JP3378451B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP3378451B2
JP3378451B2 JP31194196A JP31194196A JP3378451B2 JP 3378451 B2 JP3378451 B2 JP 3378451B2 JP 31194196 A JP31194196 A JP 31194196A JP 31194196 A JP31194196 A JP 31194196A JP 3378451 B2 JP3378451 B2 JP 3378451B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔料を含有する化
粧料であって、肌に潤いを与え、肌荒れや炎症を予防・
改善することができ、しかも使用感及び化粧持ちに優れ
た化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】肌に潤いを与え、肌を柔軟にするには、
角質層の水分が重要であることが知られている。そして
当該水分の保持は、角質層に含まれている水溶性成分、
すなわち、遊離アミノ酸、有機酸、尿素又は無機イオン
によるものとされている。かかる観点から、これらの物
質を単独であるいは組合せて薬用皮膚外用剤あるいは化
粧料に配合することにより、肌荒れの改善又は予防が図
られている。また、これらの物質以外にも、水との親和
性が高い多くの保湿物質が開発され、肌荒れ改善及び、
しっとり感付与等の目的で使用されている。
【0003】しかしながら、これらの保湿性物質を皮膚
に適用した場合でも、その効果は一時的であり、根本的
に角質層全体の水分補給能を改善し、肌荒れを本質的に
予防・改善することはできなかった。また、比較的油分
含有量の多い化粧料の場合、油層の閉塞による保湿効果
が期待できるものの、粉体の含有量が多い場合には、保
湿効果を付与し、肌荒れを予防・改善することは非常に
困難であった。
【0004】更に、根本的に角質層の水分保持能力を改
善する効果を有するものとして、アミド結合を有した化
合物、例えば細胞間脂質中のスフィンゴ脂質も有効であ
ることが知られているが、融点が比較的高く、化粧料に
安定に配合することが困難であり、使用感や安定性を損
なうという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、顔料を含有していても、肌に潤いを与え、肌荒れを
予防・改善することができ、しかも使用感及び化粧持ち
に優れた化粧料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者は鋭意研究を行った結果、特定のアミド化合物と
顔料を含有する化粧料が、顔料を含有しているにもかか
わらず、肌に潤いを与え、肌荒れを予防・改善する効果
に優れ、しかも使用感及び化粧持ちが良好であることを
見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(B): (A)後記一般式(1)、(2)又は(3)で表わされ
るアミド化合物の1種又は2種以上、 (B)顔料を含有する化粧料を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる成分(A)の
アミド化合物は、融点が0〜50℃、好ましくは10〜
40℃のものである。この範囲外のものでは、組成物中
に安定に配合することが困難である。なお、本発明にお
いて、融点は、JIS−K7121−1987−9−
9.1(2)に従って測定した補外融点開始温度で示し
た。
【0009】このようなアミド化合物としては、次の一
般式(1)、(2)又は(3)
【0010】
【化4】
【0011】(式中、R1 及びR2 は同一又は異なって
炭素数1〜40のヒドロキシル化されていてもよい炭化
水素基を示し、R3 は炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐
鎖のアルキレン基又は単結合を示し、R4 は水素原子、
炭素数1〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルコキシ基又
は2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ基を示す。ただ
し、R3 が単結合のときはR4 は水素原子である。)
【0012】
【化5】
【0013】(式中、R1 及びR2 は前記と同じ意味を
示し、R3aは炭素数3〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアル
キレン基を示し、R4aは炭素数1〜12の直鎖又は分岐
鎖のアルコキシ基を示す。)
【0014】
【化6】
【0015】(式中、R1 、R2 及びR3 は前記と同じ
意味を示し、R4bは水素原子、炭素数1〜12の直鎖若
しくは分岐鎖のアルコキシ基又は2,3−エポキシプロ
ピルオキシ基を示す。ただし、R3 が単結合のときR4b
は水素原子である。)で表わされるアミド誘導体などが
挙げられる。
【0016】これらのうち、アミド誘導体(1)におい
て、R1 及びR2 は同一又は異なって炭素数1〜40の
直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和のヒドロキシル化され
ていてもよい炭化水素基を示す。R1 及びR2 として
は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデ
シル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデ
シル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノ
ナデシル、ヘンエイコシル、ドコシル、ノナコシル、ト
リアコンチル、イソステアリル、イソヘプタデシル、2
−エチルヘキシル、1−エチルヘプチル、8−ヘプタデ
シル、8−ヘプタデセニル、8,11−ヘプタデカジエ
ニル、2−ヘプチルウンデシル、9−オクタデセニル、
1−ヒドロキシノニル、1−ヒドロキシペンタデシル、
2−ヒドロキシペンタデシル、15−ヒドロキシペンタ
デシル、11−ヒドロキシヘプタデシル及び11−ヒド
ロキシ−8−ヘプタデセニル等が挙げられる。
【0017】R1 としては炭素数8〜26の直鎖又は分
岐鎖のアルキル又はアルケニル基が好ましく、例えばオ
クチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシ
ル、オクタデシル、ドコシル、トリアコンチル、イソス
テアリル、2−エチルヘキシル、2−ヘプチルウンデシ
ル及び9−オクタデセニル等が挙げられる。R1 として
特に好ましい炭化水素基は炭素数12〜22の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基であり、例えばドデシル、テトラデ
シル、ヘキサデシル、オクタデシル、ドコシル及びメチ
ル分岐イソステアリル基等が挙げられる。
【0018】R2 としては炭素数9〜25の直鎖又は分
岐鎖のアルキル又はアルケニル基が好ましく、例えばノ
ニル、ウンデシル、トリデシル、ペンタデシル、ヘプタ
デシル、ヘンエイコシル、ノナコシル、イソヘプタデシ
ル、1−エチルヘプチル、8−ヘプタデシル、8−ヘプ
タデセニル、8,11−ヘプタデカジエニル、1−ヒド
ロキシノニル、1−ヒドロキシペンタデシル、2−ヒド
ロキシペンタデシル、15−ヒドロキシペンタデシル、
11−ヒドロキシヘプタデシル及び11−ヒドロキシ−
8−ヘプタデセニル等が挙げられる。R2 として特に好
ましい炭化水素基は炭素数11〜21の直鎖又は分岐鎖
のアルキル基であり、例えばウンデシル、トリデシル、
ペンタデシル、ヘプタデシル、ヘンエイコシル及びメチ
ル分岐イソヘプタデシル基等が挙げられる。
【0019】R3 は炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖
のアルキレン基又は単結合を示し、アルキレン基として
は例えばメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメ
チレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、1−メチル
エチレン、1−メチルトリメチレン、2−メチルトリメ
チレン、1,1−ジメチルエチレン、1−エチルエチレ
ン、1−メチルテトラメチレン、2−エチルトリメチレ
ン等が挙げられる。R 3 としては炭素数1〜6の直鎖の
アルキレン基が好ましく、このうちメチレン、エチレン
及びトリメチレンが特に好ましい。
【0020】R4 は水素原子、炭素数1〜12の直鎖若
しくは分岐鎖のアルコキシ基又は2,3−ジヒドロキシ
プロピルオキシ基を示し、アルコキシ基としては例えば
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ヘキシル
オキシ、オクチルオキシ、デシルオキシ、1−メチルエ
トキシ及び2−エチルヘキシルオキシ等が挙げられる。
4 としては水素原子、炭素数1〜8のアルコキシ基及
び2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ基が好ましく、
このうち水素原子、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシ、1−メチルエトキシ、2−エチルヘキシルオ
キシ及び2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ基が特に
好ましい。
【0021】アミド誘導体(1)としては、特に一般式
中のR1 、R2 、R3 及びR4 がそれぞれ上述の特に好
ましい範囲の基である場合を組合わせた化合物が好まし
い。
【0022】また、アミド誘導体(2)において、R1
及びR2 は上記と同様の意味を示し、同様の基が好まし
い。また、R3aとしてはアミド誘導体(1)のR3 にお
いて例示したアルキレン基からメチレン及びエチレンを
除いた基が挙げられる。R3aとしては炭素数3〜6の直
