JP3374027B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3374027B2
JP3374027B2 JP28772896A JP28772896A JP3374027B2 JP 3374027 B2 JP3374027 B2 JP 3374027B2 JP 28772896 A JP28772896 A JP 28772896A JP 28772896 A JP28772896 A JP 28772896A JP 3374027 B2 JP3374027 B2 JP 3374027B2
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compressor
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fan
condenser
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克美 清水
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/141Removal by evaporation
    • F25D2321/1412Removal by evaporation using condenser heat or heat of desuperheaters

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体下部の機械室
内に圧縮機と凝縮器を設け、これらをファンにより強制
冷却する構成の冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ここ近年において冷蔵庫は、凝縮パイプ
を本体キャビネットの裏側に配設し、凝縮熱をキャビネ
ット全体にて放熱するようにしていたが、冷蔵庫の大容
量化が進み、前記のキャビネットからの放熱では賄い切
れない状態が発生してきた。
【0003】このため、従来の冷蔵庫では、前記した本
体キャビネットでの放熱に加えて、特開平4ー1742
77号公報に記載されるように、機械室内にも凝縮器を
配置し、それを冷却ファンで圧縮機とともに強制冷却す
るという構成を備えていた。
【0004】以下、図17を参照しながら、特開平4ー
174277号公報に記載されている従来の冷蔵庫につ
いて説明する。
【0005】図17は従来の冷蔵庫の機械室部の透視構
成図であり、図17において、3は圧縮機、6は凝縮器
であり、圧縮機3と凝縮器6の間には冷却ファン4と仕
切り板8が配置され、機械室内は仕切り板8により、圧
縮機3側と凝縮器6側とに区画されている。これらの主
要部材は全てベースプレート7上に配置されてあり、そ
のベースプレート7は本体にボルトなどにより固定され
ている。また、機械室2背面には機械室カバー37が設
けられていることにより、冷蔵庫として形成した時機械
室2内部は、ほぼ密閉状態となっている。なお、ベース
プレート7には外気の吸入口16、機械室カバー37に
は排気口38が設けられてある。
【0006】上記の構成において、外気は冷却ファン4
により吸入口16を通って凝縮器6へ吸引され、凝縮器
6を冷却する。その後、仕切り板8を通過して圧縮機3
へと導かれ、圧縮機3を冷却して排気口38から機械室
外へと排気される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成においては、冷却ファンにより吸入される外気
は、一旦凝縮器と熱交換されるので、特に冷蔵庫本体の
周囲温度が高い時には、圧縮機へ熱気が送風されること
になり、また、周囲温度が高くなると圧縮機の吐出温度
が上昇することで、凝縮器により流入する冷媒の温度も
上がり、凝縮器自体が高温となり、冷媒の凝縮能力が不
足する場合があり、圧縮機への負担がさらに大きくな
る。
【0008】その結果として圧縮機は冷却不足となり、
圧縮機内のオイルの劣化、冷媒の分解、モータ巻線の焼
損といった冷蔵庫としては致命的な故障が発生する。
【0009】特に、ロータリー式圧縮機においては、圧
縮機の小型化を計るために、冷媒の圧縮部とモータ巻線
が非常に近接しているため、冷却不足による傾向は顕著
であり、圧縮機の冷却を速やかにできないことが課題で
ある。
【0010】そこで、圧縮機の冷却を確保するために、
冷却ファンの回転数を上げる、冷却ファンの外径を大き
くする、羽根のねじれ角度を変化させる、などの手段が
あるが、むやみに回転数を上げ足りすれば、ファン騒音
が増大する問題がある。
【0011】また、ごく近年においては、消費電力の低
減といった観点より、本体キャビネット内での放熱(凝
縮)を廃止し、機械室内に配設した熱交換器(凝縮器)
にて凝縮を賄う方式へと移行してきている。これは凝縮
パイプが本体キャビネットの裏側に配設されているた
め、冷媒の凝縮による放熱が、冷蔵庫庫内側にも伝播し
て庫内の温度を上昇させる要因となる。この要因により
庫内を冷却するために圧縮機の運転時間が長くなり、ト
ータルとして消費電力が増大するためである。
【0012】これに対処するために、熱交換器と冷却フ
ァンを組み合わせて、熱交換能力を上昇させ、圧縮機へ
の負荷を低減するとともに、圧縮機への冷却も十分賄え
るシステムの開発が要望されている。
【0013】それとともに、冷却器にて発生するドレン
水の処理について現状は、熱交換器(凝縮器)の上部に
配置した水受け皿にて、熱交換器の凝縮熱にて蒸発させ
