JP3370300B2 - 移植靭帯固定用器具 - Google Patents
移植靭帯固定用器具Info
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Description
靱帯再建術に代表される、腱や筋膜などから成る移植靭
帯を骨に錨着する手術において、腱や筋膜などから成る
移植靭帯の固定を容易かつ確実にするための固定用器具
に関する。
ど損傷した場合において、それらと交換して腱や筋膜か
らなる靭帯を移植する手術が広く行われている。その移
植靭帯の固定方法は、移植靭帯が短く移植靭帯端が骨孔
から出ていない場合と移植靭帯が長く移植靭帯端が骨孔
から出ている場合とでは異なる。 (1)移植靭帯が短く移植靭帯端が骨孔から出ていない
場合には、移植靭帯端に縫合した糸を近傍の骨にねじ込
んだ螺子に縫合するか、ボタンの上に縫合して固定され
る。 (2)移植靭帯が長く移植靭帯端が骨孔から出ている場
合には、ステープルまたはスパイク付きワッシャーと螺
子により固定される。
移植靭帯に加える張力の調整が困難であり、また高い張
力下で上記螺子やボタン上に糸の縫合・結紮を行う場
合、糸の断裂や弛みが生じる。また(2)の場合、移植
靭帯と固定装置の厚みが重なり、皮膚への突出が著し
く、しばしば痛みの原因となり、また上述した器具を用
いるため移植靭帯が圧潰により傷み、固定強度にばらつ
きが生じやすかった。
消し、移植靭帯の長短にかかわらず任意の張力を加えつ
つ、より容易にかつ短時間に強固に移植靭帯端を骨に固
定することのできる器具を提供するものである。
は、移植対象部位に形成された骨トンネルの一端より突
出しない長さの移植靭帯を骨に固定するための移植靭帯
固定用器具であって、該固定用器具は、本体部と、該本
体部の一端側に形成され、移植靭帯端に縫着される糸を
結紮するための結紮孔と、前記本体部の他端側に形成さ
れ、張力付与用糸を固定するための貫通孔と、前記本体
部の一方の面より突出する該固定用器具を骨に仮固定す
るためのスパイクと、前記本体部に形成され、該固定用
器具を骨に固定する螺子固定用孔とを有する移植靭帯固
定用器具である。そして、前記スパイクは、前記本体部
の両側端となる位置に2本設けられていることが好まし
い。また、前記2本のスパイクは、前記本体部の他端側
に形成され、お互いに平行であり、かつ前記本体部にほ
ぼ垂直となっていることが好ましい。さらに、前記張力
付与用糸を固定するための貫通孔は、2本のスパイクの
中央もしくはその付近に配置されていることが好まし
い。また、前記螺子固定用孔は、前記結紮孔と前記貫通
孔の間に設けられていることが好ましい。さらに、前記
螺子固定用孔は、螺子のネジ頭部収納部を備えているこ
とが好ましい。
象部位に形成された骨トンネルの一端より突出する長さ
の移植靭帯固定用器具であって、移植靭帯端に縫着した
糸を貫通可能であるとともに、該固定用器具を骨に固定
するための螺子固定用孔を備える螺子固定用孔形成部
と、該螺子固定用孔形成部より骨トンネル側となるよう
に形成された平板部と、該平板部よりほぼ垂直に突出す
る複数の靭帯貫通用スパイクと、該平板部の周縁部に形
成されるとともに、前記靭帯貫通用スパイクとほぼ平行
かつ同一方向に突出する前記固定用器具を骨に仮固定す
るための仮固定用スパイクとを備える移植靭帯固定用器
具である。そして、前記螺子固定用孔形成部と前記平板
部とは、任意の角度曲折しているものであってもよい。
また、前記螺子固定用孔形成部と前記平板部とは、ほぼ
同一平面上にあるものであってもよい。さらに、前記仮
固定用スパイクは、前記平板部の両側端となる位置に2
本設けられていることが好ましい。また、前記仮固定用
スパイクは、前記靭帯貫通用スパイクより長いものとな
っていることが好ましい。さらに、前記螺子固定用孔
