JP3371877B2 - 光ファイバ伝送路測定システム - Google Patents

光ファイバ伝送路測定システム

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JP3371877B2 JP2000025850A JP2000025850A JP3371877B2 JP 3371877 B2 JP3371877 B2 JP 3371877B2 JP 2000025850 A JP2000025850 A JP 2000025850A JP 2000025850 A JP2000025850 A JP 2000025850A JP 3371877 B2 JP3371877 B2 JP 3371877B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバ伝送路測
定システムに係わり、詳細には光ファイバ伝送路上を伝
送される信号の伝送遅延時間およびその伝送距離を測定
する光ファイバ伝送路測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の音声や画像といった各種形態の大
容量のマルチメディア情報通信や長距離の有線通信に
は、広帯域で低損失の光ファイバ伝送路を使用した光通
信システムが実用化されている。このような光通信シス
テムでは、例えば受動光ネットワーク(Passive Optica
l Network:以下、PONと略す。)システムのように
双方向通信を行う場合、上り方向と下り方向における同
一波長成分の光信号が衝突しないように、各加入者間の
遅延時間を考慮して上り方向の送信タイミングを決定す
ることが行われる。また、長距離通信システムを含むこ
れらの光通信システムにおいては、定期的に伝送路の伝
送特性の測定が行われる。このため、一般的な光通信シ
ステムでは、伝送路上を伝送される信号の伝送遅延時間
およびその伝送距離の測定が行われ、伝送品質の維持が
図られる。このような測定を行う光ファイバ伝送路測定
システムに関する技術が種々提案されている。
【0003】図5は、従来の光ファイバ伝送路測定シス
テムの構成の概要を表わしたものである。この光ファイ
バ伝送路測定システムでは、所定の測定信号を送信する
送信側通信装置10が、測定対象の光ファイバ伝送路1
1を介して受信側通信装置12と接続されている。送信
側通信装置10および受信側通信装置12は、それぞれ
基準時計13、14を備えている。送信側通信装置10
は、基準時計13を監視して所定の送信時刻を検出する
送信時刻検出部15の指示により、所定の信号パターン
の測定信号を送信信号に挿入して光ファイバ伝送路11
を介して、受信側通信装置12に対して送信する。受信
側通信装置12は、光ファイバ伝送路11を介してこの
測定信号の受信を検出すると、受信時刻計測部16によ
り基準時計14を参照してその受信時刻を計測する。そ
して、この送信時刻と受信時刻から光ファイバ伝送路1
1の伝送遅延時間を算出する。
【0004】例えば、送信時刻検出部15に設定されて
いる送信時刻を時刻TA1、受信時刻計測部16によっ
て測定された受信時刻を時刻TB1としたとき、光ファ
イバ伝送路11の伝送遅延時間Tabは、次の(1)式
のようになる。
【0005】Tab=TB1−TA1 …(1)
【0006】このように光ファイバ伝送路11の伝送遅
延時間が算出できると、これに伝送路の光ファイバの屈
折率と光速度とから容易に伝送距離を算出することがで
きる。ただし、伝送遅延時間のみを算出する場合には、
(1)式で示されるように送受信時刻のみが測定できれ
ば良いことから、光ファイバ伝送路11は伝送媒体が光
ファイバだけでなく、他の有線通信に用いられるメタリ
ックケーブルにも適用することができる。
【0007】図6は、従来の他の光ファイバ伝送路測定
システムの構成の概要を表わしたものである。この光フ
ァイバ伝送路測定システムでは、所定の測定信号を送信
する送信側通信装置20が、測定対象の光ファイバ伝送
路21を介して受信側通信装置22との間で双方向の通
信を行うことができるようになっている。送信側通信装
置20は、基準時計23を備え、この基準時計23を監
視して所定の送信時刻を検出する送信時刻検出部24の
指示により、所定の信号パターンの測定信号を送信信号
に挿入して光ファイバ伝送路21を介し、受信側通信装
置22に対して送信する。受信側通信装置22は、光フ
ァイバ伝送路21を介してこの測定信号の受信を検出す
ると、これを光ファイバ伝送路21を介し送信側送信装
置20に対して送り返す。送信側通信装置20は、光フ
ァイバ伝送路21を介し受信側通信装置22によって送
り返された測定信号を受信すると、受信時刻計測部25
