JP3370058B2 - ガス栓の取付構造 - Google Patents

ガス栓の取付構造

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JP3370058B2
JP3370058B2 JP2000158237A JP2000158237A JP3370058B2 JP 3370058 B2 JP3370058 B2 JP 3370058B2 JP 2000158237 A JP2000158237 A JP 2000158237A JP 2000158237 A JP2000158237 A JP 2000158237A JP 3370058 B2 JP3370058 B2 JP 3370058B2
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慎一 西堀
博之 永野
善孝 宮井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 ガス栓の取付構
造、特に、壁の内部に設置されると共に前記壁の壁板に形
成された開口から操作できるガス栓の取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】石膏ボード製の壁板を使った壁内に内蔵
される埋込み型のガス栓は、前記壁を施工する前の段階
で壁内の柱等に取り付けられ、壁の仕上がり後に、前記
ガス栓配設域に相当する部分の壁板に開口を形成して、
前記開口からガス栓の操作を可能とするものである。
【0003】このような埋め込み型のガス栓本体(1)
は、図10に示すように、矩形の枠板(2a)と調整板(2b)
とから略L字状に構成されている枠体(2)と、前記調整
板(2b)に摺動自在に支持される移動板(21b)とガス栓本
体(1)の取付板(11)の背面に取り付けられる背面板(21a)
とから略L字状に形成されたスライド板(21)とによって
壁板(3)の裏側に設置される構成となっており、前記取
付板(11)はガス栓本体(1)の背面側に一体的に設けられ
ているものとする。取付板(11)は、所定の肉厚を有する
金属製の台板であり、後述する操作ユニット(32)がネジ
止めされると共に前記背面板(21a)にネジ止めされる構
成となっている。
【0004】尚、調整板(2b)は壁板(3)を取り付ける前
に柱(31)の所定位置にネジ止めされ、この調整板(2b)
に、取付板(11)付きのガス栓本体(1)を具備させたスラ
イド板(21)の移動板(21b)を保持させる。これにより、
ガス栓本体(1)は枠体(2)とスライド板(21)とによって壁
板(3)の裏側の柱(31)に固定されることとなる。
【0005】この後、壁板(3)を施工し、枠体(2)の開口
(20)に対応する壁板(3)に開口(30)を形成し、開口(30)
を介して、少なくとも2本の取付ネジ(N3)によって取付
枠(33)と操作ユニット(32)とを共に取付板(11)にネジ止
めする。これにより、操作ユニット(32)と取付板(11)と
の相対姿勢は固定される。又、取付枠(33)は壁板(3)の表
側の開口(30)の周縁に添設され、取付枠(33)にプレート
枠(34)及び化粧板(36)を取り付けてガス栓の取付工事が
終了する。
【0006】この従来のガス栓の取付構造では、ガス栓
本体(1)と取付板(11)とスライド板(21)とが一体に組み
付けられた構成となっていると共に、この状態でスライ
ド板(21)の姿勢は枠体(2)との関係では固定されている
から、壁板(3)の裏面にセットされた状態においては、
前記取付板(11)は特定の姿勢で固定された状態にある。
従って、この状態においては、取付板(11)と一体のガス
栓本体(1)の取付姿勢も特定された状態となる。
【0007】ガス栓本体(1)に接続されるフレキ管(4)の
配設位置や配設姿勢等によっては、前記フレキ管(4)を
無理に湾曲させてガス栓本体(1)の配設位置に合わせな
ければならない場合がある。このような場合において
は、フレキ管(4)の持つ弾性復帰力が作用することによ
って、この復帰力による位置ズレを矯正しながらガス栓
本体(1)を取り付けなければならないので、ガス栓の取
付作業がやりにくいという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、『フレキ管
に接続されたガス栓本体と、前記ガス栓本体が埋設され
るべき壁を構成する壁板の裏側に添設固定される枠体
と、前記ガス栓本体の背面側に設けられ且つ前記枠体に
対して正面から見たときの相対姿勢が固定される取付板
とからなるガス栓の取付構造』において、前記フレキ管
の弾性復帰力がガス栓本体に作用するような取付条件に
おいても、取付板の前記枠体に対する取付姿勢を変える
