JP3364094B2 - 大容量セラミックフィルタ - Google Patents

大容量セラミックフィルタ

Info

Publication number
JP3364094B2
JP3364094B2 JP25305396A JP25305396A JP3364094B2 JP 3364094 B2 JP3364094 B2 JP 3364094B2 JP 25305396 A JP25305396 A JP 25305396A JP 25305396 A JP25305396 A JP 25305396A JP 3364094 B2 JP3364094 B2 JP 3364094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic filter
dust
capacity
pressure vessel
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25305396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1094712A (ja
Inventor
武志 鈴木
君代 徳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP25305396A priority Critical patent/JP3364094B2/ja
Publication of JPH1094712A publication Critical patent/JPH1094712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3364094B2 publication Critical patent/JP3364094B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、石炭ガス化炉や加
圧流動床ボイラのガスクリーンアップ設備として適用さ
れる大容量セラミックフィルタに関する。 【0002】 【従来の技術】図3は従来のセラミックフィルタの圧力
容器内部を示す側面図、図4はそのB−B断面図であ
る。両図において、01は圧力容器、02はセラミック
フィルタ、03は鏡板で上下に設けられ、セラミックフ
ィルタ02を支持している。04は含塵ガス入口、05
はクリーンガス出口、06は灰取り出し口、07は含塵
ガス入口管で含塵ガスが導入される。010は灰取り出
し管である。 【0003】上記の構成の従来の大容量セラミックフィ
ルタは、図示のように単段式になっており、灰等の粉塵
を含有した含塵ガスは、図示してないガス化炉またはボ
イラから含塵ガス入口04より含塵ガス入口管07を通
り、圧力容器01内へ導かれ、セラミックフィルタ02
に送り込まれる。含塵ガスはセラミックフィルタ02で
灰等の粒子が取り除かれ、クリーンガスはクリーンガス
出口05より取り出される。セラミックフィルタ02で
取り除かれ灰等の粒子は圧力容器01下部の灰取り出し
管010を通り、灰取り出し管06より取り出される。 【0004】また、含塵ガスは、900℃前後の高温ガ
スでセラミックフィルタ02はその温度条件に耐え得る
材料が使用されており、セラミックフィルタ02は、前
述のようにその両端が鏡板03を貫通して装着されてい
る。しかも鏡板03との伸び差による折損を防止するた
め、両端は鏡板03と固定せず、可動式シール構造とな
っている。 【0005】すなわち、図5はセラミックフィルタ02
の熱応力による伸びを示す図で、セラミックフィルタ0
2には熱応力がかかり、熱による伸びαが生じ鏡板02
に水平方向に力が作用し、所定の位置より変形しようと
するが、セラミックフィルタ02を鏡板03に固定せ
ず、可動式とし、このような対策によりセラミックフィ
ルタ02への熱的、機械的応力の作用を防いでいる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】従来の大容量セラミッ
クフィルタにおいて、前述のように可動式シール構造に
よる熱的、機械的応力作用の防止法では、フィルタの大
容量化に限界があった。すなわち、(1)圧力容器と鏡
板の伸び差により、ある直径(容量により定まる不具合
となる限界値)以上に大きくすることはできない。ま
た、(2)フィルタの長さを増加させることにより、大
容量化をはかろうとしても逆洗の際、フィルタへの粉塵
の再付着が起こるため、ある長さ(容量によって定まる
不具合となる限界値)以上にはできない。 【0007】結果として、圧力容器の直径、長さの限界
値が必然的に決まり、大容量化の際には圧力容器の本数
増加につながり、コスト増、運転難の原因となってい
た。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題に対
し、セラミックフィルタの熱的、機械的応力による制約
を克服し、低コストでの大容量化を行うために、次の手
段を提供する。 【0009】イラ、またはガス化炉から含塵高温ガス
を圧力容器内に導き、同容器内で上下に設けた鏡板で支
持したセラミックフィルタを通して高温ガス中の微粒子
を除去し、クリーンガス出口よりクリーンガスを圧力容
器外へ流出する大容量セラミックフィルタにおいて、前
記上下の鏡板で支持したセラミックフィルタを複数段設
置し、高温ガスの流路に直列に接続し、前記各段の各流
路にはそれぞれ切り替え用バルブを設置し、同バルブを
開閉して前記クリーンガス出口より逆洗用ガスを導入
し、前記セラミックフィルタを各段単独で逆洗可能とし
たことを特徴とする大容量セラミックフィルタ。 【0010】 【0011】本発明のセラミックフィルタにおいては、
圧力容器内でセラミックフィルタを多段式にするので、
圧力容器の直径は従来型と同じにして、セラミックフィ
ルタの長さを、熱的、機械的応力により定まる限界の長
さ以下に保ち、このフィルタを多段に配置し、これらフ
ィルタを流路で直列に接続することによりセラミックフ
ィルタを単一の圧力容器で大容量化することができる。 【0012】更に各段の各流路にそれぞれ切り替え用バ
ルブを設けたので、これらバルブの開閉をすることによ
り、各段のクリーンガス出口より逆洗用ガスを投入し、
各段のセラミックフィルタ単独で逆洗を行うことができ
る。又、いずれかの段が逆洗中でも逆洗をしていない他
の段の切り替え用バルブを開くことにより含塵ガスを導
き、他の段を使用して運転を継続することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の一形態に係る大容量セラミックフィルタの圧力容器
内部を示す側面図、図2はそのA−A断面図である。両
図において、1乃至12は各流路の切り替え用バルブ、
13は上段の鏡板で13aはその下部の鏡板であり、両
鏡板で上段のセラミックフィルタ12−1を支持してい
る。23は中段の鏡板で23aはその下部の鏡板であ
り、両鏡板で中段のセラミックフィルタ12−2を支持
