JP3369699B2 - 注出容器 - Google Patents

注出容器

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JP3369699B2
JP3369699B2 JP02156894A JP2156894A JP3369699B2 JP 3369699 B2 JP3369699 B2 JP 3369699B2 JP 02156894 A JP02156894 A JP 02156894A JP 2156894 A JP2156894 A JP 2156894A JP 3369699 B2 JP3369699 B2 JP 3369699B2
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隆治 田崎
辰男 椿
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/02Membranes or pistons acting on the contents inside the container, e.g. follower pistons
    • B05B11/028Pistons separating the content remaining in the container from the atmospheric air to compensate underpressure inside the container

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、比較的に粘性の高いペ
ースト状の内容物を収容し、上部に手動ポンプ機構を備
えた注出容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の注出容器としては、特開昭62
−182079号公報に開示されたものがある。この注
出容器においては、容器本体の天板部の上側にシリンダ
を起立して設置し、容器本体の内側の収容部と前記シリ
ンダの内側のポンプ室とを第1逆止弁を介して接続し、
シリンダの内部にピストンを気密状態に上下方向へ摺動
可能に設け、ピストンの上部に注出管を設けて、ポンプ
室と注出管とを第2逆止弁を介して接続し、このピスト
ンと一体的に逆さカップ形の操作部材を設け、この操作
部材をスプリングで上方に付勢している。
【0003】そして、操作部材を押し下げると、第1逆
止弁が閉じるとともに第2逆止弁が開いて、ポンプ室の
内容物が注出管に注出され、この後、操作部材をスプリ
ングによって上方に弾性復帰させると、第2逆止弁が閉
じるとともに第1逆止弁が開き、収容部の内容物がポン
プ室にポンプアップされる。
【0004】又、容器本体の内部には可動底板が気密状
態に摺動可能に取り付けられており、収容部の内容物を
ポンプ室にポンプアップすると収容部内の圧力が負圧に
なるため、大気圧との圧力差によって可動底板が上昇す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記注出装
置の注出管は略L字形をなしていて、この注出管のうち
横方向に延びる部分が前記逆さカップ形をなす操作部材
の頂部から上方に突出した構造になっている。これは、
人差指を除く4本の指で容器本体を把持し、人差指を操
作部材の頂部に引っ掛けて操作部材を下方に押すのに適
する構造であった。
【0006】しかしながら、この構造では、 注出する際に注出管の向きを常に確認する必要があ
り、必要に応じて注出容器を持ち変えなければならない
ので不便であった。
【0007】又、内容物が粘性の高いものの場合には、
操作部材を押し下げるのに大きな力が必要であり、人差
指1本でこれを行うのは困難な場合があった。このよう
な場合には、一方の手で注出容器を持ち、他方の手の平
に注出管の先部を押し当てて注出容器を押し下げるよう
にすれば、大きな力をたやすく得ることができる。とこ
ろが、 前記注出容器をこのように操作すると、内容物を注
出した直後に、その手の平で注出管の先端開口に付着し
た内容物を拭おうとした時に、操作部材が邪魔になると
いう問題があった。
【0008】又、このように操作すると、 注出管の先端開口部の一部が手の平に当り、そこに
力が集中することになるので、手の平が痛いという問題
もあった。
【0009】尚、実開昭51−10134号公報には、
前記注出管がまっすぐ上方に延び、その先端を操作部材
から突出させた構造の注出容器が開示されている。この
ようにすれば前記 及び の問題は解決されるが、
の問題を解決することはできなかった。
【0010】本発明はこのような従来の技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、操作性がよく、手の平に押
し付けて注出操作を行っても手の平が痛くない注出容器
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の構成を採用した。即ち、本発明の注
出容器は、(イ)容器本体と、(ロ)可動底板と、
(ハ)天板部と、(ニ)収容部と、(ホ)ポンプ室と、
(ヘ)第1逆止弁と、(ト)内側案内環及び外側案内環
と、(チ)操作部材と、(リ)ピストンと、(ヌ)付勢
部材、とを具備する。
