JP3378831B2 - ビット同期回路 - Google Patents

ビット同期回路

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0337Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals
    • H04L7/0338Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals the correction of the phase error being performed by a feed forward loop

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IEEE139
4、ATM、空間光通信などに代表される高速シリアル
通信の受信機等に用いられるビット同期回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】情報機器のデジタル化に伴い、デジタル
信号の高速シリアル通信が、LSI間データ転送から無
線通信、光ファイバ通信に至るまで幅広く使用されるよ
うになっている。
【0003】このようなデジタル通信では、通信用デー
タの他に、データを正しくサンプルするためのタイミン
グ情報を送る必要がある。高速シリアル通信の多くは、
通信線を少なくするため、タイミング情報をデータとは
別の線を使って送るということはしない。その代わりに
データに冗長性を持たせ、一定時間内にデータが遷移す
ることを保証するようなコーディングを用いる。データ
の遷移そのものがタイミング情報なので、遷移と遷移の
間隔が十分短ければ、受信機側ではデータの遷移を基に
データを正しく復元できる。これを実現する回路は、ビ
ット同期回路又はシンボル同期回路と呼ばれている。
【0004】近年、高速シリアル通信において、例え
ば、ISDNにおける2線式加入者線系の時分割方式
や、その他の半2重通信のように、データを間欠的に送
受信するバーストモード通信と呼ばれる方式の開発が進
んでいる。バーストモード通信では、通常、ビット同期
を確立するために、転送したいデータの前にプレアンブ
ルと呼ばれる特定パターンを転送する。プレアンブルの
期間中は転送したいデータを送れないので、プレアンブ
ルを短くすればするほど、通信の効率を上げることがで
きる。プレアンブルを短くするためには、高速に同期を
確立するビット同期回路の技術が重要である。
【0005】更に、例えば、光ファイバ通信や無線通信
のように増幅器を用いて信号を変換しているような方式
の場合、増幅器が安定するまで、信号のパルス幅に偏り
が生ずる。その現象が発生したときの送信及び受信の信
号波形を図6に示す。図6において、送信信号は、送信
機の出力の時間変化を表している。この図では、プレア
ンブルとしてよく使用される0,1の繰り返しパターン
を使用したものを示している。例えば、光ファイバ通信
の場合、この送信信号を基に、LEDもしくはレーザー
に光信号を出力させる。
【0006】図6の受信信号は、光信号を受光素子で受
信し、増幅処理した信号の1例である。受信側の増幅器
等の特性によって、受信信号の先頭においては、信号が
ハイである期間が送信信号に比べ長くなり、ローである
期間が短くなっている。この傾向は受信を続けることで
少なくなっていき、次第に送信信号の波形に近づいてい
く。この受信信号の偏りの影響をなくすために、更にプ
レアンブルを付加する必要があった。このような場合に
対応するために、パルス幅が偏っている場合にも正しく
同期を図ることができるビット同期回路が重要である。
【0007】このようなビット同期を取るための従来技
術として、以下の6種類のものが知られている。
【0008】第1の技術は、″Phase-Locked Loops - D
ESIGN, SIMULATION, & APPLICATIONS″ Third Edition,
Roland E. Best, 1997, McGraw-Hillに開示されるよう
な、PLL(Phase-Locked Loops)を用いたものであ
る。この技術では、受信側でクロック生成するために電
圧制御オシレータを用いる。電圧制御オシレータは、動
作電圧を変更することにより出力されるクロックの速度
を変えることのできるオシレータである。PLLは、受
信信号の遷移点と生成されたクロックの位相差を用い
て、受信信号の遷移点とクロックの遷移点が一致するよ
うに電圧制御オシレータの速度を制御する。このように
受信信号に同期したクロックで受信データをサンプルす
ることで正しく受信することができる。
【0009】一般に、受信側で、受信信号に同期したク
ロックを生成するビット同期回路はクロックリカバリ方
式と呼ばれる。ビット同期回路にクロックリカバリ方式
を使用した場合、受信データは受信信号に同期したクロ
ックに同期しているので、これを受信機のシステムクロ
ックに同期するために、通常、非同期のFIFO(Firs
t In First Out)を使用する。受信信号を、受信信号に
同期したクロックで非同期FIFOに書き込み、受信機
のシステムクロックで読むことにより、受信機のシステ