鎖のアルキレン基が好ましく、このうちトリメチレンが
特に好ましい。R4aのアルコキシ基としては、アミド誘
導体(1)のR4 と同様の基が挙げられ、同様の基が好
ましい。
【0023】また、アミド誘導体(3)において、
1 、R2 及びR3 は上記と同様の意味を示し、R4b
水素原子、炭素数1〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアル
コキシ基又は2,3−エポキシプロピルオキシ基を示
す。R1 、R2 及びR3 として具体的には、アミド誘導
体(1)と同様の基が挙げられ、同様の基が好ましい。
4bの炭素数1〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルコキ
シ基としては、アミド誘導体(1)のR4 と同様の基が
挙げられ、水素原子、R4 と同様のアルコキシ基及び
2,3−エポキシプロピルオキシ基が好ましい。
【0024】これらのアミド誘導体(1)〜(3)のう
ち、特に、一般式(1)で表わされるものが好ましい。
【0025】アミド誘導体(1)は、例えば次の製造法
1又は製造法2によって得ることができる。
【0026】
【化7】
【0027】
【化8】
【0028】(式中、R1 、R2 及びR3 は前記と同様
の意味を示し、R4fは水素原子又は炭素数1〜12の直
鎖若しくは分岐鎖のアルコキシ基を示す。ただし、R3
が単結合のときはR4fは水素原子である。R6 、R8
10及びR11は炭素数1〜8の直鎖又は分岐鎖の飽和若
しくは不飽和の炭化水素基を示すが、好ましくは炭素数
1〜5の直鎖又は分岐鎖のアルキル基で、特に好ましく
はメチル基である。R9は水素原子、アルカリ金属原子
又はCOR8基を示し、R7 及びR12はハロゲン原子、メシ
レート基、トシレート基等の脱離基を示す。R7 として
は、入手の容易さ等の点から塩素原子及び臭素原子、特
に塩素原子が好ましく、R12としては、入手の容易さ等
の点からメシレート基及びトシレート基が好ましい。)
【0029】
【化9】
【0030】
【化10】
【0031】(式中、R1 、R2 、R6 〜R12は上記と
同様の意味を示し、R3gは炭素数1〜6の直鎖又は分岐
鎖のアルキレン基を示す。)
【0032】製造法1及び製造法2の各工程の反応条件
は次のとおりである。
【0033】工程1)グリシジルエーテル(7)とアミ
ン(8F)又は(8G)を、無溶媒で、あるいは水又は
メタノール、エタノール、イソプロパノール等の低級ア
ルコール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレン
グリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶媒、ヘキ
サン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶
媒、あるいはこれらの任意の混合溶媒中等において、室
温〜150℃で反応させることにより、アミノアルコー
ル誘導体(4F)又は(4G)を製造することができ
る。
【0034】工程2)アミノアルコール誘導体(4F)
又は(4G)に、脂肪酸エステル(9)好ましくは脂肪
酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル等の脂肪酸低
級アルキルエステルを、水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸化カルシウム等の
アルカリ土類金属水酸化物、炭酸カリウム等のアルカリ
金属炭酸塩、炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属炭酸
塩、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウム−tert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコ
ラート等の塩基性触媒の存在下、常圧〜0.01mmHgの
減圧下に室温〜150℃で反応させることにより、アミ
ド誘導体(2F)又は(2G)を製造することができ
る。この際、塩基性触媒の使用量はアミノアルコール誘
導体(4F)又は(4G)に対して0.01〜0.2当
量が好ましく、また反応により生じるアルコールを系外
に除去しながら行うと、反応が速く進行するので好まし
い。
【0035】工程3)アミド誘導体(2F)又は(2
G)はまた、アミノアルコール誘導体(4F)又は(4
G)に脂肪酸クロライド(10)を、無溶媒であるいは
クロロホルム、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン
等のハロゲン化炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル等の
エーテル系溶媒、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の炭化水素系溶媒、あるいはこれらの任意の混合
溶媒中等において、ピリジン、トリエチルアミン等の第
三級アミン等の塩基の存在下又は無存在下、室温〜10
0℃で反応させてアミド−エステル誘導体(11F)又
は(11G)に変換後、
【0036】工程4)そのエステル基を、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸
化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、炭酸カリ
ウム等のアルカリ金属炭酸塩、炭酸カルシウム等のアル
カリ土類金属炭酸塩、ナトリウムメトキシド、ナトリウ
ムエトキシド、カリウム−tert−ブトキシド等のア
ルカリ金属アルコラート等の塩基性条件下等で、選択的
に加水分解することによっても製造することができる。
【0037】工程5)アミド誘導体(2F)又は(2
G)に1〜20当量のエポキシド(12)、好ましくは
エピクロルヒドリンを、無溶媒であるいは水又はテトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチ
ルエーテル等のエーテル系溶媒、ヘキサン、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒、あるいはこれ
らの任意の混合溶媒中等において、1〜10当量の水酸
化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化
物、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、
炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、炭酸カルシウム
等のアルカリ土類金属炭酸塩の存在下、室温〜150℃
で反応させることによりアミド誘導体(3F)又は(3
G)を製造することができる。この際、テトラブチルア
ンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムクロ
ライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロマイド、
ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ビステ
トラオキシエチレンステアリルメチルアンモニウムクロ
ライド等の第四級アンモニウム塩やラウリルジメチルカ
ルボキシアンモニウムベタイン等のベタイン等の相間移
動触媒の存在下で反応を行うことが収率の面等で好まし
い。
【0038】工程6)アミド誘導体(3F)又は(3
G)を、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカ
リ金属水酸化物、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金
属水酸化物、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、炭
酸カルシウム等のアルカリ土類金属炭酸塩等の塩基性条
件下又は硫酸、塩酸等の鉱酸、三フッ化ホウ素、四塩化
スズ等のルイス酸、酢酸、テトラデカン酸、ヘキサデカ
ン酸等のカルボン酸、p−トルエンスルホン酸等のスル
ホン酸等の酸性条件下、あるいは塩基−酸混合条件下
で、室温〜300℃で水和することにより、アミド誘導
体(1F)又は(1G)を製造することができる。
【0039】工程7)アミド誘導体(1F)又は(1
G)はまた、アミド誘導体(3F)又は(3G)にカル
ボン酸誘導体(13)、好ましくは酢酸等の低級脂肪
酸、酢酸ナトリウム等の低級脂肪酸アルカリ金属塩、無
水酢酸等の低級脂肪酸無水物を単独あるいは組合わせ
て、トリエチルアミン等の第三級アミン等の塩基性触媒
の存在下又は無存在下で、反応させて、エステル−アミ
ド誘導体(14F)又は(14G)に変換後、
【0040】工程8)そのエステル基を、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸
化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、炭酸カリ
ウム等のアルカリ金属炭酸塩、炭酸カルシウム等のアル
カリ土類金属炭酸塩、ナトリウムメトキシド、ナトリウ
ムエトキシド、カリウム−tert−ブトキシド等のア
ルカリ金属アルコラート等の塩基性条件下等で、選択的
に加水分解することによっても製造することができる。
【0041】工程9)アミド誘導体(1F)又は(1
G)はまた、アミド誘導体(3F)又は(3G)にカル
ボニル化合物(15)、好ましくはアセトン、メチルエ
チルケトン等の低級脂肪族ケトンを、硫酸、塩酸、リン
酸等の鉱酸、酢酸等のカルボン酸、三フッ化ホウ素、四
塩化スズ等のルイス酸等の酸触媒の存在下に反応させ
て、1,3−ジオキソラン−アミド誘導体(16F)又
は(16G)に変換後、
【0042】工程10)硫酸、塩酸、リン酸等の鉱酸、
酢酸等のカルボン酸、p−トルエンスルホン酸等のスル
ホン酸等の酸性条件下等で脱ケタール化することによっ
ても製造することができる。
【0043】工程11)1,3−ジオキソラン−アミド