る手段が一般的であるが、熱交換器と冷却ファンを組み
合わせてシステムを形成した場合、熱交換能力(凝縮能
力)を上昇させるために、冷却ファンからの通風経路、
風量等を確保しなければならないため、熱交換器と水受
け皿の位置関係が変化し、そのためドレン水の蒸発にて
時間がかかる等、ドレン水処理に不具合が生じてくる問
題もある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、上記
課題を解決したもので、発明は、本体下部の機械室内
に圧縮機と、複数の凝縮管とフィンならびに、相対する
ヘッダー管にて構成された環状凝縮器と、前記圧縮機及
び該環状凝縮器を冷却する冷却ファンと、逆転を含む前
記ファンの制御装置と、前記ファンの取り付け及び前記
ファンによる風の流れを制御する仕切り板を設け、前記
冷却ファンを中心に、前記環状凝縮器及び前記圧縮機が
前記冷却ファンを挟むように、該環状凝縮器の中心軸が
前記圧縮機及び前記冷却ファンの中心軸と略一直線状に
配設してなる冷蔵庫において、前記環状凝縮器の上部か
ら側面にかけてと、前記圧縮機の上部に覆うように湾曲
した一面を良伝熱性を有する金属などにて形成した水受
け皿を配設し、かつ、該水受け皿の一部分を前記熱交換
器に密着させてなるものである。
【0015】また、本発明は、本体下部の機械室内に圧
縮機と、複数の凝縮管とフィンならびに、相対するヘッ
ダー管にて構成された環状凝縮器と、前記圧縮機及び該
環状凝縮器を冷却する冷却ファンと、逆転を含む前記フ
ァンの制御装置と、前記ファンの取り付け及び前記ファ
ンによる風の流れを制御する仕切り板を設け、前記冷却
ファンを中心に、前記環状凝縮器及び前記圧縮機が前記
冷却ファンを挟むように、該環状凝縮器の中心軸が前記
圧縮機及び前記冷却ファンの中心軸と略一直線 状に配設
してなる冷蔵庫において、前記環状凝縮器より上方向に
位置する機械室内にドレン水を蓄えるとともに、下方向
へドレン水を排出する開口部を設けたタンクを配設し、
該開口部先端に電磁弁と、ドレン水の経路となるチュー
ブを接続するとともに、チューブの先端が前記冷却ファ
ンの周囲に接続されていることにより、前記圧縮機が稼
働し、かつ、前記冷却ファンが稼働したとき、該電磁弁
を開きドレン水を滴下させ冷却ファンに導くことで、冷
却ファンの回転によりドレン水を環状凝縮器に飛散さ
せ、凝縮熱にて蒸発させてなるものである。
【0016】そして、本発明は、本体下部の機械室内に
圧縮機と、複数の凝縮管とフィンならびに、相対するヘ
ッダー管にて構成された環状凝縮器と、前記圧縮機及び
該環状凝縮器を冷却する冷却ファンと、逆転を含む前記
ファンの制御装置と、前記ファンの取り付け及び前記フ
ァンによる風の流れを制御する仕切り板を設け、前記冷
却ファンを中心に、前記環状凝縮器及び前記圧縮機が前
記冷却ファンを挟むように、該環状凝縮器の中心軸が前
記圧縮機及び前記冷却ファンの中心軸と略一直線状に配
設してなる冷蔵庫において、前記環状凝縮器より上方向
に位置する機械室内にドレン水を蓄えるとともに、下方
向へドレン水を排出する開口部を設けたタンクを配設
し、該開口部先端に電磁弁と、ドレン水の経路となるチ
ューブを接続することで、チューブの先端が環状凝縮器
内部ならびに周囲に配設された、超音波振動素子周辺に
接続されていることにより、前記圧縮機が稼働し、か
つ、前記冷却ファンが稼働したとき、該電磁弁を開きド
レン水を滴下させ超音波振動素子周辺に導き、超音波振
動素子を動作させることで、ドレン水を環状凝縮器に飛
散させ、凝縮熱て蒸発させてなるものである。
【0017】そしてまた、本発明は、本体下部の機械室
内に圧縮機と、複数の凝縮管とフィンならびに、相対す
るヘッダー管にて構成された環状凝縮器と、前記圧縮機
及び該環状凝縮器を冷却する冷却ファンと、逆転を含む
前記ファンの制御装置と、前記ファンの取り付け及び前
記ファンによる風の流れを制御する仕切り板を設け、前
記冷却ファンを中心に、前記環状凝縮器及び前記圧縮機
が前記冷却ファンを挟むように、該環状凝縮器の中心軸
が前記圧縮機及び前記冷却ファンの中心軸と略 一直線状
に配設してなる冷蔵庫において、前記機械室内にドレン
水を蓄えるタンクを配設し、該タンクにはポンプが取り
付けられ、該ポンプの吐出口にドレン水の経路となるチ
ューブを接続するとともに、チューブの先端に設けられ
た散水部が、環状凝縮器の内部ならびに周辺に配設さ
れ、該散水部の吹出口が環状凝縮器に向かっていること
により、前記圧縮機が稼働し、かつ、前記冷却ファンが
稼働したとき、該ポンプを動作させることで、ドレン水
を散水部の吹出口にて環状凝縮器に飛散させ、凝縮熱に
て蒸発させてなるものである。
【0018】本発明の冷蔵庫は上記の構成により、本発
明は、湾曲した一面を良伝熱性を有する金属等にて形成
した水受け皿を、前記環状凝縮器の上部から側面にかけ
てと、前記圧縮機の上部を覆うように配設し、かつ、該
水受け皿の一部分を前記環状凝縮器に密着させることに
より、冷却器にて発生するドレン水を、環状凝縮器での
凝縮熱と圧縮機からの熱により蒸発させる。
【0019】また、本発明は、環状凝縮器より上方向に
より位置する機械室内に、ドレン水を蓄えるとともに、
下方向へドレン水を排出する開口部を設けたタンクを配
設し、その開口部先端に電磁弁と、ドレン水の経路とな
るチューブを接続し、該チューブの先端を前記冷却ファ
ンの周囲に接続することにより、該電磁弁を開きドレン
水を冷却ファンに滴下させ、冷却ファンの回転によりド
レン水を環状凝縮器に飛散させ、熱交換器での凝縮熱に
て蒸発させる。
