JP3366814B2 - プログラム可能な演算手段を備えたicカード及びその応用方法 - Google Patents

プログラム可能な演算手段を備えたicカード及びその応用方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はICカード及びIC
カードを応用した方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ICカードをデータ格納媒体とし
て使用する場合において、対象とするデータ量が画像デ
ータの様に大きい場合、ICカードにデータを格納する
際に書き込み装置側でデータ圧縮処理を行い、ICカー
ドからデータを読み出す際に読み出し装置側でデータ伸
長処理を行っていた。このように圧縮処理されたデータ
をICカード内のメモリに格納することで、ICカード
内のメモリ容量を効率的に使用してきた。あるいは、対
象とするデータが機密性の高い場合、ICカードにデー
タを格納する際に書き込み装置側でデータ符号化処理を
施し、ICカードからデータを読み出す際に読み出し装
置側でデータ復号化処理を施して、効率よくデータの処
理を行ってきた。 【0003】また、ICカードを電子鍵として使用する
場合、例えばスクランブル解除方法として使用する場合
には、受信装置側のスクランブル解除手段が、ICカー
ドの電子鍵情報を解読して正規加入者であるかどうかの
判定を行って、スクランブルの解除を行ってきた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来のICカードをデ
ータ格納媒体として使用する場合には、書き込み装置側
では、データの圧縮処理あるいは復号化処理を行うため
にデータの圧縮処理用の回路あるいは復号化処理用の回
路が必要であった。また、読み出し装置側では、データ
の伸長処理あるいは復号化処理を行うためにデータの伸
長処理用の回路あるいは復号化処理用の回路が必要であ
った。さらに、ICカードをスクランブル解除方法とし
て利用する場合には、受信装置側で、スクランブルの解
除を行うためにスクランブル解除処理用の回路が必要で
あった。 【0005】そして、これらの処理を行うアルゴリズム
は技術進歩等によって時に変化し、処理用のアルゴリズ
ムが変更される度に、書き込み装置或いは読み出し装置
の変更が必要となった。特に、データの圧縮処理と伸長
処理では圧縮アルゴリズムと伸長アルゴリズムとの整合
性が必要であり、また、データの符号化処理と復号化処
理では、符号化アルゴリズムと復号化アルゴリズムとの
整合性が必要である。このため、書き込み装置と読みだ
し装置の両方の装置の変更が必須となっていた。このよ
うに、従来のICカードを応用した方法は、アルゴリズ
ムの変更に対して柔軟性が乏しく非経済的で非合理的で
あった。 【0006】本発明は上記問題を解決することを課題と
して、アルゴリズムの変更に対して拡張性の高いシステ
ムで経済的なシステムを構築できるICカード及びその
応用方法を提供する。 【0007】本発明のICカードは、外部からダウンロ
−ドされるプログラムデ−タを受信するプログラムデ−
タ受信手段、前記プログラムデータを格納するプログラ
ムデータ格納メモリ、外部から入力される被演算データ
を受信する被演算データ受信手段、前記被演算データを
格納する被演算データ格納メモリ、前記プログラムデ−
格納メモリから前記プログラムデ−タを受け取り、前
記被演算データ格納メモリ内に格納された前記被演算デ
ータを、前記プログラムデータで記述された演算アルゴ
リズムに基づいて演算処理を行う演算手段、前記演算手
段の演算結果データを格納する演算結果データ格納メモ
リ、前記演算結果データ格納メモリに格納された前記演
算結果データを外部へ送信する演算結果データ送信手
段、及び入出力データが前記プログラムデータ前記被
演算データ前記演算結果データの内のいずれであるか
を識別し、識別したデータに応じて、前記プログラムデ
ータは前記プログラムデータ受信手段で受信し、前記被
演算データは前記被演算データ受信手段で受信し、前記
演算結果データは前記演算結果データ送信手段から送信
するように通信経路を切り替える入出力制御手段を備え
