JP3367963B2 - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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JP3367963B2 JP07741092A JP7741092A JP3367963B2 JP 3367963 B2 JP3367963 B2 JP 3367963B2 JP 07741092 A JP07741092 A JP 07741092A JP 7741092 A JP7741092 A JP 7741092A JP 3367963 B2 JP3367963 B2 JP 3367963B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写装置や、ワードプロセッサ、コンピ
ュータ等の情報処理機器、さらには通信機器の普及に伴
い、それらの機器の画像形成(記録)装置の一つとし
て、インクジェット方式による記録ヘッドを用いてデジ
タル画像記録を行うものが急速に普及している。更に前
記情報機器、通信機器のカラー化にともない記録装置に
おいてもカラー対応したものの需要が増えてきている。
このような記録装置においては、記録速度の向上のた
め、複数の記録素子を集積配列してなる記録ヘッド(以
下マルチヘッドという)として、インク吐出口および液
路を複数集積したものを用い、さらにカラー対応として
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの複数個の上記
マルチヘッドを備えたものが一般的である。
【0003】ところで、この様なプリンタに対し、近年
では前記情報機器、通信機器の低コスト化にともない記
録装置においても普通紙に印字対応したものの需要が増
えてきている一方で、普通紙においてはインクという液
体を吸収するに当たって特別な対応がされていないた
め、インク吸収を考慮して作られたコート紙に比べ、濃
度が出にくいという問題点がある。特に文字キャラクタ
や罫線等に用いるブラックインクの濃度については画像
上重要視されるところであり、対応法が最も必要とされ
る点でもある。
【0004】ブラックの濃度を上げるために、ブラック
のみ他色に比べ単位面積あたりのインク(染料)打ち込
み量を多くするという方法は最も容易で基本的な考え方
である。これを実現する手段の1つとして、ブラックの
マルチヘッドのみ1ドット当たりの吐出量を上げるとい
う方法がある。ところがこれでは、確かに十分な濃度ア
ップは図れるが、異色同志の境界面でのにじみが悪化さ
れることとなり、かえって画像劣化につながることも少
なくない。そこで、同じ印字領域に対し、2回の走査を
行い、2回目はブラックのみのドット着弾点に2回目の
着弾を行うという方法が一般的にとられている。この様
にすれば、ブラックの吐出量をアップする場合よりも、
同じインク打ち込み量でありながら2度に分けてインク
を乾かしながら印字を完成させるので、異色境界のにじ
みも無く、濃度もアップするのである。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、上記のよ
うな方法によれば、同紙面、同位置をヘッドが2回づつ
移動を繰り返しながら印字を進めていくので、印字時間
が通常の2倍かかってしまうという問題点があった。
【0006】この様な問題点に対し、一般にモノクロプ
リンタでは、往路と復路で交互に印字と紙送りを行う両
方向印字が可能である。これならば印字時間も通常と変
わらずに実現できる。しかし、カラーインクジェットの
混色部に於いては、インク着弾順にならうインクの色層
順により、支配色が変わってしまう。先に着弾されたド
ットに別のドットを重ねた場合、その重なり部分におい
ては先に着弾されたドットよりも後に打たれたドットの
方が紙面深さ方向に沈む傾向にあるのである。
【0007】図10はそれを模式的に示した断面図であ
る。これは、吐出されたインク中の染料などの色素が記
録媒体と物理的かつ化学的に結合するわけであるが、こ
の時記録媒体と色素の結合は有限であるため、色素の種
類によって結合力に大きな差がない限りにおいては、先
に吐出されたインク色素と記録媒体の結合が優先される
ために記録媒体表面に多く残り、後から打たれたインク
色素は記録媒体表面では結合しにくく、紙面深さ方向に
沈んで染着するものと考えられる。
【0008】よって往復印字のようにキャリッジの進行
方向によりインク着弾順番が変わってしまう場合には、
全てのインク色で往路と復路を印字するのは困難であ
る。往路と、復路で支配色が変わってしまい、1走査印
字領域毎の色ムラが起こりかねない。
【0009】その様子を示したものが図11である。こ