ことなく、無理なくガス栓を取り付けることができるよ
うにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の技術的手段は、『前記ガス栓本体は、その中
心から正面前方にホースエンドが突出し、このホースエ
ンドに対して前記フレキ管の接続部が直角に屈曲する構
成であり、前記取付板は、前記ガス栓本体と別体に構成
された金属板製とするとともに、その中心が、前記ホー
スエンドに対して同軸線上にある前記ガス栓本体の背面
の中心に対して回転可能に固定されていること』であ
る。
【0010】上記技術的手段は次のように作用する。枠
体は、壁板の裏面に特定の姿勢で添設固定される。この
枠体に対して、取付板が正面から見たときの相対姿勢が
固定されるように取り付けられればいいから、前記枠体
に対して取付板の前後の位置が調節できるように枠体に
取付けられていても良い。尚、取付板は、ガス栓本体と
別体に構成されていると共にガス栓本体の背面に相対回
転自在に結合されている。このため、前記特定の姿勢で
壁板の裏側に取り付けられている前記枠体に、前記特定
姿勢で前記取付板を固定した状態においても、ガス栓本
体のみは回転可能である。これにより、取付板が上記し
たように枠体に対して固定された状態において、フレキ
管の配設姿勢に伴う弾性復帰力によってガス栓本体を取
付板に対して回転させる力が作用したとしても、取付板
に対するガス栓本体が、ホースエンドと同軸の軸心を中
心に回転可能であるから、このホースエンドの位置及び
姿勢を変えることなくガス栓本体はフレキ管の配設姿勢
に応じた状態に取付けられる。
【0011】*2項 1項において、『前記取付板の中心に貫通孔が形成さ
れ、前記ガス栓本体の背面の中心に前記貫通孔に貫通可
能な突起が突設され、前記突起は前記貫通孔に抜け止め
手段によって抜け止め状態に嵌め込まれている』もので
は、前記突起を前記貫通孔に嵌め込むだけで、回転可能
な取付板が抜け止め状態に具備されているガス栓本体を
構成することができる。尚、前記突起は前記ホースエン
ドと同軸上に位置しており、前記突起を中心に回転可能
である。
【0012】又、2項のものにおいて、『前記突起に
は、周方向に凹溝が形成されており、前記抜け止め手段
は前記ガス栓本体の背面において前記凹溝に嵌めこまれ
るE形止め輪である』構成のものが採用可能である。こ
のものでは、突起を取付板の貫通孔に嵌め込んだとき、
凹溝が取付板の背面側に位置するように各々の寸法関係
を設定しておけばよい。
【0013】さらに、『前記取付板には、前記ホースエ
ンドにソケットを脱着操作するための操作ユニットが前
記ホースエンドを包囲するように取り付けられ、前記壁
板の表側には化粧板が添設固定され、前記化粧板に設け
られている開口から前記操作ユニットの操作部が操作可
能である』構成のものでは、取付板は枠体によって特定
の姿勢に固定されており、又、ガス栓本体が回動しても
ホースエンドの姿勢及び位置は変わらないから、前記操
作ユニットは所定の姿勢に位置決めされた状態で取付板
に取り付けられることとなる。そして、操作ユニットの
操作部にその開口が合うように、壁板の表側に化粧板を
取り付ければ良い。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから次の特有
の効果を有する。ガス栓本体は取付板に対して回転可能
に取り付けられているから、ある特定の姿勢に固定され
ている枠体に、取付板が、正面からの相対姿勢が固定さ
れた状態に取り付けられていても、前記ガス栓本体のみ
を回転させて前記取付板に対する取付角度を調整するこ
とができる。よって、フレキ管の配設位置や配設姿勢等
により、ガス栓本体に前記フレキ管の弾性復帰力が生じ
る場合であっても、前記弾性復帰力に応じた方向にガス
栓本体を取付板に対して回転させてその姿勢(取付角
度)を調整すれば、無理な力を作用させることなく、ガ
ス栓本体の取付作業を行うことができる。よって、ガス
栓の取付作業の作業性が向上する。さらに上記の効果に
加えて、2項においては、相対回転可能な取付板付きの
ガス栓本体を容易に構成することができるという効果が
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】上記した本発明の実施例を図面に
従って詳述する。図1は、本発明の実施の形態の取付板
(12)をガス栓本体(1)に取り付けた状態の正面図であ
り、図2はその背面図、図3は図1のX−X断面図であ
る。ここでは、継手を介してフレキ管と接続されるガス
入口筒(10)がガス栓本体(1)の下方に位置しているもの
とする。
【0016】ガス栓本体(1) の正面前方には、ホースエ
ンド(19)が突出しており、このホースエンド(19)に対し
