JP3373434B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP3373434B2
JP3373434B2 JP17171298A JP17171298A JP3373434B2 JP 3373434 B2 JP3373434 B2 JP 3373434B2 JP 17171298 A JP17171298 A JP 17171298A JP 17171298 A JP17171298 A JP 17171298A JP 3373434 B2 JP3373434 B2 JP 3373434B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キーマトリクスの
交点でキー入力情報を得るキー駆動方式を持つ情報処理
装置に関し、より詳細には、ランモードとスタンバイモ
ードとの間で電源モードを制御する電源制御機能を有
し、複数のキーにてスタンバイモードからランモードに
復帰する機能を有する情報処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】キーマトリクスの交点でキー入力情報を
得るキー駆動方式を持つ情報処理装置において、ランモ
ードとスタンバイモードとの間で電源モードを制御する
電源制御機能を有するものがある。ランモードとは、通
常の動作状態である。スタンバイモードとは、システム
の非動作時であって、電力消費を抑えるために、必要最
低限の回路のみに電源を供給する状態である。そして、
スタンバイモード時に、複数設けられたキーのうちのい
ずれかを押し下げると、電源が再度立ち上がってランモ
ードに戻り、システムが起動されるようになっている。
【0003】図6は、従来技術に基づく情報処理装置の
システム構成図である。該システムは、システム全体の
電源制御を行う電源制御回路11、マトリクスを構成し
てキー入力を行うキーボード12、キーボード12を制
御するキーボード制御回路13、データを格納する記憶
装置14、キーボード制御回路13および記憶装置14
を制御する中央処理装置15によって構成されている。
【0004】本システムにおける動作は以下のようであ
る。すなわち、初期状態における非動作時のシステムは
スタンバイモードもしくはスリープモードとなってい
る。スリープモードとはクロックが止まっている状態で
ある。このようにシステムがスタンバイモードもしくは
スリープモードとなっているため、中央処理装置15お
よび記憶装置14には電源が投入されていないか省電力
状態であり、システム全体として低消費電力状態となっ
ている。本状態において、キーボード12のいずれかの
キーが押し下げられた場合、キーボード12のキー操作
に対応した信号がキーボード制御回路13に入り、キー
入力されたことを電源制御回路11に知らせ、中央処理
装置15および記憶装置14に電源が入り、システム全
体としてランモードに移行する。以上のような手順でキ
ーボードの任意操作によりシステムの電源を投入する。
【0005】次に、システム全体の詳細を図7を用いて
説明する。図7は従来のシステム構成図を示す。すなわ
ち、システムは、システム全体に電圧を供給している電
源21、電源21のシステムへの投入・切断を制御する
ための電源制御回路22、キーボード23を制御するキ
ーボード制御回路24、データを格納する記憶装置2
5、表示装置26を制御する表示制御回路27およびシ
ステム全体を制御する中央処理装置28で構成されてい
る。
【0006】電源制御回路22、キーボード制御回路2
4、記憶装置25、表示制御回路27、および中央処理
装置28は、互いにシステムバス29により接続されて
いる。電源21は、電源制御回路22の制御により各装
置に電圧を供給できるように、電源供給線30によって
各装置に接続されている。
【0007】キーマトリクスを持つキーボード23とキ
ーボード制御回路24とは、入力信号群31と出力信号
群32とによって互いに接続されており、キー入力を可
能としている。キーボード制御回路24は、キーボード
割り込み制御線33により電源制御回路22および中央
処理装置28と接続されており、キーボード割り込み信
号が電源制御回路22および中央処理装置28に供給さ
れるようになっている。電源制御回路22と中央処理装
置28とはスタンバイ割り込み信号線34により接続さ
れており、スタンバイ割り込み信号を電源制御回路22
から中央処理装置28に供給し、システム全体をスタン
バイ状態に移行させて低消費電力状態にするようになっ
ている。
【0008】電源制御回路22は、キーボード制御回路
24からのキー入力を監視するキー入力監視部22a
と、中央処理装置28および表示装置26の電源切断・
投入を制御するための電源制御部22bとを備えてい
る。
【0009】また、キーボード制御回路24は、キーボ
ード23上のキーに対応するキーコードを格納するキー
コードレジスタ24aを備えている。
【0010】中央処理装置28はレジスタ群28aを備
えている。
【0011】記憶装置25は、スタンバイモード移行直
前に中央処理装置28のレジスタ群28aの内容を退避
させるためのレジスタ群格納領域25a、キーコード情
報を格納するためのキーコードキュー25bを持ってい
る。また、記憶装置25は、複数のプログラム25cを
格納しており、そのプログラム25cには、中央処理装
置28によって処理されるアプリケーションプログラ
ム、スタンバイ割り込みが発生したときに起動されるス
タンバイ割り込みプログラム、中央処理装置28に電源
が投入されたときに最初に起動されるリスタートプログ
