JP3378525B2 - 無線通信装置 - Google Patents
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- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/69—Spread spectrum techniques
- H04B1/707—Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
- H04B1/7097—Interference-related aspects
- H04B1/711—Interference-related aspects the interference being multi-path interference
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
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Description
方式を適用した例えばCDMA移動無線通信システムな
どの無線通信システムで使用される移動無線通信端末装
置などの無線通信装置に関する。
れる移動無線通信端末装置では、受信信号の品質を良い
ものに保ったり、使用者の移動などによる受信中の回線
断を防ぐなどの目的から、受信中にもマルチパスサーチ
を行い、その結果から逆拡散を行うパス(受信パス)を
選択して複数のフィンガ(逆拡散器)のそれぞれへの割
当てを行っている。
一定の周期で繰り返し行われる。この時、受信パスの割
当てを実行する頻度を少なくすると、信号電力が低下し
たパスの受信が比較的長時間に渡り継続されてしまう。
そして受信レベルが低く雑音に近いようなパスが割当て
られたフィンガでは、情報を取り出すことがほとんどで
きないことから、限りあるフィンガを無駄に消費してし
まうことになる。
の割当てを実行する頻度を多くすると、上記のような無
駄なフィンガは出にくくなるが、メインパスが変更され
やすくなってしまう。
号の中で最も信号電力の大きい受信パスとして定義さ
れ、そして基地局との通信の際には、メインパスを基準
として同期をとっているため、メインパスが変更になる
と新しいメインパスと同期を取り直さなければならな
い。このように同期を取り直している間の信号電力は不
安定なものになるので、通信の品質もこの間は落ちてし
まう。
を実行する頻度を多くすると、このような通信品質の低
下が頻繁に生じてしまうおそれがある。
受信される状態で、かつ基地局A,Bのそれぞれに関し
ての受信信号の電力が図8(a)(b)に示すようなも
のである状態から、基地局Bからの電波がビルの陰など
に隠れ、基地局A,Bのそれぞれに関しての受信信号の
電力が図9(a)(b)に示すようなものに変化する場
合を考える。
中に電力が最大であるパスが含まれており、これがメイ
ンパスとされている。
波が弱くなっているので、その結果メインパスが基地局
Aのものに変更になり、同期が取り直される。
れるのは短時間であり、そこから出てしまえば再び図8
の状態に戻り、メインパスが再度基地局Bのものに変更
になる。そしてこのときにも、同期が取り直されること
になり、同期処理が繰り返し行われてしまうこととな
る。
受信パスの割当て処理を常に一定の頻度で行っているた
めに、通信条件の変動により、ある時には無駄なフィン
ガが生じて通信品質が低下するおそれがあり、またある
時にはメインパスの変更にともなう同期の取り直しが頻
繁に行われてしまって通信品質が低下するおそれがあっ
た。
たものであり、その目的とするところは、受信パスの割
当てを適切なタイミングで行うことができ、これにより
フィンガを有効利用するとともに、同期処理の実行頻度
を低減して通信品質の低下を抑えることができる無線通
信装置を提供することにある。
めに第1の本発明は、スペクトラム拡散方式を適用した
例えばCDMA移動無線通信システムなどの無線通信シ
ステムで使用されるもので、複数の逆拡散器(フィン
ガ)でそれぞれ異なる受信パスの逆拡散を行う例えば移
動無線通信端末装置などの無線通信装置において、前記
複数の逆拡散器のそれぞれに関し所定のタイミングで、
その逆拡散器に割り当てられた受信パスの信号電力の大
きさに応じて受信パスの割当て周期を設定する例えば割
当て頻度設定手段などの割当て周期設定手段と、前記複
数の逆拡散器のそれぞれに対して、前回の受信パスの割
当てを行った時点から、その時点において前記割当て周
期設定手段により設定されていた割当て周期が経過した
ことに応じて、新たな受信パスの割当てを行う受信パス
割当て手段とを備えた。
拡散器に対して受信パスを割当てる周期は、受信パスの
割当てが行われる毎に可変設定される。そしてその設定