は、螺子のネジ頭部収納部を備えていることが好まし
い。
面に示した実施例を用いて説明する。図1は、本発明の
実施例である移植靭帯固定用器具の表面図、図2は、図
1の移植靭帯固定用器具の側面図、図3は図1の移植靭
帯固定用器具のA−A線断面図である。
象部位に形成された骨トンネルの一端より突出しない長
さの移植靭帯を骨に固定するための移植靭帯固定用器具
である。固定用器具1は、本体部2と、本体部2の一端
側に形成され、移植靭帯端に縫着される糸を結紮するた
めの結紮孔5と、本体部2の他端側に形成され、張力付
与用糸を固定するための貫通孔7と、本体部2の一方の
面より突出する固定用器具を骨に仮固定するためのスパ
イク8a、8bと、本体部2に形成され、固定用器具1
を骨に固定する螺子固定用孔6を有している。
り、一端側(使用時に骨トンネル側となる)に結紮孔5
が形成されており、他端側にスパイク8a、8bと張力
付与用糸を固定するための貫通孔7が形成されている。
そして、結紮孔5と貫通孔7間に螺子固定用孔6が形成
されている。移植靭帯固定器具1の大きさとしては、厚
さが1〜3mm、全長が18〜30mm、一端側(結紮
孔形成部)の幅が6〜8mm、長さが6〜8mm、螺子
固定用孔形成部および貫通口形成部端部の幅が8〜15
mm程度となっている。
内を通過する際に皮膚組織、筋組織、骨孔内壁等を傷つ
けなければどのようなものでもよく、例えば、図1、2
に示すように丸みを帯びた形状であることが好ましい。
移植靭帯固定用器具1の縁部の形状としては、上記と同
様の理由から、骨孔内部等を傷つけないよう丸みを帯び
た形状であることが好ましい。
る程度の強度があり生体適合性を有するものであればよ
く、例えば、ステンレス鋼(具体的には、JISG43
04のSUS304、SUS316など)、純チタン
(具体的には、JISH4670)、チタン合金(具体
的には、JISH4657のTi−6Al−4V、AS
TM F−136 Ti−6Al−4V ELI)など
が使用される。
糸を結紮する部分である。故に結紮孔5の形状として
は、結紮孔5に縫合糸を掛け高い張力をかけているとき
に、縫合糸が容易に損傷しないような形状であることが
好ましい。例えば円形、楕円形等が挙げられるが、特に
図1に示すような円形が好ましい。また結紮孔5の縁部
も、容易に縫合糸を損傷しないような形状であることが
好ましく、図3に示すように丸みを帯びていることが好
ましい。結紮孔5の大きさとしては、結紮孔5の形状が
円形の場合、直径2〜4mm程度、より好ましくは3m
mであることが好ましい。
となる位置に2本が平行に、かつ、本体部2に対してほ
ぼ垂直となるように設けられている。このようにスパイ
クを配置することにより、移植靭帯固定用器具1が骨に
安定して固定される。スパイク8a,8bは、移植靭帯
に任意の張力を加えた状態で移植靭帯固定用器具1を仮
固定するためのものであり、図2、3に示すように先端
部81と基端部82から構成されている。スパイク8
a,8bの長さは、5〜10mm程度が好適である。な
お、スパイクは移植靭帯固定用器具1を容易に固定する
ことができれば、2本以上であってもよく、逆に、1本
でもよい。
き刺すことのできるよう、先端が尖っているものである
ことが好ましい。例えば、円錐、三角錐、四角錐等が挙
げられ、特に円錐であることが好ましい。なお円錐であ
る場合は、円錐の先端角度は45〜75°であることが
好ましい。先端部81の大きさとしては、直径が2〜3
mm、好ましくは、2.5mmであり、長さが2〜4m
m、好ましくは3mmである。
三角柱、四角柱等が好ましく、特に引っ張り側からの力
により容易に骨から抜脱されないよう、図1に示すよう
に基端部82の結紮孔側が平面になっていることが好ま
しい。基端部82の大きさとしては、円柱の場合、直径