ラム、キーボード割り込みが発生したときに起動される
キーボード割り込み処理プログラム等がある。
【0012】従来のシステムでは、中央処理装置28お
よび表示装置26の電源は電源供給線30から供給され
ており、電源の投入および切断が可能となっている。し
かしながら、電源制御回路22、キーボード制御回路2
4および記憶装置25には電源21を常に投入しておか
ねばならない。より詳細には、従来のシステムは、電源
制御回路22、キーボード制御回路24、中央処理装置
28、記憶装置25および表示装置26に電源21が供
給されているランモードと、電源制御回路22、キーボ
ード制御回路24、記憶装置25には電源が投入される
が、中央処理装置28および表示装置26には電源21
が供給されていないスタンバイモードとの2種類の電源
モードを有している。これを、図7および図8を用いて
説明する。
【0013】図8は、従来の電源制御回路22を示し、
電源制御回路22は、キー入力監視部22aと電源制御
部22bとを備え、キー入力監視部22aは、キーボー
ド割り込み信号35が発生しない場合に一定時間ごとに
インクリメントされるスタンバイタイマ22a1を備
え、また、電源制御部22bは、電源制御情報が格納さ
れている電源制御レジスタ22b1を備えている。
【0014】キー入力監視部22aは、キーボード割り
込み信号35を監視し、一定時間キー入力がない場合に
は、スタンバイ割り込み信号線34(図7参照)にスタ
ンバイ割り込み信号36を送出し、中央処理装置28に
対し、スタンバイ割り込みを発生させる。スタンバイタ
イマ22a1は一定周期T秒にてインクリメントされる
アップカウンタであり、キーボード割り込み制御線33
からのキーボード割り込み信号35によりゼロにクリア
される。すなわち、キー入力が行われた場合、スタンバ
イタイマ22a1はゼロにクリアされる。キー入力が発
生しなかった場合、スタンバイタイマ22a1はインク
リメントされ、キー入力監視部22aはスタンバイタイ
マ22a1の値が規定のスタンバイタイマアウト値を越
えたか否かを判定し、越えた場合、スタンバイ割り込み
信号線34にスタンバイ割り込み信号36を送出する。
【0015】電源制御部22bは、電源制御レジスタ2
2b1に設定された値に応じて電源供給線30を通じて
電源21を投入あるいは切断することができる。例え
ば、電源制御レジスタ22b1の内容が「1」のとき、
電源供給線30に電源21を投入して中央処理装置28
および表示装置26の電源を投入し、システムとして電
源モードをランモードとする。また、電源制御レジスタ
22b1の内容が「0」のとき、中央処理装置28およ
び表示装置26の電源を切断し、システムとして電源モ
ードをスタンバイモードとする。電源モードがスタンバ
イモードのときにキーボード割り込みが入力された場合
には、電源制御部22bは自ら電源制御レジスタ22b
1の値を「1」に設定し、中央処理装置28および表示
装置26の電源を投入し、システムとして電源モードを
スタンバイモードからランモードへと移行させる。
【0016】次に、図9および図10を用いて、キーボ
ード制御回路24とキーボード23とについて説明す
る。図9は、従来のキーボード制御回路24とキーボー
ド23との接続の様子を示し、図10は、キーボード制
御回路24の出力信号群32と入力信号群31とのタイ
ムチャートを示している。図9に示すように、キーボー
ド制御回路24とキーボード23とは入力信号群31と
出力信号群32とによって接続されており、入力信号群
31と出力信号群32とはキーボード23内部でマトリ
クスを構成している。入力信号群31と出力信号群32
とのキーマトリクスは、キーが押されていない状態では
接続されておらず、キーが押されることによりキーマト
リクスの一点が接続され、信号としてキーボード制御回
路24から出力信号群32および入力信号群31を通し
て再度キーボード制御回路24に入力されるようになっ
ている。
【0017】図10は、出力信号群32と入力信号群3
1とのタイムチャートを示している。出力信号群32を
構成する出力信号線KO0〜KO3は、一定時間ごとにセ
ンス信号としてHIGHの信号を伝送し、それ以外のと
きはLOWの信号を伝送している。出力信号線KO0
KO3が上記のようにHIGHの信号を伝送する時期は
所定時間ずつずれている。入力信号群31を構成する入
力信号線KI0〜KI4の信号は、キーボード制御回路2
4の内部または外部でプルダウンされており、キー入力
があったときにはHIGHとなり、キー入力がないとき
にはLOWとなっている。
【0018】キー入力があったときには、出力信号群3
2のうちで、入力されたキーの交点と接続された出力信
号線のHIGHの信号が、一定時間ごとに、キーマトリ
クスの交点を通して交点と接続された入力信号線に流れ
る。そして、キーボード制御回路24にHIGHの信号
が入力され、キーボード23の任意のキー入力が可能と
なる。
【0019】図10においては、図9のキー37…のう
ちの特定のキーPが押されたときのタイムチャートを示
している。キーPは、キーボード23内のキーマトリク
スにおいて出力信号線KO1と入力信号線KI1との交点
上にあり、キーPが押された場合、KO1とKI1とはこ
の交点で互いに接続され、一定時間ごとにキーボード制
御回路24からKO1に送られるHIGHのセンス信号
がKI1に流れ、この信号がキーボード制御回路24の
入力となり、キーボード23の任意のキー入力が可能と
なる。
【0020】従来のシステムは以上のようにしてランモ
ードとスタンバイモードとを電源制御しており、また、