誘導体(16F)又は(16G)はまた、アミド誘導体
(2F)又は(2G)にグリセロール誘導体(17)
を、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金
属水酸化物、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水
酸化物、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、炭酸カ
ルシウム等のアルカリ土類金属炭酸塩、水素化ナトリウ
ム等のアルカリ金属水素化物等の塩基の存在下で、無溶
媒であるいはN,N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエー
テル等のエーテル系溶媒、ヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素系溶媒、あるいはこれらの任
意の混合溶媒中等において、反応させることによっても
製造することができる。
【0044】このようにして得られるアミド誘導体
(1)は、公知の方法により精製することができる。本
発明においては、アミド誘導体(1)を純度100%に
精製した精製物でも、特に精製を行わずに中間体や反応
副生成物を含んだ純度70〜100%の混合物でも、効
果、性能に優れ、かつ安全性にも問題がなく使用するこ
とができる。また、アミド誘導体(1)には水和物に代
表される溶媒和物も含まれる。
【0045】製造法1によって得られるアミド誘導体
(1)としては、例えば次のものが挙げられる。
【0046】
【化11】
【0047】
【化12】
【0048】製造法2によって得られるアミド誘導体
(1)としては、例えば次のものが挙げられる。
【0049】
【化13】
【0050】成分(A)のアミド化合物としては、特に
総炭素数30以上のN−置換アミド化合物が好ましい。
また、アミド化合物は、結合水を1重量%以上、特に5
重量%以上保持できるものがより好ましい。ここで結合
水の含有率は、まず、室温で試料に水を添加し、均一相
を維持できる最大添加量を測定して結合水量とし、次に
試料の総重量に対する結合水の総重量を百分率で示した
値とし、次式に従って求めることができる。
【0051】
【数1】
【0052】成分(A)のアミド化合物は、1種又は2
種以上を組合せて用いることができ、全組成中に0.0
01〜50重量%配合するのが好ましく、特に0.1〜
20重量%、更に0.1〜10重量%配合すると、十分
な効果が得られるとともに、感触も良好となり好まし
い。
【0053】本発明で用いられる成分(B)の顔料とし
ては、通常の化粧料等に用いられるものであれば特に制
限されず、例えばシリカ、アルミナ、ケイ酸、無水ケイ
酸、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、タル
ク、セリサイト、カオリン、雲母、ベンガラ、クレー、
ベントナイト、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、
酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウム、硫酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、雲母チタン、
オキシ塩化ビスマス、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、水酸化アルミニ
ウム、水酸化クロム、カラミン及びカーボンブラック及
びこれらの複合体等の無機粉体;ポリアミド樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ビニル樹
脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹
脂、(メタ)アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニルベンゼン・スチレ
ン共重合体、シルクパウダー、セルロースこれらの複合
体等の有機粉体;有機タール系色素、レーキ等の有機着
色顔料などが挙げられる。
【0054】これらの顔料は、感触改良等の目的で各種
の剤で表面処理したり、着色顔料、色素、染料、金属イ
オン等で被覆、内包処理したものであっても良く、特に
表面を疎水化処理した疎水化処理顔料を用いると、化粧
持ちがより向上し好ましい。
【0055】疎水化処理の方法としては、特に制限され
ないが、例えば顔料表面に油脂を吸着させたり、水酸基
等の官能基を利用し、エステル化やエーテル化を起こさ
せ顔料を親油的にする油脂処理法、脂肪酸の亜鉛塩やマ
グネシウム塩を用いた金属石鹸処理法、ジメチルポリシ
ロキサン又はメチル水素ポリシロキサンを用いたシリコ
ーン処理法、パーフルオロアルキル基を有するフッ素化
合物で処理する方法等が挙げられる。ここで、パーフル
オロアルキル基を有するフッ素化合物としては、例えば [CmF2m+1CnH2nO]yPO(OH)3-y (式中、mは3〜18の整数、nは1〜12の整数、y
は1〜3の数を示す。)で表わされるポリフルオロアル
キルリン酸(米国特許第3632744号)、フルオロ
アルキルジ(オキシエチル)アミンリン酸エステル(特
開昭62−250074号公報)、パーフルオロアルキ
ル基を有する樹脂(特開昭55−167209号公
報)、四弗化エチレン樹脂、パーフルオロアルコール、
パーフルオロエポキシ化合物、スルホアミド型フルオロ
リン酸、パーフルオロ硫酸塩、パーフルオロカルボン酸
塩、パーフルオロアルキルシラン(特開平2−2186
03号公報)等が挙げられる。
【0056】これらの顔料のうち、本発明の化粧料がメ
イクアップ化粧品等である場合には、有機タール系色
素、レーキ等の有機着色顔料の他、酸化鉄、群青等の着
色顔料及びタルク、セリサイト、カオリン、酸化亜鉛、
酸化チタン等の無機顔料を用いるのが好ましい。
【0057】成分(B)の顔料は1種又は2種以上を組
合せて用いることができ、その配合量は、化粧料の種類
等により異なり、特に制限されないが、全組成中に0.
01〜98重量%配合するのが好ましく、特に0.1〜
90重量%、更に0.5〜85重量%配合すると、化粧
持ち及び使用感がより優れたものとなり好ましい。
【0058】本発明の化粧料には前記必須成分のほか、
通常の化粧料に配合される成分、例えばワセリン、ラノ
リン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カル
ナバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコ
ール等の固形・半固形油分;オリーブ油、ホホバ油、ヒ
マシ油、スクワラン、流動パラフィン、エステル油、ジ
グリセライド、トリグリセライド、シリコーン油、フッ
素系油剤等の流動性油分;水溶性、油溶性及びフッ素系
ポリマー;非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性
剤、陽イオン性界面活性剤、ポリエーテル変性シリコー
ン等の界面活性剤;デキストリン脂肪酸エステル、アル
キル変性シリコーン等のゲル化剤;有機染料等の色剤;
防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、
紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、
殺菌剤、皮膚賦活剤などを、本発明の目的、効果を損な
わない質的、量的範囲内で適宜配合することができる。
【0059】本発明の化粧料は、通常の方法に従って製
造することができ、例えばスキンケアクリーム、紫外線
防御クリームや;ファンデーション、ほほ紅、おしろ
い、アイシャドウ、アイブロウ、アイライナー、マスカ
ラ、口紅、リップクリーム、ネイルエナメル等のメイク
アップ化粧品などの剤型とすることができる。特に、乳
化型(w/o、o/w)化粧料として好適である。
【0060】
【発明の効果】本発明の化粧料は、肌に十分な潤いを与
え、水分保持能力を高め、肌荒れや炎症を予防・改善す
る効果に優れたものであり、しかも使用感及び化粧持ち
も良好である。
【0061】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お、製造例1〜10においては、アミド誘導体(1)を
前記製造法1に従って製造した。
【0062】また、実施例に示した融点は、セイコー電
子工業株式会社製の示差走査熱量計(DSC)を用い、
試料の約1mgをDSCセル(5μl )に入れ、走査温度
−10〜200℃、昇温速度2℃/分で測定し、JIS
−K7121−1987−9−9.1(2)の補外融点
開始温度を融点として示した。
【0063】製造例1 攪拌装置、滴下ロート、窒素導入管及び蒸留装置を備え
た2リットル5口フラスコに、3−メトキシプロピルア
ミン743.2g(8.34mol)及びエタノール15
0mlを仕込み、窒素雰囲気下で80℃に加熱攪拌しつ
つ、これにヘキサデシルグリシジルエーテル165.9
g(0.56mol)を3時間かけて滴下した。滴下終了
後、更に80℃で12時間攪拌した後、エタノール及び
過剰の3−メトキシプロピルアミンを減圧下に加熱留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
することにより、アミノアルコール誘導体(4a)19
6.5g(収率91%対ヘキサデシルグリシジルエーテ
ル)を得た(工程1)。
【0064】
【化14】
【0065】得られたアミノアルコール誘導体(4a)
の物性は次のとおりである。
【0066】白色固体 融点;53℃ IR(νneat,cm-1);3340,2930,285
5,1470,1310,1120,1065,95
5,900,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.3Hz,3H),1.25〜1.45(m,26
H),1.45〜1.85(m,6H),2.57〜
2.76(m,4H),3.32(s,3H),3.3
8〜3.48(m,6H),3.77〜3.89(m,
1H).
