JP3372556B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3372556B2
JP3372556B2 JP20645791A JP20645791A JP3372556B2 JP 3372556 B2 JP3372556 B2 JP 3372556B2 JP 20645791 A JP20645791 A JP 20645791A JP 20645791 A JP20645791 A JP 20645791A JP 3372556 B2 JP3372556 B2 JP 3372556B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はEPROM(イレーザブ
ル・プログラマブル・リード・オンリ・メモリ),EE
PROM(エレクトリカリ・イレーザブル・アンド・プ
ログラマブル・リード・オンリ・メモリ)など昇圧した
高電圧を必要とするメモリなどを含んだ半導体集積回
路、ことに昇圧電圧を得る為のチャージポンプ回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】コントロールゲートとフローティングゲ
ートを持つEPROM用のチャンネル注入構造のメモリ
セルはコントロールゲートとドレインとの間に高電圧を
印加して書き込みが行われる。また、ポリシリコン膜と
シリコン窒化膜とをゲートに有するEEPROM構成用
のMNOS(メタル・ナイトライド・オキサイド・セミ
コンダクタ又はメタル・ナイトライド・オキサイド・シ
リコン)は、ゲートに高電圧を印加することにより酸化
シリコン膜とシリコン窒化膜との間の界面近傍のトラッ
プにトンネル効果により電子を注入することで書き込み
が行われ、書き込みとは逆の電界を印加することにより
トラップに正孔を注入することで消去が行われる。ま
た、EEPROM構成用のFLOTOX(フローティン
グ・ゲート・トンネル・オキサイド)型のメモリセルは
ドレイン上部に100Å〜200Å程度のトンネル酸化
膜が形成されており、このトンネル酸化膜を通してフロ
ーティングゲートとドレイン間で電子の注入又は放出を
行うことによって書き込み又は消去が行われる。このよ
うにEPROMやEEPROMのメモリセルに対して書
き込みなどを行う場合には高電圧が必要とされる。
【0003】例えば前記FLOTOX型メモリセルはト
ンネル電流が微弱なためチャージポンプ回路を適用した
内部昇圧回路を書き込み電源として通常利用している。
例えばこのチャージポンプ回路は、ダイオード接続形式
のMOSトランジスタを複数個直列接続した回路を含
み、それらダイオード接続形式MOSトランジスタに一
方の蓄積電極が接続された複数個の容量素子を有し、直
列接続された基端側のダイオード接続形式MOSトラン
ジスタに5Vのような電源電圧を印加すると共に容量素
子の他方の蓄積電極に位相のずれた信号を順次与えるこ
とによって容量素子を順次充電しながら終端側のダイオ
ード接続形式MOSトランジスタから15〜20Vのよ
うな昇圧電圧を得る。
【0004】従来のチャージポンプ回路に使用されるダ
イオード接続形式MOSトランジスタ及び容量素子のゲ
ート酸化膜厚は一種類で比較的厚く構成されていた。コ
ントロールゲートとフローティングゲートを持つFLO
TOX型メモリセルを利用することによってポリシリコ
ン2層プロセスが採用される場合、ダイオード接続形式
MOSトランジスタ及びMOS型容量素子は、第1層目
ポリシリコンゲート又は第2層目ポリシリコンゲートの
内の相対的に厚いゲート酸化膜厚を持つポリシリコンゲ
ートで構成される。これは電源電圧を昇圧するチャージ
ポンプ回路構成素子の耐圧を考慮したためと考えられ
る。
【0005】尚、EEPROMに適用されるチャージポ
ンプ回路について記載された文献の例としては昭和62
年9月29日に日刊工業新聞社発行の「CMOSデバイ
スハンドブック」第447頁がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MOS
トランジスタのスケーリングに伴って半導体基板の不純
物濃度を上げていくと、基板効果によってMOSトラン
ジスタのしきい値電圧が大きくなり、Nチャンネル型M
OSトランジスタのドレイン電位に対するソース電位の
低下即ちMOSトランジスタのVth(しきい値電圧)
落ちが大きくなり、チャージポンプ回路による昇圧が不
充分になって効率的に高電圧を得難いという問題点のあ
ることを本発明者は見い出した。この対策の為に、ウェ
ル濃度を分割し、相対的に低濃度側のウェル領域にチャ
ージポンプ回路を構成すると、ウェル濃度の分割に伴っ
て製造工程数が増え、プロセスコストが高くなってしま
う。したがって、1チップ型のマイクロコンピュータに
オンチップされるEEPROMのような場合、チップ全
体に対して許容されるコストの割合を比較的小さく抑え
なければならないにも拘らずチップ全体のプロセスコス
トを上げてしまう。
【0007】本発明の目的は、MIS型トランジスタの
スケーリングに伴って半導体基板若しくはウェル領域の
不純物濃度が高くなっても内蔵チャージポンプ回路によ
る昇圧効率を向上させることができる半導体集積回路を