キー入力を可能としていた。該システムでは、電源を二
つ以上持っており、電源モードがスタンバイモードのと
き、それらの電源のうち一つ以上の電源は中央処理装置
28および表示装置26に供給しないが、その他の電源
は、電源制御回路22、キーボード制御回路24および
記憶装置25に常に供給しておかなければならない。
【0021】なお、スリープモードでは、キーボード制
御回路24を含むすべての制御回路に電源21が投入さ
れ、出力信号群を構成する出力信号線KO0からKO3
すべてHIGH状態でクロックが止められている。この
ときに、キーボード23のいずれかのキーが入力される
と、入力信号群を構成する入力信号線KI0からKI4
ORされて中央制御装置28への割り込みが入り、クロ
ックが起動し始める。
【0022】一方、特開平9−84262号公報に開示
された電源供給装置は、常時スイッチおよびスイッチと
電源との間の電源制御回路へ電源供給することにより、
スタンバイモードでシステムコントローラへの電源供給
を停止可能にしている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシステムで
は、電源モードがスタンバイモードのとき、キーボード
制御回路には常に電源が投入されている。このため、消
費電力が大きいので、電池駆動の携帯情報端末等の情報
処理装置では電池寿命が短く、長時間駆動が困難という
問題がある。
【0024】また、上記特開平9−84262号公報に
開示された電源供給装置では、上述のように、スイッチ
への電源供給と、スイッチと電源との間の電源制御回路
への電源供給とを常時行う必要があり、このように電源
オフの状態でも電源を投入しておく機能が多い。このた
め、消費電力が大きいので、電池駆動の携帯情報端末等
の情報処理装置では電池寿命が短く、やはり長時間駆動
が困難である。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の情報処理装置は、複数の入力信号か
らなる入力信号群と複数の出力信号からなる出力信号群
とがマトリクス状となったキーマトリクスにランモード
時に信号を印加し、当該キーマトリクスから出力される
キー入力情報の信号が入力されるキーマトリクス制御部
と、スタンバイモード時に上記入力信号群および出力信
号群のいずれか一方の群に、キー入力を検出するための
ものであって、キー入力があるとその出力が電源制御部
に入力される電圧を印加し、上記キーマトリクスから上
記電圧の出力を検出するとランモードに移行し、上記電
圧の印加を停止し、上記キーマトリクス制御部へ駆動用
電源を供給する電源制御部と、スタンバイモード時にキ
ーマトリクスに印加される上記電圧が上記キーマトリク
ス制御部の出力側にかかるのを防ぐ制御素子とを備えた
ことを特徴としている。
【0026】上記の構成により、ランモード時には、電
源制御部によりキーマトリクス制御部に電源が供給され
る。一方、スタンバイモード時には、電源制御部からキ
ーマトリクス制御部への電源供給が停止され、電源制御
部によって、入力信号群および出力信号群のいずれか一
方の群に電圧が印加される。
【0027】スタンバイモード時に、キーマトリクスか
らのキー入力があると、上記電源制御部が電圧を上記入
力信号群または出力信号群から受け取り、それに基づい
てランモードに移行する。そして、上記電圧の印加を停
止させるとともに、キーマトリクス制御部へ電源を供給
するように制御する。
【0028】したがって、上記従来のシステムと異な
り、電源モードがスタンバイモードのときには、キーマ
トリクス制御部には電源が供給されず、電力を消費しな
いので、その分消費電力を抑えられる。また、上記特開
平9−84262号公報に開示された電源供給装置と異
なり、スタンバイモード時に電源供給すべき部材が非常
に少ないので、その分消費電力を抑えられる。それゆ
え、電池駆動の携帯情報端末等であって、多くのキーを
有する情報処理装置において、電池寿命を延ばして長時
間駆動することができる。
【0029】例えば、図1に示すように、メイン電源7
1でのスイッチが投入されていれば電源モードにかかわ
らず常時通電される第1電源供給回路61aと、非動作
時が検出されたときにはスタンバイモードとしてオフさ
れる第2電源供給回路61bとを用い、スタンバイモー
ド時にキーマトリクスに第1電源供給回路61aにより
電圧を印加する手段であるMOSFET68を持つ。ま
た、キーが押し下げられた場合の状態を電源制御回路6
2へ伝える投入制御信号65の生成のために、キー押し
下げに応じて引き出された信号をラッチ信号66で保持
して電源制御回路62へ入力する手段であるラッチ回路
(保持部)62aを持つ。また、キーマトリクスから電
源制御回路62へ伝わる入力信号群72が複数の場合
に、該入力信号群72への電流方向制御素子としてのダ
イオード70を有する。また、キーボード制御回路64
の入力部には、図3に示すようなフェールセーフ機能付
きの入力バッファ64aを持つ。
【0030】これにより、キーマトリクスの中のいずれ
かのキーが押し下げられたときに、速やかに電源制御回
路62を作動させてシステムを再起動できる。なお、装
置のランモードからスタンバイモードへの移行は、装置
の入力が中断されて前の入力に対する処理が完了して一
定時間経過しても次のキー入力が行われない状態を、シ
ステムのタイマにて監視し、モード切り替え信号を発生
させて第2電源供給回路61bをオフすることで行われ
る。すなわち、装置のメイン電源を投入すると、第1電
源供給回路61aのみが投入され、スタンバイモードに