により基準時計23を参照してその受信時刻を計測す
る。そして、この送信時刻と受信時刻から光ファイバ伝
送路21の伝送遅延時間を算出する。
【0008】例えば、送信時刻検出部24に設定されて
いる送信時刻を時刻TA1、受信時刻計測部25によっ
て測定された受信時刻を時刻TA2としたとき、光ファ
イバ伝送路21における送信側通信装置20から受信側
通信装置22までの伝送遅延時間Tabと受信側通信装
置22から送信側通信装置20までの伝送遅延時間Tb
aは、次の(2)式のようになる。
【0009】 Tab≒Tba=(TA2−TA1)/2 …(2)
【0010】このように光ファイバ伝送路21の伝送遅
延時間が算出できると、図5で示した光ファイバ伝送路
測定システムと同様に容易に伝送距離を算出することが
できる。ここで、送信側から受信側の方向を上り回線と
した場合、上り回線と下り回線が同距離でそれぞれ独立
していれば、光ファイバ伝送路は他の有線通信に用いら
れるメタリックケーブルであってもよいが、図6に示す
ように上り回線と下り回線とが同一伝送路とした場合
は、上りと下りの信号が干渉するため、波長を変える等
して一般的に光ファイバを使用することになる。
【0011】図7は、従来の更に他の例えば特開平11
−101717号公報「光ファイバ伝送路測定方法」に
開示された技術を適用した光ファイバ伝送路測定システ
ムの構成の概要を表わしたものである。この光ファイバ
伝送路測定システムでは、所定の測定信号を送信する送
信側通信装置30が、測定対象の光ファイバ伝送路31
を介して受信側通信装置32と接続されている。
【0012】送信側通信装置30は、測定信号を生成す
る信号出力部33と、信号出力部33によって生成され
て出力された測定信号を2分岐してそれぞれλ1波長お
よびλ2波長の光信号に変換するλ1波長、λ2波長電
気−光(Electrical Optical:以下、E/Oと略す。)
変換器34、35と、λ1波長E/O変換器34および
λ2波長E/O変換器35によってE/O変換された測
定信号を合波して光ファイバ伝送路31に送出する光結
合器36とを備えている。
【0013】光ファイバ伝送路31は、λ1波長、λ2
波長における屈折率n1、n2が既知の光ファイバによ
り構成される。
【0014】受信側通信装置32は、光ファイバ伝送路
31を介して送信側通信装置30によって送信された測
定信号を受信してλ1波長、λ2波長成分の光信号に分
波する光分波器37と、光分波器37によって分波され
た各波長成分の光信号を光−電気(Optical Electrica
l:以下、O/Eと略す。)変換するλ1波長、λ2波
長O/E変換器38、39と、受信側通信装置32にお
いて基準時刻を計時する受信側基準時計40と、この受
信側基準時計40を参照してλ1波長、λ2波長O/E
変換器38、39によってそれぞれO/E変換された測
定信号を受信した時刻を計測するλ1波長、λ2波長受
信時刻計測部41、42と、λ1波長、λ2波長受信時
刻計測部41、42によって計測されたλ1波長、λ2
波長成分の測定信号の受信時刻と光ファイバ伝送路31
を構成する光ファイバの各波長成分における屈折率から
伝送遅延時間および伝送距離を算出する演算部43と、
この演算部43に光ファイバ伝送路31を構成する光フ
ァイバのλ1波長、λ2波長成分における屈折率を入力
するための屈折率データ入力部44と、演算部43によ
って算出された伝送遅延時間および伝送距離が出力され
る遅延時間出力部45および伝送距離出力部46とを備
えている。
【0015】このような構成の光ファイバ伝送路測定シ
ステムでは、送信側通信装置30から所定の測定信号が
互いに異なるλ1波長とλ2波長の光信号に変換され各
成分が多重されて同時に測定対象の光ファイバ伝送路3
1に対して送出される。光ファイバ伝送路31では、λ
1波長、λ2波長成分の測定信号の速度v1、v2は、
屈折率n1、n2により決定される。各波長成分の速度
v1、v2は、真空の光速度をcとすると、次の
(3)、(4)式で示される。
【0016】v1=c/n1 …(3) v2=c/n2 …(4)
【0017】したがって、受信側通信装置32では、同
時に送信されたλ1波長、λ2波長成分が多重された測
定信号は、波長成分ごとに受信時刻が異なる。ここで、
受信側通信装置32におけるλ1波長、λ2波長成分の
受信時刻をそれぞれT1、T2とすると、受信側通信装
置32で計測できる伝送遅延時間差Δtは、次の(5)
式のようになる。
【0018】Δt=T2−T1 …(5)
【0019】これにより、λ1波長、λ2波長成分の測
定信号の伝送遅延時間t1、t2は、送信側通信装置3