【0012】以下、本発明の各構成をより詳細に説明す
る。 (イ)容器本体は筒状をなしている。 (ロ)可動底板は前記容器本体に気密状態に摺動可能に
嵌装されている。この可動底板は収容部内の圧力が負圧
になると、大気圧との圧力差によって容器本体内を上昇
する。 (ハ)天板部は前記容器本体の上部を塞ぎ、その中央に
は液出口が設けられている。天板部の底面は周縁部から
前記液出口に向かって上り勾配になっている。
【0013】(ニ)収容部は、前記容器本体の内部にお
いて前記可動底板と天板部との間に形成され、この収容
部に内容物が収容される。 (ホ)ポンプ室は前記天板部の液出口の上方に設けられ
ている。 (ヘ)第1逆止弁は、前記天板部の液出口に設けられて
いる。第1逆止弁は、前記収容部内の内容物がポンプ室
に流れるのを許容し、ポンプ室から収容部へ逆流するの
を阻止する。 (ト)内側案内環と外側案内環は前記天板部の上側に設
けられ、どちらも前記液出口の外側に同心状に起立して
設けられている。
【0014】(チ)操作部材は前記天板部の上方に配さ
れていて、前記容器本体の上部のほぼ全体を覆う大きさ
を有し、上下動可能に設置されている。操作部材の上面
はコーン形をなし頂部に水平部を有しており、この水平
部の中央に注出口が設けられている。操作部材の下部に
は、前記内側案内環の外側に配される筒状の内側支持環
と、前記外側案内環の外側に配される筒状の外側支持環
が設けられている。操作部材は離脱防止機構によって、
天板部から外れないようにされている。
【0015】(リ)ピストンは前記操作部材と連動す
る。ピストンは、操作部材と共に上下動してポンプ室の
容積を拡縮する作用部と、前記注出口とポンプ室とを接
続する流出通路と、この流出通路を内容物がポンプ室か
ら注出口へ流れるのを許容し注出口からポンプ室へ逆流
するのを阻止する第2逆止弁、とを有する。
【0016】このピストンは次のように構成することが
可能である。例えば、第2逆止弁を環状に形成して、こ
の第2逆止弁の外周部が前記ポンプ室を画成する壁面に
気密状態に上下方向に摺動するように配し、ピストン
は、操作部材に固定されて第2逆止弁を挿通するピスト
ン本体を備え、このピストン本体の下端を作用部として
第2逆止弁の下側に回り込ませ、この作用部に第2逆止
弁に対する弁座を設ける。そして、前記ピストン本体と
第2逆止弁とを上下方向に相対移動可能にし、前記操作
部材を下方に押操作すると弁座が第2逆止弁から離間し
て流出通路を開き、操作部材を上方に復帰させると弁座
が上昇して第2逆止弁が弁座に着座し流出通路を塞ぐよ
うにする。
【0017】あるいは、作用部を環状に形成して、作用
部の内側を流出通路の一部とし、この作用部の外周部を
前記ポンプ室を画成する壁面に気密状態に上下方向に摺
動させるようにし、第2逆止弁をポンプ室の液圧によっ
て動作するようにして、この第2逆止弁によって流出通
路の一部をなす作用部の内側を開閉するようにしてもよ
い。
【0018】(ヌ)付勢部材はスプリング等により構成
し、前記天板部と操作部材との間に配置して、操作部材
を上方に付勢する。
【0019】
【作用】操作部材を付勢部材に抗して下方に押操作する
と、操作部材と共にピストンが下降し、第1逆止弁が閉
じて第2逆止弁が開き、ポンプ室の内容物が作用部によ
って押し出され、流出通路を介して注出口へと流れ出
る。
【0020】この後、操作部材を付勢部材の弾性力によ
って上昇させると、操作部材と共にピストンが上昇し、
第2逆止弁が閉じて第1逆止弁が開き、収容部内の内容
物がポンプ室にポンプアップされる。
【0021】注出口は操作部材の頂部水平部の中央に位
置しているので、容器本体の周方向どの位置を持っても
内容物の注出方向は一定になり、使い勝手がよい。この
注出容器においては、一方の手で注出容器を天地逆にし
て持ち、他方の手の平に操作部材を当てて、注出容器を
前記他方の手の方へ押し付けることによって操作部材を
容器本体に接近する方向へ移動させ、内容物を注出する
こともできる。
【0022】このように注出操作する時に、操作部材の
コーン形状をした部分を手の平に面当接するように添え
ると、注出容器を押し付けた時にも手の平が痛くならな
い。又、操作部材が注出口を頂部とするコーン形をなし
ているので、注出直後に手の平で注出口周りに付着した
内容物を拭う際に、操作部材が邪魔にならず、綺麗に拭
うことができる。
【0023】操作部材を昇降させる時には、内側案内環
が内側支持環を案内し、外側案内環が外側支持環を案内
するので、操作部材がスムーズに動く。天板部の底面が
周縁部から中央の液出口に向かって上り勾配になってい
るので、収容部内の空気を液出口に集めることができ、
初回の注出の時に収容部内の空気を全て排気することが
できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図7の図面
に基いて説明する。 〔第1実施例〕図1から図3は本発明に係る注出容器の
第1実施例を示すものである。図1は注出容器の全体縦
断面図であり、この図において右半分は非注出状態を表
し、左半分は注出状態を表している。
【0025】注出容器1は上部が開口した有底円筒状の
容器本体2を有している。容器本体2の底部3には複数
の空気孔4が設けられている。容器本体2の内部には可
動底板5が容器本体2の内周面に気密状態に摺動可能に