入る。スタンバイモードにて、いずれかのキーを押し下
げれば、第2電源供給回路61bが立ち上がり、装置は
ランモードにて動作可能となる。もし、装置への入力操
作が途切れれば、一定時間後に装置はデータの一時退避
等の処理を行い、第2電源供給回路61bをオフするこ
とで再びスタンバイモードに入る。
【0031】このため、情報処理装置のような多くのキ
ーを持つシステムにおいても、第1電源供給回路61a
が制御対応している信号群に関係するキーのいずれか一
つを押し下げることで、装置の電源を再び立ち上げるこ
とが可能となる。このため、上記特開平9−84262
号公報に示すような限定されたキー群における電源制御
を、よりキー数の多いシステムにも導入することが可能
となる。また、上記構成を実現するためのキーマトリク
ス周辺の回路も、なんら特殊な素子を必要とせず、容易
に製造が可能である。それとともに、本構成では、キー
ボード制御回路64への電源供給および第2電源供給回
路61bを完全にオフにすることが可能であるため、一
般に行われているCPUクロックを停止させるスリープ
モードよりも大きな省電力化ができる。
【0032】また、上記制御素子が、上記キーマトリク
ス制御部の信号の出力側に設けられている。
【0033】上記の構成により、電源制御部が入力信号
群および出力信号群のいずれか一方の群に電圧を印加す
るときに、上記制御素子が、キーマトリクス制御部の出
力部に電圧がかかるのを防ぐ。
【0034】それゆえ、スタンバイモード時にキーマト
リクス制御部の出力部が破損するのを防ぐことができ
る。
【0035】これに対し、上記特開平9−84262号
公報に開示された電源供給装置では、上述したように、
常時、スイッチへの電源供給と、スイッチと電源との間
の電源制御回路への電源供給とを行っているので、この
ような構成を、上記のようにスタンバイモードでは電源
が供給されないキーマトリクス制御部に接続すると、キ
ーマトリクス制御部が破損してしまう。
【0036】上記キーマトリクス制御部、上記入力信
号の入力部にてフェールセーフ機能付きの入力バッファ
を有している構成とすることもできる
【0037】上記の構成により、電源制御部が入力信号
群および出力信号群のいずれか一方の群に電圧を印加す
るときに、フェールセーフ機能により、キーマトリクス
制御部の入力部に電圧がかかるのを防ぐ。
【0038】それゆえ、スタンバイモード時にキーマト
リクス制御部の入力部が破損するのを防ぐことができ
る。
【0039】これに対し、上記特開平9−84262号
公報に開示された電源供給装置では、上述したように、
常時、スイッチへの電源供給と、スイッチと電源との間
の電源制御回路への電源供給とを行っているので、この
ような構成を、上記のようにスタンバイモードでは電源
が供給されないキーマトリクス制御部に接続すると、キ
ーマトリクス制御部が破損してしまう。
【0040】請求項記載の情報処理装置は、請求項1
の構成に加えて、上記電源制御部が、上記キーマトリク
スから出力される上記電圧を保持する保持部を備えたこ
とを特徴としている。
【0041】上記の構成により、上記電源制御部が、上
記保持部にて、上記キー入力に基づき電源制御部に入力
される信号、すなわち、上記キーマトリクスから出力さ
れる上記電圧を保持する。
【0042】したがって、キーが押し下げられた時間だ
け上記電源制御部に信号が入力されるのではなく、キー
押し下げ終了後しばらくの間は信号が入力される。
【0043】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、瞬時的にキーが押されてすぐ離されたような場合
でも、確実にランモードに移行してシステムを起動する
ことが可能である。
【0044】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕 本発明の実施の一形態について図1ないし図5に基づい
て説明すれば、以下の通りである。
【0045】図1に、本実施の形態に係る情報処理装置
のシステム構成を、特にキーボード制御回路64の周辺
について詳細に示す。本システムは、電源供給回路(電
源制御部)61、電源制御回路(電源制御部)62、キ
ーボード(キーマトリクス)63、キーボード制御回路
(キーマトリクス制御部)64およびメイン電源(電源
部)71を備えている。また、本システムは、これら以
外にも、図示しない、中央処理装置、記憶装置、表示装
置、表示制御回路を備えており、これらの部材は、従来
技術の項で述べた(図7参照)、中央処理装置28、記
憶装置25、表示装置26、表示制御回路27と同様の
構成および機能をそれぞれ有している。そのため説明は
省略する。
【0046】キーボード63は、マトリクスを構成し、
各種情報処理のためにキー入力を行うものである。
【0047】キーボード制御回路64は、キーボード6
3を制御するものであり、キーボード63へ信号を出力
する出力信号群67およびキーボード63から信号が入
力される入力信号群72を有する。
【0048】電源供給回路61は、第1電源供給回路
(第1電源供給部)61aと第2電源供給回路(第2電
源供給部)61bとを有する。第1電源供給回路61a
は、電源モードがランモードかスタンバイモードかにか
かわらず常にメイン電源71からの電源を供給するよう
になっている。また、第1電源供給回路61aは、MO
SFET(電源切り離し素子)68…を挟んで、上記出
力信号群67に接続されており、この電源切り離しの解
除時には上記出力信号群67に電圧を供給可能になって
いる。一方、第2電源供給回路61bは、電源モードに
