JP3375536B2 - 遠心力鋳造装置の金枠 - Google Patents

遠心力鋳造装置の金枠

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は遠心力鋳造装置の金
枠に関する。 【0002】 【従来の技術】鋳造装置の一種として、遠心力鋳造装置
がある。この遠心力鋳造装置は、溶湯を貯留可能な鋳込
取鍋を傾動させることで、この鋳込取鍋の注ぎ口から溶
湯を流出させ、この流出された溶湯を、シュートを介し
て、回転鋳型としての水平方向の金枠の内部に流し込ん
で供給するようにしたものである。金枠は、回転ローラ
によって水平方向に支持されるとともに軸心まわりに高
速で回転されることで、遠心力の作用によって鋳鉄管を
鋳造することができるように構成されている。 【0003】このような金枠の詳細構造を図4に示す。
この金枠4は、図示のように、鋳鉄管を鋳造するための
回転金枠8を有する。この回転金枠8の外周には金属ス
リーブ9が外ばめされている。この金属スリーブ9は、
その全長および全周にわたる位置においてこの金属スリ
ーブ9を貫通してねじ込まれている多数のセットボルト
10の先端が回転金枠8の外面を押圧することで、この
回転金枠8に対し同心状に芯出しされた状態で固定され
ている。また金属スリーブ9はその全長および全周にわ
たって多数の貫通孔11を有し、金枠4よりも上方から
この金枠4に向けて供給される冷却水12が、貫通孔1
1を通過して回転金枠8に到達することで、この回転金
枠8を冷却できるように構成されている。回転金枠8よ
りも下方には、水受け13が設けられている。この水受
け13は、冷却を行った後に、貫通孔11や、金属スリ
ーブ9の端部と回転金枠8との隙間14などを通って流
下した水15を受け止める。 【0004】このような構成によれば、鋳造中あるいは
鋳造後の次の鋳造までの間に、金枠4を回転させながら
その上方から冷却水12を供給してシャワー冷却するこ
とで、金枠4の温度が高くなってその曲がりが発生した
り内面の塗型コーティングが困難になったりすることを
防止できる。また、金属スリーブ9をその全長および全
周にわたる位置においてセットボルト10により回転金
枠8に固定することで、鋳造中における金枠4の曲がり
を強制的に防止できる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、金属スリーブ
9の端部と回転金枠8との隙間14などを通った水15
が、回転金枠8の両端の開口5A、5Bからその内部に
入り込みやすく、その結果、回転金枠8の内面に錆が発
生したり、回転金枠8の内面に水分が残留して、形成さ
れた鋳鉄管に外面ピンホールが発生したり、また大量の
水15が回転金枠8に流入してしまうと、溶鉄の鋳込み
時に水蒸気爆発が発生したりするなどの問題点がある。 【0006】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、冷却水により回転金枠を冷却することに起因する
この回転金枠内の発錆や、ピンホールの発生に代表され
る製品品質の低下や、水蒸気爆発の発生などを防止でき
るようにすることを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この目的を体達成するた
め本発明は、回転金枠の周囲に孔あきの金属スリーブを
外ばめするとともに、この金属スリーブの外周側からそ
の内周側へ冷却水を供給して前記回転金枠を冷却するよ
うにした遠心力鋳造装置の金枠において、金属スリーブ
の一端側および他端側におけるこの金属スリーブと回転
金枠との間およびこの金属スリーブの外周側を止水カバ
ーによって軸心方向に覆ったものである。 【0008】このような構成であると、金属スリーブの
一端側および他端側におけるこの金属スリーブと回転金
枠との間およびこの金属スリーブの外周側を止水カバー
によって軸心方向に覆ったため、冷却水が回転金枠内に
流入することが防止されて、その流入にもとづく問題点
の発生が解消されることになる。 【0009】 【発明の実施の形態】図1〜図3において、8は回転金
枠、9は金属スリーブで、これらは図4に示したものと
同様の構成である。すなわち金属スリーブ9は、多数の
貫通孔11を有するとともに、多数のセットボルト10
によって回転金枠8の外周に芯出し状態で固定されてい
る。 【0010】これら回転金枠8および金属スリーブ9
は、水平方向に配置されたうえで、全長にわたって、横
断面矩形状のカバー21で覆われている。このカバー2
1の内部における金属スリーブ9よりも上方の位置に
は、この金属スリーブ9の長さ方向に沿って、給水管2
2が設けられている。この給水管22は、カバー21の
外部に設けられたポンプ23から冷却水12の供給を受
けるととともに、その長さ方向に沿った複数の位置に設
けられた供給孔24より、下方の金属スリーブ9に向け
て冷却水12を流出させることができるように構成され
ている。 【0011】カバー21内における金属スリーブ9より
も下側の位置には、この金属スリーブ9から流下した水
15を受け止めるための水受け部25が設けられてい