される割当て周期は、直前の所定のタイミングにおいて
各逆拡散器に割り当てられた受信パスの信号電力の大き
さに応じて設定される。従って、一般に信号電力が大き
なパスは、受信パスとして適切な状態が継続する可能性
が高いことから、そのようなパスが選ばれている受信パ
スに関する割当て周期は長くし、逆に信号電力が小さな
パスは、受信パスとして不適切な状態になる可能性が高
いことから、そのようなパスが選ばれている受信パスに
関する割当て周期は短くするといった措置をとることが
可能となる。
えて、過去における所定回数の前記所定のタイミングに
おけるメインの受信パスの信号電力を信号電力履歴とし
て記憶する、例えば信号電力履歴作成手段および信号電
力履歴メモリからなる信号電力履歴記憶手段を備え、か
つ前記割当て周期設定手段を、メインの受信パスが割り
当てられた前記逆拡散器に関しては、前記信号電力履歴
記憶手段に記憶された信号電力履歴の平均値と他の受信
パスの信号電力との差が所定の閾値よりも小さい場合に
は前回と同一の割当て周期を設定するものとした。
における所定回数の前記所定のタイミングにおけるメイ
ンの受信パスの信号電力の平均値がとられることで、メ
インの受信パスの信号電力の変化を反映しつつも緩やか
に変化する値が得られる。そしてこのような平均値が他
の受信パスの信号電力に近づくほどに十分に小さな値と
なるまでは、メインの受信パスが割り当てられた前記逆
拡散器に関する割当て周期が前回と同一に設定される。
従って、メインの受信パスが一時的にビル陰になるなど
してその信号電力が一時的に低下したとしても、このよ
うにして低下した信号電力は受信パスの割当て周期の設
定のためには用いられない。
式を適用した例えばCDMA移動無線通信システムなど
の無線通信システムで使用されるもので、逆拡散器(フ
ィンガ)で所定の受信パスの逆拡散を行う例えば移動無
線通信端末装置などの無線通信装置において、自装置の
移動速度に関する所定の速度情報を、例えばハンドオー
バの実行間隔を測定してその測定結果を示す情報を前記
速度情報として生成するなどして取得する例えばハンド
オーバ間隔測定手段などの速度情報取得手段と、前記逆
拡散器に関し所定のタイミングで、前記速度情報取得手
段により取得された速度情報に応じて受信パスの割当て
周期を設定する例えば割当て頻度設定手段などの割当て
周期設定手段と、前記逆拡散器に対して、前回の受信パ
スの割当てを行った時点から、その時点において前記割
当て周期設定手段により設定されていた割当て周期が経
過したことに応じて、新たな受信パスの割当てを行う受
信パス割当て手段とを備えた。
拡散器に対して受信パスを割当てる周期は、受信パスの
割当てが行われる毎に可変設定される。そしてその設定
される割当て周期は、自装置の移動速度に応じて設定さ
れる。従って、一般に移動速度が高いときは、パスの状
態の変動が大きくなり、受信パスとして適切なパスが変
化する可能性が高いことから、受信パスの割当て周期は
短くし、逆に移動速度が低いときは、パスの状態の変動
が小さくなり、受信パスとして適切なパスが変化する可
能性が低いことから、受信パスの割当て周期は長くする
といった措置をとることが可能となる。
えて、ハンドオーバ先の変化をハンドオーバ履歴として
記憶する、例えばハンドオーバ履歴作成手段およびハン
ドオーバ履歴メモリからなるハンドオーバ履歴記憶手段
を備え、かつ前記割当て周期設定手段を、前記ハンドオ
ーバ履歴記憶手段に記憶されたハンドオーバ履歴に基づ
いて2つのハンドオーバ先の間を往復しているか否かを
判断し、2つのハンドオーバ先の間を往復しているなら
ば、前記速度情報に拘わらずに、例えばこれまでに設定
されていた割当て周期のような所定の割当て周期を設定
するものとした。
ドオーバの実行間隔により移動速度を判定するに際し、
2つのハンドオーバ先を往復することでハンドオーバ間
隔が短くなっていることでハンドオーバの実行間隔と移
動速度との関係が崩れている場合には、そのような不確
実な情報が無視され、これまでに設定されていた割当て
周期のような確実な割当て周期が設定される。
くつかの実施形態につき説明する。
施形態に係る無線通信装置を適用して構成された移動無
線通信端末装置の受信系の要部構成を示すブロック図で
ある。
A移動無線通信システムに用いられるもので、図示しな
い基地局との間でCDMA方式にて通信することで、移
動通信を実現するものである。
通信端末装置は、アンテナ1、アナログ・フロントエン
ド2、A/D変換器3、フィンガ(逆拡散器)4(4-
1,4-2,4-3)、シンボル合成器5、データ判定部6、
サーチャ7および制御部8を有している。
ログ・フロントエンド2において低雑音増幅されるとと
もにベースバンドに周波数変換される。
ースバンドの受信信号は、アナログ/ディジタル(A/
