逆回転す
ると同時に該布片の一つの角部を掴んだ第二掴み装置6
が制御装置21からの指令により左右駆動装置のモーター
7が回転し、モーター7の軸に取付いたスプロケット8
に掛けられているチェーン9、チェーン9に取付いた第
二掴み装置6を支持する支持体10が横軌道体11上を左方
向に移動することによって、該布片を上下ローラ4ーか
ら引き出す。同時に第二掴み装置6は端出しローラー12
上を左方向に移動して、該布片が端出しローラー12上を
滑り始めると制御装置21からの指令を受けて押えローラ
ー13に取付いたエァーシリンダーが作動して支点を中心
にして押えローラー13を回動させ、端出しローラー12上
の該布片を押える。その後、端出しローラー12と押えロ
ーラー13が回転して該布片は左方向に移動する。
【0016】やがて、該布片の一つの角部に対角する角
部が上下ローラー4の噛み合いから外れて、端出しロー
ラー12の右位置に移動してくると、該角部をセンサーに
よって感知して制御装置21からの指令によって上方の位
置にある横軌道体11上に取付いた第三掴み装置14が下り
て来て該角部を掴む。すると、制御装置21からの指令に
より押えローラー13のエァーシリンダーを働かせ、押え
ローラー13を回動させて端出しローラー12との間を開
き、該布片の押えを解除する。
【0017】図5において、第二掴み装置6と第三掴み
装置14で該布片の一つの角部と該角部に対角の角部を掴
んだ後、第二掴み装置6を左方向に移動させて、該布片
を伸張すると、該布片は対角線を稜として逆三角形状に
両側に展開されて垂れ下がった形を取る。この状態で載
置台18前面に移動させて、載置台18の左右の側面上部に
設けた前後方向に伸びる左右の縦軌道17に橋渡して設け
た横軌道体11が縦軌道17によって支持されながら縦軌道
17上を前後駆動装置のモーター15を回転させてチェーン
16を引くことによって移動して、載置台18の前方から該
載置台18上を該布片は三角形状に広げ横たえて引摺られ
ながら後方に移動していく。
【0018】図6において、該布片を載置台18上を移動
する途中で該布片の角部を掴む第三掴み装置14の掴みを
外し、該布片を第二掴み装置6の掴みによってのみで載
置台18上を引摺るようにして後方に移動すると、該布片
は第二掴み装置6の掴みを支点に回転するように後方に
引摺られる。第二掴み装置6によって掴まれた該布片の
角部と縁を挟んで隣合う角部が第四掴み装置の左右方向
に伸びる軌道20上に現れるとセンサーが感知し、制御装
置21からの指令によって前後駆動装置のモーター15の回
転を停止する。これによって第二掴み装置6の移動を止
める。
【0019】図7において、第四掴み装置の軌道20上で
移動を停止している該布片の角部を制御装置21からの指
令を受けた第四掴み装置19が軌道20上を右方向に移動し
て掴む。すると、該布片の一つの角部と該一つの角部と
一つの角に辺を挟んで隣合う角部とを第二掴み装置6と
第四掴み装置19で掴んだ状態となる。
【0020】図8において、上記状態から第二掴み装置
6および第四掴み装置19を左方向に移動させると、該布
片は載置台18上から離れて第二掴み装置6と第四掴み装
置19とで角部を掴まれ垂れ下がり展開された状態とな
る。
【0021】(実施例2)図9に示すように、方形状布
片1を山積にして移動させるための円盤状のコンベァー
22からなる供給装置を設けて、円盤状コンベァー22の内
部に洗濯、脱水、乾燥をした該布片1を山積にして、コ
ンベァー22を回転して、コンベァー22の近傍に設けた方
形状布片1の任意の部分を掴むための第一チャック23
(該布片の掴み装置)と該第一チャック23が上下動する
昇降柱からなる懸吊装置の下方に移動させる。
【0022】昇降柱は昇降基柱24と昇降基柱24を上下動
する補助昇降柱25とからなり、補助昇降柱25に第一チャ
ック23が取付いて補助昇降柱25を上下する。第一チャッ
ク23によって円盤状コンベァー22上に山積された該布片
1の一つを掴んで昇降基柱24に沿って上方に移動し、も
う一段、該布片1を吊上げる等の高さ調整が必要とする
時は第一チャック23が補助昇降柱25に沿って上方に移動
し、角出し装置の前面で該布片1を懸吊して停止する。
【0023】図10に示すうに、円盤状コンベァー22の上
