JP3364131B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP3364131B2 JP27045397A JP27045397A JP3364131B2 JP 3364131 B2 JP3364131 B2 JP 3364131B2 JP 27045397 A JP27045397 A JP 27045397A JP 27045397 A JP27045397 A JP 27045397A JP 3364131 B2 JP3364131 B2 JP 3364131B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
被処理基板に対して、例えばECR(Electron
Cyclotron Resonance)処理等の
プラズマ処理によりSiOF膜やSiO2 膜等の薄膜を
形成するプラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路の配線パタ−ンとしては主にア
ルミニウム配線が用いられ、これを絶縁するための層間
絶縁膜としてはSiOF膜やSiO2 膜等が用いられて
いるが、これらの形成方法としては膜質が良好なことか
ら、マイクロ波と磁界とを組み合わせて高密度プラズマ
を発生させるECRプラズマ処理が採用される傾向にあ
る。
【0003】このECRプラズマ処理を行う従来のプラ
ズマ処理装置について図9に挙げると、例えばこの装置
では、プラズマ生成室1A内に、例えば2.45GHz
のマイクロ波を導波管11により透過窓12を介して供
給すると共に、例えば875ガウスの磁界を主電磁コイ
ル13と補助電磁コイル14との組み合わせにより印加
して、マイクロ波と磁界との相互作用(電子サイクロト
ロン共鳴)によりArガスやO2 ガス等のプラズマガス
を高密度プラズマ化し、このプラズマにより成膜室1B
内に導入された例えばSiH4 ガスやSiF4 ガス等の
成膜ガスを活性化させてイオン種を形成して、載置台1
5上に載置された半導体ウエハ(以下「ウエハ」とい
う)Wに対して薄膜を形成している。
【0004】前記導波管11は、矩形導波管11aと、
下部側に向かって徐々に広がる円錐形導波管11bとを
組み合わせて構成され、マイクロ波発生器16により発
生し、矩形導波管11a内をTE10モ−ドで伝送された
マイクロ波は、円錐形導波管11bでTE11モ−ドに変
換され、そのまま円錐形導波管11b内をTE11モ−ド
で伝送されてプラズマ生成室1A内に導入される。
【0005】ここでTE11モ−ドについて図10により
説明する。図10(a)は例えば内径が2aの円筒形導
波管の直径方向の断面図であり、図10(b)は図10
(a)のA−Aにおける断面図であるが、このモ−ドで
は図中実線で示す電界は、導波管の直径方向に存在して
いる。なお図中鎖線は磁界を示しており、図10(b)
中○は電界が紙面の内側に向かう様子、●は電界が紙面
の外側に向かう様子を夫々示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のプ
ラズマ処理装置では、マイクロ波はTE11モ−ドでプラ
ズマ生成室1A内に導入されるので、ウエハ上方のある
断面の電気力線の密度は、中央部では高く、周縁部に近
付くに連れて小さくなってしまい、電界分布が不均一と
なっている。ここでプラズマ生成室1Aで発生するプラ
ズマの密度は電界分布に略比例するので、プラズマ処理
によって形成される薄膜の膜厚は電界分布に対応して周
縁部で薄くなってしまい、膜厚について高い面内均一性
を確保することが困難になっている。
【0007】一方米国特許公報5,234,526 号には、TM
01モ−ドを利用したプラズマ処理装置が開示されてい
る。この装置は、TE10モ−ドを伝送する矩形導波管の
端部を例えば内径が109mmの円筒形導波管に接続し
て、マイクロ波をTM01モ−ドでプラズマ生成室に導入
するように構成されている。
【0008】ここでTM01モ−ドについて図11に基づ
いて説明すると、図11(a)は例えば内径が2aの円
筒形導波管の直径方向の断面図であり、図11(b)は
図11(a)のA−Aにおける断面図である。このモ−
ドでは図中実線で示す電界は、導波管の管壁から中心を