ことを特徴とする。 【0008】本発明のICカードでは、外部からダウン
ロードされるプログラムデータを受信し、ICカードの
演算手段でこのプログラムデータに記述された演算アル
ゴリズムに基づいて被演算データの演算処理を実行す
る。すなわち演算アルゴリズムの変更に対し新たに演算
アルゴリズムを記述したプログラムデータをICカード
にダウンロードすることで対応できる。また、ICカー
内の入出力制御手段で入出力データの種類を識別し、
識別したデータに応じて経路を切り替えて、プログラム
データはプログラムデータ受信手段で受信し、被演算デ
ータは被演算データ受信手段で受信し、演算結果データ
は演算結果データ送信手段から送信する。ICカードと
外部機器との間には入出力データ毎に専用の通信経路
設ける必要がなく、インターフェースを変更する必要は
ない。 【0009】また、本発明のICカードは、ダウンロー
ドされたプログラムデータを格納するプログラムデータ
格納用のメモリ、受信した被演算データを格納する被演
算データ格納用のメモリ及び演算結果データを格納する
演算結果データ格納用のメモリのいずれか一つ以上のメ
モリを備えたものである。このICカードでは、演算処
理を実行するのに必要なデータを各種メモリに予め格納
しておくことができる。このため、予めプログラムデー
タや被演算データや演算結果データを格納しておく必要
があるICカードを応用した方法に利用できるようにな
る。 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施の形態
について、図1を参照にしながら説明する。 〔ICカード〕 《構成》図1にICカードのブロック図を示す。ICカ
ード1は、入出力制御部2、プログラムデータ受信部
3、被演算データ受信部4、演算部5、演算結果データ
送信部6、プログラムデータ格納メモリ7、被演算デー
タ格納メモリ8、演算結果データ格納メモリ9及び外部
機器16を備えた構成である。入出力制御部2は、デー
タの種類に応じ通信経路を切り換えるためのものであ
る。プログラムデータ受信部3は、外部からダウンロー
ドされるプログラムデータを受信するためのものであ
る。被演算データ受信部4は被演算データを受信するた
めのものである。演算部5はプログラムデータで記述さ
れた演算アルゴリズムに基づいて被演算データの演算を
実行するためのものであり、本実施の形態ではDSPに
より実現している。演算結果データ送信部6は演算部5
で演算された演算結果データを受信し外部機器16に送
信するためのものである。プログラムデータ格納メモリ
7はプログラムデータを、被演算データ格納メモリ8は
被演算データを、また、演算結果データ格納メモリ9は
演算結果データを格納するためのものである。 【0022】《動作》以下では、図1に構成を示したI
Cカード1について、動作を記す。外部機器16は入出
力制御部2に演算アルゴリズムを記述したプログラムデ
ータを送信する。入出力制御部2では送られてきたデー
タの種類を識別し通信経路を切り替えてバス10を利用
してプログラムデータをプログラムデータ受信部3に送
信する。プログラムデータ受信部3で受信されたプログ
ラムデータは一旦プログラムデータ格納メモリ7に格納
される。プログラムデータ格納メモリ7に格納されたプ
ログラムデータを演算部5が取り出し、演算部5はプロ
グラムデータに記述された演算アルゴリムを実行する準
備状態になる。また、外部機器16は入出力制御部2に
被演算データを送信する。入出力制御部2では送られて
きたデータの種類を識別し通信経路を切り替えてバス1
1を利用して被演算データ受信部4に送信する。被演算
データ受信部4で受信された被演算データは一旦被演算
データ格納メモリ8に格納される。そして、演算状態に
ある演算部5は、被演算データ格納メモリ8に格納され
た被演算データを取り込み、演算アルゴリズムに基づい
て被演算データの演算を行う。演算部5で演算された結
果である演算結果データは演算結果データ格納メモリ9
に格納される。演算結果データ送信部6は演算結果デー
タ格納メモリ9に格納された演算結果データをバス12
を利用して入出力制御部2に送信する。入出力制御部2
は通信経路を切り換え、演算結果データを外部機器16
