JP3370245B2 - Rebar joint structure - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は土木・建築等の建設
現場における異形鉄筋同士を突き合わせて連結する鉄筋
の継手構造に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】土木・建築などの建設現場において使用
する異形鉄筋の突き合わせ連結の手段としては各種の溶
接法による溶着の他、ねじ機構を利用してなるいわゆる
機械継手が採用されている。 【０００３】図６に示すように、このような機械継手
は、予め工場で突き合わせ連結しようとする１対の異形
鉄筋３１，３２の各先端部に予めそれぞれ接続用スリー
ブ３３，３４を固着したものを採用している。両スリー
ブ３３，３４は、接続ボルト３５を介して接続すること
により鉄筋同士を突き合わせ連結するようにしたもので
ある。一方の接続用スリーブ３３には、一方の鉄筋３１
の先端を挿入して建設現場において固定し、この一方の
スリーブのめねじ部３３ａに接続ボルト３５のおねじ部
３５ａをねじ込み、さらにこの接続ボルトを他方の鉄筋
３２の先端部が固着してある接続用スリーブ３４のめね
じ部をねじ込んで鉄筋同士を連結している。連結作業は
一方のスリーブに予め接続ボルト３５をねじ込んでお
き、他方の鉄筋３２のスリーブ３４のめねじ穴をこの接
続ボルトの先端に位置合わせし、この鉄筋３２をトルク
レンチ等で鉄筋を回転させるなどしている。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術は、
生産性及び施工現場における作業性に秀れたものである
ことから広範に採用されつつある。しかしながら、連結
強度及び施工コストの面から以下のような指摘がなされ
ている。その第１として、従来技術における接続用スリ
ーブ３３，３４は、外丸の管状部材の一端に異形鉄筋の
先端を挿着して、外周から半径方向の力を加えて圧着す
るものであるため、鉄筋の先端の全周にわたって、この
スリーブの内周面がほぼ均等の圧着力になっている。こ
のことは全体的にみた場合には、大きな圧着力が必要で
あることを意味している。その第２として、両方の接続
用スリーブ３３，３４にねじ込む接続ボルト３５は、鉄
筋３１，３２の強さに対応するものであることが要求さ
れることから、このボルトの材質をクロム・モリブデン
鋼等の熱処理品を採用しているため、接続ボルトが高価
なものとなっている問題がある。さらに第３として、接
続用スリーブ３３，３４の外周が円形であるため、施工
現場における連結作業において、一方の鉄筋を回転させ
るのに上述したようにトルクレンチなどを用いている
が、レンチでつかむ部分に既製の六角レンチが使用でき
ないという不都合があった。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記の諸問題を解決する
ために本発明は、以下のような手段を採用した。まず、
第１に、接続用スリーブとして外周が六角などの多角形
に形成してなる管状素材を所定長に切断してなるスリー
ブ部材を採用し、このスリーブ部材の一端から所定長範
囲にめねじ部を刻設し、他端からこのめねじ部の内端部
までの範囲に鉄筋の先端部を挿着して圧着してある。こ
の圧着は、多角形の各角部を中心に向けて変形するよう
に圧縮力を働かせて、変形させるようにしたもので、主
に多角形の角部が変形し、辺部には大きな圧縮力が働か
ないためそれ程の圧縮変形力が生じない。この結果、各
角部に対応する内周面が中心方向に向けて変形して、鉄
筋の周囲にくい込むように強い力で圧縮変形する。これ
に反して、多角形の辺部に対応する内周面の変形量は小
さいため、圧着力は弱いものとなっている。このような
圧着力の強弱により、鉄筋とスリーブとの間には全体と
しては強力な圧着力が得られている。 【０００６】第２に、接続ボルトが螺合される接続用ス
リーブのめねじ部は、管状素材の内周面にめねじを刻設
するようにしてあるため、必然的に接続ボルトの呼び径
（外径）は、鉄筋の径よりも大きなものとなる。このた
め接続ボルトに働く引張荷重に対する抵抗力が大きくな
り、従来技術で採用していたクロム・モリブデン鋼の熱
処理品などをボルトの素材として採用しなくてもよくな
り、一般の構造用鋼を使用することが可能となる。 【０００７】第３に、接続用スリーブのめねじ部が刻設
してある範囲の外周の形状は多角形にしてあるので、施
工現場における連結作業の際には、対向する２辺にスパ
ナなどを合わせることにより、鉄筋を回すことができる
ので施工現場における連結作業が容易になる。 【０００８】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について説
明する。図１は、本発明の実施形態の一例を示すもの
で、突き合わせ連結する１対の異形鉄筋１，２の各先端
部に接続用スリーブ３，４を固着し、各スリーブのめね
じ部３ａ，４ａに植込みボルト状の接続ボルト５をねじ
込んで、両者を連結してある。 【０００９】図２は、一方の異形鉄筋２とその先端部に
固着された接続用スリーブ４を示すもので、このスリー
ブ４の先端部（左端）から全長のほぼ３分の１の位置ま
でめねじ部４ａが刻設してある。めねじ部４ａと同一内
径の鉄筋の挿着用穴部４ｂには、異形鉄筋２の先端部が
挿着され、鉄筋が挿着されている範囲を外周から中心に
向けて圧縮変形させることにより圧着してある。 【００１０】次に本発明の継手構造について、接続用ス
リーブ３，４の製造から、異形鉄筋１，２同士の連結ま
での工程について説明する。スリーブの素材としては、
円形鋼管を引抜き加工により外周が六角形で内周が円形
に形成してなる管状素材としたものを採用してある。こ
の管状素材を所定長に切断し、その一端部から所定長範
囲にめねじを切って、図３に示すようなスリーブ部材１
３とする。同図において、めねじ部１３ａの内径は異形
鉄筋の挿着用穴部１３ｂの内径と共通するようにしてめ
ねじ用の下穴の穿設加工を不要としている。めねじ部１
３ａは、スリーブ部材の一端から全長のほぼ３分の１程
度の範囲にタップ立て等により刻設する。 【００１１】次にでき上がったスリーブ部材１３の挿着
用穴部１３ｂに異形鉄筋１の先端部を挿着する。周知の
通り、異形鉄筋１の外周には、図４に示すように抜け止
め用の突条（ふし）１ａが設けてあるため、この突条が
設けてある部分の直径と穴部の内径とが対応するように
穴部の寸法を決めてある。すなわち、鉄筋１の先端を挿
着用穴部１３ｂに軽く圧入可能な関係になるように、こ
の穴部１３ｂの内径を調節しておく。 【００１２】次に図４に示すように、鉄筋１の先端部に