応じてキーボード制御回路64にメイン電源71からの
電源を供給するようになっている。すなわち、第2電源
供給回路61bは、スタンバイモードのときにはキーボ
ード制御回路64にメイン電源71からの電源を供給せ
ず、このため、システム全体として省電力状態となる。
【0049】ここで、スタンバイモード時にキー入力が
行われて、キーマトリクスの交点で入力信号群72と出
力信号群67とが互いに接続されたときに、第1電源供
給回路61aからの電流が逆流すると、キーボード制御
回路64の出力バッファに電圧が加わり、該出力バッフ
ァが破損する恐れがある。そこで、本実施の形態では、
出力信号群67における、MOSFET68…への分岐
点とキーボード制御回路64との間の位置に、キーボー
ド制御回路64側からキーボード63側への方向のみ電
流を通すダイオード(制御素子)69…が取り付けられ
ている。このダイオード69…により、上記のような電
流の逆流を防ぎ、キーボード制御回路64の出力バッフ
ァに電圧が加わって該出力バッファが破損するのを防ぐ
ようになっている。
【0050】電源制御回路62は、上記入力信号群72
の信号が分岐した後、投入制御信号65として入力され
るようになっている。上記入力信号群72の分岐先には
それぞれ、上記分岐点側から電源制御回路62側への方
向のみ電流を通すダイオード(制御素子)70が取り付
けられており、入力信号が複数のときに、これらの全入
力信号を一つの信号にするようになっている。
【0051】電源制御回路62は、上記投入制御信号6
5に基づいてキーボード63のキー入力を検出し、電源
供給回路61に電源制御信号73を送り、それによっ
て、メイン電源71からの電源供給について、第1電源
供給回路61aおよび第2電源供給回路61bを制御す
るものである。また、電源制御回路62は、ラッチ信号
を出力するラッチ回路62aを有する。これについては
後述する。
【0052】また、電源制御回路62は、上記投入制御
信号65に基づいてキーボード63のキー入力を検出
し、上記MOSFET68…に対して電圧制御信号75
を送り、それによって、第1電源供給回路61aの切り
離しおよび切り離し解除を行い、第1電源供給回路61
aから出力信号群67への電圧印加をオンオフするよう
になっている。すなわち、ランモード時には第1電源供
給回路61aを切り離し、スタンバイモード時には第1
電源供給回路61aの切り離しを解除するようになって
いる。
【0053】次に、本構成の動作について説明する。
【0054】すなわち、使用者がメイン電源71をオン
にすると、まずスタンバイモードになる。上述のよう
に、第1電源供給回路61aは、電源モードがランモー
ドかスタンバイモードかにかかわらず常に電源を供給す
るようになっている一方、第2電源供給回路61bは、
電源モードに応じてキーボード制御回路64に電源を供
給するようになっており、スタンバイモードのときには
キーボード制御回路64に電源を供給せず、システム全
体として省電力状態となっている。このとき、キーボー
ド制御回路64の代わりにキーボード63を制御するた
め、電源制御回路62からの電圧制御信号75によりM
OSFET68の切り離し解除の操作が行われ、その結
果、出力信号群67に第1電源供給回路61aから電圧
が印加されている。
【0055】ここでキー入力がなければ、このスタンバ
イモードの状態が継続される。
【0056】上記状態において、キーボード63の入力
があれば、キー入力があったキーに対応するキーマトリ
クスの一点が接続される。その結果、出力信号群67に
かかっていた第1電源供給回路61aからの電圧がキー
ボード制御回路64の入力信号群72にかかる。この電
圧をダイオード70にかけて電流を流すことによって、
第2電源供給回路61b用の投入制御信号65としてH
IGHの信号が電源制御回路62に入力される。この投
入制御信号65によって、電源制御回路62から電源制
御信号73が電源供給回路61に送られ、第2電源供給
回路61bからキーボード制御回路64への電源供給が
オンになる。このようにして、電源モードがスタンバイ
モードからランモードへと移行(復帰)する。
【0057】それとともに、電源制御回路62から電圧
制御信号75が送られて、MOSFET68の切り離し
の操作が行われ、その結果、第1電源供給回路61aか
ら出力信号群67への電圧印加が停止される。
【0058】ここで、電源制御回路62が投入制御信号
65を受け取る際に、入力された投入制御信号65とし
ての上記HIGHの信号に応じて、電源制御回路62内
のラッチ回路62aがラッチ信号66を出力する。この
ラッチ信号66とキーボード63から出力された上記H
IGHの信号をダイオード74にてORすることによ
り、上記キー入力がなくなったあとも、投入制御信号6
5を保持することが可能となる。このようなラッチ回路
62aには、例えば一般的なDタイプフリップフロップ
等のラッチ回路を用いることができる。
【0059】図2に、キーボード制御回路64の入出力
信号群、ラッチ信号66、および投入制御信号65のタ
イムチャートを示す。出力信号群は出力信号線KO0
KO3にて伝送される。入力信号群は入力信号線KI0
KI4にて伝送される。システムがスタンバイモードの
ときには、第1電源供給回路61aから電圧がかかって
いるすべての出力信号がHIGHになっている。この状
態で、キー入力があれば、押されたキーのキーマトリク
ス上の位置に対応する出力信号と入力信号との一つの交
点同士が接続され、この交点で接続された入力信号がH
IGHとなる。この例の場合、入力信号線KI1の信号
