JP3376963B2 - 積層セラミックコンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

積層セラミックコンデンサ及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層セラミックコ
ンデンサ及びその製造方法に関し、より詳細には、卑金
属を内部電極材料として用い、良好な静電容量温度特性
と大きな静電容量とを実現し得る積層セラミックコンデ
ンサ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チタン酸バリウム系強誘電体セラ
ミックスを用いた積層セラミックコンデンサであって、
セラミックスが、コア−シェル構造を有する粒子と、組
成が均一である粒子とからなるものが知られている。コ
ア−シェル構造を有する粒子とは、コアの周囲にシェル
層が形成された構造を有し、チタン酸バリウム系誘電体
セラミックスを用いた場合、チタン酸バリウム系誘電体
セラミック粒子がコアを形成し、その周囲にチタン酸バ
リウムよりも比誘電率が低い誘電体材料によりシェル層
が構成されている。
【0003】また、上記組成が均一である粒子とは、チ
タン酸バリウムのみからなるもの、あるいはコア−シェ
ル構造におけるシェル成分がコア部分に拡散・固溶して
均一となり、コア−シェル構造を有しないものをいう。
【0004】上記のような積層セラミックコンデンサの
製造に際しては、まず、コアを構成するための原料とし
て、TiO2 及びBaCO3 などのセラミック原料を秤
量し、混合し、仮焼する。得られた仮焼物を粉砕し、仮
焼粉末を得る。しかる後、仮焼粉末に、シェル部を構成
するための材料、有機バインダ、分散剤及び水を混合
し、セラミックスラリーを得る。得られたセラミックス
ラリーをドクターブレード法などの方法によりシート成
形し、セラミックグリーンシートを得る。
【0005】次に、セラミックグリーンシート上にA
g、Ag−Pd、NiまたはCuなどの金属粉末含有導
電ペーストを印刷し、内部電極を形成する。次に、内部
電極が形成されたセラミックグリーンシートを複数枚積
層し、上下に無地の適宜の枚数のセラミックグリーンシ
ートを積層し、積層体を得る。得られた積層体を厚み方
向に加圧した後、焼成することにより、セラミック焼結
体を得る。このようにして得られた焼結体の両端面に外
部電極を形成することにより、上記積層セラミックコン
デンサが得られる。
【0006】上記コア−シェル構造を有する粒子と、均
一系の粒子とを有する積層セラミックコンデンサでは、
良好な温度特性が得られるとされている。近年、積層セ
ラミックコンデンサにおいては、小型化、大容量化及び
低コスト化がより強く求められている。従って、上記コ
ア−シェル構造及び均一系の構造の各粒子を有する積層
セラミックコンデンサにおいても、良好な温度特性だけ
でなく、小型化、大容量化及び低コスト化を果たすこと
が強く求められている。
【0007】小型化及び大容量化を果たすには、セラミ
ック材料として、比誘電率の高い材料を用いること、あ
るいは内部電極間のセラミック層の厚みを薄くすること
が必要である。また、低コスト化のために、卑金属、例
えばNiが使用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記コア−シェル構造
を有する粒子及び均一系の構造を有する粒子からなるセ
ラミック焼結体を用いた積層セラミックコンデンサにお
いて、内部電極としてNiを用いれば、コストを低減す
ることができる。しかしながら、チタン酸バリウム系の
上記構造の誘電体セラミックスでは、比誘電率が最大で
も4000であるため、小型化及び大容量化を進めるこ
とは困難であった。
【0009】他方、小型化及び大容量化を進めるため
に、比誘電率の高い鉛系ペロブスカイト構造を有するセ
ラミック材料の使用も検討されているが、鉛系ペロブス
カイト構造を有するセラミック材料は鉛を含有するた
め、環境に悪影響を及ぼすおそれがあった。
【0010】本発明の目的は、コア−シェル構造を有
し、良好な静電容量温度特性を発現し得る誘電体セラミ
ックスを用い、電極材料として卑金属を用いた積層セラ
ミックコンデンサにおいて、低コスト化を実現し得るだ
けでなく、小型化及び大容量化を果たし得る積層セラミ