提供することにある。本発明の別の目的は、チャージポ
ンプ回路のチップ占有面積を小さくする事ができる半導
体集積回路を提供することにある。本発明の更に別の目
的は、ウェル濃度の分割等特別なプロセスを追加するこ
と無く上記目的を達成することができる半導体集積回路
を提供することにある。
【0008】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0010】すなわち、EPROMやEEPROMなど
のためのチャージポンプ回路に含まれるダイオード接続
形式MIS型トランジスタの基端側に位置する単数若し
くは複数個の当該MIS型トランジスタを、第1層目と
第2層目ゲートの内の相対的に薄いゲート絶縁膜を持つ
ゲートで構成し、前記直列接続されたダイオード接続形
式MIS型トランジスタの終端側に位置する単数若しく
は複数個の当該MIS型トランジスタを、第1層目と第
2層目ゲートの内の相対的に厚いゲート絶縁膜を持つゲ
ートで構成する。
【0011】EPROMやEEPROMのためのチャー
ジポンプ回路に含まれる直列接続されたダイオード接続
形式MIS型トランジスタの基端側に位置する単数若し
くは複数個の容量素子を、第1層目と第2層目ゲートの
内の相対的に薄いゲート絶縁膜を誘電体膜として構成
し、前記直列接続されたダイオード接続形式MIS型ト
ランジスタの終端側に位置する単数若しくは複数個の容
量素子を、第1層目と第2層目ゲートの内の相対的に厚
いゲート絶縁膜を誘電体膜として構成する。
【0012】
【作用】上記した手段によれば、基板バイアス効果によ
るVth落ちは、ゲート絶縁膜が薄い程小さくなる。チ
ャージポンプ回路において相対的に高電圧の印加されな
い前段側のダイオード接続形式MIS型トランジスタを
相対的に薄いゲート絶縁膜で構成することは当該トラン
ジスタの基板バイアス効果によるVth落ちを小さく
し、チャージポンプ回路による昇圧効率を改善する。
【0013】チャージポンプ回路において相対的に高電
圧の印加されない前段側の容量素子の誘電体膜を相対的
に薄いゲート絶縁膜で構成することは、単位面積当りの
容量値が大きくなり、チャージポンプ回路全体のチップ
占有面積を低減する。
【0014】チャージポンプ回路後段のダイオード接続
形式MIS型トランジスタ及び容量素子の相対的に厚い
ゲート酸化膜及び誘電体膜は、昇圧電圧に対する耐圧を
保証する。
【0015】チャージポンプ回路を構成するダイオード
形式MIS型トランジスタ及び容量素子のゲート絶縁膜
の膜厚制御を、ゲート絶縁膜の厚さが相違される第1層
目ゲート及び第2層目ゲートを含んで多数のMIS型ト
ランジスタが形成される半導体集積回路の既存プロセス
で行うことは、昇圧動作を効率化するためにウェル濃度
分割等の特別なプロセスの追加を必要としない。
【0016】
【実施例】図3には本発明の一実施例に係るEEPRO
Mのブロック図が示される。同図に示されるEEPRO
M100は、特に制限されないが公知の半導体集積回路
製造技術によってシリコン基板のような1つの半導体基
板に形成される。この明細書の記載においてMOSトラ
ンジスタはMIS(メタル・インシュレート・セミコン
ダクタ)型トランジスタの一例として位置づけられる。
同図において110はメモリセルアレイであり代表的に
示される電気的に書換可能な不揮発性メモリセルMCが
複数個マトリクス配置される。本実施例に従えば、前記
メモリセルMCは、FLOTOX型のトランジスタQf
と選択MOSトランジスタQsを直列接続して構成され
る。前記トランジスタQfのコントロールゲートは代表
的に示された制御線CLに結合されると共に、当該トラ
ンジスタQfのソースは代表的に示されるソース線SL
に結合され、選択MOSトランジスタQsのゲート(メ
モリセルの選択端子)は代表的に示されたワード線WL
に結合され、選択MOSトランジスタQsのドレインは
代表的に示されたビット線BLに結合される。このメモ
リセルアレイ110に含まれるメモリセルの選択端子は
X選択アドレスデコーダ111の出力選択信号によって
行毎に選択される。選択された所定行のメモリセルは、
Y選択アドレスデコーダ112の出力選択信号によって
スイッチ制御されるY選択ゲート113を介して所定の
ものがデータ入力バッファ116や入力データラッチ回
路117に導通される。アドレスバッファ114にはア
ドレス信号ADRSが供給され、これに応ずる相補アド
レス信号115が前記Y選択アドレスデコーダ112及
びX選択アドレスデコーダ111に供給される。
【0017】前記データ入出力バッファ116は、特に
制限されないが、8ビット(1バイト)のデータ入出力
端子D0〜D7を備え、1バイト単位でデータを入出力す
る。このデータ入出力バッファ116と前記Y選択ゲー
ト113の間には入力データラッチ回路117が配置さ
れている。この入力データラッチ回路117は、外部か
ら与えられる書込みデータを一時的に保持するものであ
り、特に制限されないが、メモリセルアレイ110にお
ける1行分のメモリセルの数に相当する32バイトのデ
ータをスタティックにラッチ可能に構成され、外部から
1バイト単位で順次与えられる書き込みデータを最大3
2バイトラッチした後に、これを一括してメモリセルア