こではある一定領域の画素全てにマゼンタ、イエロー、
ブラックの3色からなるRK(レッド、ブラック)を印
字する場合を模式的に示したものである。201は4色
のヘッドであり、図のような順番で配列している。ま
ず、第1走査目で図の第1印字領域をキャリッジが矢印
Aの方向へ移動することによって印字を完成させる。先
に説明した通り、インクは着弾順に紙に対し層を形成す
るのであるから、この走査での1ドット当たりの着弾状
況の断面図は203のように、上から、ブラック、マゼ
ンタ、イエローとなり、この領域に於ては最も表面にあ
るブラックインクが全体の支配色となる。その後印字領
域幅の紙送りが行われ、ヘッドは紙面に対し202の位
置にスタンバイする。そして、今後は逆方向Bにキャリ
ッジ移動することにより第2印字領域幅の印字を完成さ
せる。しかし、この時同着弾点に着弾されるインク色の
順番は第1走査の時とは逆転し、イエロー、マゼンタ、
ブラックの順となるので1画素の断面図は204に示す
通り、最も表面に近いインク色は今度はイエローとなっ
てしまう。したがって第2印字領域に於る支配色もイエ
ローとなり、第1走査目の支配色がブラックであったR
Kとは異なった色味のRK画像となってしまう。
【0010】更にこの様な往復印字を繰り返し行えば、
印字領域幅づつ異なった色味のRKが繰り返され、画像
を著しく劣化させてしまう恐れがある。
【0011】しかし、以上説明した往復印字の濃度ムラ
も、ノズルのばらつきを還元するために行われている分
割印字法をともに行うことにより、かなり緩和される。
以下にその分割印字法を、図12〜14を用いて説明す
る。
【0012】図12(a)において、71はマルチヘッ
ドであり、簡単のため8個のマルチノズル72によって
構成されているものとする。73はマルチノズル72に
よって吐出されたインクドロップレットであり、通常は
この図のように揃った吐出量で、揃った方向にインクが
吐出されるのが理想である。もし、この様な吐出が行わ
れれば、図12(b)に示したように紙面上に揃った大
きさのドットが着弾され、全体的にも濃度ムラの無い一
様な画像が得られるのである。(図12(c))。
【0013】しかし、実際には先にも述べたようにノズ
ル1つ1つにはそれぞれバラツキがあり、そのまま上記
と同じように印字を行ってしまうと、図13(a)に示
したようにそれぞれのノズルより吐出されるインクドロ
ップの大きさ及び向きにバラツクが生じ、紙面上に於て
は図13(b)に示すように着弾される。この図によれ
ば、ヘッド主走査方向に対し、周期的にエリアファクタ
ー100%を満たせない白紙の部分が存在したり、また
逆に必要以上にドットが重なり合ったり、あるいはこの
図中央に見られる様な白筋が発生したりしている。この
様な状態で着弾されたドットの集まりはノズル並び方向
に対し、図13(c)に示した濃度分布となり、結果的
には、通常人間の目でみた限りで、これらの現象が濃度
ムラとして感知される。
【0014】そこでこの濃度ムラ対策として次ぎのよう
な方法が提案されている。図14によりその方法を説明
する。この方法によると図12及び図13で示した印字
領域を完成させるのにマルチヘッド71を3回スキャン
しているが、その半分4画素単位の領域は2パスで完成
している。この場合マルチヘッドの8ノズルは、上4ノ
ズルと、下4ノズルのグループに分けられ、1ノズルが
1回のスキャンで印字するドットは、規定の画像データ
を、ある所定の画像データ配列に従い、約半分に間引い
たものである。そして2回目のスキャン時に残りの半分
の画像データに応じてドットを埋め込み、4画素単位領
域の印字を完成させる。以上の様な記録法を分割記録法
と称す。
【0015】この様な記録法を用いると、図13で示し
たマルチヘッドと等しいものを使用しても、各ノズル固
有の印字画像への影響が半減されるので、印字された画
像は図14(b)の様になり、図13(b)に見るよう
な黒筋や白筋が余り目立たなくなる。従って濃度ムラも
図14(c)に示す様に図13の場合と比べ、かなり緩
和される。
【0016】ところがこの方法を用いた場合、全ての印
字領域に対し、キャリッジを2回づつスキャンしなけれ
ばならない。更にブラック強調を同じ印字領域に対し、
2回の走査で行うことにすれば、合計4回の走査が同領
域について必要で、印字の際のタイムコストも通常の4
倍かかってしまう。
【0017】そこで、この様な分割印字を行う際にも往
復印字を行う方法が考えられる。しかしながらこの方法
によれば、図11の203で表わした色層と、204で
表わした色層を持つ着弾点が同印字領域にほぼ同数づつ
存在するので、インクの紙面への吸収が既に説明したイ
ンク吸収順による問題は解決できる。しかし、通常1画