D)変換器3で所定のサンプリングレートでサンプリン
グされる。そしてA/D変換器3でサンプリングされた
受信信号は、3個のフィンガ4(4-1,4-2,4-3)およ
びサーチャ7にそれぞれ入力される。
データをスペクトル逆拡散して復調する。なおフィンガ
4は、複数のパスのうちで制御部8により割当てられた
受信パスに関する復調を行う。
ンボルデータは、同期情報とともにシンボル合成器5に
入力される。シンボル合成器5は、上記各フィンガ4か
らそれぞれ出力された受信信号の積分出力を合成してデ
ータ成分を再生し、この再生データ成分をデータ判定部
6に供給する。
レベル判定を行うことにより受信データを再生する。
いるパイロット信号に対しPNサーチを行うもので、基
本的にフィンガ4と同じ構成を有している。このサーチ
ャ7のPNサーチにより得られる電力情報は、制御部8
に与えられ、電力の大きなパス、すなわち受信パスとす
るべきパスの検索のために使用される。
主制御回路として有し、移動無線通信端末装置としての
動作を実現するべく各部を総括制御する。この制御部8
は、従来よりある移動無線通信端末装置が有する機能を
実現するための周知の処理を行う手段に加えて、割当て
頻度設定手段8aおよび受信パス割当て手段8bを有し
ている。
ガ4のそれぞれに対して受信パスの割当てを行う頻度
を、フィンガ4のそれぞれの出力の信号電力に応じて各
フィンガ4に対して個々に設定する。
7で得られた電力情報に基づいて受信パスを選択し、フ
ィンガ4に対して設定する。そして受信パス割当て手段
8bは、このような受信パスの割当て処理を、割当て頻
度設定手段8aにより設定された頻度で実行する。
多数の制御信号を各部と授受するが、図1では本発明に
関わる一部のみを図示して、他を省略している。
端末装置の動作につき説明する。
すような割当て頻度設定処理を割当て頻度設定手段8a
により実行する。
はまず、割当て頻度の設定を行う周期t1を計時するた
めのタイマ(図示せず)をリセットし、計時を開始する
(ステップST1)。
するか、あるいは通信が終了するのを待ち受ける(ステ
ップST2およびステップST3)。
終了したならば、制御部8はそのまま今回の割当て周期
設定処理を終了する。
過すると制御部8は、いずれか1つのフィンガ4の出力
を確認し、そのフィンガ4に現在割当ててある受信パス
の信号電力の大きさを測定する(ステップST4)。
頻度の時定数として定める(ステップST5)。すなわ
ち受信パス選択の頻度の時定数は、測定した受信パスの
信号電力が大きいほど、すなわちその受信パスの状態が
良好であるほど小さな値に設定される。
ST5の処理が一旦完了したならば、制御部8はその処
理を全てのフィンガ4に関して行ったか否かを判断し
(ステップST6)、全てのフィンガ4に関する処理が
終了するまでステップST4およびステップST5の処
理を、対象とするフィンガ4を変更しつつ行う。
終了したならば、制御部8はステップST1に戻って上
述の処理を繰り返す。
と、前述の割当て頻度設定処理のほかに、図3に示すよ
うな受信パス割当て処理を受信パス割当て手段8bによ
り実行する。なお、この受信パス割当て処理は、各フィ
ンガ4に対して個別に、並列的に行われる。
はまず、受信パスの割当て対象となるフィンガ4(以
下、対象フィンガと称する)に関する受信パスの割当て
周期t2を、前述の割当て頻度設定処理で対象フィンガ
に対して設定されている時定数を加味して更新する(ス
テップST11)。なお、割当て周期t2は、時定数が
小さいほど長く設定される。従って、割当て周期t2
は、前回の割当て頻度設定処理が行われた際に対象フィ
ンガが信号電力が大きなパスを受信しているほど長く設
定される。
するタイマをリセットし、計時を開始する(ステップS
T12)。
t2が経過するか、あるいは通信が終了するのを待ち受
ける(ステップST13およびステップST14)。
前に通信が終了したならば、制御部8はそのまま今回の
受信パス割当て処理を終了する。
期t2が経過したならば制御部8は、この時点で他のフ
ィンガ4に割り当てられていないパスのうちで信号電力
が最大のものをサーチャ7から与えられる電力情報を参
照して判定し、このパスを受信パスとして対象フィンガ
に割り当てる(ステップST15)。
T11に戻って上述の処理を繰り返す。
ンガ4への受信パスの割当ては、個々のタイミングで行
われる。そして、受信パスの割当てを行う周期は、受信
パスの割当てが行われる度に、その直前に割当て頻度設
定処理が行われた際における受信パスの信号電力が大き
いほど長くなるように可変設定される。
ついては受信パスとして不適切となる可能性が低いの
で、受信パス選択によるフィンガ4の割当ての頻度を少
なくしている。従って、メインパスなどのような主要な
パスについては、ビル陰になるなどの事情により短時間