取り付けられている。
【0026】図2は注出容器1の上部拡大断面図であ
り、容器本体2の上部開口には天板(天板部)10が気
密状態に固定されている。天板10は隔壁部11と外筒
部12と内筒部13とから構成されており、外筒部12
の先端突起14を容器本体2の先端に突き当て、外筒部
12の外周面に設けられた掛止部15を前記容器本体2
の内周面上端に設けられた掛止部6に掛止することによ
り、天板10は容器本体2に固定されている。容器本体
2と可動底板5と天板10に囲まれて収容部7が形成さ
れており、この収容部7にペースト状の内容物が収容さ
れる。
【0027】天板10の隔壁部11の中央には液出口孔
16が設けられており、隔壁部11の底面17は、その
全周縁部から液出口孔16に向かって上り勾配に形成さ
れている。これは収容部7内の空気を液出口孔16に集
めるためである。内筒部13は液出口孔16の外側に同
心状に配置されており、隔壁部11から起立し上方に延
びている。
【0028】前記天板10の外筒部12と内筒部13と
の間には案内環20が取り付けられている。案内環20
は、同心状に配された内側案内環21と外側案内環22
とが連結板23により連結された構成になっている。内
側案内環21の上端には内側に略U字形に屈曲する屈曲
部24が形成されており、案内環20は、この屈曲部2
4を前記天板10の内筒部13の先端に気密状態に嵌合
し、連結板23を天板10の隔壁部11の上面に当接
し、連結板23の外周縁25を前記天板10の外筒部1
2の内周面下部に設けられた掛止部18に掛止して、天
板10に固定されている。
【0029】案内環20の上側には操作ヘッド70(操
作部材)が昇降可能に取り付けられている。操作ヘッド
70は平面視円形をなし、その外径は天板10における
外筒部12の内径よりも若干小径にされていて、上方か
ら見ると容器本体2のほぼ全体を覆う大きさを有してい
る。
【0030】操作ヘッド70は頂上に水平部71を有
し、この水平部71の外側に、径方向外側に向かって下
り勾配をなすコーン部72が連なり、コーン部72の外
側に円筒状の外側支持環73が連なっている。水平部7
1の中央には開口74が設けられており、この開口74
を囲む略円筒状の保持筒75が水平部71の裏面から下
方に延設されている。コーン部72の裏面からは内側支
持環76が下方に延設されている。保持筒75及び内側
支持環76は外側支持環73と同心状に配されている。
【0031】保持筒75は前記案内環20の屈曲部24
の内側に隙間を有して挿入されており、保持筒75の下
端は屈曲部24よりも下方に位置している。内側支持環
76の内側には案内環20における内側案内環21が若
干の隙間を有して挿入されており、内側支持環76の下
端は内側案内環21の高さ方向の中央よりも下方に位置
している。外側支持環73は案内環20における外側案
内環22の外側に配されている。
【0032】外側支持環73の内周面下部に設けられた
案内突起77は外側案内環22の外周面に摺接し、外側
案内環22の外周面先端に設けられた案内突起26は外
側支持環73の内周面に摺接するようになっていて、こ
れによって操作ヘッド70は径方向にがた付かないよう
に案内される。
【0033】又、操作ヘッド70は、内側支持環76が
案内環20の内側案内環21によって案内されるように
なっており、内側支持環76と内側案内環21との上下
方向の重複寸法が長いので、操作ヘッド70は傾くこと
なく、非常にスムーズに動くようになる。この操作ヘッ
ド70は案内環20との間に設けたスプリング(付勢部
材)80によって上方に付勢されている。
【0034】前記天板10の内筒部13の内部には第1
逆止弁30とピストン40が収容されている。第1逆止
弁30は前記天板10の液出口孔16を開閉する弁であ
る。図3は第1逆止弁30を裏面側から見た拡大底面図
であり、第1逆止弁30は平面視円形をなしている。第
1逆止弁30はポリエチレン等の弾性を有する材料から
なり、弁体部31の外周縁から筒部32が起立した形状
をなしていて、上部に凹部33を有している。
【0035】弁体部31の中央部分は前記液出口孔16
を塞ぐ閉塞部34になっており、閉塞部34の外側に3
本の筋状の通路孔35が設けられている。各通路孔35
は曲率半径の異なる2つの円弧状の孔36,37を結ん
だ形状をなしている。
【0036】第1逆止弁30は、弁体部31を前記天板
10の隔壁部11の上面に突き当て、筒部32の外周面
に設けられた掛止部38を前記天板10の内筒部13の
内周面下部に設けられた掛止部19に掛止して、天板1
0に固定されている。この状態においては、天板10の
液出口孔16は第1逆止弁30の閉塞部34により閉じ
られ、これと同時に第1逆止弁30の各通路孔35が天
板10の隔壁部11によって閉じられるようになってい
る。
【0037】ピストン40はピストン本体41と第2逆
止弁60とから構成されている。ピストン本体41は有
底の略円筒状をなし、内部が空洞部42になっていて、
上端が注出口43として開口している。ピストン本体4
1の外周部には複数の連通孔44が設けられている。ピ
ストン本体41の下部には径方向外側に張り出す鍔部4
5が形成されている。鍔部45の外径は前記天板10の
内筒部13の内径よりも若干小径になっていて、この鍔