方に昇降柱に隣接して角出し装置と第一チャック23によ
って垂れ下がった該布片1の一部を角出し装置に押込む
押込部材26を設けている。押込部材26は平板状で角出し
装置の高さに調節でき前後に水平に往復動できる。
【0024】角出し装置は前上下ローラー27とチャック
設置台28を挟んで後上下ローラー29からなつている。チ
ャック設置台28は該布片1の角部分が前上下ローラー27
の後面または後上下ローラー29の前面で垂れ下がらない
ように一時的に支える為の板体となっており、かつ、該
布片1の角部を掴むための第二チャック31を設ける。
又、後上下ローラー29の上ローラー軸に回動するアーム
30が取付いていて、回動アーム30の回動によって後上下
ローラー29が合さったり、開いたりする。前後の上下ロ
ーラーは駆動装置の制御によって正逆回転可能となって
いて、該布片1を受けて噛み込み、または送り出しがで
きるようになっている。
【0025】上記角出し装置の構成から、該布片1を押
込部材26によって前上下ローラー27間に押込む、前上下
ローラー27を回転させ該布片1を後方に送る。図11に示
すように、前上下ローラー27から送られて来た該布片1
はチャック設置台28上を移動して後上下ローラー29に噛
込まれ、後上下ローラー29によってなおも後方に送ら
れ、該布片1の懸吊時の最下端である一つの角が前上下
ローラー27から外れる。
【0026】図12に示すように、後上下ローラー29の前
面のチャック設置台28上に現れると前後の上下ローラー
27,29の回転を止めて、該布片1の一つの角をチャック
設置台28の第二チャック31によって掴み、図13に示すよ
うに、後上下ローラー29の回動アーム30を回動して上下
ローラーを開け、その後、第二チャック31を上方に移動
して、該布片1の一つの角を掴んで懸吊する。
【0027】図14に示すように、第二チャック31を上方
に移動させ、該布片1の一つの角を取り出す角出し装置
と角出し装置の上方に設けた載置台33の前面とを循環す
るループ軌道34にチェーンを張って設け、チェーンに該
布片1を掴んで移動する第三チャック32を設けてなる該
布片搬送装置の第三チャック32に掴み替えられ、第三チ
ャック32に一つの角を掴まれた該布片1は載置台33の前
面の脇に移動して、ここで一旦、載置台33の脇に取付い
た送風装置からの圧力風を該布片1に吹付けることによ
って該布片1の捩れや絡みをほぐした後、ループ軌道34
のチェーンが移動して載置台33上の前面に該布片1を横
たわるようにして引出す。
【0028】図15に示すように、方形状の載置台33上方
の載置台33の側縁上部に平行して左右に該布片1の大き
さに応じた間隔を置いて、前後方向に伸びる縦レール3
5,36を設け、左右の縦レール35,36に縦レール35,36
上を前後方向に移動する左右レールスライド部材37,38
を夫々設け、左右夫々のレールスライド部材37,38をモ
ーターなどの駆動装置にチェーン、ベルトまたはスクリ
ュウシャフト等を介して取付ける。
【0029】左レールスライド部材37には左右方向に伸
びる横レール39を設け、横レール39上を左チャック取付
部材40が左右方向に移動できるようになっている。左チ
ャック取付部材40と右レールスライド部材38に設けた右
チャック取付部材41とはエァーシリンダー42などによっ
て伸縮自在となるリンク棒43で連結し、左右チャック取
付部材40,41に夫々左右チャック44,45が取付いた構成
からなる。
【0030】上記構成から第三チャック32で掴まれてい
る該布片1の一つの角部を右チャック45に掴み替え、左
チャック44で右チャック45が掴んだ角部に対角する角部
近傍を掴む。
【0031】図16において、該布片1の一つの角部を掴
んだ右チャック45は該布片1を載置台33上で三角形状に
折畳んで広げ横たえた状態の該布片1を引摺りながら右
縦レール36に沿って後方に移動させる。また、一つの角
部に対角する角部を掴んだ左チャック44を左縦レール35
上を後方に右チャック45の移動より遅く移動させると、
左右チャック取付部材40,41に取付いたリンク棒43の長
さは一定である時、左チャック44と右チャック45との後
方への移動距離の差に応じて、左チャック44はリンク棒
43によって右方向に引かれて左レールスライド部材37に