レイの所定行に書き込む所謂ページ書き込み機能を実現
したりするためのものである。
【0018】上記Y選択ゲート113とメモリセルアレ
イ110との間に設けられた書込み・消去回路118
は、EEPROM100の書換えモードにおいて最初に
行われる消去動作に際して1行分のメモリセルデータを
退避させて消去を行い、その後で前記退避されているデ
ータの一部又は全部が前記入力データラッチ回路117
から供給されるデータによって書き換えられ、書き換え
られた内容に従って所定のメモリセルに書き込み動作を
行う。書換え動作に必要とされる高電圧Vppは、特に
制限されないが、高電圧発生回路119で昇圧形成され
る。ここで、メモリセルMCに対する消去はコントロー
ルゲートとドレインとの間に高電圧を印加してフローテ
ィングゲートに電子を注入することで行われ、メモリセ
ルMCに対する書き込みはそれとは逆向きの電界をかけ
てフローティングゲートから電子を放出することで行わ
れる。
【0019】EEPROM100の動作制御は入出力制
御部120と書込み・消去制御部121が行う。双方の
制御部120,121は、チップイネーブル信号CE*
(*はローイネーブル又は反転を意味する)がローレベ
ルにアサートされることによって活性化されて動作可能
になり、この状態で前記入出力制御部120は、アウト
プットイネーブル信号OE*の指示に従ってデータ入出
力バッファ116に対するデータの入出力制御を行う。
アウトプットイネーブル信号OE*はローレベルにより
データの出力を指示し、そのハイレベルによってデータ
の入力を指示する。前記書込み・消去制御部121は、
動作可能な状態においてライトイネーブル信号WE*の
指示に従ってメモリセルデータの読み出し制御及びメモ
リセルに対する書換え制御を行う。ライトイネーブル信
号WE*はローレベルにより書換え動作を指示し、その
ハイレベルによりメモリセルデータの読み出し動作を指
示する。
【0020】図2には前記高電圧発生回路119の一例
が示される。この高電圧発生回路119は、特に制限さ
れないが、チャージポンプ回路130、及び電圧リミッ
タ131によって構成される。チャージポンプ回路13
0は、ドレインをゲートに接続したダイオード接続形式
のMOSトランジスタQc0〜Qcnを直列接続して備
え、夫々のMOSトランジスタの結合ノードには順次容
量素子C1〜Cnの一方の蓄積電極が接続され、容量素子
C1,C3,…,Cn-1の他方の蓄積電極にはクロック信
号φが供給され、容量素子C2,C4,…,Cnの他方の
蓄積電極にはクロック信号φ*が供給される。直列接続
された基端側のMOSトランジスタQc0のドレインに
は5Vのような電源電圧Vddが供給される。クロック
信号φ,φ*が逆位相で変化されると、その変化に同期
して容量素子が順次充電されながら終端側のダイオード
接続形式MOSトランジスタQcnから昇圧電圧Vpp
を得ることができる。電圧リミッタ131は、特に図示
はしないが、例えば、昇圧電圧Vppの上限を制限する
ための回路であり、例えば電源端子とMOSトランジス
タQcnのソースとの間にダイオード接続形式のMOS
トランジスタを所定個数直列配置して構成することがで
きる。
【0021】前記チャージポンプ回路130は、逆位相
のクロック信号φ,φ*を用いて順次容量素子に充電さ
れる電荷をダイオード接続形式MOSトランジスタを介
して後段に向けて順次転送することにより、電源電位V
ddよりもレベルの高い昇圧電圧Vppを発生させる
が、このとき得られる昇圧電圧Vppは概略的には、 によって表すことができる。但し、上式においてnは昇
圧段数、Vbsはソース・基板間の電位である。
【0022】上式のしきい値電圧Vth(Vbs)は、 Vth(Vbs)=Vth(0)+K{(Vbs+2φf)1/2−(2φf)1/2} によって表すことができる。この式において、 K=(2εsεoqNa)1/2/Coxは基板効果定数、φf
はフェルミポテンシャル、εsはSiの比誘電率、εoは
真空中の誘電率、Naは基板不純物濃度、qは電子の電
荷量、Coxはゲート酸化膜容量である。これらの式によ
り、基板不純物濃度が高い程基板効果定数Kの値が大き
くなって、MOSトランジスタのしきい値電圧Vthが
大きくなる。また、ゲート酸化膜が厚い程前記基板効果
定数Kの値が大きくなって、MOSトランジスタのしき
い値電圧Vthが大きくなる。
【0023】本実施例のチャージポンプ回路130で
は、初段からk段までのMOSトランジスタQC0〜QCk
をゲート酸化膜の薄いゲートで構成し、k+1段からn
段までのMOSトランジスタQK+1〜Qnを厚いゲート酸
化膜のゲートで構成する。これにより、昇圧電圧Vpp
は、 で表される。初段からk段までのダイオード接続形式M
OSトランジスタはゲート酸化膜が薄いので、基板効果
定数Kの値が小さくVth落ちが小さくなる。従って、
MOSトランジスタのスケーリングに伴って半導体基板
若しくはウェル領域の不純物濃度が高くなっても内蔵チ
ャージポンプ回路による昇圧効率を向上させることがで
きる。
【0024】特に制限されないが、MOS型容量素子も
初段からk段までの容量素子C1〜Ckをゲート酸化膜の
薄いゲートで構成し、k+1段からn段までの容量素子C