部45の外周部には周方向に適宜の間隔で流通溝46が
複数形成されている。又、鍔部45には第2逆止弁60
に対する環状の弁座部47が上方に突出形成されてい
る。
【0038】更に、ピストン本体41の下部には鍔部4
5よりも下方に突出する突出部48が設けられている。
突出部48の外径は前記第1逆止弁30の凹部33の内
径よりも小径になっている。尚、この実施例において
は、鍔部45と突出部48によってピストン40の作用
部が構成される。
【0039】第2逆止弁60は環状をなし、前記ピスト
ン本体41の鍔部45の上側に配されている。第2逆止
弁60の断面形状は略H形をなし、外側リング部61の
外周部が前記天板10における内筒部13の内周面に気
密状態に摺接しており、第2逆止弁60は内筒部13内
を上下方向に摺動可能に取り付けられている。
【0040】第2逆止弁60の内側リング部62におけ
る上部63の外周部は、前記操作ヘッド70の保持筒7
5の内周面下部に気密状態に摺接している。内側リング
部62の下部64は、前記ピストン本体41の弁座部4
7よりも径方向内側に位置しており、この弁座部47に
対して着座及び離反可能になっている。
【0041】この内側リング部62の内側に前記ピスト
ン本体41が所定の隙間を有して挿通されており、ピス
トン本体41と第2逆止弁60は上下方向に相対移動可
能になっている。内側リング部62を貫いたピストン本
体41は更に操作ヘッド70の保持筒75に挿通されて
おり、ピストン本体41の外周面に設けた係合凹部49
に、保持筒75の内周面途中に設けた係合凸部78が気
密状態に嵌合固定され、操作ヘッド70とピストン本体
41は一体化されている。したがって、操作ヘッド70
を昇降することによって、ピストン本体41の下部が前
記内筒部13内を昇降することとなる。
【0042】ピストン本体41の先端は操作ヘッド70
の水平部71と面一にされており、注出口43は操作ヘ
ッド70の開口74内に位置している。つまり、操作ヘ
ッド70の水平部71の中央に注出口43が位置するこ
ととなる。
【0043】前記天板10の内筒部13と、ピストン本
体41の鍔部45及び突出部48と、第1逆止弁30と
によって囲まれた部分がポンプ室81を構成し、ピスト
ン本体41と第2逆止弁60との間に形成される隙間
と、ピストン本体41の連通孔44と、空洞部42とに
よって流出通路82が構成されている。
【0044】尚、第2逆止弁60は、外側リング部61
の上端が前記案内環20の屈曲部24に突き当たること
によって、それ以上の上方移動を規制されており、この
ように移動規制された第2逆止弁60にピストン本体4
1の弁座部47が突き当たることによって、操作ヘッド
70が天板10から離脱するのを防止している。
【0045】操作ヘッド70の上側にはカバー90が着
脱可能に取り付けられている。カバー90は水平部91
とコーン部92とスカート部93とから構成されてお
り、スカート部93の下端部94が天板10の先端突起
14の上に載置されるようになっている。水平部91の
裏面中央にはピストン本体41の注出口43に嵌入する
突曲部95が形成されており、突曲部95の外側に、ピ
ストン本体41の先部を挿入可能とする筒部96が下方
に延設されている。
【0046】この注出容器1においては、カバー90を
外し、操作ヘッド70を下方に押すことによって内容物
を注出する。初めて注出容器1を使用する際には、注出
容器1の空気抜きを行う。空気抜きの操作は注出する時
と同じ操作で行うことができる。即ち、操作ヘッド70
をスプリング80に抗して押し下げると、操作ヘッド7
0と共にピストン40のピストン本体41が下降する。
この時、第1逆止弁30の弁体部31は天板10におけ
る隔壁部11の上面に圧接され、隔壁部11の液出口孔
16は第1逆止弁30の閉塞部34によって閉ざされ、
第1逆止弁30の通路孔35は隔壁部11の上面によっ
て閉ざされる。
【0047】ピストン本体41の下降初期段階では、ピ
ストン40の第2逆止弁60は移動せず図2の位置(以
下、この位置を上死点という)に留まっている。その結
果、ピストン本体41の弁座部47が第2逆止弁60に
おける内側リング部62の下部64から離間し、流出通
路82が開く。これと同時に、ピストン本体41の下降
によりポンプ室81内の空気が流通溝46及び流出通路
82を通って注出口43から排気される。
【0048】操作ヘッド70を更に押し下げると、操作
ヘッド70における保持筒75の下端が第2逆止弁60
に突き当り、それ以降は操作ヘッド70とピストン本体
41と第2逆止弁60が一体となって下降する。この間
も流出通路82は開状態に保持され、ピストン本体41
の下降に伴いポンプ室81内の空気が注出口43から排
気される。
【0049】そして、ピストン本体41の鍔部45が第
1逆止弁30の筒部32に突き当たったところで、ピス
トン本体41は下降を停止する。図1において左半分は
この状態を表しており、以下、この時のピストン本体4
1の位置を下死点という。下死点では、ピストン本体4
1の突出部48が第1逆止弁30の凹部33内に侵入す
る。
【0050】この状態から、操作ヘッド70から手を離
し、操作ヘッド70及びピストン本体41をスプリング
80によって上方に弾性復帰させる。この復帰初期にお
いては、第2逆止弁60は移動せず図1における左半分
