JP3364933B2 - 多層印刷配線板及びその内層電気回路用銅箔 - Google Patents

多層印刷配線板及びその内層電気回路用銅箔

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接着性絶縁層を介し積層
された内層用回路板と外層回路板を備える多層印刷配線
板とその内層電気回路用銅箔に関し、特に内層用回路板
に設けられた銅箔製の電気回路と上記接着製絶縁層との
接着不良が防止できると共に、製造工程途上で適用され
た適宜処理剤が上記内層電気回路と接着性絶縁層との界
面に残留し難い多層印刷配線板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の多層印刷配線板は、例えば、図
3から図9に示すような各工程を経て製造されている。
以下その概略を説明すると、図3に示すように銅箔によ
り形成された電気回路を有する複数枚の内層用回路板a
を外層用銅箔a1と共に接着性絶縁層(プリプレグ)b
を介し積層して一体化し、かつ、適宜穿設手段により図
4に示すようなスルーホールcを穿設(ドリリング)し
た後、このスルーホールcの内壁面を銅膜にて覆うため
銅によるスルーホール無電解メッキ処理を施して図5に
示すようなメッキ層dを積層体表面とスルーホールc内
壁面にそれぞれ形成する。
【0003】次いで、このメッキ層dの面上にスルーホ
ールc周辺の一部と外層電気回路形成部位を除きフォト
レジスト層eをパターン状に形成する(図6参照)と共
に、このフォトレジスト層eから露出する部位に銅・半
田メッキ層fを形成(図7参照)し、かつ、上記フォト
レジスト層eを除去した後、この銅・半田メッキ層fを
マスクにして図8に示すように上記メッキ層d等をエッ
チングにより除去して外層電気回路を形成し、更にこれ
等面上にソルダー・レジスト層gを成膜して図9に示す
ような多層印刷配線板hを製造する方法が採られてい
る。
【0004】ところで、上記複数枚の内層用回路板aを
接着性絶縁層(プリプレグ)bを介し積層する際、内層
用回路板aに設けられた内層電気回路が表面平滑な銅箔
により構成されているため上記接着性絶縁層bとの接着
強度が不十分となり内層電気回路と接着性絶縁層とが経
時的に剥離し易い欠点があった。
【0005】このため、従来においては図10の(A)
から(B)に示すように銅箔より成る内層電気回路iの
表面を、例えば、水酸化ナトリウム(NaOH)が15
から25g/l程度溶解されたアルカリ性亜塩素酸ナト
リウム水溶液等で酸化処理してCuOとCu2 Oより成
る針状結晶の酸化膜jを形成し、上記内層電気回路iの
表面を粗面化させて接着性絶縁層bとの接着強度の向上
を図る方法が採られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような方法を採る
ことで、全体的には内層電気回路iと接着性絶縁層bの
接着強度の向上が図れる反面、CuOとCu2 Oとで構
成された酸化膜jはアルカリ溶液に対し耐性を有するも
のの酸には比較的容易に溶解されてしまうため、多層印
刷配線板の製造工程途上において図11(A)に示すよ
うにスルーホールcの内壁面から露出する積層面が酸性
の処理剤に触れた場合(例えば上述したスルーホールの
無電解メッキ処理の際、無電解メッキに対する触媒性を
付与するため塩酸酸性のパラジウム・錫水溶液にて処理
するような場合)、その接触部位の酸化膜jが図11
(B)に示すように酸により溶解して上記内層電気回路
iの金属銅が露出され、図12に示すようにピンク色の
リングrがスルーホールcの周縁に沿って形成される”
ハローイング”と称される現象があった。
【0007】そして、この現象が発生すると図13に示
すようにスルーホールcの内壁面の内層電気回路iと接
着性絶縁層bの界面に空隙sが形成されてしまうためこ
れらの間の接着強度の低下が起こって経時的に剥離し易
くなる問題点があり、かつ、この空隙s内に上記処理剤
が残留し易くなるため多層印刷配線板としての信頼性を
著しく低下させる問題点があった。
【0008】このような技術的背景の下において本発明
者等が上記酸化膜jに耐酸性を付与する方法を鋭意研究
したところ、従来法において酸化膜が耐酸性を示さない
原因は酸により容易に溶解されるCuOが上記酸化膜j
中に多量に存在するためで、このCuOの比率を下げ比
較的耐酸性を有するCu2 Oの比率を上げることにより
酸化膜jに耐酸性を付与できること、ミラー指数(11
1)、(110)、(100)の各配向性を持った3種