に送信する。 【0023】なお、演算部5がPLDの場合には、プロ
グラムデータ格納メモリ7は必要なく、外部機器16か
らダウンロードされた演算アルゴリズムを記述したプロ
グラムデータは入出力制御部2で通信経路を切り替えら
れバス10を利用して直接演算部5に送信され、演算部
5は演算状態になる。また、被演算データ格納メモリ8
がない場合には、外部機器16から送信される被演算デ
ータは入出力制御部2で通信経路を切り替えられてバス
11を利用して被演算データ受信部4で受信され、被演
算データは直接演算部5に入力される。また、演算結果
データ格納メモリ9がない場合には、演算結果データは
演算部5から直接演算結果データ送信部6へ送信されバ
ス12を利用して入出力制御部2に送信され、外部機器
16に転送される。 【0024】《機能と効果》以上のように、ICカード
1の演算機能は外部からダウンロードされるプログラム
データに記述された演算アルゴリズムによって決まる。
このため、ICカード1の演算機能を外部から変更で
き、アルゴリズムの変更に対して柔軟に対応することが
できる。また、入出力制御部2は受信したデータの種類
に応じて通信経路の切り替えを行う。このため、各種デ
ータを受信する専用の通信経路は必要なく、ICカード
1のインターフェースを変更する必要はない。さらに、
プログラムデータ格納メモリ7や被演算データ格納メモ
リ8や被演算結果データ格納メモリ9を備えることによ
り、予めプログラムデータや被演算データや演算結果デ
ータを格納しておく必要があるICカード1を応用した
方法に利用できるようになる。 【0025】〔画像取り込み再生方法〕次に、本発明の
ICカード1を応用した画像取り込み再生方法の実施の
形態について、図1及び図2を参照にしながら説明す
る。 《構成》図2にICカード1を応用した画像取り込み再
生方法のブロック図を示す。ICカード1を応用した画
像取り込み再生方法はICカード1、画像入力装置1
7、画像表示装置18、撮影機19及びディスプレイ装
置27を備えた構成である。撮影機19は被写体を撮影
するためのものである。画像入力装置17は、画像デー
タを圧縮し、圧縮データである被演算データとプログラ
ムデータをICカード1に送信するためのものであり、
画像圧縮部20、プログラムデータ生成部21及びIC
カードインターフェース22を備えた構成である。IC
カード1は、画像入力装置から被演算データとプログラ
ムデータを受信し、プログラムデータに記述された伸張
アルゴリズムに基づいて被演算データを演算し、画像表
示装置18に送信するためのものである。画像表示装置
18は、ICカード1から送られてきたデータをディス
プレイ装置26に表示させるためのものであり、表示制
御部26、画像メモリ25及びICカードインターフェ
ース24を備えた構成である。ディスプレイ装置26
は、画像を表示するためのものである。 【0026】《動作》以下では、図2に構成を示したI
Cカード1を応用した画像取り込み再生方法について記
す。画像データを取り込む場合、まず、ICカード1を
画像入力装置17にとりつける。撮影機19により、被
写体23を撮影し、撮影した被写体23の画像をディジ
タルデータとして取り込み、画像入力装置17に取り込
んだディジタルデータを送信する。画像入力装置17
は、受信したディジタルデータを画像圧縮部20でディ
ジタルデータの圧縮を行う。圧縮されたデータは、IC
カードインターフェース22から被演算データとしてI
Cカード1に送信される。ICカード1で受信された被
演算データは、前述の手順で被演算データ格納メモリ8
に格納される。画像入力装置17のプログラムデータ生
成部21は伸長アルゴリズムを記述したプログラムデー
タを生成する。そして、生成されたプログラムデータ
は、ICカードインターフェース22からICカード1
にダウンロードされる。ダウンロードされたプログラム
データは、前述の手順でプログラムデータ格納メモリ7
に格納される。 【0027】ディスプレイ装置26に画像を表示する場
合、ICカード1を画像表示装置18に取り付ける。I
Cカード1の演算部5は、被演算データ格納メモリ8か
ら被演算データを取り込み、プログラムデータ格納メモ