素に打ち込まれるインクドロップは1画素以上のエリア
に及び、隣接画素のインク層をも形成してしまう。よっ
て1画素単位で説明を加えてきたこのインク層による色
ムラも、第1走査目のほうが第2走査目よりも支配色と
なり易いことから完全には解決できない。
【0018】以上説明した理由によって普通紙に対応し
たカラーインクジェットプリンタでは、スループットを
上げるための往復印字及び、ブラックの強調印字を両立
させることは困難とされていた。
【0019】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、濃度ムラがなく、特定色を強
調した画像をスループットの低下なく得ることが可能な
インクジェット記録方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、互い
に異なる色のインクを吐出する複数の記録素子列が配置
された記録手段を、記録材に対し前記複数の記録素子列
の配列方向に相対的に往復移動させて記録走査を行うこ
とによりカラー画像を記録するインクジェット記録方法
において、前記往復移動の往方向に連続する複数回の各
記録走査において、記録材の所定の領域に対し前記複数
の記録素子列を用いて特定色を含む複数色により、各記
録素子列に対し互いに補完の関係にある間引き配列に応
じて間引き画像を記録することで、前記所定の領域に対
し画像を完成させ、前記往復移動の復方向に連続し、前
記往方向の各記録走査に対応する複数回の各記録走査に
おいて、記録材の前記所定の領域に対し前記複数の記録
素子列の中で往方向で最も先行する位置に配置された特
定の記録素子列を用いて前記特定色により、特定の記録
素子列に対し互いに補完の関係にある間引き配列に応じ
て間引き画像を記録し、前記特定色以外の色の画像は記
録しないことを特徴とする。
【0021】これにより、往復移動の一方で複数色の画
像を記録し、他方で特定色の画像を記録し、特定色以外
の色の画像は記録しない。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明が適用可能なカラーインクジェ
ット記録装置の概略構成を示す斜視図である。
【0023】この図において、701はインクカートリ
ッジである。これらは、4色のカラーインク、ブラック
(BK)、シアン(c)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)がそれぞれ詰め込まれたインクタンクと、各色に
対応したマルチヘッド702より構成されている。この
マルチヘッド上に配列するマルチノズルの様子をz方向
から示したものが図2であり、801はマルチヘッド7
02上に配列するマルチノズルである。
【0024】尚、本図ではマルチノズル801がY軸に
沿って並行に配列されているが、例えば図のXY平面上
多少の傾きを持っていても良い。この場合には、ヘッド
が進行方向Xに進んで行くのに対し、各ノズルはそれぞ
れタイミングをずらしながら印字を行っていくことにな
る。
【0025】再び図1に戻る。703は紙送りローラ
で、704の補助ローラとともに印字紙Pを抑えながら
図の矢印の方向に回転し、印字紙PをY方向に随時送っ
ていく。また705は給紙ローラであり、印字紙の給紙
を行うとともに、紙送りローラ703、補助ローラ70
4と同様、印字紙Pを抑える役割も果たす。706は4
つのインクカートリッジを支持し、印字とともにこれら
を移動させるキャリッジである。キャリッジ706は印
字を行っていないとき、あるいはマルチヘッドの回復作
業などを行うときには図の点線で示した位置のホームポ
ジションhに待機するようになっている。
【0026】尚、本実施例においては、各インクジェッ
トカートリッジの記録ヘッドは、熱エネルギーを用いて
インクに状態変化を生起させることにより、インク滴を
吐出するものである。
【0027】ここで、キャリッジ706に搭載された4
個のインクジェットカートリッジはキャリッジの往動時
にブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イ
エローインクの順にインクを重ね合せるように配列され
ている。又カラー中間色はC、M、Yの各色のインクド
ットを適当に重ね合せることにより実現できる。すなわ
ち赤はMとY、青はCとM、緑はCとYを重ね合せるこ
とにより実現できる。
【0028】一般に黒はC、M、Yの3色を重ねること
により実現できるが、この時の黒の発色が悪いこと、精
度良く重ねることが困難なため有彩色の縁どりが生じる
こと及び単位時間当たりのインクの打ち込み密度が高く
なりすぎること等のために黒だけは別に打ち出すように
している。
【0029】図3は図1に示すインクジェット記録装置