ックコンデンサを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、耐還元性誘電
体セラミックスからなるセラミック焼結体と、前記セラ
ミック焼結体内に配置されており、セラミック層を介し
て厚み方向に重なり合うように配置された卑金属からな
る複数の内部電極と、前記セラミック焼結体の外表面に
形成されており、かついずれかの内部電極に電気的に接
続された一対の外部電極とを備える積層セラミックコン
デンサであって、前記耐還元性誘電体セラミックスから
なるセラミック焼結体において、コア−シェル構造を有
する粒子と、均一系粒子とが混在しており、該セラミッ
ク焼結体の任意の断面を観察した場合、コア−シェル構
造を有する粒子と、均一系の構造を有する粒子とが、
2:8〜4:6の範囲の面積比で混在していることを特
徴とする。
【0012】本発明に係る積層セラミックコンデンサで
は、内部電極が卑金属からなるため低コスト化を果たす
ことができる。また、セラミック焼結体において、コア
−シェル構造を有する粒子と、均一系粒子とが混在して
おり、セラミック焼結体の任意の断面を観察した場合、
コア−シェル構造を有する粒子と、均一系の構造を有す
る粒子とが、2:8〜4:6の範囲の面積比で混在して
いるので、後述の実験例から明らかなように、比誘電率
が4500以上に高められ、それによって小型化及び大
容量化が果たされる。また、コア−シェル構造を有する
ため、JIS規格の静電容量温度特性のD特性を満たし
得る。
【0013】すなわち、本発明に係る積層セラミックコ
ンデンサは、コア−シェル構造を有する粒子と、均一系
の構造を有する粒子との割合を上記特定の割合とするこ
とにより、静電容量温度特性を良好に維持したまま、小
型化及び大容量化を実現したことに特徴を有する。
【0014】本発明においては、好ましくは、上記耐還
元性誘電体セラミックスとして、チタン酸バリウム系セ
ラミックスが用いられる。本発明に係る積層セラミック
コンデンサの製造方法は、耐還元性誘電体セラミックス
を主体とするセラミックグリーンシートを用意する工程
と、前記セラミックグリーンシートの片面に卑金属ペー
ストを印刷し、内部電極を形成する工程と、前記内部電
極が印刷されたセラミックグリーンシートを複数枚積層
し、上下に無地の前記セラミックグリーンシートを積層
し、厚み方向に加圧することにより、積層体を得る工程
と、前記積層体を焼成し、セラミック焼結体を得る工程
と、前記セラミック焼結体の外表面に外部電極を付与す
る工程とを備え、前記焼成に際しての焼成温度及び焼成
時間が、得られたセラミック焼結体の任意の断面におい
て、コア−シェル構造を有する粒子と均一系の構造を有
する粒子とが、2:8〜4:6の範囲の面積比で混在す
るように選ばれていることを特徴とする。
【0015】本発明に係る積層セラミックコンデンサの
製造方法においても、好ましくは、耐還元性誘電体セラ
ミックスとしてチタン酸バリウム系セラミックスが用い
られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の具体的な実施例を説明することにより、本発明を明ら
かにする。
【0017】図1(a)及び(b)は、本発明に係る積
層セラミックコンデンサの一実施例を説明するための断
面図及びセラミック焼結体の断面構造を示す模式的拡大
断面図である。
【0018】積層セラミックコンデンサ1は、コア−シ
ェル構造を有する粒子と、均一系の構造を有する粒子と
を有するセラミック焼結体2を用いて構成されている。
すなわち、セラミック焼結体2では、図1(b)に示す
ように、誘電体セラミック粒子よりなるコア3の周囲
に、該誘電体セラミックスよりも誘電率の低い材料から
なるシェル4が形成されているコア−シェル構造を有す
る粒子と、均一成分からなる均一構造を有する粒子5と
が混在している。
【0019】ここで、上記セラミック焼結体2の任意の
方向に沿う断面を見たときに、コア−シェル構造を有す
る粒子6と、均一系の構造を有する粒子5との面積比が
2:8〜4:6の範囲とされており、それによって、後
述の実験例から明らかなように、4500以上の高い比
誘電率と、良好な温度特性とが実現される。
【0020】図1(a)に示すように、セラミック焼結
体2内には、複数の内部電極7a〜7fがセラミック焼
結体層を介して厚み方向に重なり合うように配置されて
いる。内部電極7a〜7fを構成する材料については、