k+1〜Cnを厚いゲート酸化膜のゲートで構成する。チャ
ージポンプ回路130において相対的に高電圧の印加さ
れない前段側のMOS型容量素子C1〜Ckを相対的に薄
いゲート酸化膜で構成することにより、単位面積当りの
容量値が大きくなり、この範囲の容量素子C1〜Ckを小
さくすることができるから、チャージポンプ回路130
のチップ占有面積を低減することができる。
【0025】上記説明に従えば、k段目のダイオード接
続形式MOSトランジスタQCkとMOS型容量素子Ck
との耐圧は、この段位置での昇圧電圧より大きくされて
いる。即ち、何段目までを相対的に薄いゲート酸化膜の
ゲートで構成するかは当該段位置におけるダイオード接
続形式MOSトランジスタとMOS型容量素子との耐圧
が考慮されて決定される。チャージポンプ回路130後
段のダイオード接続形式MOSトランジスタ及びMOS
型容量素子の相対的に厚いゲート酸化膜は、昇圧電圧に
対するトランジスタの耐圧を保証することになる。
【0026】図1にはチャージポンプ回路130に含ま
れるトランジスタのデバイス構造的な断面の一例が示さ
れる。
【0027】EEPROMにおいてメモリセルを構成す
るFLOTOX型トランジスタQfはコントロールゲー
トとフローティングゲートとを有する性質上、通常ポリ
シリコン2層プロセスが採用される。図1の例に従え
ば、12が第1層目ゲートであり、9が当該第1層目ゲ
ート12のゲート酸化膜である。16は第2層目ゲート
であり、14は当該ゲート16のゲート酸化膜である。
p-型ウェル領域2上におけるゲート酸化膜9の厚さT
ox1とゲート酸化膜14の厚さTox2との間にはT
ox1>Tox2の関係がある。このとき、前記初段か
らk段までのダイオード接続形式MOSトランジスタ及
びMOS型容量素子は、相対的に薄いゲート酸化膜14
を持つ第2層目ゲート16で構成し、k+1段以降のダ
イオード接続形式MOSトランジスタ及びMOS型容量
素子は、相対的に厚いゲート酸化膜9を持つ第1層目ゲ
ート12で構成する。その他高耐圧を要するMOSトラ
ンジスタ例えば書き込み回路系のトランジスタなどは相
対的に厚いゲート酸化膜9を持つ第1層目ゲート12で
構成する。
【0028】図1に従って個々のトランジスタの構造を
詳細に説明する。本実施例のEEPROMは、p-型半
導体基板1に構成されている。このp-型半導体基板1
は、例えば単結晶シリコンで構成されている。このp-
型半導体基板1の素子形成面(以下主面という)には、
-型ウェル領域2が設けられている。前記p-型ウェル
領域2の主面の非活性領域には、素子間分離絶縁膜4が
設けられている。この素子間分離絶縁膜4の下には、チ
ャネルストッパ領域を構成するp+型半導体領域3が設
けられている。前記素子間分離絶縁膜4は、例えば酸化
シリコン膜で構成されている。
【0029】前記メモリセルを構成するFLOTOX型
トランジスタQf及び選択MOSトランジスタQsの夫
々は、前記素子間分離絶縁膜4で周囲を規定された領域
内において、p-型ウェル領域2の主面部に設けられて
いる。
【0030】前記FLOTOX型トランジスタQfは、
第1のゲート絶縁膜9、書込み用半導板領域を構成する
+型半導体領域7a、トンネル絶縁膜10、ソース領
域及びドレイン領域を構成するn+型半導体領域7、フ
ローティングゲート電極12、第2のゲート絶縁膜1
4、コントロールゲート電極16の夫々から構成されて
いる。
【0031】このFLOTOX型トランジスタQfにお
いて、前記第1のゲート絶縁膜9は、p-型ウェル領域
2の主面に設けられている。このゲート絶縁膜9は、例
えば酸化シリコン膜で構成されている。このゲート絶縁
膜9の一部は、膜厚が薄く、前記トンネル絶縁膜10と
して使用される。前記フローティングゲート電極12
は、前記第1のゲート絶縁膜9上及びトンネル絶縁膜1
0上に設けられている。このフローティングゲート電極
12は、第1層目の導電膜例えば多結晶シリコン膜(第
1層目ゲート)で構成されている。前記コントロールゲ
ート電極16は、前記フローティングゲート電極12上
に前記第2のゲート絶縁膜14を介在させて設けられて
いる。このコントロールゲート電極16は、前記代表的
に示された制御線CLと一体に構成されている。このコ
ントロールゲート電極16は、第2層目の導電膜例えば
多結晶シリコン膜(第2層目ゲート)で構成されてい
る。また、このコントロールゲート電極16は、前記多
結晶シリコン膜よりも抵抗値の低い金属膜例えば高融点
金属膜、シリサイド金属膜、またはこれらの積層膜、或
いは多結晶シリコン膜とこれらの金属膜との積層膜で構
成しても良い。前記第2のゲート絶縁膜14は、前記フ
ローティングゲート電極を熱酸化することにより形成し
た酸化シリコン膜で構成されている。前記書込み用半導
体領域7aは、前記トンネル絶縁膜10の下において、
前記p-型ウェル領域2の主面部に設けられている。前
記ソース領域及びドレイン領域を構成するn+型半導体
領域7は、前記フローティングゲート電極12の側部に
おいて、前記p-型ウェル領域2の主面部に設けられて
いる。このn+型半導体領域7の一方は前記書込み用半
導体領域7aと一体に構成されている。このn+型半導
体領域7の他方には、層間絶縁膜20の接続孔21を通