の制御部を示すブロック図である。図中1201はCP
U、ROM、RAM等を中心に構成された制御部であ
り、ROMに格納されたプログラムに従って装置各部の
制御を行う。1202は制御部1201からの信号に基
づいてキャリッジ706をx方向に移動(主走査)させ
るためのキャリッジモータ1205を駆動するドライ
バ、1203は制御部1201からの信号に基づいて給
紙ローラ705及び紙送りローラ703を駆動し記録材
をy方向に搬送(副走査)するための搬送モータ120
6を駆動するドライバ、1204は制御部1201から
の印字データに基づいて各色マルチヘッド1207〜1
210(図1の702に相当)を駆動するドライバ、1
211は各種キーの入力及び各種表示を行う走査表示
部、1212は制御部1201に対し印字データを供給
するためのホスト装置である。
【0030】印字開始前、図の位置(ホームポジショ
ン)にあるキャリッジ706は、印字開始命令がくる
と、x方向に往動しながら、マルチヘッド702上のn
個のマルチノズル801により、紙面上の記録領域に対
し全色分の印字を行う。紙面端部までデータの印字が終
了し、反転位置に達するとキャリッジはホームポジショ
ン方向に復動を開始し、再びブラックデータのみの印字
を行う。又、紙送りローラ703が矢印方向へ回転する
ことにより記録領域の幅だけのy方向への紙送りを行
う。この様にしてマルチヘッドによる印字と紙送り(副
走査)を行う繰り返しにより、一紙面上のデータ印字が
完成する。
【0031】上記の如き構成のインクジェット記録装置
により行われる記録方法の具体例について更に説明す
る。
【0032】(第1参考例) 以下に第1参考例として1パスブラック強調印字を説明
する。本例は1パス目でブラック、シアン、マゼンタ、
イエロー全てで1スキャンの印字領域幅の印字を終了し
た後、紙送りをしないで、キャリッジをホームポジショ
ンに戻す。そしてこの間に、ブラックのみ往路で着弾し
た画素に再び2度目の着弾を行っていく。
【0033】この印字の様子を図4にしめす。ここでも
前述の例と同様にRK(マゼンタ、イエロー、ブラッ
ク)の画像を一定領域全画素について印字する場合を説
明する。最初ヘッドは105の位置にあり、矢印の方向
に移動しながら106の位置に到達するまでマルチヘッ
ドの長さの第1印字領域に印字を行っていく。この時の
打ち込み順はK、M、Yであるので、紙面に於るインク
層は101のようになり、支配色はブラックとなる。次
ぎにキャリッジは106の位置のまま紙送りは行わずに
再び105の位置の方へ移動する。そして今度はブラッ
クのみの印字を行う。この時ブラックの着弾は全て10
1のような状態になっている画素上に行われるので、着
弾後は102に示す着弾状態となり、やはり支配色はブ
ラックである。
【0034】次ぎに印字領域幅だけの紙送りを行う。こ
の状態を図5に示す。ヘッドは107の位置にスタンバ
イされる。そして、第1印字領域と同じように第2印字
領域にK、M、Yの順に着弾を行い、第1印字領域と等
しいインク層103を得る。その後、再びブラックのみ
で108の位置から矢印の方向へ印字を行う。この時得
られるインク層は、104であり、これは第1印字領域
のインク層と等しい状態となる。従って、従来例で示し
た図11の様に各印字領域幅によって支配色が異なるこ
ともない。
【0035】このブラック強調のための往復印字のよう
に、往路では全色、復路ではブラック1色のみにして印
字を行えば各印字領域幅毎に支配色が逆転することもな
く、ブラックがにじみ無く強調され、かつ強調印字を行
っていない通常の1パス印字とスループットが等しい状
態のまま印字を完成させることが出来るのである。
【0036】(第2参考例) 次に第2参考例として2パスブラック強調印字を説明す
る。本例では特にカラー画像に於て、ノズルばらつきに
起因する各色の濃度ムラを克服するために前述の分割記
録法を用い、更にブラック強調にためにブラックインク
のみ往復印字を行ったものである。本例では簡単のため
各マルチヘッドは8本のノズルを持つものとして説明す
る。
【0037】本例に於ても第1参考例と同様にRK10
0%の画像を印字する場合を例に上げる。図6はこの時
の印字状態を図4、図5と同様に示したものである。こ
こでは簡単のため、8ノズルを持つマルチヘッドで、1
スキャン毎に4ノズル幅づつ印字を完成させていくもの
として説明する。ここで301、303、304、30
6において黒く塗ったノズルは印字に使用されるノズル
を示している。
【0038】第1走査目には紙面302に対し、縦方向
301の位置にマルチヘッドをスタンバイする。そして
矢印の方向にスキャンしながら、K、M、Yそれぞれの
ノズルで紙面302にグレーで示した画素に印字を行