0からの測定信号の送信時刻をT0とすると、次の
(6)、(7)式として示すことができ、(5)式から
(8)式の関係を得る。
【0020】 t1=T1−T0 …(6) t2=T2−T0 …(7) t2−t1=T2−T1=Δt …(8)
【0021】また、伝送距離Sは、上述したv1、v
2、t1、t2より次の(9)式のように示すことがで
きる。
【0022】 S=v1×t1=v2×t2 …(9)
【0023】(3)、(4)、(8)、(9)式より、
λ1波長、λ2波長成分の測定信号の伝送遅延時間t
1、t2および伝送距離Sは、受信側通信装置32で計
測できるΔtより、次のように算出することができる。
【0024】 t1=(n1/(n2−n1))×Δt …(10) t2=(n2/(n2−n1))×Δt …(11) S=(c/(n2−n1))×Δt …(12)
【0025】このように受信側通信装置32における基
準時計を参照した受信時刻の差であるΔtのみで、送信
側通信装置との間の伝送遅延時間および伝送距離を算出
することができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図5に示
した従来の光ファイバ伝送路測定システムは、送信側通
信装置10と受信側通信装置12とは互いに遠隔地点に
ある場合には、基準時計13、14は別個に設けられる
ため、送信時刻および受信時刻の基準時刻の同一性を保
証することができず、必ずしも正確な伝送遅延時間を測
定することができない。この場合、例えば、テレビジョ
ン放送や電話の時報、標準電波やGPS(Global Posit
ioning System)により送信側および受信側の基準時刻
の同一性を保証することも考えられるが、標準電波やG
PSといった無線通信による空間伝播を伴うものは、天
気、気温、気圧等大気の状況により影響を受けやすく、
場合によっては基準時刻を一致させることができない場
合もある。その他テレビジョン放送や電話の時報を含め
て、送信側および受信側すべてにこれら基準時刻を一致
させるための付加装置が必要となって、装置の大型化お
よびコスト高を招くという問題がある。例えば、PON
システムでは、局装置と各加入者装置との間の距離はす
べて異なるため、全装置に付加装置が必要となってしま
う。
【0027】これに対して図6に示した従来の他の光フ
ァイバ伝送路測定システムでは、伝送遅延時間の測定基
準となる基準時計を送信側通信装置にのみ設ければよい
ので、上述した付加装置が不要となる点で有利である。
しかし、(2)式で示したように、実際には受信側通信
装置22における測定信号の折り返し時間が含まれるた
め、行きと帰りの遅延時間の差の半分が伝送遅延時間の
測定結果に誤差を与える。すなわち、受信側通信装置2
2で測定信号を受信した時刻をTB1、受信側通信装置
22で送信側通信装置20に対して送り返される時刻を
TB2とすると、伝送遅延時間Tab、Tbaは、次の
(13)式のように示すことができる。
【0028】 Tab≒Tba=((TA2−TA1)−(TB2−TB1))/2 …(13)
【0029】ここで、(TB2−TB1)が既知であれ
ば正確な伝送遅延時間を測定することができるが、その
場合受信側通信装置が限定されるという問題がある。ま
た、その他に伝送遅延時間測定のための上りと下りの双
方向通信が可能な付加装置が必要となるばかりか、双方
向で行われる伝送遅延時間を測定し、その誤差を補正す
る処理が必要となって、それだけ処理時間を要するとい
う問題がある。
【0030】さらに、図7に示した従来の更に他の光フ
ァイバ伝送路測定システムでは、このような誤差補正の
問題もなく、受信側のみで正確な伝送遅延時間を測定す
ることができる。しかしながら、送信側通信装置に複数
のE/O変換器と、光波長結合器とを必要とし、受信側
通信装置に光波長分波器と複数のO/E変換器とを必要
とするため、部品点数が多くなって、回路規模が大きく
なるという問題がある。
【0031】そこで本発明の目的は、光ファイバ伝送路
の伝送遅延時間および伝送距離の測定を受信側でのみ行
うとともに、送信側および受信側の構成を簡素化する光
ファイバ伝送路測定システムを提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)一定時間間隔で互いに異なる互いに異なる波
長成分の光信号を交互に送出する送信側通信装置と、
(ロ)この送信側通信装置によって送出された光信号が
伝送される光ファイバ伝送路と、(ハ)この光ファイバ
伝送路を介して互いに異なる波長成分の光信号を受信し
これら光信号の受信間隔と波長成分の光信号それぞれに
対する光ファイバ伝送路の屈折率とに基づいて光ファイ
バ伝送路における光信号の伝送遅延時間および伝送距離