のみ信号電力が低下したとしても、それによりフィンガ
4の割当てから外されてしまう可能性が低減される。こ
のため、メインパスが頻繁に切り替わってしまうことが
防止され、同期の取り直しによる通信品質の低下は小さ
く抑えられる。
ては受信パスとして不適切になる可能性が高いので、受
信パス選択によるフィンガ4の割当ての頻度を多くして
いる。従って、信号電力が弱いパスを受信パスとしなけ
ればならない状況では、より信号電力が大きいパスを選
択する処理が頻繁に行われ、有効な情報を取り出すこと
ができない程度まで信号電力が低下したパスがフィンガ
4に割当てられたままとなることが防止される。このた
め、各フィンガ4を常に有効な情報を取り出すために効
率的に機能させることができ、通信品質を向上すること
ができる。
施形態に係る無線通信装置を適用して構成された移動無
線通信端末装置の受信系の要部構成を示すブロック図で
ある。なお、図1に示す前記第1実施形態の移動無線通
信端末装置と同一部分には同一符号を付し、その詳細な
説明は省略する。
A移動無線通信システムに用いられるもので、図示しな
い基地局との間でCDMA方式にて通信することで、移
動通信を実現するものである。
通信端末装置は、アンテナ1、アナログ・フロントエン
ド2、A/D変換器3、フィンガ4(4-1,4-2,4-
3)、シンボル合成器5、データ判定部6、サーチャ
7、信号電力履歴メモリ11および制御部12を有して
いる。
置は、前記第1実施形態の移動無線通信端末装置におけ
る制御部8に代えて制御部12を設け、さらに信号電力
履歴メモリ11を追加したものとなっている。
より作成される信号電力履歴を記憶しておく。
を主制御回路として有し、移動無線通信端末装置として
の動作を実現するべく各部を総括制御する。この制御部
12は、従来よりある移動無線通信端末装置が有する機
能を実現するための周知の処理を行う手段に加えて、受
信パス割当て手段8b、割当て頻度設定手段12aおよ
び信号電力履歴作成手段12bを有している。
形態の制御部8における割当て頻度設定手段8aに代え
て割当て頻度設定手段12aを設け、さらに信号電力履
歴作成手段12bを追加したものとなっている。
ンガ4のそれぞれに対して受信パスの割当てを行う頻度
を、信号電力履歴メモリ11に記憶されている信号電力
履歴およびフィンガ4のそれぞれの出力の信号電力に応
じて各フィンガ4に対して個々に設定する。
ンパスに関する最新のN回分の信号電力の測定結果を示
す信号電力履歴を作成し、信号電力履歴メモリ11に書
き込む。
に、多数の制御信号を各部と授受するが、図4では本発
明に関わる一部のみを図示して、他を省略している。
端末装置の動作につき説明する。
示すような割当て頻度設定処理を実行する。
処理は、前記第1実施形態における割当て頻度設定処理
の一部を変更したものであるので、同一処理を行うステ
ップには同一の符号を付している。そしてここでは、前
記第1実施形態における割当て頻度設定処理と異なる処
理につき説明する。
て、いずれかのフィンガ4に現在割当ててある受信パス
の信号電力の大きさを測定したのちに、その信号電力の
測定を行った受信パスがメインパスであるか否かの判断
を行う(ステップST21)。
がメインパスでは無いのならば、制御部12は前記第1
実施形態と同様にステップST5にて、測定した受信パ
スの信号電力の逆数×係数で求まる値を、当該フィンガ
4に関する受信パス選択の頻度の時定数として定める。
信パスがメインパスであるのならば、制御部12は信号
電力履歴メモリ11に記憶された信号電力履歴を、今回
測定した信号電力を含むように更新した上で、その更新
した信号電力履歴に含まれるN個の信号電力の平均値を
求める(ステップST22)。
求めた平均値と他のパスの信号電力との差が所定の閾値
よりも小さいか否かの判断を行う(ステップST2
3)。
と他のパスの信号電力との差が所定の閾値よりも小さい
のであれば、制御部12は前記第1実施形態と同様にス
テップST5にて、測定した受信パスの信号電力の逆数
×係数で求まる値を、当該フィンガ4に関する受信パス
選択の頻度の時定数として定める。
と他のパスの信号電力との差が所定の閾値以上となって
いるのであれば制御部12は、当該フィンガ4に関する
受信パス選択の頻度の時定数を、これまでに設定されて
いた値のままに維持する(ステップST24)。
T24で受信パス選択の頻度の時定数の設定を行ったな
らば制御部12は、ステップST6以降の処理を前記第
1実施形態と同様にして行う。
て、ステップST22における信号電力履歴の更新は信
号電力履歴作成手段12bにより、そしてその他の処理
は割当て頻度設定手段12aによりそれぞれなされる。
第1実施形態と同様にして実行される。
前記第1実施形態と同様にして、受信パスの割当てを行
う周期は、受信パスの割当てが行われる度に、その直前