がHIGHとなる。このHIGHの信号と、電源制御回
路62から出力されるラッチ信号66とがダイオード7
4でORされ、投入制御信号65として電源制御回路6
5に入る。このようにキーマトリクスの出力とラッチ信
号66とがORされているため、キー入力がなくなって
も投入制御信号65が保持される。このように、ラッチ
回路62aにて、キー入力があったことを伝える信号で
ある投入制御信号65を保持しておくことにより、瞬時
的にキーが押されて離されても、確実にシステムを起動
することが可能である。
【0060】電源モードがスタンバイモードのとき、お
よび、スタンバイモードからランモードへと移行すると
きには、キーボード制御回路64には電源が投入されて
いない。このときにキーボード制御回路64の入力信号
群72に電圧をかけると、キーボード制御回路64が破
損する恐れがある。このため、キーボード制御回路64
における、入力信号群72用の入力バッファは、それに
電圧をかけてもキーボード制御回路64が破損しないよ
うにすることが好ましい。そこで、本実施の形態では、
図3に示すように、フェールセーフ付きの入力バッファ
64aを用いている。
【0061】この入力バッファ64aは、二つのMOS
FET64a1・64a2および二つのダイオード64a
3・64a4で構成されている。この入力バッファ64a
は、キーボード制御回路64に第2電源供給回路61b
から電源が投入されていないときには3.6Vの外部入
力耐圧特性を持ち、内部信号64bが生成されないよう
になっている。一方、キーボード制御回路64に第2電
源供給回路61bから電源が投入されているときにの
み、内部信号64bが発生し、キーボード制御回路64
が動作する構造になっている。そのため、キーボード制
御回路64の入力バッファ64aに電源が供給されてい
ないときにキーボード制御回路64の入力部64cに電
圧を印加しても、内部信号64bが発生しないので、キ
ーボード制御回路64を破損することが防がれるように
なっている。また、上記のようにフェールセーフ機能付
きのバッファ64aを用いることで、キーボード制御回
路64に電源を供給しておかなくてもキーボード制御回
路64の破損を防ぐことができるので、このようなキー
ボード制御回路64への電源印加分だけ、消費電力が削
減可能である。このようなフェールセーフ付きの入力バ
ッファ64aとしては、例えば日本電気(株)のCMO
S−8ファミリのゲートアレイに用いられているもの等
が使用できる。
【0062】なお、本実施の形態では、図1のキーマト
リクスに対する第1電源供給回路61aからの電圧印加
は、出力信号群67を構成する出力信号線KO0〜KO3
のすべてに印加しており、この電圧印加を全マトリクス
すなわち全キーに対して行うようになっている。しかし
ながら、対象キーを限定して、出力信号群67の一部だ
けに印加するようにしてもよい。
【0063】電源の投入・切断の様子を図4に示す。メ
イン電源71をオンにすると、システムの電源モードは
スタンバイモードとなり、第1電源供給回路61aだけ
が投入される。スタンバイモードにおいて、キー入力が
行われると、第2電源供給回路61bが投入され、ラン
モードへと移行する。このランモードにおいて、キー入
力が一定時間ないとき、第2電源供給回路61bは切断
され、システムの電源モードはスタンバイモードへと移
行する。しかし、第1電源供給回路61aは電源モード
にかかわらず電源を常に供給している。メイン電源71
を切断すると、第1電源供給回路61aは切断される。
【0064】また、電源制御回路62は、従来技術の項
で説明したのと同様のキー入力監視部およびその内部の
スタンバイタイマを有する。またさらに、このようなス
タンバイタイマを二つ用いることにより、電源モード
を、ランモード、スリープモード、およびスタンバイモ
ードの3種類に変更可能になる。これは、スタンバイタ
イマのそれぞれに値を設定し、規定値を越えたときにキ
ー入力監視部からスタンバイ割り込み信号もしくはスリ
ープ割り込み信号を送出することによって実現できる。
【0065】また、本構成では、複数のキーで電源立ち
上げが可能である。したがって、キーごとにアプリケー
ションプログラムを割り当てておくことにより、電源立
ち上げ時にキーの種類を判断して所望のアプリケーショ
ンプログラムをワンタッチで立ち上げることが可能にな
り、操作性が非常に向上する。
【0066】〔実施の形態2〕 本発明の他の実施の形態について図5に基づいて説明す
れば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の
実施の形態の図面に示した部材と同一の機能を有する部
材には、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0067】図5に示すように、電源モードがランモー
ドかスタンバイモードかにかかわらず常に電源を供給す
る第1電源供給回路61aが、キーボード制御回路64
の入力信号群72に、電源切り離し素子であるMOSF
ET68…を挟んで接続されている。該MOSFET6
8は、電源制御回路62からの信号に応じてこの接続を
切り離すことが可能であり、ランモードのときに切り離
すこととしている。
【0068】また、キーボード制御回路64の出力信号
群67には、実施の形態1同様の理由によりダイオード
69が設けられている。
【0069】また、上記出力信号群67の分岐先には、
それぞれ実施の形態1同様の理由によりダイオード(電
流方向制御素子)70が取り付けられており、出力信号
が複数のときに、これらの全出力信号を一つの信号にす