う。この時4色のヘッドはスキャン方向に対しK、C、
M、Mの順に配列しているので、1着弾点にはK、M、
Yの順にインクが打ち込まれる。この時、第1印字領域
の紙面では図7の401で示す様に、インク層を持つ画
素と、何も着弾されていない画素が隣り合せに交互に配
列した状態となる。この時着弾されるドットは、1画素
以上に及ぶよう吐出量設計されているので、隣接画素ま
で浸透して隣接画素の1層目をほぼ形成してしまってい
る状態になる。
【0039】第2走査目では、303の位置から今度は
逆方向にブラックのみの印字を行う。この時着弾される
画素は、第1走査目(往路)でブラックのインク着弾を
行った画素のみである。従ってインク層は第1印字領域
に於て図7の402の様になる。
【0040】次ぎに第3走査目であるが、この走査の前
に、4ノズル分(全ノズル数の1/2)の距離の紙送り
を行い、マルチヘッドを紙面の左側で縦方向304の位
置にスタンバイさせる。そして矢印の方向にスキャンし
ながら紙面305のグレーの領域に第1走査目と同様に
K、M、Yの順に印字を行う。この時に印字される領域
は紙面305にも示してある様に第1印字領域の印字さ
れていなかった残りの画素と、第2印字領域の白紙上の
半分の画素である。この時の紙面へのインク着弾状態を
第1印字領域、第2印字領域ともに図7の403に示
す。第1印字領域の着弾画素は既に第1及び第2走査目
で隣接画素よりのインクのにじみが層を形成してしまっ
ているので、紙面表面に現れる領域が白紙上に着弾され
た場合に比べて少なくなる。第2印字領域においては、
第1走査目の第1印字領域のインク着弾状態と等しいも
のとなる。
【0041】第4走査目では図6の306の位置から再
びブラックのみの印字の方向に移動しながら行う。この
時の着弾も第2走査目と同様、前の走査(第3走査目)
でブラックを着弾した位置にのみ再びブラックインクを
着弾する。この様な印字を行った後の紙面断面図は図7
の404に示したような状態になり、第1印字領域では
印字が全て図に示す状態で完成されたことになる。第2
印字領域に於ては、第1印字領域の第2走査目が終了し
た状態であり、この後2回の上記と同様の、印字走査の
繰り返しにより、第1印字領域と等しいインク層の着弾
状態が得られることとなる。従って第1印字領域及び第
2印字領域に於て、両方向印字の際に起こり得る色ムラ
もなく、分割印字を行った滑らかな画像が得られること
となる。
【0042】以上説明したようにブラック強調のための
往復印字のように、往路では全色、復路ではブラック1
色のみにして2パス分割印字を行えば各印字領域幅毎に
支配色が逆転することなく、ブラックがにじみ無く強調
され、かつ強調印字を行っていない通常の2パス分割印
字とスループットが等しい状態のまま印字を完成させる
ことが出来るのである。
【0043】(第1実施例) 次に第1実施例を説明する。本実施例は、第2参考例を
更に拡張したもので、第2参考例の往路と復路を印字す
る度にそれぞれノズル数の1/4の距離づつの紙送りを
行うことを特徴とする。この様な方法をとることによ
り、スループットは第2参考例と殆ど等しいまま、ブラ
ックの分割印字法を更に効果的にし、ノズルばらつきに
起因する濃度ムラをより改善した滑らかな画像を得るこ
とが出来る。
【0044】本実施例に於ても第1、第2参考例と同様
にRK100%の画像を印字する場合を例に上げて説明
する。図8はこの時の印字状態を図6と同様に示したも
のである。第2参考例と同様、やはり8ノズルを持つマ
ルチヘッドで説明しているが、1スキャン毎に今後は8
ノズルの1/4幅、即ち2ノズル幅づつ印字を完成させ
ていく。ここで各マルチノズルのうちの黒く塗ったノズ
ルは印字に用いられるノズルを示す。
【0045】第1走査目には図8(a)に示す如く、紙
面1102に対し、縦方向1101の位置にマルチヘッ
ドをスタンバイする。そして矢印の方向にスキャンしな
がら、K、M、Yそれぞれのノズルで紙面1102にグ
レーで示した画素に印字を行う。この時4色のヘッドは
スキャン方向に対し、K、C、M、Yの順に配列してい
るので、1着弾点にはK、M、Yの順のインクが打ち込
まれ、インク層は図9の1201の様になる。またこの
時カラー第1印字領域の紙面では第2参考例と同様、半
数の着弾画素と、残りの半数の非着弾画素が混在した状
態となる。
【0046】次に第2走査目を行う前に、2ノズル分の
紙送りを行い、ヘッドと紙面の位置関係は図8(b)に
示す如く第2走査の状態となる。そして1103の位置
から今度は逆方向にブラックのみの印字をBk第2印字
領域の幅(4ノズル幅)だけ行う。この時着弾される画
素とは、第1走査目(往路)の印字領域と重なる2ノズ
ル幅のうちの、既に第1走査で印字された黒で示した画