【0067】攪拌装置、滴下ロート、窒素導入管及び蒸
留装置を備えた1リットル5口フラスコに、溶融した上
記(工程1)で得た化合物(4a)61.3g(15
8.1mmol)及びナトリウムメトキシド28%メタノー
ル溶液1.53g(7.91mmol)を仕込み、窒素雰囲
気下60℃で30分間攪拌した。次に、同条件下でこれ
にテトラデカン酸メチル38.3g(158.1mmol)
を1時間かけて滴下した。滴下終了後、更に減圧下(8
0〜10Torr)60℃で5時間攪拌し、反応を完結させ
た。反応混合物を冷却後、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製することにより、アミド誘導体(2a)
88.7g(収率94%)を得た(工程2)。
【0068】
【化15】
【0069】得られたアミド誘導体(2a)の物性は次
のとおりである。
【0070】白色固体 融点;48℃ IR(νneat,cm-1);3440,2930,286
0,1650,1625,1470,1225,121
0,1110,950,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.3Hz,6H),1.15〜1.95(m,5
3H),2.36(t,J=7.5Hz,2H),3.
29〜3.55(m,10H),3.33(s,3
H),3.85〜3.95(m,1H).
【0071】攪拌装置、窒素導入管及び蒸留装置を備え
た1リットル5口フラスコに、上記(工程2)で得た化
合物(2a)94.5g(158.0mmol)、テトラブ
チルアンモニウムブロマイド1.53g(4.74mmo
l)、エピクロルヒドリン32.2g(347.6mmo
l)、水酸化ナトリウム12.6g(315.0mmol)
及びトルエン66mlを仕込み、窒素雰囲気下45℃で1
0時間攪拌した。得られた反応混合物を70℃にて水で
3回洗浄後、トルエン及び過剰のエピクロルヒドリンを
減圧下に加熱留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製することにより、アミド誘導体(3
a)94.9g(収率92%)を得た(工程5)。
【0072】
【化16】
【0073】得られたアミド誘導体(3a)の物性は次
のとおりである。
【0074】白色固体 融点;38〜39℃ IR(νneat,cm-1);2930,2855,165
0,1470,1425,1380,1210,112
0,905,840,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.0Hz,6H),1.10〜1.45(m,4
6H),1.45〜1.90(m,6H),2.25〜
2.48(m,2H),2.50〜2.68(m,1
H),2.70〜2.85(m,1H),3.02〜
3.20(m,1H),3.20〜4.00(m,13
H),3.32(s,3H).
【0075】攪拌装置を備えた100ミリリットルオー
トクレーブに、上記(工程5)で得た化合物(3a)7
1.3g(109.0mmol)、水11.78g(65
4.1mmol)、水酸化ナトリウム0.087g(2.1
8mmol)及びテトラデカン酸0.87g(4.36mmo
l)を仕込み、密閉系にて160℃で6時間攪拌した。
反応混合物を冷却後、80℃にて2%食塩水で2回洗浄
した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製す
ることにより、目的とするアミド誘導体(1a)68.
3g(収率93%)を得た(工程6)。
【0076】
【化17】
【0077】得られたアミド誘導体(1a)の物性は次
のとおりである。
【0078】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);3445,2930,286
0,1630,1470,1420,1380,130
5,1210,1120,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.7Hz,6H),1.15〜1.44(m,4
6H),1.44〜1.95(m,8H),2.25〜
2.45(m,2H),3.20〜3.90(m,16
H),3.33(s,3H).
【0079】攪拌装置、窒素導入管及び蒸留装置を備え
た500ミリリットル4口フラスコに、上記(工程5)
で得た化合物(3a)31.0g(47.4mmol)、水
11.9g(663.7mmol)、酢酸ナトリウム13.
6g(165.9mmol)及び酢酸104.9g(174
6.8mmol)を仕込み、窒素雰囲気下70℃で19時間
攪拌した。過剰の酢酸を減圧下加熱留去し、エステル−
アミド誘導体(14a−1)、(14a−2)及び(1
4a−3)を含む混合物を得た(工程7)。
【0080】
【化18】
【0081】次に、これらのエステル−アミド誘導体を
含む混合物をフラスコから取り出すことなく、これに4
8%水酸化ナトリウム水溶液59.3g(711.2mm
ol)、水18g及びブタノール200mlを加え、80℃
で3時間攪拌した。ブタノールを減圧下に加熱留去し、
残渣をトルエン250mlに希釈後、70℃にて水で2回
洗浄した。トルエンを減圧下に加熱留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによ
り、目的とするアミド誘導体(1a)22.3g(収率
70%)を得た(工程8)。
【0082】製造例2 攪拌装置、滴下ロート、窒素導入管及び蒸留装置を備え
た10リットル5口フラスコに、3−メトキシプロピル
アミン4680g(52.5mol)及びエタノール90
0gを仕込み、窒素雰囲気下で80℃に加熱攪拌しつ
つ、これにヘキサデシルグリシジルエーテル1045g
(3.50mol)を3時間かけて滴下した。滴下終了
後、更に80℃で1時間攪拌した後、エタノール及び過
剰の3−メトキシプロピルアミンを減圧下に加熱留去
し、アミノアルコール誘導体(4a)を主成分とする生
成物を得た(工程1)。
【0083】上記(工程1)で得た、10リットル5口
フラスコ中の化合物(2a)を主成分とする生成物に、
水酸化カリウム9.82g(0.175mol)を加え、
窒素吹き込み下、減圧下(60〜10Torr)80℃で生
成してくる水を留去しながら3時間攪拌した。次に、同
条件下で攪拌しながら、これにテトラデカン酸メチル8
82.3g(3.64mol)を3時間かけて滴下した。
この際、生成してくるメタノールを留去した。滴下終了
後、更に窒素吹き込み下、減圧下(60〜10Torr)6
0〜45℃で生成してくるメタノールを留去しながら1
0時間攪拌して反応を完結させ、アミド誘導体(2a)
を主成分とする生成物を得た(工程2)。
【0084】上記(工程2)で得た、10リットル5口
フラスコ中の化合物(2a)を主成分とする生成物に、
テトラブチルアンモニウムブロマイド33.9g(0.
105mol)、エピクロルヒドリン712.5g(7.
70mol)及びトルエン2100gを加え、窒素吹き込
み下、減圧下(150〜50Torr)45℃で攪拌しなが
ら48%水酸化ナトリウム水溶液1750.0g(2
1.0mol)を2時間かけて滴下した。滴下終了後、更
に同条件下で10時間攪拌して反応を完結させた。反応
混合物を、70℃にて水で4回洗浄後、トルエン及び過
剰のエピクロルヒドリンを減圧下に加熱留去し、アミド
誘導体(3a)を主成分とする生成物を得た(工程
5)。
【0085】上記(工程5)で得た、10リットル5口
フラスコ中の化合物(3a)を主成分とする生成物に、
水378.2g(21.0mol)、48%水酸化ナトリ
ウム水溶液5.83g(0.070mol)及びテトラデ
カン酸32.0g(0.14mol)を加え窒素雰囲気
下、100℃で2.5日間攪拌した。反応混合物を80
℃にて2%食塩水で3回洗浄した後、減圧下に加熱脱水
し、目的とする化合物(1a)を主成分とする生成物2
261.5gを得た(工程6)。この生成物は、化合物
(1a)を70%含有しており、他に下記式で示す中間
体及び反応副生成物等が含有されていた。
【0086】
【化19】
【0087】
【化20】
【0088】製造例3 製造例1の工程2において、テトラデカン酸メチルの代
わりにヘキサデカン酸メチルを用いた以外は、製造例1
の工程1及び2と同様に反応を行い、アミド誘導体(2
b)を得た(工程1及び2)。
【0089】
【化21】
【0090】得られたアミド誘導体(2b)の物性は次
のとおりである。
【0091】白色固体 融点;55℃ IR(νneat,cm-1);3430,2930,285
5,1620,1470,1205,1110,95
0,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.26〜1.89(m,5
7H),2.36(t,J=7.6Hz,2H),3.