【0020】そして、本発明は、環状凝縮器より上方向
に位置する機械室内に、ドレン水を蓄えるとともに、下
方向へドレン水を排出する開口部を設けたタンクを配設
し、その開口部先端に電磁弁と、ドレン水の経路となる
チューブを接続し、該チューブの先端を、前記環状凝縮
器内部ならびに周囲に配設された超音波振動素子周辺に
接続することにより、該電磁弁を開きドレン水を超音波
振動素子周辺に滴下させ、超音波振動素子を動作させる
ことで、ドレン水を環状凝縮器に飛散させ、熱交換器で
の凝縮熱にて蒸発させる。
【0021】そしてまた、本発明は、機械室内にドレン
水を蓄えるタンクを配設し該タンクにはポンプが取り付
けられ、ポンプの吐出口にドレン水の経路となるチュー
ブを接続することと、チューブの先端に設けられた散水
部の吹出口を、前記環状凝縮器に向けることにより、該
ポンプを動作させることで、ドレン水を前記吹出口より
環状凝縮器に飛散させ、熱交換器での凝縮熱にて蒸発さ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の冷蔵庫の実施の形
態を図1乃至図16とともに説明するが、上記従来例と
同一部分は同一符号を付して説明する。まず、本発明の
冷蔵庫の第1の実施の形態を図1乃至6とともに説明す
る。
【0023】図1乃至図4において、冷蔵庫本体1下部
に形成される機械室2には、圧縮機3と冷却ファン4と
の間には、良伝熱性を有する金属で形成される環状凝縮
器5が、その中心軸が圧縮機3および冷却ファン4の中
心軸と略一直線になるよう配設されている。
【0024】圧縮機3と環状凝縮器5は、冷蔵庫本体1
の土台ともなるベースプレート7に、直接ボルト,ナッ
トおよびビス等にて固定されている。また、冷却ファン
4は機械室2内を分割している仕切り板8に取り付けら
れている。
【0025】環状凝縮器5の構成は、図2乃至図4に示
すように、複数の凝縮管9とフィン10ならびに、相対
するヘッダー管11にて構成されている。環状凝縮器5
の形成手段としては、両ヘッダー管11の切り込み部分
に複数の凝縮管9を差し込んだのち、治具に固定し一定
寸法を保ようにする。その後、凝縮管9と凝縮管9の間
にフィン10を挟み込み、治具上で環状凝縮器5の形状
が形成される。
【0026】その治具に組み込んだ状態で、約620℃
程度に設定された炉内に運び込み、各部品の勘合部の一
部分を溶融させて固定する。その後、炉内より運び出し
冷却した熱交換器5を、治具に沿わせて湾曲させてい
き、ヘッダー管11も含めて360°の環状形状を形成
する。
【0027】そのヘッダー管11には、接続管39が取
り付けられている。環状形状の360°に形成すること
により、ヘッダー管11同士が近接または密着した形状
となるが、ヘッダー管11とヘッダー管11の間には、
樹脂などの熱伝導の悪い材料で構成される、スペーサ1
2を挟み込んで固定することで作業完了とする。
【0028】このスペーサ12の役割としては、ヘッダ
ー管11同士を保持するため、治具に沿わせて湾曲させ
環状に形成した熱交換器5が、元に戻ろうとする復元力
を押え込んで環状を維持すると共に、ヘッダー管11は
凝縮器としての入口、出口を構成するため、ヘッダー管
11同士が密着していた場合、ヘッダー管11同士で熱
交換が起こり、凝縮器として不具合が発生することにな
るので、これに対して樹脂などの熱伝導の悪い材料で構
成し、ヘッダー管11同士での熱交換を防止する役割も
有している。それとともに、環状凝縮器5をベースプレ
ート7に固定するための、取り付け脚としての役割もあ
る。
【0029】また、熱交換器5においてヘッダー管11
は、フィン10と直接接触していないため、熱交換容積
に含まれないデッドスペースであるとともに、ベースプ
レート7も熱交換器5から排出される空気の流れにおい
ては、弊害となるデッドスペースであるため、ベースプ
レート7も上にヘッダー管11を配設することで、熱交
換器5におけるデッドスペースを1カ所に集約させる役
割もある。
【0030】図5は、凝縮管9の断面構造を示してお
り、凝縮管9は偏平多孔管にて形成されており、その各
孔には三角トラス状の補強リブが形成されている。図5
中のWは凝縮管の幅を示し、Tはその厚みを示してい
る。図5に示すように、凝縮管9と凝縮管9の間に固定
されたフィン10は、薄いアルミニウム箔を一定間隔で
蛇行させることにより形成し、前記凝縮管9に対して平
行に配設されたものである。
【0031】以上のような構成において、圧縮機3が稼
働したとき、同時に冷却ファン4を稼働させることで、
外気は吸入口16を通って吸引され、環状凝縮器5を通
過して仕切り板8および冷却ファン4を通り圧縮機3側
へと送風される。
【0032】冷却ファン4による空気の流れは、環状凝
縮器5の前面部9及び外周部を通過して、環状凝縮器5
のファン間10を通過し、冷却ファン4を通って機械室
2内に排出される。このファン10間の空気の流れで環
状凝縮器5を冷却し、冷媒の凝縮を行う。
【0033】なお、ここでは風の流れとして環状凝縮器
を通って冷却ファン、圧縮機と流れるように冷却ファン
を回転させているが、機械室の冷却能力がある場合には
風の流れを圧縮機側から冷却ファンを通って環状凝縮器
に流れるように冷却ファンを回転させてもよい。
【0034】次に本発明の冷蔵庫の第2の実施の形態に
ついて図7を中心にして説明する。図7は本発明の冷蔵
庫の第2の実施形態を示す環状凝縮器5と空気遮蔽板1
3の構成を示している。
【0035】前記本発明の冷蔵庫の第1の実施の形態で
説明したように、冷却ファン4による空気の流れは、環