スリーブ部材１３を挿着した状態で、このスリーブ部材
の周囲からプレス装置の金型６を用いて上下両方向から
圧縮力を働かせ、角部１３ｃを丸く変形させることによ
って両者を圧着する。金型６は、２つ割りのダイスにそ
れぞれ長手方向に半円状の溝部６ａ，６ａを設けたもの
を用いている。これらの溝部６ａに、スリーブ部材１３
の圧着すべき範囲をとり囲むように送り込み、ダイスに
上下方向から力を加えてこのスリーブ部材を変形可能に
構成してある。 【００１３】金型６の溝部６ａ，６ａによってスリーブ
部材１３の外周に力を加えると、この溝部の内周面は、
初めはスリーブ部材の外周の角部１３ａ…にのみ力を作
用させて中心に向けて押し潰すように変形させる。これ
により、スリーブ部材１３の挿着用穴部１３ｂの内面
は、変形した角部１３ｃの内側がふくらむように内方に
張り出して、鉄筋１の外周にくい込むような状態とな
る。さらにダイスに力を加えると、スリーブ部材１３の
角部１３ｃが潰れて外周がほぼ円形に変形し、内周面は
鉄筋１の外周に圧着した状態となる。この圧着は、上述
したように、スリーブ部材の角部１３ｃの部分が中心に
向かって大きく変形することにより、この部分の圧着力
は大きくなっている。これに対し、各辺の部分の変形量
は小さいため圧着力は弱くなっており、全体的にみた場
合に、波形状の強弱分布状態となっており、全体的には
大きな圧着力となっている。なお、スリーブ部材１３の
めねじ部１３ａが刻設してある範囲の外周は、ダイスに
よる変形がないので六角の形状を維持している。このよ
うにして鉄筋の先端に変形して固着してあるスリーブ部
材１３は、図２に示す接続用スリーブ４である。 【００１４】次に本発明に係る鉄筋の継手構造による鉄
筋の連結要領について説明する。周知の通り、異形鉄筋
１，２は、鉄筋コンクリート造の建設現場において、予
め縦横及び垂直に配筋しておくもので、鉄筋同士の端部
同士は互いに突き合わせ連結してあるが、この連結を本
発明に係る継手構造を採用することにより容易に行なう
ことができる。 【００１５】まず、先端に一方の接続用スリーブ３を固
着した一方の鉄筋１を施工現場に固定設置しておく。次
に図５に示す所定長の接続ボルト５を一方の接続用スリ
ーブ３のめねじ部３ａにねじ込む。接続ボルト５のねじ
込み深さは、このボルトがめねじ部３ａ内で止まるまで
深くねじ込み、十分な接合強さが得られるようにする。
次に、相手方の鉄筋２の接続用スリーブ４を位置合わせ
して、このスリーブのめねじ部を接続ボルト５に螺合さ
せる。この螺合は、相手方の鉄筋２を回転させることに
より行なう。この相手方の鉄筋２の回転は、接続用スリ
ーブ４の外周の六角になっている部分に大形のスパナを
当ててトルクを加えることによって行なえばよい。な
お、鉄筋２の回転はトルクレンチその他の工具によって
トルクを加えるようにしてもよい。連結作業はスリーブ
の六角の部分を用いて、鉄筋を回転させるものであるの
で、大きなトルクが容易に得られ、連結作業が極めて楽
になる利点がある。 【００１６】以上の発明においては、スリーブの多角形
を六角形として説明してあるが、これは四角形でも八角
形であってもよい。なお，スリーブによる鉄筋の連結の
形式としては、上述のように一方の鉄筋を回転させるこ
とにより接続するもののほか、接続ボルトを半分ずつ右
ねじと左ねじとし、ボルトを回転させて連結するもの
や、ボルトを深くねじ込んだ後に相手方のスリーブを近
ずけて、ボルトをねじ戻して相手方に螺合させ，ロック
ナットでゆるみ止めをするものなどがある。これらの場
合には、鉄筋そのものを回転させることはない。なお、
本発明により強力な圧着力が得られ、かつ、低品質ボル
トを使用可能とする本発明の長所が減殺されるものでは
ない。 【００１７】また、本発明は接続ボルトを介して鉄筋同
士を突き合わせ連結する場合に適用したものであるが、
他の手段として、この接続ボルトを用いないで連結する
ことも可能である。例えば、工場で一方の鉄筋の先端部
に予めスリーブ部材を固着しておき、施工現場において
他方の鉄筋の先端部をスリーブの他方の孔部から挿着し
て圧着することにより、各鉄筋の先端部同士を直接的に
付き合わせて連結することも可能である。多角形の角部
を潰して圧着することにより強力な連結力が得られ、か
つ接続ボルト及びめねじ部の刻設が不要となる上にスリ
ーブも１個でよいので施工コストの節減が可能となる特
徴を有する。 【００１８】 【発明の効果】本発明によれば、外周が多角形で内周が
円形のスリーブ部材を用い、一端から異形鉄筋の先端を
挿着し、この挿着した部分を中心に向けて圧縮変形させ
ることによって鉄筋にスリーブを圧着するものであるた
め、圧着に強弱が生じ大きな結合力が得られる。また、
スリーブ部材の鉄筋挿着用穴部とめねじ部の内径とが同
一となるため、このめねじと螺合すべき接続ボルトの径
が大きくなり、異形鉄筋と同等以上の引張荷重に耐え得
るものとなっている。この結果、ボルト材として従来技
術のようなクロム・モリブデン鋼などの高級材を使わな
くてもよいので、施工コストの低減に寄与する。なお，
スリーブの多角形の辺の部分は、そのままスパナなどを
あてがうのに適するので現場における作業性を向上させ
ることができる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a joint structure for reinforcing bars for connecting deformed reinforcing bars in a construction site such as civil engineering or a building by abutting each other. 2. Description of the Related Art As means for butt-connecting deformed reinforcing bars used in construction sites such as civil engineering and construction, in addition to welding by various welding methods, a so-called mechanical joint using a screw mechanism has been adopted. I have. As shown in FIG. 6, such a mechanical joint is provided with connecting sleeves 33, 32 at the tips of a pair of deformed reinforcing bars 31, 32 to be butt-connected at a factory in advance. 34 is fixed. The sleeves 33 and 34 are connected via connecting bolts 35 so that the reinforcing bars are butt-connected. One connecting sleeve 33 has one reinforcing bar 31