29〜3.52(m,10H),3.33(s,3
H),3.88〜3.95(m,1H).
【0092】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに上記(工程2)で得た化合物(2b)を
用いた以外は、製造例1の工程5と同様に反応を行い、
アミド誘導体(3b)を得た(工程5)。
【0093】
【化22】
【0094】得られたアミド誘導体(3b)の物性は次
のとおりである。
【0095】白色固体 融点;44〜45℃ IR(νneat,cm-1);2930,2860,165
0,1470,1425,1380,1210,112
0,910,845,755,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.7Hz,6H),1.15〜1.45(m,5
0H),1.45〜1.73(m,4H),1.73〜
1.90(m,2H),2.25〜2.48(m,2
H),2.50〜2.68(m,1H),2.70〜
2.85(m,1H),3.00〜3.18(m,1
H),3.18〜4.00(m,13H),3.32
(s,3H).
【0096】製造例1の工程6において、化合物(3
a)の代わりに上記(工程5)で得た化合物(3b)
を、更にテトラデカン酸の代わりにヘキサデカン酸を用
いた以外は、製造例1の工程6と同様に反応を行い、目
的とするアミド誘導体(1b)を得た(工程6)。
【0097】
【化23】
【0098】得られたアミド誘導体(1b)の物性は次
のとおりである。
【0099】白色固体 融点;33℃ IR(νneat,cm-1);3445,2930,286
0,1650,1630,1470,1420,138
0,1305,1210,1120,1080.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.15〜1.45(m,5
0H),1.45〜1.95(m,7H),2.25〜
2.55(m,3H),3.20〜3.92(m,16
H),3.33(s,3H).
【0100】攪拌装置及び窒素導入管を備えた500ミ
リリットル4口フラスコに、上記(工程5)で得た化合
物(3b)34.1g(50.0mmol)、無水酢酸2
5.5g(250.0mmol)及びトリエチルアミン2
5.3g(250.0mmol)を仕込み、窒素雰囲気下1
00℃で10時間攪拌した。反応混合物を加熱下、減圧
濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製することにより、エステル−アミド誘導体
(14b)34.9g(収率89%)を得た(工程
7)。
【0101】
【化24】
【0102】得られたエステル−アミド誘導体(14
b)の物性は次のとおりである。
【0103】褐色透明液体1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.26〜1.83(m,5
6H),2.03〜2.20(m,6H),2.33
(t,J=7.1Hz,2H),3.12〜4.35
(m,15H),3.32(s,3H),5.04〜
5.43(m,1H).
【0104】攪拌装置及び窒素導入管を備えた200ミ
リリットル4口フラスコに、上記(工程7)で得た化合
物(14b)33.9g(43.2mmol)、ナトリウム
メトキシド28%メタノール溶液0.42g(2.16
mmol)及びメタノール200mlを仕込み、窒素雰囲気
下、室温で3.5時間攪拌した。反応混合物を加熱下、
減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製することにより、目的とするアミド誘
導体(1b)16.0g(収率53%)を得た(工程
8)。
【0105】攪拌装置及び窒素導入管を備えた3リット
ル4口フラスコに、上記(工程2)で得た化合物(2
b)45.2g(72.0mmol)、水素化ナトリウム
2.86g(119.2mmol)及びトルエン800mlを
仕込み、窒素雰囲気下55℃で30分間攪拌した。次
に、これに1,2−イソプロピリデンジオキシ−3−ト
シルオキシプロパン34.8g(121.5mmol)を加
え、100℃で18時間攪拌した。反応混合物を、氷冷
下、2−プロパノール20mlを加えて未反応の水素化ナ
トリウムを不活性化した後、加熱下、減圧濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製することにより、1,3−ジオキソラン−アミド誘導
体(16b)51.0g(収率96%)を得た(工程1
1)。
【0106】
【化25】
【0107】得られた1,3−ジオキソラン−アミド誘
導体(16b)の物性は次のとおりである。
【0108】無色透明液体1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.20〜1.90(m,6
2H),2.36(t,J=7.0Hz,2H),3.
30〜4.25(m,19H).
【0109】攪拌装置及び窒素導入管を備えた2リット
ル4口フラスコに、上記(工程11)で得た化合物(1
6b)51.0g(68.9mmol)、トシル酸−一水和
物0.50g(2.63mmol)及びメタノール500ml
を仕込み、窒素雰囲気下室温で12時間攪拌した。反応
混合物を加熱下、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、目
的とするアミド誘導体(1b)41.0g(収率85
%)を得た(工程10)。
【0110】製造例4 製造例1の工程2において、テトラデカン酸メチルの代
わりにドデカン酸メチルを用いた以外は、製造例1の工
程1及び工程2と同様に反応を行い、アミド誘導体(2
c)を得た(工程1及び2)。
【0111】
【化26】
【0112】得られたアミド誘導体(2c)の物性は次
のとおりである。
【0113】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);3435,2930,285
5,1620,1470,1220,1110,72
0.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.20〜1.90(m,4
9H),2.36(t,J=7.6Hz,2H),3.
25〜3.52(m,10H),3.33(s,3
H),3.88〜3.95(m,1H).
【0114】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに、上記(工程2)で得た化合物(2c)
を用いた以外は、製造例1の工程5と同様に反応を行
い、アミド誘導体(3c)を得た(工程5)。
【0115】
【化27】
【0116】得られたアミド誘導体(3c)の物性は次
のとおりである。
【0117】淡黄色液体 IR(νneat,cm-1);2940,2875,175
0,1650,1470,1380,1210,112
0,910,845.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.15〜1.45(m,4
2H),1.45〜1.75(m,4H),1.75〜
1.90(m,2H),2.25〜2.50(m,2
H),2.50〜2.68(m,1H),2.70〜
2.85(m,1H),3.00〜3.18(m,1
H),3.18〜4.00(m,13H),3.32
(s,3H).
【0118】製造例1の工程7において、化合物(3
a)の代わりに上記(工程5)で得た化合物(3c)を
用いた以外は、製造例1の工程7及び8と同様に反応を
行い、目的とするアミド誘導体(1c)を得た(工程7
及び8)。
【0119】
【化28】
【0120】得られたアミド誘導体(1c)の物性は次
のとおりである。
【0121】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);3430,2930,286
0,1650,1630,1470,1380,126
0,1210,1115,1080,795,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.7Hz,6H),1.15〜1.45(m,4
2H),1.45〜1.97(m,8H),2.25〜
2.45(m,2H),3.15〜3.92(m,16
H),3.33(s,3H).
【0122】製造例5 製造例1の工程2において、テトラデカン酸メチルの代
わりに花王(株)製ルナックP−70(テトラデカン
酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸の重量比3:7
0:27の混合物)を加熱還流下、硫酸触媒の存在下に
メタノールと反応させることにより製造したルナックP
−70のメチルエステルを用いた以外は、製造例1の工
程1及び工程2と同様に反応を行い、アミド誘導体(2
d)を得た(工程1及び2)。
【0123】
【化29】
【0124】得られたアミド誘導体(2d)の物性は次
のとおりである。
【0125】白色固体 融点;50℃ IR(νneat,cm-1);3430,2930,286
0,1620,1470,1205,1110,95
0,720.