類の単結晶銅に酸化膜を形成し、X線回折法により測定
したところ(111)、(100)面の単結晶銅ではC
2 Oは確認されず、(100)面(X線回折法では
(200)面が観測される)の単結晶だけにCu2 Oが
確認され、従ってCu結晶の配向面とCu2 Oの生成が
関連すること、従ってCu結晶の配向面を特定の配向面
とすることによりCu2 Oの比率を上げて酸化膜jに耐
酸性を付与できることを見いだし本発明を完成するに至
ったものである。
【0009】因みに、従来法における酸化膜中のCu2
OのCuOに対する比(Cu2 O/CuO×100)は
30から40%程度であり、また、上記ハローイングの
発生量(図12中、直径0.35mmのスルーホールc
端縁からの距離Lで示されるリングの幅により表示され
る)は平均で130から150μmであり、数百μmに
なることもあった。
【0010】そこで、本発明の課題とするところは、上
記ハローイングの発生量を極力小さいものとすることに
より内層用回路板に設けられた銅箔製の内層電気回路と
上記接着性絶縁層との接着不良が防止できると共に製造
工程途上で適用された適宜処理剤が上記配線層と接着製
絶縁層との界面に残留し難い多層印刷配線板と、この多
層印刷配線板に使用される内層電気回路用銅箔を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の発明は、少なくとも、銅箔により形成された内層電気
回路を有する内層用回路板の前記内層電気回路表面を酸
化処理し、CuOとCu 2 Oからなる酸化膜とする工程
と、前記内層電気回路の酸化処理面に接着性絶縁樹脂層
を介して外層用銅箔を積層する工程と、前記積層体にス
ルーホールを穿設する工程と、前記スルーホール内壁面
を酸性前処理剤で処理する工程と、前記スルーホール内
壁面および外層用銅箔にメッキ層を形成する工程と、外
層用銅箔およびメッキ層の積層体を所定のパターンに形
成し外層電気回路とする工程と、ソルダー・レジスト層
を形成する工程とを行うことで得られる多層印刷配線板
において、ラー指数(200)面のX線回折法による
回折光のピーク強度が、(111)面の回折光のピーク
強度の41%以上である銅箔にて上記内層電気回路を構
成することで、上記酸化処理の際に形成されるCu 2
の比率をCuOより上げ、前記酸性前処理剤による酸化
膜の溶解を防止したことを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明を前提とし、上記スルーホール内壁面および外
層用銅箔に形成したメッキ層を無電解メッキ層とした
とを特徴とする。
【0013】更に請求項3記載の発明は、請求項1又は
請求項2記載の多層印刷配線板の内層電気回路を構成す
る銅箔において、ミラー指数(200)面のX線回折法
による回折光のピーク強度が、(111)面の回折光の
ピーク強度の41%以上であることを特徴とする。
【0014】このような技術的手段において、CuのX
線回折法によるピーク強度とは回折光のうち最も強度の
大きいものの強度をいい、具体的には入射光線と回折光
の角度で定義される2θを横軸に、回折光の強度を縦軸
に取ってグラフを描き、このグラフ上で最大の高さとな
る強度を測ればよい。そして、Cuの(200)面のX
線回折法による回折光のピーク強度が(111)面の回
折光のピーク強度の41%以上である銅箔は、これを酸
化処理した時CuOに較べてCu2 Oが従来の銅箔より
多く形成され、従って酸化処理されたこの銅箔が無電解
メッキの前処理剤等の酸性の処理剤に触れた場合も、ハ
ローイング現象の発生が抑制され、酸性処理剤の残留が
生じ難い。
【0015】請求項2はこのような技術的背景に基づい
てなされたもので、内層電気回路を貫通し、酸性前処理
剤で内壁面を処理されたスルーホールと、この前処理面
に積層された無電解銅メッキ層を有することを特徴と
し、このスルーホール周辺のピンクリングの発生と前処
理剤の残留が抑制される。ここで、酸性前処理剤として
は従来から使用されている塩化パラジウム等がそのまま
使用できる。
【0016】また、このような技術的手段において、上
記銅箔を酸化処理するための処理液としては、従来同
様、アルカリ性亜塩素酸ナトリウム水溶液やアルカリ性
過硫酸カリ水溶液等がそのま適用でき、また、その処理
方法も従来同様、予め脱脂処理された内層用回路板をこ
の処理液に浸漬することによって行われる。
【0017】尚、上述の酸化処理がなされた内層用回路
板を積層した後における多層印刷配線板の製造工程は任