リ7に格納されたプログラムデータに記述された伸張ア
ルゴリズムに基づいて被演算データの伸長処理を実行
し、演算結果データを作成する。演算結果データ送信部
6は、演算結果データを入出力制御部2に送信し、入出
力制御部2で通信経路を切り換えて、画像表示装置18
に送信する。そして、演算結果データはICカードイン
ターフェース24を介して画像メモリ25に格納され
る。再生画像28は、画像メモリ25に格納された演算
結果データを基に表示制御部26によってディスプレイ
装置27上に表示される。なお、ICカード1の詳細な
動作説明は、本発明の第一の実施の形態で記したので本
実施の形態では省略している。 【0028】《機能と効果》以上のように、ICカード
1を応用した画像取り込み再生方法において、伸長処理
は画像入力装置17からICカード1にダウンロードさ
れるプログラムデータに記述された伸長アルゴリズムに
基づいてICカード1の演算部5が実行する。このた
め、画像表示装置18には伸長アルゴリズムを実行する
演算処理機能が必要なく、画像表示装置18は簡単で安
価な構成になる。また、画像入力装置17の画像圧縮部
20においてディジタルデータの圧縮を行う圧縮アルゴ
リズムが変更になった場合においても、変更後の圧縮ア
ルゴリズムに対応した伸張アルゴリズムを記述したプロ
グラムデータを新たにICカード1にダウンロードする
ことで対応でき、画像表示装置18を変更する必要がな
く柔軟性に富む経済的で合理的なシステムを構築するこ
とができる。 【0029】〔音声取り込み再生方法、機密情報取り込
み再生方法〕なお、本実施の形態では、対象とするデー
タが画像データの場合について記載したが、対象とする
データが音声データの場合には、図3のように構成する
ことにより、ICカード1を応用した音声取り込み再生
方法を実現できる。ただし、装置の動作及び使用手順
は、ICカード1を応用した画像取り込み再生方法と同
様であるため省略する。また、本実施の形態では、対象
とするデータが大容量の場合について記載したが、対象
とするデータが機密性の高い場合には、図4のように構
成することによりICカード1を応用した機密情報取り
込み再生方法を実現することができる。ただし、データ
入力装置36で取り込んだデータを符号化処理して被演
算データを作成し、プログラム生成部21で復号化アル
ゴリズムを生成する以外は以外はICカード1を応用し
た画像取り込み再生方法と同様であるため省略する。I
Cカード1を応用した音声取り込み再生方法あるいはI
Cカード1を応用した機密情報取り込み再生方法におい
て、ICカード1を応用した画像取り込み再生方法と同
じ効果が得られる。 【0030】〔ID認証方法〕以上では、IDカードを
応用した画像取り込み再生方法について説明をしたが、
IDカードを応用したID認証方法も、図2の構成を利
用することにより下記のように実現することができる。 《動作》サービス契約時に、ICカード1を画像入力装
置17にとりつけ、撮影機19により被写体23として
契約者の顔の表情あるいはサインをしている手元の動作
等を撮影する。前述の手順に従ってICカード1の被演
算データデータ格納メモリ8に被演算データを格納し、
プログラムデータ格納メモリ7に伸張アルゴリズムを記
述したプログラムデータを格納する。但し、被演算デー
タは契約者の顔の表情あるいはサインをしている手元の
動作等の情報を持つものである。 【0031】契約者がサービスを受けようとする時に
は、ICカード1を画像出力装置18にとりつける。そ
して、ICカード1の演算部5が、被演算データ格納メ
モリ8に格納された被演算データをプログラムデータ格
納メモリ7に格納されたプログラムデータに記述された
伸張アルゴリズムに基づいて伸張処理を行う。画像表示
装置18が伸張されたデータを取り出し、ディスプレイ
装置27上に再生画像28を表示する。そして、サービ
ス提供者はサービスを受けようとした者と契約者を目視
比較し、契約者本人であるかどうかの確認を行う。な
お、ICカード1の詳細な動作説明は、本発明の第一の
実施の形態で記したので本実施の形態では省略してい
る。 【0032】《機能と効果》以上のように、ICカード
1を応用したID認証方法では、契約者本人が予め登録