ムクロックと同期が取ることができる。
【0010】第2の技術は、ビットレートと比較して十
分速いクロックでデータをサンプルし、サンプルデータ
の値が変わるタイミングから受信のためのサンプルタイ
ミングを決めるような、高速クロックを用いたものであ
る。PCのシリアルコントローラであるUART(Univ
ersal Asynchronous Receiver and Transmitter)がこ
の方法を使用している。UARTでは、調歩同期と呼ば
れるデータフォーマットを使用する。調歩同期では、通
常、8ビットのデータ毎に、前にスタートビット、後ろ
にストップビットを付加する。スタートビットは常に
1、ストップビットは常に0である。ビットレートの1
6倍のクロックで受信信号をサンプルし、サンプルデー
タが0から1に変化した時点、すなわちスタートビット
が始まった時点で4ビットカウンタを初期化する。カウ
ンタが8になった時のサンプルデータを8回分蓄え、そ
の次のストップビットが0であることを確認し、受信デ
ータとして出力する。
【0011】第3の技術は、特開平6−53950号公
報に記載されるような、2つのオシレータの切り替えを
用いたものである。受信信号のローとハイに従って、2
つのオシレータの動作を交互に動作開始させる。2つの
オシレータは、それぞれ、受信信号の立ち上がり又は立
ち下がりで動作を開始するのでその出力は受信信号に同
期している。2つのオシレータの出力のORを取ること
で受信データに同期したクロックを生成する。なお、こ
の技術においても、第1の技術で述べた非同期FIFO
が必要となる。
【0012】第4の技術は、特開平7−193562号
公報、特開平9−181713号公報、特開平10−2
47903号公報に開示されるように、多相クロック、
すなわち、位相がずれた複数のクロックから受信データ
に近い位相を持つクロックを選択するような、多相クロ
ック選択法を用いたものである。これらの公報には、受
信信号の遷移点と最も位相の近いクロックを多相クロッ
クの中から選択する実装方法が記載されている。なお、
この技術においても、第1の技術で述べた非同期FIF
Oが必要となる。
【0013】第5の技術は、″A CMOS Serial Link for
Fully Duplexed Data Communication, ″ K. Lee, et
al., IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol. 3
0, No.4, April 1995に開示されるような、調歩同期の
高速化を図ったものである。この技術では、500Mb
psという高速通信を実現すべく並列性を高めるため
に、ビットレートの10分の1のスピードの多相クロッ
クを使用している。具体的には、位相が等間隔にずれた
40個の10分の1クロックを使用する。これらのクロ
ックでサンプルしたデータを単一のクロックで再サンプ
ルすることにより、10ビット時間の間をビットレート
の4倍の速さでサンプリングしたのと同等の情報が50
MHzの間隔で得られる。
【0014】このデータをエッジ検出回路に入力するこ
とで、0から1への変化点を検出する。実際には、この
方法では、送りたいデータの前に1111100000
という形のプレアンブルを少なくとも3回送信すること
を前提としており、この期間中、1度のサンプリングで
1箇所だけ、すなわちスタートビットの先頭でのみ0か
ら1へ変化する。これにより、スタートビットの位置の
特定が可能である。プレアンブルが終わってデータが送
受信されるようになっても、スタートビットのエッジは
ほぼ同じ個所で現れるので、データ内のエッジは無視し
て、スタートビットのエッジを追跡する回路が組み込ま
れている。
【0015】上記のように、データ受信中、スタートビ
ットのエッジの位置が特定できるので、そこから4サン
プルずつが各ビットに対応するとみなす。各ビットの値
は、対応する4サンプルの多数決で決定する。
【0016】第6の技術は、特開平9−36849号公
報に買い叙位されるような技術オーバーサンプリングを
用いたものである。この技術では、受信信号をビットレ
ートより速いレートでサンプルした結果をビットレート
と同じレートで並列化したデータを処理する。具体的に
は、並列データから変化点を抽出し、並列データ内の変
化点の数と位置から受信データとみなすサンプルデータ
を選択する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1〜6の技術では、以下のような問題点があった。
【0018】第1の技術では、同期に時間がかかるの
で、データの前に長いプレアンブルが必要となる。ま
た、アナログ回路を含むので、低コストでの量産が難し
い。
【0019】第2の技術では、100Mbpsから数G
bpsの高速通信の場合、必要なクロックが数百MHz
以上となり、安価なCMOS LSIでの実装に向かな
い。
【0020】第3の技術では、クロックがデータのエッ
ジで瞬時に同期するため、受信信号のゆらぎがそのまま
クロックのゆらぎとなる。ゆらぎが大きい場合、クロッ
クリカバリ方式で必要となる非同期FIFOが高速で動
作する必要がある。