て直角に屈曲するようにガス入口筒(10)が形成されてい
る。又、前記ホースエンド(19)に対して同軸線上にある
ガス栓本体(1)の背面には、図2及び図3に示すよう
に、突起(15)が突設されている。前記突起(15)の胴部に
は、周方向に沿って凹溝(18)が形成されている。
【0017】取付板(12)はガス栓本体(1)と別体に構成
された略正方形状の扁平な金属板からなり、その中心に
は前記突起(15)が貫通する貫通孔(22)が形成されてい
る。さらに、取付板(12)の背面には、前記貫通孔(22)を
中心として、上下左右の各位置に、図2に示すように、
合計4個の第1〜第4突起(15a)(15b)(15c)(15d)が形成
されている。これら第1〜第4突起(15a)(15b)(15c)(15
d)は、取付板(12)を正面側から背面側へ打ち出すことに
より形成されているため、これらに各々対応する取付板
(12)の正面には図1に示すように、凹部(16)が形成され
た態様となっている。
【0018】前記突起(15)を貫通孔(22)に貫通させる
と、取付板(12)の背面側に、前記凹溝(18)が露出する態
様となり、この凹溝(18)にE形止め輪(4)を嵌め込む。
これにより、取付板(12)はガス栓本体(1)に対して抜け
止め状態で且つ相対回転可能に取り付けられることとな
る。尚、取付板(12)は、その対向する二辺が上記姿勢の
ガス栓本体(1)に対して上下に位置するように、ガス栓
本体(1)の背面に取り付けられるものとする。前記二辺
の両端(正方形の4隅)からは、図3に示すように、断
面略L字状の突出片(13)が、前方に突出するように一体
的に設けられている。
【0019】前記突出片(13)は、取付板(12)の表面から
直角方向へ突出する延長板(13a)と延長板(13a)の延長端
から取付板(12)の外方へ向かって直角に延長する正面板
(13b)とからなり、正面板(13b)にそれぞれネジ孔(12a)
が形成されている。ガス栓本体(1)の上方に位置する突
出片(13)の正面板(13b)の上辺及び外側辺と、ガス栓本
体(1)の下方に位置する突出片(13)の正面板(13b)の下辺
及び外側辺のそれぞれに、ガイド片(14)が前方へ向かっ
て突設されている。
【0020】尚、ガス栓本体(1)に取付板(12)を取り付
けた状態において、前記下方に位置する2つの突出片(1
3)とガス栓本体(1)の両側との間には所定の隙間(S)がそ
れぞれ形成されるように、相互の寸法関係は設定される
ものとする。又、前記上辺側に設けられている突出片(1
3)の内側には、一対の挿通孔(17a)(17b)が前記上辺に沿
って形成されている。この取付板(12)付きのガス栓本体
(1)を壁内に配設するために、取付板(12)の背面にスラ
イド板(21)を添設固定させると共に、前記スライド板(2
1)を壁板(3)に対して接離自在に係止させる枠体(2)を壁
が施行さる前の柱等に固定する。
【0021】枠体(2)及びスライド板(21)は、図10に
示したような従来のものと同様な構成のものが採用可能
であるが、この実施の形態のものでは、枠体(2)は、図
4に示すように、縦長長方形状の開口(20)が形成されて
いる枠板(2a)と、この長辺の一方から直角に設けられた
調整板(2b)とからなり、調整板(2b)には、側方へ開放す
る一対のスリット(25a)(25b)が水平に形成されていると
共に、これらスリット(25a)(25b)の間に位置する部分
は、その上下方に位置する部分よりも、内方へやや突出
する態様に形成されている。尚、前記スリット(25a)(25
b)の上下方に位置する部分には調整板(2b)を、図10に
示したように、柱(31)の所定位置にネジ止めする木ネジ
(N1)を挿通させるための長孔(26a)(26b)が前記スリット
(25a)(25b)と平行にそれぞれ設けられている。尚、枠体
(2)の取付態様は、前記長孔(26a)(26b)が水平に位置す
るように取り付けられるものとする。
【0022】この枠体(2)にスライド自在に取り付けら
れるスライド板(21)は、従来のものと同様に略長方形状
の背面板(21a)とこれの一方の長辺から直角方向に突出
する移動板(21b)とからなり、図5に示すように、移動
板(21b)において、前記枠体(2)のスリット(25a)(25b)間
に対応する部分は外方へ突出する構成となっており、こ
の部分をスリット(25a)(25b)に差し込むことにより、ス
ライド板(21)は枠体(2)に、背面板(21a)が枠部(2a)に対
して接離自在となる態様に取り付けられることとなる。
又、背面板(21a)には、長辺に沿って長孔(28)が形成さ
れており、この長孔(28)に沿って、第1〜第6ネジ孔(2
7a)(27b)(27c)(27d)(27e)(27f)が形成されている。