に割当て頻度設定処理が行われた際における受信パスの
信号電力が大きいほど長くなるように可変設定される。
ては、最新のN回分の信号電力の測定結果の平均値と他
のパスの信号電力との差が所定の閾値よりも小さくなっ
ていなければ、最新の1回の信号電力の測定結果に関わ
らずに、受信パスの割当てを行う周期が前回設定された
のと同一に設定される。
く少数が他に比べて大幅に低下したとしても、そのN回
分の信号電力の測定結果の平均値の低下幅は小さくな
る。従って、ビル陰になるなどの事情により短時間のみ
信号電力が低下したとしても、最新のN回分の信号電力
の測定結果の平均値は大幅には低下せず、受信パスの割
当てを行う周期が前回設定されたのと同一に設定され
る。
るなどの事情による短時間のみの信号電力の低下がメイ
ンパスに生じている時に、メインパスが割り当てられた
フィンガ4に関する受信パス割当て処理が実行される
と、受信パスの割当てを行う周期が短く設定されてしま
う。しかし本実施形態では、このような状況では、メイ
ンパスが割り当てられたフィンガ4にて受信パスの割当
てを行う周期を長いままに維持することができる。
てしまうことがより確実に防止され、同期の取り直しに
よる通信品質の低下は小さく抑えられる。
施形態に係る無線通信装置を適用して構成された移動無
線通信端末装置の受信系の要部構成を示すブロック図で
ある。なお、図1に示す前記第1実施形態の移動無線通
信端末装置と同一部分には同一符号を付し、その詳細な
説明は省略する。
A移動無線通信システムに用いられるもので、図示しな
い基地局との間でCDMA方式にて通信することで、移
動通信を実現するものである。
通信端末装置は、アンテナ1、アナログ・フロントエン
ド2、A/D変換器3、フィンガ4(4-1,4-2,4-
3)、シンボル合成器5、データ判定部6、サーチャ
7、ハンドオーバ履歴メモリ21および制御部22を有
している。
置は、前記第1実施形態の移動無線通信端末装置におけ
る制御部8に代えて制御部22を設け、さらにハンドオ
ーバ履歴メモリ21を追加したものとなっている。
2により測定されるハンドオーバ間隔や制御部22によ
り作成されるハンドオーバ履歴を記憶しておく。
を主制御回路として有し、移動無線通信端末装置として
の動作を実現するべく各部を総括制御する。この制御部
22は、従来よりある移動無線通信端末装置が有する機
能を実現するための周知の処理を行う手段に加えて、受
信パス割当て手段8b、割当て頻度設定手段22a、ハ
ンドオーバ間隔測定手段22bおよびハンドオーバ履歴
作成手段22cを有している。
形態の制御部8における割当て頻度設定手段8aに代え
て割当て頻度設定手段22aを設け、さらにハンドオー
バ間隔測定手段22bおよびハンドオーバ履歴作成手段
22cを追加したものとなっている。
ンガ4のそれぞれに対して受信パスの割当てを行う頻度
を、ハンドオーバ履歴メモリ21に記憶されているハン
ドオーバ間隔とハンドオーバ履歴に応じて各フィンガ4
に対して設定する。
新しく実行されたハンドオーバとその前に実行されたハ
ンドオーバとの時間間隔を測定し、これをハンドオーバ
履歴メモリ21に書き込む。
最新のM回のハンドオーバにおけるそれぞれにハンドオ
ーバ先を示すハンドオーバ履歴を作成し、これをハンド
オーバ履歴メモリ21に書き込む。
に、多数の制御信号を各部と授受するが、図6では本発
明に関わる一部のみを図示して、他を省略している。
端末装置の動作につき説明する。
示すような割当て頻度設定処理を実行する。
処理においてまず、ハンドオーバの待ち受け限度時間と
して予め設定された時間t3をカウントするためのタイ
マをリセットする(ステップST31)。
が経過するか、通信が終了するか、あるいはハンドオー
バが発生するのを待ち受ける(ステップST32乃至ス
テップST34)。
はそのまま今回の割当て周期設定処理を終了する。
御部22は、その発生したハンドオーバと前回のハンド
オーバとの間隔時間を測定し、それをハンドオーバ履歴
メモリ21に書き込む(ステップST35)。また制御
部22は、ハンドオーバ履歴メモリ21に記憶されてい
るハンドオーバ履歴を、今回のハンドオーバ先を含むよ
うに更新する(ステップST36)。
ーバ履歴を参照して、セルの境界を往復しているか否か
の判断を行う(ステップST37)。
る最新のハンドオーバ先が、前々回のハンドオーバ先と
同一である場合に、制御部22はセルの境界を往復して
いると判断する。そしてこの場合に制御部22は、受信
パス選択の頻度の時定数をこれまでに設定されていた値
のままとして、ステップST31に戻る。
いと判断した場合に制御部22は、 ハンドオーバ履歴メモリ21に記憶されたハンドオーバ
の間隔時間の逆数×係数 で求まる値を、各フィンガ4に関する受信パス選択の頻