状凝縮器5の前面開口部13及び環状凝縮器5のファン
間10を通過し、冷却ファン4を通って機械室2内に排
出されるが、この環状凝縮器5では前面開口部13の方
がファン間10に比べて空気の通風抵抗が少ないため、
開口部を通過する空気が多くなるので、ファン間10で
の熱交換が押えられてしまう。
【0036】そこで、この前面開口部を空気遮蔽板14
により閉鎖することにより、前記冷却ファン4による冷
却空気は、このファン10間を通過することになるの
で、効率の高い熱交換ができることになる。
【0037】次に本発明の冷蔵庫の第3の実施の形態に
ついて図8を中心に説明する。図8は本発明の冷蔵庫の
熱交換器と冷却ファンの構成を示したものである。
【0038】前記本発明の冷蔵庫の第1の実施の形態で
説明したように、環状凝縮器5の中心軸と冷却ファン4
の中心軸が一直線に配設されているが、冷却ファン4を
取り付けている仕切り板8と、環状凝縮器5の間には空
間が存在している。このため、前記冷却ファン4により
起風された空気の流れにおいて、すべてが該環状凝縮器
5の内側へと流れず、一部が前記の空間より、該環状熱
交換器5の外側へ漏れるといった不具合がある。
【0039】この不具合に対して、ベースプレート7に
固定している環状凝縮器5を、仕切り板8に取り付ける
と共に、前記冷却ファン4の羽根の一部分を、該環状凝
縮器5の内部に挿入するよう配設することで対処する。
【0040】仕切り板8に対する環状凝縮器5の取り付
け方において、該熱交換器の一端の凝縮管9と、仕切り
板8の間に若干の空間aを設けて取り付ける。このわず
かな空間は、一端の凝縮管9と仕切り板8の間にも空気
の流れを形成し、一端の凝縮管9での凝縮を助けると共
に、該環状凝縮器5の外側へ、空気の流れが大幅に漏れ
るといった不具合を防止する。
【0041】これにより、冷却ファン4の回転により起
風された空気の流れのすべてを、該環状凝縮器5から圧
縮機側へと導くことができる。
【0042】次に本発明の冷蔵庫の第4の実施の形態に
ついて図9を中心に説明する。図9は本発明の冷蔵庫の
第4の実施の形態における、冷却ファンの風向を反転さ
せる手段の構成図である。
【0043】前記本発明の冷蔵庫の第1の実施の形態で
説明したように、冷却ファン4は圧縮機3が稼働したと
き同期し、一定の回転数、風量にて、前記環状凝縮器5
の凝縮と、前記圧縮機3の冷却を行っている。
【0044】空気中に含まれる塵、埃で微細なものは送
風により環状凝縮器の放熱フィン部を通過してそのまま
排出されるが、少し大きめのものは放熱用フィンに蓄積
する。
【0045】しかし、図6に示すように環状凝縮器の放
熱用フィン10は放熱の能力を上げるために、放熱用フ
ィンのピッチの細分化と偏平形状の凝縮管の横幅を拡大
している。これにより空気の流れに対する抵抗が増大す
るために、放熱用フィン10の間に蓄積した塵、埃を吹
き飛ばすには、風量の増加が必要となる。又、環状凝縮
器5では内部から外部あるいは外部から内部に向かって
送風されるので、環状凝縮器5の内部または外部により
塵、埃が蓄積するため、環状凝縮器5の外部に吹き飛ば
すためには、更に風量の増大が必要となり、冷却ファン
4のファンモータ(図8参照)の消費電力が増大する。
【0046】そこで、冷却ファン4の回転方向を反転さ
せ、空気の流れを反転させる。これにより、環状凝縮器
5に蓄積した塵、埃は環状凝縮器5の内部へ吸引され、
内側に蓄積するか、吸い出されて環状凝縮器5以外の吸
入口等に落ちる。
【0047】その後、通常運転に復帰したときに空気の
流れが元に戻り、その塵、埃の一部は環状凝縮器5に蓄
積されるが、大部分は環状凝縮器5の下部隙間より外側
に排出され、キャビネットの背面より排出される。
【0048】ファンモータ21の回転方向を反転させる
ことにより冷却ファン4の回転方向を反転させる。ファ
ンモータ21が直流式のものでは電圧を切り替えること
により冷却ファン4の回転方向が反転する。ファンモー
タ21が交流式のものでは、リバーシブルモータ等を含
む誘導電動機を用いて切り替える。
【0049】冷却ファン4の流れの切り替え時期は圧縮
機の積算運転時間により行う。以下、それを説明する。
【0050】通常運転では冷却き器(図示せず)に霜が
付着している。その霜により冷却能力が低下していくた
めに、定期的に霜も除去する除霜モードに運転が切り替
わる。除霜モードでは圧縮機が停止して冷凍サイクルが
停止し、冷却器に取り付けられている電気ヒータで加熱
して 冷却器に付着した霜を溶解させる。
【0051】除霜モードでは環状凝縮器5に吹き付けら
れる風向きが変化しても冷凍サイクルに対して全く影響
しないので、この時期に冷却ファンの回転数を上昇させ
て、放熱用フィン(図5の10)の間に付着した塵、埃
を吹き飛ばす。この制御形のブロック図を図8に示す。
圧縮機の積算運転時間がマイコン22に内蔵のタイマで
カウントされ、所定時間に達すると除霜モードに入り、
冷却器の霜が除去されると通常運転に戻る。
【0052】尚、マイコンを搭載していない冷蔵庫では
機械式のタイマでは同様の制御を行う。圧縮機の積算運
転時間により、運転を除霜モードに切り替えるのは冷蔵
庫の周囲温度により、圧縮機の運転率が変動し、それに
よって冷却器に付着する霜の量も変動するために、その
変動幅を小さくし、一定の冷却能力を得るためである。
このようにして圧縮機の積算運転時間により制御を行う
ので、塵、埃などの蓄積状態を検知しなくても、適当な
時期に塵、埃などが排出される。
【0053】次に本発明の冷蔵庫の第5の実施の形態に