【0021】第4の技術では、受信信号のエッジ情報か
らクロックを選択し、その選択されたクロックで受信信
号をサンプルするので、クロックを選択する回路の遅延
を考慮し精度よく調整する必要がある。この遅延調整
は、アナログ回路と同様の生産の難しさを伴う。
【0022】第5の技術では、STOP/STARTビ
ットの遷移のみを追跡し、データビット部分では遷移を
考慮しない。すなわち、データビット部分での遷移をタ
イミング情報として利用しないので受信信号のゆらぎに
対して補正が効かない場合がある。また、多数決による
判定を行うので、0と1のパルス幅がどちらかに偏る傾
向がある場合に対応できない。
【0023】また、第5の技術では、多相クロックとは
同期関係にない受信信号をサンプルする。サンプルには
通常Dフリップフロップが使用される。Dフリップフロ
ップを正常に動作させるには、クロックの前後で、ある
期間、入力データを一定値に保つ必要がある。この決め
られた期間中に入力データが一定値でなかった場合、D
フリップフロップの出力が0でも1でもない不安定な値
を出力する可能性がある。この現象はメタスタビリティ
と呼ばれる。メタスタビリティは回路の誤動作を生むの
で、起こる確率を減らすことが望ましい。第5の技術で
は、センスアンプを4段カスケード状に接続してこの問
題に対応している。
【0024】第6の技術では、受信データの出力が受信
機のクロックレートに対して固定であり、従ってビット
レートのゆらぎや誤差に対して弱く、同期を長時間維持
するのが難しい。
【0025】上記のように従来の方法は、それぞれ欠点
を持つので、以下の項目をできるだけ多く満たすビット
同期を実現することが課題となる。
【0026】高速に同期すること。同期が維持でき
ること。アナログ部分が無い又は少ないこと。高速
の非同期FIFOを必要としないこと。高速のクロッ
クを必要としないこと。受信信号のゆらぎに対して強
靭であること。特定の波形の偏りに対して対応できる
こと。
【0027】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであって、高性能のビット同期回路を
提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1発明であるビット同期回路は、ビット
データをビットレート以上の速度のサンプリングレート
でオーバーサンプリングし、サンプルした結果をサンプ
リングレートに比べて遅いレートで並列出力するデータ
サンプル回路と、そのデータサンプル回路により並列出
力されたデータを基にビットデータの立上り又は立下り
の点を検出する変化点検出回路と、変化点検出回路から
のデータを保持し、保持しているデータと変化点検出回
路からのデータが違っている場合に段階的に変更する方
法を持つ変化点保持回路と、その変化点保持回路の出力
により前記データサンプル回路のどのデータを選択する
かを決定する選択値設定回路と、その選択値設定回路か
らの出力により前記データサンプル回路からのデータを
選択するデータセレクト回路とを備え、シリアル通信の
受信回路に用いられるビット同期回路であって、前記変
化点検出回路からのデータを保持し、検出された変化点
と保持している変化点が違った場合に、段階的にその保
持しているデータを変化させる機能を有し、その出力を
前記選択値設定回路に入力する変化点保持回路と、前記
データセレクト回路の出力を入力とする同期式FIFO
とを備えた構成としている。
【0029】本発明の第1発明であるビット同期回路に
よれば、上記のような変化点検出回路、変化点保持回
路、選択値設定回路、データセレクト回路を備えた構成
としているので、入力されるビットデータに急激なジッ
タ成分が入った場合やノイズが入った場合にも緩やかに
変化点を変化させるため、同期を維持することができ
る。
【0030】また、本発明の第2発明であるビット同期
回路は、第1発明であるビット同期回路において、保持
している変化点の情報と、前記変化点検出回路により検
出された変化点の情報との偏移を計算する偏移計算回路
を備える構成としている。
【0031】さらに,本発明の第3発明であるビット同
期回路は、第2発明であるビット同期回路において、前
記変化点保持回路は、前記偏移計算回路の計算結果に基
づいて、保持している変化点から、前記変化点検出回路
により検出された変化点の情報に近いほうに段階的に保
持している情報を変化させる構成としている。
【0032】本発明の第2又は第3発明であるビット同
期回路によれば、上記のような偏移計算回路を設けてい
るので、早く本来のビットデータの変化点を保持するこ
とができる。
【0033】さらに、本発明の第4発明であるビット同
期回路は、第2又は第3発明であるビット同期回路にお
いて、前記偏移計算回路からの出力に基づいてカウント
するカウンタと、そのカウンタの値と上限値及び下限値
とを比較する比較回路とを備えた構成としている。
【0034】さらにまた、本発明の第5発明であるビッ
ト同期回路は、第4発明であるビット同期回路におい
て、前記変化点保持回路は、前記比較回路でのカウンタ
値が上限値以上又は下限値以下となる比較結果に基づい
て保持している情報の変化を行う構成としている。