通ってまた管壁に戻るように、半波長毎に向きを変えな
がら管壁に沿って伝播する。この図においても鎖線は磁
界を示しており、図11(b)中○は電界が紙面の内側
に向かう様子、●は電界が紙面の外側に向かう様子を夫
々示している。
【0009】このような装置では、例えば6インチのウ
エハを処理する場合には、円筒形導波管の内径が109
mmであるため、ウエハの上方側のある断面における電
界分布の均一性は確保できる。しかしながら近年ウエハ
が8インチサイズから12インチサイズへと大口径化す
る傾向にあり、このようにウエハが円筒形導波管の内径
よりも大きくなると、ウエハ周縁部と対向する導波管出
口の領域の電界強度が極端に小さくなってしまい、結局
膜厚の面内均一性が悪くなるという問題がある。
【0010】本発明はこのような事情の下になされたも
のであり、その目的は、広い面積に亘って均一性の高い
プラズマを発生させることにより、プラズマ処理の面内
均一性を高めることができるプラズマ処理装置及びその
方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、高周
波を透過するための円形板状の透過窓が一端に設けられ
た円筒状の真空室を備え、被処理基板の載置台が内部に
設けられた真空容器と、前記真空容器内に磁界を形成す
るための磁界形成手段と、前記真空室内に高周波をTM
モ−ド例えばTM01モ−ドで前記透過窓を介して供給す
るための高周波供給手段と、を備え、高周波と磁界との
電子サイクロトロン共鳴により処理ガスをプラズマ化
し、そのプラズマにより被処理基板に対して処理を行う
プラズマ処理装置において、前記真空室の内径をD1と
し、前記透過窓の高周波の出口部の口径をD2とする
と、0.75≦D2/D1≦0.85であることを特徴
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明のプラズマ処理装置
の一実施の形態を示す断面図であり、図2はその一部の
斜視図、図3はその主要部の拡大断面図である。図中2
は例えばアルミニウム等により形成された真空容器であ
る。この真空容器2は上方に位置してプラズマを発生さ
せる第1の真空室21と、この下方に連通させて連結さ
れた第2の真空室22とからなる。これらの真空室2
1、22は円筒状に構成されており、第1の真空室21
は内径D1が例えば250mm(図3参照)に設定さ
れ、第2の真空室22は第1の真空室21より内径が大
きくなるように設定されている。なお真空容器2は接地
されてゼロ電位となっている。
【0013】この真空容器2の上端は開口されて、この
部分に高周波(マイクロ波)を透過する部材例えば窒化
アルミニウム(AlN)により形成され、直径A1が2
30mmの円形板状の透過窓23が気密に設けられてい
る。この透過窓23は例えばアルミニウム製の支持リン
グ24により外周縁を気密に支持されており、この透過
窓23と支持リング24とにより真空容器2内の真空状
態を維持するようになっている。
【0014】前記支持リング24は真空容器2の上端に
設けられており、透過窓23の下面側に内周面が張り出
すように構成されていて、これにより第1の真空室21
のマイクロ波の入口部は、内径がその他の部分によりも
狭くなるようになっている。例えばこの実施の形態で
は、透過窓23のマイクロ波の出口側の口径D2つまり
第1の真空室21のマイクロ波の入口部の内径D2は後
述の実験結果により200mm程度に設定されており、
支持リング24の透過窓23の下方側の厚さは5mm程
度に設定されている。
【0015】透過窓23の外側には、プラズマ室21内
に例えば2.45GHzのマイクロ波をTMモ−ド例え
ばTM01モ−ド等で供給するための導波管3が設けられ
ている。この導波管3は例えば図2に示すように、矩形
導波管31の出口側端部を円筒形導波管32の上部側側
部に直角に接続し、円筒形導波管32の下端側を、下部
側に向かって徐々に広がるようにテ−パ状に形成された
円錐形導波管33の上端部に接続して構成されている。
【0016】円錐形導波管33は例えば出口側開口の内
径A2が200mmに設定されており、この出口側開口
端部は透過窓23の上面に接続されている。また前記矩
形導波管31の入口側端部はプラズマ発生用の高周波電