ついて説明する。第5の実施の形態では、風量を可変さ
せることにより、放熱用フィンの間に蓄積した塵、埃が
吹き飛ばされる。
【0054】ファンモータ21の回転数を上昇させるこ
とにより冷却ファン4により起風される風量が増大す
る。回転数を上昇させるためには、直流式であれば電源
電圧を切り替える。交流式であれば抵抗の異なる主巻線
と補助巻線を設けておき、ノッチを切り替えるとか、周
波数を変化させることにより回転数が変化する。
【0055】風量が増大すると、放熱用フィンの間を通
過する風の風速が上昇し、蓄積した塵、埃が吹き飛ばさ
れる。例えば通常運転のときに、冷却ファンの回転数が
約600rpmで、1.2m3/minの風量が得られ
るような熱交換ユニットにおいて回転数を約900rp
mまで上昇させることにより、風量が2.3m3/mi
nと約2倍になる。これにより、放熱用フィンの間に蓄
積した塵、埃が吹き飛ばされる。そして第4の実施形態
と同じく除霜モードを利用して、ファンの風量を変化さ
せる。
【0056】次に本発明の冷蔵庫の第6及び第7の実施
の形態について図10を中心に説明する。尚、図10に
おいて、図8と同一の部分については同一の符号を付
し、説明を省略する。
【0057】環状凝縮器の外部(一時側)と内部(二次
側)にそれぞれ圧力センサ15,17が取り付けられ、
冷却ファン4の一時側と二次側の空気圧が検知される。
冷却ファン4が停止しているときには、圧力センサ1
5,17が検知する大気圧は冷蔵庫周囲の大気圧と等し
く一時側と二次側では圧力差が生じない。
【0058】通常運転により冷却ファン4により送風が
始まると、一時側と二次側で圧力差が発生する。この圧
力差は風量に変動がなければ、絶えず一定の数値で安定
する。その圧力差の数値をあらかじめマイコン22(図
8参照)に記憶させておく。塵、埃などが放熱用フィン
10に詰まることによって風量が減少し圧力差の数値が
変化した場合、マイコン22は圧力センサ15,17で
検知し、除霜モードに入ったときに、冷却ファン4を制
御して風量の増大、又は風向の反転を行い、放熱用フィ
ン10の間に蓄積した塵、埃が排出される。
【0059】次に本発明の冷蔵庫の第8の実施の形態に
ついて図11を中心に説明する。尚、図11において図
8と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略す
る。
【0060】環状凝縮器の外部(一時側)と内部(二次
側)にそれぞれ温度センサ18,19が取り付けられ
る。それぞれの温度センサ18,19で検知された温度
をマイコン22(図9参照)に取り込み、制御する。環
状凝縮器の外部温度は冷蔵庫の機械室の雰囲気温度に等
しい。
【0061】一方、環状凝縮器の内部の空気温度は凝縮
器9の内部を通過する冷媒が凝縮するときの凝縮熱によ
って加熱されて高くなっている。この熱交換での空気の
温度差はあらかじめマイコン22に記憶されており、
塵、埃などの蓄積によって風量が減少した場合には、環
状凝縮器内部を流れる空気の温度は高くなり、温度セン
サ18,19が検知する空気温度の温度差が広がる。そ
の温度差がマイコン22に記憶された規定値を越えた場
合には除霜モードに入ったときに、マイコン22は冷却
ファン4を制御して風量の増大、又は風向の反転を行
い、放熱用フィン10の間に蓄積した塵、埃を排出す
る。
【0062】尚、温度センサ18,19による空気温度
の検知は圧縮機が運転を開始して、ある程度時間が経過
し、温度センサ18,19付近の空気温度が安定した時
点で行う。又、環状凝縮器の外側の温度センサ18は、
吸引口付近に取り付けられた外気温度センサ20(図1
1参照)でも使用可能である。
【0063】次に本発明の冷蔵庫の第9の実施の形態に
ついて図12を中心に説明する。図12は本発明の第9
の実施の形態における、水受け皿の構成を表し、図13
は機械室内部を表したものである。
【0064】前記の第1の実施の形態の構成において、
環状凝縮器5を機械室2内に配設した場合、冷却器にて
発生するドレン水の処理が大きな問題となってくる。
【0065】従来の冷蔵庫では、凝縮器の上部に配置し
た水受け皿にて、凝縮器の凝縮熱にて蒸発させる手段が
一般的であるが、本発明による構成では、この方法が全
く使えない不具合が生じる。
【0066】この不具合に対して、湾曲した一面を良伝
熱性を有する金属などにて形成した水受け皿23を、前
記環状凝縮器5の上部から側面にかけてと、前記圧縮機
3の上部に覆うよう配設し、かつ、該水受け皿23の一
部分を前記環状凝縮器5に密着させることで対処する。
【0067】該水受け皿23は図に示すように、前記環
状凝縮器5の上部から側面にかけて配設されており、該
水受け皿23の下部が環状凝縮器5に押し付けられる形
で密着している。それと共に、該水受け皿23の横方向
には、圧縮機3が該水受け皿23の真下に配置され、該
水受け皿23が圧縮機3を覆うような位置関係が形成さ
れている。該水受け皿23の内部には、フェルトなどで
形成された吸水板24が取り付けられている。
【0068】以下、上記構成に基づく作用を説明する。
【0069】冷蔵庫の除霜運転により、冷却器(図示せ
ず)の霜が溶かされドレン水として、ドレンホース40
より水受け皿23に滴下してくる。そのドレン水は該水
受け皿23下部に蓄えられると共に、該水受け皿23の
上部まで迫り上がってくるドレン水に対しては、前記吸
水板24にて吸水保持させ、該水受け皿23よりオーバ
フローするのを防止している。除霜が終了し、冷蔵庫が