素と、残りの2ノズル幅の領域の約半数の斜線で示した
画素である。この時前者の画素への印字は、既にK、
M、Yが着弾されている上に、更にブラックを着弾する
ものであるが、後者の印字は全くの白紙上にブラックイ
ンクを着弾するものである。従ってこの第2走査を終了
した時点で、存在する着弾点のインク層はBk第2印字
領域に於て図9の1202と1203の2種類が2ノズ
ル幅づつの領域で存在することとなる。
【0047】次に第3走査目であるが、この走査の前
に、再び2ノズル分の距離の紙送りを行い、図8(c)
に示す如くマルチヘッドを紙面の左側の1104の位置
にスタンバイさせる。そして矢印の方向にスキャンしな
がら第3走査を紙面グレーの領域に第1走査目と同様に
K、M、Yの順に印字を行う。この時に印字される領域
はここでグレーで示してある様にカラー第1印字領域の
印字されていなかった残りの画素と、カラー第2印字領
域の半分の画素である。
【0048】第4走査目では再び2ノズル幅の紙送り
後、図8(d)に示す如く1105の位置からブラック
のみの印字を矢印の方向に移動しながら行う。この時の
着弾も第2走査目と同様、前の走査(第3走査目)で着
弾した6ノズル幅内の画素と、2ノズル幅の白紙上の半
数の画素にブラックインクのみを着弾する。この様な印
字を行った後の紙面の着弾状態は図8(d)の第4走査
に示したようになり、第1印字領域の上部2ノズル幅で
は印字が全く完成され、インク層は全ての画素に於て図
9の1202に示す状態になる。
【0049】更に、第5走査目も図8(e)に示す如く
1106の位置から同様にして印字を行った後には、図
にも示す通り次の2ノズル幅の印字が完成される。但
し、この領域では、第2走査で先にブラックを着弾して
から第5走査でK、M、Yを着弾した画素と、第3走査
でK、M、Yを着弾した後に第4走査でブラックを着弾
した画素とが半数づつ混在している。前者の画素でのイ
ンク層は図9の1204であり、後者では図9の120
2となる。両者に於ては、強調色ブラックの2番目の位
置が異なるものの、両者とも支配色となる第1層目がブ
ラックであることについては同等である。既にインクの
打ち込み順により色味が異なることは述べたが、その色
味を支配するのは殆ど第1層目、即ち1番最初に着弾さ
れたインク色である。従って、第2層目以降のインク着
弾層は実際には図に示すような完全な層を形成するわけ
ではなく、各色が混在した状態となり、紙面表面に色味
としての影響を及ぼしにくい。従って図9の1202及
び1204の如きインク層の状態については殆ど色味の
差は観られず、色ムラの原因となることもない。
【0050】この様に2ノズルずつの紙送りと印字を繰
り返すことによって第1走査から第7走査に示した順番
に印字が完成されていく。この時、強調時であるブラッ
クの印字に於ては強調の為の走査も含めると、主走査方
向の1画素幅に於て計4種類のノズルで印字が完成され
ている。従って最もノズルばらつきの目立ち易いブラッ
クインクでも、本実施例によれば4種類のノズルによっ
て濃度ムラが緩和されるので、かなり滑らかな画像を得
ることが出来る。
【0051】以上説明した様に、ノズル数の1/4の幅
づつの紙送りを各走査毎に行い、往路では全色、復路で
はブラック1色のみで50%の分割印字を行えば、各印
字領域幅毎に支配色が逆転することもなく、ブラックが
にじみ無く強調され、さらに濃度むらの無い滑らかな高
画質を、通常の2パス分割印字とスループットが等しい
状態のまま得ることが出来る。
【0052】
【0053】尚、本実施例では、特にインクジェット記
録方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形
成し、記録を行うインクジェット方式の記録装置を例に
とり説明したが、その代表的な構成や原理については、
例えば、米国特許第4723129号明細書、同第47
40796号明細書に開示されている基本的な原理を用
いて行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマ
ンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であ
るが、特に、オンドマンド型の場合には、液体(イン
ク)が保持されているシートや液路に対応して配置され
ている電気熱変換体に、記録情報に対応して各沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を液体(インク)を
吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動
信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮
が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の
吐出が達成でき、より好ましい。
【0054】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。尚、
上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4
313124号明細書に記載されている条件を採用する
と、さらに優れた記録を行うことができる。
【0055】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他
に熱作用が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成としてもよい。
【0056】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59ー123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59ー138461号公報に基づいた構成
としても良い。
【0057】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合せによってその長さを満たす構
成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構
成のいずれでも良い。
【0058】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド事態に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
【0059】また、記録ヘッドに対しての回復手段、予
備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層
安定できるので好ましいものである。これらを具体的に
挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、ク
リーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体
あるいはこれとは別に加熱素子あるいはこれらの組み合
せによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐
出モードを行うことも安定した記録を行う為に有効であ
る。
【0060】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすのもであれば良い。
【0061】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクとしても良い。このような場
合、インクは特開昭54ー56847号公報あるいは特
開昭60ー71260号公報に記載されているような、
多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物とし
て保持された状態で、電気熱変換体に対して対抗する様
な形態としても良い。上述した各インクに対しても最も
有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するものであ
る。
【0062】更に加えて、本発明に係る記録装置の形態
としては、ワードプロセッサやコンピュータ等の情報処
理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられ
るものの他、リーダ等と組み合せた複写装置、さらには
送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの
であっても良い。
【0063】また、熱エネルギーを利用したインクジェ
ット方式に限らず、ピエゾ素子等を利用したインクジェ
ット方式にも本発明は適用可能である。
【0064】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、往復移動走
査の往路では特定色を含む複数色の分割印字を、復路で
は特定色のみの分割印字を行うので、往復印字に伴う色
ムラの発生を防ぐとともにスループットの低下なく特定
色を強調した画像を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用できるインクジェット記録装置の
概略構成を示す斜視図である。
【図2】記録ヘッドを示す図である。
【図3】図1に示すインクジェット記録装置の制御部を
示すブロック図である。
【図4】第1参考例における記録方法を説明する図であ
る。