は2〜4mm、長さは5〜10mm程度が好適である。
うに先端部と基端部により構成されていなくてもよく、
スパイクの基端から先端に向けて連続的に細径になって
いるものであってもよい。
は、ある程度の強度と、生体適合性があればどんなもの
であってもよく、例えば、ステンレス鋼(具体的には、
JISG4304のSUS304、SUS316な
ど)、純チタン(具体的には、JISH4670)、チ
タン合金(具体的には、JISH4657のTi−6A
l−4V、ASTM F−136 Ti−6Al−4V
ELI)などが使用される。またスパイク8a、8b
と移植靭帯固定用器具1本体部の連結部においてある程
度の強度を保つことができれば、一体に作製されていて
も、別々に作製されていてもよい。別々に作製された場
合の連結の仕方としては、ハンダ付け、嵌合が挙げられ
る。
え保つための縫合糸を固定する部分である。貫通孔は、
2本のスパイクの中央もしくは中央付近に配置されてい
る。貫通孔7の形状としては、結紮孔5において述べた
のと同様の理由から丸みを帯びたものが好ましく、特に
図1に示すように円形が好ましい。また貫通孔7の縁部
も結紮孔5の縁部と同様の理由から丸みを帯びているこ
とが好ましい。貫通孔7の大きさとしては、形状が円形
の場合、直径2〜4mm、より好ましくは3mmである
ことが好ましい。
用器具1を固定するための部分である。螺子固定用孔6
は、結紮孔5と貫通孔7の間に設けられている。螺子固
定用孔6は、ねじ90のネジ頭部が固定用器具1本体か
ら突出することなくネジ頭部を収納するネジ頭部収納部
を備えている。螺子固定用孔6の形状としては、ねじ9
0を用いて固定するため円形であることが好ましい。ま
た図3に示すように螺子固定用孔6をネジ頭の形状に加
工することが好ましい。このようにすることにより、移
植靭帯固定用器具1をねじ90で固定する場合、ネジ頭
部が固定用器具1本体から突出することがなく、故にネ
ジ頭部が突出することによる皮膚組織等の損傷を防止す
ることができる。螺子固定用孔6の大きさとしては直径
3〜8mm、より好ましくは4〜7mmが好ましく、ネ
ジ頭部の形状の大きさとしては、直径5〜9mm、特に
7mmが好ましい。
螺子固定用孔6、貫通孔7、スパイク8a、8bは図1
に示すように、同一平面上に配置されていることが好ま
しい。本発明は骨の表面に固定するものであるため、皮
膚へ突出しないような構造であることが好ましいからで
ある。また移植靭帯に的確に任意の力を加えることがで
きるよう結紮孔5と貫通孔7とが一直線上に配置されて
いることが好ましい。
用器具を図面に示した実施例を用いて説明する。図4
は、本発明の別の実施例の移植靭帯固定用器具の表面
図、図5は、図4の移植靭帯固定用器具の側面図、図6
は、図4の移植靭帯固定用器具のB−B線断面図であ
る。
に形成された骨トンネルの一端より突出するのに充分な
長さの移植靭帯を固定するための固定用器具である。こ
の固定用器具10は、移植靭帯端に縫着した糸を貫通可
能であるとともに、固定用器具を骨に固定するための螺
子固定用孔15を備える螺子固定用孔形成部12と、螺
子固定用孔形成部より骨トンネル側となるように形成さ
れた平板部11と、平板部11よりほぼ垂直に突出する
複数の靭帯貫通用スパイク13と、平板部11の周縁部
に形成されるとともに、靭帯貫通用スパイクとほぼ平行
かつ同一方向に突出する固定用器具を骨に仮固定するた
めの仮固定用スパイク14a、14bを備えている。
0では、螺子固定用孔形成部12と平板部11間は、骨
の形状に沿って任意の角度屈曲している。具体的には、
螺子固定用孔形成部12と平板部11間の角度(θ1)
は、約45°となっている。固定される骨の部位形状に
よっても相違するが、螺子固定用孔形成部12と平板部