る。26はカバー21の外部への排水管で、バルブ27
を介して水受け部25に連通されている。 【0012】28、29は、ゴムなどにより形成された
止水カバーである。このうち、止水カバー28は、回転
金枠8の挿口形成部30にシール状態で外ばめされると
ともに、この挿口形成部30に対応した金属スリーブ9
の端部にシール状態で接触することで、この挿口形成部
30における回転金枠8と金属スリーブ9との隙間14
と、金属スリーブ9の外周部とをシール状態で軸心方向
に覆っている。また挿口形成部30には、止水カバー2
8がこの挿口形成部30から離脱するのを防止するため
のリング31が外ばめされている。一方、止水カバー2
9は、回転金枠8の受口形成部32の首部にシール状態
で外ばめされるとともに、この受口形成部32に対応し
た金属スリーブ9の端部にシール状態で接触して、この
受口形成部32における回転金枠8と金属スリーブ9と
の隙間14と、金属スリーブ9の外周部とをシール状態
で軸心方向に覆っている。それぞれの止水カバー28、
29の外縁は、カバー21の内面に取り付けられてい
る。 【0013】このような構成において、ポンプ23から
給水管22に供給された冷却水12は、供給孔24より
流下して金属スリーブ9の上部に達し、その貫通孔11
を経て回転金枠8の外面にシャワー状に供給され、この
回転金枠8を冷却する。冷却後の水15は、金属スリー
ブ9の貫通孔11より流下し、水受け部25により受け
止められる。この水受け部25に溜まった水15は、排
水管26を経て外部に排出される。 【0014】このとき、挿口形成部30における回転金
枠8と金属スリーブ9との隙間14と、その部分におけ
る金属スリーブ9の外周部とが、止水カバー28によっ
てシール状態で覆われるとともに、受口形成部32にお
ける回転金枠8と金属スリーブ9との隙間14と、その
部分における金属スリーブ9の外周部とが、止水カバー
29によってシール状態で覆われているため、回転金枠
8の両端の開口5A、5Bからその内部に水が流入する
ことが防止される。このため、回転金枠8の内面に錆が
発生したり、回転金枠8の内面に水分が残留して、形成
された鋳鉄管に外面ピンホールが発生したり、また大量
の水15が回転金枠8に流入して溶鉄の鋳込み時に水蒸
気爆発が発生したりすることを確実に防止できることに
なる。しかも、金属スリーブ9および給水管22をカバ
ー21で覆ったため、冷却水12の飛散を防止すること
も可能となる。 【0015】 【実施例】図1〜図3の構成の遠心力鋳造装置を用い、
回転金枠8の外径が153mm、その全長が4m、金属
スリーブ9の内径が175mm、その外径が255m
m、止水カバー28、29の内径が153mmになるよ
うに構成した。そして、回転金枠8および金属スリーブ
9を200rpmで回転させながら、給水管22より冷
却水12を400リットル/分で噴出させてシャワー冷
却を行った。そうしたところ、冷却水が回転金枠8の内
部に流入することを防止できた。 【0016】 【発明の効果】以上のように本発明によると、回転金枠
の周囲に設けられた孔あきの金属スリーブの外周側から
その内周側へ冷却水を供給して前記回転金枠を冷却する
ようにした遠心力鋳造装置の金枠において、金属スリー
ブの一端側および他端側におけるこの金属スリーブと回
転金枠との間およびこの金属スリーブの外周側を止水カ
バーによって軸心方向に覆ったため、冷却水が回転金枠
内に流入することを確実に防止でき、したがって回転金
枠内の発錆や、ピンホールの発生に代表される製品品質
の低下や、水蒸気爆発の発生などを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の遠心力鋳造装置の金枠の
縦断面図である。 【図2】図1に示す遠心力鋳造装置の金枠の右側面図で
ある。 【図3】図1に示す遠心力鋳造装置の金枠の左側面図で
ある。 【図4】従来の遠心力鋳造装置の金枠の縦断面図であ
る。 【符号の説明】 8 回転金枠 9 金属スリーブ 11 貫通孔 12 冷却水 14 隙間 28 止水カバー 29 止水カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 13/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 回転金枠の周囲に孔あきの金属スリーブ
    を外ばめするとともに、この金属スリーブの外周側から
    その内周側へ冷却水を供給して前記回転金枠を冷却する
    ようにした遠心力鋳造装置の金枠であって、金属スリー
    ブの一端側および他端側におけるこの金属スリーブと回
    転金枠との間およびこの金属スリーブの外周側を止水カ
    バーによって軸心方向に覆ったことを特徴とする遠心力
    鋳造装置の金枠。
JP35596397A 1997-12-25 1997-12-25 遠心力鋳造装置の金枠 Expired - Fee Related JP3375536B2 (ja)

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