Tip insert were fixed at the construction site, screw the external thread portion 35a of the connecting bolt 35 to the female screw portion 33a of the one <br/> sleeve further tip portion of the other side of the reinforcing bar 32 the connection bolt Is screwed into the female thread of the connection sleeve 34 to which the reinforcing bars are fixed to connect the rebars. In the connection operation, the connection bolt 35 is screwed into one sleeve in advance, the female screw hole of the sleeve 34 of the other reinforcing bar 32 is aligned with the tip of the connecting bolt, and the reinforcing bar 32 is rotated with a torque wrench or the like. And so on. [0004] The prior art described above,
It is being widely adopted because it excels in productivity and workability at construction sites. However, the following has been pointed out in terms of connection strength and construction cost. First, the connection sleeves 33 and 34 in the prior art are formed by inserting the tip of a deformed reinforcing bar into one end of an outer round tubular member and applying a radial force from the outer periphery to crimp the reinforcing bar. the entire circumference of the tip, the inner peripheral surface of the <br/> sleeve is nearly uniform crimping force. This means that a large crimping force is required as a whole. Second, both connections
Connecting bolt 35 screwed into use sleeve 33 and 34, since it corresponds to the strength of iron <br/> muscle 31, 32 is required, the material of the bolt, such as a chromium-molybdenum steel heat treatment There is a problem that the connection bolt is expensive because of the use of a product. Third, contact
Since the outer periphery of the connection sleeve 33, 34 is circular, the coupling operation in the construction site, but by using a torque wrench as described above to rotate the one rebar, ready-made hex the portion gripped by a wrench There was an inconvenience that a wrench could not be used. [0005] In order to solve the above problems, the present invention employs the following means. First,
First, a sleeve member obtained by cutting a tubular material whose outer periphery is formed into a polygon such as a hexagon as a connecting sleeve is cut into a predetermined length, and an internal thread portion is provided within a predetermined length range from one end of the sleeve member. The front end of the rebar is inserted and crimped in the range from the other end to the inner end of the female thread. In this crimping, the compression force is applied so that each corner of the polygon is deformed toward the center, so that the polygon is deformed. Since the force does not work, there is not so much compressive