を算出する受信側通信装置とを光ファイバ伝送路測定シ
ステムに具備させる。
【0033】すなわち請求項1記載の発明では、測定対
象の光ファイバ伝送路に対して、送信側通信装置から一
定時間間隔で互いに異なる波長成分の光信号を交互に送
出させ、受信側通信装置で各波長成分の光信号の受信間
隔と光ファイバ伝送路における波長成分ごとの屈折率と
から光ファイバ伝送路における各波長成分の光信号の伝
送遅延時間および伝送距離を測定するようにした。
【0034】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
光ファイバ測定システムで、受信側通信装置は、互いに
異なる波長成分の光信号を受信する受信手段と、この受
信手段によって受信された互いに異なる波長成分の光信
号の受信間隔を測定する受信間隔測定手段と、この受信
間隔測定手段によって測定された受信間隔から互いに異
なる波長成分の光ファイバ伝送路における伝送遅延時間
の差分を算出し、互いに異なる波長成分の伝送遅延時間
の時間差から波長成分ごとの伝送遅延時間および伝送距
離を算出する算出手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0035】すなわち請求項2記載の発明では、受信側
通信装置において、受信手段で各波長成分の光信号を受
信させ、受信間隔測定手段で各波長成分の光信号の受信
間隔を測定させ、算出手段でこの測定結果から互いに異
なる波長成分の光ファイバ伝送路における伝送遅延時間
の差分を算出してから、互いに異なる波長成分の伝送遅
延時間の時間差から波長成分ごとの伝送遅延時間および
伝送距離を算出させるようにした。
【0036】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
光ファイバ伝送路測定システムで、受信手段は、少なく
とも互いに異なる波長成分の光信号を受信する広帯域受
光素子であることを特徴としている。
【0037】すなわち請求項3記載の発明では、受信側
通信装置において、少なくとも互いに異なる波長成分の
光信号を受信する広帯域受光素子を用いるようにしたの
で、従来必要とされていた波長成分ごとの受光素子、光
波長分波器等の構成部品点数を減らすことができ、受信
側通信装置の構成を簡素化することができる。
【0038】請求項4記載の発明では、請求項1〜請求
項3記載の光ファイバ伝送路測定システムで、送信側通
信装置は、所定の周波数のクロックを供給するクロック
供給手段と、このクロック供給手段によって供給される
クロックに基づいて一定時間ごとに切替信号を生成する
切替信号生成手段と、この切替信号生成手段によって生
成された切替信号にしたがって互いに異なる波長成分の
光信号を交互に送出する可変波長発光手段とを備えるこ
とを特徴としている。
【0039】すなわち請求項4記載の発明では、送信側
通信装置で、クロック供給手段によって供給される所定
の周波数のクロックに基づいて一定時間間隔を測定し、
この間隔ごとに切替信号生成手段で切替信号を生成させ
る。そして、可変波長発光手段によりこの切替信号に従
って互いに異なる波長成分の光信号を交互に光ファイバ
伝送路に対し送出させるようにした。これにより、従来
必要とされていた波長成分ごとの発光素子および光結合
器等の構成部品点数を減らすことができ、送信側通信装
置の構成を簡素化することができる。
【0040】請求項5記載の発明では、請求項1〜請求
項4記載の光ファイバ伝送路測定システムで、送信側通
信装置は、主信号データの所定位置に光信号を挿入して
送信するものであることを特徴としている。
【0041】すなわち請求項5記載の発明では、送信側
通信装置は、主信号データの所定位置に光信号を挿入し
て送信するようにしたので、光ファイバ伝送路測定用の
特別の送信手段を設けることなく、システムを低コスト
で構築することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
【0043】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0044】図1は、本発明の一実施例における光ファ
イバ伝送路測定システムの構成の概要を表わしたもので
ある。本実施例における光ファイバ伝送路測定システム
では、所定の測定信号を送信する送信側通信装置50
が、測定対象の光ファイバ伝送路51を介し、測定信号
を受信して光ファイバ伝送路51における伝送遅延時間
および伝送距離を測定する受信側通信装置52と接続さ
れている。
【0045】送信側通信装置50は、所定の周波数のク
ロックを供給するクロック供給装置53と、このクロッ