【0126】製造例3の工程11において、化合物(2
b)の代わりに上記(工程2)で得た化合物(2d)を
用いて反応を行い、得られた1,3−ジオキソラン−ア
ミド誘導体(16d)を精製することなく次の工程10
の反応を行った以外は、製造例3の工程11及び10と
同様に反応を行い、目的とするアミド誘導体(1d)を
得た(工程11及び10)。
【0127】
【化30】
【0128】得られたアミド誘導体(1d)の物性は次
のとおりである。
【0129】白色固体 融点;32℃ IR(νneat,cm-1);3445,2930,286
0,1650,1630,1470,1380,121
0,1120,1080,720.
【0130】製造例6 製造例1の工程1において、ヘキサデシルグリシジルエ
ーテルの代わりにオクタデシルグリシジルエーテルを用
いた以外は、製造例1の工程1と同様に反応を行い、ア
ミノアルコール誘導体(4e)を得た(工程1)。
【0131】
【化31】
【0132】得られたアミノアルコール誘導体(4e)
の物性は次のとおりである。
【0133】白色固体 融点;57〜58℃ IR(νneat, cm-1);3340,2930,285
5,1470,1120,960,900,840,7
20.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.3Hz,3H),1.25〜1.45(m,30
H),1.45〜1.85(m,6H),2.55〜
2.75(m,4H),3.32(s,3H),3.3
5〜3.50(m,6H),3.77〜3.89(m,
1H).
【0134】製造例1の工程2において、化合物(4
a)の代わりに上記(工程1)で得た化合物(4e)を
用いた以外は、製造例1の工程2と同様に反応を行い、
アミド誘導体(2e)を得た(工程2)。
【0135】
【化32】
【0136】得られたアミド誘導体(2e)の物性は次
のとおりである。
【0137】白色固体 融点;49℃ IR(νneat,cm-1);3440,2930,286
0,1650,1625,1470,1225,121
0,1110,950,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.3Hz,6H),1.15〜1.95(m,5
7H),2.36(t,J=7.5Hz,2H),3.
30〜3.55(m,10H),3.33(s,3
H),3.85〜3.95(m,1H).
【0138】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに上記(工程2)で得た化合物(2e)を
用いた以外は、製造例1の工程5と同様に反応を行い、
アミド誘導体(3e)を得た(工程5)。
【0139】
【化33】
【0140】得られたアミド誘導体(3e)の物性は次
のとおりである。
【0141】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);2930,2860,165
0,1425,1380,1260,1210,112
0,910,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.0Hz,6H),1.10〜1.45(m,5
0H),1.45〜1.90(m,6H),2.25〜
2.50(m,2H),2.50〜2.68(m,1
H),2.70〜2.85(m,1H),3.01〜
3.20(m,1H),3.20〜4.00(m,13
H),3.32(s,3H).
【0142】製造例1の工程7において、化合物(3
a)の代わりに上記(工程5)で得た化合物(3e)を
用いた以外は、製造例1の工程7及び8と同様に反応を
行い、目的とするアミド誘導体(1e)を得た(工程7
及び8)。
【0143】
【化34】
【0144】得られたアミド誘導体(1e)の物性は次
のとおりである。
【0145】白色固体 融点;23℃ IR(νneat,cm-1);3425,2930,286
0,1650,1630,1470,1380,122
0,1210,1120,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.7Hz,6H),1.17〜1.45(m,4
9H),1.45〜1.92(m,8H),2.22〜
2.45(m,2H),3.20〜3.90(m,17
H),3.33(s,3H).
【0146】製造例7 製造例1の工程2において、化合物(4a)の代わりに
製造例6の工程1で得た化合物(4e)を、更にテトラ
デカン酸メチルの代わりにヘキサデカン酸メチルを用い
た以外は、製造例1の工程2と同様に反応を行い、アミ
ド誘導体(2f)を得た(工程1及び2)。
【0147】
【化35】
【0148】得られたアミド誘導体(2f)の物性は次
のとおりである。
【0149】白色固体 融点;54〜55℃ IR(νneat,cm-1);3430,2930,285
5,1620,1470,1220,1205,111
0,950,885,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.25〜1.95(m,6
1H),2.36(t,J=7.6Hz,2H),3.
29〜3.52(m,10H),3.33(s,3
H),3.88〜3.95(m,1H).
【0150】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに化合物(2f)を用いた以外は、製造例
1の工程5と同様に反応を行い、アミド誘導体(3f)
を得た(工程5)。
【0151】
【化36】
【0152】得られたアミド誘導体(3f)の物性は次
のとおりである。
【0153】白色固体 融点;45〜47℃ IR(νneat,cm-1);2930,2860,165
0,1470,1425,1380,1210,112
0,910,845,755,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.7Hz,6H),1.15〜1.45(m,5
4H),1.45〜1.73(m,4H),1.73〜
1.90(m,2H),2.25〜2.48(m,2
H),2.50〜2.68(m,1H),2.70〜
2.85(m,1H),3.00〜3.18(m,1
H),3.18〜4.00(m,13H),3.32
(s,3H).
【0154】製造例1の工程7において、化合物(3
a)の代わりに上記(工程5)で得た化合物(3f)を
用いた以外は、製造例1の工程7及び8と同様に反応を
行い、目的とするアミド誘導体(1f)を得た(工程7
及び8)。
【0155】
【化37】
【0156】得られたアミド誘導体(1f)の物性は次
のとおりである。
【0157】白色固体 融点;35℃ IR(νneat,cm-1);3445,2930,286
0,1650,1630,1470,1420,138
0,1305,1210,1120,1080.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.15〜1.45(m,5
4H),1.45〜1.95(m,7H),2.25〜
2.55(m,3H),3.20〜3.95(m,16
H),3.33(s,3H).
【0158】製造例8 製造例1の工程1において、ヘキサデシルグリシジルエ
ーテルの代わりにテトラデシルグリシジルエーテルを用
いた以外は、製造例1の工程1と同様に反応を行い、ア
ミノアルコール誘導体(4g)を得た(工程1)。
【0159】
【化38】
【0160】得られたアミノアルコール誘導体(4g)
の物性は次のとおりである。
【0161】白色固体 融点;47℃ IR(νneat,cm-1);3340,2930,285
5,1470,1310,1120,1065,99
5,900,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.3Hz,3H),1.25〜1.45(m,26
H),1.45〜1.85(m,6H),2.57〜
2.75(m,4H),3.32(s,3H),3.3
8〜3.48(m,6H),3.75〜3.88(m,
1H).
【0162】製造例1の工程2において、化合物(4
a)の代わりに上記(工程1)で得た化合物(4g)
を、更にテトラデカン酸メチルの代わりにヘキサデカン
酸メチルを用いた以外は、製造例1の工程2と同様に反
応を行い、アミド誘導体(2g)を得た(工程2)。
【0163】
【化39】
【0164】得られたアミド誘導体(2g)の物性は次
のとおりである。
【0165】白色固体 融点;47℃ IR(νneat,cm-1);3440,2930,285
5,1620,1470,1205,1110,95
0,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.26〜1.89(m,5
2H),2.36(t,J=7.6Hz,2H),3.
29〜3.52(m,11H),3.33(s,3
H),3.88〜3.95(m,1H).
【0166】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに、上記(工程2)で得た化合物(2g)
を用いた以外は、製造例1の工程5と同様に反応を行
い、アミド誘導体(3g)を得た(工程5)。
【0167】
【化40】
【0168】得られたアミド誘導体(3g)の物性は次
のとおりである。
【0169】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);2930,2860,165
0,1470,1425,1380,1210,112
0,910,845,755,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.7Hz,6H),1.15〜1.45(m,4
6H),1.45〜1.73(m,4H),1.73〜
1.90(m,2H),2.25〜2.50(m,2
H),2.50〜2.68(m,1H),2.70〜
2.85(m,1H),3.00〜3.18(m,1
H),3.18〜4.00(m,13H),3.32
(s,3H).