deformation force. As a result, the inner peripheral surface corresponding to each corner is deformed toward the center, and is compressed and deformed by a strong force so as to be hardly inserted around the reinforcing bar. On the other hand, since the amount of deformation of the inner peripheral surface corresponding to the side of the polygon is small, the crimping force is weak. Due to the strength of the crimping force, a strong crimping force is obtained as a whole between the reinforcing bar and the sleeve. [0006] Second, a connection screw into which the connection bolt is screwed .
Since the female thread of the leave is provided with a female thread on the inner peripheral surface of the tubular material, the nominal diameter (outer diameter) of the connection bolt is necessarily larger than the diameter of the rebar. For this reason, the resistance to the tensile load acting on the connection bolts increases, and it is not necessary to use heat-treated products of chrome and molybdenum steel used in the conventional technology as bolt materials, and general structural steel is used. It is possible to do. Third, since the outer periphery of the area where the female thread portion of the connection sleeve is engraved is polygonal, a wrench such as a wrench is attached to two opposing sides during connection work at the construction site. By adjusting the distance, the rebar can be turned, so that the connection work at the construction site is facilitated. Next, an embodiment of the present invention will be described. FIG. 1 shows an example of an embodiment of the present invention, in which connection sleeves 3 and 4 are fixed to respective ends of a pair of deformed reinforcing bars 1 and 2 to be butt-connected, and female thread portions 3a and 3a of the respective sleeves. A stud-like connection bolt 5 is screwed into 4a to connect the two. [0009] Figure 2 shows a connection sleeve 4 fixed to one of the deformed bar 2 and the distal end, of the three <br/> Bed 4 tip (left end) from approximately 3 of the total length The female screw portion 4a is engraved to the position 1. The distal end of the deformed rebar 2 is inserted into the insertion hole 4b of the rebar having the same inner diameter as the internal thread 4a, and the area where the rebar is inserted is compressed and deformed from the outer periphery toward the center. I have. Next, with respect to the joint structure of the present invention, steps from production of the connection sleeves 3 and 4 to connection of the deformed reinforcing bars 1 and 2 will be described. As the material of the sleeve,
A circular steel pipe is formed into a tubular material having a hexagonal outer periphery and a circular inner periphery by drawing. This tubular material is cut to a predetermined length, and an internal thread is cut from one end thereof to a predetermined length range, so that a sleeve member 1 as shown in FIG.