意であり、例えば、上述した従来法と同様な工程を経て
製造してもよいし、他の工程を経てもよい。また、適用
される内層用回路板についてはその一面側にのみ銅箔を
有するものでもあるいは両面側にそれぞれ配線層を有す
るものでもよく任意である。
【0018】
【作用】請求項1〜3記載の発明によれば、内層電気回
路を構成する銅箔のミラー指数(200)面のX線回折
法による回折光のピーク強度が(111)面の回折光の
ピーク強度の41%以上であるから、内層電気回路用銅
箔を酸化処理してこの結晶面にはCu2 Oの比率の高い
酸化膜が形成され、酸処理等を施してもハローイング現
象が生じ難い。
【0019】
【実施例】(実施例1)まず、R=(ミラー指数(20
0)面のX線回折光のピーク強度/(111)面のX線
回折光のピーク強度)×100が47%の銅箔が表裏両
面に貼着されたガラス・エポキシ銅貼積層板(340m
m×510mm×1.6mm)を用い、従来同様、フォ
トエッチング処理により上記銅箔を内層電気回路形状に
パターニングして内層回路板を製造した。
【0020】次に、ニュウトラル・クリーン68(商
標、シップレー社製)の25%溶液を用い、60℃の条
件で上記内層用回路板の両面側に形成された内層電気回
路を脱脂処理し、かつ、水洗した後、エッチ(Etc
h)746(商標、シップレー社製)を15%及びH2
2 を10%含む処理液を用いて60秒間のソフトエッ
チング処理を施し、かつ水洗し、更に硫酸を主成分とす
る固形酸(44g/l)を用いて酸洗いし、かつ水洗し
た。
【0021】この様に前処理された内層用回路板の内層
電気回路を以下の条件で酸化処理し、水洗して内層電気
回路の表面にCu2 OとCuOから成る厚さ1μmの酸
化膜を形成した。 酸化処理液の組成:Na3 PO4 ・12H2 O 17g/l NaOH 31g/l NaClO2 43g/l 処理液温度:80℃ 処理時間:4分30秒
【0022】尚、上記酸化膜2の厚みはオージェ分光分
析により0.6μmであることが、Cu2 O/CuO×
100の比率はX線回折装置により177%であること
が分かった。
【0023】次いで上記酸化膜2が形成された内層用回
路板を乾燥させた後、複数枚の内層用回路板を外層用銅
箔とともに接着性絶縁層を介して重合し、加熱加圧して
多層印刷配線板を製造した。
【0024】そして、図2に示すように、従来と同様に
この多層印刷配線板をドリルにより孔開け加工して直径
0.35mmのスルーホールを形成し、かつ、下記組成
の塩化パラジウム処理液で処理し、無電解銅メッキを施
してスルーホール内壁面と多層印刷配線板表面に20μ
mの銅メッキ層を形成し、更に水洗、酸洗等の処理を施
し、かつ従来同様のフォトレジスト層形成処理、20μ
mの電解銅メッキ処理、エッチング処理、ソルダー・レ
ジスト層形成処理等を経て多層印刷配線板を製造した。
【0025】 塩化パラジウム処理液組成: NKM−552A(日鉱メタルプレーティング(株)製) 3.5容量% NKM−552B(日鉱メタルプレーティング(株)製) 1.5容量% NKM−552C(日鉱メタルプレーティング(株)製) 2.7容量% ホルマリン 0.3容量% 処理液温度:30℃ 処理時間:約12分
【0026】こうして得られた多層印刷配線板のハロー
イング発生量について測定したところ、ピンクリングの
幅Lの平均値は40μmであった。
【0027】(比較例1)R=39%の銅箔を内層回路
用銅箔として使用した他は実施例1と略同様に内層電気
回路の表面に酸化膜2を形成した。酸化膜2のCu2
/CuO×100の比率はX線回折装置により147%
であることが分かった。
【0028】また、この内層回路板を使用して実施例1
と略同様多層印刷回路板を製造した。ピンクリングの幅
Lの平均値は59μmであった。
【0029】(比較例2)R=32%の銅箔を内層回路
用銅箔として使用した他は実施例1と略同様に内層電気
回路の表面に酸化膜2を形成した。酸化膜2のCu2
/CuO×100の比率はX線回折装置により117%
であることが分かった。
【0030】また、この内層回路板を使用して実施例1
と略同様多層印刷回路板を製造した。ピンクリングの幅
Lの平均値は76μmであった。
【0031】(比較例3)R=24%の銅箔を内層回路
用銅箔として使用した他は実施例1と略同様に内層電気
回路の表面に酸化膜2を形成した。酸化膜2のCu2
/CuO×100の比率はX線回折装置により89%で
あることが分かった。
【0032】また、この内層回路板を使用して実施例1
と略同様多層印刷回路板を製造した。ピンクリングの幅