【図5】第1参考例における記録方法を説明する図であ
る。
【図6】第2参考例における記録方法を説明する図であ
る。
【図7】第2参考例における記録材のインク層の状態を
示す図である。
【図8】本発明の第1実施例における記録方法を説明す
る図である。
【図9】本発明の第1実施例における記録材のインク層
の状態を示す図である。
【図10】インクの着弾状態を示す記録材の断面図であ
る。
【図11】従来の往復印字を説明する図である。
【図12】理想的な印字状態を示す図である。
【図13】濃度ムラのある印字状態を示す図である。
【図14】分割記録法を説明する図である。
【符号の説明】
701 インクカートリッジ 702 マルチノズル 703 紙送りローラ 704 補助ローラ 705 給紙ローラ 706 キャリッジ 801 マルチノズル 1201 制御部 1202〜1204 ドライバ 1205 キャリッジモータ 1206 搬送モータ 1207〜1210 マルチヘッド 1211 操作表示部 1212 ホスト装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/23 101 B41J 3/12 M (72)発明者 名越 重泰 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 杉本 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 植月 雅哉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 後藤 史博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−4154(JP,A) 特開 昭64−75254(JP,A) 特開 平3−45350(JP,A) 特許2952077(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/21 B41J 2/05 B41J 2/525 B41J 2/485

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる色のインクを吐出する複数
    の記録素子列が配置された記録手段を、記録材に対し前
    記複数の記録素子列の配列方向に相対的に往復移動させ
    て記録走査を行うことによりカラー画像を記録するイン
    クジェット記録方法において、 前記往復移動の往方向に連続する複数回の各記録走査に
    おいて、記録材の所定の領域に対し前記複数の記録素子
    列を用いて特定色を含む複数色により、各記録素子列に
    対し互いに補完の関係にある間引き配列に応じて間引き
    画像を記録することで、前記所定の領域に対し画像を完
    成させ、 前記往復移動の復方向に連続し、前記往方向の各記録走
    査に対応する複数回の各記録走査において、記録材の前
    記所定の領域に対し前記複数の記録素子列の中で往方向
    で最も先行する位置に配置された特定の記録素子列を用
    いて前記特定色により、特定の記録素子列に対し互いに
    補完の関係にある間引き配列に応じて間引き画像を記録
    し、前記特定色以外の色の画像は記録しないことを特徴
    とするインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】 前記往復移動の復方向における記録走査
    後、記録材に対し前記記録走査方向とは異なる方向に所
    定幅の相対移動を行うことを特徴とする請求項1に記載
    のインクジェット記録方法。
  3. 【請求項3】 前記往復移動の往方向及び復方向におけ
    る記録走査後、記録材に対し前記記録走査方向とは異な
    る方向に所定幅の相対移動を行うことを特徴とする請求
    項1に記載のインクジェット記録方法。
  4. 【請求項4】 前記所定幅は、前記記録素子列に応じた
    幅よりも小さいことを特徴とする請求項2または3に記
    載のインクジェット記録方法。
  5. 【請求項5】 前記特定色がブラックであることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェッ
    ト記録方法。
  6. 【請求項6】 前記記録素子は熱エネルギーを発生し、
    この熱エネルギーによりインクに状態変化を生起させて
    インクを吐出することを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載のインクジェット記録方法。
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