【0170】製造例1の工程7において、化合物(3
a)の代わりに、上記(工程5)で得た化合物(3g)
を用いた以外は、製造例1の工程7及び8と同様に反応
を行い、目的とするアミド誘導体(1g)を得た(工程
7及び8)。
【0171】
【化41】
【0172】得られたアミド誘導体(1g)の物性は次
のとおりである。
【0173】白色固体 融点;27℃ IR(νneat,cm-1);3445,2930,286
0,1650,1630,1470,1420,138
0,1305,1210,1120,1080,72
0.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.15〜1.45(m,4
5H),1.45〜1.93(m,7H),2.20〜
2.60(m,3H),3.20〜3.90(m,17
H),3.33(s,3H).
【0174】製造例9 製造例1の工程1において、3−メトキシプロピルアミ
ンの代わりに2−メトキシエチルアミンを用いた以外
は、製造例1の工程1と同様に反応を行い、アミノアル
コール誘導体(4h)を得た(工程1)。
【0175】
【化42】
【0176】得られたアミノアルコール誘導体(4h)
の物性は次のとおりである。
【0177】白色固体 融点;54〜55℃ IR(νneat,cm-1);3430,2920,285
5,1470,1120,1065,900,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.3Hz,3H),1.25〜1.70(m,30
H),2.57〜2.76(m,4H),3.32
(s,3H),3.38〜3.48(m,6H),3.
77〜3.89(m,1H).
【0178】製造例1の工程2において、化合物(4
a)の代わりに上記(工程1)で得た化合物(4h)
を、更にテトラデカン酸メチルの代わりにヘキサデカン
酸メチルを用いた以外は、製造例1の工程2と同様に反
応を行い、アミド誘導体(2h)を得た(工程2)。
【0179】
【化43】
【0180】得られたアミド誘導体(2h)の物性は次
のとおりである。
【0181】白色固体 融点;51〜52℃ IR(νneat,cm-1);3420,2920,285
5,1620,1470,1110,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.87(t,J=
6.4Hz,6H),1.15〜1.70(m,55
H),2.25〜2.50(m,2H),3.20〜
4.00(m,11H),3.34(s,3H).
【0182】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに上記(工程2)で得た化合物(2h)を
用いた以外は、製造例1の工程5と同様に反応を行い、
アミド誘導体(3h)を得た(工程5)。
【0183】
【化44】
【0184】得られたアミド誘導体(3h)の物性は次
のとおりである。
【0185】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);2930,2855,165
0,1470,1420,1380,1310,125
0,1190,1120,910,850,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.13〜1.45(m,5
0H),1.45〜1.70(m,4H),2.30〜
2.50(m,2H),2.50〜2.70(m,1
H),2.70〜2.85(m,1H),3.00〜
3.20(m,1H),3.20〜4.00(m,13
H),3.32(s,3H).
【0186】製造例1の工程6において、化合物(3
a)の代わりに上記(工程5)で得た化合物(3h)を
用いた以外は、製造例1の工程6と同様に反応を行い、
目的とするアミド誘導体(1h)を得た(工程6)。
【0187】
【化45】
【0188】得られたアミド誘導体(1h)の物性は次
のとおりである。
【0189】白色固体 融点;31〜32℃ IR(νneat,cm-1);3450,2930,286
0,1630,1470,1380,1300,119
0,1160,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.4Hz,6H),1.15〜1.75(m,54
H),2.20〜2.45(m,3H),3.20〜
3.90(m,17H),3.33(s,3H).
【0190】製造例3の工程11において、化合物(2
b)の代わりに上記(工程2)で得た化合物(2h)を
用いた以外は、製造例3の工程11と同様に反応を行
い、1,3−ジオキソラン−アミド誘導体(16h)を
得た(工程11)。
【0191】
【化46】
【0192】得られた1,3−ジオキソラン−アミド誘
導体(16h)の物性は次のとおりである。
【0193】無色透明液体1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.4Hz,6H),1.15〜1.70(m,54
H),1.34(s,3H),1.40(s,3H),
2.36(t,J=7.0Hz,2H),3.25〜
4.30(m,19H).
【0194】製造例3の工程10において、化合物(1
6b)の代わりに上記(工程11)で得た化合物(16
h)を用いた以外は、製造例3の工程11と同様に反応
を行い、目的とするアミド誘導体(1h)を得た(工程
10)。
【0195】製造例10 製造例1の工程1において、3−メトキシプロピルアミ
ンの代わりにエチルアミンを用いた以外は、製造例1の
工程1と同様に反応を行い、アミノアルコール誘導体
(4i)を得た(工程1)。
【0196】
【化47】
【0197】得られたアミノアルコール誘導体(4i)
の物性は次のとおりである。
【0198】白色固体 融点;60〜61℃ IR(νneat,cm-1);3400,2930,285
5,1470,1310,1110,955,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.4Hz,3H),1.11(t,J=7.2Hz,
3H),1.15〜1.70(m,30H),2.55
〜2.80(m,4H),3.35〜3.53(m,4
H),3.79〜3.93(m,1H).
【0199】製造例1の工程2において、化合物(4
a)の代わりに上記(工程1)で得た化合物(4i)
を、更にテトラデカン酸メチルの代わりにヘキサデカン
酸メチルを用いた以外は、製造例1の工程2と同様に反
応を行い、アミド誘導体(2i)を得た(工程2)。
【0200】
【化48】
【0201】得られたアミド誘導体(2i)の物性は次
のとおりである。
【0202】白色固体 融点;56℃ IR(νneat,cm-1);3410,2930,286
0,1625,1470,1380,1305,124
5,1210,1110,950,855,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.4Hz,6H),1.15〜1.75(m,57
H),2.34(t,J=7.6Hz,2H),3.3
0〜3.55(m,9H),3.85〜4.00(m,
1H).
【0203】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに上記(工程2)で得た化合物(2i)を
用いた以外は、製造例1の工程5と同様に反応を行い、
アミド誘導体(3i)を得た(工程5)。
【0204】
【化49】
【0205】得られたアミド誘導体(3i)の物性は次
のとおりである。
【0206】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);2930,2855,165
0,1470,1425,1380,1210,112
0,905,840,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.10〜1.75(m,5
7H),2.25〜2.50(m,2H),2.50〜
2.70(m,1H),2.70〜2.85(m,1
H),3.00〜4.00(m,12H).
【0207】製造例1の工程6において、化合物(3
a)の代わりに上記(工程5)で得た化合物(3i)を
用いた以外は、製造例1の工程6と同様に反応を行い、
目的とするアミド誘導体(1i)を得た(工程6)。
【0208】
【化50】
【0209】得られたアミド誘導体(1i)の物性は次
のとおりである。
【0210】白色固体 融点;35〜36℃ IR(νneat,cm-1);3445,2930,286
0,1630,1470,1420,1380,130
5,1210,1120,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.13〜1.75(m,5
7H),2.31(t,J=7.5Hz,2H),3.
20〜3.90(m,16H).