【0023】このスライド板(21)の背面板(21a)を取付
板(12)の背面に添設させて固定させる。このとき、ガス
栓本体(1)に対するガス入口筒(10)の位置に応じて、背
面板(21a)の前記一方の長辺に対向する他方の長辺(以
下、一側辺(29)という)を、図6に示すように、ガス栓
本体(1)に設けた突起(15)と、取付板(12)に設けた第2
突起(15b)及び又は第3突起(15c)に接触させるか、又
は、図7に示すように、前記突起(15)と、第1突起(15
a)及び又は第4突起(15d)に接触させながら、ガス栓本
体(1)を上下にスライドさせて、開口(20)内におけるガ
ス栓本体(1)の位置を決定し、所定の位置が決定した
ら、挿通孔(17a)(17b)のどちらか一方を、第1〜第6ネ
ジ孔(27a)(27b)(27c)(27d)(27e)(27f)のいずれか1つに
対応させて、取付ボルト(35)でネジ止めして固定する。
【0024】尚、図6に示した取付状態では、第1突起
(15a)が長孔(28)内に嵌り込み、図7に示したものでは
第2突起(15b)が長孔(28)内に嵌り込むことによって、
取付板(12)の背面にスライド板(21)の背面板(21a)をぴ
ったりと接触させた状態で固定することができる。又、
取付板(12)と背面板(21a)とは1箇所で取付ボルト(35)
によってネジ止めされているにすぎないが、どの取付姿
勢においても、前記一側辺(29)が、ガス栓本体(1)の突
起(15)と、取付板(12)の第1〜第4突起(15a)(15b)(15
c)(15d)のいずれかに接触する態様で取り付けられるか
ら、取付板(12)と背面板(21a)との相対姿勢は固定され
たものとなる。
【0025】その後、図10に示した従来のものと同様
に、移動板(21b)を前記した枠体(2)の調整板(2b)にスラ
イド自在に装着させた後に、壁板(3)を取り付け、枠体
(2)の開口(20)に沿って壁板(3)を切り欠いて開口(30)を
形成し、前記開口(30)及び(20)から長孔(26a)(26b)内の
前記木ネジ(N1)を緩めて枠部(2a)が壁板(3)の裏面に接
触するように枠体(2)の位置を調整する。そして、スラ
イド板(21)を枠体(2)の調整板(2b)に対してスライドさ
せることにより、ホースエンド(19)が前記開口(30)から
突出する程度までガス栓本体(1)を手前に引き寄せて、
操作ユニット(32)を、壁板(3)の表側に添設される取付
枠(33)と共に取付板(12)にネジ止めする。
【0026】図8は、ガス入口筒(10)がガス栓本体(1)
の側方に位置する構成のガス栓本体(1)の取付完了状態
の一例を示す横部分断面図である。操作ユニット(32)
は、従来のものと同様に、ホースエンド(19)を包囲する
略正方形状の筒状本体(32a)の各コーナ部から前記取付
板(12)に固定するための取付ネジ(N3)を挿通させる4本
のネジ挿通筒(32b)が後方へ延長する構成であり、筒状
本体(32a)の前面には開閉蓋(37)が設けられている。同
図に示すように、筒状本体(32a)の前記前面が壁板(3)の
表面に略面一となるように、操作ユニット(32)が開口(3
0)内に配設されたとき、ネジ挿通筒(32b)の後端が、ち
ょうど取付板(12)の四隅に設けた突出片(13)の正面板(1
3b)に接触するように、延長板(13a)の長さは設定されて
いるものとする。
【0027】又、ガス栓本体(1)を壁板(3)側に引き寄せ
ながら操作ユニット(32)を開口(30)から差し込んでいく
際、ネジ挿通筒(32b)は、突出片(13)の正面板(13b)に設
けられているガイド片(14)によって上下左右の位置が決
定され、ガイド片(14)に添わせながら、操作ユニット(3
2)を開口(30)内に差し込んでいくだけで、ネジ挿通筒(3
2b)の筒孔が正面板(13b)に設けられているネジ孔(12a)
に自動的に対応させることができる。そして、壁板(3)
の表側に添設される取付枠(33)(図10参照)の4つの
挿通孔及び操作ユニット(32)の4本の挿通筒(32b)のう
ち、対角線上にある2つに、それぞれ取付ネジ(N3)を連
続して挿通し、突出片(13)のネジ孔(12a)にそれぞれ捩
じ込む。これにより、取付枠(33)と操作ユニット(32)と
取付板(12)とが一体となる。
【0028】このとき、ガス栓本体(1)がフレキ管(4)の
弾性復帰力に作用されて、取付板(12)の取付姿勢と合わ
ない場合でも、ガス栓本体(1)は取付板(12)に対して回
転可能に取り付けられているから、図9に示すように、
ガス栓本体(1)を前記間隙(S)分だけ、所定の方向に回転
させてガス栓本体(1)の取付角度を調整することができ
る。後は、取付枠(33)の表面にプレート枠(34)をその姿