源部34に接続されており、高周波電源部34にて発生
したマイクロ波を導波管3で案内して透過窓23からプ
ラズマ室21内へ導入し得るようになっている。本実施
の形態では、高周波電源部34と矩形導波管31、円筒
形導波管32、円錐形導波管33とにより高周波供給手
段が構成されている。
【0017】第1の真空室21を区画する側壁の上部側
には、例えばプラズマガスを供給するためのガスノズル
41が周方向に沿って均等に配置して設けられると共
に、このガスノズル41には図示しないプラズマガス源
が接続されており、第1の真空室21内の上部にArガ
スやO2 ガス等のプラズマガスをムラなく均等に供給し
得るようになっている。なお図中ガスノズル41は図面
の煩雑化を避けるため2本しか記載していないが、実際
にはそれ以上設けている。
【0018】一方前記第2の真空室22の上部即ち第1
の真空室21と連通している部分には、リング状の成膜
ガス供給部42が設けられており、内周面にはガス供給
口42aが形成されている。この成膜ガス供給部42に
は他端側が図示しない成膜ガス源に接続されたガス供給
管43の一端側が接続されていて、例えばSiH4 ガス
やSiF4 ガス等の成膜ガスが前記ガス供給口42aか
ら噴出するようになっている。
【0019】前記第1の真空室21を区画する側壁の外
周には、これに接近させて当該真空室21を囲むよう
に、例えばリング状の主電磁コイル51が配置されると
共に、第2の真空室22の下方側にはリング状の補助電
磁コイル52が配置され、これらにより第1の真空室2
1から第2の真空室22に亘って上から下に向かう磁界
例えば875ガウスの磁界Bを形成し得るようになって
いる。
【0020】また第2の真空室22内にはウエハWを載
置するための載置台6が処理位置とウエハWの受け渡し
位置の間で昇降自在に設けられている。この載置台6は
例えばアルミニウム製の本体61の上に、ヒ−タと電極
とを内蔵した誘電体プレ−ト62を設けてなり、表面は
静電チャックとして構成されている。前記電極には静電
チャック用の図示しない直流電源が接続されていると共
に、ウエハWにイオンを引込むためのバイアス電圧を印
加するように高周波電源部63が接続されている。さら
に成膜室22の底部には排気管25が接続されている。
【0021】次に上述のプラズマ処理装置を用いて、被
処理基板であるウエハW上に例えばSiOF膜よりなる
層間絶縁膜を形成する方法を説明する。先ず真空容器2
の側壁に設けた図示しないゲ−トバルブを開いて図示し
ない搬送ア−ムにより、例えば表面にアルミニウム配線
が形成された例えば8インチサイズのウエハWを図示し
ないロ−ドロック室から搬入して載置台6上に載置す
る。
【0022】続いてゲ−トバルブを閉じて内部を密閉し
た後、載置台6を処理位置まで上昇させ、排気管25に
より内部雰囲気を排出して所定の真空度まで真空引き
し、ガスノズル41からプラズマガス例えばArガス及
びO2 ガスを所定の流量で導入すると共に、成膜ガス供
給部42から成膜ガス例えばSiF4 ガスを所定の流量
で導入する。そして真空容器2内を例えば0.15Pa
のプロセス圧力に維持し、かつ高周波電源部63により
載置台6に13.56MHz,2500Wのバイアス電
圧を印加すると共に、載置台6の表面温度を例えば40
0℃に設定する。
【0023】第1の真空室21内には、高周波電源部3
4からの2.45GHz,2700Wの高周波(マイク
ロ波)Mが、先ず矩形導波管31内をTE11モ−ドで伝
送された後、矩形導波管31と円筒形導波管32の接続
部付近でTM01モ−ドに変換され、そのまま円錐形導波
管33内を電界領域を広げながらTM01モ−ドで伝送さ
れて真空容器2の天井部に至り、透過窓23を介して第
1の真空室21内に導入される。
【0024】一方真空容器2内には主電磁コイル51と
補助電磁コイル52とにより磁界Bが形成され、磁界B
の強さが875ガウスとなったポイントで、磁界とマイ
クロ波との相互作用により電子サイクロトロン共鳴が生
じ、この共鳴によりプラズマガスがプラズマ化され、且
つ高密度化される。なおプラズマガスを用いることによ
りプラズマが安定する。
【0025】生成したプラズマは第1の真空室21から
第2の真空室22に向けてプラズマ流として流れ込んで