通常運転に復帰したとき、前記圧縮機3が稼働して前記
環状凝縮器5に高温高圧の冷媒が流れ込み、冷却ファン
4にて凝縮させる時の、前記環状凝縮器5が保有する凝
縮器を、該水受け皿23の良伝熱性を有する金属などに
て形成した一面に、密着による伝導熱と空間での熱移動
を伝えることで、水受け皿23内部のドレン水を蒸発さ
せる。それに加えて、前記圧縮機3の稼働による圧縮機
自体の圧縮嘉禎による排気熱も、該水受け皿23の一面
に空間での熱移動にて伝える事で、水受け皿23内部の
ドレン水の蒸発を促進させる。
【0070】前記吸水板24にて吸水保持されたドレン
水も、上記の熱により、一旦吸水板24より水受け皿2
3内部に排出されたり、吸水板24自体より蒸発するな
ど、最終的には全て蒸発する。
【0071】次に本発明の冷蔵庫の第10の実施の形態
について図14を中心に説明する。図14は本発明の第
10の実施の形態における、機械室内部を表したもので
ある。
【0072】上記第9の実施の形態にて説明した如く、
ドレン水処理は冷蔵庫にとって重要な課題である。この
課題に対して本実施例では、前記環状凝縮器5より上部
に位置する機械室2内に、ドレン水を蓄えるタンク25
を配設する。該タンク25には、下方向にドレン水を排
出する開口部26が設けられ、その開口部26先端に電
磁弁27と、ドレン水の経路となるチューブ28が接続
されている。該チューブ28の先端は、前記冷却ファン
4の周囲の設けられた吐出口29に接続された構成で対
処する。
【0073】以下、上記構成に基づく作用を説明する。
冷蔵庫の除霜運転により、冷却器(図示せず)の霜が溶
かされたドレン水として、ドレンホース(40)よりタ
ンク25に滴下してくる。そのドレン水は該タンク25
内に蓄えられることになる。
【0074】除霜が終了し、冷蔵庫が通常運転に復帰し
たとき、前記圧縮機3が稼働して前記環状凝縮器5に高
温高圧の冷媒が流れ込み、前記冷却ファン4も稼働した
とき、電磁弁27を動作させドレン水をタンク25より
滴下させる。
【0075】ドレン水はチューブ28内を通って、前記
吐出口29より冷却ファン4に向かって吹き出される。
吹き出されたドレン水は、冷却ファン4の回転により前
記環状凝縮器5内に飛散させられる。飛散させられたド
レン水は、前記環状凝縮器5の凝縮熱にて蒸発させられ
る。
【0076】次に本発明の冷蔵庫の第11の実施の形態
について図15を中心に説明する。図15は本発明の第
11の実施の形態における、機械室内部を表したもので
ある。
【0077】上記第9の実施の形態にて説明した如く、
ドレン水処理は冷蔵庫にとって重要な課題である。この
課題に対して本実施例では、前記環状凝縮器5より上部
に位置する機械室2内に、ドレン水を蓄えるタンク25
を配設する。該タンク25には、下方向にドレン水を排
出する開口部26が設けられ、その開口部26先端に電
磁弁27と、ドレン水の経路となるチューブ28が接続
されている。該チューブ28の先端は、環状凝縮器5内
部もしくは周囲に配設された、超音波振動素子30が取
り付けられた皿31に、ドレン水が滴下するよう構成す
ることで対処する。
【0078】以下、上記構成に基づく作用を説明する。
冷蔵庫の除霜運転により、冷却器(図示せず)の霜が溶
かされドレン水として、ドレンホース40よりタンク2
5に滴下してくる。そのドレン水は該タンク25内に蓄
えられることになる。
【0079】除霜が終了し、冷蔵庫が通常運転に復帰し
たとき、前記圧縮機3が稼働して前記環状凝縮器5に高
温高圧の冷媒が流れ込み、前記冷却ファン4も稼働した
とき、電磁弁27を動作させドレン水をタンク25より
滴下させる。ドレン水はチューブ28内を通って、前記
した超音波振動素子30が取り付けられた皿31に、ド
レン水が導かれることになる。
【0080】該超音波振動素子30を動作させ、ドレン
水を環状凝縮器5に飛散させる。飛散させられたドレン
水は、前記環状凝縮器5の凝縮熱にて蒸発させられる。
【0081】また、タンク25にはフロート方式による
水位センサ32が設けられてあり、該タンク25内のド
レン水が無くなったと検知したときには、超音波振動素
子30の動作を停止させる。
【0082】次に本発明の冷蔵庫の第12の実施の形態
について図16を中心に説明する。図16は本発明の冷
蔵庫の第12の実施の形態における、機械室内部を表し
たものである。
【0083】上記実施例9にて説明した如く、ドレン水
処理は冷蔵庫にとって重要な課題である。この課題に対
して本発明では、機械室2内にドレン水を蓄えるタンク
33を配設し、該タンク33には電磁ポンプ34が取り
付けられている。該電磁ポンプ34の吐出口には、ドレ
ン水の経路となるチューブ28を接続し、そのチューブ
28の先端に設けられた散水部35の吹出口36を、前
記環状凝縮器5に向けて配設する構成にて対処する。
【0084】以下、上記構成に基づく作用を説明する。
冷蔵庫の除霜運転により、冷却器(図示せず)の霜が溶
かされたドレン水として、ドレンホース40よりタンク
33に滴下してくる。そのドレン水は該タンク33内に
蓄えられることになる。
【0085】除霜が終了し、冷蔵庫が通常運転に復帰し
たとき、前記圧縮機3が稼働して前記環状凝縮器5に高
温高圧の冷媒が流れ込み、前記冷却ファン4も稼働した
とき、電磁ポンプ34を動作させ、ドレン水をタンク3
3より吸い込み吐出口より送り出す。ドレン水はチュー
ブ28内を通って、前記した散水部35に導かれ、該吹
出口36により前記環状凝縮器5に飛散される。飛散さ
せられたドレン水は、前記環状凝縮器5の凝縮熱にて蒸