3 is assumed. In the figure, the inner diameter of the female screw portion 13a is made to be the same as the inner diameter of the insertion hole portion 13b of the deformed reinforcing bar, so that it is not necessary to drill a pilot hole for the female screw. Female thread part 1
3a is engraved by tapping or the like in a range of about one third of the entire length from one end of the sleeve member. [0011] Next, the finished insertion of the sleeve member 13
To inserting the distal end portion of the deformed bar 1 in use hole 13b. As is well known, on the outer circumference of the deformed bars 1, since the ridges (distrust) 1a for retaining as shown in FIG. 4 are provided, the inner diameter of the diameter and the hole of the portion where the protrusion is provided The size of the hole is determined so as to correspond to. That is, insert the tip of the reinforcing bar 1
This is so that it can be lightly pressed into the wearing hole 13b.
All clauses to adjust the inner diameter of the hole 13b of. [0012] Next, as shown in FIG. 4, while inserting the sleeve member 13 to the distal end portion of the reinforcing bar 1, exerts a compressive force from both above and below by using a mold 6 of the press from the periphery of the sleeve member By crimping the corner 13c, both are pressed. The mold 6 is provided with semi-circular grooves 6a, 6a in the longitudinal direction in two dies. The sleeve member 13 is provided in these grooves 6a.
The sleeve member is sent so as to surround the area to be crimped, and a force is applied to the die from above and below so that the sleeve member can be deformed. [0013] groove 6a of the mold 6, when a force in the outer periphery of the sleeve member 13 by 6a, the inner peripheral surface of the groove,
Initially, a force is applied only to the corners 13a on the outer periphery of the sleeve member to deform the sleeve member so as to be crushed toward the center. As a result, the inner surface of the insertion hole 13b of the sleeve member 13 projects inward so that the inside of the deformed corner 13c bulges, so that the outer periphery of the reinforcing bar 1 is inserted into the inner surface. When a force is further applied to the die, the corner 13c of the sleeve member 13 is crushed and the outer periphery is deformed into a substantially circular shape, and the inner peripheral surface is brought into a state of being pressed against the outer periphery of the reinforcing bar 1. In this crimping, as described above, the corner portion 13c of the sleeve member is largely deformed toward the center, so that the crimping force at this portion is increased. On the other hand, since the deformation amount of each side is small, the pressing force is weak, and when viewed as a whole, it is in a strong and weak distribution state of a wave shape, and the whole is a large pressing force. I have. It should be noted that the outer periphery of the area where the internal thread portion 13a of the sleeve member 13 is engraved is maintained in a hexagonal shape because there is no deformation by the die. The sleeve member 13 thus deformed and fixed to the tip of the reinforcing bar is the connection sleeve 4 shown in FIG. Next, a description will be given of a connection procedure of the reinforcing bars by the joint structure of the reinforcing bars according to the present invention. As is well known, deformed reinforcing bars
In the construction site of a reinforced concrete structure, 1 , 2 and 3 are arranged in advance vertically and horizontally and vertically, and the ends of the reinforcing bars are butt-connected to each other. This connection is performed by the joint structure according to the present invention. It can be easily performed by adopting it. First, one reinforcing bar 1 having one connecting sleeve 3 fixed to the tip is fixedly installed at a construction site. Then screwed connection bolt 5 shown to office fixed length on one of the female screw portion 3a of the connecting Sri <br/> over Bed 3 in FIG. Screwing depth of the connecting bolt 5, the bolt is screwed deeper until it stops in the female screw portion 3a, so that sufficient bonding strength can be obtained.
Next, the connection sleeve 4 of the rebar 2 of the other party is aligned, and the internal thread of this sleeve is screwed into the connection bolt 5. This screwing is performed by rotating the reinforcing bar 2 of the other party. The rotation of the reinforcing bar 2 on the other side may be performed by applying a torque by applying a large spanner to a hexagonal portion of the outer periphery of the connection sleeve 4. The rotation of the rebar 2 may be applied with a torque by a torque wrench or other tools. Since the connecting operation uses the hexagonal portion of the sleeve to rotate the reinforcing bar, a large torque can be easily obtained, and there is an advantage that the connecting operation is extremely easy. In the above invention, the polygon of the sleeve is described as a hexagon, but this may be a square or an octagon. In addition, as for the form of connection of the rebar by the sleeve, in addition to the connection by rotating one of the rebars as described above, the connection bolt is made into a right-hand screw and a left-hand screw by half, and the connection is made by rotating the bolt. In some cases, the bolt is screwed deeply, then the sleeve of the other party is approached, the bolt is unscrewed and screwed to the other party, and the locking nut is used to prevent loosening. In these cases, by rotating the rebar itself have greens. In addition,
The present invention provides a strong crimping force and does not diminish the advantages of the present invention that enable the use of low quality bolts. Further, the present invention is applied to a case where the reinforcing bars are butt-connected with each other via connecting bolts.