で示した位置に停止しており、操作ヘッド70及びピス
トン本体41だけが上昇する。
【0051】ピストン本体41が上昇し、その弁座部4
7が第2逆止弁60における内側リング部62 の下端
に突き当ると、それ以降は、第2逆止弁60が弁座部4
7に着座した状態を保持しつつ、操作ヘッド70とピス
トン本体41と第2逆止弁60が一体となって上昇す
る。
【0052】第2逆止弁60が弁座部47に着座した状
態では流出通路82が閉じられるので、この状態でピス
トン本体41が上昇すると、ポンプ室81の容積増大に
伴いポンプ室81内が負圧になる。その結果、第1逆止
弁30の弁体部31が上方に引っ張られて、閉塞部34
が天板10における隔壁部11の上面から離間し、隔壁
部11の液出口孔16が開かれると共に、第1逆止弁3
0の通路孔35が開かれて、収容部7の上部に溜ってい
た空気が液出口孔16及び通路孔35を通ってポンプ室
81へと流れ込む。尚、隔壁部11の底面17が液出口
孔16に向かって上り勾配になっているので、収容部7
内の空気が液出口孔16に集まり易い。
【0053】そして、第2逆止弁60の外側リング部6
1が案内環20の屈曲部24に突き当たって、ピストン
本体41は上死点に戻り、操作ヘッド70も停止する。
前記一連の動作を適宜繰り返すことによって、収容部7
及びポンプ室81内の空気を全て排気することができ
る。
【0054】収容部7内の空気抜きが完了すると、前述
の操作ヘッド70の復帰動作に伴うピストン本体41の
上昇動作によって、収容部7内の内容物が液出口孔16
及び通路孔35を通ってポンプ室81内にポンプアップ
される。更に、ポンプ室81内の空気抜きが完了する
と、操作ヘッド70の押し下げ操作に伴うピストン本体
41の下降動作によって、ポンプ室81内の内容物が、
ピストン本体41の流通溝46及び流出通路82を通っ
て、注出口43から注出される。
【0055】収容部7内の内容物がポンプ室81にポン
プアップされるにしたがって、収容部7内が負圧にな
る。すると、収容部7内の圧力と大気圧との差圧に基い
て、可動底板5に上向きの力が加わり、可動底板5は容
器本体2内を上昇し、収容部7内の圧力が大気圧と平衡
したところで停止する。
【0056】ところで、内容物を注出するには、一方の
手で注出容器1を天地逆にして持ち、他方の手の平に操
作ヘッド70を当て、注出容器1を前記他方の手の平の
方へ押し付けることによって、操作ヘッド70を容器本
体2に接近する方向へ押し込んで行うこともできる。こ
の注出容器1においては操作ヘッド70の中央に注出口
43が位置しているので、容器本体2の周方向どの位置
を持っても内容物の注出方向は一定である。
【0057】このように操作する時には、操作ヘッド7
0のコーン部92を手の平に面当接するように添える
と、注出容器1を押し付けた時に手の平が痛くならず、
具合いがよい。又、注出口43の周りがコーン部92に
なっているので、注出直後に手の平で注出口43周りに
付着した内容物を拭う際に、操作ヘッド70が邪魔にな
らず、綺麗に拭うことができる。
【0058】〔第2実施例〕図4は第2実施例の注出容
器1の要部拡大断面図であり、前記第1実施例における
図2に相当する図面である。この第2実施例の注出容器
1が第1実施例のものと相違する点を以下に説明する。
尚、第1実施例の注出容器1と同一態様部分には同一符
号を付して説明を省略する。
【0059】この注出容器1における案内環20は内側
案内環21と屈曲部24から構成されており、外側案内
環22がない。この外側案内環22の代わりに、天板1
0の隔壁部11から外側案内環111が起立して一体的
に設けられており、外側案内環111の外周面先端に、
前記外側案内環22の案内突起26に相当する案内突起
112が設けられている。案内環20は、屈曲部24を
天板10の内筒部13の先端に気密状態に嵌合すること
によって、固定されている。
【0060】操作ヘッド70は、保持筒75の内側であ
って操作ヘッド70の中央に、注出管部171を有して
おり、保持筒75から延びる連結部172によって支持
されている。注出管部171の先端は水平部71と面一
になっており、注出管部171の先端開口が注出口43
になっている。
【0061】この注出容器1のピストン本体41は中実
構造になっており、下部に鍔部45と弁座部47は有し
ているが、第1実施例における空洞部42、連通孔4
4、流通溝46、及び突出部48がない。ピストン本体
41は、前記注出管部171に嵌入固定されたロッド部
141を有し、このロッド部141の外周面に、上下方
向に延びる複数の流出溝142が設けられている。この
ピストン本体41においてはその底面が作用部になる。
【0062】第2逆止弁60の形状は第1実施例のもの
と若干異なっているが、機能的には何ら代わるところは
ない。第2逆止弁60がピストン本体41の弁座部47
に着座した状態において、鍔部45は第2逆止弁60に
おける外側リング部61の内側に位置し、外側リング部
61との間に隙間を有している。ピストン本体41が上
死点に位置した時に、流出溝142の下端は注出管部1
71の下端よりも下方に位置する。
【0063】この第2実施例においては、ピストン本体
41と第2逆止弁60との間に形成される隙間と、流出
溝142と、注出管部171の内部空間によって流出通