発させられる。
【0086】又、タンク33にはフロート方式による水
位センサ32が設けられてあり、該タンク33内のドレ
ン水が無くなったと検知したときには、電磁ポンプ34
の動作を停止させる。
【0087】なお本実施例においては、ドレン水タンク
33から送り出す手段として、電磁ポンプ34を用いた
が、インペラーにて流体を搬送させる一般的なポンプで
も、同様の構成を形成することができる。
【0088】
【発明の効果】本発明の冷蔵庫は上記の構成により、
発明は、冷却ファンにより起風された空気の流れによ
り、該環状凝縮器での凝縮を損なうことなく、かつ、圧
縮機には環状凝縮器を通過する外気が、冷却ファンによ
り直接送風されるので、圧縮機の冷却が効率よく行われ
る冷蔵庫を提供することができ、湾曲した一面を良伝熱
性を有する金属等にて形成した水受け皿を、前記環状凝
縮器の上部から側面にかけてと、前記圧縮機の上部を覆
うように配設し、かつ、該水受け皿の一部分を前記環状
凝縮器に密着させることにより、冷却器にて発生するド
レン水を、環状凝縮器での凝縮熱と圧縮機からの熱によ
り蒸発させることができる。
【0089】また、発明は、環状凝縮器より上方向に
位置する機械室内に、ドレン水を蓄えるとともに、下方
向へドレン水を排出する開口部を設けたタンクを配設
し、その開口部先端に電磁弁と、ドレン水の経路となる
チューブを接続し、該チューブの先端を前記冷却ファン
の周囲に接続することにより、該電磁弁を開きドレン水
を冷却ファンに滴下させ、冷却ファンの回転によりドレ
ン水を環状凝縮器に飛散させ、凝縮器での凝縮熱にて蒸
発させることができる。それと共に、該環状凝縮器での
凝縮能力が、飛散されたドレン水にて若干上昇すること
で、冷蔵庫としての能力も上昇させられる。
【0090】そして、発明は、環状凝縮器より上方向
に位置する機械室内に、ドレン水を蓄えると共に、下方
向へドレン水を排出する開口部を設けたタンクを配設
し、その開口部先端に電磁弁と、ドレン水の経路となる
チューブを接続し、該チューブの先端を、前記環状凝縮
器内部ならびに周囲に配設された超音波振動素子周辺に
接続することにより、該電磁弁を開きドレン水を超音波
振動素子周辺に滴下させ、超音波振動素子を動作させる
ことで、ドレン水を環状凝縮器に飛散させ、熱交換器で
の凝縮熱にて蒸発させることができる。
【0091】そしてまた、発明は、機械室内にドレン
水を蓄えるタンクを配設し、該タン クにはポンプが取り
付けられ、ポンプの吐出口にドレン水の経路となるチュ
ーブを接続することで、チューブの先端に設けられた散
水部の吹出口を、前記環状凝縮器に向けることにより、
該ポンプを動作させることで、ドレン水を前記吹出口よ
り環状凝縮器に飛散させ、熱交換器での凝縮熱にて蒸発
させることができる。それと共に、該環状凝縮器での凝
縮能力が、飛散されたドレン水にて若干上昇すること
で、冷蔵庫としての能力も上昇させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の第1の実施の形態を示す冷蔵
庫機械室部の要部透視構成図である。
【図2】図1の冷蔵庫機械室部の要部断面構成図であ
る。
【図3】図1環状凝縮器の要部拡大正面構成図である。
【図4】図1の環状凝縮器の要部拡大底面構成図であ
る。
【図5】図4の凝縮管の要部断面構成図である。
【図6】図1の環状凝縮器のフィンの概略構成図であ
る。
【図7】本発明の冷蔵庫の第2の実施の形態を示す熱交
換器と空気遮蔽板の構成図である。
【図8】本発明の冷蔵庫の第3の実施の形態を示す熱交
換器と冷却ファンの構成説明図である。
【図9】本発明の冷蔵庫の第4及び第5の実施の形態を
示す風向制御手段の構成説明図である。
【図10】本発明の冷蔵庫の第6及び第7の実施の形態
を示す環状凝縮器と圧力検出器の構成説明図である。
【図11】本発明の冷蔵庫の第8の実施の形態を示す環
状凝縮器と温度検出器の構成説明図である。
【図12】本発明の冷蔵庫の第9の実施の形態を示す水
受け皿の構成説明図である。
【図13】本発明の冷蔵庫の第9の実施の形態を示す冷
蔵庫機械室内部の構成説明図である。
【図14】本発明の冷蔵庫の第10の実施の形態を示す
冷蔵庫機械室内部の構成説明図である。
【図15】本発明の冷蔵庫の第11の実施の形態を示す
冷蔵庫機械室部の構成説明図である。
【図16】本発明の冷蔵庫の第12の実施の形態を示す
冷蔵庫機械室部の構成説明図である。
【図17】従来の冷蔵庫の実施の形態を示す冷蔵庫機械
室部の要部透視構成図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 2 機械室 3 圧縮機 4 冷却ファン 5 環状凝縮器 6 凝縮器 7 ベースプレート 8 仕切り板 9 凝縮管 10 フィン 11 ヘッダー管 12 スペーサ 13 開口部 14 空気遮蔽板 15 圧力センサ 16 吸入口 17 圧力センサ 18 温度センサ 19 温度センサ 20 外気温センサ 21 ファンモータ 22 マイコン 23 水受け皿 24 吸水板 25 タンク 26 開口部 27 電磁弁 28 チューブ 29 吐出口 30 超音波振動素子 31 皿 32 水位センサ 33 タンク 34 電磁ポンプ 35 散水部 36 吹出口 37 機械室カバー 38 排気口 39 接続管 40 ドレンホース