している。33は下段のセラミックフィルタ13−3を
上下両端で支持する鏡板である。14は含塵ガス入口
で、含塵ガス入口管17よりガスを導入する。15−
1,15−2,15−3はクリーンガス出口で、それぞ
れ上段,中段,下段のセラミックフィルタの部分に設け
られている。16は灰取り出し口で、灰取り出し管20
から灰を取り出す。18−1,18−2はそれぞれ上
段,中段の灰取り出し管、19は含塵ガス入口管17よ
り分岐する分岐管、21は全体を収納している圧力容器
である。 【0014】上記の構成のように、本実施の形態におけ
る大容量セラミックフィルタは、圧力容器21内に複数
段(図1では上,中,下段の3段)の鏡板13,23,
33を設け、これら鏡板で区切られたセラミックフィル
タ12−1,12−2,12−3が設置されている。含
塵ガスは含塵ガス入口14から入り、含塵ガス入口管1
7を通り、セラミックフィルタ12−1内を通過後、ク
リーンガスはクリーンガス出口15−1より排出され、
セラミックフィルタ12−1内に捕集された粒子は、鏡
板13a下部の中央部にある灰取り出し管18−1を通
り、18−2と20を経由して灰取り出し口16から系
外へ排出される。 【0015】また、含塵ガス入口14から入った含塵ガ
スの一部は分岐管19を通り、それぞれ切り替え用バル
ブ5及び7を経由して中段のセラミックフィルタ12−
2へ、またバルブ4及び8を経由して下段のセラミック
フィルタへ送ることができる。各中段,下段のフィルタ
12−2,12−3では前述の12−1と同様にクリー
ンガスがクリーンガス出口15−2,15−3よりそれ
ぞれ流出し、捕集された粒子は灰取り出し管18−2,
20をそれぞれ通って灰取り出し口16より排出する。 【0016】本実施の形態においては、セラミックフィ
ルタは3段の例で説明したが、セラミックフィルタは最
高5段まで分けることが可能である。このように、多段
式にすることで各セラミックフィルタの長さを熱的、機
械的応力による限界の長さ以下に保つことができ、これ
らフィルタを多段に配置し、単一の圧力容器21内でセ
ラミックフィルタを大容量化にすることができる。 【0017】次に、このような大容量セラミックフィル
タの逆洗法について説明する。図1に示すように含塵ガ
ス入口管17、分岐管19及び各段の灰取り出し管18
−1,18−2,20の各流路には切り替え用バルブ1
乃至12が設けてあり、これらの所定のバルブを開閉す
ることにより逆洗を行うことができる。 【0018】まず、上段の逆洗を行う場合は、バルブ2
のみ閉じ、バルブ3より逆洗用ガスを投入することで上
段のセラミックフィルタの逆洗を行うことができる。 【0019】中段の逆洗を行う場合は、バルブ5,6,
7を閉じ、バルブ9より逆洗用ガスを投入することで中
段のセラミックフィルタの逆洗を行うことができる。
又、下段の逆洗を行う場合はバルブ4,6,8,10を
閉じ、バルブ11より逆洗用ガスを投入することで下段
のセラミックフィルタの逆洗ができる。 【0020】上記に説明のように、本実施の形態の大容
量セラミックフィルタでは各段を単独で逆洗ができ、い
ずれかの段を逆洗中であっても、逆洗をしていない他の
段のバルブを開き、含塵ガスを導き、他の段を使用して
運転を継続することができ、切り替え用バルブ1乃至1
2の開閉を制御することにより幅広い運転ができるもの
である。 【0021】 【発明の効果】以上、具体的に説明のように、本発明
は、上下の鏡板で支持したセラミックフィルタを複数段
設置し、各々流路で接続するようにした構成、更に、各
流路にはそれぞれ切り替え用バルブを設置し、同バルブ
を開閉してクリーンガス出口より逆洗用ガスを導入し、
各段単独で逆洗を可能とした構成を特徴としているので
次のような効果を奏する。 【0022】(1)セラミックフィルタを複数段に分け
たことにより単段で用いた場合の熱的、機械的応力によ
る破損のない限界のサイズを用いてそれらを多段化する
ことにより、大容量化が図れ、コストも低減することが
できる。 【0023】(2)また、各部に流路切り替え用バルブ
を設けたことにより、各段単独で逆洗ができるようにな
り、更にいずれかの段が逆洗中でも他の段を使用して運
転を継続することが可能となった。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の一形態に係る大容量セラミック
フィルタの側面図である。 【図2】図1におけるA−A断面図である。 【図3】従来の大容量セラミックフィルタの側面図であ
る。 【図4】図3におけるB−B矢視図である。 【図5】セラミックフィルタへの熱的、機械的応力の作
用を示す説明図である。 【符号の説明】 1〜12 切り替え用バル
ブ 13,13a,23,23a,33 鏡板 12−1,12−2,12−3 セラミックフィ
ルタ 14 含塵ガス入口 15−1,15−2,15−3 クリーンガス出
口 16 灰取り出し口 17 含塵ガス入口管 18−1,18−2,20 灰取り出し管 19 分岐管 21 圧力容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 39/20 B01D 46/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ボイラ、またはガス化炉から含塵高温ガ
    スを圧力容器内に導き、同容器内で上下に設けた鏡板で
    支持したセラミックフィルタを通して高温ガス中の微粒
    子を除去し、クリーンガス出口よりクリーンガスを圧力
    容器外へ流出する大容量セラミックフィルタにおいて、
    前記上下の鏡板で支持したセラミックフィルタを複数段
    設置し、高温ガスの流路に直列に接続し、前記各段の各
    流路にはそれぞれ切り替え用バルブを設置し、同バルブ
    を開閉して前記クリーンガス出口より逆洗用ガスを導入
    し、前記セラミックフィルタを各段単独で逆洗可能とし
    たことを特徴とする大容量セラミックフィルタ。
JP25305396A 1996-09-25 1996-09-25 大容量セラミックフィルタ Expired - Fee Related JP3364094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25305396A JP3364094B2 (ja) 1996-09-25 1996-09-25 大容量セラミックフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25305396A JP3364094B2 (ja) 1996-09-25 1996-09-25 大容量セラミックフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1094712A JPH1094712A (ja) 1998-04-14
JP3364094B2 true JP3364094B2 (ja) 2003-01-08