ク供給装置53によって供給されるクロックから時間間
隔t0を計時しこの時間t0ごとにあらかじめ決められ
た信号パターンの測定信号を出力する測定信号出力部5
4と、この測定信号出力部54によって出力された測定
信号が主信号データの所定位置に挿入された送信信号を
出力する主信号データ送信部55と、測定信号出力部5
4によって計時された時間間隔t0ごとに切替信号を生
成する切替制御部56と、この切替制御部56によって
生成された切替信号に基づいて主信号データ送信部55
によって出力された測定信号が挿入された送信信号を互
いに異なるλ1波長、λ2波長の光信号にE/O変換し
て光ファイバ伝送路51に交互に送出する外部制御型可
変波長発光素子57とを備えている。外部制御型可変波
長発光素子57は、切替信号によって印可される電気信
号により発振波長を変化させることができる発光素子で
あって、例えば文献「WDM用半導体光源」(NTT R&D
Vol.46 No.7 1997 p.669〜675 狩野、石井、三条、蓮
見)で開示されているような小型で量産性に優れる波長
可変半導体レーザとしての分布反射(Distributed Brag
g Reflector:DBR)型レーザや多電極分布帰還(Dis
tributed FeedBack:DFB)型レーザ等がある。
【0046】すなわち、このような構成の送信側通信装
置50は、クロック供給装置53によって供給されるク
ロックに基づいて所定の時間間隔t0ごとに、あらかじ
め決められた信号パターンの測定信号を主信号データの
所定位置に挿入して、λ1波長、λ2波長の光信号とし
て交互に光ファイバ伝送路51に対して送出する。主信
号データに挿入することで、測定信号用の特別の送信手
段を省略している。
【0047】光ファイバ伝送路51は、送信側通信装置
50の外部制御型可変波長発光素子57によって交互に
切替制御されるλ1波長、λ2波長における光信号の屈
折率が明確になっている。これにより、光ファイバ伝送
路51を伝送される各波長における光信号の伝送速度が
一意に定まる。
【0048】受信側通信装置52は、送信側通信装置5
0のクロック供給装置53とは別個に設けられ互いに独
立して動作し所定の周波数のクロックを供給するクロッ
ク供給装置58と、少なくとも2波長以上の光信号を受
信可能であって光ファイバ伝送路51を介して送信側通
信装置50によって交互に送信されたλ1波長、λ2波
長の測定信号を受信してO/E変換する広帯域受光素子
59と、クロック供給装置58によって供給されるクロ
ックに基づいて広帯域受光素子59で受信されるλ1波
長の測定信号とλ2波長の測定信号の受信間隔およびλ
2波長の測定信号とλ1波長の測定信号の受信間隔を測
定する受信間隔測定部60と、光ファイバ伝送路51に
λ1波長、λ2波長における屈折率を入力するための屈
折率データ入力部61と、受信間隔測定部60によって
測定された各受信間隔と屈折率データ入力部61を介し
て入力された光ファイバ伝送路51の各屈折率から光フ
ァイバ伝送路51の伝送遅延時間と伝送距離とを算出す
る演算部62と、演算部62によって算出された伝送遅
延時間および伝送距離が出力される遅延時間出力部63
および伝送距離出力部64とを備えている。
【0049】すなわち、このような構成の受信側通信装
置52は、光ファイバ伝送路51を介して送信側通信装
置50によって等間隔の時間間隔t0で交互にλ1波
長、λ2波長の光信号として送信された各測定信号を、
広帯域受光素子59で各波長成分ごとに受信し、それぞ
れの受信間隔を測定することによって、送信側の基準時
刻と受信側の基準時刻とに同一性にかかわりなく小規模
な回路構成により、光ファイバ伝送路51のλ1波長、
λ2波長における伝送遅延時間t1、t2および伝送距
離Sを測定する。
【0050】以下、このような本実施例における光ファ
イバ伝送路測定システムの動作について説明する。
【0051】図2は、本実施例における光ファイバ伝送
路51における伝送遅延時間および伝送距離の測定原理
を説明するための各変数の関係について模式的に表わし
たものである。すなわち、送信側通信装置50によって
送信されるλ1波長の測定信号について、光ファイバ伝
送路51内の屈折率をn1、伝送速度をv1とする。同
様に、送信側通信装置50によって送信されるλ1波長
とは異なるλ2波長の測定信号について、光ファイバ伝
送路51内の屈折率をn2、伝送速度をv2とする。こ
れらλ1波長、λ2波長の測定信号は、時刻T0に送信
側通信装置50から送信され、光ファイバ伝送路51内
の伝送速度の違いから、それぞれ時刻T1、T2に受信
側通信装置52で受信されるものとする。
【0052】したがって、光ファイバ伝送路51におけ