【0035】本発明の第4又は第5発明であるビット同
期回路によれば、変化点の変動に対するフィルターを入
れるのと同じ効果が得られ、ビットデータをオーバーサ
ンプリングするデータサンプル回路でメタスタビリティ
が発生したり、ビットデータに揺らぎが発生した場合に
もこれらを平均化することができ、これらに起因する誤
動作を極力減らすことができる。
【0036】加えて、本発明の第6発明であるビット同
期回路は、第5発明であるビット同期回路において、比
較回路の上限値及び下限値を変更可能とした構成として
いる。
【0037】本発明の第6発明であるビット同期回路に
よれば、フィルター効果を変更することができ、同期を
早く取れる回路と、安定した同期を取れる回路との両面
を実現できる。
【0038】加えて、本発明の第7発明であるビット同
期回路は、第1から第6発明のいずれか1つの発明であ
るビット同期回路において、一定時間以上の無信号状態
の後に信号が入力された場合には前記変化点検出回路の
変化点情報をそのまま変化点保持回路が保持する構成と
している。
【0039】本発明の第7発明であるビット同期回路に
よれば、信号が入り始めた場合に、瞬時に同期を取るこ
とができる。
【0040】加えて、本発明の第8発明であるビット同
期回路は、ビットデータをビットレート以上の速度のサ
ンプリングレートでオーバーサンプリングし、サンプル
した結果をサンプリングレートに比べて遅いレートで並
列出力するデータサンプル回路と、そのデータサンプル
回路により並列出力されたデータを基にビットデータの
立上り又は立下りの点を検出する変化点検出回路と、そ
の変化点検出回路の出力により前記データサンプル回路
のどのデータを選択するかを決定する選択値設定回路
と、データサンプル回路からのデータを同期化する同期
化回路と、選択値設定回路からの出力により同期化回路
からのデータを選択するデータセレクト回路とを備え、
シリアル通信の受信回路に用いられるビット同期回路で
あって、前記データセレクト回路の出力を入力とする同
期式FIFOと、前記データサンプル回路からの並列出
力を、多段のDフリップフロップを使用して、タイミン
グを徐々にずらすことで、データを同期化する同期化回
路とを備え、前記同期化回路の出力を前記データセレク
ト回路に入力する構成としている。
【0041】さらに加えて、本発明の第9発明であるビ
ット同期回路は、第1から第7発明のいずれか1つの発
明であるビット同期回路において、オーバーサンプリン
グされたデータサンプル回路からの出力を同期化し、デ
ータセレクト回路に出力する同期化回路を持つ構成とし
ている。
【0042】本発明の第8又は第9発明であるビット同
期回路によれば、データサンプル回路のデータを同期化
することにより、データセレクト回路でのメタスタビリ
ティの発生を抑えられる。
【0043】加えて、本発明の第10発明であるビット
同期回路は、第8又は第9発明であるビット同期回路に
おいて、オーバーサンプリングされたデータサンプル回
路からの出力を同期化する際に生じる時間分、変化点検
出回路又は変化点保持回路からの出力値を遅らせる変化
点遅延回路を持つ構成としている。
【0044】さらに加えて、本発明の第11発明である
ビット同期回路は、第8又は第9発明であるビット同期
回路において、オーバーサンプリングされたデータサン
プル回路からの出力を同期化する際に生じる時間分、選
択値設定回路からの出力値を遅らせる選択値遅延回路を
持つ構成としている。
【0045】本発明の第10又は第11発明であるビッ
ト同期回路によれば、データセレクト回路に入力される
選択するデータは、オーバーサンプリングされた時の値
となるため、オーバーサンプリングされたデータを同期
化するための時間とのずれを解消できる。
【0046】
【0047】加えて、本発明の第12発明であるビット
同期回路は、第1から第11発明のいずれか1つの発明
であるであるビット同期回路において、ビットデータの
クロックと、受信側のクロックがずれた場合にデータの
過不足を補い前記同期式FIFOへ書き込む手段を有す
る同期式FIFO書き込み回路を備えた構成としてい
る。
【0048】本発明の第12発明であるビット同期回路
によれば、同期式FIFOを備え、ビットデータのクロ
ックと、受信側のクロックが違う場合においても、受信
側のクロックで受信データを出力することができ、非同
期FIFOを必要としない構成となる。
【0049】さらに、本発明の第13発明であるビット
同期回路は、第1から第12発明のいずれか1つの発明
であるビット同期回路において、オーバーサンプルする
回路に関して低速クロックで動作させたい場合には、従
来技術の第5の方法のように多相クロックを利用するも
のである。具体的にはオーバーサンプルする回路に、ビ
ットレートと同じもしくは遅いスピードの、位相がほぼ
等間隔にずれた、複数のクロックによりビットデータを
オーバーサンプルする構成としている。
【0050】本発明の第13発明であるビット同期回路
によれば、低速クロックでのオーバーサンプルが可能と