いき、ここに供給されているSiF4 ガスはこのプラズ
マ流により活性化(プラズマ化)されて、活性種(プラ
ズマ)を形成する。一方プラズマイオンはバイアス電圧
によりウエハWに引き込まれ、ウエハW表面のパタ−ン
(凹部)に堆積されたSiOF膜の角をプラズマイオン
のスパッタエッチング作用により削り取って間口を広げ
ながら、SiOF膜が成膜されて凹部内に埋め込まれ
る。
【0026】このようなプラズマ処理装置では、第1の
真空室21の内径を、マイクロ波の入口部では200m
mとし、直ぐ下方側で250mmに急激に大きくしてい
るので、形成されるSiOF膜の膜厚をウエハWの面内
においてほぼ均一とすることができる。
【0027】この理由は次のように推察される。即ちマ
イクロ波は既述のように円錐形導波管33内を電界領域
を広げながら伝送され、透過窓23を介してTM01モ−
ドで第1の真空室21内に導入されるが、第1の真空室
21内では内径が急激に大きくなっているので、この部
分でマイクロ波の伝播が乱される。これによりTM01
−ドで導波管3と第1の真空室21の入口部を管壁に沿
って伝播してきたマイクロ波は、この急激に大きくなる
部分で乱されて、例えば図4に示すような高次モ−ド例
えばTM02モ−ドを発生し、そのモ−ドのまま第1の真
空室21内を伝送していくと考えられる。
【0028】そしてこのような高次モ−ドでは、管壁の
みならず、真空容器2の中央部分にも電界が発生するの
で、ウエハWから見ると、ウエハWに対向する面内のほ
ぼ全体に電界が存在することになる。このため当該面内
において広い面積に亘って均一なプラズマ領域を確保す
ることができ、この結果プラズマにより形成されるSi
OF膜の膜厚がウエハWの面内においてほぼ均一になる
と推察される。
【0029】ここでこのような高次モ−ドの発生は、後
述の実験結果により、第1の真空室21の内径D1と入
口部の内径D2との大きさの比に関係があると推察され
る。即ちD2/D1が大きすぎると、つまり内径D2に
比べて内径D1があまり大きくならないと、マイクロ波
の伝播の乱れが小さすぎ、結局TM01モ−ドのまま伝送
してしまうと考えられる。
【0030】このTM01モ−ドではマイクロ波は円錐形
導波管33の管壁に沿って電界領域を広げながら伝播し
ていくので、円錐形導波管33の上端側に比べて内径が
大きい第1の真空室21では、電界は内壁部分では存在
するものの、中央部分には存在しない。このため電界強
度が中央部分でかなり小さくなってしまうので、プラズ
マ密度の面内均一性を高めることは困難となると考えら
れる。
【0031】一方D2/D1が小さすぎると、つまり急
激に内径D1を大きくし過ぎると、マイクロ波の伝播が
内径D1が大きくなる部分で乱れ過ぎ、軸対称でないモ
−ドが励起されやすく、やはりプラズマ密度の面内均一
性が悪くなると考えられる。
【0032】続いて本発明者らが膜厚の面内均一性との
関係でD2/D1の最適化を図るために行った実験例に
ついて説明する。上述の図1に示すプラズマ処理装置を
用い、Arガス及びO2 ガスを所定の流量で内径D1=
250mmの第1の真空室21内に導入すると共に、S
iF4 ガスを所定の流量で第2の真空室22内に導入
し、高周波電力を2500W、バイアス電力を2700
W、成膜温度を400℃、真空容器2内の圧力を0.1
5Paとして、第1の真空室21の入口側の内径D2の
大きさを変えて、上述の実施の形態と同様のプロセス条
件によりSiOF膜を8インチサイズのウエハW上に成
膜し、膜厚の面内均一性を測定した。ここで膜厚の面内
均一性はオプティプロ−ブにより測定した。また第1の
真空室21の内径D1を275mm、300mmとした
場合においても同様の実験を行った。
【0033】この結果を図5〜図8に示すが、ここで図
5は第1の真空室21の内径D1が250mmの場合、
図6は275mmの場合、図7は300mmの場合を夫
々示しており、図8においては△が250mm、○が2
75mm、□が300mmを夫々示している。
【0034】この結果により、第1の真空室21の内径
D1の大きさにかかわらず、内径D1に対する入口部の
内径D2の大きさの比(D2/D1)が0.8付近のと
きに、SiOF膜の膜厚の面内均一性が最も良くなり、
この値を離れるに連れて面内均一性が悪化することが認