るようになっている。
【0070】電源制御回路62は、上記投入制御信号6
5に基づいてキーボード63のキー入力を検出し、上記
MOSFET68…に対して電圧制御信号75を送り、
それによって、第1電源供給回路61aの切り離しおよ
び切り離し解除を行い、第1電源供給回路61aから入
力信号群72への電圧印加をオンオフするようになって
いる。すなわち、ランモード時には第1電源供給回路6
1aを切り離し、スタンバイモード時には第1電源供給
回路61aの切り離しを解除するようになっている。
【0071】それ以外の部材は実施の形態1と同様の構
成および機能をそれぞれ有している。そのため説明は省
略する。
【0072】次に、本構成の動作について説明する。
【0073】すなわち、使用者がメイン電源71をオン
にすると、まずスタンバイモードになる。第1電源供給
回路61aは、電源モードがランモードかスタンバイモ
ードかにかかわらず常に電源を供給するようになってい
る一方、第2電源供給回路61bは、電源モードに応じ
てキーボード制御回路64に電源を供給するようになっ
ており、スタンバイモードのときにはキーボード制御回
路64に電源を供給せず、システム全体として省電力状
態となっている。このとき、キーボード制御回路64の
代わりにキーボード63を制御するため、電源制御回路
62からの電圧制御信号75により、MOSFET68
の切り離し解除の操作が行われ、その結果、入力信号群
72に第1電源供給回路61aからの電圧が印加され
る。ここでキー入力がなければ、このスタンバイモード
の状態が継続される。
【0074】上記状態において、キーボード63からキ
ーの入力があれば、入力があったキーに対応するキーマ
トリクスの一点が接続され、入力信号群72にかかって
いた第1電源供給回路61aからの電圧がキーボード制
御回路64の出力信号群67にかかる。この電圧をダイ
オード70にかけて電流を流すことによって、第2電源
供給回路61b用の投入制御信号65としてHIGHの
信号が電源制御回路62に入力される。この投入制御信
号65によって、電源制御回路62から電源制御信号7
3が電源供給回路61に送られ、第2電源供給回路61
bからキーボード制御回路64への電源供給がオンにな
る。このようにして、電源モードがスタンバイモードか
らランモードへと移行(復帰)する。それとともに、電
源制御回路62からの電圧制御信号75により、MOS
FET68の切り離しの操作が行われ、その結果、第1
電源供給回路61aから入力信号群72への電圧印加が
停止される。
【0075】なお、本実施の形態では、図5のキーマト
リクスに対する第1電源供給回路61aからの電圧印加
は、入力信号群72を構成する入力信号線KI0〜KI4
のすべてに印加しており、この電圧印加を全マトリクス
すなわち全キーに対して行うようになっている。しかし
ながら、対象キーを限定して、入力信号群72の一部だ
けに印加するようにしてもよい。
【0076】なお、本発明に係る情報処理装置を、下記
のように構成してもよい。すなわち、第1の情報処理装
置は、電源A(第1電源供給回路)と、電源B(第2電
源供給回路)とを持ち、複数のキーの出力信号群と入力
信号群とでマトリクスにして、その交点でキー入力情報
を得るキー駆動方式において、特定キー群について、該
電源Aを出力信号群の一部または全部に付与する手段を
持ち、キー制御部に該電源Bが投入されていない場合に
は、それら出力信号群に該電源Aを供給して、キー制御
部に該電源Bが投入されている場合には、それら出力信
号群から該電源Aを切り離し、入力信号群の信号の一部
または全部を電源Bの投入制御信号とする電源制御方法
を有する。
【0077】また、上記の情報処理装置において、出力
信号群の該電源Aの供給にあたっては、出力信号群の根
元にダイオード等の電流方向制御素子を用い、該電源A
供給側に電源切り離し制御素子を用い、入力信号群が複
数信号で成り立つ場合にはそれら各々の入力信号に対し
てダイオード等の電流方向制御素子で分離し一つの信号
として、電源Bの投入制御信号とする。
【0078】また、第2の情報処理装置は、電源A(第
1電源供給回路)と、電源B(第2電源供給回路)とを
持ち、複数のキーの出力信号群と入力信号群とでマトリ
クスにして、その交点でキー入力情報を得るキー駆動方
式において、特定キー群について、該電源Aを入力信号
群の一部または全部に付与する手段を持ち、キー制御部
に該電源Bが投入されていない場合には、それら入力信
号群に該電源Aを供給して、キー制御部に該電源Bが投
入されている場合には、それら入力信号群から該電源A
を切り離し、出力信号群の信号の一部または全部を電源
Bの投入制御信号とする電源制御方法を有する。
【0079】また、上記の情報処理装置において、入力
信号群の該電源Aの供給にあたっては、出力信号群の根
元にダイオード等の電流方向制御素子を用い、該電源A
供給側に電源切り離し制御素子を用い、出力信号群が複
数信号で成り立つ場合にはそれら各々の出力信号に対し
てダイオード等の電流方向制御素子で分離し一つの信号
として、電源Bの投入制御信号とする。
【0080】また、上記第1または第2のいずれかの情
報処理装置において、入力信号群のキー入力バッファに
は、電源が供給されていないときに入力に電圧を印加し
ても支障ないフェールセーフ機能付きの素子を使う。
【0081】また、上記第1または第2のいずれかの情
報処理装置において、電源Bの投入制御信号は、電源制
御装置への投入前に、ラッチ回路等の保持手段を用いて
活用する。