なる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0052】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態のビット同期回路の概略構成を、図1のブロック
図に示す。
【0053】図1に示すように、本実施の形態のビット
同期回路は、ビットレート以上の速度のサンプリングレ
ートのクロックもしくはビットレートと同じもしくは遅
いスピードの位相がほぼ等間隔にずれた複数のクロック
によるオーバーサンプリングを行うデータサンプル回路
100と、そのデータサンプル回路100からの出力デ
ータを基に何らかの方法でビットデータの変化している
変化点を検出する変化点検出回路102と、その変化点
検出回路102からの出力と保持しているデータが違っ
た場合に段階的に保持している値を変化させる変化点保
持回路104と、その変化点保持回路104の出力に基
づいて、データサンプル回路100のどの値を選択する
かを決定する選択値設定回路105と、その選択値設定
回路105の出力に基づいてデータサンプル回路100
からデータを選択するデータセレクト回路101とを備
えた構成である。
【0054】さらに、本実施の形態のビット同期回路で
は、変化点検出回路102の出力と変化点保持回路10
4の出力とから変化点保持回路104の値と変化点検出
回路102の値との差を計算する偏移計算回路103
と、偏移計算回路103からの出力に基づいてカウント
するカウンタ106と、そのカウンタ106の値を予め
設定された上限値及び下限値と比較する比較回路107
とを備えた構成としている。
【0055】すなわち、本実施の形態のビット同期回路
は、ビットデータをオーバーサンプリングするデータサ
ンプル回路100と、ビットデータの変化点を検出する
変化点検出回路101と、変化点を保持する変化点保持
回路104と、変化点保持回路104からの出力をもと
にデータサンプル回路100のどの値を選択するかの選
択値を決める選択値設定回路105と、選択値設定回路
105の出力からデータサンプル回路100からデータ
をセレクトするデータセレクト回路101と、変化点検
出回路102と変化点保持回路104の値の差を計算す
る偏移計算回路103と、変化点検出回路の出力により
アップ又はダウンするカウンタ106と、カウンタ10
6の出力と上限値および下限値とを比較し、比較結果を
出力する比較回路107で構成される。
【0056】そして、変化点保持回路104は、検出さ
れた変化点と、保持している変化点が違った場合に段階
的にその保持しているデータを変化させる。この回路に
より、ビットデータが多くのジッタ成分を持つものであ
ったり、入力された信号にノイズが入った場合に、誤っ
たデータを選択することを極力減らすことができる。
【0057】データサンプル回路100、変化点検出回
路102、変化点保持回路104、選択値設定回路10
5、データセレクト回路101でもビット同期回路とし
て動作するが、この回路に現在保持している変化点のデ
ータと、検出された変化点のデータとを比較して、どの
方向にずれているかを検出する偏移計算回路103を持
たせることにより、変化点検出回路の値に早く合わせる
ことができる。
【0058】また、偏移計算回路103のデータに基づ
いて、変化点検出回路102のデータが変化点保持回路
104のデータの前の方にあった場合には数値がアッ
プ、変化点検出回路102のデータが変化点検出回路1
04のデータの後ろの方にあった場合には数値がダウン
するカウンタ106を用意する。これらのカウンタ10
6と設定された上限値及び下限値と比較する比較回路1
07を用意し、カウンタ106が上限値よりも大きくな
った場合には変化点保持回路104の数値を前のデータ
を選択するように変更し、カウンタ106が下限値より
も小さくなった場合には変化点保持回路104の数値を
後ろのデータを選択するように変更して、カウンタ10
6の値を初期値にもどすようにする。
【0059】このようにすることで、入力されたビット
データにジッタ成分などが多く、不安定なときや、デー
タサンプル回路100などがメタスタビリティを起こし
た際に、これらの数値を平均化することで、誤ったデー
タを選択する確立をさらに小さくできる。
【0060】また、この比較回路107に入力する上限
値を小さく、下限値を大きくとることにより、速く同期
をかけられるビット同期回路になり、上限値を大きく、
下限値を小さく取ることにより、同期が外れにくいビッ
ト同期回路になる。
【0061】このように、上限値及び下限値を変更可能
とすれば、上限値及び下限値を変えるだけで別のビット
同期回路のように動作するのであるから、例えばプリア
ンブルでは上限値を小さく、下限値を大きくし、スター
トフラグを検出した後に上限値を大きく、下限値を小さ
くすることにより、速く同期をかけられ、同期を持続で
きるビット同期回路となる。
【0062】また、さらに速く同期をかけるためには、
一定時間以上の無信号状態から有信号状態になった場合
に、変化点保持回路104に変化点検出回路102から
の出力をそのまま入力し、変化点保持回路104の初期
値として、その値を段階的ではなく直接的に持たせるこ
とにより、瞬間的な同期をかけられることになる。
【0063】上記のように、本実施の形態のビット同期