Family

ID=17245835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25305396A Expired - Fee Related JP3364094B2 (ja) 1996-09-25 1996-09-25 大容量セラミックフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3364094B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2505393A (en) 2012-05-23 2014-03-05 Veolia Water Solutions & Tech Filtration apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1094712A (ja) 1998-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4869207A (en) Circulating fluidized bed reactor
CA2087316C (en) An apparatus for filtering solid particles from a fluid
US4244715A (en) Dust removal apparatus
US5752999A (en) Hot gas filtering apparatus
CN204952524U (zh) 一种高温除尘器卸灰***
US6658988B1 (en) Apparatus and process for removing solid particles from gases
WO2006119680A1 (fr) Dispositif d’elimination des cendres a sac composite
US4793292A (en) Circulating fluidized bed reactor
JP3364094B2 (ja) 大容量セラミックフィルタ
JPS6111119A (ja) 除塵装置
WO2006119681A1 (fr) Dispositif d’elimination des cendres a sac par soufflage a impulsion inversee
US5595665A (en) Process vessel head flush apparatus
US6224651B1 (en) Process from separation of a gas mixture by pressure swing adsorption and plant for its implementation
EP0704234B1 (en) Dust removing apparatus
US3362138A (en) Gas filter
US4111814A (en) Oil filter
US4286970A (en) Reactor with particulate recycling filtration means
JP3469011B2 (ja) 固体または液体燃料のガス化設備
JPS583620A (ja) 濾過装置
JPH0957036A (ja) 高炉の乾式濾過集塵機
JP3293953B2 (ja) 除塵装置
JPH0437613Y2 (ja)
JPS6344919A (ja) 竪形多段式濾過集じん装置
JP2001000813A (ja) ろ過装置
JPH0681613U (ja) セラミックフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020924

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees