JP3368046B2 - 生物の眼から水晶体核を柔らかくして摘出するための眼外科的装置 - Google Patents

生物の眼から水晶体核を柔らかくして摘出するための眼外科的装置

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JP3368046B2
JP3368046B2 JP11762294A JP11762294A JP3368046B2 JP 3368046 B2 JP3368046 B2 JP 3368046B2 JP 11762294 A JP11762294 A JP 11762294A JP 11762294 A JP11762294 A JP 11762294A JP 3368046 B2 JP3368046 B2 JP 3368046B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、生物の眼の中の水晶体核
(白内障)を柔らかくし、かつ、微粒の水晶体核を眼か
ら吸い出すための眼外科的装置に関する。特に、本発明
は、基本的には、握り部分として形成されたケーシング
と、ケーシングに接続され、案内管を受け入れるヘッド
部分と、案内管の中に同軸に配置された管ゾンデと、前
記ケーシングの中に配置された駆動手段によって回転
れる切除要素とを含む眼外科的装置に関する。この装置
では、前記切除要素には洗浄液体が、注入管と連結した
供給通路を通り、さらに、案内管に設けられた少なくと
も1つの出口を通って供給され、過剰な洗浄液体が水晶
体粒子と一緒に管ゾンデを通り、さらに、吸引ポンプと
連結した吸引管を通って吸い出される。
【0002】
【従来の技術】水晶体は、生物の光学的な眼系統の一部
である。水晶体の重要な機能は、基本的には、毛様筋と
関連して毛様小帯を用いて行われる屈折力の調節能力に
ある。基本的に水晶体の楕円形を変化させる調節(遠近
調節)は、水晶体核の性状(柔軟性)に依存して行われ
る。
【0003】いわゆる白そこひ(白内障)として知られ
ている水晶体核の濁りおよび(または)硬化によって視
力が著しく損なわれる。白内障は、先天性と老齢性とに
基本的に区別されるが、人間の場合には、新陳代謝の低
下と増大する硬化とによって生じる老齢による水晶体の
濁りは、ほぼ50〜60才から起こる可能性がある。し
かし、眼の視力を損なう濁りは、例えば、眼の打撲のよ
うな負傷によってもまたは事故によっても生じる可能性
がある。白内障を取り除くには、一般的に嚢内摘出(int
rakapsulare Extraktion) 法が知られているが、この方
法の場合には、濁った水晶体が丸ごと摘出され、そのあ
と(一般に)人口水晶体が移植される。
【0004】実質的な握り部分として形成された組織摘
出用装置、とくに生物の眼から白そこひ(白内障)を取
り除くための装置は、米国特許第4,320,761 号明細書に
記載されている。この装置は、基本的には、モータとバ
ッテリーとを収納するために形成されたケーシングと、
該ケーシングにねじ継手により固定されたヘッド部分
と、該ヘッド部分の中に配置され、吸引ポンプと連結し
ている第1の中空針と、軸線と平行な間隔をおいて外側
から前記第1の中空針に固定され、かつ、注入ユニット
と連結している第2の中空針とを含む。モータによって
回転されるシャフトが、第1の中空針の中に同軸に配置
されている。前記シャフトの第一中空針から突き出た端
部がねじれ切除要素として形成されており、除去すべき
白そこひは、洗浄液の同時供給の間に前記ねじれ切除要
素によって柔らかにされ、過剰な洗浄液と共に吸い出さ
れる。
【0005】さらに、ドイツ特許第4,080,594 号明細書
によって、水晶体細片を柔らかにし、吸引するための眼
外科的器具が知られている。この器具は、基本的には、
握り部分として形成されたケーシングと、駆動手段と作
動的に結合している収納部分と、中空針の形態の超音波
ゾンデとを含んでおり、その超音波ゾンデのルーメン(L
umen) は、前記収納部分を貫通する通路を経て吸引管と
連結されている。前記器具の場合には、中空針ないしは
超音波ゾンデはもっぱら高い周波数で縦方向に運動させ
られる。同時に、環状通路を経て超音波ゾンデの出口付
き前端部に洗浄液が供給されるが、その洗浄液は、水晶
体細片と一緒に中空針のルーメンを通して眼の前房から
吸い出される。
【0006】水晶体核を柔らかにし、かつ、水晶体細片
を吸引するためのさらに別の眼外科的器具、つまり、同
時に回転され、かつ、基本的に穿孔器(Bohrer)として形
成された眼外科的器具は、米国特許第 3,976,077号およ
び米国特許第 4,002,169号明細書に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】冒頭に述べた装置を前
提にして本発明が解決しようとする課題は、嚢(Kapsels
ack)の内壁を傷つけずに、濁った水晶体核を乳化(emuls
ifizieren)させ、どろどろの塊として完全に取り除くこ
とができる、改善された眼外科的装置を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の眼外科的装置で
は、管ゾンデが、案内管から軸線方向に突き出た部分
に、管ゾンデの軸線に対してほぼ横に向けられた少なく
とも2つの翼形部分を備えた切除要素として形成されて
いる。前記切除要素には、前記翼形部分に付属し、か
つ、前記管ゾンデを軸線方向に貫通している吸引口があ
る。該吸引口は、ヘッド部分の中に取り付けられ、か
つ、駆動手段と作動的に結合された前記管ゾンデの端部
に設けられた少なくとも1つの出口を経て、ヘッド部分
の中で供給通路に対し密封され、かつ、吸引ポンプと連
結した吸引室と結合されている。
【0009】本発明の前記以外の特徴は、図面および個
々の特許請求の範囲中の請求項と関連した以下の詳細な
説明から明らかになるであろう。
【0010】
【実施例】図1には、人間の眼の前方の部分が、拡大さ
れた断面図で描かれ、全体として10で表示されてい
る。眼の前方部分10は、角膜11と、前房9と、両方
の環状範囲13、13′を有する全体として12で表示
された虹彩と、強膜14と、瞳孔15と、毛様突起(毛
様小体)16、16′を有する水晶体20と、全体とし
て17で表示された網膜と、18で表示された環状シュ
レッム導管とを含む。
【0011】水晶体20は、虹彩12および瞳孔15の
背後に位置する透明な両凸構造のものである。水晶体2
0の内部は、図1に概略的に示された複数の不連続区域
からできている。それらの不連続区域は、基本的に3つ
の部分に分割される。すなわち、弾性嚢19と、水晶体
上皮21と、水晶体線維とである。弾性嚢19は、水晶
20の全体を覆う弾性膜である。水晶体上皮21は、
弾性19の下にあり、水晶体20の前部の表面にのみ
あってほぼ赤道まで伸びている。赤道では、水晶体の上
皮細胞21は水晶体線維に移行している。水晶体線維
は、前部および後部の皮質22と、前部および後部の年
令核23と、前部および後部の外側胚核24と、前部お
よび後部の内側胚核25と、水晶体の中心つまり核26
とからなっている。
【0012】図1には、概略的に描かれた眼外科的装置
100の部分が示されている。この装置100は、基本
的には、握り部分として形成されたケーシング95と、
ケーシング95に固定されたヘッド部分80とを含み、
ヘッド部分80は、図1に概略的に描かれた切除具75
を収納できるように設計されている。ヘッド部分80の
中に配置された切除具75が、例えば、ケーシング95
の中に配置される図示しない駆動手段と作動的に連結し
ているので、切除具75は、縦軸Xを中心に矢印方向Y
に回転でき、縦軸Xに沿った矢印方向Y′に振動でき
る。図示されていない駆動手段は、とりわけ、前記運動
のいわゆる重ね合せ、したがって振動運動と回転運動と
の組合せを可能とするように設計されている。
【0013】濁った水晶体組織、すなわち水晶体核(白
内障)を摘出するには、第一段階で、虹彩12を薬剤に
よって広げるか、またはそれぞれかぎ形に形成されたレ
トラクターによって広げ、実質的にスリット状の切り口
を角膜11に付ける(図示せず)。次に、切除具75を
備えた装置100を、図1の矢印方向Zで、眼の部分1
0に持ってゆき、眼に差し込む。切除具75は、水晶体
核26を浸軟つまり柔らかくするために、角膜11と弾
19とに付けられた切り口(図示せず)を通して導
かれ、水晶体20に差し込まれる。水晶体核の細片は、
どろどろの塊りの形で同時に吸い出され、嚢ないし弾性
膜19から摘出される。
【0014】図1に示すように、眼外科的装置100
は、Z′の矢印方向に網膜17を通して水晶体20に差
し込むこともできる。
【0015】図2には、握り部分として形成されたケー
シング95と、ケーシング95に固定されたヘッド部分
80とを備えた眼外科的装置100の略図が示されて
いる。眼外科的装置100は、一方では吸引管2を介し
て吸引ポンプ1に接続されており、他方では注入管6を
介して概略的に示された注入ユニット5の注入タンク4
と連結している。吸引管2と注入管6とは、それぞれ間
隔をおいてヘッド部分80に配置された管継手3および
7に接続されている。さらに、図2に概略図で示されて
いるように、ヘッド部分80には、切除具75が交換可
能に取り付けられている。
【0016】図3には、眼外科的装置100が拡大図で
描かれている。眼外科的装置100は、例えば円筒体の
形態のケーシング95と、ケーシング95の一方の端部
に配置されたヘッド部分80とを備え、ヘッド部分80
は切除具75を支持している。ヘッド部分80には、吸
引管2のための管継手3と、管継手3から間隔をおい
た、注入管6のための管継手7とが配置されている。吸
引管2および注入管6と管継手3および7との取付け
は、それ自体公知の適当な手段によって達成されうる。
【0017】ケーシング95には、吸引管2内の流れを
制御するための締付け装置110が配置されている。こ
の装置110は、ケーシング95に固定された取付け具
115を含んでいる。取付け具115には、レバーアー
ム112の先端から間隔をおいてレバーアーム112か
ら直角に突出する支持部113が枢着されている。支持
部113とレバーアーム112の先端との間の部分には
圧縮部114が設けられており、この圧縮部114によ
って吸引管2は、ばね要素の復元力に逆らうレバーアー
ム112の作用によって圧縮される。図示の実施例で
は、レバーアーム112に円弧状の凹所112′が設け
られており、この凹所に例えばOリング111、または
機能的に類似のばね要素が取付けられている。Oリング
111には比較的高いばね弾性復元力がある。レバーア
ーム112は、レバーアーム112に矢印方向Rに加え
られた圧力によって旋回させられ、その結果、圧縮部1
14が吸引管2への圧縮を中止する。レバーアーム11
2を離すと、吸引管2は、圧縮部114によって、例え
ば概略的に示された接触部分114′に押しつけられ、
液体の流れが中断される。
【0018】液体の流れが中断した状態では、吸引ポン
プ1の運転中、圧縮部114の背後の吸引管2の部分が
空にされ、真空が形成される。矢印方向Rへのレバーア
ーム112の操作の際、その真空が切除具75の先端
(吸込み口)にいくぶん衝撃的な吸引力を生じさせ、比
較的大きな水晶体核の細片または繋がっている組織線維
の粒子をこの吸引力によって確実に摘出できる。
【0019】ケーシング95には、取り付け具115か
ら間隔をおいてロック要素116が配置されている。
ック要素116は、両矢印方向Zに移動できるようにケ
ーシング95に沿って案内され、レバーアーム112が
吸引管2を圧縮しないロック状態にレバーアーム112
を保持する。図示の実施例では、ロック要素116は、
圧縮部114を受け入れるための凹んだ台部116′を
備える。レバーアーム112が矢印方向Rに旋回させら
れ、吸引管2内の流れが自由であるとき、ロック要素1
16は、レバーアーム112の圧縮部114を台部11
6′に置くために圧縮部114の下方に移動される。ロ
ック要素116を反対方向、すなわち圧縮部114から
離れる方向へ引き出すと、レバーアーム112は解放さ
れ、図3に示すように、圧縮部114が吸引管2を圧縮
する。ロック要素116は、両矢印方向Zへ移動可能に
吸引管2に直接配置することもできる。
【0020】図4には、図3の眼外科的装置100のた
めのヘッド部分80が、拡大された断面図で示されてい
る。ヘッド部分80は長い形状であり、前方の端部で円
錐台形の部分81′で終っている円筒形部分81を含
む。円筒形部分81は、部分81′から離れた端部に内
ねじ83を備えるねじ付キャップ84を一体に有する。
キャップ84は、中空の円筒形ケーシング95を取り付
けるための外ねじ84′を備える。端壁82″によって
拘束された盲穴の形態の内部空間82が、キャップ84
を通って伸び、端部81′から間隔をおいた円筒形部分
81で終っている。端部81′を横切る軸線方向の通路
82′が内部空間82と連通している。
【0021】ヘッド部分80の円筒形部分81には、軸
線方向に互いに間隔をおいて配置された2つの穴79、
79′が設けられており、この2つの穴は、管継手3お
よび7をそれぞれ受け入れ、かつ、固定するように形成
されている。
【0022】ヘッド部分80の内部空間82の中には円
筒形の中間部分85が配置されている。中間部分85
は、軸線方向に貫通する穴85′を有し、さらに、吸引
室86を有し、端部にそれぞれ段形に形成された凹所8
7、87′を備えている。両方の段形凹所にそれぞれ1
つのOリング92、92′が配置され、付属のバックア
ップリング88、88′によって保持されている。断面
がL形に形成されたバックアップリング88、88′は
さらに別のOリング91、91′を受け入れるのに役に
立つ。円筒形部分84の内ねじ83にねじ込むことがで
き、かつ、貫通穴90′を有するねじ付スリーブ90を
用いて、バックアップリング88、88′と、中間部分
85と、それらの付属Oリング91、91′および9
2、92′とを、ヘッド部分80内の内部空間82の端
壁82″との関連で、相互に固定させる。
【0023】図4に示すように、スリーブ90の貫通穴
90′は、駆動軸29の横方向移動を可能にする。駆動
軸29は、一端でカップリング97に結合され、他端に
中空針の形態の筒形のゾンデ30を取り付けるためのニ
ップル29′を有する。ゾンデ30は、通路82′と中
間部分85の穴85′とを通って伸び、切除具75を支
持する。筒形のゾンデ30を取り囲む案内管40があ
る。この案内管40は、環状の供給通路40″がゾンデ
30の外壁と案内管40の内壁との間に画定されるよう
に端部81′に保持されている。供給通路40″は、O
リング91′、92′によって吸引室86から密封さ
れ、洗浄ポートを経て洗浄液を切除具75に供給するた
め管継手7を介して注入管6に連通している。切除具7
5は、後述するように、案内管40に分離可能に固定さ
れる。
【0024】図4には詳細に示してないけれども、ケー
シング95は電動機駆動を考慮したものであり、駆動軸
29を動かすためにカップリング97と作動可能に結合
されている。したがって、ゾンデ30は、切除具75と
共に矢印方向YでX軸線の回りに回転し、かつ、矢印方
向Y′で軸線方向へ固定的な案内管40に対して200〜1
000Hzの範囲の周波数で移動する。
【0025】円筒形部分81の穴79の延長には、ゾン
デ30は、少なくとも1つの出口用の開口37を備え
る。開口37は、ゾンデ30の内部が吸引室86を介し
て吸引管2と連通するように、吸引室86によって囲ま
れている。したがって、矢印Yによって示されたゾンデ
30の回転中、および(または)矢印Y′によって示さ
れたゾンデ30の軸線方向への移動中、吸引効果を妨げ
られない。その結果、水晶体の細片や線維の微粒が外科
的処置箇所から吸引ポートA′を経て吸引ポンプ1によ
って連続的に取り除かれる。
【0026】図5〜7には、図4の円Kにより表示され
た切除工具75の部分が、拡大図で示されている。切除
工具75は、図5では斜視図で、図6では断面図で、そ
して図7では側面図で示されている。切除工具75は、
案内管40の中に同軸に配置された内部の管ゾンデ30
を含んでおり、内部の管ゾンデ30と案内管40との間
には、図6に示すように、円環状の通路40″が設けら
れている。
【0027】管ゾンデ30には、漏斗形に形成され、か
つ、入口31を備えた保持体34が接続されている。こ
の保持体34は、第1の円筒形部分33と、円筒形部分
33と一体に形成された円錐形部分33′と、円錐形部
分33′と一体に形成された第2の円筒形部分32とを
含む。保持体34は、図6に示すように、第1の円筒形
部分33が管ゾンデ30の段形に形成された部分30a
に差し込まれ、例えば溶接(レーザー溶接)によって固
定されている。保持体34のうち案内管40から突き出
た部分33、33′、32には、直径上に対向対置する
少なくとも2つの翼形部分35′、35″が取り付けら
れ、切除要素35となっている。保持体34には、翼形
部分に対応して対置する少なくとも2つのスリット(図
示せず)が設けられており、該スリットの中に2つの翼
形部分35′、35″が配置され、例えばレーザー溶接
によって固定されている。2つの翼形部分35′、3
5″は、図5に最もよく示すように、ほぼ円弧状に丸め
られた刃先36、36′を備える。
【0028】図5ないし図7の実施例では、2つの翼形
部分35′、35″が第2の円筒形部分32の上部円環
状面32′と共に一つの平面を成し、概略的に示されて
いる丸められた刃先36、36′がその平面に続いてい
る。案内管40の環状の上縁42と両方の翼形部分3
5′、35″の下縁38、38″との間にはそれぞれ隙
間39、39′が設けられている。
【0029】両方の翼形部分35′、35″の半径方向
に測定された距離D(切除要素35の外径寸法)は、ほ
ぼ1.6mmmの大きさであり、1.4mm 〜1.5mm の範囲の大き
さの案内管40の外径(図示せず)よりも大きい。
【0030】図6には、切除具75の拡大断面図が示さ
れており、案内管40と、その中に同軸に配置され、か
つ、管ゾンデ30に固定された保持体34と、保持体3
4に配置され、固定された切除要素35とがある。案内
管40には、環状上縁42から軸線方向に間隔をおい
て、少なくとも2つの直径上に位置し、かつ、壁部4
0′を貫通する出口41、41′が設けられている。こ
れら出口は、管ゾンデ30と案内管40との間に存在
する円環状の通路40″と連通し、矢印I′で示した液
体の流れを許容する。
【0031】図7には、切除具75の側面図が示されて
おり、一方の出口41が見える案内管40と、案内管4
0の中に同軸に配置された管ゾンデ30と、切除要素3
5を備えた保持体34とがある。管ゾンデ30と、切除
要素35を備えた保持体34とは、すでに図2に関連し
て述べたように、ケーシング95の中に配置された駆動
手段によって、一方では、固定の案内管40に対して共
通軸Xを中心に矢印方向Yに回転でき、他方では、案内
管40に対して矢印方向Y′に移動できる。
【0032】図8ないし図10は、切除具75の第2の
実施例を示している。図8は切除具の断面図、図9はそ
の側面図、そして図10はその平面図である。簡単さと
理解の容易さとのため、同じまたは対応する要素には同
じ符号をつけてある。図8ないし図10の切除具75
は、保持体54の構造が前記実施例と実質的に異なる。
保持体54は円筒形部分54′を備える。円筒形部分5
4′は、ゾンデ50の肩に載ってゾンデ50と案内管
との間の供給通路45″に配置され、レーザ溶接によ
ってゾンデ50に固定されている。円筒形部分54′は
ゾンデ50と案内管45とを越えて伸び、円錐形部分5
3で終っている。円錐形部分53は、内方へ向けてテー
パ状に形成され、入口51と内部空間51′とを画定し
ている。円錐形部分53には、直径上に対向し、かつ、
保持体54の軸線方向に伸びる少なくとも2つのスリッ
ト52、52′(図10)が設けられており、該スリッ
トの中に切除要素55の2つの翼形部分55′、55″
が配置され、固定されている。2つの翼型部分55′、
55″は、図8および図10に示すように、それぞれ延
長部分57、57′が入口51の中にまで突き出て、隙
間58を画定するように伸びている。両方の翼形部分5
5′、55″は、ほぼ円弧状に丸められた刃先56、5
6′を備え、全体として55で表示された切除要素を形
成している。翼形部分55′、55″は刃先56、5
6′と共に、円錐形部分53の環状面よりも軸線方向に
わずかに上方に伸びている。
【0033】図11ないし図13は、切除具7の第3の
実施例を示している。図11は切除具75の斜視図、
図12はその平面図、そして図13はその断面図であ
る。この実施例においても、簡単さと理解の容易さとの
ため同じまたは対応する要素に同じ符号をつけてある。
切除具75の第1および第2の実施例とは対照に、ゾ
ンデ60は延長部60′によって案内管70を越えて軸
線方向へ伸びている。延長部60′は、円形の刃先62
を備える傾斜した切除域63を形成するため円錐形部分
で終っている。ゾンデ60の延長部60′は、切除要素
を受入れるための少なくとも2つの直径上に対向する軸
線方向のスリット64、64′を備える。
【0034】切除要素65は、管ゾンデ60の軸線方向
に切除要素65の主要部分に沿って伸びるスリット68
によって部分的に2つの翼形部分65′、65″に分割
されている。両方の翼形部分65′、65″はそれぞれ
刃先66、66′を備えている。両方の翼形部分6
5′、65″に設けられた刃先66、66′は、図13
に詳しく示されているように、管ゾンデ60の延長部分
60′の先端において環状刃先62よりも軸線方向にわ
ずかな距離Cだけ上方に延びている。両方の翼形部分6
5′、65″の下方の刃先67、67′は、図13に示
すように、案内管40の環状の上縁72から距離をおい
配置されている。図12は、同軸に配置された管ゾン
デ60を取り囲む案内管70を示している。ゾンデ60
には切除要素65が設けられ、その切除要素65は、2
つの翼形部分65′、65″を形成するためスリット6
8によって部分的に分離されている。
【0035】さらに、図13に示すように、切除要素6
5は、横方向の内方に凹まされたセンタリング用の位置
決め部74によって下方へ伸びている。位置決め部74
は、案内管70内への切除要素65の配置のために案内
70の周囲壁70′から間隔をおいている。
【0036】図11ないし図13の実施例では、洗浄液
は、図11の矢印I′の方向へ供給通路71を経て外科
的処置箇所に供給される。
【0037】図14には、図11〜図13による切除具
75の第3の実施例の変形形態が部分断面図で示され
ている。この変形形態では、ゾンデ60の構造が異なっ
ている。ゾンデ60は、供給通路71の上方に近接して
案内管70の縁近くに、案内管70壁の内側面に沿っ
て案内するための半径方向の延長部78を備える。洗浄
口I(図4)から外科的処置箇所へ洗浄液を供給するた
めに、案内管70は、洗浄液を供給通路71からI′の
方向へ排出させるための少なくとも2つの出口76(そ
の1つのみを示す)を備える。
【0038】本発明の実施例にしたがうと、案内管40
の外径は約1.5mm であり、管ゾンデ30の外径は約1.0m
m である。切除要素35、55、65を横切って測った
切除具75の幅Dは、案内管40の直径より大きいこと
が好ましく、約1.6mm の範囲とすることができる。前記
寸法は、説明の目的だけに与えたもので、必要であれば
減らすことができる。
【0039】外科的手術の間、切開が角膜11に行わ
れ、切除具75が水晶体20の方向へ角膜11を経て導
かれる。切除具75を回転および高周波振動させること
によって、切除すべき硬化した水晶体核をどろどろの塊
に変え、吸引ポンプ1による吸引によって吸い出すこと
ができる。水晶体の乳白色の濁りは特に処置された水晶
体範囲において乳化によって生じるが、この濁りは、ど
ろどろの塊の同時的吸引の際に、適切な液体の(個々の
図で、I、I′で表示された)注入によって埋め合わさ
れ、これにより、眼の顕微外科手術の間、水晶体20
(図1)の中にある切除要素までのほぼ無制限の視野が
保証される。
【0040】基本的に円弧状または楔形に形成された翼
形部分35′、35″、55′、55″、65′、6
5″とそれに接続された刃先36、36′、56、5
6′、66、66′により、手術の際、弾性膜ないし嚢
の意図しない損傷は、ほとんどあり得ない。切除要素3
5、55、65の前方範囲に施された特殊な形状は、手
術中に生じる水晶体粒子やどろどろの塊が吸引口31、
51、61の中心に達すると同時にそれを吸い出せるこ
とを保証している。繋がっている組織粒子は、翼形部分
35′、35″、55′、55″、65′、65″によ
って柔らかくされ、同様に吸い出される。案内管40の
外径との関連で言うなら横に突き出た形状になっている
翼形部分35′、35″、55′、55″、65′、6
5″によって、非常に硬い水晶体核(白内障)への食い
込みも、保証される。
【0041】すでに述べたように、切除要素35、5
5、65を備えた切除具75,75′7,75″は、剥
ぎ取られた比較的大きな水晶体核片も同時的な浸軟によ
って、そして、水晶体核から水晶体嚢への移行部分にあ
る剥ぎ取るべき細胞層(皮質)も個々の図にAおよび
A′で表示された吸引によって水晶体嚢から摘出できる
ことを保証している。その際、水晶体核片や移行層(皮
質)ないしはその部分は、入口31、51、61の範囲
ではAの矢印方向に(図5、図9、図11)吸引さ
切除要素の前部では吸引され、かつ、保持されて同時に
翼形部分の回転によって浸軟される。水晶体粒子は、内
部30′、50′、61を通り、それぞれの管ゾンデ3
,50,60に設けられた出口37、47、77(図
4)を通り、さらに、吸引室86と、ヘッド部分80に
設けられた管継手3とを経てA′の矢印方向に吸い出さ
れる。
【0042】とりわけ、本来の手術の前に、つまり、硬
い水晶体核の浸軟の前に、角膜11の内側は内皮細胞
が、適当なゲルの注入によって水晶体核の乳化から保護