回路によれば、偏移計算回路103を設けているので、
速く変化点保持回路104の値を変化点検出回路102
の値にあわせることができる。
【0064】さらに、上記のように、カウンタ106を
設けているので、選択するデータサンプル部100から
のデータを変更させるときにフィルターを入れるのと同
じ効果が得られ、データサンプル部100のデータにメ
タスタビリティが発生したり、ビットデータに揺らぎが
発生した場合にもこれらを平均化することができ、これ
らに起因する誤動作を極力減らすことができる。更に、
比較回路107の上限値及び下限値を変更可能とすれ
ば、フィルター効果を変更することができ、同期を速く
取れる回路と、安定した同期を取れる回路との両面を実
現できる。
【0065】さらに、一定時間以上の無信号状態の後に
信号が入力されたときには、変化点保持回路104に変
化点検出回路102の値を直接入力する構成とすれば、
信号が入り始めたとき、瞬時に同期を取ることができ
る。
【0066】(第2の実施の形態)第2の実施の形態の
ビット同期回路の概略構成を、図2のブロック図に示
す。
【0067】図2に示すように、本実施の形態のビット
同期回路は、ビットレート以上の速度のサンプリングレ
ートのクロックもしくはビットレートと同じもしくは遅
いスピードの位相がほぼ等間隔にずれた複数のクロック
によるオーバーサンプリングを行うデータサンプル回路
200と、そのデータサンプル回路200からの出力デ
ータを基に何らかの方法でビットデータの変化している
変化点を検出する変化点検出回路又は上記第1の実施の
形態のビット同期回路にあるような変化点保持回路(以
下、「変化点出力回路」と称す。)204と、データサ
ンプル回路200の出力を同一のビットレートと同じも
しくは遅いスピードのクロックで同期するようにする同
期化回路201と、変化点出力回路204の出力を同期
化回路201がデータサンプル回路200の出力を同期
化する時間遅延させる変化点遅延回路208と、変化点
出力回路204の出力又は変化点遅延回路208の出力
に基づいて、同期化回路201のどの値を選択するかを
決定する選択値設定回路205と、その選択値設定回路
205の出力を同期化回路201がデータサンプル回路
200の出力を同期化する時間遅延させる選択値遅延回
路206と、選択値設定回路205又は選択値遅延回路
206の出力に基づいて同期化回路201からデータを
選択するデータセレクト回路202と、受信回路と同じ
クロックによりデータを入出力する同期式FIFO20
7と、データセレクト回路202からのデータの過不足
を補い同期式FIFO207に書き込む機能を持った同
期式FIFO書き込み回路203を備えた構成である。
【0068】ここでは、ビットレートと同じクロックを
使用したオーバーサンプリングについて5相のクロック
を使用した場合について説明するが、本発明はこれに限
定するものではない。
【0069】本実施の形態のビット同期回路であって、
例えば図3のようなクロック0からクロック4の5相の
クロックにより動作を行うビット同期回路において、デ
ータサンプル回路は図4の400から404のDフリッ
プフロップのように表される。
【0070】これらのサンプルされたデータをDフリッ
プフロップ410から444で同期化していく。具体的
には例えば、Dフリップフロップ404はクロック4で
動作し、そのDフリップフロップ404の出力を入力と
するDフリップフロップ414はクロック3で動作させ
るというように、クロックを少しずつ変化させて、最終
段のDフリップフロップ440から444では全てクロ
ック0で動作することになる。
【0071】このように同期化することにより、全ての
サンプルされたデータが同一クロックにより変化するた
め、これらのサンプルデータをデータセレクト回路20
2に入力してセレクトするなどの操作を行いやすくな
り、またメタスタビリティの発生を抑えることができ
る。
【0072】また、変化点出力回路204からのデータ
を入力とする変化点遅延回路208により遅延された変
化点情報を基に選択値設定回路205のデータ、又は変
化点検出回路204からの出力により選択値設定回路2
05により出力された値を入力とする選択値遅延回路2
06のデータはビットデータがサンプルされたときのも
のであるから、データセレクト回路202で時間的に誤
ったデータを選択することが無くなる。
【0073】このように同期化を行うと、例えばDフリ
ップフロップ404に入力されたデータは、Dフリップ
フロップ444から出力された場合にクロック1周期分
位進むことになる。このように、同期化回路においては
図5に示すように同じデータが進んでいるデータが存在
することになる。そして、これらのデータをデータセレ
クト202で選び同期式FIFOに入力すると、データ
に過不足が発生する。
【0074】そこで、本実施の形態のビット同期回路で
は、同期式FIFOに入力するデータを書き込む同期式
FIFO書き込み回路203に、例えば、Dフリップフ
ロップ444の出力を選択する状況からDフリップフロ
ップ440の出力を選択する場合には、データを早めて
出力し、Dフリップフロップ440の出力を選択してい