した表情やサインを行う動作等の特徴のある画像によっ
てサービスを受けようとした者が契約者本人であるかの
照合を行う。このため、ID認証の誤認は低減する。ま
た、ICカード1の演算部5がプログラムデータに記述
された伸張アルゴリズムに基づいて画像データの伸張処
理を行う。このため、画像表示装置に画像データの伸長
処理機能は必要なく、画像入力装置と画像表示装置との
整合性をとる必要はない。 【0033】〔スクランブル解除方法〕以下、本発明の
ICカード1を応用したスクランブル解除方法につい
て、図1及び図5を参照にしながら説明する。 《構成》図5にICカード1を応用したスクランブル解
除方法のブロック図を示す。ICカード1を応用したス
クランブル解除方法は、ICカード1、受信機40及び
テレビ44を備えた構成である。受信機40は、スクラ
ンブルのかかった状態の放送の受信、ICカード1との
データの送受信及びテレビ44にデータを送信するため
のものであり、受信部41、ICカードインターフェー
ス42及びテレビインターフェース43を備えた構成で
ある。ICカード1は、スクランブル解除アルゴリズム
に従ってスクランブルの解除を行うためのものであり、
プログラムデータ格納メモリ7にスクランブル解除アル
ゴリズムを記述したプログラムデータが格納されてい
る。ただし、スクランブル解除アルゴリズムは新たに外
部からプログラムデータをダウンロードすることにより
変更可能である。テレビ44は、画像を写すディスプレ
イの役割を果たすものである。 【0034】《動作》以下では、図3に構成を示したI
Cカード1を応用したスクランブル解除方法について記
す。受信契約者が番組を見る場合、受信契約者はICカ
ード1を受信機40に挿入する。受信機40の受信部4
1はスクランブルされたディジタル映像データを受信す
る。受信されたディジタル映像データは、被演算データ
として、ICカードインターフェース42を介してIC
カード1の被演算データ受信部4に送信される。演算部
5は、予め、プログラムデータ格納メモリ7に格納され
ているプログラムデータに記述されたスクランブル解除
アルゴリズムに基づいてスクランブルの解除を行う。演
算部5でスクランブルを解除された演算結果データは、
ICカードインターフェース42を介して受信機40の
テレビインターフェース43に送られる。そして、テレ
ビ44に演算結果データを送信しテレビ44にスクラン
ブルの解除された映像が映し出される。なお、ICカー
ド1の詳細な動作説明は、本発明の第一の実施の形態で
記したので本実施の形態では省略している。 【0035】《機能と効果》以上のように、ICカード
1を応用したスクランブル解除方法において、スクラン
ブルの解除は、ICカード1の演算部5でスクランブル
解除アルゴリズムに基づいて行われる。このため、受信
機40にはスクランブル解除処理を行う回路が必要な
く、受信機40は簡単で安価な構成になる。また、ディ
ジタル映像データのスクランブル処理アルゴリズムの変
更がなされた場合においても、変更後のスクランブル処
理アルゴリズムに対応するスクランブル解除アルゴリズ
ムを記述したプログラムデータを新たにICカード1に
ダウンロードすることで対応でき、受信機40を変更す
る必要がない。さらに、スクランブル解除を受信契約者
が所有するICカード1により行うことになる。このた
め、受信契約者以外の人間が不正にスクランブルを解除
して映像を見ることを防止できる。 【0036】〔情報提供方法〕以下、本発明のICカー
ド1を応用した情報提供方法について、図1及び図6を
参照にしながら説明する。 《構成》図6にICカード1を応用した情報提供方法の
ブロック図を示す。ICカード1を応用した情報提供方
法は、ICカード1及び情報提供端末45を備えた構成
である。また、情報提供端末45は、受信したデータと
演算アルゴリズムを記述したプログラムデータとを格納
しICカード1に受信データと演算アルゴリズムを記述
したプログラムデータを送信するためのものである。そ
して、これはICカードインターフェース46、データ
切り替え部47、データメモリ48、49、50、プロ
グラムメモリ51、52、53、通信インターフェース