路82が構成されている。
【0064】第2実施例の注出容器1の場合には、操作
ヘッド70の押し込んだ時に、操作ヘッド70の連結部
172が第2逆止弁60における内側リング部62の上
部63に突き当たることにより、操作ヘッド70とピス
トン本体41と第2逆止弁60が一体となって下降す
る。それ以外の動きは第1実施例の注出容器1の場合と
同じであり、空気抜き及び内容物の注出の時の空気及び
内容物の流れも第1実施例と同様であるので、その説明
は省略する。
【0065】〔第3実施例〕図5は第3実施例の注出容
器1の要部拡大断面図であり、前記第2実施例における
図4に相当する図である。この第3実施例の注出容器1
が第2実施例のものと相違する点を以下に説明する。
尚、第2実施例の注出容器1と同一態様部分には同一符
号を付して説明を省略する。
【0066】この注出容器1には案内環20がない。こ
の注出容器1の第1逆止弁30においては、筒部32が
二重管のように形成されており、内側筒部131の上部
が外側筒部132に連なって構成されている。この内側
筒部131と外側筒部132の間に天板10の内筒部1
3を嵌合することによって、第1逆止弁30は天板10
に気密状態に固定されている。第1逆止弁30の内側筒
部131は第1実施例及び第2実施例における内筒部1
3として機能し、外側筒部132は第1実施例及び第2
実施例における内側案内環21として機能する。
【0067】この注出容器1の操作ヘッド70において
は、保持筒75の下端が注出管部171の下端よりも下
方に延びている。この注出容器1においては、ピストン
本体41と第2逆止弁60との位置関係が第1実施例及
び第2実施例のものと逆になっている。即ち、ピストン
本体41の内側に第2逆止弁60が収容されている。
【0068】詳述すると、ピストン本体41は、円筒状
の支持筒143と、支持筒143の先端から下方内向き
に延びる環状の弁座部47と、支持筒143の先端から
上方外向き及び下方外向きに延びる環状の摺動片144
とから構成されている。ピストン本体41は、支持筒1
43を操作ヘッド70の保持筒75に気密状態に嵌入固
定することにより、操作ヘッド70と一体化されてお
り、摺動片144を第2逆止弁60における内側筒部1
31の内周面に気密状態に摺接させることにより、内側
筒部131内を上下方向に摺動可能にされている。この
ピストン本体41においては弁座部47と摺動片144
が作用部になる。
【0069】第2逆止弁60はポリエチレン等の弾性を
有する樹脂で形成されており、図6に示すように、環状
の支持部161と、弁体部162と、支持部161と弁
体部162を連結する複数のアーム部163とから構成
されている。
【0070】第2逆止弁60はピストン本体41の支持
筒143内に収容されており、支持部161を支持筒1
43の内周面に設けた掛止部145に掛止させている。
弁体部162はアーム部163の弾性により下方に付勢
されており、通常は弁体部162はピストン本体41の
弁座部47に着座している。
【0071】この第3実施例の注出容器1においては、
第1逆止弁30と、ピストン本体41の弁座部47及び
摺動片144と、第2逆止弁60の弁体部162とによ
って囲まれた部分がポンプ室81を構成し、ピストン本
体41と第2逆止弁60との間に形成される隙間と、第
2逆止弁60の内部と、注出管部171の内部空間によ
って流出通路82が構成されている。
【0072】この注出容器1の場合には、操作ヘッド7
0を押し下げると、押し下げ開始からピストン本体41
だけでなく第2逆止弁60も操作ヘッド70と一体とな
って下降する。そして、ポンプ室81内の圧力が上昇す
ると、この圧力によって第2逆止弁60の弁体部162
がアーム部163の弾性に抗してピストン本体41に対
し相対的に押し上げられ、ピストン本体41の弁座部4
7から離間して流出通路82が開き、ポンプ室81内の
空気あるいは内容物が流出通路82を通って、注出口4
3から流出する。
【0073】操作ヘッド70を上方に弾性復帰させる時
には、第2逆止弁60の弁体部162が再び弁座部47
に着座し、操作ヘッド70の上昇に伴いポンプ室81内
が負圧になるので、第2実施例の場合と同様に第1逆止
弁30の弁体部31が天板10の隔壁部11から離間
し、液出口孔16及び通路孔35が開いて、収容部7内
の空気あるいは内容物がポンプ室81にポンプアップさ
れる。
【0074】この第3実施例の注出容器1においては、
操作ヘッド70の外側支持環73の案内突起77が、天
板10の外側案内環111の案内突起112に引っ掛か
ることによって、操作ヘッド70は天板10から離脱不
能にされている。
【0075】〔第4実施例〕図7は第4実施例の注出容
器1の要部拡大断面図であり、前記第3実施例における
図5に相当する図である。この第4実施例の注出容器1
が前記第3実施例のものと相違する点を以下に説明す
る。尚、第3実施例の注出容器1と同一態様部分には同
一符号を付して説明を省略する。
【0076】この注出容器1における天板10は、内筒
部13と外側案内環111との間に、隔壁部11から起
立して上方に延びる内側案内環113を有している。内
側案内環113は第1実施例における内側案内環21に
対応し、操作ヘッド70の内側支持環76はこの内側案