されなけらばならない。これにより、全手術時間の間、
細胞は確実に保護され、内皮細胞の壊死による合併症は
ほとんど排除される。
【図面の簡単な説明】
【図1】生物の眼の前方の拡大断面図と水晶体核を摘出
するための眼外科的装置の概略を示す側面図である。
【図2】切除具を備えた眼外科的装置と付属の吸引ポン
プおよび注入ユニットとの概略図である。
【図3】切除具を備えた眼外科的装置を収納するために
形成された、図2に示した眼外科的装置の拡大側面図で
ある。
【図4】図3に示した眼外科的装置のためのヘッド部分
の拡大断面図である。
【図5】切除要素が配置されている切除具の第1の実施
例の斜視図である。
【図6】図5に示した切除具の断面図である。
【図7】図5に示した切除具の側面図である。
【図8】切除要素が配置されている切除具の第2の実施
例の断面図である。
【図9】図8に示した切除具の側面図である。
【図10】図8に示した切除具の平面図である。
【図11】切除要素が配置されている切除具の第3の実
施例の斜視図である。
【図12】図11に示した切除具の平面図である。
【図13】図11に示した切除具の断面図である。
【図14】図11に示した切除具の変形形態の一部を示
す断面図である。
【符号の説明】
2 吸引管 6 注入管 11 角膜 20 水晶体 26 核 30 管ゾンデ 40 案内管 34、54 保持体 35、55、65 切除要素 35′、35″、55′、55″、65′、65″ 翼
形部分 75 切除具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−15476(JP,A) 米国特許4589412(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 9/007 A61M 1/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生物の眼の水晶体核を柔らかくして摘出す
    るための装置であって、実質的に握り部分として形成さ
    れ、内部に配置された駆動手段を有するケーシング(9
    5)と、案内管(40,45,70)が設けられまた前
    記ケーシングの一端部に配置されたヘッド部分(80)
    と、前記案内管内に同軸に配置された管ゾンデ(30,
    50,60)とを含み、 前記ヘッド部分は流体の供給通路が設けられかつ前記ヘ
    ッド部分の端部で注入管に接続され、また他の端部に少
    なくとも1つの排出用の開口が設けられ、前記管ゾンデ
    は前記案内管から突出する端部に吸引口と、共通の軸線
    (X)の周りに回転駆動される切除要素(35,55,
    65)とを有し、また前記ヘッド部分の反対側の端部
    に、前記水晶体の細片と共に過剰な流体を抜き取ること
    を目的として、前記供給通路に対して密封された室を介
    して、さらに前記室に接続された吸引管を介して吸引ポ
    ンプに接続された吸引用の開口が設けられ、 回転運動を実行することに加えて、前記切除要素(3
    5,55,65)が配置された前記管ゾンデ(30,5
    0,60)が、前記ヘッド部分(80)に固定された前
    記案内管(40,45,70)に対して前記軸線方向へ
    振動駆動可能であり、また、前記切除要素(35,5
    5,65)に、前記軸線(X)を含む面内に実質的に配
    置された少なくとも2つの翼形部分(35’,35”、
    55’,55”、65’,65”)が設けられているこ
    とを特徴とする、装置。
  2. 【請求項2】前記切除要素(35,55,65)が配置
    された前記管ゾンデ(30,50,60)は、前記案内
    管(40,45,70)に対して高周波振動と組み合わ
    せて回転駆動される、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記切除要素(35,55)は、前記管ゾ
    ンデ(30,50)に取り付けられ前記案内管(40,
    50)から突出する保持体(34,54)を備え、前記
    保持体は吸引口(31,51)により軸線方向に貫通さ
    れ、また、直径方向に相対する翼形部分(35’,3
    5”、55’,55”)が設けられている、請求項1ま