る状態からDフリップフロップ444の出力を選択する
場合にはDフリップフロップ444の出力を遅らせて出
力し、抜け落ちた時間のデータとしてDフリップフロッ
プ440のデータを入力する機能を持たせることによ
り、データの過不足が無いデータが同期式FIFOに入
力される。また、読み出し要求の無い同期式FIFOの
場合には、この同期式FIFO書き込み回路203の出
力がそのまま同期された受信データとなる。
【0075】上記のように、本実施の形態のビット同期
回路によれば、ビット同期回路に非同期FIFOが必要
無くなり、簡易な回路を実現することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のビット同
期回路によれば、ビットデータをビットレート以上の速
度のサンプリングレートでオーバーサンプリングし、サ
ンプルした結果をサンプリングレートに比べて遅いレー
トで並列出力するデータサンプル回路と、該データサン
プル回路により並列出力されたデータを基にビットデー
タの立上り又は立下りの点を検出する変化点検出回路
と、該変化点検出回路の出力により前記データサンプル
回路のどのデータを選択するかを決定する選択値設定回
路と、該選択値設定回路からの出力により前記データサ
ンプル回路からのデータを選択するデータセレクト回路
とを備え、シリアル通信の受信回路に用いられるビット
同期回路であって、前記変化点検出回路からのデータを
保持し、検出された変化点と保持している変化点が違っ
た場合に、段階的にその保持しているデータを変化させ
る機能を有し、その出力を前記選択値設定回路に入力す
る変化点保持回路を備えた構成としているので、ビット
データが多くのジッタ成分を持つものであったり、入力
された信号にノイズが入った場合に、誤ったデータを選
択することを極力減らすことができる。また、高速のク
ロックを必要とせず、高速で同期し、同期を継続でき、
受信信号の揺らぎにも強靭であり、波形の偏りに対して
も対応できるビット同期回路を実現できる。また、本発
明のビット同期回路によれば、ビットデータをビットレ
ート以上の速度のサンプリングレートでオーバーサンプ
リングし、サンプルした結果をサンプリングレートに比
べて遅いレートで並列出力するデータサンプル回路と、
該データサンプル回路により並列出力されたデータを基
にビットデータの立上り又は立下りの点を検出する変化
点検出回路と、該変化点検出回路の出力により前記デー
タサンプル回路のどのデータを選択するかを決定する選
択値設定回路と、該選択値設定回路からの出力により前
記データサンプル回路からのデータを選択するデータセ
レクト回路とを備え、シリアル通信の受信回路に用いら
れるビット同期回路であって、前記データサンプル回路
からの並列出力を、多段のDフリップフロップを使用し
て、タイミングを徐々にずらすことで、データを同期化
する同期化回路を備え、その出力を前記データセレクト
回路に入力することを特徴とするものであるので、全て
のサンプルされたデータが同一クロックにより変化する
め、これらのサンプルデータをデータセレクト回路に
入力してセレクトするなどの操作を行いやすくなり、メ
タスタビリティの発生を抑えることができる。
【0077】また、本発明のビット同期回路によれば、
データサンプル回路、同期化回路、データセレクト回
路、変化点出力回路、同期式FIFO書き込み回路、同
期式FIFOを備えた構成としているので、非同期FI
FOを必要としないビット同期回路も実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のビット同期回路の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のビット同期回路の
概略構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示すビット同期回路に入力する多相クロ
ックのクロック波形を示す図である。
【図4】図2に示すビット同期回路における同期化回路
の概略構成を示すブロック図である。
【図5】図2に示すビット同期回路における同期化回路
から出力される確信号の波形を示す図である。
【図6】光受信機の増幅器が安定するまでに信号のパル
ス幅に偏りが発生したときの送信及び受信の信号波形を
示す図である。
【符号の説明】
100,200 データサンプル回路 101,202 データセレクト回路 102 変化点検出回路 103 偏移計算回路 104 変化点保持回路 105,205 選択値設定回路 106 カウンタ 107 比較回路 201 同期化回路 203 同期式FIFO書き込み回路 204 変化点出力回路 205 選択値設定回路 206 選択値遅延回路 207 同期式FIFO 208 変化点遅延回路

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットデータをビットレート以上の速度
    のサンプリングレートでオーバーサンプリングし、サン
    プルした結果をサンプリングレートに比べて遅いレート
    で並列出力するデータサンプル回路と、該データサンプ
    ル回路により並列出力されたデータを基にビットデータ