るλ1波長、λ2波長の光信号の伝送遅延時間t1、t
2は、次の(14)、(15)式で示される。また、受
信側通信装置52において検出されるλ1波長、λ2波
長の測定信号の伝送遅延時間の時間差である伝送遅延時
間差Δtは、次の(16)式で示される。
【0053】t1=T1−T0 …(14) t2=T2−T0 …(15)
【0054】図3は、本実施例における光ファイバ伝送
路測定システムにおける測定原理を説明するための測定
信号の送信シーケンスの概要を表わしたものである。す
なわち、送信側通信装置50で、クロック供給装置53
によって供給されるクロックに基づいて計時した時間間
隔t0ごとに、交互にλ1波長、λ2波長の測定信号
を、伝送距離Sの光ファイバ伝送路51を介し受信側通
信装置52に対して送信する。光ファイバ伝送路51で
は波長ごとに伝送速度が異なるため、受信側通信装置5
2にはλ1波長、λ2波長の測定信号がそれぞれ伝送遅
延時間t1、t2経過後に受信されることになる。本実
施例における光ファイバ伝送路測定システムは、受信側
通信装置52におけるλ1波長の測定信号を受信してか
らλ2波長の測定信号を受信するまでの時間t3と、λ
2波長の測定信号を受信してからλ1波長の測定信号を
受信するまでの時間t4とを検出することによって、伝
送遅延時間t1、t2および伝送距離Sを測定すること
ができるようになっている。
【0055】このような測定を可能とする受信側通信装
置52の演算部62は、図示しない中央処理装置(Cent
ral Processing Unit:CPU)を有し、読み出し専用
メモリ(Read Only Memory:ROM)等の所定の記憶装
置に格納されたプログラムにしたがって、上述した測定
処理を実行することができるようになっている。
【0056】図4は、このような本実施例における受信
側通信装置52の演算部62の処理内容の概要を表わし
たものである。演算部62では、あらかじめ屈折率デー
タ入力部61より、光ファイバ伝送路51におけるλ1
波長、λ2波長の屈折率n1、n2が入力されているも
のとする。このような演算部62は、まず受信間隔測定
部60によって広帯域受光素子59で受信されたλ1波
長、λ2波長の測定信号の受信間隔から、時間t3、t
4を得る(ステップS70)。そして、この時間t3、
t4から、λ1波長、λ2波長の測定信号の伝送遅延時
間の時間差である伝送遅延時間差Δtを算出する(ステ
ップS71)。
【0057】以下、この処理の詳細について説明する。
前提条件として、時間間隔t0ごとに交互に送信される
互いに異なるλ1波長、λ2波長の測定信号について、
光ファイバ伝送路51において一方が他方を追い越さな
いものとする。すなわち、次の(17)、(18)式を
前提条件とする。これは、送信時間間隔t0を十分長く
することによって、容易に実現することができる。
【0058】2×t0>t3 …(17) 2×t0>t4 …(18)
【0059】ここで、λ2波長の伝送遅延時間t2がλ
1波長の伝送遅延時間t1以上であるとすると、Δtは
次の(19)式のように示すことができる。また、図3
で示すように受信側通信装置52における、t0とt
3、t4の関係は、(20)式のように示される。ま
た、図3において、送信側通信装置50におけるλ1波
長の測定信号の送信時刻を基準とすると、その送信時刻
から時間t0経過後に送信されたλ2波長の測定信号の
受信時刻は、t0〜t3を用いて(21)式のような関
係を有するものとして示すことができる。
【0060】 Δt=|t2−t1|=t2−t1 …(19) t3+t4=2×t0 …(20) t0+t2=t1+t3 …(21)
【0061】(21)式から(19)式におけるt1、
t2を消去すると、(22)式のようになる。そして、
(20)式に(22)式を代入すると、Δtは(23)
式のようにt3、t4のみによって表わすことができ
る。
【0062】 t0=t3−Δt …(22) Δt=(t3−t4)/2 …(23)
【0063】このようにステップS71では、ステップ
S70において受信間隔測定部60より広帯域受光素子
59で受信されたλ1波長、λ2波長の測定信号の受信
間隔として得た時間t3、t4から、λ1波長、λ2波
長の測定信号の伝送遅延時間の時間差である伝送遅延時
間差Δtを算出することができる。
【0064】演算部62が、ステップS71でΔtを算
出すると、次に光ファイバ伝送路51におけるλ1波
長、λ2波長の測定信号の伝送遅延時間t1、t2を算
出し(ステップS72)、続いて伝送距離Sを算出する
(ステップS73)。このため、光ファイバ伝送路51
における以下の関係式を用いる。