11間の角度(θ1)は、0〜60°、例えば、30〜
60°が好適である。また、内角(θ2)で表すと、1
00〜180°程度、好ましくは、110〜160°、
特に好ましくは、110〜150°である。このように
することにより、移植靭帯端を骨孔内部においてスパイ
ク13、14a、14bにより固定することができる。
したがって移植靭帯端を骨の表面で固定する場合におけ
る、移植靭帯と固定用器具とが重なった厚みにより生ず
る痛みを防ぐことができる。
生体内を通過及び生体内に固定する際に皮膚組織、筋組
織、骨孔内壁等を傷つけなければどのようなものでもよ
く、例えば、図4、5に示すように丸みを帯びた形状で
あることが好ましい。移植靭帯固定用器具10の縁部の
形状としては、上述したように、骨孔内部等を傷つけな
いよう、丸みを帯びた形状であることが好ましい。
は、厚さが1〜3mm、平板部11の幅が6〜10m
m、長さが6〜10mm、螺子固定用孔形成部12の幅
が、9〜13mm、長さが、8〜12mm程度であるこ
とが好ましい。
ある程度の強度があり生体適合性を有するものであれば
よく、例えば、ステンレス鋼(具体的には、JISG4
304のSUS304、SUS316など)、純チタン
(具体的には、JISH4670)、チタン合金(具体
的には、JISH4657のTi−6Al−4V、AS
TM F−136 Ti−6Al−4V ELI)など
が使用される。特に、Ti−6Al−4Vのチタン合金
等が好ましい。
11よりほぼ垂直に突出するように設けられている。ま
た、上述したように移植靭帯固定用器具10では、螺子
固定用孔形成部12と平板部11間は、骨の形状に沿っ
て任意の角度屈曲しているため、この靭帯貫通用スパイ
ク13および後述する仮固定用スパイク14a,14b
も螺子固定用孔形成部12の面に対して同様の角度斜め
となっている。
貫通し、平板部11と共同して移植靭帯を骨に固定する
ためのものであり、図5、6に示すようにそれぞれ先端
部131と基端部132から構成されている。また、移
植靭帯を容易に貫通できるように、靭帯貫通用スパイク
13は、後述する仮固定用スパイク14a,14bより
径が細いものとなっている。
骨に容易に突き刺すことのできるよう、先端が尖ってい
るものであることが好ましい。例えば、円錐、三角錐等
が挙げられ、特に円錐であることが好ましい。先端部1
31の大きさとしては、外径1〜2mm、好ましくは、
1.1〜1.4mmであり、長さは6〜10mm、好ま
しくは7〜9mmである。また、基端部132の形状と
しては、例えば円柱、四角柱、三角柱等が好ましい。基
端部132の大きさとしては、円柱の場合、直径が1〜
2mm、長さが8〜15mm程度が好適である。また、
靭帯貫通用スパイク13としては、比較的細径のものが
多数、この実施例では、7本設けられており、直径を小
さく本数を多くすることにより移植靭帯の固定をより確
実なものとしている。なお、靭帯貫通用スパイク13の
本数としては、5〜15本程度が好ましく、7〜11本
程度がより好適である。また、複数の靭帯貫通用スパイ
ク13の配置としては、移植靭帯端に力が均一にかかる
よう放射状に配置されていることが好ましい。
用器具10を骨に仮固定するためのものであり、図5、
6に示すようにそれぞれ先端部141と基端部142か
ら構成されている。先端部141の形状としては、骨に
容易に突き刺すことのできるよう、先端が尖っているも
のであることが好ましい。例えば、円錐、三角錐等が挙
げられ、特に円錐であることが好ましい。円錐である場
合は、円錐の先端角度は、45〜75°であることが好
ましい。先端部141の大きさとしては、直径が1〜3
mm、長さが1〜3mm程度が好適である。基端部14
2の形状としては、例えば円柱、四角柱、三角柱等が好
ましい。基端部142の大きさとしては、円柱の場合、