Lの平均値は94μmであった。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、内層電気
回路用銅箔を酸化処理してこの結晶面にはCu2 Oの比
率の高い酸化膜が形成され、酸処理等を施してもハロー
イング現象が抑制されるから、内層電気回路と接着性絶
縁層との接着不良が防止できると共に内層電気回路と接
着性絶縁層との界面に上記酸処理剤等が残留し難くなる
ため、多層印刷配線板としての信頼性を著しく向上でき
る効果を奏する。
【0034】また、請求項2記載の発明によれば、スル
ーホール内壁に露出する内層電気回路用銅箔にCu2
の比率の高い酸化膜が形成され、酸処理等を施してもハ
ローイング現象が抑制されるから、内層電気回路と接着
性絶縁層との接着不良が防止してスルーホール周辺の接
着力を向上すると共に内層電気回路と接着性絶縁層との
界面に上記酸処理剤等が残留し難くなるため、多層印刷
配線板としての信頼性を著しく向上できる効果を奏す
る。
【0035】更に、請求項3記載の発明によれば、この
ような信頼性を向上した多層印刷配線板に使用できる銅
箔が提供されるという効果を奏する。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る内層用回路板の一部拡大断面図。
【図2】実施例に係る多層印刷配線板の一部拡大斜視
図。
【図3】従来の多層印刷配線板の製造工程途上の斜視
図。
【図4】従来の多層印刷配線板の製造工程途上の斜視
図。
【図5】従来の多層印刷配線板の製造工程途上の斜視
図。
【図6】従来の多層印刷配線板の製造工程途上の斜視
図。
【図7】従来の多層印刷配線板の製造工程途上の斜視
図。
【図8】従来の多層印刷配線板の製造工程途上の斜視
図。
【図9】従来の多層印刷配線板の概略斜視図。
【図10】図10(A)〜(B)は従来の内層電気回路
表面を酸化処理する工程説明図。
【図11】図11(A)〜(B)はスルーホール形成後
におれる従来の多層印刷配線板の一部拡大断面図。
【図12】スルーホール形成後における従来の多層印刷
配線板の一部拡大斜視図。
【図13】図12のW−W線面の部分断面図。
【符号の説明】
1 内層電気回路 2 酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−80595(JP,A) 特開 昭63−119594(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/10 - 3/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、銅箔により形成された内層電
    気回路を有する内層用回路板の前記内層電気回路表面を
    酸化処理し、CuOとCu 2 Oからなる酸化膜とする工
    程と、前記内層電気回路の酸化処理面に接着性絶縁樹脂
    層を介して外層用銅箔を積層する工程と、前記積層体に
    スルーホールを穿設する工程と、前記スルーホール内壁
    面を酸性前処理剤で処理する工程と、前記スルーホール
    内壁面および外層用銅箔にメッキ層を形成する工程と、
    外層用銅箔およびメッキ層の積層体を所定のパターンに
    形成し外層電気回路とする工程と、ソルダー・レジスト
    層を形成する工程とを行うことで得られる多層印刷配線
    板において、 ラー指数(200)面のX線回折法による回折光のピ
    ーク強度が、(111)面の回折光のピーク強度の41
    %以上である銅箔にて上記内層電気回路を構成すること
    で、上記酸化処理の際に形成されるCu 2 Oの比率をC
    uOより上げ、前記酸性前処理剤による酸化膜の溶解を
    防止したことを特徴とする多層印刷配線板。
  2. 【請求項2】上記スルーホール内壁面および外層用銅箔
    に形成したメッキ層を無電解メッキ層としたことを特徴
    とする請求項1記載の多層印刷配線板。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の多層印刷配線
    板の内層電気回路を構成する銅箔において、 ミラー指数(200)面のX線回折法による回折光のピ
    ーク強度が、(111)面の回折光のピーク強度の41
    %以上であることを特徴とする多層印刷配線板の内層電
    気回路用銅箔。
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