卑金属が用いられ、それによってコストが低減される。
卑金属としては、NiやCuなどを例示することができ
る。
【0021】また、内部電極7a,7c,7eは、セラ
ミック焼結体2の端面2aに引き出されており、内部電
極7b,7d,7fは、端面2aと対向されている他方
の端面2bに引き出されている。
【0022】端面2a,2bを覆うように外部電極8,
9が形成されている。外部電極8,9は、Agペースト
やCuペーストなどの導電ペーストの塗布・焼き付けに
より形成されている。もっとも、外部電極8,9は、導
電性材料をメッキ、蒸着もしくはスパッタリングするこ
とにより形成されてもよい。また、これらの2種以上の
方法を併用し、積層金属膜により外部電極8,9を形成
してもよい。
【0023】本実施例の積層セラミックコンデンサ1の
特徴は、前述したように、セラミック焼結体2におい
て、ある断面を観察した場合、コア−シェル構造を有す
る粒子の面積の合計と、均一系の構造を有する粒子の面
積の合計との比が、2:8〜4:6の範囲とされている
ことにある。従って、上記内部電極7a〜7fの平面形
状、積層数、及び外部電極8,9の構造等については特
に限定されるものではない。
【0024】次に、本実施例の積層セラミックコンデン
サによれば、良好な静電容量温度特性を維持しつつ、小
型化及び大容量化を果たし得ることを具体的な実験例に
基づいて説明する。
【0025】出発原料としてBaTiO3 、Dy
2 3 、Co2 3 、BaCO3 、MgO、NiO、Z
rO2 及びMnCO3 の各粉末と、酸化物ガラスとして
のBaO−SrO−LiO−B2 3 −SiO2 を主成
分とする酸化物ガラス粉末とを用意した。これらの原料
粉末を混合し、仮焼した後、粉砕することにより、仮焼
粉末を得た。
【0026】得られた仮焼粉末を有機ビヒクルとともに
混合し、セラミックスラリーを得た。このセラミックス
ラリーをシート成形することにより、セラミックグリー
ンシートを得た。
【0027】得られたセラミックグリーンシートを矩形
形状に打ち抜き、矩形のセラミックグリーンシートを得
た。矩形のセラミックグリーンシート上に、内部電極7
a〜7fを形成するために、Niペーストをスクリーン
印刷した。しかる後、Niペーストがスクリーン印刷さ
れたセラミックグリーンシートを250枚積層し、上下
に無地のセラミックグリーンシートをそれぞれ所定枚積
層し、セラミック積層体を得た。得られたセラミック積
層体を厚み方向に加圧した後、下記の表1に示す焼成温
度で2時間維持することによりセラミック積層体を焼成
し、セラミック焼結体を得た。
【0028】得られたセラミック焼結体の両端面にCu
ペーストを塗布・焼き付けることにより、外部電極8,
9を形成し、3.2×1.6×1.6mmの寸法の積層
セラミックコンデンサを得た。
【0029】上記のようにして得られた積層セラミック
コンデンサについて、コア−シェル構造を有する粒子
と、均一系の構造を有する粒子との面積比、静電容
量、容量温度変化率TCCを測定し、かつ高温負荷
試験により評価した。評価方法は以下の通りである。
【0030】コア−シェル構造を有する粒子と均一系
の構造を有する粒子との面積比…得られたセラミックコ
ンデンサのセラミック焼結体を長さ方向と厚み方向に切
断し、各断面を透過型電子顕微鏡TEMにより観察し、
コア−シェル構造を有する粒子の面積の合計と、均一系
の構造を有する粒子の面積の合計との比を求めた。表1
においては、2つの断面において求められた面積比の平
均値を示す。
【0031】容量温度変化率TCC…積層セラミック
コンデンサの20℃及び85℃における静電容量C20
85をそれぞれ求め、静電容量変化量ΔC=C85−C20
のC 20に対する割合(%)を求め、TCCとした。
【0032】高温負荷試験…150℃の温度下で20
Vの電圧を印加し、積層セラミックコンデンサを加速的
に試験した。100時間経過後の短絡不良発生数を求
め、高温負荷不良数とした。
【0033】なお、上記各評価において、容量温度変化
率TCCにおいては、サンプル数n=10とし、10個
の積層セラミックコンデンサの評価結果の平均値を求
め、下記の表1に示した。また、高温負荷試験において
は、n=200とし、200個の積層セラミックコンデ
ンサ中、高温負荷不良が発生した数を示した。
【0034】また、その他の評価方法では、サンプル数
n=30とした。