    たは2に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記保持体(34)は実質的に漏斗形を呈
    し、また、前記管ゾンデ(30)に取り付けられかつ前
    記案内管(40)と同軸に配置された第1の円筒形部分
    (33)と、円錐形部分(33’)と、第2の円筒形部
    分(32)とを有し、刃先(36,36’)が設けられ
    ている前記切除要素(35)の前記2つの翼形部分(3
    5’35”,)は、これらが前記第2の部分(32)の
    円環状の面(32’)と同一の平面上にありかつ前記案
    内管(40)の上縁(42)との間に隙間(39,3
    9’)が存するように前記保持体(34)上に配置され
    かつ固定されている、請求項1ないし3のいずれか1項
    に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記保持体(54)は、前記管ゾンデ(5
    0)に固定されかつ前記案内管(45)内に同軸に配置
    された円筒形部分(54’)と、円錐形部分(53)と
    を有し、また前記切除要素(55)の2つの翼形部分
    (55’,55”)は刃先(56,56’)および刃先
    (57,57’)が設けられ、これらの刃先は軸線方向
    に伸びる隙間(58)により分離され、前記保持体(5
    4)の円錐形部分(53)に実質的に固定され、前記翼
    形部分は前記円錐形部分(53)の環状面に関してわず
    かに突出している、請求項1ないし3のいずれか1項に
    記載の装置。
  6. 【請求項6】スリット(68)により2つの翼形部分
    (65’,65”)に部分的に分割され、前記スリット
    が前記長手方向軸線(X)に向けられまた前記翼形部分
    に刃先(66,66’)が設けられている前記切除要素
    (65)は、前記案内管(70)から突出する管ゾンデ
    (60)の一部(60’)上に配置されかつ固定され、
    前記管ゾンデ(60)の突出部(60’)が円錐状に先
    細る環状面(63)を有し、該環状面の先端が円環状の
    刃先(62)として形成されている、請求項1に記載の
    装置。
  7. 【請求項7】前記翼形部分(65’,65”)を有する
    切除要素(65)は、これが前記一部(60’)の円環
    状の刃先(62)に関してわずかな距離(C)を軸線方
    向に突出し、隙間(73,73’)が前記案内管(7
    0)の上縁(72)との間に存するように前記管ゾンデ
    (60)に固定され、また前記切除要素(65)は一体
    に形成されたセンタリング位置決め部(74)を有し、
    これにより前記切除要素が前記案内管(70)の内壁
    (70’)に対して各側部に小さい隙間が存するように
    配置される、請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記翼形部分(35’,35”、55’,
    55”、65’,65”)に、それぞれ、刃先(36,
    36’、56,56’、66,66’)が設けられてお
    り、これは、前記案内管(40,45,70)に面する
    端部から始まり、前記吸引口(31,51,61)へ向
    けて軸線方向に円錐状に先細る、請求項1に記載の装
    置。
  9. 【請求項9】外方の端部から前記吸引口(31,51,
    61)へ向かう方向に、刃先(36’,36”、5
    6’,56”、66’,66”)が設けられた前記翼形
    部分(35’,35”、55’,55”、65’,6
    5”)は円弧形状または楔形状を有する、請求項1ない
    し8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 【請求項10】各切除要素(35,55,65)の翼形
    部分(35’,35”、55’,55”、65’,6
    5”)の一方から他方までの距離(D,D’,D”)
    は、前記案内管(40,45,70)の外径より大き
    く、前記翼形部分の距離(D,D’,D”)は約1.6
    mmである、請求項1に記載の装置。
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