直径が1〜3mm、長さが8〜15mm程度が好まし
い。さらに、上述した移植靭帯固定用器具1のスパイク
8a,8bと同様に、骨トンネル側となる部分が平面に
なっていてもよい。仮固定用スパイク14a,14b
は、靭帯貫通用スパイク13より長いものとなってお
り、1〜5mm程度長いことが好ましく、特に、1〜3
mm程度長いことが好適である。さらに、仮固定用スパ
イク14a,14bは、移植靭帯固定用器具10の長手
方向の中央付近に設けられており、靭帯貫通用スパイク
13は、移植靭帯固定用器具10の一端側(先端側)で
あり、かつ、仮固定用スパイク14a,14bよりも一
端側(先端側)に位置するように設けられている。
移植靭帯固定用器具10が安定して固定されかつ螺子固
定用孔15により移植靭帯固定用器具10を固定する際
にねじの進路の妨げにならないものであれば、どのよう
な配置であってもよく、例えば、図4に示すように、平
板部11の長手方向の両側端付近に配置されていること
が好ましい。
ては、ある程度の強度と、生体適合性があればどんなも
のでもよく、例えば、ステンレス鋼(具体的には、JI
SG4304のSUS304、SUS316など)、純
チタン(具体的には、JISH4670)、チタン合金
(具体的には、JISH4657のTi−6Al−4
V、ASTM F−136 Ti−6Al−4V EL
I)などが使用される。特に、Ti−6Al−4Vのチ
タン合金等が好ましい。
平板部11と一体に作製されていても、別々に作製され
ていてもよい。別々に作製された場合の連結方法として
は、ハンダ付け、嵌合等が挙げられる。
れ移植靭帯に任意の張力を加え保つための糸を貫通され
るとともに、仮固定の後に、固定用器具10を最終的に
固定するためのねじ91を固定するためのものである。
螺子固定用孔15の形状としては、ねじ91を通過させ
ることから円形であることが好ましい。また、図6に示
すように、螺子固定用孔15は、ネジ頭を収納できる形
状となっていることが好ましい。このようにすることに
より、固定用器具10をねじ91で固定したときに、ネ
ジ頭部が固定用器具本体から突出することがない。した
がってネジ頭部が突出することによる皮膚内部における
損傷を防止することができる。また、図4に示すよう
に、螺子固定用孔15の縁部は移植靭帯端に縫着された
縫合糸が容易に損傷しないように丸みを帯びていること
が好ましい。螺子固定用孔15の大きさとしては、直径
3〜8mm、より好ましくは、4〜7mmが好ましく、
ネジ頭部の大きさとしては、直径5〜9mm、特に7m
mが好ましい。
器具を図面を用いて説明する。図7は、本発明の他の実
施例の移植靭帯固定用器具の表面図、図8は、図7の移
植靭帯固定用器具の側面図、図9は図7の移植靭帯固定
用器具のC−C線断面図である。この移植靭帯固定用器
具20も、上述した移植靭帯固定用器具10と同様に、
移植対象部位に形成された骨トンネルの一端より突出す
る長さの移植靭帯を固定するための固定用器具である。
した糸を貫通可能であるとともに、固定用器具を骨に固
定するための螺子固定用孔15を備える螺子固定用孔形
成部22と、螺子固定用孔形成部より骨トンネル側とな
るように形成された平板部21と、平板部21よりほぼ
垂直に突出する複数の靭帯貫通用スパイク13と、平板
部21の周縁部に形成されるとともに、靭帯貫通用スパ
イクとほぼ平行かつ同一方向に突出する固定用器具を骨
に仮固定するための仮固定用スパイク14a、14bを
備えている。
0との相違は、この実施例の移植靭帯固定用器具20で
は、螺子固定用孔形成部22と平板部21間は、ほぼ直
線状となっており、上述した固定用器具10のように螺
子固定用孔形成部22と平板部21間が屈曲していない
点のみであり、同じ部分は同じ符号を付し、説明を省略