【0035】
【表1】
【0036】表1における試料番号1では、焼成温度が
1240℃であるため、コア−シェル構造を有する粒子
と均一系粒子との面積比は5:5であり、そのため、比
誘電率εは4230に留まった。また、高温負荷不良数
も3個と多かった。
【0037】試料番号2では、焼成温度が1260℃で
あり、コア−シェル構造を有する粒子と均一系粒子との
面積比が5:5であったため、εは4380に留まり、
かつ高温負荷不良数が2個であった。
【0038】試料番号1,2において、高温負荷不良が
発生しているのは、焼成温度が1260℃以下と低いた
め、コア−シェル構造を有する粒子と均一系の構造を有
する粒子との面積比が5:5とされており、そのため、
内部電極間のセラミック層が十分に緻密に焼結されてい
ないことにより、高温負荷不良が発生したものと思われ
る。
【0039】他方、試料番号10では、焼成温度が13
50℃と高く、そのためか上記面積比が1:9であっ
た。そのため、比誘電率εは3760と低く、かつ高温
負荷不良数が2個であった。
【0040】これは、焼成温度が高いため、セラミック
粒子の反応性が高くなり、高温により粒成長が促進し、
そのため高温負荷試験における短絡不良が発生したもの
と考えられる。
【0041】これに対して、本発明の範囲に属する上記
面積比を有する試料番号3〜9では、いずれの場合にお
いても、比誘電率εが4510以上と高く、かつ高温負
荷試験における不良品は皆無であった。加えて、容量温
度変化率TCCについても、+20%〜−30%の範囲
にあり、すなわちJISにおけるD特性を満たしている
ことがわかる。
【0042】よって、本発明に従って、コア−シェル構
造を有する粒子と、均一系の構造を有する粒子との面積
比を2:8〜4:6の範囲とすることにより、容量温度
特性を変化させることなく、静電容量の増大及び高温負
荷試験における信頼性の向上を果たし得ることがわか
る。
【0043】特に、試料番号4,6,8のように、内部
電極間の厚みを3.0μmと非常に薄くした場合であっ
ても、高温負荷不良が発生せず、従って上記面積比を制
御するだけで、より一層小型・大容量の信頼性に優れた
積層セラミックコンデンサを提供し得ることがわかる。
【0044】また、上記実験例から明らかなように、コ
ア−シェル構造を有する粒子の面積と、均一系の構造を
有する粒子の面積との面積比は、焼成温度を制御するこ
とにより調整することができる。すなわち、本発明は、
上記面積比が2:8〜4:6の範囲とされていることに
特徴を有するが、この面積比については、焼成温度を制
御することにより容易に調整することができる。すなわ
ち、本発明の製造方法に従って、焼成温度及び焼成時間
を、上記面積比が2:8〜4:6の割合となるように選
択することにより、容易に本発明に係る積層セラミック
コンデンサを製造することができる。
【0045】なお、上記実験例では、耐還元性誘電体セ
ラミックスとして、チタン酸バリウム系セラミックスを
用いたが、本発明においては、チタン酸バリウム系セラ
ミック粒子以外の他の誘電体セラミック粒子、例えばチ
タン酸ストロンチウム系セラミックスなどを用いてもよ
い。
【0046】また、シェルを構成する材料についても、
上記実験例では、BaO−SrO−LiO−B2 3
SiO2 を主成分とする酸化物ガラス粉末を用いたが、
特に限定されるものではなく、誘電体セラミック粒子よ
りも誘電率が低い様々な材料、例えば、ZnO、Pb
O、B2 3 などを用いることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る積層セラミックコンデンサ
では、セラミック焼結体の任意の方向に沿う断面を見た
ときに、コア−シェル構造を有する粒子の面積の合計
と、均一系の構造を有する粒子の面積の合計との面積比
が2:8〜4:6の範囲とされているので、コア−シェ
ル構造を有する積層セラミックコンデンサの良好な容量
温度特性を低下させることなく、静電容量の増大及び高
温負荷時における短絡不良の抑制を図ることが可能とな
る。加えて、内部電極が卑金属により構成されているの
で、積層セラミックコンデンサのコストを低減すること
ができる。
【0048】よって、良好な温度特性を有し、かつ小型
化・大容量化に適しており、信頼性に優れ、かつ安価な
積層セラミックコンデンサを提供することが可能とな
る。また、従来の大容量セラミックコンデンサでは、誘