設けた横レール39に沿って移動する。
【0032】なおも、該布片1を右方向に移動させる時
はリンク棒43に取付いたエァーシリンダー42によってリ
ンク棒43の長さを縮めると、左チャック44は一層右方向
に移動し、左チャック44に掴まれた該布片1の一つの角
部に対角する角部を右方向に押し出すようにして移動す
る。この押し出しによって該布片1は載置台33面上で一
つの角部を中心に急回転して横滑りするため、右縦レー
ル36上の右チャック45の移動行程が小さくても右縦レー
ル36に平行な位置に該布片1の縁が来る。
【0033】これによって、載置台33上で横たえて広げ
た該布片1全体が載置台33面上で回転するようにして後
方および右方向に移動して行き、該布片1の一辺の直線
が載置台33の右縦レール36のレール線上に達するか、平
行に揃った時点で、センサーが感知して左右チャック4
4,45の移動を止めて、左右チャック44,45の掴みを外
し載置台33上に該布片1を載置する。
【0034】図17において、載置台33の右辺に直角の方
向から、間隔を置いた二つのチャックを繰出して、載置
台33に揃った方形状布片1の縁の角部と該角部より一定
巾を置いて該角部から伸びた縁の一部とを掴んで吊し上
げ該布片1を掴んだ間で伸張すると、該布片は展開して
吊された状態となる。二つのチャックは該布片1を吊し
た状態で次工程の縁出し装置に移動して供給する。な
お、装置の各部にセンサーを設けて、センサーからの信
号を受けて制御装置が指令して各部材の動きを制御する
ようになっている。
【0035】
【発明の効果】本発明は上記説明したような構成となっ
ているので、方形状布片を塊状や捩れた状態で装置に供
給するだけで該布片を自動的に展開するようにしたの
で、作業者の悪環境下での労働から開放することが出来
た。また、装置の各構成を縦方向に並べてコンパクトに
し、且つ、該布片を載置台上で強制的に回転させながら
縁を揃えるので該布片の引摺り行程が短くて済むので、
装置の設置面積を狭くすることができた。方形状布片の
展開の機械化によって昼夜連続運転も可能になることか
ら製品の出来上がりが早くまた製品のコストを下げるこ
とが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方形状布片の展開装置の実施例を示す
斜視図である。
【図2】方形状布片を上下ローラーに噛込ませる時点で
の状態図である。
【図3】上下ローラー位置から方形状布片を第二掴み装
置によって引出す時点での状態図である。
【図4】第二掴み装置と第三掴み装置とで方形状布片の
互いの対角する角部を掴んで載置台の前面に位置する時
点での概念図である。
【図5】方形状布片を載置台上に横たえた状態で引摺り
ながら後方に移動させる位置での実施例を示す概念図で
ある。
【図6】方形状布片を載置台上で一つの角に隣合う角を
センサーが感知した位置での実施例を示す概念図であ
る。
【図7】方形状布片が載置台上で一つの角と隣り合う角
を掴んだ位置での実施例を示す概念図である。
【図8】方形状布片の一つの角と隣り合う角を掴んで伸
張し垂れ下げた位置での実施例を示す概念図である。
【図9】実施例2の方形状布片展開装置の概略構成図で
ある。
【図10】実施例2の角出し装置の上下ローラーが該布片
を噛み込む時点での概念図である。
【図11】実施例2の角出し装置の該布片の角部を取出す
時点での概念図である。
【図12】実施例2の方形状布片の一つの角部をチャック
で掴んだ時点での概念図である。
【図13】実施例2の方形状布片の一つの角部をチャック
で掴んで吊した時点での概念図である。
【図14】実施例2の方形状布片の一つの角部を第2チャ
ックからループ軌道上のチャックに掴み替えた時点での
概念図である。
【図15】実施例2の方形状布片の互いに対角する角部近
傍を掴んで載置台前面に配置された時点での概念図であ
る。
【図16】実施例2の方形状布片の互いに対角する角部近
傍を掴んで載置台上で一辺を直線に揃えた時点での概念
図である。
【図17】実施例2の方形状布片の角部と該角から伸びる
辺の任意の巾の点を掴んで伸張し垂れ下げた時点での概
念図である。
【符号の説明】