【0211】製造例11 顔料150gを丸底フラスコ(又はニーダー)に入れ、
これに(C8F17CH2CH2O)2P(O)OH7.5gとイソプロピル
アルコール1500gを加熱溶解(50℃)しておいた
ものを加え、60℃で4時間混合した。その後、40〜
50℃にてイソプロピルアルコールを減圧留去し、乾燥
して目的の疎水化処理顔料を155g得た。
【0212】実施例1 (油性固形ファンデーション) 表1に示す組成の油性固形ファンデーションを製造し、
化粧持ち、使用感及び保湿効果について評価した。結果
を表2に示す。
【0213】
【表1】
【0214】(製法)成分(1)〜(9)を90℃に加
熱し、混合溶解させる。更に成分(10)〜(21)を
加え、90℃に維持したまま均一になるまで十分に攪拌
混合する。この混合物を金皿に充填して冷却することに
より、油性固形ファンデーションを得た。
【0215】(評価方法) (1)化粧持ち及び使用感:10人の専門パネリストに
より、ファンデーションを塗布したときの化粧持ちと、
のび、しっとり感及びかさつきにくさについて官能評価
し、以下の基準で判定した。 ○;「良い」が8人以上。 △;「良い」が4〜7人。 ×;「良い」が4人未満。
【0216】(2)保湿効果:頬部に肌荒れを起こして
いる女性10名を被験者とし、ファンデーションを1週
間塗布した。塗布前後に皮膚コンダクタンスを測定し、
塗布前後の値を比較した。皮膚コンダクタンスは、37
℃の温水にて洗顔後、温度20℃、湿度40%の部屋で
20分間安静にした後、角質層の水分含有量を皮膚コン
ダクタンスメータ(IBS社製)にて測定した。結果は
以下の基準で判定して示した。 ○;「塗布後にコンダクタンス値が上昇」が8人以上。 △;「塗布後にコンダクタンス値が上昇」が4〜7人。 ×;「塗布後にコンダクタンス値が上昇」が4人未満。
【0217】
【表2】
【0218】表2の結果から明らかなように、本発明の
油性固形ファンデーションは、化粧持ち、使用感及び保
湿効果に優れたものであった。
【0219】実施例2(二層型液状ファンデーション) 下記組成の二層型液状ファンデーションを下記製法に従
って製造した。
【表3】 (成分) (重量%) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 (2)ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体 0.5 (3)アミド誘導体(1e;融点23℃) 7.0 (4)メトキシ桂皮酸オクチル 2.0 (5)グリセリン 2.0 (6)エタノール 15.0 (7)水 バランス (8)疎水化処理酸化チタン(製造例11) 6.0 (9)疎水化処理セリサイト(製造例11) 8.0 (10)疎水化処理ベンガラ(製造例11) 0.5 (11)疎水化処理黄酸化鉄(製造例11) 1.5 (12)疎水化処理黒酸化鉄(製造例11) 0.1
【0220】(製法)成分(1)〜(4)を室温にて溶
解した後、成分(8)〜(12)をディスパーで分散さ
せる。これに成分(5)〜(7)を攪拌しながら添加し
て乳化し、目的の二層型液状ファンデーションを得た。
【0221】実施例3(ほお紅) 下記組成のほお紅を下記製法に従って製造した。
【表4】 (成分) (重量%) (1)流動イソパラフィン バランス (2)アミド誘導体(1f;融点35℃) 5.0 (3)パラフィンワックス 20.0 (4)防腐剤 0.3 (5)シリコーン処理セリサイト*1 30.0 (6)シリコーン処理酸化チタン*1 15.0 (7)シリコーン処理ベンガラ*1 2.0 (8)シリコーン処理黄酸化鉄*1 1.0 (9)香料 0.01 *1:メチル水素ポリシロキサン2%処理
【0222】(製法)成分(1)〜(4)を90℃に加
熱し、混合溶解させる。更に成分(5)〜(9)を加
え、約5分間混合した後、更に仕上げ粉砕する。プレス
機で金皿へプレスしてほお紅を得た。
【0223】実施例4(パウダーファンデーション) 下記組成のパウダーファンデーションを下記製法に従っ
て製造した。
【表5】 (成分) (重量%) (1)疎水化処理酸化チタン(製造例11) 10.0 (2)疎水化処理セリサイト(製造例11) 30.0 (3)疎水化処理マイカ(製造例11) バランス (4)疎水化処理カオリン(製造例11) 5.0 (5)疎水化処理ベンガラ(製造例11) 0.8 (6)疎水化処理黄酸化鉄(製造例11) 2.5 (7)疎水化処理黒酸化鉄(製造例11) 0.1 (8)アミド誘導体(1g;融点27℃) 8.0 (9)ミツロウ 2.0 (10)防腐剤 0.2 (11)香料 0.01
【0224】(製法)成分(1)〜(7)の顔料を混合
し、粉砕機に通して粉砕する。これを高速ブレンダーに
移し、成分(8)〜(11)を加熱混合し、均一にした
ものを顔料に加えて更に混合し均一にする。これを粉砕
機で処理し、ふるいを通し、粒度をそろえた後、数日間
放置してから金皿などの容器中に圧縮成型してパウダー
ファンデーションを得た。
【0225】実施例5(パウダーアイシャドウ) 下記組成のパウダーアイシャドウを下記製法に従って製
造した。
【表6】 (成分) (重量%) (1)シリコーン処理雲母チタン*1 5.0 (2)シリコーン処理セリサイト*1 バランス (3)シリコーン処理マイカ*1 25.0 (4)シリコーン処理酸化鉄(赤、黄、黒)*1 2.0 (5)群青 9.0 (6)紺青 12.0 (7)アミド誘導体(1h;融点31℃) 8.0 (8)スクワラン 2.0 (9)ワセリン 1.5 (10)ソルビタントリオレエート 1.0 (11)防腐剤 0.1 (12)香料 0.01 *1:メチル水素ポリシロキサン2%処理
【0226】(製法)成分(2)〜(6)の顔料を先に
混合、粉砕した後、成分(1)の雲母チタンを混合す
る。その他は実施例3と同様にして目的のパウダーアイ
シャドウを得た。
【0227】実施例6(サンスクリーン乳液) 下記組成のサンスクリーン乳液を下記組成に従って製造
した。
【表7】 (成分) (重量%) (1)ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体 2.0 (2)アミド誘導体(1i;融点35℃) 8.0 (3)ステアリン酸アルミニウム 0.2 (4)1−イソステアロイル−3−ミリストイルグリセロール 2.0 (5)シリコーン処理酸化亜鉛*1 9.0 (6)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (7)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1 (8)硫酸マグネシウム 0.5 (9)グリセリン 5.0 (10)水 バランス (11)香料 0.01 *1:メチル水素ポリシロキサン2%処理
【0228】(製法)成分(1)〜(4)を混合し、7
5℃に加熱する。これに(5)をディスパーで分散させ
る。この中に(7)〜(10)の混合物を75℃に加熱
し、攪拌下で徐々に添加して乳化する。その後30℃に
冷却し、(6)及び(11)を加え、更に室温まで冷却
して目的のサンスクリーン乳液を得た。
【0229】以上の実施例2〜6で得られた各種の化粧
料はいずれも使用感が良好で、しっとり感、かさつきに
くさ及び化粧持ちに優れるものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 7/035 A61K 7/035 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)次の一般式(1)、(2)又は(3)で表わされ
    るアミド化合物の1種又は2種以上 【化1】 (式中、R1及びR2は同一又は異なって炭素数1〜40
    のヒドロキシル化されていてもよい炭化水素基を示し、
    3は炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン
    基又は単結合を示し、R4は水素原子、炭素数1〜12
    の直鎖若しくは分岐鎖のアルコキシ基又は2,3−ジヒ
    ドロキシプロピルオキシ基を示す。ただし、R3が単結
    合のときはR4は水素原子である。) 【化2】 (式中、R1及びR2は前記と同じ意味を示し、R3aは炭
    素数3〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示
    し、R4aは炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖のアルコキ
    シ基を示す。) 【化3】 (式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を示し、R
    4bは水素原子、炭素数1〜12の直鎖若しくは分岐鎖の
    アルコキシ基又は2,3−エポキシプロピルオキシ基を
    示す。ただし、R3が単結合のときR4bは水素原子であ
    る。) (B)顔料を含有する化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(B)が、疎水化処理顔料である請
    求項1記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 乳化型化粧料である請求項1又は2記載
    の化粧料。
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