内環113の外側に配されている。
【0077】この注出容器1における第1逆止弁30
は、内側筒部131と外側筒部132の間に天板10の
内筒部13を気密状態に嵌合し、外側筒部132の外周
部上縁を内側案内環113に設けた掛止部114に引っ
掛けることにより固定されている。第1逆止弁30の弁
体部31の中央には上方に突出する膨出部133が形成
されている。
【0078】この注出容器1における操作ヘッド70で
は、保持筒75と注出管部171が連結部172よりも
下方に延びていない。ピストン本体41は、カップ形を
なす逆止弁収容部241と、逆止弁収容部241の上端
から外側に張り出す環状の鍔部242と、逆止弁収容部
241の底部243から下方に延びる円筒状のスカート
部244とから構成されており、逆止弁収容部241の
底部242の中央には液出口孔245が設けられてい
る。
【0079】ピストン本体41は、鍔部242の外周縁
を操作ヘッド70における内側支持環76の内周面に設
けた掛止部173に掛止することにより、操作ヘッド7
0に固定されている。スカート部244の下端外周面は
第1逆止弁30の内側筒部131の内周面に気密状態に
摺接しており、スカート部244は内側筒部131内を
上下方向に摺動可能にされている。このピストン本体4
1においてはスカート部244が作用部になる。
【0080】第2逆止弁60はポリエチレン等の弾性を
有する樹脂からなり、カップ形をなしている。第2逆止
弁60は、その外周部164の上部を、ピストン本体4
1の逆止弁収容部241と操作ヘッド70の保持筒75
との間に気密状態に嵌合することによって固定されてい
る。
【0081】第2逆止弁60の底部は、ピストン本体4
1の液出口孔245を開閉する弁体部165になってお
り、弁体部165には第1逆止弁30における弁体部3
1の通路孔35と同様の通路孔166が複数形成されて
いる。通常、弁体部165はピストン本体41の底部2
43に密接しており、液出口孔245と通路孔166は
閉じられている。
【0082】この第4実施例の注出容器1においては、
第1逆止弁30と、ピストン本体41のスカート部24
4と、第2逆止弁60の弁体部165によって囲まれた
部分がポンプ室81を構成し、液出口孔245と、第2
逆止弁60の内部空間と、注出管部171の内部空間に
よって流出通路82が構成されている。
【0083】この第4実施例の注出容器1の場合も第3
実施例の時と同様に、操作ヘッド70を押し下げると、
押し下げ開始からピストン本体41と第2逆止弁60が
操作ヘッド70と一体となって下降する。そして、ポン
プ室81内の圧力が上昇すると、この圧力によって第2
逆止弁60の弁体部165がその弾性に抗して押し上げ
られ、ピストン本体41の底部243から離間する。そ
の結果、ピストン本体41の液出口孔245及び第2逆
止弁60の通路孔166が開くことにより、流出通路8
2が開き、ポンプ室81内の空気あるいは内容物が流出
通路82を通って、注出口43から流出する。
【0084】尚、この実施例においては、ピストン本体
41が下死点近くに達すると、ピストン本体41の膨出
部133が第2逆止弁60の弁体部165に突き当り、
弁体部165を上方に突き上げるようになっている。
【0085】操作ヘッド70を上方に弾性復帰させる時
には、第2逆止弁60の弁体部165が再びピストン本
体41の底部243に着座し、操作ヘッド70の上昇に
伴いポンプ室81内が負圧になるので、第3実施例の場
合と同様に第1逆止弁30の弁体部31が天板10の隔
壁部11から離間し、液出口孔16及び通路孔35が開
いて、収容部7内の空気あるいは内容物がポンプ室81
にポンプアップされる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内側案内環と内側支持環、及び、外側案内環と外側支持
環によって操作部材が案内されるので、操作部材は傾く
ことなく非常にスムーズに昇降するという優れた効果が
奏される。
【0087】又、天板部の底面が周縁部から中央の液出
口に向かって上り勾配になっているので、収容部内の空
気を液出口に集めることができ、収容部内の空気を全て
排気することができる。
【0088】内容物を注出するのに、一方の手で注出容
器を天地逆にして持ち、他方の手の平に操作部材を押し
付けて、操作部材を容器本体に接近する方向へ移動させ
る場合、操作部材のコーン形状をした部分を手の平に面
当接するように添えると、注出容器を押し付けた時に手
の平が痛くないという効果がある。
【0089】このように注出した場合、操作部材が注出
口を頂部とするコーン形をなしているので、注出直後に
手の平で注出口周りに付着した内容物を拭う際に、操作
部材が邪魔にならず、綺麗に拭うことができるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る注出容器の第1実施例における縦
断面図である。
【図2】第1実施例における注出容器の上部拡大断面図
である。
【図3】第1実施例の注出容器における第1逆止弁の拡
大底面図である。
【図4】本発明に係る注出容器の第2実施例における上
部拡大断面図である。
【図5】本発明に係る注出容器の第3実施例における上
部拡大断面図である。
【図6】第3実施例の注出容器における第2逆止弁の外