する。そして、螺子固定用孔形成部22と平板部21間
が屈曲していないため、この靭帯貫通用スパイク13お
よび仮固定用スパイク14a,14bも螺子固定用孔形
成部22の面に対してほぼ垂直となっている。
に膝関節前・後十字靱帯再建術に用いられる。患者全身
麻酔下に仰臥位とし、下肢保持器具を使用して膝関節を
75〜80°屈曲させ下腿以下を下垂させる。皮切は脛
骨粗面内側に3〜4cmの縦切開とする。以下の何れか
の方法にてハムストリング腱4本から成る移植靭帯を作
製する。半腱様筋腱脛骨付着部を切離し腱剥離器にて半
腱様筋腱を採取する。採取した半腱様筋腱を4つ折りと
し直径7〜9mmの長さが6cm以上の移植靭帯30を
作製し、両端に縫合糸を縫着する(短移植靭帯)。ま
た、半腱様筋腱、薄筋腱脛骨付着部を共に切離し、腱剥
離器にて半腱様筋腱、薄筋腫を各々採取し、両腱を各々
2つ折りとし直径7〜9mm、長さ8cm以上の移植靭
帯50を作製し、両端に縫合糸を縫着する(長移植靭
帯)。
31、51から前十字靱帯脛骨付着部中央部32、52
にガイドを用いて直径7〜9mmの脛骨骨孔33、53
を穿ち、この脛骨骨孔33、53を通して前十字靱帯大
腿骨付着部34、54から大腿骨外側骨皮質35、55
に向けて直径7〜9mmの大腿骨骨孔36、56を作製
する。移植靭帯端37、57に縫着した縫合糸39、5
9を脛骨骨孔33、53から関節内に誘導し大腿骨骨孔
36、56を経て大腿骨外側骨皮質35に誘導する。移
植靭帯端37、57を少なくとも1.5cm以上大腿骨
骨孔36、56に引き込んだ後、大腿骨外側骨皮質3
5、55上でボタン42、62などを用いて移植靭帯3
0、50の大腿骨側の固定をpull−out法にて行
う。
には、移植靭帯固定用器具1を用いる。図1および図1
0に示すように、移植靭帯端38に縫着した縫合糸40
を結紮孔5に縫合する。次いで貫通孔7に縫合糸を掛け
任意の張力を加え、この張力を保持しながらスパイク8
a、8bを打ち込む。最後に螺子固定用孔6にねじ90
をねじ込み最終固定する。移植靭帯が上述した長移植靭
帯である場合には、図4および図11に示すように、移
植靭帯端58に縫着した縫合糸を2分し、任意の張力を
加える。この張力を保持しながらスパイク13、14
a、14bを移植靭帯と垂直の方向に打ち込む。その
後、螺子固定用孔15にねじ91をねじ込み最終固定す
る。
側側副靭帯再建術法について説明する。患者全身麻酔下
に仰臥位とし、下肢保持器具を使用して膝関節を75〜
80°屈曲させ下腿以下を下垂させる。皮切は膝関節内
側に9〜11cmの縦切開とする。半腱様筋腱を、腱剥
離器にて採取し、2つ折りとし直径5〜7mm、長さ1
2cm以上の移植靭帯70を作製し、両端に縫合糸を縫
着する。大腿骨内側側副靭帯付着部71より、外側大腿
骨皮質72に向け直径5〜7mmのドリル孔73を穿
ち、移植靭帯先端74を1.5〜2.5cm、ドリル孔
73内に引き込み、縫合糸75を外側大腿骨皮質72上
に引き出し、ボタン76を用いてpull−out固定
する。
移植靭帯端77に縫着した縫合糸に、任意の張力を加え
る。この張力を保持しながらスパイク13,14a、1
4bを移植靭帯と垂直の方向に打ち込む。その後、螺子
固定用孔15にねじ91をねじ込み最終固定する。なお
移植靭帯固定用器具20は骨の形状に沿って適宜曲げて
用いられる。なお本術式は、脛骨側にpull−out
法を、大腿骨側に移植靭帯固定用器具20を用いてもよ
い。
移植靭帯固定器具100について説明する。基本構成
は、図1から図3に示し、説明したものと同じである。
相違点は、大きさと、螺子固定用孔6の周縁形状のみで
ある。螺子固定用孔6の周縁は、スパイクの先端方向に
縮径するテーパー状となっている。この移植靭帯固定器
具100は、脛骨骨孔33の開口端付近に2つ打ち込ま