勢を調整しながらネジ止めすると共に、さらにこの表面
に化粧板(36)を嵌め込んで取り付ける。これで、ガス栓
の取付工事が完了する。
【0029】尚、化粧板(36)に設けた開口(38)に操作ユ
ニット(32)の開閉蓋(37)がちょうど嵌るようにし、化粧
板(36)の表側から、プレート枠(34)及び取付枠(33)の開
口内に押し込むようにして開閉蓋(37)を開放し、ホース
エンド(19)へのソケット(図示せず)の接続操作が可能と
なるように、プレート枠(34)及び化粧板(36)はその取付
姿勢を調整しながら取り付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1番目の実施の形態の取付板(12)
をガス栓本体(1)に取り付けた状態の正面図。
【図2】図1の背面図。
【図3】図1のX−X断面図。
【図4】本願発明の実施の形態において採用した枠体
(2)の斜視図。
【図5】本願発明の実施の形態において採用したスライ
ド板(21)の斜視図。
【図6】本願発明の実施の形態のガス栓本体(1)に取り
付けられている取付板(12)をスライド板(21)の略中央部
に取り付けた状態を示す正面図。
【図7】本願発明の実施の形態における他の姿勢のガス
栓本体(1)に取り付けられている取付板(12)をスライド
板(21)の略中央部に取り付けた状態を示す正面図。
【図8】本願発明の実施の形態のガス栓本体(1)の取付
完了状態の一例を示す横断面図。
【図9】本願発明の実施の形態のガス栓本体(1)を取付
板(12)に対して所定角度回転させた状態を示す正面図。
【図10】従来のガス栓本体(1)の取付構造を示す分解
斜視図。
【符号の説明】
(1)・・・・ガス栓本体 (12)・・・・取付板 (19)・・・・ホースエンド (2)・・・・枠体 (3)・・・・壁板 (4)・・・・フレキ管
フロントページの続き (72)発明者 宮井 善孝 京都市南区上鳥羽花名18番地の1 株式 会社藤井合金製作所内 (56)参考文献 特開 平6−193760(JP,A) 実用新案登録2545585(JP,Y2) 実公 平7−49155(JP,Y2) 実公 平8−7187(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 5/00 F16K 27/00 F16K 27/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキ管に接続されたガス栓本体と、前
    記ガス栓本体が埋設されるべき壁を構成する壁板の裏側
    に添設固定される枠体と、前記ガス栓本体の背面側に設
    けられ且つ前記枠体に対して正面から見たときの相対姿
    勢が固定される取付板とからなるガス栓の取付構造にお
    いて、 前記ガス栓本体は、その中心から正面前方にホースエン
    ドが突出し、このホースエンドに対して前記フレキ管の
    接続部が直角に屈曲する構成であり、 前記取付板は、前記ガス栓本体と別体に構成された金属
    板製とするとともに、その中心が、前記ホースエンドに
    対して同軸線上にある前記ガス栓本体の背面の中心に対
    して回転可能に固定されていることを特徴とするガス栓
    の取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガス栓の取付構造にお
    いて、 前記取付板の中心に貫通孔が形成され、 前記ガス栓本体の背面の中心に前記貫通孔に貫通可能な
    突起が突設され、 前記突起は前記貫通孔に抜け止め手段によって抜け止め
    状態に嵌め込まれているガス栓の取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のガス栓の取付構造にお
    いて、前記突起には、周方向に凹溝が形成されており、
    前記抜け止め手段は前記ガス栓本体の背面において前記
    凹溝に嵌めこまれるE形止め輪であるガス栓の取付構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のガス
    栓の取付構造において、 前記取付板には、前記ホースエンドにソケットを脱着操
    作するための操作ユニットが前記ホースエンドを包囲す
    るように取り付けられ、 前記壁板の表側には化粧板が添設固定され、 前記化粧板に設けられている開口から前記操作ユニット
    の操作部が操作可能であるガス栓の取付構造。
JP2000158237A 2000-05-29 2000-05-29 ガス栓の取付構造 Expired - Fee Related JP3370058B2 (ja)

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