して配線22(ソース線SL)が接続されている。前記
層間絶縁膜20は、例えば堆積した酸化シリコン膜で構
成されている。前記配線22は、例えばアルミニウム膜
で構成されている。また、この配線22を、例えばシリ
コンまたは銅を添加したアルミニウム合金膜、シリコン
及び銅を添加したアルミニウム合金膜で構成しても良
い。この配線22の上層には、表面保護膜25が設けら
れている。この表面保護膜25は、例えば堆積した窒化
シリコン膜で構成されている。
【0032】前記選択MOSトランジスタQsは、ゲー
ト絶縁膜9、ゲート電極12、ソース領域及びドレイン
領域を構成するn+型半導体領域7の夫々から構成され
ている。
【0033】選択MOSトランジスタQsにおいて、前
記ゲート絶縁膜9は、前記p-型ウェル領域2の主面に
設けられている。このゲート絶縁膜9は、例えば酸化シ
リコン膜で構成されている。また、このゲート絶縁膜9
は、前記第1のゲート絶縁膜9と同一工程で形成されて
いる。ゲート電極12は、前記ワード線WLと一体に構
成されている。前記ソース領域及びドレイン領域を構成
するn+型半導体領域7は、前記p-型ウェル領域2の主
面部において、前記ゲート電極12の側部に設けられて
いる。このn+型半導体領域7の一方は、前記FLOT
OX型トランジスタQfのn+型半導体領域7aと一体
に構成されている。このn+型半導体領域7の他方に
は、前記層間絶縁膜20の接続孔21を通して、配線2
2(データ線DL)が接続されている。
【0034】前記ダイオード接続形式MOSトランジス
タQCk+1〜QCn等の高耐圧を要するMOSトランジスタ
は、前記素子間分離絶縁膜4で周囲を規定された領域内
において、前記p-型ウェル領域2の主面部に設けら
れ、第1層目ゲート12が適用されている。これらのM
OSトランジスタ(図1においては代表的に1個のMO
SトランジスタQCnを図示してある)QCnは、主に、ゲ
ート絶縁膜9、ゲート電極12、ソース領域及びドレイ
ン領域を構成するn+型半導体領域7の夫々から構成さ
れている。
【0035】MOSトランジスタQCnにおいて、前記ゲ
ート絶縁膜9は、前記p-型ウェル領域2の主面に設け
られている。前記ゲート電極12は、前記ゲート絶縁膜
9上に設けられている。前記ソース領域及びドレイン領
域を構成するn+型半導体領域7は、前記p-型ウェル領
域2の主面部において、前記ゲート電極12の側部に設
けられている。このn+型半導体領域7の拡散深さは、
特に制限されないが、その他のMOSトランジスタのソ
ース領域及びドレイン領域を構成するn+型半導体領域
18の拡散深さよりも大きく、また、このn+型半導体
領域7の拡散深さは、前記FLOTOX型トランジスタ
Qfのn+型半導体領域7,7aの夫々の拡散深さと同
じである。前記ドレイン領域を構成するn+型半導体領
域7には、層間絶縁膜20の接続孔21を通して、配線
22が接続されている。前記ソース領域を構成するn+
型半導体領域7には、層間絶縁膜20の接続孔21を通
して、配線22の一方が接続されている。
【0036】前記ダイオード接続形式MOSトランジス
タQC0〜QCk等の高耐圧を要しないMOSトランジスタ
は、前記素子間分離絶縁膜4で周囲を規定された領域内
において、前記p-型ウェル領域2の主面部に設けら
れ、第2層目ゲート16が適用されている。これらのM
OSトランジスタ(図1においては代表的に1個のMO
SトランジスタQCkを図示してある)QCkは、主に、前
記p-型ウェル領域2の主面に設けられたゲート絶縁膜
14、このゲート絶縁膜14上に設けられたゲート電極
16、前記p-型ウェル領域2の主面部において前記ゲ
ート電極16の側部に設けられたソース領域及びドレイ
ン領域を構成するn+型半導体領域18の夫々から構成
されている。前記n+型半導体領域18には、層間絶縁
膜20の接続孔21を通して配線22が接続されてい
る。尚、pチャンネル型MOSトランジスタは、前記p
-型半導体基板1の主面部に形成した図示しないn-型ウ
ェル領域に形成される。
【0037】次に図1に示される構造の製造プロセスの
一例を図4及び図5を参照しながら説明する。
【0038】先ず、p-型半導体基板1の主面部にp-
ウェル領域2及びp+型半導体領域3を形成し、図4の
(A)に示されるように選択酸化技術によってフィール
ド部分には素子間分離膜4を形成し、且つ活性領域には
相対的に膜厚の厚い前記ゲート絶縁膜若しくはゲート酸
化膜9を形成する。図4の(B)に示されるようにn型
不純物を拡散してFLOTOX型トランジスタQfと高
耐圧MOSトランジスタのドレイン領域とソース領域7
を形成する。そして、図4の(C)に示されるようにゲ
ート絶縁膜9の上には、FLOTOX型トランジスタQ
fのフローティングゲート及びMOSトランジスタQCk
+1〜QCnなどの高耐圧MOSトランジスタのゲートのた
めの第1層目ゲート(第1層目ポリシリコンゲート)1
2を形成する。次いで図4の(D)に示されるように酸
化膜14と第2層目ゲート(第2層目ポリシリコンゲー
ト)16を形する。前記酸化膜14はFLOTOX型ト
ランジスタQfの層間絶縁膜とされ、且つ、5V系で動
作されるような高耐圧を要しないMOSトランジスタQ