れるため、上述した移植靭帯固定器具1より、小さいも
のとなっている。移植靭帯固定器具100の大きさとし
ては、厚さが1〜3mm、全長が8〜18mm、好まし
くは9〜13mm、一端側(結紮孔形成部)の幅が3〜
7mm、長さ3〜6mm、螺子固定用孔形成部および貫
通口形成部端部の幅が6〜10mm程度となっている。
について説明する。移植靭帯固定用器具100は主に膝
関節前・後十字靱帯再建術に用いられる。患者全身麻酔
下に仰臥位とし、下肢保持器具を使用して膝関節を75
〜80°屈曲させ下腿以下を下垂させる。皮切は脛骨粗
面内側に3〜4cmの縦切開とする。以下の何れかの方
法にてハムストリング腱4本から成る移植靭帯を作製す
る。半腱様筋腱脛骨付着部を切離し腱剥離器にて半腱様
筋腱を採取する。採取した半腱様筋腱を2つに分け、そ
れぞれを4つ折りとし直径4〜7mmの長さが6cm以
上の2つの移植靭帯30a、30bを作製し、両端に縫
合糸を縫着する(短移植靭帯)。
前十字靱帯脛骨付着部中央部32にガイドを用いて直径
7〜9mmの脛骨骨孔33を穿ち、この脛骨骨孔33を
通して前十字靱帯大腿骨付着部34a、34bから大腿
骨外側骨皮質35a、35bに向けて直径4〜7mmの
2本の大腿骨骨孔36a、36bを作製する。移植靭帯
端37a、37bに縫着した縫合糸39a、39bを脛
骨骨孔33から関節内に誘導し大腿骨骨孔36a、36
bを経て大腿骨外側骨皮質35a、35bに誘導する。
移植靭帯端37a、37bを少なくとも1.5cm以上
大腿骨骨孔36a,36bに引き込んだ後、大腿骨外側
骨皮質35a、35b上でボタン42a、42bなどを
用いて移植靭帯30a、30bの大腿骨側の固定をpu
ll−out法にて行う。図14に示すように、移植靭
帯端38a、38bに縫着した縫合糸40a、40b
を、それぞれの移植靭帯固定器具100a、100bの
結紮孔5a、5bに縫合する。次いで貫通孔7a、7b
に縫合糸を掛け任意の張力を加え、この張力を保持しな
がらスパイクを打ち込む。最後に螺子固定用孔6a、6
bにねじ93をねじ込み最終固定する。
象部位に形成された骨トンネルの一端より突出しない長
さの移植靭帯を骨に固定するための移植靭帯固定用器具
であって、該固定用器具は、本体部と、該本体部の一端
側に形成され、移植靭帯端に縫着される糸を結紮するた
めの結紮孔と、前記本体部の他端側に形成され、張力付
与用糸を固定するための貫通孔と、前記本体部の一方の
面より突出する該固定用器具を骨に仮固定するためのス
パイクと、前記本体部に形成され、該固定用器具を骨に
固定する螺子固定用孔とを有している。
移植靭帯端を固定する場合に、移植靭帯端に縫着されて
いる縫合糸を結紮孔に結紮し、さらに、貫通孔に張力付
与用糸を固定して、この張力付与用糸を引っ張ることに
より、移植靭帯に任意の張力を加えることができかつ、
この状態のまま、固定用器具を叩くことにより骨に容易
に仮固定することができ、その後に、ねじを用いて最終
固定を行うことが可能である。このため、より簡便にか
つ短時間に移植靭帯に任意の張力を加えた状態にて、骨
に強固に移植靭帯端を固定することができる。
植対象部位に形成された骨トンネルの一端より突出する
長さの移植靭帯固定用器具であって、移植靭帯端に縫着
した糸を貫通可能であるとともに、該固定用器具を骨に
固定するための螺子固定用孔を備える螺子固定用孔形成
部と、該螺子固定用孔形成部より骨トンネル側となるよ
うに形成された平板部と、該平板部よりほぼ垂直に突出
する複数の靭帯貫通用スパイクと、該平板部の周縁部に
形成されるとともに、前記靭帯貫通用スパイクとほぼ平
行かつ同一方向に突出する前記固定用器具を骨に仮り固
定するための仮固定用スパイクとを備えている。
植靭帯端を固定する場合に、移植靭帯端に縫着されてい
る縫合糸を、引っ張ることにより、移植靭帯に任意の張