1 方形状布片 2 第一掴み装置 3 昇降柱 4 上下ローラー 5 押圧部材 6 第二掴み装置 10 支持体 11 横軌道体 12 端出しローラー 13 押えローラー 14 第三掴み装置 17 縦軌道 18 載置台 19 第四掴み装置 20 第四掴み装置の軌道 21 制御装置 22 円盤状コンベァー 23 第一チャック 24 昇降基柱 25 補助昇降柱 26 押込部材 27 前上下ローラー 28 チャック設置台 29 後上下ローラー 30 回動アーム 31 第二チャック 32 第三チャック 33 載置台 34 ループ軌道 35 左縦レール 36 右縦レール 37 左レールスライド部材 38 右レールスライド部材 39 横レール 40 左チャック取付部材 41 右チャック取付部材 42 エァーシリンダー 43 リンク棒 44 左チャック 45 右チャック

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体形状の枠組みからなる基台の枠組
    み内前方に方形状布片(1)を掴んで昇降柱(3)を上
    下動する第一掴み装置(2)と、該布片(1)を噛み込
    んで回転する上下ローラー(4)を設けて、第一掴み装
    置(2)によって垂れ下がった該布片(1)の一部を上
    下ローラー(4)間に押し込む押圧部材(5)と該布片
    (1)の一つの角部を掴む第二掴み装置(6)とを設け
    る。該布片(1)の一つの角に対角する角を取り出す端
    出しローラー(12)と押えローラー(13)を設け、該布
    片(1)の一つの角部に対角の角部を掴む第三掴み装置
    (14)とを設ける。載置台(18)の左右の側縁上部で前
    後方向に伸びる縦軌道(17)を設け、左右の縦軌道(1
    7)に橋渡して左右の縦軌道(17)上を前後方向に移動
    する横軌道体(11)を設け、第二掴み装置(6)および
    第三掴み装置(14)が横軌道体(11)上を左右方向に移
    動できるように設けて、載置台(18)を横切って移動し
    て該布片(1)の角部を掴む第四掴み装置(19)を設
    け、載置台(18)に該布片(1)の角部を感知するセン
    サーを設ける。各所に設置したセンサーからの信号を受
    けて掴み装置、上下ローラー(4)、横軌道体(11)の
    動きを制御する制御装置(21)を設けることを特徴とす
    る方形状布片の展開装置。
  2. 【請求項2】 方形状布片(1)を山積にして移動させ
    るための円盤状のコンベァー(22)からなる供給装置を
    設け、コンベァー(22)の近傍に該布片(1)の任意の
    部分を掴むための第一チャック(23)と該第一チャック
    (23)が上下動する昇降基柱(24)および補助昇降柱
    (25)からなる昇降柱を設け、昇降柱の第一チャック
    (23)によって垂れ下がった該布片(1)を前上下ロー
    ラー(27)間に押し込む押込部材(26)を設け、第二チ
    ャック(31)が設置されるチャック設置台(28)を挟ん
    で前後に前上下ローラー(27)と後上下ローラー(29)
    とからなる該布片(1)の一つの角を取出す角出し装置
    を設け、角出し装置と載置台(33)の前面とを循環する
    ループ軌道(34)に該布片(1)の一つの角を掴んで吊
    す第三チャック(32)を取付け、方形状載置台(33)側
    縁上部に載置台(33)に平行して前後方向に伸びる左右
    の縦レール(35,36)を設け、左縦レール(35)に前後
    方向に移動し左右方向に伸びる横レール(39)を設け、
    右縦レール(36)には前後方向に移動でき、第三チャッ
    ク(32)で掴まれている該布片(1)の一つの角部を掴
    み替える右チャック(45)を設け、横レール(39)上を
    左右方向に移動でき、右チャック(45)で掴んだ該布片
    (1)の角部の対角の角部を掴む左チャック(44)を設
    ける。左右チャック(44,45)を伸縮自在に制御される
    リンク棒(43)で連結して設ける。載置台(33)上の該
    布片(1)の縁を感知するセンサーを設けることを特徴
    とする方形状布片の展開装置。
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