C0〜QCkのゲート酸化膜とされる。第2層目ゲート16
はFLOTOX型トランジスタQfのコントロールゲー
ト、MOSトランジスタQC0〜QCkなどのゲートとされ
る。そして、図5の(E)に示されるようにフォトエッ
チングにより素子形成部分の多結晶シリコンと酸化シリ
コンを残してそれらを除去し、その後高熱で酸化してゲ
ートを完全に酸化シリコンで包囲する。これによって素
子のゲート部分は周囲から絶縁される。次に図5の
(F)に示されるようにn型不純物を拡散してMOSト
ランジスタのドレイン領域とソース領域18とを形成す
る。更に図5の(G)のように例えばCVD法によって
絶縁膜を成長させ、配線形成のためのコンタクトホール
をフォトエッチングで形成し、アルミニウム蒸着やフォ
トエッチングを介して配線層を形成する。最後にファイ
ナルパッシベーションが行われる。
【0039】図6には前記EEPROMを搭載したマイ
クロコンピュータの一実施例ブロック図が示される。こ
のマイクロコンピュータ140は中央処理装置(CP
U)141を中心に、その動作プログラムを保有するR
OM142、中央処理装置141の作業領域若しくはデ
ータの一次記憶領域などとして利用されるRAM14
3、タイマー144、ダイレクト・メモリ・アクセス・
コントローラ(DMAC)145、入出力ポート(PO
RT)146、及びEEPROM100を含み、それら
は内部バス147に共通接続される。EEPROM10
0は、演算や制御に必要な定数データを格納したり、所
要の論理がプログラマブルに構成されるプログラマブル
ロジックデバイスなどとして利用される。
【0040】上記実施例によれば以下の作用効果があ
る。
【0041】(1)耐圧上許容される範囲で、チャージ
ポンプ回路130に含まれる初段からk段までのダイオ
ード接続形式MOSトランジスタQC0〜QCKのゲート酸
化膜14はその後段のダイオード接続形式MOSトラン
ジスタに比べて薄くされるので、基板効果によるVth
落ちが小さくなり、MOSトランジスタのスケーリング
に伴って半導体基板若しくはウェル領域の不純物濃度が
高くなっても内蔵チャージポンプ回路130による昇圧
効率を向上させることができる。
【0042】(2)耐圧上許容される範囲で、チャージ
ポンプ回路130に含まれるMOS型容量素子も初段か
らk段までの容量素子C1〜Ckのゲート酸化膜もその後
段の容量素子よりも薄く構成されているので、それらM
OS型容量素子C1〜Ckの単位面積当りの容量値を大き
くすることができ、これにより、それら容量素子C1〜
Ckを小さくすることができるから、チャージポンプ回
路130のチップ占有面積を低減することができる。
【0043】(3)チャージポンプ回路130後段のダ
イオード接続形式MOSトランジスタ及びMOS型容量
素子の相対的に厚いゲート酸化膜は、昇圧電圧に対する
トランジスタの耐圧を保証する。
【0044】(4)チャージポンプ回路を構成するダイ
オード接続形式MOSトランジスタ及びMOS型容量素
子のゲート酸化膜の膜厚制御を、ゲート酸化膜の厚さが
相違される第1層目ゲート及び第2層目ゲートを含んで
多数のMOS型トランジスタが形成される半導体集積回
路の既存プロセスで行うので、昇圧動作を効率化するた
めにウェル濃度分割等の特別なプロセスの追加を必要と
しない。
【0045】(5)1チップ型マイクロコンピュータ1
40にオンチップされるEEPROM100に対して許
容されるプロセスコストを比較的小さく抑えなければな
らないという制約の下において、相対的に低濃度側のウ
ェル領域にチャージポンプ回路を構成する技術に比べ
て、チップ全体のプロセスコストの上昇を抑えることが
できる。
【0046】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0047】例えば、上記実施例ではチャージポンプ回
路に含まれるダイオード接続形式MOSトランジスタと
MOS容量の夫々に対して前段側のゲート酸化膜の厚さ
を相対的に薄くしたが、昇圧効率向上のためにダイオー
ド接続形式MOSトランジスタだけに施したり、チャー
ジポンプ回路の面積低減のためにMOS容量素子だけに
施すこともできる。また、チャージポンプ回路に適用さ
れる容量素子はMOS型容量素子に限定されず、層間絶
縁膜を用いる容量素子などであってもよい。また、EE
PROMに適用される不揮発性記憶素子はFLOTOX
型に限定されずMNOS型であってもよい。また、チャ
ージポンプ回路に含まれる容量素子の蓄積電極に与える
べき位相のづれた信号は2相クロック信号に限定されず
3相以上のクロック信号であってもよい。更に第1層目
ゲート及び第2層目ゲートはポリシリコンゲートに限定
されない。
【0048】上記実施例は本発明をEEPROMに適用
した場合について説明したが、本発明はそれに限定され
ない。コントロールゲートとフローティングゲートを持
つEPROM用のチャンネル注入構造のメモリセルはコ
ントロールゲートとドレインとの間に高電圧を印加して
書き込みが行われるが、この書き込みに昇圧回路を適用
する場合には本発明をEPROMにも適用することがで
きる。また、本発明はダイナミック型RAMや擬似スタ
ティック型RAMの基板バックバイアス電圧発生回路の