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−3032(JP,A) 特開 平7−305939(JP,A) 特開 昭60−60491(JP,A) 特開 平3−247977(JP,A) 実開 昭59−110878(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24D 19/00 550

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体下部の機械室内に圧縮機と、複数の
    凝縮管とフィンならびに、相対するヘッダー管にて構成
    された環状凝縮器と、前記圧縮機及び該環状凝縮器を冷
    却する冷却ファンと、逆転を含む前記ファンの制御装置
    と、前記ファンの取り付け及び前記ファンによる風の流
    れを制御する仕切り板を設け、前記冷却ファンを中心
    に、前記環状凝縮器及び前記圧縮機が前記冷却ファンを
    挟むように、該環状凝縮器の中心軸が前記圧縮機及び前
    記冷却ファンの中心軸と略一直線状に配設してなる冷蔵
    庫において、 前記環状凝縮器の上部から側面にかけてと、前記圧縮機
    の上部に覆うように湾曲した一面を良伝熱性を有する金
    属などにて形成した水受け皿を配設し、かつ、該水受け
    皿の一部分が前記熱交換器に密着していることにより、
    冷却器にて発生するドレン水を、熱交換器での凝縮熱と
    圧縮機からの熱により蒸発させる ことを特徴とする冷蔵
    庫。
  2. 【請求項2】 本体下部の機械室内に圧縮機と、複数の
    凝縮管とフィンならびに、相対するヘッダー管にて構成
    された環状凝縮器と、前記圧縮機及び該環状凝縮器を冷
    却する冷却ファンと、逆転を含む前記ファンの制御装置
    と、前記ファンの取り付け及び前記ファンによる風の流
    れを制御する仕切り板を設け、前記冷却ファンを中心
    に、前記環状凝縮器及び前記圧縮機が前記冷却ファンを
    挟むように、該環状凝縮器の中心軸が前記圧縮機及び前
    記冷却ファンの中心軸と略一直線状に配設してなる冷蔵
    庫において、 前記環状凝縮器より上方向に位置する機械室内にドレン
    水を蓄えるとともに、下方向へドレン水を排出する開口
    部を設けたタンクを配設し、該開口部先端に電磁弁と、
    ドレン水の経路となるチューブを接続するとともに、チ
    ューブの先端が前記冷却ファンの周囲に接続されている
    ことにより、前記圧縮機が稼働し、かつ、前記冷却ファ
    ンが稼働したとき、該電磁弁を開きドレン水を滴下させ
    冷却ファンに導くことで、冷却ファンの回転によりドレ
    ン水を環状凝縮器に飛散させ、凝縮熱にて蒸発させ るこ
    とを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 本体下部の機械室内に圧縮機と、複数の
    凝縮管とフィンならびに、相対するヘッダー管にて構成
    された環状凝縮器と、前記圧縮機及び該環状凝縮器を冷
    却する冷却ファンと、逆転を含む前記ファンの制御装置
    と、前記ファンの取り付け及び前記ファンによる風の流
    れを制御する仕切り板を設け、前記冷却ファンを中心
    に、前記環状凝縮器及び前記圧縮機が前記冷却ファンを
    挟むように、該環状凝縮器の中心軸が前記圧縮機及び前
    記冷却ファンの中心軸と略一直線状に配設してなる冷蔵
    庫において、 前記環状凝縮器より上方向に位置する機械室内にドレン
    水を蓄えるとともに、下方向へドレン水を排出する開口
    部を設けたタンクを配設し、該開口部先端に電磁弁と、
    ドレン水の経路となるチューブを接続することで、チュ
    ーブの先端が環状凝縮器内部ならびに周囲に配設され
    た、超音波振動素子周辺に接続されていることにより、
    前記圧縮機が稼働し、かつ、前記冷却ファンが稼働した
    とき、該電磁弁を開きドレン水を滴下させ超音波振動素
    子周辺に導き、超音波振動素子を動作させることで、ド
    レン水を環状凝縮器に飛散させ、凝縮熱て蒸発させる
    とを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 本体下部の機械室内に圧縮機と、複数の
    凝縮管とフィンならびに、相対するヘッダー管にて構成
    された環状凝縮器と、前記圧縮機及び該環状凝縮器を冷
    却する冷却ファンと、逆転を含む前記ファンの制御装置
    と、前記ファンの取り付け及び前記ファンによる風の流
    れを制御する仕切り板を設け、前記冷却ファンを中心
    に、前記環状凝縮器及び前記圧縮機が前記冷却ファンを
    挟むように、該環状凝縮器の中心軸が前記圧縮機及び前
    記冷却ファンの中心軸と略一直線状に配設してなる冷蔵
    庫において、 前記機械室内にドレン水を蓄えるタンクを配設し、該タ
    ンクにはポンプが取り付けられ、該ポンプの吐出口にド
    レン水の経路となるチューブを接続するとともに、チュ
    ーブの先端に設けられた散水部が、環状凝縮器の内部な
    らびに周辺に配設され、該散水部の吹出口が環状凝縮器
    に向かっていることにより、前記圧縮機が稼働し、か
    つ、前記冷却ファンが稼働したとき、該ポンプを動作さ
    せることで、ドレン水を散水部の吹出口にて環状凝縮器
    に飛散させ、凝縮熱にて蒸発させる ことを特徴とする請
    求項1記載の冷蔵庫。
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