電率の高い鉛系ペロブスカイト構造を有するセラミック
材料が用いられていたが、本発明において耐還元性誘電
体セラミックスとしてチタン酸バリウム系セラミックス
を用いた場合には、環境への悪影響を低減することがで
きる。
【0049】本発明に係る積層セラミックコンデンサの
製造方法では、積層体を焼成する際の焼成温度及び焼成
時間が、上記面積比が2:8〜4:6の範囲となるよう
に選択されるので、焼成温度及び焼成時間を制御するだ
けで、容易に本発明に係る積層セラミックコンデンサを
提供することができる。
【0050】本発明に係る積層セラミックコンデンサの
製造方法において、耐還元性誘電体セラミックスとして
チタン酸バリウム系セラミックスを用いた場合には、前
述したように、鉛系ペロブスカイト構造を有するセラミ
ック材料を用いた場合に比べて、環境に対する影響を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、本発明の一実施例に係る
積層セラミックコンデンサの断面図及びセラミック焼結
体の断面構造を説明するための模式的拡大断面図。
【符号の説明】
1…積層セラミックコンデンサ 2…セラミック焼結体 3…コア 4…シェル 5…均一系の構造を有する粒子 6…コア−シェル構造を有する粒子 7a〜7f…内部電極 8,9…外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 義一 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (72)発明者 米田 康信 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (56)参考文献 特開 平6−60721(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐還元性誘電体セラミックスからなるセ
    ラミック焼結体と、 前記セラミック焼結体内に配置されており、セラミック
    層を介して厚み方向に重なり合うように配置された卑金
    属からなる複数の内部電極と、 前記セラミック焼結体の外表面に形成されており、かつ
    いずれかの内部電極に電気的に接続された一対の外部電
    極とを備える積層セラミックコンデンサであって、 前記耐還元性誘電体セラミックスからなるセラミック焼
    結体において、コア−シェル構造を有する粒子と、均一
    系粒子とが混在しており、該セラミック焼結体の任意の
    断面を観察した場合、コア−シェル構造を有する粒子
    と、均一系の構造を有する粒子とが、2:8〜4:6の
    範囲の面積比で混在していることを特徴とする、積層セ
    ラミックコンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記耐還元性誘電体セラミックスが、チ
    タン酸バリウム系セラミックスである、請求項1に記載
    の積層セラミックコンデンサ。
  3. 【請求項3】 耐還元性誘電体セラミックスを主体とす
    るセラミックグリーンシートを用意する工程と、 前記セラミックグリーンシートの片面に卑金属ペースト
    を印刷し、内部電極を形成する工程と、 前記内部電極が印刷されたセラミックグリーンシートを
    複数枚積層し、上下に無地の前記セラミックグリーンシ
    ートを積層し、厚み方向に加圧することにより、積層体
    を得る工程と、 前記積層体を焼成し、セラミック焼結体を得る工程と、 前記セラミック焼結体の外表面に外部電極を付与する工
    程とを備え、 前記焼成に際しての焼成温度及び焼成時間が、得られた
    セラミック焼結体の任意の断面において、コア−シェル
    構造を有する粒子と均一系の構造を有する粒子とが、
    2:8〜4:6の範囲の面積比で混在するように選ばれ
    ていることを特徴とする、積層セラミックコンデンサの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記耐還元性誘電体セラミックスとして
    チタン酸バリウム系セラミックスを用いる、請求項3に
    記載の積層セラミックコンデンサの製造方法。
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