【0065】 S=v1×t1=v2×t2 …(24) n1:n2=v2:v1より、n2/n1=v1/v2 …(25) v1=c1/n1 …(26) v2=c2/n2 …(27)
【0066】(24)式に(25)式を代入すると、次
の(28)式のようにt2をt1で示すことができる。
したがって、(19)式より、Δtをt1のみで表わす
と(29)式のようになる。
【0067】 t2=v1/v2×t1=(n2/n1)×t1 …(28) Δt=((n2−n1)/n1)×t1 …(29)
【0068】したがって、λ1波長の伝送遅延時間t1
は、ステップS71で算出したΔtで表わすことがで
き、次の(30)式のようになる。同様にして、λ2波
長の伝送遅延時間t2もΔtで表わすことができる
((31)式)。
【0069】 t1=(n1/(n2−n1))×Δt …(30) t2=(n2/(n2−n1))×Δt …(31)
【0070】(30)式あるいは(31)式を(24)
式に代入すると、光ファイバ伝送路51の伝送距離Sを
(32)式のように算出することができる。
【0071】
【0072】このようにステップS72、ステップS7
3では、ステップS71において算出したλ1波長、λ
2波長の測定信号の伝送遅延時間の時間差である伝送遅
延時間差Δtから、光ファイバ伝送路51におけるλ1
波長、λ2波長の測定信号の伝送遅延時間t1、t2お
よび伝送距離Sを、それぞれ(30)〜(32)式のよ
うに算出することができる。
【0073】ここでは、λ2波長の伝送遅延時間t2が
λ1波長の伝送遅延時間t1以上であるとしたが、λ2
波長の伝送遅延時間t2がλ1波長の伝送遅延時間t1
より小さいときは、同様にして次の(33)〜(36)
式のように示すことができる。
【0074】 Δt=(t4−t3)/2 …(33) t1=(n1/(n1−n2))×Δt …(34) t2=(n2/(n1−n2))×Δt …(35) S=(c/(n1−n2))×Δt …(36)
【0075】このように本実施例における光ファイバ伝
送路測定システムでは、送信側通信装置50でクロック
供給装置53によって供給されたクロックに基づいて計
時した送信時間間隔t0ごとに、外部制御型可変波長発
光素子57によりλ1波長、λ2波長の所定の測定信号
を交互に、測定対象の光ファイバ伝送路51に送出する
ようにした。そして、受信側通信装置52において、広
帯域受光素子59により各波長の測定信号を受信し、受
信間隔測定部60で送信側とは独立したクロック供給装
置58によって供給されたクロックに基づいて各波長の
測定信号の受信間隔を測定して、あらかじめ認識してい
る光ファイバ伝送路51の波長ごとの屈折率を用いて各
波長の伝送遅延時間t1、t2および伝送距離Sを測定
するようにした。これは、交互に送信される互いに異な
るλ1波長、λ2波長の測定信号について、光ファイバ
伝送路51において一方が他方を追い越さないことを前
提としており、一般的に光ファイバ伝送路51の距離が
100キロメートルという長距離の場合には、送信時間
間隔t0は250マイクロ秒以上あれば、この前提条件
を容易に満たすことができる。これにより、受信側で送
信側の送信時間間隔t0を認識することができなくて
も、受信側のみで測定対象の光ファイバ伝送路における
伝送遅延時間および伝送距離を測定することができる。
しかも、従来のように送信側における波長成分ごとの発
光素子および光結合器、受信側における波長成分ごとの
受光素子、光波長分波器等の構成部品点数を減らすこと
ができるので、送信側および受信側において構成を簡素
化することができる。また、図7に示した従来の光ファ
イバ伝送路測定システムと比較すると、交互に1波長成
分のみを送出するため、光ファイバ伝送路のもつ帯域を
有効活用することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
信側で送信側の送信時間間隔を認識することができなく
ても、受信側のみで測定対象の光ファイバ伝送路におけ
る伝送遅延時間および伝送距離を測定することができ
る。また、交互に1波長成分のみを送出するため、光フ
ァイバ伝送路のもつ帯域を有効活用することができる。
【0077】更に請求項3記載の発明によれば、受信側
通信装置において、少なくとも互いに異なる波長成分の
光信号を受信する広帯域受光素子を用いるようにしたの
で、従来必要とされていた波長成分ごとの受光素子、光
波長分波器等の構成部品点数を減らすことができ、受信
側通信装置の構成を簡素化することができる。
【0078】更にまた請求項4記載の発明によれば、送
信側通信装置で、クロック供給手段によって供給される
所定の周波数のクロックに基づいて一定時間間隔を測定