54及びデータ分配部55を備えた構成である。 【0037】《動作》 以下では、図6に構成を示したICカード1を応用した
情報提供方法について記す。情報提供端末45の通信イ
ンターフェース54で受信された情報データは、データ
分配部55で分配されてデータメモリに送られ、データ
メモリに格納されるとともに、そのデータの属性に対応
した演算アルゴリズムを記述したプログラムデータがプ
ログラムメモリに格納される。本実施の形態において
は、圧縮画像データの場合には圧縮画像データをデータ
メモリ48に、圧縮音声データの場合には圧縮音声デー
タをデータメモリ49に、暗号符号化データの場合には
暗号符号化データをデータメモリ50に送信して格納
る。また同時に、プログラムメモリ51には画像データ
の伸長アルゴリズムを記述したプログラムデータ、プロ
グラムメモリ52には音声データの伸長アルゴリズムを
記述したプログラムデータ、プログラムメモリ53には
暗号復号化アルゴリズムを記述したプログラムデータが
格納される。 【0038】使用者が格納された情報データを取り出す
場合には、使用者はまずICカード1を情報提供端末に
挿入する。使用者が必要とする情報データが画像データ
の場合にはデータメモリ48から圧縮された画像データ
がデータ切り替え部47で選択的に通過しICカードイ
ンターフェース46を介して被演算データとしてICカ
ード1の被演算データ受信部4に送信される。また、プ
ログラムメモリ51に格納された画像データの伸長アル
ゴリズムを記述したプログラムデータがICカード1に
ダウンロードされる。ICカード1の演算部5がダウン
ロードされたプログラムデータに記述された伸張アルゴ
リズムに基づいて被演算データの伸張処理を行う。そし
て、処理結果が読み取り装置など出力装置に送信され
る。同様に、使用者が必要とする情報データが音声デー
タの場合には、データメモリ49から圧縮された音声デ
ータがデータ切り替え部47で選択されて通過しICカ
ードインターフェース46を介して被演算データとして
ICカード1の被演算データ受信部4に送信される。ま
た、プログラムメモリ52に格納された音声データの伸
長アルゴリズムを記述したプログラムデータがICカー
ド1にダウンロードされる。ICカード1の演算部5が
ダウンロードされたプログラムデータに記述された伸張
アルゴリズムに基づいて被演算データの伸張処理を行
う。そして、処理結果が読み取り装置など出力装置に送
信される。また、同様に、使用者が必要とする情報デー
タが機密データの場合には、データメモリ50から暗号
符号化されたデータがデータ切り替え部47で選択され
通過しICカードインターフェース46を介して被演
算データとしてICカード1の被演算データ受信部4に
送信される。また、プログラムメモリ53に格納された
暗号復号化アルゴリズムを記述したプログラムデータが
ICカード1にダウンロードされる。ICカード1の演
算部5がダウンロードされたプログラムデータに記述さ
れた復号化アルゴリズムに基づいてデータの暗号復号化
処理を実行する。そして、処理結果が読み取り装置など
出力装置に送信される。なお、ICカード1の詳細な動
作説明は、本発明の第一の実施の形態で記したので本実
施の形態では省略している。 【0039】《機能と効果》 以上のように、ICカード1を応用した情報提供方法に
おいて、情報提供端末に提供される情報データを表す被
演算データとそのデータの属性に対応した演算アルゴリ
ズムを記述したプログラムデータを情報提供端末に格納
する。そして使用者が情報を求めた時に、これらをIC
カード1に転送する。そして、ICカード1がプログラ
ムデータに記述された演算アルゴリズムに基づいて被演
算データの演算を行う。このため、読み取り装置側には
データを復元処理する機能は必要なく、異なった属性を
有する情報データを読み出す場合でも、専用の読み取り
装置を使用する必要はない。また、新規の属性を有する
情報データの場合でも情報提供端末に新規の属性を有す
る情報データに対応した演算アルゴリズムを記述したプ
ログラムデータを格納することで対応できる。 【0040】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、ICカー
ドには外部からダウンロードされるプログラムデータに