力を加えることができかつ、この状態のまま、固定用器
具を叩くことにより骨に容易に仮固定することができ、
その後に、ねじを用いて最終固定を行うことが可能であ
る。このため、より簡便にかつ短時間に移植靭帯に任意
の張力を加えた状態にて、骨に強固に移植靭帯端を固定
することができる。さらに、移植靭帯端を骨孔内部にて
固定することができ、骨の表面において移植靭帯端を固
定した場合における、移植靭帯端と固定用器具との厚
み、すなわち著しく突出していることにより生ずる痛み
を防ぐことができる。
の表面図である。
ある。
断面図である。
器具の表面図である。
ある。
断面図である。
器具の表面図である。
ある。
断面図である。
器具の作用を説明するための説明図である。
定用器具の作用を説明するための説明図である。
定用器具の作用を説明するための説明図である。
定用器具の正面図である。
面図である。
−D線断面図である。
器具の作用を説明するための説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 移植対象部位に形成された骨トンネルの
一端より突出しない長さの移植靭帯を骨に固定するため
の移植靭帯固定用器具であって、該固定用器具は、本体
部と、該本体部の一端側に形成され、移植靭帯端に縫着
される糸を結紮するための結紮孔と、前記本体部の他端
側に形成され、張力付与用糸を固定するための貫通孔
と、前記本体部の他端側の一方の面より突出する該固定
用器具を骨に仮固定するためのスパイクと、前記本体部
に形成され、かつ、前記結紮孔と前記貫通孔との間に設
けられた該固定用器具を骨に固定する螺子固定用孔とを
有し、前記スパイクは、前記本体部の両側端となる位置
に2本設けられており、前記張力付与用糸を固定するた
めの貫通孔は、前記2本のスパイクの中央もしくはその
付近に配置されていることを特徴とする移植靭帯固定用
器具。 - 【請求項2】 前記2本のスパイクは、お互いに平行で
あり、かつ前記本体部にほぼ垂直となっている請求項1
に記載の移植靭帯固定用器具。 - 【請求項3】 前記螺子固定用孔は、螺子のネジ頭部収
納部を備えている請求項1または2に記載の移植靭帯固
定用器具。 - 【請求項4】 前記結紮孔の縁部は、丸みを帯びている
請求項1に記載の移植靭帯固定用器具。 - 【請求項5】 前記貫通孔の縁部は、丸みを帯び ている
請求項1に記載の移植靭帯固定用器具。 - 【請求項6】 移植対象部位に形成された骨トンネルの
一端より突出する長さの移植靭帯固定用器具であって、
移植靭帯端に縫着した糸を貫通可能であるとともに、該
固定用器具を骨に固定するための螺子固定用孔を備える
螺子固定用孔形成部と、該螺子固定用孔形成部より骨ト
ンネル側となるように形成された平板部と、該平板部よ
りほぼ垂直に突出する複数の靭帯貫通用スパイクと、該
平板部の周縁部に形成されるとともに、前記靭帯貫通用
スパイクとほぼ平行かつ同一方向に突出する前記固定用
器具を骨に仮固定するための仮固定用スパイクとを備
え、さらに、前記螺子固定用孔形成部と前記平板部とは
屈曲しており、かつ、前記螺子固定用孔形成部と前記平
板部間の内角が110〜160°となっていることを特
徴とする移植靭帯固定用器具。 - 【請求項7】 前記仮固定用スパイクは、前記平板部の
両側端となる位置に2本設けられている請求項6に記載
の移植靭帯固定用器具。 - 【請求項8】 前記仮固定用スパイクは、前記靭帯貫通
用スパイクより長いものとなっている請求項6または7
に記載の移植靭帯固定用器具。 - 【請求項9】 前記螺子固定用孔は、螺子のネジ頭部収
納部を備えている請求項6に記載の移植靭帯固定用器
具。
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