観斜視図である。
【図7】本発明に係る注出容器の第4実施例における上
部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 注出容器 2 容器本体 5 可動底板 7 収容部 10 天板(天板部) 16 液出口孔(液出口) 17 底面 21 内側案内環 22 外側案内環 24 屈曲部(離脱防止機構) 30 第1逆止弁 40 ピストン 41 ピストン本体 43 注出口 45 鍔部(作用部) 47 弁座部 48 突出部(作用部) 60 第2逆止弁 70 操作ヘッド(操作部材) 71 水平部 72 コーン部 73 外側支持環 76 内側支持環 77 案内突起(離脱防止機構) 80 スプリング(付勢部材) 81 ポンプ室 82 流出通路 111 外側案内環 112 案内突起(離脱防止機構) 113 内側案内環 132 外側筒部(内側案内環) 144 摺動片 171 注出管部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−68858(JP,U) 実開 平6−8277(JP,U) 実開 平5−54358(JP,U) 実開 平5−24569(JP,U) 実開 平4−23665(JP,U) 実開 平2−131980(JP,U) 実開 平3−43481(JP,U) 実用新案登録2600818(JP,Y2) 実用新案登録2509241(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 83/76 B65D 47/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)筒状をなす容器本体と、(ロ)前
    記容器本体に気密状態に摺動可能に嵌装された可動底板
    と、(ハ)前記容器本体の上部を塞ぎ、中央に液出口を
    有し、底面が周縁部から前記液出口に向かって上り勾配
    になっている天板部と、(ニ)前記容器本体の内部にお
    ける前記可動底板と天板部との間に形成され、内容物を
    収容する収容部と、(ホ)前記天板部の液出口の上方に
    設けられたポンプ室と、(ヘ)前記天板部の液出口に設
    けられ、前記収容部内の内容物がポンプ室に流れるのを
    許容し、ポンプ室から収容部へ逆流するのを阻止する第
    1逆止弁と、(ト)前記天板部に同心状に設けられ、上
    方に起立して延びる内側案内環及び外側案内環と、
    (チ)前記天板部の上方に配されて前記容器本体の上部
    のほぼ全体を覆い、上下動可能に設置されており、上面
    は頂部に水平部を有するコーン形をなし、前記水平部の
    中央に注出口が設けられ、下部には前記内側案内環の外
    側に配される筒状の内側支持環と、前記外側案内環の外
    側に配される筒状の外側支持環とを有し、天板部との間
    に離脱防止機構が設けられた操作部材と、(リ)前記操
    作部材に連動し、操作部材と共に上下動してポンプ室の
    容積を拡縮する作用部と、前記注出口とポンプ室とを接
    続する流出通路と、この流出通路を内容物がポンプ室か
    ら注出口へ流れるのを許容し注出口からポンプ室へ逆流
    するのを阻止する第2逆止弁とを有するピストンと、
    (ヌ)前記天板部と操作部材との間に配置され、操作部
    材を上方に付勢する付勢部材、とを具備し、前記操作部
    材を付勢部材に抗して下方に押操作することによりポン
    プ室内の内容物を注出口から注出し、前記操作部材を上
    方に弾性復帰することにより前記収容部に収容された内
    容物をポンプ室にポンプアップし、収容部内の圧力と大
    気圧との差圧に起因する力によって前記可動底板が容器
    本体内を上方に移動することを特徴とする注出容器。
  2. 【請求項2】 前記ピストンの第2逆止弁は環状をな
    し、この第2逆止弁の外周部が前記ポンプ室を画成する
    壁面を気密状態に上下方向に摺動するようになってお
    り、前記ピストンは操作部材に固定され前記第2逆止弁
    を挿通するピストン本体を備え、このピストン本体の下
    端に第2逆止弁の下側に回り込む前記作用部が形成さ
    れ、この作用部に第2逆止弁に対する弁座が形成され、
    前記ピストン本体と第2逆止弁とが上下方向に相対移動
    可能になっていて、前記操作部材を下方に押操作すると
    弁座が第2逆止弁から離間して流出通路を開き、操作部
    材を上方に復帰させると弁座が上昇して第2逆止弁が弁
    座に着座し流出通路を塞ぐことを特徴とする請求項1に
    記載の注出容器。
  3. 【請求項3】 前記ピストンの作用部は環状をなし、作
    用部の内側が流出通路の一部をなっていて、この作用部
    の外周部が前記ポンプ室を画成する壁面を気密状態に上
    下方向に摺動するようになっており、前記ピストンの第
    2逆止弁はポンプ室の液圧によって動作するようになっ
    ていて、この第2逆止弁によって流出通路の一部をなす
    作用部の内側が開閉されることを特徴とする請求項1に
    記載の注出容器。
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