められた。
【0035】これにより第1の真空室21にて広い面積
に亘って均一性の高いプラズマを発生させるためには、
第1の真空室21の内径D1と第1の真空室21の入口
部内径D2との間には最適な関係が存在することが確認
され、膜厚の面内均一性を20%以下にするためには、
0.75≦D2/D1≦0.85程度にすればよいこと
が認められた。
【0036】以上において、本発明ではTMモ−ドを伝
送する導波管は実施の形態に記載した構成に限らず、矩
形導波管と内径の異なる複数の円筒形導波管を組み合わ
せた構成のものであってもよいし、TMモ−ドの高次モ
−ドは、TM02モ−ドに限らず、TM03モ−ド等であっ
てもよい。また本発明はSiOF膜の成膜処理に限られ
るものではなく、例えばSiO2 膜やCF膜(フッ素添
加カ−ボン膜)等の成膜処理に適用してもよいし、エッ
チング処置等に適用するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明のプラズマ処理装置によれば、広
い面積に亘って均一性の高いプラズマを発生させること
ができるので、プラズマ処理の面内均一性を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマ処理装置の一実施の形態を示
す断面図である。
【図2】前記プラズマ処理装置で用いられる導波管の一
例を示す斜視図である。
【図3】前記プラズマ処理装置のマイクロ波の入口部付
近の断面図である。
【図4】マイクロ波の伝播を説明するための断面図であ
る。
【図5】D1=250mmの場合のD2/D1と膜厚の
面内均一性との関係を示す特性図である。
【図6】D1=275mmの場合のD2/D1と膜厚の
面内均一性との関係を示す特性図である。
【図7】D1=300mmの場合のD2/D1と膜厚の
面内均一性との関係を示す特性図である。
【図8】D2/D1と膜厚の面内均一性との関係を示す
特性図である。
【図9】従来のプラズマ処理装置を示す断面図である。
【図10】TE11モ−ドを説明するための断面図であ
る。
【図11】TM01モ−ドを説明するための断面図であ
る。
【符号の説明】
2 真空容器 21 第1の真空室 22 第2の真空室 23 透過窓 24 支持リング 3 導波管 31 矩形導波管 32 円筒形導波管 33 円錐形導波管 34 高周波電源部 54 主電磁コイル 6 載置台 W 半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−45098(JP,A) 特開 平2−119100(JP,A) 特開 平6−34238(JP,A) 特開 平6−104096(JP,A) 特開 平7−142196(JP,A) 特開 平8−236297(JP,A) 特開 平10−150031(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05H 1/46 C23C 16/50 H01L 21/205 H01L 21/31 C23F 4/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波を透過するための円形板状の透過
    窓が一端に設けられた円筒状の真空室を備え、被処理基
    板の載置台が内部に設けられた真空容器と、前記真空容
    器内に磁界を形成するための磁界形成手段と、前記真空
    室内に高周波をTMモ−ドで前記透過窓を介して供給す
    るための高周波供給手段と、を備え、高周波と磁界との
    電子サイクロトロン共鳴により処理ガスをプラズマ化
    し、そのプラズマにより被処理基板に対して処理を行う
    プラズマ処理装置において、 前記真空室の内径をD1とし、前記透過窓の高周波の出
    口部の口径をD2とすると、0.75≦D2/D1≦
    0.85であることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記TMモ−ドはTM01モ−ドであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
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