度の時定数として定める(ステップST38)。
時間t3が経過したとステップST32で判定した場合
には、制御部22は受信パス選択の頻度の時定数を、予
め定められた最大値に設定する(ステップST39)。
すなわちこの場合に受信パス選択の頻度の時定数は、ハ
ンドオーバの間隔時間が短いほど大きな値に設定され
る。ここでハンドオーバの間隔時間は、本移動無線通信
端末装置の移動速度が高いほど短くなる可能性が高い。
従って受信パス選択の頻度の時定数は、本移動無線通信
端末装置の移動速度が高いほど大きな値に設定されると
考えることができる。
時定数の設定が終了したのであれば、制御部22はステ
ップST31に戻って上述の処理を繰り返す。
て、ステップST35はハンドオーバ間隔測定手段22
bにより、ステップST36はハンドオーバ履歴作成手
段22cにより、そしてその他の処理は割当て頻度設定
手段22aによりそれぞれなされる。
第1実施形態と同様にして実行される。
割当てを行う周期は、受信パスの割当てが行われる度
に、その直前に割当て頻度設定処理が行われた際におけ
る移動速度が高いほど小さくなるように可変設定され
る。
パスの状態の変化が急激となるから、受信パスの割当て
を行う周期が短く設定されることで、パスの状態の急激
な変化に追従して、信号電力が大きいパスを受信パスと
して常に設定しておくことが可能となる。この結果、各
フィンガ4を常に有効な情報を取り出すために効率的に
機能させることができ、通信品質を向上することができ
る。
の状態はそれほどは変化しないので、受信パスの割当て
を行う周期が長く設定されることで、メインパスが頻繁
に切り替わってしまうことが防止され、同期の取り直し
による通信品質の低下は小さく抑えられる。
界を往復しているような状況では、移動速度が低いにも
拘わらずにハンドオーバの間隔時間が短くなってしま
う。
オーバ先の履歴を取り、それに応じて本移動無線通信端
末装置がセルの境界を往復しているような状況を判定
し、そのような状況にあるときには受信パスの割当てを
行う周期を変化させないようにしている。このため、上
述のような状況でパスの変動が少ないにも拘わらずに受
信パスの割当てを行う周期が短く設定されてしまうこと
を防止することができる。
るものではない。例えば前記各実施形態では、割当て頻
度設定処理にて受信パス選択の頻度の時定数を設定して
おき、受信パス割当て処理にて受信パスの割当てを行っ
た際に設定されていた時定数を加味して受信パスの割当
てを行う周期を設定することとしているが、割当て頻度
設定処理に代えて、受信パスの割当てを行う周期を直接
的に設定する処理を行うようにしても良い。
信装置を移動無線通信端末装置に適用しているが、無線
基地局に適用することも可能である。
つ有していることとしているが、フィンガ数は複数であ
れば任意であって良い。
周期を、受信パスの信号電力やハンドオーバの間隔時間
に比例して変化させるものとしているが、ある関数に従
って変化させるようにしても良いし、あるいは実験デー
タなどに基づいて受信パスの信号電力やハンドオーバの
間隔時間と受信パス選択の周期との関係を設定するよう
にしてもよい。
の間隔時間を移動速度の情報として測定するものとして
いるが、移動速度の情報は、例えば無線基地局での信号
電力を一定とするための送信電力制御における送信電力
の可変率に基づくなど、別の方法により測定するように
しても良い。あるいは、搭載される車両から車速情報を
受ける等の方法により速度情報を取得するようにしても
良い。
を往復している場合には、受信パス選択の周期をこれま
でに設定されていた値のままとしているが、ごく狭い範
囲を移動しているためにパスの変動が少ないとの観点か
ら受信パス選択の周期を最大値とするなど、任意に変更
可能である。
で種々の変形実施が可能である。
を適用した無線通信システムで使用されるもので、複数
の逆拡散器でそれぞれ異なる受信パスの逆拡散を行う無
線通信装置において、前記複数の逆拡散器のそれぞれに
関し所定のタイミングで、その逆拡散器に割り当てられ
た受信パスの信号電力の大きさに応じて受信パスの割当
て周期を設定する割当て周期設定手段と、前記複数の逆
拡散器のそれぞれに対して、前回の受信パスの割当てを
行った時点から、その時点において前記割当て周期設定
手段により設定されていた割当て周期が経過したことに
応じて、新たな受信パスの割当てを行う受信パス割当て
手段とを備えたので、一般に信号電力が大きなパスは、
受信パスとして適切な状態が継続する可能性が高いこと
から、そのようなパスが選ばれている受信パスに関する
割当て周期は長くし、逆に信号電力が小さなパスは、受
信パスとして不適切な状態になる可能性が高いことか
ら、そのようなパスが選ばれている受信パスに関する割
当て周期は短くするといった措置をとることが可能とな