チャージポンプ回路などにも適用することができる。本
発明は、少なくとも半導体基板にチャージポンプ回路を
含む条件のものに広く適用することができる。
【0049】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0050】すなわち、耐圧上許容される範囲で、チャ
ージポンプ回路に含まれる基端側ダイオード接続形式M
ISトランジスタのゲート絶縁膜を後段側に比べて薄く
することにより、基板効果によるVth落ちを小さくす
ることができ、MIS型トランジスタのスケーリングに
伴って半導体基板若しくはウェル領域の不純物濃度が高
くなっても内蔵チャージポンプ回路による昇圧効率を向
上させることができるという効果がある。
【0051】耐圧上許容される範囲で、チャージポンプ
回路に含まれる基端側容量素子の誘電体膜を後段側に比
べて薄くすることにより、それら容量素子の単位面積当
りの容量値を大きくすることができ、これにより、それ
ら容量素子を小さくすることができ、チャージポンプ回
路のチップ占有面積を低減することができるという効果
がある。
【0052】ゲート絶縁膜の厚さが相違される第1層目
ゲート及び第2層目ゲートを含んで多数のMIS型トラ
ンジスタが形成される半導体集積回路に適用することに
より、チャージポンプ回路を構成するダイオード接続形
式MISトランジスタのゲート絶縁膜及び容量素子の誘
電体膜の膜厚制御を、既存プロセスで行うことができ、
昇圧動作を効率化するためにウェル濃度分割等の特別な
プロセスの追加を必要としない。したがって、1チップ
型マイクロコンピュータにオンチップされるEEPRO
M又はEPROMなどに許容されるプロセスコストを比
較的小さく抑えなければならないという制約の下におい
て、相対的に低濃度側のウェル領域にチャージポンプ回
路を構成する技術に比べ、チップ全体のプロセスコスト
の上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はチャージポンプ回路に含まれるトランジ
スタのデバイス構造的な一例断面図である。
【図2】図2はチャージポンプ回路を含む高電圧発生回
路の一例回路図である。
【図3】図3は本発明の一実施例に係るEEPROMの
ブロック図である。
【図4】図4は図1に示される構造を得るための製造プ
ロセスの前半を示す説明図である。
【図5】図5は図1に示される構造を得るための製造プ
ロセスの後半を示す説明図である。
【図6】図6は前記EEPROMを搭載したマイクロコ
ンピュータの一例ブロック図である。
【符号の説明】
2 P-型ウェル領域 9 第1層目ゲートの酸化膜 12 第1層目ゲート 14 第2層目ゲートの酸化膜 16 第2層目ゲート Tox1 第1層目ゲートの酸化膜の膜厚 Tox2 第2層目ゲートの酸化膜の膜厚 100 EEPROM MC メモリセル Qf FLOTOX型トランジスタ Qs 選択MOSトランジスタ QC0〜QCk 相対的に薄いゲート酸化膜を持つダイオー
ド接続形式MOSトランジスタ QCk+1〜QCn 相対的に厚いゲート酸化膜を持つダイオ
ード接続形式MOSトランジスタ C1〜Ck 相対的に薄いゲート酸化膜を持つMOS型容
量素子 Ck+1〜Cn 相対的に厚いゲート酸化膜を持つMOS型
容量素子 130 チャージポンプ回路 φ,φ* 2相クロック信号 Vpp 昇圧電圧 Vdd 電源電圧 140 マイクロコンピュータ
フロントページの続き (72)発明者 田中 耕太 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイ スエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 寺沢 正明 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリ ング株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−236899(JP,A) 特開 平2−16774(JP,A) 特開 平3−86065(JP,A) 特開 平4−268294(JP,A) 特開 平2−237153(JP,A) 特開 昭63−141363(JP,A) 特開 昭63−185054(JP,A) 特開 昭60−59970(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/06 H01L 27/115

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート厚さが相違される第1層目ゲー
    絶縁膜と第2層目ゲート絶縁膜とから選ばれたゲート
    絶縁膜を用いた多数のMIS型トランジスタが形成され
    た半導体集積回路であって、 ダイオード接続形式のMIS型トランジスタを複数個直
    列接続した回路と、それらダイオード接続形式のMIS
    型トランジスタに一方の蓄積電極が接続された複数個の
    容量素子とを有し、直列接続された基端側のダイオード
    接続形式MIS型トランジスタに電圧を印加すると共に
    容量素子の他方の蓄積電極に位相のずれた信号を与える