As another means, it is also possible to connect without using this connection bolt. For example, in a factory, a sleeve member is fixed to the tip of one rebar in advance, and at the construction site, the tip of the other rebar is inserted from the other hole of the sleeve and crimped, so that the tip of each rebar is crimped. It is also possible to connect the parts by directly abutting each other. Strong connection force can be obtained by crushing and crimping polygonal corners, and it is not necessary to engrave connection bolts and female threads, and only one sleeve is required, so construction costs can be reduced. It has the following characteristics. According to the present invention, a sleeve member having a polygonal outer periphery and a circular inner periphery is used, the tip of a deformed reinforcing bar is inserted from one end, and the inserted portion is directed toward the center. Since the sleeve is crimped to the rebar by compressive deformation, the crimping strength is increased and a large coupling force is obtained. Also,
Since the inner diameter of the rebar insertion hole of the sleeve member and the inner diameter of the female thread are the same, the diameter of the connection bolt to be screwed into this female thread becomes larger, and it can withstand a tensile load equal to or greater than that of the deformed rebar. ing. As a result, it is not necessary to use a high-grade material such as chromium-molybdenum steel as in the prior art as a bolt material, which contributes to a reduction in construction cost. In addition,
Since the side of the polygonal side of the sleeve is suitable for directly applying a wrench or the like, the workability at the site can be improved.

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の要部を示す一部切欠断面図である。 【図２】異形鉄筋の先端にスリーブを固着してある状態
を示す断面図である。 【図３】スリーブ部材を示す断面図である。 【図４】鉄筋へのスリーブ部材の固着要領を示す斜視図
である。 【図５】接続ボルトの正面図である。 【図６】従来技術を示す一部切欠断面図である。 【符号の説明】 １，２ 鉄筋 ３，４ 接続用スリーブ ３ａ，４ａ めねじ部 ５ 接続ボルト １３ スリーブ部材 １３ａ めねじ部 １３ｃ 角部BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a partially cutaway sectional view showing a main part of the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view showing a state in which a sleeve is fixed to the tip of a deformed reinforcing bar. FIG. 3 is a sectional view showing a sleeve member. FIG. 4 is a perspective view showing a procedure for fixing a sleeve member to a reinforcing bar. FIG. 5 is a front view of a connection bolt. FIG. 6 is a partially cutaway sectional view showing a conventional technique. [Description of Signs] 1, 2 Reinforcing Bars 3, 4 Connection Sleeves 3a, 4a Female Thread 5 Connection Bolt 13 Sleeve Member 13a Female Thread 13c Corner

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 突き合わせ連結しようとする異形鉄筋の
各先端部にそれぞれ接続用スリーブを固着し、これらの
各接続用スリーブの先端から所定長範囲に設けられため
ねじ部に接続ボルトをねじ込んで上記鉄筋同士を連結し
てなる鉄筋の継手構造において、 上記接続用スリーブは、外周を多角形に形成するととも
に内周を円形に形成してなる管状素材を所定長に切断
し、その一端部から所定長範囲にめねじ部を設けてスリ
ーブ部材とし、このスリーブ部材の上記めねじ部が設け
てない範囲に上記異形鉄筋の先端部を挿入し、上記異形
鉄筋が挿着してある範囲の上記多角形の角部を半径方向
に圧縮させることによって圧着の強弱を有する状態に該
異形鉄筋の外周に圧着してあることを特徴とする異形鉄
筋の継手構造。(57) [Claims 1] A connecting sleeve is fixed to each end of a deformed reinforcing bar to be butt-connected, and is provided within a predetermined length from the end of each connecting sleeve. in the joint structure of the reinforcing bar formed by connecting the reinforcing bars to each other by screwing the connection bolt to the threaded portion, the connection sleeve is predetermined length tubular material obtained by forming an inner circumferential circular to form a periphery polygonal cut into, and the sleeve member provided with a female thread portion in a predetermined length range from one end portion, to insert the leading end portion of the deformed bar to a range in which the internal thread portion of the sleeve member is not provided, the deformed bar is A joint structure for a deformed reinforcing bar, characterized in that the polygonal corners in a range of the inserted reinforcing bars are compressed in the radial direction to be crimped to the outer periphery of the deformed reinforcing bar in a state having a strength of crimping.