り、これにより、受信パスの割当てを適切なタイミング
で行うことが可能で、これによりフィンガを有効利用す
るとともに、同期処理の実行頻度を低減して通信品質の
低下を抑えることができる無線通信装置となる。
明に加えて、過去における所定回数の前記所定のタイミ
ングにおけるメインの受信パスの信号電力を信号電力履
歴として記憶する信号電力履歴記憶手段を備え、かつ前
記割当て周期設定手段を、メインの受信パスが割り当て
られた前記逆拡散器に関しては、前記所定のタイミング
におけるメインの受信パスの信号電力の大きさと前記信
号電力履歴記憶手段に記憶された信号電力履歴の平均値
と他の受信パスの信号電力との差が所定の閾値よりも小
さい場合には前回と同一の割当て周期を設定するものと
したので、メインの受信パスが一時的にビル陰になるな
どしてその信号電力が一時的に低下したとしても、この
ようにして低下した信号電力は受信パスの割当て周期の
設定のためには用いられず、この結果、メインの受信パ
スが一時的にビル陰になるなどしてその信号電力が一時
的に低下したことによって受信パスから外されてしまう
ことが防止され、メインの受信パスの無駄な切り替えが
繰り返し行われることが防止できる。
拡散方式を適用した無線通信システムで使用されるもの
で、逆拡散器で所定の受信パスの逆拡散を行う無線通信
装置において、自装置の移動速度に関する所定の速度情
報を、例えばハンドオーバの実行間隔を測定してその測
定結果を示す情報を前記速度情報として生成するなどし
て取得する速度情報取得手段と、前記逆拡散器に関し所
定のタイミングで、前記速度情報取得手段により取得さ
れた速度情報に応じて受信パスの割当て周期を設定する
割当て周期設定手段と、前記逆拡散器に対して、前回の
受信パスの割当てを行った時点から、その時点において
前記割当て周期設定手段により設定されていた割当て周
期が経過したことに応じて、新たな受信パスの割当てを
行う受信パス割当て手段とを備えたので、一般に移動速
度が高いときは、パスの状態の変動が大きくなり、受信
パスとして適切なパスが変化する可能性が高いことか
ら、受信パスの割当て周期は短くし、逆に移動速度が低
いときは、パスの状態の変動が小さくなり、受信パスと
して適切なパスが変化する可能性が低いことから、受信
パスの割当て周期は長くするといった措置をとることが
可能で、これによりフィンガを有効利用するとともに、
同期処理の実行頻度を低減して通信品質の低下を抑える
ことができる無線通信装置となる。
明に加えて、ハンドオーバ先の変化をハンドオーバ履歴
として記憶するハンドオーバ履歴記憶手段を備え、かつ
前記割当て周期設定手段を、前記ハンドオーバ履歴記憶
手段に記憶されたハンドオーバ履歴に基づいて2つのハ
ンドオーバ先の間を往復しているか否かを判断し、2つ
のハンドオーバ先の間を往復しているならば、前記速度
情報に拘わらずに、例えばこれまでに設定されていた割
当て周期のような所定の割当て周期を設定するものとし
たので、ハンドオーバの実行間隔により移動速度を判定
するに際し、2つのハンドオーバ先を往復することでハ
ンドオーバ間隔が短くなっていることでハンドオーバの
実行間隔と移動速度との関係が崩れている場合には、そ
のような不確実な情報が無視され、これまでに設定され
ていた割当て周期のような確実な割当て周期が設定され
ることになり、割当て周期の設定を適切に行うことが可
能となる。
用して構成された移動無線通信端末装置の受信系の要部
構成を示すブロック図。
における制御部8の処理手順を示すフローチャート。
における制御部8の処理手順を示すフローチャート。
用して構成された移動無線通信端末装置の受信系の要部
構成を示すブロック図。
における制御部12の処理手順を示すフローチャート。
用して構成された移動無線通信端末装置の受信系の要部
構成を示すブロック図。
における制御部22の処理手順を示すフローチャート。
蔽物がない移動無線通信端末装置における受信信号の電
力の様子の一例を示す図。
った状態での移動無線通信端末装置における受信信号の
電力の様子の一例を示す図。
Claims (18)
- 【請求項1】 スペクトラム拡散方式を適用した無線通
信システムで使用され、複数の逆拡散器でそれぞれ異な
る受信パスの信号の逆拡散を行う無線通信装置におい
て、 前記複数の逆拡散器のそれぞれに関し、所定のタイミン
グで、その逆拡散器に割り当てられた受信パスの信号電
力の大きさに応じて、受信パスの割当周期を設定する手
段と、 前記複数の逆拡散器のそれぞれに対して、前回の受信パ
スの割当てを行った時点から、その時点において前記割
当周期設定手段により設定されていた割当周期が経過し
たことに応じて、新たな受信パスの割当てを行う手段と
を具備する無線通信装置。 - 【請求項2】 前記割当周期設定手段は、受信パスの信