記述された演算アルゴリズムに基づいてデータを処理す
る機能があり、各種データの通信経路切換を行う機能
がある。このため、本発明のICカードを利用すること
によりアルゴリズムの変更に柔軟に対応できる経済的で
合理的なシステムを構築することができるという有利な
効果が得られる。 【0041】 【0042】 【0043】 【0044】
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明のICカードのブロック図 【図2】 本発明のICカードを応用した画像取り込み
再生方法の構成を示すブロック図 【図3】 本発明のICカードを応用した音声取り込み
再生方法の構成を示すブロック図 【図4】 本発明のICカードを応用した機密データ取
り込み再生方法の構成を示すブロック図 【図5】 本発明のICカードを応用したスクランブル
解除方法の構成を示すブロック図 【図6】 本発明のICカードを応用した情報提供方法
の構成を示すブロック図 【符号の説明】 1 ICカード 2 入出力制御部 3 プログラムデータ受信部 4 被演算データ受信部 5 演算部 6 演算結果データ送信部 7 プログラムデータ格納メモリ 8 被演算データ格納メモリ 9 演算結果データ格納メモリ 10、11、12 バス 16 外部機器 17 画像入力装置 18 画像表示装置 19 撮影機 20 画像圧縮部 21 プログラムデータ生成部 22 ICカードインターフェース 23 被写体 24 ICカードインターフェース 25 画像メモリ 26 表示制御部 27 ディスプレイ装置 28 再生画像 29 音声入力装置 30 音声出力装置 31 音声圧縮部 32 メモリ 33 出力制御部 34 録音器 35 スピーカ 36 データ入力装置 37 データ出力装置 38 データ符号化部 39 入力機器 40 受信機 41 受信部 42 ICカードインターフェース 43 テレビインターフェース 44 テレビ 45 情報提供端末 46 ICカードインターフェース 47 データ切り替え部 48、49、50 データメモリ 51、52、53 プログラムメモリ 54 通信インターフェース 55 データ分配部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 5/781 H04N 5/781 510E 5/907 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 17/00 G06F 1/00 G06F 9/445 H04N 5/765 H04N 5/781 H04N 5/907

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 外部からダウンロ−ドされるプログラム
    デ−タを受信するプログラムデ−タ受信手段、前記プログラムデータを格納するプログラムデータ格納
    メモリ、 外部から入力される被演算データを受信する被演算デー
    タ受信手段、前記被演算データを格納する被演算データ格納メモリ、 前記プログラムデ−タ格納メモリから前記プログラムデ
    −タを受け取り、前記被演算データ格納メモリ内に格納
    された前記被演算データを、前記プログラムデータで記
    述された演算アルゴリズムに基づいて演算処理を行う演
    算手段、 前記演算手段の演算結果データを格納する演算結果デー
    タ格納メモリ、 前記演算結果データ格納メモリに格納された前記演算結
    果データを 外部へ送信する演算結果データ送信手段及び
    入出力データが前記プログラムデータ前記被演算デー
    前記演算結果データの内のいずれであるかを識別
    し、識別したデータに応じて、前記プログラムデータは
    前記プログラムデータ受信手段で受信し、前記被演算デ
    ータは前記被演算データ受信手段で受信し、前記演算結
    果データは前記演算結果データ送信手段から送信するよ
    うに通信経路を切り替える入出力制御手段を備えたこと
    を特徴とするICカ−ド。
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