    の立上り又は立下りの点を検出する変化点検出回路と、
    該変化点検出回路の出力により前記データサンプル回路
    のどのデータを選択するかを決定する選択値設定回路
    と、該選択値設定回路からの出力により前記データサン
    プル回路からのデータを選択するデータセレクト回路と
    を備え、シリアル通信の受信回路に用いられるビット同
    期回路であって、 前記変化点検出回路からのデータを保持し、検出された
    変化点と保持している変化点が違った場合に、段階的に
    その保持しているデータを変化させる機能を有し、その
    出力を前記選択値設定回路に入力する変化点保持回路
    と、 前記データセレクト回路の出力を入力とする同期式FI
    FOとを備えたことを特徴としたビット同期回路。
  2. 【請求項2】 前記変化点保持回路と、前記変化点検出
    回路の出力値から当該出力値が入力されたビットデータ
    の変化点から比べて進んでいるのか遅れているのかを計
    算する偏移計算回路を備えたことを特徴とする請求項1
    記載のビット同期回路。
  3. 【請求項3】 前記偏移計算回路からの出力により、前
    記変化点保持回路のデータを変更することを特徴とする
    請求項2記載のビット同期回路。
  4. 【請求項4】 前記偏移計算回路からの出力に基づいて
    カウントするカウンタと、該カウンタの値と上限値及び
    下限値とを比較する比較回路を備えたことを特徴とする
    請求項2又は3記載のビット同期回路。
  5. 【請求項5】 前記変化点保持回路は、前記比較回路で
    の前記カウンタの値が上限値以上又は下限値以下となる
    比較結果に基づいて、前記変化点保持回路の値の変更を
    行うことを特徴とする請求項4記載のビット同期回路。
  6. 【請求項6】 前記比較回路の上限値及び下限値を変更
    可能としたことを特徴とする請求項5記載のビット同期
    回路。
  7. 【請求項7】 一定時間以上の無信号状態の後に信号が
    入力されたときには、前記変化点検出回路の値をそのま
    ま前記変化点保持回路が保持することを特徴とする請求
    項1から6のいずれか1つに記載のビット同期回路。
  8. 【請求項8】 ビットデータをビットレート以上の速度
    のサンプリングレートでオーバーサンプリングし、サン
    プルした結果をサンプリングレートに比べて遅いレート
    で並列出力するデータサンプル回路と、該データサンプ
    ル回路により並列出力されたデータを基にビットデータ
    の立上り又は立下りの点を検出する変化点検出回路と、
    該変化点検出回路の出力により前記データサンプル回路
    のどのデータを選択するかを決定する選択値設定回路
    と、該選択値設定回路からの出力により前記データサン
    プル回路からのデータを選択するデータセレクト回路と
    を備え、シリアル通信の受信回路に用いられるビット同
    期回路であって、 前記データセレクト回路の出力を入力とする同期式FI
    FOと、 前記データサンプル回路からの並列出力を、多段のDフ
    リップフロップを使用して、タイミングを徐々にずらす
    ことで、データを同期化する同期化回路とを備え、 前記同期化回路の出力を前記データセレクト回路に入力
    することを特徴とするビット同期回路。
  9. 【請求項9】 前記データサンプル回路からの並列出力
    を、多段のDフリップフロップを使用して、タイミング
    を徐々にずらすことで、データを同期化する同期化回路
    を備え、その出力を前記データセレクト回路に入力する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載
    のビット同期回路。
  10. 【請求項10】 前記同期化回路で同期化するためのサ
    イクル分の前記変化点検出回路又は前記変化点保持回路
    からのデータを遅らせる変化点遅延回路を有することを
    特徴とする請求項8又は9記載のビット同期回路。
  11. 【請求項11】 前記同期化回路で同期化するためのサ
    イクル分の前記選択値設定回路からのデータを遅らせる
    選択値遅延回路を備えたことを特徴とする請求項8又は
    9記載のビット同期回路。
  12. 【請求項12】 前記ビットデータのクロックと受信側
    のクロックがビットレート位のずれが発生したときにデ
    ータの過不足を補い前記同期式FIFOへ書き込む手段
    を有する同期式FIFO書き込み回路を備えたことを特
    徴とする請求項1から11のいずれか1つに記載のビッ
    ト同期回路。
  13. 【請求項13】 前記データサンプル回路に、ビットレ
    ートと同じもしくは遅いスピードの位相がほぼ等間隔に
    ずれた複数のクロックによってビットデータをオーバー
    サンプルすることを特徴とする請求項1から12のいず
    れか1つに記載のビット同期回路。
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