し、この間隔ごとに切替信号生成手段で切替信号を生成
させ、可変波長発光手段によりこの切替信号に従って互
いに異なる波長成分の光信号を交互に光ファイバ伝送路
に対し送出させるようにしたので、従来必要とされてい
た波長成分ごとの発光素子および光結合器等の構成部品
点数を減らすことができ、送信側通信装置の構成を簡素
化することができる。
【0079】更に請求項5記載の発明によれば、送信側
通信装置は、主信号データの所定位置に光信号を挿入し
て送信するようにしたので、光ファイバ伝送路測定用の
特別の送信手段を設けることなく、システムを低コスト
で構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光ファイバ伝送路測
定システムの構成の概要を示す構成図である。
【図2】本実施例における光ファイバ伝送路における伝
送遅延時間および伝送距離の測定原理を説明するための
各変数の関係について模式的に示す説明図である。
【図3】本実施例における光ファイバ伝送路測定システ
ムにおける測定信号の送信シーケンスの概要を示すシー
ケンス図である。
【図4】本実施例における受信側通信装置52の演算部
62の処理内容の概要を示す流れ図である。
【図5】従来の光ファイバ伝送路測定システムの構成の
概要を示す構成図である。
【図6】従来の他の光ファイバ伝送路測定システムの構
成の概要を示す構成図である。
【図7】従来の更に他の光ファイバ伝送路測定システム
の構成の概要を示す構成図である。
【符号の説明】
50 送信側通信装置 51 光ファイバ伝送路 52 受信側通信装置 53、58 クロック供給装置 54 測定信号出力部 55 主信号データ送信部 56 切替制御部 57 外部制御型可変波長発光素子 59 広帯域受光素子 60 受信間隔測定部 61 屈折率データ入力部 62 演算部 63 遅延時間出力部 64 伝送距離出力部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定時間間隔で互いに異なる波長成分の
    光信号を交互に送出する送信側通信装置と、 この送信側通信装置によって送出された前記光信号が伝
    送される光ファイバ伝送路と、 この光ファイバ伝送路を介して前記互いに異なる波長成
    分の光信号を受信しこれら光信号の受信間隔と前記波長
    成分の光信号それぞれに対する前記光ファイバ伝送路の
    屈折率とに基づいて前記光ファイバ伝送路における前記
    光信号の伝送遅延時間および伝送距離を算出する受信側
    通信装置とを具備することを特徴とする光ファイバ伝送
    路測定システム。
  2. 【請求項2】 前記受信側通信装置は、前記互いに異な
    る波長成分の光信号を受信する受信手段と、この受信手
    段によって受信された前記互いに異なる波長成分の光信
    号の受信間隔を測定する受信間隔測定手段と、この受信
    間隔測定手段によって測定された前記受信間隔から前記
    互いに異なる波長成分の前記光ファイバ伝送路における
    伝送遅延時間の差分を算出し、前記互いに異なる波長成
    分の伝送遅延時間の時間差から前記波長成分ごとの伝送
    遅延時間および前記伝送距離を算出する算出手段とを備
    えることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ伝送路
    測定システム。
  3. 【請求項3】 前記受信手段は、少なくとも前記互いに
    異なる波長成分の光信号を受信する広帯域受光素子であ
    ることを特徴とする請求項2記載の光ファイバ伝送路測
    定システム。
  4. 【請求項4】 前記送信側通信装置は、所定の周波数の
    クロックを供給するクロック供給手段と、このクロック
    供給手段によって供給されるクロックに基づいて前記一
    定時間ごとに切替信号を生成する切替信号生成手段と、
    この切替信号生成手段によって生成された切替信号にし
    たがって前記互いに異なる波長成分の光信号を交互に送
    出する可変波長発光手段とを備えることを特徴とする請
    求項1〜請求項3記載の光ファイバ伝送路測定システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記送信側通信装置は、主信号データの
    所定位置に前記光信号を挿入して送信するものであるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4記載の光ファイバ伝
    送路測定システム。
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