【0082】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る請求項1記
載の情報処理装置は、複数の入力信号からなる入力信号
群と複数の出力信号からなる出力信号群とがマトリクス
状となったキーマトリクスにランモード時に信号を印加
し、当該キーマトリクスから出力されるキー入力情報の
信号が入力されるキーマトリクス制御部と、スタンバイ
モード時に上記入力信号群および出力信号群のいずれか
一方の群に、キー入力を検出するためのものであって、
キー入力があるとその出力が電源制御部に入力される
圧を印加し、上記キーマトリクスから上記電圧の出力を
検出するとランモードに移行し、上記電圧の印加を停止
し、上記キーマトリクス制御部へ駆動用電源を供給する
電源制御部と、スタンバイモード時にキーマトリクスに
印加される上記電圧が上記キーマトリクス制御部の出力
側にかかるのを防ぐ制御素子とを備えた構成である。
【0083】それゆえ、多くのキーを有する情報処理装
置において、スタンバイモード時の消費電力を抑えるこ
とができ、またそのため、電池駆動の携帯情報端末等に
おいて電池寿命を延ばして長時間駆動することができる
という効果を奏する。
【0084】また、上記制御素子が、上記キーマトリク
ス制御部の信号の出力側に設けられている。
【0085】それゆえ、スタンバイモード時にキーマト
リクス制御部の出力部が破損するのを防ぐことができる
という効果を奏する。
【0086】請求項記載の情報処理装置は、請求項1
の構成に加えて、上記電源制御部が、上記キーマトリク
スから出力される上記電圧を保持する保持部を備えた構
成である。
【0087】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、瞬時的にキーが押されてすぐ離されたような場合
でも、確実にランモードに移行してシステムを起動する
ことが可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理装置の一構成例を示すブ
ロック図である。
【図2】キーボード制御回路の入出力信号群の動作の一
例を示すタイムチャートである。
【図3】キーボード制御回路の構成例を示すブロック図
である。
【図4】電源モード別に電源供給のタイミングを示すタ
イムチャートである。
【図5】本発明に係る情報処理装置の他の構成例を示す
ブロック図である。
【図6】従来の情報処理装置の構成例を示すブロック図
である。
【図7】従来の情報処理装置の詳細な構成例を示すブロ
ック図である。
【図8】従来の電源制御回路の構成例を示すブロック図
である。
【図9】従来のキーボード制御回路とキーボードとの接
続の一例を示すブロック図である。
【図10】従来のキーボード制御回路の入出力信号群の
動作の一例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
61 電源供給回路(電源制御部) 61a 第1電源供給回路(第1電源供給部) 61b 第2電源供給回路(第2電源供給部) 62 電源制御回路(電源制御部) 62a ラッチ回路(保持部) 63 キーボード(キーマトリクス) 64 キーボード制御回路(キーマトリクス制御部) 64a 入力バッファ 64a1、64a2 MOSFET 64a3、64a4 ダイオード 64b 内部信号 64c 入力部 65 投入制御信号 66 ラッチ信号 67 出力信号群 68 MOSFET(電源切り離し素子) 69 ダイオード(制御素子) 70 ダイオード(制御素子) 71 メイン電源(電源部) 72 入力信号群 73 電源制御信号 74 ダイオード 75 電圧制御信号 KO0〜KO3 出力信号線 KI0〜KI4 入力信号線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−272497(JP,A) 特開 平9−84262(JP,A) 特開 昭60−174023(JP,A) 実開 昭59−58840(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 1/00 G06F 1/32 G06F 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入力信号からなる入力信号群と複数
    の出力信号からなる出力信号群とがマトリクス状となっ
    たキーマトリクスにランモード時に信号を印加し、当該
    キーマトリクスから出力されるキー入力情報の信号が入
    力されるキーマトリクス制御部と、 スタンバイモード時に上記入力信号群および出力信号群
    のいずれか一方の群に、キー入力を検出するためのもの
    であって、キー入力があるとその出力が電源制御部に入
    力される電圧を印加し、上記キーマトリクスから上記電
    圧の出力を検出するとランモードに移行し、上記電圧の
    印加を停止し、上記キーマトリクス制御部へ駆動用電源
    を供給する電源制御部と、 スタンバイモード時にキーマトリクスに印加される上記
    電圧が上記キーマトリクス制御部の出力側にかかるのを
    防ぐ制御素子とを備えたことを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】上記電源制御部が、上記キーマトリクスか
    ら出力される上記電圧を保持する保持部を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
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