    ことによって容量素子を充電しながら終端側のダイオー
    ド接続形式MIS型トランジスタから昇圧電圧を得るチ
    ャージポンプ回路を含み、 前記直列接続された回路の基端側に位置する単数若しく
    は複数個のダイオード接続形式MIS型トランジスタは
    第1層目ゲート絶縁膜と第2層目ゲート絶縁膜の内の相
    対的に薄いゲート絶縁膜を用いてゲート構成され、前
    記直列接続された回路の終端側に位置する単数若しくは
    複数個のダイオード接続形式MIS型トランジスタは第
    1層目ゲート絶縁膜と第2層目ゲート絶縁膜の内の相対
    的に厚いゲート絶縁膜を用いてゲート構成されて成る
    ものであることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記相対的に薄いゲート絶縁膜を用いて
    ゲート構成されるダイオード接続形式MIS型トラン
    ジスタ側の容量素子は相対的に薄い誘電体膜を持ち、前
    記相対的に厚いゲート絶縁膜を用いてゲート構成され
    るダイオード接続形式MIS型トランジスタ側の容量素
    子は相対的に厚い誘電体膜を持って構成されるものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 ゲート厚さが相違される第1層目ゲー
    絶縁膜と第2層目ゲート絶縁膜とから選ばれたゲート
    絶縁膜を用いた多数のMIS型トランジスタが形成され
    た半導体集積回路であって、 昇圧電圧を利用して電気的に書き込み可能な不揮発性半
    導体記憶素子と、 ダイオード接続形式のMIS型トランジスタを複数個直
    列接続した回路と、それらダイオード接続形式のMIS
    型トランジスタに一方の蓄積電極が接続された複数個の
    容量素子とを有し、直列接続された基端側のダイオード
    接続形式MIS型トランジスタに電圧を印加すると共に
    前記容量素子の他方の蓄積電極に位相のずれた信号を与
    えることによって前記容量素子を充電しながら終端側の
    ダイオード接続形式MIS型トランジスタから昇圧電圧
    を得るチャージポンプ回路を含み、 前記直列接続された回路の基端側に位置する単数若しく
    は複数個のダイオード接続形式MIS型トランジスタに
    結合する容量素子は第1層目ゲート絶縁膜と第2層目ゲ
    ート絶縁膜の内の相対的に薄いゲート絶縁膜を誘電体膜
    とし、前記直列接続回路の終端側に位置する単数若しく
    は複数個のダイオード接続形式MIS型トランジスタに
    結合する容量素子は第1層目ゲート絶縁膜と第2層目ゲ
    ート絶縁膜の内の相対的に厚いゲート絶縁膜を誘電体膜
    として構成されて成るものであることを特徴とする半導
    体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記チャージポンプ回路はEPROM又
    はEEPROM構成用不揮発性記憶素子のための昇圧電
    圧を形成するものであって、該EPROM又はEEPR
    OMをオンチップして1チップマイクロコンピュータ化
    されて成ることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1
    項記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 ゲート絶縁膜厚さが相違される第1層
    目ゲート絶縁膜と第2層目ゲート絶縁膜とから選ばれた
    ゲート絶縁膜を用いた多数のMIS型トランジスタが形
    成された半導体集積回路であって、 昇圧電圧を利用して電気的に書き込み可能な不揮発性半
    導体記憶素子と、 ダイオード接続形式のMIS型トランジスタを複数個直
    列接続した回路と、それらダイオード接続形式のMIS
    型トランジスタに一方の蓄積電極が接続された複数個の
    容量手段とを有し、直列接続された基端側のダイオード
    接続形式MIS型トランジスタに電圧を印加すると共に
    前記容量手段の他方の蓄積電極に位相のずれた信号を与
    えることによって前記容量手段を充電しながら終端側の
    ダイオード接続形式MIS型トランジスタから昇圧電圧
    を得るチャージポンプ回路を含み、 前記直列接続された回路の基端側に位置する単数若しく
    は複数個のダイオード接続形式MIS型トランジスタに
    結合する容量手段は第1層目ゲート絶縁膜と第2層目ゲ
    ート絶縁膜の内の一方のゲート絶縁膜から成る相対的に
    薄い誘電体膜を有し、前記直列接続回路の終端側に位置
    する単数若しくは複数個のダイオード接続形式MIS型
    トランジスタに結合する容量手段は第1層目ゲート絶縁
    膜と第2層目ゲート絶縁膜の内の一方のゲート絶縁膜か
    ら成る相対的に厚い誘電体膜を有して成るものであるこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
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