号電力が大きいほど受信パスの割当周期を長く設定する
請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項3】 過去における所定回数の前記所定のタイ
ミングにおけるメインの受信パスの信号電力を信号電力
履歴として記憶する信号電力履歴記憶手段をさらに具備
し、 かつ前記割当周期設定手段は、メインの受信パスが割り
当てられた前記逆拡散器に関しては、前記信号電力履歴
記憶手段に記憶された信号電力履歴の平均値と他の受信
パスの信号電力との差が所定の閾値以上の場合には前回
と同一の割当周期を設定する請求項1記載の無線通信装
置。 - 【請求項4】 前記信号電力履歴記憶手段は、最新のN
回分の信号電力履歴を記憶する信号電力履歴メモリを含
む請求項3記載の無線通信装置。 - 【請求項5】 前記割当周期設定手段は、受信パスの信
号電力が大きいほど受信パスの割当周期を長く設定する
請求項3記載の無線通信装置。 - 【請求項6】 複数の逆拡散器でそれぞれ異なる受信パ
スの信号の逆拡散を行うスペクトラム拡散無線通信装置
において、 前記複数の逆拡散器のそれぞれに関し、その逆拡散器に
割り当てられた受信パスの信号電力の大きさに応じて、
受信パスの割当周期を設定する手段と、 前記複数の逆拡散器のそれぞれに対して、前記割当周期
設定手段により設定されていた割当周期が経過したこと
に応じて、新たな受信パスの割当てを行う手段とを具備
する無線通信装置。 - 【請求項7】 前記割当周期設定手段は、 所定のタイミングで、逆拡散器に割り当てられた受信パ
スの信号電力の大きさを測定する手段と、 逆拡散器の割当周期が経過したときに、その逆拡散器に
割り当てられた受信パスの信号電力の大きさに応じて、
受信パスの割当周期を設定する手段とを備えている請求
項6記載の無線通信装置。 - 【請求項8】 前記割当周期設定手段は、受信パスの信
号電力が大きいほど受信パスの割当周期を長く設定する
請求項6記載の無線通信装置。 - 【請求項9】 スペクトラム拡散方式を適用した無線通
信システムで使用され、逆拡散器で所定の受信パスの逆
拡散を行う無線通信装置において、 自装置の移動速度に関する所定の速度情報を取得する速
度情報取得手段と、 前記逆拡散器に関し、所定のタイミングで、前記速度情
報取得手段により取得された速度情報に応じて、受信パ
スの割当周期を設定する手段と、 前記逆拡散器に対して、前回の受信パスの割当てを行っ
た時点から、その時点において前記割当周期設定手段に
より設定されていた割当周期が経過したことに応じて、
新たな受信パスの割当てを行う手段とを具備する無線通
信装置。 - 【請求項10】 前記速度情報取得手段は、ハンドオー
バの実行間隔を測定し、その測定結果を示す情報を前記
速度情報として生成する請求項9記載の無線通信装置。 - 【請求項11】 前記割当周期設定手段は、所定の時間
内にハンドオーバが実行されない場合には、受信パスの
割当周期を最大値に設定する請求項9記載の無線通信装
置。 - 【請求項12】 前記割当周期設定手段は、ハンドオー
バの実行間隔が長いほど受信パスの割当周期を長く設定
する請求項9記載の無線通信装置。 - 【請求項13】 ハンドオーバ先の変化をハンドオーバ
履歴として記憶するハンドオーバ履歴記憶手段をさらに
具備し、 前記割当周期設定手段は、前記ハンドオーバ履歴記憶手
段に記憶されたハンドオーバ履歴に基づいて2つのハン
ドオーバ先の間を往復しているか否かを判断し、2つの
ハンドオーバ先の間を往復しているならば、前記速度情
報に拘わらずに所定の割当周期を設定する請求項9記載
の無線通信装置。 - 【請求項14】 前記所定の割当周期は最大の割当周期
である請求項13記載の無線通信装置。 - 【請求項15】 ハンドオーバ先の変化をハンドオーバ
履歴として記憶するハンドオーバ履歴記憶手段をさらに
具備し、 前記割当周期設定手段は、前記ハンドオーバ履歴記憶手
段に記憶されたハンドオーバ履歴に基づいて2つのハン
ドオーバ先の間を往復しているか否かを判断し、2つの
ハンドオーバ先の間を往復しているならば、前記速度情
報に拘わらずに前回と同一の割当周期を設定する請求項
9記載の無線通信装置。 - 【請求項16】 前記割当周期設定手段は、前記速度情
報に基づき、自装置の移動速度が速いほど受信パスの割
当周期を短く設定する請求項9記載の無線通信装置。 - 【請求項17】 前記速度情報取得手段は、送信電力の
可変率を測定し、その測定結果を示す情報を前記速度情
報として生成する請求項9記載の無線通信装置。 - 【請求項18】 前記速度情報取得手段は、自装置が搭
載される車両から得られる速度データに基づき前記速度
情報を生成する請求項9記載の無線通信装置。
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